JPH0898538A - 並列運転インバータの横流制御方法 - Google Patents

並列運転インバータの横流制御方法

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JPH0898538A
JPH0898538A JP6222344A JP22234494A JPH0898538A JP H0898538 A JPH0898538 A JP H0898538A JP 6222344 A JP6222344 A JP 6222344A JP 22234494 A JP22234494 A JP 22234494A JP H0898538 A JPH0898538 A JP H0898538A
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JP
Japan
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value
correction
parallel
inverter
inverters
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Pending
Application number
JP6222344A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Umezawa
一喜 梅沢
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のインバータを並列運転する際に、各イン
バータの自動電圧調整器へ入力する値に誤差があるとき
に、これに起因して流れる横流無効分を零に抑制するこ
とにある。 【構成】電圧検出値と電圧指令値との偏差を自動電圧調
整器18へ入力してインバータ出力電圧を電圧指令値ど
おりに制御するが、これら検出値や指令値の各インバー
タごとの誤差が原因で生じる横流無効分を補正する補正
設定値をインバータ単独運転時に予め調整しておき、イ
ンバータ並列運転時に補正量設定器31が前記補正設定
値を補正量として自動電圧調整器18へ入力させる。或
いは、並列運転中の常時は前記補正量設定器31で設定
した補正設定値で前述した誤差に起因する横流無効分を
補正するが、不感帯設定器41の作用によりインバータ
相互間を流れる無効分横流の検出値が補正設定値を越え
れば、横流無効分演算器16が演算する無効分横流演算
値を前記補正設定値の代わりに補正量として前記自動電
圧調整装置18へ入力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のインバータを
並列運転する場合に、各インバータ相互間を流れる無効
分横流を最小に抑制することができる並列運転インバー
タの横流制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は並列運転するインバータに流れる
横流を抑制する制御回路の従来例を示した回路図であっ
て、2組の無停電電源装置が並列運転する場合を示して
いる。即ち、整流器11Aとバッテリー11Bとインバ
ータ11Cとで構成した第1無停電電源装置11は交流
電源10をバッテリー11Bでバックアップしているの
で、交流電源10が停電しても負荷2は停電せずにその
まま運転を継続することがてきる。電圧検出器13は第
1無停電電源装置11の出力電圧を検出しており、電圧
設定器14は出力するべき電圧の指令値を設定している
ので、加算器17がこれら電圧指令値と電圧検出値との
偏差を演算してその演算結果を自動電圧調整器18へ与
える。自動電圧調整器18は加算器17から入力する偏
差を零にするような制御信号をインバータ11Cへ出力
するので、第1無停電電源装置11が単独運転している
場合、その出力電圧は電圧設定器14が設定する電圧指
令値に一致する。
【0003】第2無停電電源装置21も前述と同様に、
整流器21Aとバッテリー21Bとインバータ21Cと
で構成していて、電圧検出器23,電圧設定器24,加
算器27,及び自動電圧調整器28の作用により、その
出力電圧は電圧設定器24が設定する電圧指令値どおり
になる。ここで遮断器12と遮断器22とを閉路すると
第1無停電電源装置11と第2無停電電源装置21とは
並列運転となる。並列運転時には母線電圧が電圧検出値
になるから、第1無停電電源装置11と第2無停電電源
装置21は同じ電圧を検出することになる。ところが電
圧設定器14が設定する電圧指令値と電圧設定器24が
設定する値とを完全に同じにすることは困難であるか
ら、差を生じる。或いは電圧検出器13と電圧検出器2
3との特性の差に起因して、電圧検出値に差を生じる。
これらのために自動電圧調整器18の入力値と自動電圧
調整器28の入力値とは同じにならないので、第1無停
電電源装置11のインバータ11Cの誘起電圧と第2無
停電電源装置21のインバータ21Cの誘起電圧とには
差を生じる。これらの差が原因で両インバータ間には横
流が流れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、イン
バータ11Cとインバータ21Cとが並列運転中は、負
荷2へ流れる電流を負荷電流検出器3で検出し、除算器
4はこの負荷電流検出値を並列運転しているインバータ
(或いは無停電電源装置)の台数で割り算することによ
り、インバータ1台当たりの負荷電流を算出する。この
インバータ1台当たりの負荷電流算出値と出力電流検出
器15が検出する第1無停電電源装置11の出力電流検
出値とから、横流無効分演算器16は横流無効分を演算
し、この横流無効分演算値を加算器17へ補正値として
与えるようにしている。第2無停電電源装置21も同様
に、横流無効分演算器26は出力電流検出器25で検出
する出力電流検出値と、除算器4が算出するインバータ
1台当たりの負荷電流算出値とを入力して横流無効分を
演算し、その演算結果を加算器27へ補正値として与え
る。
【0005】しかしながら電圧指令値に誤差があると、
或いは電圧検出値に誤差があると、これらの誤差分が自
動電圧調整器へ入力してしまうことから、自動電圧調整
器が平衡するためにはこの誤差分の横流無効分を各イン
バータ間に流さなければならないので、横流無効分を完
全に零に抑制することができない欠点がある。そこでこ
の発明は、複数のインバータを並列運転する際に、各イ
ンバータの自動電圧調整器へ入力する値の誤差に起因し
て流れる横流無効分を零に抑制することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明の並列運転インバータの横流制御方法は、
インバータの出力電圧を電圧指令値に一致させる自動電
圧調整装置を備えたインバータの複数組を並列に接続し
て運転する際に、インバータ相互間を流れる無効分横流
を検出し、この無効分横流検出値を補正量として前記自
動電圧調整装置へ入力させる並列運転インバータの横流
制御方法において、前記無効分横流検出値に対応した補
正値を予め設定し、前記インバータが並列運転する際
は、当該インバータの自動電圧調整装置へ入力する前記
電圧指令値を補正する極性で前記補正設定値を入力させ
るものとする。
【0007】又は、前記無効分横流検出値に対応した補
正値を予め設定し、前記インバータが並列運転する際
は、当該インバータの自動電圧調整装置へ入力する前記
電圧指令値を補正する極性で前記補正設定値を入力さ
せ、並列運転中のインバータ相互間を流れる無効分横流
の検出値が前記補正設定値を越えれば、当該無効分横流
検出値を前記補正設定値の代わりに補正量として前記自
動電圧調整装置へ入力させるものとする。
【0008】
【作用】この発明は、無効分横流検出値に対応した補正
値を予め設定しておき、インバータが並列運転する際
は、この補正設定値を前記電圧設定値を補正する極性で
加算器へ入力させるのであるが、この補正設定値は当該
インバータを単独で運転する際に予め調整しておき、そ
の値を適切な手段で保存しておく。例えばディジタル制
御のインバータならばプロセッサのメモリーにこの補正
設定値を格納しておけばよい。
【0009】又は、前記補正設定値と横流無効分検出値
とを入力する不感帯設定器を設置し、常時は補正設定値
を出力するが、横流無効分検出値が補正設定値を上回れ
ばこの横流無効分検出値をこの不感帯設定器から比例積
分演算器を介して加算器へ出力させることにより、横流
無効分を零に抑制する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表したブロック
回路図であって、図3で既述の従来例回路における自動
電圧調整器18へ信号が入力する部分を表している。こ
の図1の第1実施例回路において、加算器17へは電圧
検出器13が検出する電圧検出値と電圧設定器14が設
定する電圧指令値とが入力して、両入力の偏差を演算し
た結果を自動電圧調整器18へ出力するのは、図3の従
来例回路の場合と同じであるが、本発明では補正量設定
器31を設置して、この補正量設定器31が設定する補
正設定値を、前記電圧指令値を補正する極性で加算器1
7へ入力する。ここで補正量設定器31が設定する値
は、前述したようにインバータの単独運転時に予め調整
しておく。
【0011】図2は本発明の第2実施例を表したブロッ
ク回路図であって、図1の第1実施例の場合と同様に、
図3で既述の従来例回路における自動電圧調整器18へ
信号が入力する部分を表しているが、この図2の第2実
施例回路に図示の電圧検出器13,電圧設定器14,横
流無効分演算器16,加算器17,自動電圧調整器1
8,及び補正量設定器31の名称・用途・機能は、図1
で既述の第1実施例回路或いは図3で既述の従来例回路
の場合と同じであるから、これらの説明は省略する。
【0012】この第2実施例回路では不感帯設定器41
と比例積分演算器42とを第1実施例回路に追加した構
成である。不感帯設定器41は横流無効分演算器16が
算出する横流無効分検出値と、補正量設定器31で設定
する補正設定値とを入力して、常時は補正設定値を比例
積分演算器42を介して加算器17へ補正両として与え
るが、横流無効分検出値のほうが大きい場合は、横流無
効分検出値を比例積分演算器42を介して加算器17へ
出力する。
【0013】
【発明の効果】自動電圧調整器を備えて出力電圧を制御
しているインバータの複数台を並列運転する際に、前記
自動電圧調整器へ入力する各インバータごとの電圧指令
値或いは電圧検出値に誤差があると、この誤差が原因で
横流無効分が各インバータ間を流れるが、この発明によ
れば、自動電圧調整器への入力値を補正する補正設定値
を予め定めておくことにより、前述した指令値の誤差や
検出値の誤差に起因する横流無効分を抑制できる効果が
得られる。従ってインバータの並列運転を安定させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表したブロック回路図
【図2】本発明の第2実施例を表したブロック回路図
【図3】並列運転するインバータに流れる横流を抑制す
る制御回路の従来例を示した回路図
【符号の説明】
2 負荷 3 負荷電流検出器 4 除算器 10,20 交流電源 11 第1無停電電源装置 11A,21A 整流器 11B,21B バッテリー 11C,21C インバータ 12,22 遮断器 13,23 電圧検出器 14,24 電圧設定器 15,25 出力電流検出器 16,26 横流無効分演算器 17,27 加算器 18,28 自動電圧調整器 31 補正量設定器 41 不感帯設定器 42 比例積分演算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータの出力電圧を電圧指令値に一致
    させる自動電圧調整装置を備えたインバータの複数組を
    並列に接続して運転する際に、インバータ相互間を流れ
    る無効分横流を検出し、この無効分横流検出値を補正量
    として前記自動電圧調整装置へ入力させる並列運転イン
    バータの横流制御方法において、 前記無効分横流検出値に対応した補正値を予め設定し、
    前記インバータが並列運転する際は、当該インバータの
    自動電圧調整装置へ入力する前記電圧指令値を補正する
    極性で前記補正設定値を入力させることを特徴とする並
    列運転インバータの横流制御方法。
  2. 【請求項2】インバータの出力電圧を電圧指令値に一致
    させる自動電圧調整装置を備えたインバータの複数組を
    並列に接続して運転する際に、インバータ相互間を流れ
    る無効分横流を検出し、この無効分横流検出値を補正量
    として前記自動電圧調整装置へ入力させる並列運転イン
    バータの横流制御方法において、 前記無効分横流検出値に対応した補正値を予め設定し、
    前記インバータが並列運転する際は、当該インバータの
    自動電圧調整装置へ入力する前記電圧指令値を補正する
    極性で前記補正設定値を入力させ、並列運転中のインバ
    ータ相互間を流れる無効分横流の検出値が前記補正設定
    値を越えれば、当該無効分横流検出値を前記補正設定値
    の代わりに補正量として前記自動電圧調整装置へ入力さ
    せることを特徴とする並列運転インバータの横流制御方
    法。
JP6222344A 1994-09-19 1994-09-19 並列運転インバータの横流制御方法 Pending JPH0898538A (ja)

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Cited By (4)

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CN115224912A (zh) * 2022-09-19 2022-10-21 长城电源技术有限公司 电流采样校正量获得方法、装置及其获得的装置工作方法

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