JP6735708B2 - セルユニット - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、大容量インバータを構成する主回路に、セルバイパスユニット部を備えたセルユニットに関する。
大容量インバータは、セルユニットと呼ばれる単相インバータを複数直列接続して構成されることがある。こうした大容量インバータに使用されるセルユニット内には複数のIGBTがスイッチング素子として使用される。
あるセルユニットを構成するIGBTの直流短絡等による故障の際に、大容量インバータを構成する故障したセルユニットの出力を何らかの短絡手段で短絡させ、故障したセルユニットをバイパスすることにより、大容量インバータの連続運転することが要求されることがある。こうした短絡手段のユニットはセルバイパスユニットと呼ばれる。セルバイパスユニットはIGBTで構成されることがある。
図5は、大容量インバータを構成する従来型セルユニット300(以下、セルユニット300と称する。)の一例である。図示したセルユニット300は、整流ダイオード部110、平滑コンデンサ部120、IGBTユニット部130、ヒートシンク140B及びセルバイパスユニット部200などを有して構成される。
IGBTユニット部130は、第1のIGBTモジュールIGBTU1、第2のIGBTモジュールIGBTU2、第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBT4からなる4個のIGBTモジュールで構成される。各IGBTモジュールは2個のIGBTが直列接続され、その接続点を当該IGBTモジュールの出力としており、さらにそれぞれのIGBTと逆並列に接続されたダイオードを備えた、いわゆる2IN1モジュールである。尚、以降は当該ダイオードの説明を省略する。
第1のIGBTモジュールIGBTU1と第2のIGBTモジュールIGBTU2は、並列に接続されてセルユニット300の単相出力の第1相を構成し、通風方向(図示「風向」の方向)下流側に配置され、第3のIGBTモジュールIGBTU3と第4のIGBTモジュールIGBTU4は、並列に接続されてセルユニット300の単相出力の第2相を構成し、通風方向上流側に配置される。
セルバイパスユニット部200は、第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2からなる2個のセルバイパス用IGBTモジュールで構成される。尚、第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2はいわゆる1IN1モジュールでそれぞれのパッケージ内にIGBTと逆並列に接続されたダイオードを備えているが以降はその説明は省略する。
第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2は両者のエミッタが接続される。第1のバイパス用IBGTモジュールIGBT1のコレクタはセルユニット300の単相出力の第1相出力、即ち、第1のIGBTモジュールIGBTU1の出力と第2のIGBTモジュールIGBTU2の出力に接続さる。第2のバイパス用IBGTモジュールIGBT2のコレクタはセルユニット300の単相出力の第2相出力、即ち、第3のIGBTモジュールIGBTU3の出力と第4のIGBTモジュールIGBTU4の出力に接続される。通風方向下流側に配置された第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2のさらに通風方向下流側に第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1と第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2は配置される。
ヒートシンク140Bには、整流ダイオード部110、IGBTユニット部130及びセルバイパスユニット部200が密着固定される。
なお、電力変換装置が複数の可変周波数変換ユニット(インバータ)で構成されている場合に当該インバータが故障した場合には、残存ユニットで運転条件の最適化を図る方法(例えば、特許文献1参照。)や、1台の電力変換器を2台の制御装置で制御する場合に、一方の制御装置が異常を検出した場合に他方の制御装置で切り替えて連続運転を継続する方法(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開平9−275699号公報 特開2011−41404号公報
こうしたヒートシンク140Bにおいては整流ダイオード部110、IGBTユニット部130及びセルバイパスユニット部200は発熱源であり、発熱源が密集している場合は発熱源間の煽りの影響で等価的に整流ダイオード部110、IGBTユニット部130等を構成する半導体に対する熱抵抗が上昇してしまうという問題がある。そこで、従来のセルユニット300では、IGBTユニット部130を2分割して第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2と、第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4との間には、発熱源の集中を避けるため所定の間隙を設けていた。そしてセルバイパスユニット部100を設ける場合は、常時は発熱の無い第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1と第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2を通風方向最下流に配置していた。当該バイパス用IGBTモジュールIGBT2個の追加による素子冷却やセルバイパス用IGBTへの配線ルート(インダクタンス増大)が課題であった。また、セルバイパスユニット部200の無いセルユニットに比較し、ヒートシンク140Bの形状が大きくなるという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、IGBTユニット部130とセルバイパスユニット部200間の配線を短くすることにより、インダクタンスを低減することが可能になり、さらにセルバイパスユニットが存在してもセルバイパスユニットが存在しないセルユニットと同程度のサイズのヒートシングが適用可能な、セルユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のセルユニットは、大容量インバータを構成する単相出力のセルユニットであって、第1相を構成するIGBTユニットと、
第2相を構成するIGBTユニットと、前記セルユニットの出力を短絡するセルバイパスユニットと、を有し、一つの風冷ヒートシンク上に前記第1相を構成するIGBTユニットを構成するIGBTモジュールと、前記第2相を構成するIGBTユニットを構成するIGBTモジュールと、前記セルバイパスユニットを構成するIGBTモジュールとが密着固定され、前記セルバイパスユニットは、前記第1相を構成するIGBTユニットと前記第2相を構成するIGBTユニットとの間に配置され、前記第1相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第1の端子が向かい合うように配置し、前記第2相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第2の端子が向かい合うように配置し、前記第1相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第1の端子をブスバーにて接続し、前記第2相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第2の端子をブスバーにて接続したことを特徴とする。
この発明によれば、第1相を構成するIGBTユニットおよび第2相を構成するIGBTユニットとセルバイパス用IGBT間の配線を短くすることができ、インダクタンスを低減することが可能になり、さらに、セルバイパスユニットが存在してもセルバイパスユニットが存在しないセルユニットと同程度の小型のヒートシングが適用可能なセルユニットを提供することができる。
実施例1に係る大容量インバータを構成するセルユニット100の配置図の一例。 図1に係るセルユニット100の回路図。 実施例1に係る本発明実施前のセルユニット100の斜視図及び正面図。 実施例1に係るセルユニット100にセルバイパスユニット部200を用いた場合の斜視図及び正面図。 大容量インバータを構成する従来型セルユニット300Bの一例。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る大容量インバータを構成する単相出力のセルユニット100の配置図の一例である。尚、第5図の各部と同一の部分は同一の符号を示し説明は省略する。
図示したセルユニット100は、下部を底面とする箱状の立体で、前面から後面に向かって図示矢印で示す風向きが、図示しない通風手段によって形成されている。
セルユニット100は、ヒートシンク140、整流ダイオード部110、IGBTユニット部130、セルバイパスユニット部200及び平滑コンデンサ部120などを有して構成される。
ヒートシンク140には、整流ダイオード部110、IGBTユニット部130、セルバイパスユニット部200を構成する半導体モジュールが密着して接合される。ヒートシンク140は、上記素子が発生した熱を吸収し、セルユニット100内空気中に放熱する。放熱された熱は、上述した図示矢印方向に流れる風によって冷却される。すなわちヒートシンク140は風冷ヒートシンクである。ヒートシンク140は平らな半導体取り付け面を有しており、この部分にヒートシンク140には、整流ダイオード部110、IGBTユニット部130、セルバイパスユニット部200を構成する半導体モジュールが密着して接合される。ヒートシンク140の半導体取り付け面と向かい合う面は冷却フィンが構成されており、この部分に風が流れ、ヒートシンクが効率的に冷却される。
図示した整流ダイオード部110は、例えば、図2に示すR相、S相、T相から供給される3相交流電圧を、直流電圧を生成するための整流ダイオードDR、DS、DTで構成される。生成された直流電圧は、本実施例に係るセルユニット100に供給される。
IGBTユニット部130は、通風方向(図示「風向」の方向)下流側に配置されたセルユニット100の単相出力の第1相を構成する第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2と、通風方向上流側に配置されたセルユニット100の単相出力の第2相を構成する第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4で構成され、所定の間隔を有して配置される。この配置は第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2と、第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4が互いに熱の影響を受けないための距離で、図5に示すセルユニット300における第1から第4のIGBTモジュールIGBTU1〜IGBTU4の配置位置と同様である。
なお、IGBTユニット部130の構成は、インバータの容量、用途によりIGBTユニット部130を構成するIGBTモジュールの構成は異なる場合がある。
セルバイパスユニット部200は、第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1と第2のイパス用IGBTモジュールIGBT2で構成され、セルユニット100の単相出力の第1相を構成する第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2と、セルユニット100の単相出力の第2相を構成する第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4の間に配置される。
平滑コンデンサ部120は、セルユニット100に配置されたヒートシンク140の下部に設けられており、10個の平滑コンデンサで構成される。
図2は、図1に係るセルユニット100の回路図である。以下、図1も参照しながら当該セルユニット100の回路構成を簡単に説明する。
図示した例では、3相交流電圧が端子R(R相)、端子S(S相)、端子T(T相)に供給される。供給された3相電圧は、それぞれダイオード部110の整流ダイオードDR、DS、DTで整流された直流電圧がP相、N相に供給される。
このようにしてP相、N相に供給された直流電圧は、平滑コンデンサ部120に配置されたコンデンサCF1〜CF10によって平滑されIGBTユニット部130に供給される。
第1のIGBTモジュールIGBTU1は、内部で2個のIGBTが直列に接続され、その接続点を出力として当該IGBTU1の出力端子P1とする。また、IGBTU1のコレクタCとエミッタE間にはダイオードが逆方向に接続される。即ち、IGBTモジュールIGBTU1は逆並列ダイオードを内蔵したいわゆる2IN1モジュールである。以降は当該ダイオードの説明を以降は省略する。他の第2から第3のIGBTモジュールIGBTU2〜IGBT4も同様である。
第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2は、並列に接続されてセルユニット100の単相出力の第1相を構成し、即ち、第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2は第1相を構成するIGBTユニットである。
第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4は、並列に接続されてセルユニット100の単相出力の第2相を構成し、即ち、第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4は第2相を構成するIGBTユニットである。
第1のIGBTモジュールIGBTU1の出力端子P1と第2のIGBTモジュールIGBTU2の出力端子P2は並列に接続されてさらにセルユニット100の出力端子Aに接続される。第3のIGBTモジュールIGBTU3の出力端子P3と第4のIGBTモジュールIGBTU4の出力端子P4は並列に接続されてセルユニット100の出力端子Bに接続される。
このように構成された第1から第4のIGBTモジュールIGBTU1〜IGBTU4の各ゲート端子Gは、図示しない制御部に接続され、当該制御部によりオン/オフ制御され、交流電圧が生成され、出力端子A、Bに出力される。
セルバイパスユニット部200を構成する第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1および第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2のコレクタCとエミッタE間には各々ダイオードが内蔵され逆方向に接続される、いわゆる1IN1モジュールが使用される。当該ダイオードの説明を以降は省略する。
電気的には出力端子Aは、セルバイパスユニット部200を構成する第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1の入力端子(コレクタC)P5に接続され、出力端子Bは、セルバイパスユニット部200を構成する第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2の入力端子(コレクタC)P6に接続される。また、IGBT1のエミッタEは、IGBT2のエミッタEに接続されており、バイパス用IGBTモジュールIGBT1とバイパス用IGBTモジュールIGBT2はいわゆる逆極性で直列接続されている。
上述した構成により、上述したIGBTユニット部130を構成する第1から第4のIGBTモジュールIGBTU1〜IGBTU4を含むセルユニット100に障害が発生した場合には、当該セルユニット100を構成する第1から第4のIGBTモジュールIGBTU1〜IGBTU4のゲートGをオフし、出力端子A又は出力端子Bに接続されたセルバイパスユニット部200を構成する第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2の、バイパス用IGBTモジュールIGBT2のゲートGをオンすることにより故障が発生したセルユニット100の出力を短絡することができる。
上述した処理は、上記図示されない制御部の制御によって行われ、セルユニット100を、セルバイパスユニット部200を構成するバイパス用IGBTモジュールIGBT1及びIGBT2をオンすることによりバイパスすることができる。
物理配置的には、セルユニット100の単相出力の第1相を構成する第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2と、セルユニット100の単相出力の第2相を構成する第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4の間にバイパス用IGBTモジュールIGBT1とバイパス用IGBTモジュールIGBT2を配置する。さらに、第1のIGBTモジュールの出力端子(P1)と第2のIGBTモジュールの出力端子(P2)を同一方向に向け、かつ第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1の入力端子P5(IGBT1のコレクタC)と向い合わせになる様に配置し、さらに第3のIGBTモジュールの出力端子(P3)と第4のIGBTモジュールの出力端子(P4)を同一方向に向け、かつ第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2の入力端子P6(IGBT2のコレクタC)と向い合わせになる様に配置される。
図3は、実施例1に係るセルバイパスユニット部200の無い本発明実施前のセルユニット100の斜視図及び正面図で、図3(1)はセルユニット100の斜視図で、図3(2)はセルユニット100の正面図である。図3に示すセルユニット100には、セルバイパスユニット部200を取り除いた状態を示す。以下、セルユニット100内の主要な接続状態を図1、図2を参照して説明する。
尚、本発明に直接関係しない整流器ダイオード部110、平滑コンデンサ部120、IGBTユニット部等の接続は省略して記載している。
(1)第1のIGBTモジュールIGBTU1を構成する2つのIGBTのエミッタE及びコレクタCは、接続点P1(図2参照)で接続される。同様に、第2のIGBTモジュールIGBTU2、第3のIGBTモジュールIGBTU3、第4のIGBTモジュールIGBTU4を構成するそれぞれ2つのIGBTのエミッタE及びコネクタCは、接続点P2、P3、P4で接続される。
(2)セルユニット100の単相出力の第1相を構成する第1のIGBTモジュールIGBTU1のP1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2のP2は接続され、さらに、バスバー151によってセルユニット100の出力端子Aに接続される。
(3)セルユニット100の単相出力の第2相を構成する第3のIGBTモジュールIGBTU3のP3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4のP4は接続され、さらに、バスバー152によってセルユニット100の出力端子Bに接続される。
図4は、実施例1に係るセルユニット100にセルバイパスユニット部200を搭載した場合の斜視図及び正面図で、図4(1)はセルユニット100の斜視図で、図4(2)はセルユニット100の正面図である。尚、本発明に直接関係しない整流器ダイオード部110、平滑コンデンサ部120、IGBTユニット部等の接続は省略して記載している。
以下、セルバイパスユニット部200が搭載された状態でのセルユニット100内の主要な接続状態を図1〜図3も参照して説明する。
(4)第1のIGBTモジュールIGBTU1を構成する2つのIGBTのエミッタ及びコレクタは、接続点P1(図2参照)で接続される。同様に、第2のIGBTモジュールIGBTU2、第3のIGBTモジュールIGBTU3、第4のIGBTモジュールIGBTU4を構成するそれぞれ2つのIGBTのエミッタ及びコレクタは、接続点P2、P3、P4で接続される。
(5)セルユニット100の単相出力の第1相を構成する第1のIGBTモジュールIGBTU1のP1(IGBTユニットの出力端子)及び第2のIGBTモジュールIGBTU2のP2(IGBTユニットの出力端子)は接続され、さらに、バスバー151によってセルユニット100の出力端子Aに接続され、かつ、バスバー201によってセルバイパスユニット部200の第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1のコレクタC(セルバイパスユニットの第1の端子、P5)に接続される。
(6)セルユニット100の単相出力の第2相を構成する第3のIGBTモジュールIGBTU3のP3(IGBTユニットの出力端子)及び第4のIGBTモジュールIGBTU4のP4(IGBTユニットの出力端子)は接続され、さらに、バスバー152によってセルユニット100の出力端子Bに接続され、かつ、バスバー202によってセルバイパスユニット部200の第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2のコレクタC(セルバイパスユニットの第1の端子、P6)に接続される。
(7)上述したセルユニット100の出力端子A及び出力端子Bの出力電圧は、第1から第4のIGBTモジュールIGBTU1〜IGBTU4の出力電圧であり、上述した(4)〜(6)の接続態様により、第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2の出力(P1、P2)とバイパス用IGBTモジュールIGBT1の入力(IGBT1のコレクタC、P5)が向い合せになるように配置され、バスバー201で接続される。同様に、第3のIGBTモジュールIGBTU3のP3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4の出力(P3、P4)と第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2の入力(IGBT2のコレクタC、P6)が向い合せになるように配置され、バスバー202で接続される。
本実施例の特徴は、第1及び第2のIGBTモジュール(IGBTU1及びIGBTU2)の出力(P1、P2)と第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1の入力(IGBT1のコレクタC)を向い合せになるように配置し、第3及び第4のIGBTモジュール(IGBTU3及びIGBTU4)の出力と第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2の入力(IGBT2のコレクタC)を向い合せになるように配置したことにより、バスバー201及びバスバー202の配線長を短くでき、当該配線長によるインダクタンス増大の課題を解決できる。
(8)次に、上記(4)〜(7)記載のセルユニット100において、通常運転時と、IGBTユニット部130を構成するIGBT等の短絡による故障時とで、第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2の使用モードを、切替手段によって切り替えてセルユニット100を運転する方法を説明する。
制御部(図示しない)は、使用モードを次のモードaとモードbに切り替える切替手段を有する。
モードa切替手段は、通常運転時、2個のセルバイパス用IGBTをオフ状態に制御することにより当該セルバイパス用IGBTをオフし、IGBTユニット部130をPWM制御することにより当該IGBTユニット部130の出力電圧を当該セルユニット100の出力電圧とする。この状態では第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2はオフ状態であり、損失はほとんど無いので、IGBTユニット部130は、その発熱の影響を受けない。
モードb切替手段は、セルユニット100においてIGBTの直流短絡等による故障時、故障したセルユニット100のIGBTユニット部130を構成するすべてのIGBTのゲートGをオフ制御することにより第1から第4のIGBTモジュールIGBTU1〜IGBTU4をオフし、さらに故障したセルユニット100のセルバイパスユニット部200の第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2のゲートGをオン状態に制御することによりセルバイパスユニット部を通電状態として、故障したセルユニット100の出力を短絡する。以上の処理を行うことにより、モードbにおいてIGBTユニット部130はオフ状態であり、熱損失がほとんど無いため、セ第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1及び第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2はその発熱の影響を受けない。
以上の様に正常時で発熱する部位と故障時で発熱する部位が異なるので、発熱源の集中がなく、ヒートシンクの冷却性能を低下させることがない(ヒートシンク140の性能(冷却性能)を確保できる。)。
また、第1のIGBTモジュールIGBTU1及び第2のIGBTモジュールIGBTU2の出力(P1、P2)と第1のバイパス用IGBTモジュールIGBT1の入力(IGBT1のコレクタC)を向い合せになるように配置し、第3のIGBTモジュールIGBTU3及び第4のIGBTモジュールIGBTU4の出力と第2のバイパス用IGBTモジュールIGBT2の入力(IGBT2のコレクタC)を向い合せになるように配置したことにより、IGBTユニット部130とセルバイパスユニット部間のブス接続長を短くするこが可能になるため、当該配線長によるインダクタンス低減が可能になるセルユニット100を提供することができる。尚、本実施例では第1のIGBTモジュールIGBTU1と第2のIGBTモジュールIGBTU2が並列接続され、第3のIGBTモジュールIGBTU3と第4のIGBTモジュールIGBTU4が並列接続された例で説明したが、並列接続の無い構成としてもよい。
以上説明したように、本発明によればIGBTユニットとセルバイパス用IGBT間を最短配線することによるインダクタンス低減が可能になるとともに、ヒートシンクの小型化が可能な、セルユニットを提供することができる。
DR、DS、DT 整流ダイオード
CF1〜CF10 平滑コンデンサ
IGBTU1 第1のIGBTモジュール
IGBTU2 第2のIGBTモジュール
IGBTU3 第3のIGBTモジュール
IGBTU4 第4のIGBTモジュール
A、B 出力端子
100 セルユニット
110 整流ダイオード部
120 平滑コンデンサ部
130 IGBTユニット部
131、132、134、135 バスバー
151、152 バスバー
140、140B ヒートシンク
200 セルバイパスユニット
IGBT1 第1のバイパス用IGBTモジュール
IGBT2 第2のバイパス用IGBTモジュール
201、202 バスバー
300 従来型セルユニット

Claims (4)

  1. 大容量インバータを構成する単相出力のセルユニットであって、
    第1相を構成するIGBTユニットと、
    第2相を構成するIGBTユニットと、
    前記セルユニットの出力を短絡するセルバイパスユニットと、を有し、
    一つの風冷ヒートシンク上に前記第1相を構成するIGBTユニットを構成するIGBTモジュールと、前記第2相を構成するIGBTユニットを構成するIGBTモジュールと、前記セルバイパスユニットを構成するIGBTモジュールとが密着固定され、
    前記セルバイパスユニットは、
    前記第1相を構成するIGBTユニットと前記第2相を構成するIGBTユニットとの間に配置され、
    前記第1相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第1の端子が向かい合うように配置し、
    前記第2相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第2の端子が向かい合うように配置し、
    前記第1相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第1の端子をブスバーにて接続し、
    前記第2相を構成するIGBTユニットの出力端子と前記セルバイパスユニットの第2の端子をブスバーにて接続したことを特徴とするセルユニット。
  2. 一つの風冷ヒートシンク上に前記第1相を構成するIGBTユニットと前記第2相を構成するIGBTユニットと前記セルバイパスユニットが密着固定され、
    前記セルユニットの通常運転時と、前記第1相を構成するIGBTユニットまたは前記第2相を構成するIGBTユニットの故障時とで、前記セルバイパスユニットを構成するセルバイパス用IGBTの使用モードを切り替える切替手段を備え、
    前記切替手段は、
    通常運転時、前記セルバイパスユニットを構成するセルバイパス用IGBTのゲートをオフ状態とすることにより、前記第1相を構成するIGBTユニットおよび前記第2相を構成するIGBTユニットの出力電圧を当該セルユニットの出力電圧とし、
    前記第1相を構成するIGBTユニットまたは前記第2相を構成するIGBTユニットの故障時は、前記第1相を構成するIGBTユニットおよび前記第2相を構成するIGBTユニットのすべてのゲートをオフ状態し、前記セルバイパスユニットを構成するセルバイパス用IGBTのゲートをオン状態とすることにより、前記セルユニットの出力を短絡状態とすることを特徴とする請求項1記載のセルユニット。
  3. 通風方向上流方向から下流方向に向かって順に
    前記第2相を構成するIGBTユニットを配置し、
    前記セルバイパスユニットを配置し、
    前記第1相を構成するIGBTユニットを配置することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のセルユニット。
  4. 一つの風冷ヒートシンク上に
    前記第1相を構成するIGBTユニットを構成するIGBTモジュールと、
    前記第2相を構成するIGBTユニットを構成するIGBTモジュールと、
    前記セルバイパスユニットを構成するIGBTモジュールと、
    整流ダイオード部を構成するダイオードモジュールが密着固定され、通風方向上流方向から下流方向に向かって、順に、前記整流ダイオード部を配置し、
    前記第2相を構成するIGBTユニットを配置し、
    前記セルバイパスユニットを配置し、
    前記第1相を構成するIGBTユニットを配置することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のセルユニット。
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