JP4968465B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に関し、例えば太陽光発電等の分散電源を系統に連系する電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置は、太陽光発電の電圧Vをチョッパ回路で昇圧した直流電圧V1Bを直流電源とした第1の単相インバータと、第2の単相インバータ及び第3の単相インバータとの交流側を直列に接続している。そして、第1〜第3の単相インバータの発生電圧の総和にて出力電圧を得るように電力変換装置を構成し、チョッパ回路で昇圧した直流電圧V1Bよりも高い電圧を出力可能にしている。また、第1の単相インバータの交流側両端子間に短絡用スイッチを挿入し、第1の単相インバータの発生電圧を0とするとき、上記短絡用スイッチを導通させ、第2の単相インバータ、第3の単相インバータのみで出力を行うことにより効率向上を図っている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開WO2006/090674号公報
上述した従来の電力変換装置では、各単相インバータの上下アーム間、及び第1の単相インバータと短絡用スイッチ間において短絡を防止するため、各単相インバータ及び短絡用スイッチを構成する半導体スイッチング素子のスイッチング時に同時にオフさせる短絡防止期間を設けている。
しかし、この短絡防止期間では、各半導体スイッチング素子に逆並列に接続したダイオード(又は自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)を通じて不必要な電力回生が生じ、交流側出力には現交流出力とは逆極性の線間電圧が発生する。この現象は設定された短絡防止期間分発生するため、インバータの出力電圧及び出力電流に歪が生じ、その結果高調波が増大する。また、この現象は短絡用スイッチをオフし、第1の単相インバータが出力を開始するタイミング及び第1の単相インバータが出力を停止し、短絡用スイッチをオンさせるタイミングにて顕著に現れる。
この発明は、上記のような課題を解消するために成されたものであって、各単相インバータの上下アーム間または第1の単相インバータと短絡用スイッチ間にて短絡を防止する短絡防止期間を確保しつつ、不必要な電力回生及び現交流出力とは逆極性の線間電圧の発生を防止し、インバータの出力高調波の抑制を図ることを目的とする。
第1の発明による電力変換装置は、直流電源が入力され複数の半導体スイッチング素子を有する単相インバータと、単相インバータの交流側両端子間を短絡するために設けられ、逆並列ダイオードを有する2つの半導体スイッチング素子が互いに逆向きに直列接続されている短絡用スイッチと、単相インバータの交流側出力の電流の極性を検出する検出部と、単相インバータと短絡用スイッチ間の短絡防止期間では、単相インバータを構成する全ての半導体スイッチング素子をオフとすると共に、交流側出力の電流の極性に応じて、短絡用スイッチを構成する2つの半導体スイッチング素子の一方のみをオンさせ、短絡用スイッチに交流側出力の電流の極性と同じ方向に電流を流すように制御する制御部とを備えたものである。
第2の発明による電力変換装置は、主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が主電圧以下となる電圧が入力される1又は複数の第2の単相インバータとの交流側を直列接続し、第1及び第2の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、第1の単相インバータの出力の開始と同時に第1の単相インバータと第2の単相インバータとの間の短絡防止期間を開始し、第1の単相インバータの出力の停止と同時に第1の単相インバータと第2の単相インバータの間の短絡防止期間を終了するように、第2の単相インバータの短絡防止期間のタイミングを調整するものである。
第3の発明による電力変換装置は、主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が主電圧以下となる電圧が入力される第2及び第3の単相インバータを備え、第1の単相インバータの交流側第1の端子に第2の単相インバータの交流側を直列接続すると共に、第1の単相インバータの交流側第2の端子に第3の単相インバータの交流側を直列接続し、第1〜第3の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、第1の単相インバータの出力の開始と同時に第1の単相インバータと第2及び第3の単相インバータの間の短絡防止期間を開始し、第1の単相インバータの出力の停止と同時に第1の単相インバータと第2及び第3の単相インバータの間の短絡防止期間を終了するように、第2の単相インバータと第3の単相インバータの短絡防止期間のタイミングを調整するものである。
第4の発明による電力変換装置は、主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が主電圧以下となる各電圧が入力される1又は複数の第2の単相インバータとの交流側を直列接続し、第1及び第2の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、第1の単相インバータ7の出力の開始時及び停止時において、第1の単相インバータと第2の単相インバータとの間の短絡防止期間と第2の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間のタイミングを同期させると共に、第2の単相インバータの出力電圧がゼロとなる電流経路を形成するPWMスイッチング側の上下アームの一方の半導体スイッチング素子がオンしている期間に第2の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間を設定するものである。
第5の発明による電力変換装置は、主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が主電圧以下となる各電圧が入力される第2及び第3の単相インバータを備え、第1の単相インバータの交流側第1の端子に第2の単相インバータの交流側を直列接続すると共に、第1の単相インバータの交流側第2の端子に第3の単相インバータの交流側を直列接続し、第1〜第3の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、第1の単相インバータ7の出力の開始時及び停止時において、第1の単相インバータと第2及び第3の単相インバータの間の短絡防止期間と第2及び第3の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間のタイミングを同期させると共に、第2及び第3の単相インバータの出力電圧がゼロとなる電流経路を形成するPWMスイッチング側の上下アームの一方の半導体スイッチング素子がオンしている期間に第2及び第3の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間を設定するものである。
第1の発明の電力変換装置によれば、単相インバータと短絡用スイッチ間での短絡防止期間を確保することができると共に、上記短絡防止期間における単相インバータの直流電源への電力回生を防ぐことができる。その結果、上記短絡防止期間において上記電力回生により単相インバータの交流側出力に発生する逆極性の線間電圧を防止することができ、インバータ出力の歪を低減することができ高調波を抑制可能となる。また、出力歪が抑制されるので、出力フィルタを小さく設計することが可能になる。
第2の発明の電力変換装置によれば、主電圧である第1の単相インバータの入力電圧は、1又は複数の第2の単相インバータの入力電圧の総和よりも高いため、第1の単相インバータが出力さえされていれば、第1〜第2の単相インバータの各発生電圧の総和が、現交流出力の極性とは逆の極性になることは無い。その結果、インバータ出力の歪を低減することができ高調波を抑制可能となる。また、出力歪が抑制されるので、出力フィルタを小さく設計することが可能になる。
第3の発明の電力変換装置によれば、主電圧である第1の単相インバータの入力電圧は、第2及び第3の単相インバータの入力電圧の総和よりも高いため、第1の単相インバータが出力さえされていれば、第1〜第3の単相インバータの各発生電圧の総和が、現交流出力の極性とは逆の極性になることは無い。その結果、インバータ出力の歪を低減することができ高調波を抑制可能となる。また、出力歪が抑制されるので、出力フィルタを小さく設計することが可能になる。
第4の発明の電力変換装置によれば、第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、第2の単相インバータの出力極性決定用の上下アームが短絡防止期間であっても、逆極性の電圧が出力されることがなくなるため、第1〜第2の単相インバータの各発生電圧の総和が現交流出力の極性とは逆の極性になることは無い。その結果、インバータ出力の歪を低減することができ高調波を抑制可能となる。また、出力歪が抑制されるので、出力フィルタを小さく設計することが可能になる。
第5の発明の電力変換装置によれば、第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、第2及び第3の単相インバータの出力極性決定用の上下アームが短絡防止期間であっても、逆極性の電圧が出力されることがなくなるため、第1〜第3の単相インバータの各発生電圧の総和が、現交流出力の極性とは逆の極性になることは無い。その結果、インバータ出力の歪を低減することができ高調波を抑制可能となる。また、出力歪が抑制されるので、出力フィルタを小さく設計することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による電力変換装置(以下、パワーコンディショナと称す)を、図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるパワーコンディショナの構成を示す回路図である。図1に示すように、太陽電池パネル1で得られた直流電圧は、昇降圧コンバータ2により所定の電圧まで昇圧あるいは降圧されて、第1の直流電源となるコンデンサ3に充電される。
パワーコンディショナのインバータ部は、第1の直流電源であるコンデンサ3の直流電力を入力とする第1の単相インバータ7と、第2の直流電源であるコンデンサ4の直流電力を入力とする第2の単相インバータ8と、第3の直流電源であるコンデンサ5の直流電力を入力とする第3の単相インバータ9を備えている。第1の単相インバータ7の交流側の第1の端子に第2の単相インバータ8の交流側一端子が直列接続され、第1の単相インバータ7の交流側の第2の端子に第3の単相インバータ9の交流側一端子が直列接続されている。これら単相インバータ7〜9は、ダイオードを逆並列に接続した(若しくは自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオードを有する)複数個のMOS−FET等の自己消弧型半導体スイッチング素子Q11〜Q14、Q21〜Q24、Q31〜Q34を有している。そして、これら単相インバータ7〜9の発生電圧を組み合わせた電圧の総和がインバータ部から出力される。
第1の単相インバータ7には、その交流側両端子間を短絡させるための短絡用スイッチ10が設けられている。本例では、短絡用スイッチ10として、ダイオードを逆並列に接続した(若しくは自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオードを有する)2個のMOS−FET等の自己消弧型半導体スイッチング素子Q01及びQ02が、互いに逆向きになるように第1の単相インバータ7の交流側両端子に直列接続されている。そして、この短絡用スイッチ10を流れる電流を検出することができる電流検出部(電流センサ)21が交流出力線に設けられている。この電流検出部21は、請求項のインバータの交流側出力の極性を検出する検出部に相当する。
第2、第3の単相インバータ8、9の直流電源となるコンデンサ4、5は、DC/DCコンバータ6を介して第1の単相インバータ7のコンデンサ3と接続され、該コンデンサ3との間でエネルギー授受される。ここで、コンデンサ4及び5から第2及び第3の単相インバータ8,9に入力される電圧の総和は、コンデンサ3から第1の単相インバータ7に入力される主電圧以下となるように設定されている。また、本例では、コンデンサ4、5の電圧は概同等になるように設定されている。
インバータ部からの出力電圧はフィルタリアクトル11およびフィルタコンデンサ12により平滑され、交流電圧VOUTを系統13に供給する。なお、系統13は柱上トランスにて中点を接地しているものとする。
制御部14は、単相インバータ7〜9、短絡用スイッチ10、DC/DCコンバータ6及び昇降圧コンバータ2に対して各制御信号15〜20を出力することにより、それぞれを制御している。また、制御部14には、電流検出部(電流センサ)21の検出信号22が入力される。この制御部14はCPUやDSPあるいはPLDやFPGAにて構成される。
次に、実施の形態1によるパワーコンディショナの動作について説明する。
図2に示すように、第1の単相インバータ7は、半周期に1パルス(1周期に2パルス)の電圧を出力し、直流入力電圧が略等しい第2、第3の単相インバータ8、9は、目標の出力電圧と第1の単相インバータ7の出力電圧との差分を補うようにPWM制御により出力される。
第1の単相インバータ7の出力電圧が0である期間では、短絡用スイッチ10により第1の単相インバータ7の交流側両端子間を短絡させると共に、第1の単相インバータ7内の全半導体スイッチング素子Q11〜Q14をオフ状態にする。
第2、第3の単相インバータ8、9は、目標の出力電圧と第1の単相インバータの出力電圧との差分を出力する必要があるため、例えば下記に示す制御方法(A)又は制御方法(B)に基づいて、各インバータ8、9の交流側出力に正負各極性を適宜出力する。
まず、制御方法(A)について説明する。制御方法(A)は、図3に示すように、単相インバータの片側の上下アームのいずれか一方の半導体スイッチング素子のオン状態を固定し、もう片側の上下アームの半導体スイッチング素子をPWMスイッチングさせる方法である。
例えば、第2の単相インバータ8が正電圧を出力する場合、スイッチング素子Q22をオンさせ、スイッチング素子Q23及びQ24をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。同様に、第2の単相インバータ8が負電圧を出力する場合、スイッチング素子Q21をオンさせ、スイッチング素子Q23及びQ24をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。これにより第2の単相インバータ8は正、0、負の電圧を出力する。
第3の単相インバータ9が正電圧を出力する場合、スイッチング素子Q33をオンさせ、スイッチング素子Q31及びQ32をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。同様に、第3の単相インバータ9が負電圧を出力する場合、スイッチング素子Q34をオンさせ、スイッチング素子Q31及びQ32をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。これにより第3の単相インバータ9は正、0、負の電圧を出力する。
次に、制御方法(B)について説明する。制御方法(B)は、図4に示すように、第2、第3の単相インバータ8,9の出力極性を固定する上下アームとPWMスイッチングする上下アームを、交流出力の極性に応じて切り替える方法である。
例えば、交流出力が正電圧の時、第2の単相インバータ8が正電圧を出力する場合、スイッチング素子Q22をオンさせ、スイッチング素子Q23及びQ24をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。同様に、第2の単相インバータ8が負電圧を出力する場合、スイッチング素子Q21をオンさせ、スイッチング素子Q23及びQ24をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。
交流出力が負電圧の時、第2の単相インバータ8が正電圧を出力する場合、スイッチング素子Q24をオンさせ、スイッチング素子Q21及びQ22をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。同様に、第2の単相インバータ8が負電圧を出力する場合、スイッチング素子Q23をオンさせ、スイッチング素子Q21及びQ22をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。
交流出力が正電圧の時、第3の単相インバータ9が正電圧を出力する場合、スイッチング素子Q32をオンさせ、スイッチング素子Q33及びQ34をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。同様に、第3の単相インバータ9が負電圧を出力する場合、スイッチング素子Q31をオンさせ、スイッチング素子Q33及びQ34をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。
交流出力が負電圧の時、第3の単相インバータ9が正電圧を出力する場合、スイッチング素子Q34をオンさせ、スイッチング素子Q31及びQ32をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。同様に、第3の単相インバータ9が負電圧を出力する場合、スイッチング素子Q33をオンさせ、スイッチング素子Q31及びQ32をPWMによりスイッチングして所定の電圧を出力する。
ここで、第1の単相インバータ7が出力を開始もしくは停止する場合は、第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10の制御信号間に短絡防止期間を設けなければスムーズな電流の移行が理想的に行われる。しかし、第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子が同時にオンした場合は、コンデンサ3から第1の単相インバータ7でオンとなる半導体スイッチング素子及び短絡用スイッチ10を介して短絡電流が流れる。
これを回避する方法の一つとして、本実施の形態では、まず、第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10を構成する各々の半導体スイッチング素子のスイッチング時間について、オンするときは遅く、オフするときは速く切り替えるようにする。このように、第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10を構成する各々の半導体スイッチング素子のオンとオフでスイッチング時間に差を設けることにより、極力短絡電流の影響を避けることが可能である。
しかしながら、上述のスイッチング時間の切り替えの方法では完全に短絡電流を防止できない。そのため、電力変換装置の安全運転上、第1の単相インバータ7の制御信号15及び短絡用スイッチ10の制御信号18との間に短絡防止期間を設ける(図3、図4)。
図3は、上記制御方法Aについて、図1に示す単相インバータ7〜9、及び短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子の制御信号15〜18を簡略的に示した波形例である。図のTdは、第1の単相インバータ7が出力を開始及び停止するとき、及び第2、第3の単相インバータ8、9の出力の極性が切り替わるときの短絡防止期間を表している。
図4は、上記制御方法Bについて、図1に示す単相インバータ7〜9、及び短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子の制御信号15〜18を簡略的に示した波形例である。図のTdは、第1の単相インバータ7が出力を開始及び停止するとき、及び第2、第3の単相インバータ8、9の出力の極性が切り替わるときの短絡防止期間を表している。
第1の単相インバータ7が出力を開始もしくは停止するときの短絡防止期間に第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10を構成する全半導体スイッチング素子をオフさせた場合、下記の現象が発生する。
交流出力が正極性であるとき、図5(b)に示すように、半導体スイッチング素子Q11及びQ14に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)を通るフィルタリアクトル11からコンデンサ3への電力回生が発生するため、第1の単相インバータ7の交流側出力には逆の極性である負の線間電圧が発生する。
また、交流出力が負極性であるとき、図6(b)に示すように、半導体スイッチング素子Q12及びQ13に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体素子の寄生のダイオード)を通るフィルタリアクトル11からコンデンサ3への電力回生が発生するため、第1の単相インバータ7の交流側出力には逆の極性である正の線間電圧が発生する。
なお、図5は、交流出力極性が正の場合の(a)第1の単相インバータ7の出力停止中、(b)第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10間の短絡防止期間、(c)第1の単相インバータ7の出力中の、第1の単相インバータ7及び短絡用スイッチ10を流れる電流経路を示している。
同じく、図6は、交流出力極性が負の場合の(a)第1の単相インバータ7の出力停止中、(b)第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ間の短絡防止期間、(c)第1の単相インバータ7の出力中の、第1の単相インバータ7及び短絡用スイッチ10を流れる電流経路を示している。
上記説明したように、第1の単相インバータ7が出力を開始もしくは停止するときの短絡防止期間に第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10を構成する全半導体スイッチング素子をオフさせた場合、交流出力極性が正のとき、図5(b)に示すように、第1の単相インバータ7の交流側出力に逆の極性である負の線間電圧が発生する。また、交流出力極性が負の場合、図6(b)に示すように、第1の単相インバータ7の交流側出力に逆の極性である正の線間電圧が発生する。その結果、インバータ部の出力に歪が生じ高調波が増大する。
図7はシミュレーションによるインバータ部の総出力電圧及び出力電流を示している。
図8は実際の電力変換装置によるインバータ部の総出力電圧及び出力電流の実測結果である。
図7、図8で発生している逆極性の線間電圧は各単相インバータのコンデンサ3〜5の電圧の和となっていることより、この短絡防止期間では各単相インバータにて電力回生が発生していることを示している。
本実施の形態では、第1の単相インバータ7における上記の電力回生及び逆極性線間電圧の発生を防止し、かつ短絡防止期間を確保するために、下記の制御を実施する。
交流出力が正電圧であるとき、1パルスを出力する第1の単相インバータ7はその出力期間中、半導体スイッチング素子Q12及びQ13がオンとなるため、短絡用スイッチ10の半導体スイッチング素子Q02さえオフであれば、半導体スイッチング素子Q01をオンさせても半導体スイッチング素子Q02に逆並列に接続されたダイオード(または自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)により短絡防止可能である。したがって、第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10間の短絡防止期間では半導体スイッチング素子Q01のみオンさせる。このとき、図9(b)に示すように、電流は半導体スイッチング素子Q02に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)及び半導体スイッチング素子Q01を介して短絡用スイッチ10を流れるため電力回生も起こらず、単相インバータ7の交流側出力が逆極性の線間電圧となることも無い。
交流出力が負電圧であるとき、1パルスを出力する第1の単相インバータ7はその出力期間中、半導体スイッチング素子Q11及びQ14がオンとなるため、短絡用スイッチ10の半導体スイッチング素子Q01さえオフであれば、半導体スイッチング素子Q02をオンさせても半導体スイッチング素子Q01に逆並列に接続されたダイオード(または自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)により短絡防止可能である。したがって、交流出力が負電圧であるときの第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10間の短絡防止期間では半導体スイッチング素子Q02のみオンさせる。このとき、図10(b)に示すように、電流は半導体スイッチング素子Q01に逆並列に接続されたダイオード(または自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)及び半導体スイッチング素子Q02を介して短絡用スイッチ10を流れるため電力回生も起こらず、単相インバータ7の交流側出力が逆極性の線間電圧となることも無い。
なお、図9は、実施の形態1における交流出力極性が正のときの(a)第1の単相インバータ7の出力停止中、(b)第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10間の短絡防止期間、(c)第1の単相インバータ7の出力中の、第1の単相インバータ7及び短絡用スイッチ10を流れる電流経路を示している。
また、図10は、実施の形態1における交流出力極性が負のときの(a)第1の単相インバータ7の出力停止中、(b)第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10間の短絡防止期間、(c)第1の単相インバータ7の出力中の、第1の単相インバータ7及び短絡用スイッチ10を流れる電流経路を示している。
図11は、実施の形態1の制御方法を適用したことによるインバータ出力歪の改善例を示す実機測定波形である。図11に示すように、短絡用スイッチ10の制御信号18に上記実施の形態1の制御方法を適用することにより、インバータ出力の歪が低減され、高調波が抑制される。
図12は図3で説明した制御方法Aに本実施の形態の制御を適用した場合(制御方法A2と称す)の単相インバータ7〜9、及び短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子の制御信号15〜18を簡略的に示した波形である。図のTdは、第1の単相インバータ7が出力を開始及び停止するとき、及び第2、第3の単相インバータ8、9の出力の極性が切り替わるときの短絡防止期間を表している。
図13は図4で説明した制御方法Bに本実施の形態の制御を適用した場合(制御方法B2と称す)の単相インバータ7〜9、及び短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子の制御信号15〜18を簡略的に示した波形である。図のTdは、第1の単相インバータ7が出力を開始及び停止するとき、及び第2、第3の単相インバータ8、9の出力の極性が切り替わるときの短絡防止期間を表している。
以上のように、本実施の形態によれば、短絡用スイッチ10の一方の半導体スイッチング素子のみオンさせることで、オフ側の半導体スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードにより、第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ10の間での短絡防止期間を確保することができ、かつ第1の単相インバータ7のコンデンサ3への電力回生及びその電力回生により上記短絡防止期間にインバータの交流側出力に生じる逆極性の線間電圧を防止することができる。その結果、インバータ出力の歪を低減し高調波を抑制可能となる。またインバータ出力の歪を抑制することができるため、出力フィルタを小さく設計することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1の単相インバータ7の出力が開始及び停止されるときの短絡用スイッチ10との間に設ける短絡防止期間での影響を防ぐため、短絡防止期間の間において、交流出力が正のとき半導体スイッチング素子Q01を、交流出力が負のとき半導体スイッチング素子Q02をオンさせるように短絡用スイッチ10の制御信号を調整した。
しかしながら、短絡防止期間だけでなく、交流出力が正の場合に半導体スイッチング素子Q01を常にオンに、交流出力が負の場合に半導体スイッチングQ02を常にオンさせても同じ効果が得られる。
例えば、交流出力が正の場合に、第1の単相インバータ7が出力している期間は、短絡用スイッチ10の両端には図14(c)のように正の線間電圧が発生する。このとき半導体スイッチング素子Q02に逆並列に接続されたダイオード(または自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)にとっては逆バイアスとなるため、半導体スイッチング素子Q02(及びその逆並列ダイオード)から半導体スイッチング素子Q01(及びその逆並列ダイオード)の方向に電流は流れることはない。また、半導体スイッチング素子Q02はオフされているため半導体スイッチング素子Q01(及びその逆並列ダイオード)から半導体スイッチング素子Q02(及びその逆並列ダイオード)の方向に電流は流れない。
同様に、交流出力が負の場合に、第1の単相インバータ7が出力している期間は、短絡用スイッチ10の両端には図15(c)のように負の線間電圧が発生する。このとき半導体スイッチング素子Q01に逆並列に接続されたダイオード(または自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)にとっては逆バイアスとなるため半導体スイッチング素子Q01(及びその逆並列ダイオード)から半導体スイッチング素子Q02(及びその逆並列ダイオード)の方向に電流は流れることはなく、また、半導体スイッチング素子Q01はオフされているため半導体スイッチング素子Q02(及びその逆並列ダイオード)から半導体スイッチング素子Q01(及びその逆並列ダイオード)の方向に電流は流れない。
このように、交流出力の極性に合わせて短絡用スイッチ10の半導体スイッチング素子の一方をオンさせたとしてもインバータ自体に影響を与えることは無い。したがって、短絡用スイッチ10の制御信号18に上述の制御方法を適用した実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果がある。
図14は、実施の形態2における交流出力極性が正のときの(a)第1の単相インバータ7の出力停止中、(b)第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ間の短絡防止期間、(c)第1の単相インバータ7の出力中の、第1の単相インバータ7及び短絡用スイッチ10を流れる電流経路を示している。
図15は、実施の形態2における交流出力極性が負のときの(a)第1の単相インバータ7の出力停止中、(b)第1の単相インバータ7と短絡用スイッチ間の短絡防止期間、(c)第1の単相インバータ7の出力中の、第1の単相インバータ7及び短絡用スイッチ10を流れる電流経路を示している。
また、図16は上述の実施の形態2を適用した場合の単相インバータ7及び短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子の制御信号15、18を簡略的に示した波形である。図のTdは第1の単相インバータ7が出力を開始及び停止するときの短絡防止期間を表している。
実施の形態3.
本実施の形態は、主電圧が入力される第1の単相インバータ7と、各電圧の総和が主電圧以下となる各電圧が入力される第2及び第3の単相インバータ8,9を備え、第1の単相インバータ7の交流側第1の端子に第2の単相インバータ8の交流側を直列接続すると共に、第1の単相インバータ7の交流側第2の端子に第3の単相インバータ9の交流側を直列接続し、第1〜第3の単相インバータ7〜9の発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、第1の単相インバータ7の出力開始及び停止時に生じる第2、第3の単相インバータ8、9の電力回生発生のタイミングを調整することにより、インバータの総和として逆極性の線間電圧となることを防止して出力歪を抑制する制御方法を提供する。
交流出力が正電圧であるとき、第2の単相インバータ8及び第3の単相インバータ9において、全半導体スイッチング素子がオフとなる短絡防止期間では、各半導体スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオード(または自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)による電力回生の発生により、その交流側出力は負電圧となる。つまり、第2の単相インバータ8及び第3の単相インバータ9の出力の極性を切り替える際の短絡防止期間においては、正から負に極性が切り替わるとき、短絡防止期間から極性が負側に切り替わっている状態となる。同様に負から正に極性が切り替わるとき、短絡防止期間が終わるまで極性が負のままの状態となる。
交流出力が負電圧であるとき、第2の単相インバータ8及び第3の単相インバータ9において、全半導体スイッチング素子がオフとなる短絡防止期間では、各半導体スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオード(または自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)による電力回生により、その交流側出力は正電圧となる。つまり、第2の単相インバータ8及び第3の単相インバータ9の出力の極性を切り替える際の短絡防止期間においては、負から正に極性が切り替わるとき、短絡防止期間から極性が正側に切り替わっている状態となる。同様に正から負に極性が切り替わるとき、短絡防止期間が終わるまで極性が正のままの状態となる。
上述の現象が半周期に1パルスの出力となる第1の単相インバータ7の出力開始及び停止時において生じたとき、すなわち第1の単相インバータ7と第2、第3の単相インバータ8及び9の短絡防止期間のタイミングが同期している場合、第1の単相インバータ7の電圧が確立されていない状態で、第2、第3の単相インバータ8及び9が逆極性の電圧を出力してしまうため、インバータの出力として逆極性の線間電圧が発生し、インバータ出力に歪が生ずる。
上記現象を解決するため、本実施の形態では、第1の単相インバータ7の出力開始及び停止時において、第1の単相インバータ7と第2、第3の単相インバータ8及び9の短絡防止期間のタイミングをずらす方法を用いる。
まず、半周期に1パルスの出力となる第1の単相インバータ7の出力開始時の短絡防止期間においては、その制御信号15がオンしたとき、第2、第3の単相インバータ8及び9が短絡防止期間に突入する。つまり、第2、第3の単相インバータ8及び9の短絡防止期間に入るタイミングを、第1の単相インバータ7の出力が確立されるまで遅延させる。 同様に、第1の単相インバータ7の出力停止時の短絡防止期間においては、第2、第3の単相インバータ8及び9の短絡防止期間終了時に単相インバータ7の制御信号15をオフさせる。つまり、第1の単相インバータ7の短絡防止期間に入るタイミングを、単相インバータ8及び9の出力の極性が完全に切り替わるまで遅延させる。
図17は図3で説明した制御方法Aに本実施の形態の制御を適用した場合(制御方法A3と称す)の単相インバータ7〜9、及び短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子の制御信号15〜18を簡略的に示した波形である。図のTdは、第1の単相インバータ7が出力を開始及び停止するとき、及び第2、第3の単相インバータ8、9の出力の極性が切り替わるときの短絡防止期間を表している。
図18は図4で説明した制御方法Bに本実施の形態の制御を適用した場合(制御方法B3と称す)の単相インバータ7〜9、及び短絡用スイッチ10を構成する半導体スイッチング素子の制御信号15〜18を簡略的に示した波形である。図のTdは、第1の単相インバータ7が出力を開始及び停止するとき、及び第2、第3の単相インバータ8、9の出力の極性が切り替わるときの短絡防止期間を表している。
図19は実施の形態3を適用した場合のインバータ出力歪の改善例を示す実機測定波形である。第2、第3の単相インバータ8及び9の制御信号16、17に本実施の形態で示した制御方法を適用することにより、図19に示すように、インバータ出力に逆極性の線間電圧の発生が防止され、インバータ出力波形の歪が低減され、高調波が抑制される。
以上のように本実施の形態では、主電圧が入力される第1の単相インバータ7と、各電圧の総和が主電圧以下となる各電圧が入力される第2及び第3の単相インバータ8,9を備え、第1の単相インバータ7の交流側第1の端子に第2の単相インバータ8の交流側を直列接続すると共に、第1の単相インバータ7の交流側第2の端子に第3の単相インバータ9の交流側を直列接続し、第1〜第3の単相インバータ7〜9の発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、第1の単相インバータ7の出力の開始時及び停止時において、第1の単相インバータ7の出力開始と同時に第2の単相インバータ8と第3の単相インバータ8の短絡防止期間を開始し、第1の単相インバータ7の出力停止と同時に第2の単相インバータ8と第3の単相インバータ9の短絡防止期間を終了するように、短絡防止期間のタイミングを調整するようにした。
これによれば、主電圧である第1の単相インバータ7の入力電圧は、第2及び第3の単相インバータ8,9の入力電圧の総和よりも高いため、第1の単相インバータ7が出力さえされていれば、第1〜第3の単相インバータ7〜9の各発生電圧の総和が、現交流出力の極性とは逆の極性になることは無い。その結果、インバータ出力の歪を低減することができ高調波を抑制可能となる。また、出力歪が抑制されるので、出力フィルタを小さく設計することが可能になる。
また、本実施の形態は、主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が主電圧以下となる各電圧が入力される1又は複数の第2の単相インバータとの交流側を直列接続し、第1及び第2の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置においても同様に適用できる。すなわち、第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、第1の単相インバータの出力開始と同時に第2の単相インバータの短絡防止期間を開始し、第1の単相インバータの出力停止と同時に第2の単相インバータの短絡防止期間を終了するように、短絡防止期間のタイミングを調整すれば良い。
これによれば、主電圧である第1の単相インバータの入力電圧は、1又は複数の第2の単相インバータの入力電圧の総和よりも高いため、第1の単相インバータが出力さえされていれば、第1〜第2の単相インバータの各発生電圧の総和が、現交流出力の極性とは逆の極性になることは無い。その結果、インバータ出力の歪を低減することができ高調波を抑制可能となる。また、出力歪が抑制されるので、出力フィルタを小さく設計することが可能になる。
実施の形態4.
本実施の形態は、主電圧が入力される第1の単相インバータ7と、各電圧の総和が主電圧以下となる各電圧が入力される第2及び第3の単相インバータ8,9を備え、第1の単相インバータ7の交流側第1の端子に第2の単相インバータ8の交流側を直列接続すると共に、第1の単相インバータ7の交流側第2の端子に第3の単相インバータ9の交流側を直列接続し、第1〜第3の単相インバータ8,9の発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、第1の単相インバータ7の出力開始及び停止時において、第1の単相インバータの短絡防止期間と第2、第3の単相インバータ8、9の出力極性を決定する上下アームの短絡防止期間を同期させた状態におけるインバータの総和が逆極性の線間電圧となることを防止することを目的とし、出力歪を抑制する制御方法を提供する。
本実施の形態では、第1の単相インバータ7の出力開始及び停止時において、第1の単相インバータ7の短絡防止期間と、第2、第3の単相インバータ8、9の出力極性を決定する上下アームの短絡防止期間とを同期させる。
そして、第2、第3の単相インバータ8,9の出力電圧がゼロとなる電流経路を形成するPWMスイッチング側の上下アームの一方の半導体スイッチング素子がオンしている期間に、第2及び第3の単相インバータ8,9の出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間を設定する。つまり、出力極性決定側の上下アームの半導体スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体素子の寄生のダイオード)に流れる電流に対して、PWMスイッチング側の上下アームを構成する2つの半導体スイッチング素子のうち当該単相インバータの出力が0となるような電流経路を形成可能な半導体スイッチング素子側がオンとなる期間に、第2、第3の単相インバータ8,9の出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間を設定する。これにより当該短絡防止期間において第2、第3の単相インバータ8,9において各コンデンサ4、5への電力回生は生じず、逆極性の電圧は発生しない。
例えば、実施の形態1で説明した制御方法Aで動作している第2の単相インバータ8において、インバータの交流出力が正極性であるとき、上述の短絡防止期間にて半導体スイッチング素子Q23がオンしておれば、図20(a)に示すように半導体スイッチング素子Q21に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体スイッチング素子の寄生のダイオード)及び半導体スイッチング素子Q23を流れる経路が確立されるため、第2の単相インバータ8の出力電圧は0となる。また、インバータの交流出力が負極性であるとき、上述の短絡防止期間にて半導体スイッチングQ24がオンしておれば、図20(b)に示すように半導体スイッチング素子Q22に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体素子の寄生のダイオード)及び半導体スイッチング素子Q24を流れる経路が確立されるため、第2の単相インバータの出力電圧は0となる。
同様に、実施の形態1で説明した制御方法Aで動作している第3の単相インバータ9において、インバータの交流出力が正極性であるとき、上述の短絡防止期間にて半導体スイッチング素子Q32がオンしておれば、図20(a)に示すように半導体スイッチング素子Q34に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体素子の寄生のダイオード)及び半導体スイッチング素子Q32を流れる経路が確立されるため、第3の単相インバータ9の出力電圧は0となる。また、インバータの交流出力が負極性であるとき、上述の短絡防止期間にて半導体スイッチング素子Q31がオンしておれば、図20(b)に示すように半導体スイッチング素子Q33に逆並列に接続されたダイオード(もしくは自己消弧型半導体素子の寄生のダイオード)及び半導体スイッチング素子Q31を流れる経路が確立されるため、第3の単相インバータ9の出力電圧は0となる。
図20は本実施の形態適用時の(a)交流出力正極性(b)交流出力負極性のときのインバータの電流経路をそれぞれ示している。
以上のように本実施の形態によれば、第1の単相インバータ7の出力開始時及び停止時において、第2、第3の単相インバータ8,9の極性決定用の上下アームが短絡防止期間であっても、逆極性の電圧が出力されることがなくなるため、第1〜第3の単相インバータの各発生電圧の総和が、現交流出力の極性とは逆の極性になることはなくなる、その結果、インバータ出力の歪を低減し高調波を抑制可能となる。また、出力歪を抑制するため、出力フィルタを小さく設計可能である。
また、本実施の形態は、主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が上記主電圧以下となる上記各電圧が入力される1又は複数の第2の単相インバータとの交流側を直列接続し、各単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置においても、同様に適用できる。
この発明の実施の形態1〜4による電力変換装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態1〜4による電力変換装置のインバータ総和及び各単相インバータの出力波形図である。 実施の形態1で示した本発明適用前の制御方法Aを示す各半導体スイッチング素子を駆動する制御信号図である。 実施の形態1で示した本発明適用前の制御方法Bを示す各半導体スイッチング素子を駆動する制御信号図である。 実施の形態1で示した本発明適用前の交流出力が正極性での第1のインバータの電流経路図である。 実施の形態1で示した本発明適用前の交流出力が負極性での第1のインバータの電流経路図である。 実施の形態1で示した本発明適用前のインバータ出力のシミュレーション結果図である。 実施の形態1で示した本発明適用前のインバータ出力の実機での測定結果図である。 実施の形態1で示した本発明適用時の交流出力が正極性での第1のインバータの電流経路図である。 実施の形態1で示した本発明適用時の交流出力が負極性での第1のインバータの電流経路図である。 実施の形態1で示した短絡防止期間を設けた場合のインバータ出力の実機での測定結果図である。 実施の形態1において本発明を適用した場合の制御方法A(制御方法A2)による各半導体スイッチング素子を駆動する制御信号図である。 実施の形態1において本発明を適用した場合の制御方法B(制御方法B2)による各半導体スイッチング素子を駆動する制御信号である。 実施の形態2における交流出力が正極性での第1のインバータの電流経路図である。 実施の形態2における交流出力が負極性での第1のインバータの電流経路図である。 実施の形態2における各半導体スイッチング素子を駆動する制御信号図である。 実施の形態3において本発明を適用した場合の制御方法A(制御方法A3)による各半導体スイッチング素子を駆動する制御信号図である。 実施の形態3において本発明を適用した場合の制御方法B(制御方法B3)による各半導体スイッチング素子を駆動する制御信号図である。 実施の形態3で示した本発明適用時のインバータ出力の実機での測定結果図である。 実施の形態4における第2及び第3のインバータの電流経路図である。
符号の説明
1 太陽電池パネル、2 昇降圧コンバータ、3 第1の直流電源(コンデンサ)、
4 第2の直流電源(コンデンサ)、5 第3の直流電源(コンデンサ)、
6 DC/DCコンバータ、7 第1の単相インバータ、8 第2の単相インバータ、
9 第3の単相インバータ、10 短絡用スイッチ、11 フィルタリアクトル、
12 フィルタコンデンサ、13 電力系統、14 制御部、15〜20 制御信号、
21 電流センサ、22 検出信号。

Claims (10)

  1. 直流電源が入力され複数の半導体スイッチング素子を有する単相インバータと、
    上記単相インバータの交流側両端子間を短絡するために設けられ、逆並列ダイオードを有する2つの半導体スイッチング素子が互いに逆向きに直列接続されている短絡用スイッチと、
    上記単相インバータの交流側出力の電流の極性を検出する検出部と、
    上記単相インバータと上記短絡用スイッチ間の短絡防止期間では、上記単相インバータを構成する全ての半導体スイッチング素子をオフとすると共に、上記交流側出力の電流の極性に応じて、上記短絡用スイッチを構成する2つの半導体スイッチング素子の一方のみをオンさせ、上記短絡用スイッチに上記交流側出力の電流の極性と同じ方向に電流を流すように制御する制御部と、を備えた電力変換装置。
  2. 上記単相インバータの交流側の第1の端子に第2の単相インバータの交流側を直列接続すると共に、上記単相インバータの交流側の第2の端子に第3の単相インバータの交流側を直列接続し、
    上記第2及び第3の単相インバータに入力される電圧の総和は、上記単相インバータに入力される主電圧以下となるように設定し、
    上記単相インバータ及び第2、第3の単相インバータの各々の発生電圧の総和により出力電圧を出力するようにした請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記制御部は、上記短絡防止期間のみならず上記単相インバータが正又は負電圧を出力をしている期間において、上記短絡用スイッチに上記交流側出力の電流の極性と同じ方向に電流を流すように制御する請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記制御部は、上記単相インバータの出力の開始時及び停止時において、上記単相インバータの出力の開始と同時に上記第2の単相インバータと上記第3の単相インバータの短絡防止期間を開始し、上記単相インバータの出力の停止と同時に上記第2の単相インバータと上記第3の単相インバータの短絡防止期間を終了するように、上記第2の単相インバータと上記第3の単相インバータの短絡防止期間のタイミングを調整するようにした請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 上記制御部は、上記単相インバータの出力の開始時及び停止時において、上記単相インバータの短絡防止期間と上記第2及び第3の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間のタイミングを同期させると共に、上記第2及び第3の単相インバータの出力電圧がゼロとなる電流経路を形成するPWMスイッチング側の上下アームの一方の半導体スイッチング素子がオンしている期間に上記第2及び第3の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間を設定する請求項2に記載の電力変換装置。
  6. 直流電源が入力され複数の半導体スイッチング素子を有する単相インバータと、
    上記単相インバータの交流側両端子間を短絡するための短絡用スイッチと、
    上記単相インバータの出力の開始時及び停止時において、上記単相インバータと上記短絡用スイッチ間の短絡防止期間は設けず、上記単相インバータと上記短絡用スイッチを構成する各半導体スイッチング素子のスイッチング時間をオン時は遅く、オフ時は速くするようにゲートを駆動させる制御部とを備えた電力変換装置。
  7. 主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が上記主電圧以下となる上記各電圧が入力される1又は複数の第2の単相インバータとの交流側を直列接続し、上記第1及び第2の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、
    上記第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、上記第1の単相インバータの出力の開始と同時に上記第1の単相インバータと上記第2の単相インバータとの間の短絡防止期間を開始し、上記第1の単相インバータの出力の停止と同時に上記第1の単相インバータと上記第2の単相インバータとの間の短絡防止期間を終了するように、上記第2の単相インバータの短絡防止期間のタイミングを調整するようにした電力変換装置。
  8. 主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が上記主電圧以下となる上記各電圧が入力される第2及び第3の単相インバータを備え、上記第1の単相インバータの交流側第1の端子に上記第2の単相インバータの交流側を直列接続すると共に、上記第1の単相インバータの交流側第2の端子に上記第3の単相インバータの交流側を直列接続し、上記第1〜第3の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、
    上記第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、上記第1の単相インバータの出力の開始と同時に上記第1の単相インバータと上記第2及び第3の単相インバータとの間の短絡防止期間を開始し、上記第1の単相インバータの出力の停止と同時に上記第1の単相インバータと上記第2及び第3の単相インバータとの間の短絡防止期間を終了するように、上記第2の単相インバータと上記第3の単相インバータの短絡防止期間のタイミングを調整するようにした電力変換装置。
  9. 主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が上記主電圧以下となる上記各電圧が入力される1又は複数の第2の単相インバータとの交流側を直列接続し、上記第1及び第2の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、
    上記第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、上記第1の単相インバータと上記第2の単相インバータとの間の短絡防止期間と上記第2の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間のタイミングを同期させると共に、上記第2の単相インバータの出力電圧がゼロとなる電流経路を形成するPWMスイッチング側の上下アームの一方の半導体スイッチング素子がオンしている期間に上記第2の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間を設定する電力変換装置。
  10. 主電圧が入力される第1の単相インバータと、各電圧の総和が上記主電圧以下となる上記各電圧が入力される第2及び第3の単相インバータを備え、上記第1の単相インバータの交流側第1の端子に上記第2の単相インバータの交流側を直列接続すると共に、上記第1の単相インバータの交流側第2の端子に上記第3の単相インバータの交流側を直列接続し、上記第1〜第3の単相インバータの発生電圧の総和により出力電圧を制御する電力変換装置において、
    上記第1の単相インバータの出力の開始時及び停止時において、上記第1の単相インバータと上記第2及び第3の単相インバータとの間の短絡防止期間と上記第2及び第3の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間のタイミングを同期させると共に、上記第2及び第3の単相インバータの出力電圧がゼロとなる電流経路を形成するPWMスイッチング側の上下アームの一方の半導体スイッチング素子がオンしている期間に上記第2及び第3の単相インバータの出力極性決定側の上下アームの短絡防止期間を設定する電力変換装置。
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