JP2008059950A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気の送風を停止する状態においても、全ての電池を効率よく均一に冷却する。
【解決手段】電源装置は、複数の電池セル1と、各々の電池セル1を定位置に収納している電池のホルダーブロック2と、ホルダーブロック2に収納している電池セル1を冷却する冷却プレート3とを備える。ホルダーブロック2に収納している電池セル1は、冷却プレート3に熱結合されて、冷却プレート3で冷却されている。冷却プレート3は、内部に冷媒通路21を設けると共に、ホルダーブロック2の電池セル1に強制送風して電池セル1を冷却する冷却ダクト28を設けている。電源装置は、冷媒通路21に供給される冷媒が冷却プレート3を冷却し、冷却された冷却プレート3に電池セル1の熱を伝導して電池セル1を冷却し、さらに、冷媒に冷却される冷却プレート3が、冷却ダクト28に送風される空気を冷却し、冷却プレート3で冷却される空気が電池セル1を冷却する。
【選択図】図7
【解決手段】電源装置は、複数の電池セル1と、各々の電池セル1を定位置に収納している電池のホルダーブロック2と、ホルダーブロック2に収納している電池セル1を冷却する冷却プレート3とを備える。ホルダーブロック2に収納している電池セル1は、冷却プレート3に熱結合されて、冷却プレート3で冷却されている。冷却プレート3は、内部に冷媒通路21を設けると共に、ホルダーブロック2の電池セル1に強制送風して電池セル1を冷却する冷却ダクト28を設けている。電源装置は、冷媒通路21に供給される冷媒が冷却プレート3を冷却し、冷却された冷却プレート3に電池セル1の熱を伝導して電池セル1を冷却し、さらに、冷媒に冷却される冷却プレート3が、冷却ダクト28に送風される空気を冷却し、冷却プレート3で冷却される空気が電池セル1を冷却する。
【選択図】図7
Description
本発明は、主として、ハイブリッド自動車、燃料自動車、電気自動車等の自動車を駆動するモータの電源用に使用される大電流用に最適な電源装置に関する。
自動車を走行させるモータを駆動する電源に使用される大電流、大出力用の電源装置は、複数の電池を直列に連結した電源モジュールをさらに直列に接続して出力電圧を高くしている。駆動モータの出力を大きくするためである。この種の用途に使用される電源装置は、大きな電流で充放電される。たとえば、ハイブリッド自動車等では、スタートするときや加速するときに、電池でモータを駆動して自動車を加速するので、100A以上と極めて大きな電流が流れる。さらに、急ブレーキをかけて回生制動するときは、大きな電流で充電される。
大電流を流して使用される電源装置は、電池の温度が上昇するので強制的に冷却する必要がある。とくに、多数の電源モジュールを、横に並べてホルダーケースに入れている電源装置は、各々の電源モジュールをできるかぎり速やかに冷却することが大切である。電池モジュールの温度が高くなると、電池の性能が低下するからである。電池モジュールの温度が設定温度よりも高くなると、車外の空気を強制送風して冷却できる。しかしながら、この構造は、外気温度が高いときに、電池モジュールを速やかに冷却できない。
この弊害を防止する冷却機構を備える車両用の電源装置は開発されている。(特許文献1参照)
特開2006−192969号公報
特許文献1に記載する電源装置を図1に示す。この電源装置は、複数本の電池モジュール91を電池ケース92に多段に収納している。さらに、この装置は、電池ケース92内に多段に配設される電池モジュール91に空気を送風して冷却する冷却機構93を備える。冷却機構93は、冷媒の気化熱で電池に送風する空気を冷却する空気冷却用熱交換器94と、この空気冷却用熱交換器94に冷媒を供給する冷凍サイクル95と、空気冷却用熱交換器94に空気を通過させて電池に送風する送風機96とを備えている。空気冷却用熱交換器94は、電池ケース92内にあって、電池モジュール91の下方に配設されている。この電源装置は、空気冷却用熱交換器94で空気を冷却し、冷却された空気を、多段に配設してい電池モジュール91に順番に送風して冷却する。
この構造の電源装置は、車両の空調用の冷凍サイクル95から供給される冷媒を気化させて強制冷却されるエバポレータである空気冷却用熱交換器94を冷却機構93とする。空気冷却用熱交換器94は空気を強制冷却し、冷却された空気で電池モジュール91を冷却する。この冷却機構93は、低温に冷却された空気を電池モジュール91に送風して、電池モジュール91を冷却する。しかしながら、この構造の電源装置は、空気の送風を停止すると、電池モジュール91の冷却能率が著しく低下する。とくに、最上段に配置している電池モジュールは、ほとんど冷却されなくなる。最上段の電池モジュールは、自然対流する空気で冷却されるが、自然対流して上昇する空気は、下段の電池モジュールに加温されて、温度が高くなっている。このため、最上段の電池モジュールは、温度が上昇しており、さらに送風機96が停止されて、自然対流による流速の遅い空気で冷却されることになり、ほとんど冷却されなくなる。さらに、図1の電源装置は、送風される空気で電池モジュール91を冷却するので、電池の発熱量が大きくなるときは、送風機96のファンを勢いよく回転させて、送風する空気の流速を速くする必要がある。勢いよく回転されるファンは、騒音レベルが高くなる欠点がある。このため、電池を効率よく冷却するときに、騒音レベルが高くなる欠点もある。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、全ての電池を均一に効率よく冷却できる電源装置を提供することにある。
とくに、本発明の他の大切な目的は、空気の送風を停止する状態においても、全ての電池を効率よく均一に冷却できる電源装置を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の大切な目的は、電池を冷却するために発生する騒音レベルを低くしながら、全ての電池を均一に効率よく冷却できる電源装置を提供することにある。
とくに、本発明の他の大切な目的は、空気の送風を停止する状態においても、全ての電池を効率よく均一に冷却できる電源装置を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の大切な目的は、電池を冷却するために発生する騒音レベルを低くしながら、全ての電池を均一に効率よく冷却できる電源装置を提供することにある。
本発明の電源装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
電源装置は、複数の電池セル1と、各々の電池セル1を定位置に収納している電池のホルダーブロック2と、このホルダーブロック2に連結されて、ホルダーブロック2に収納している電池セル1を冷却する冷却プレート3とを備える。ホルダーブロック2に収納している電池セル1は、冷却プレート3に熱結合されて、冷却プレート3で冷却されている。さらに、冷却プレート3は、内部に冷媒通路21を設けると共に、ホルダーブロック2の電池セル1に強制送風して電池セル1を冷却する冷却ダクト28を設けている。電源装置は、冷媒通路21に供給される冷媒が冷却プレート3を冷却し、冷却された冷却プレート3に電池セル1の熱を伝導して電池セル1を冷却し、さらに、冷媒に冷却される冷却プレート3が、冷却ダクト28に送風される空気を冷却し、冷却プレート3で冷却され空気が電池セル1を冷却する。
電源装置は、複数の電池セル1と、各々の電池セル1を定位置に収納している電池のホルダーブロック2と、このホルダーブロック2に連結されて、ホルダーブロック2に収納している電池セル1を冷却する冷却プレート3とを備える。ホルダーブロック2に収納している電池セル1は、冷却プレート3に熱結合されて、冷却プレート3で冷却されている。さらに、冷却プレート3は、内部に冷媒通路21を設けると共に、ホルダーブロック2の電池セル1に強制送風して電池セル1を冷却する冷却ダクト28を設けている。電源装置は、冷媒通路21に供給される冷媒が冷却プレート3を冷却し、冷却された冷却プレート3に電池セル1の熱を伝導して電池セル1を冷却し、さらに、冷媒に冷却される冷却プレート3が、冷却ダクト28に送風される空気を冷却し、冷却プレート3で冷却され空気が電池セル1を冷却する。
本発明の電源装置は、冷却プレート3の冷媒通路21に連結される冷却ユニット20を備えることができる。この冷却ユニット20は、気体状の冷媒を加圧するコンプレッサ22と、このコンプレッサ22で加圧された冷媒を冷却して液化させる凝縮器23と、この凝縮器23に連結している膨張弁24とを備え、冷媒通路21の流入側を、膨張弁24を介して凝縮器23に連結し、冷媒通路21の排出側をコンプレッサ22の吸入側に連結することができる。この電源装置は、冷却ユニット20から供給される冷媒を、膨張弁24を介して冷媒通路21に供給し、液化された冷媒を冷媒通路21で気化して、冷媒の気化熱で冷却プレート3を冷却することができる。
本発明の電源装置は、冷却プレート3が、ホルダーブロック2との境界に冷却ダクト28を備えると共に、ホルダーブロック2には、収納する電池セル1の表面に送風ダクト10を設けて、ホルダーブロック2の送風ダクト10を冷却ダクト28に連結することができる。
本発明の電源装置は、ホルダーブロック2が、各々の電池セル1を挿入する複数のセルスロット4を開口して、このセルスロット4の開口部を閉塞するように冷却プレート3を連結して、電池セル1を冷却プレート3に熱結合することができる。
本発明の電源装置は、セルスロット4の対向する内面に、電池セル1の表面の中央部に向かって突出して電池セル1を保持する保持凸部9を設けて、この保持凸部9で電池セル1の中央部を両面から挟着してセルスロット4に保持すると共に、この保持凸部9の両側に送風ダクト10を設けることができる。送風ダクト10は、セルスロット4に挿入される電池セル1の電極端子16と対向する位置に設けることができる。
本発明の電源装置は、電池セル1を、厚さよりも幅の広い薄型の角型電池とし、ホルダーブロック2が、薄型の角型電池を挿入できる断面形状をスリット状とするセルスロット4を平行に並べて設けることができる。
本発明の電源装置は、ホルダーブロック2が、セルスロット4の一方に電池セル1の電極を外部に表出する電極側の開口部6を設け、セルスロット4の他方に、電池セル1を挿入する挿入側の開口部7を設けることができる。さらに、電池セル1は、セルスロット4に挿入された状態で電極側の開口部6から抜けるのを阻止する抜止突出部17を両側に設けて、ホルダーブロック2のセルスロット4には、この抜止突出部17を案内して、電池セル1が電極側の開口部6から抜けるのを防止する係止凹部8を設けることができる。この電源装置は、セルスロット4に電池セル1を挿入する状態で、ホルダーブロック2の挿入側の開口部7を冷却プレート3で閉塞して、電池セル1をホルダーブロック2のセルスロット4に収納して定位置に固定することができる。
本発明の電源装置は、セルスロット4に設けている係止凹部8を、挿入側の開口部7に向かって拡開されるテーパー状として、抜止突出部17を、ここに嵌着される形状とすることができる。
本発明の電源装置は、抜け止め構造の抜止突出部17を電池セル1の底部に設けて、セルスロット4の係止凹部8を挿入側の開口部7に設けることができる。
本発明の電源装置は、電池セル1をリチウムイオン二次電池とすると共に、セルスロット4の間に位置する中間壁5とセルスロット4の外側にあるブロック本体2Aとをプラスチックで一体的に成形してホルダーブロック2とし、さらに、閉塞プレート3を金属製とすることができる。
本発明の電源装置は、全ての電池を均一に効率よく冷却できる特徴がある。とくに、電池を冷却する空気の送風を停止する状態においても、全ての電池を効率よく均一に冷却できる優れた特徴がある。このため、本発明の電源装置は、電池を冷却するために発生する騒音レベルを低くしながら、発熱量の大きい電池を効率よく冷却できる特徴も実現する。それは、本発明の電源装置が、冷媒で低温に冷却される冷却プレートに、ホルダーブロックに収納している電池セルを熱結合しているからである。冷媒で低温に冷却された冷却プレートは、所定の熱を吸収する熱容量がある。言い換えると、所定の熱量を吸収するまで低温に保持される。すなわち、冷却された冷却プレートは、電池セルの熱を吸収する吸熱能力がある。吸熱能力のある冷却プレートに熱結合される電池セルは、発生熱を効率よく冷却プレートに伝導して、いいかえると、冷却プレートに熱が奪われて効率よく冷却される。この状態は、電池セルに送風しない状態で、電池セルを効率よく冷却できる。したがって、本発明の電源装置は、空気の送風を停止する状態においても、全ての電池セルを効率よく均一な温度に冷却できる。空気の送風を停止するとき、送風用のファンの運転は停止される。ファンの運転が停止されると、ファンの運転音が発生せず、騒音レベルを極減できる。
さらに、本発明の電源装置は、電池セルの熱を冷却プレートに熱伝導し、かつ冷却空気を電池セルに送風して、熱伝導と冷却空気の両方で冷却できる。熱伝導と冷却空気の両方で電池セルを冷却して、電池セルを最も効果的に冷却できる。また、この状態は、熱伝導と冷却空気の両方で電池セルを冷却するので、従来の冷却空気を強制送風して電池セルを冷却する装置に比較して、送風する空気の流速を遅くして、いいかえると、ファンを静かに運転して、電池セルを効率よく冷却できる。このため、本発明の電源装置は、電池セルの発生熱量が大きい状態においても、ファンの騒音レベルを小さくして、全ての電池セルを効率よく均一に冷却できる。
また、本発明の請求項2の電源装置は、冷却ユニットの膨張弁を介して供給される液状の冷媒を冷媒通路で気化させて、冷媒の気化熱で冷却プレートを冷却する。この装置は、冷媒通路に供給される冷媒量をコントロールして、冷却プレートが電池セルを冷却する冷却能力をコントロールできる。たとえば、冷媒通路に多量の冷媒を供給して、冷却プレートを低温に冷却して、電池セルを冷却する能力を高くできる。このため、電池セルの発生熱が大きい状態では、冷媒通路に供給する冷媒量を多くして、電池セルを効果的に冷却できる。したがって、電池セルの発生熱量が変化する状態にあっても、冷却プレートで電池セルを一定の温度に冷却できる。
さらに、本発明の請求項3の電源装置は、冷却プレートが、ホルダーブロックとの境界に冷却ダクトを設けると共に、ホルダーブロックが、収納する電池セルの表面に送風ダクトを設けて、送風ダクトを冷却ダクトに連結しているので、冷却プレートの冷却ダクトに空気を送風して、電池セルを効率よく冷却できる。それは、冷却プレートの冷却ダクトに送風される空気が、冷却プレートに冷却されて、送風ダクトに送風されるからである。この電源装置は、冷却プレートに供給する冷媒量と、冷却ダクトに送風する空気の流量をコントロールして、電池セルを所定の温度に保持できる。
また、本発明の請求項4の電源装置は、ホルダーブロックに、各々の電池セルを挿入する複数のセルスロットを設け、このセルスロットの開口部を閉塞するように冷却プレートを連結して、電池セルを冷却プレートに熱結合している。この構造の電源装置は、組み立てを簡単にしながら、電池セルを、冷却プレートに熱結合する状態でホルダーブロックの所定の位置に収納できる。
さらに、本発明の請求項5の電源装置は、セルスロットの対向する内面に、電池セル表面の中央部に向かって突出して電池セルを保持する保持凸部を設けており、この保持凸部が電池セルの中央部を両面から挟着してセルスロットに保持すると共に、この保持凸部の両側に送風ダクトを設けている。この電源装置は、電池セルをスムーズにセルスロットに挿入しながら、電池セルをセルスロットにしっかりと保持できる特徴がある。とくに、寸法誤差のあるセルスロットに、寸法誤差のある電池セルをスムーズに挿入できる特徴がある。それは、セルスロットの内面全体を電池セルの表面に密着するのでなく、保持凸部を電池セルの中央部に局部的に接触させて、電池セルをセルスロットに挿入するからである。保持凸部に押圧される電池セルの中央部は変形しやすい。このため、セルスロットと電池セルの寸法誤差は、電池セル中央部の変形で吸収され、寸法誤差のある電池セルをセルスロットにスムーズに挿入できる。さらに、この電源装置は、セルスロットに挿入される電池セルの中央部を両面から保持凸部で挟着するので、電池の内圧上昇等により、電池セルが膨らむのを有効に防止できる特長もある。また、電池セルを保持する保持凸部を利用して、送風ダクトを設けて、電池セルを効率よく冷却できる。
さらに、本発明の請求項6の電源装置は、送風ダクトを、セルスロットに挿入される電池セルの電極端子と対向する位置に設けているので、充放電によって発熱する電池セルの特に高温となりやすい引出リードや電極端子を効果的に冷却できる特長がある。
また、本発明の請求項7の電源装置は、電池セルが、厚さよりも幅の広い薄型の角型電池で、ホルダーブロックは、薄型の角型電池を挿入できる断面形状をスリット状とするセルスロットを平行に並べて設けている。この電源装置は、多数の電池セルを無駄なく整列して配置して、ホルダーブロックに収納できる。
さらに本発明の請求項8の電源装置は、ホルダーブロックが、セルスロットの一方に電池セルの電極を外部に表出する電極側の開口部を設け、セルスロットの他方に電池セルを挿入する挿入側の開口部を設けており、さらに、電池セルは、セルスロットに挿入された状態で電極側の開口部から抜けるのを阻止する抜止突出部を両側に有し、ホルダーブロックのセルスロットには、この抜止突出部を案内して、電池セルが電極側の開口部から抜けるのを防止する係止凹部を設けており、セルスロットに電池セルが挿入される状態で、ホルダーブロックの挿入側の開口部を冷却プレートで閉塞して、電池セルをホルダーブロックのセルスロットに収納して定位置に固定している。
この電源装置は、電池セルの電極板に無理な応力が作用しない状態で、定位置に配置できる。それは、この電源装置が、複数の電池セルを、独特の構造のホルダーブロックと冷却プレートとで定位置に固定するからである。ホルダーブロックは、電池セルを挿入するセルスロットを有し、さらに、セルスロットの一方には電池セルの電極端子を外部に表出する電極側の開口部を、他方には電池セルを挿入する挿入側の開口部を設けている。また、電池セルは、電極側の開口部から抜けるのを阻止する抜止突出部を両側に設けており、セルスロットには、この抜止突出部を案内して、電池セルが電極側の開口部から抜けるのを防止する係止凹部を設けている。この構造の電源装置は、従来のように、電池セルを上下から挟着して、定位置に固定するのではない。電池セルは、両側に設けた抜止突出部をセルスロットの係止凹部に案内して、電極側の開口部からは抜けないようにホルダーブロックにセットされ、挿入側の開口部から抜けないように、セルスロットの挿入側の開口部を冷却プレートで閉塞している。この状態で、ホルダーブロックのセルスロットにセットされる電池セルは、両側の抜止突出部をホルダーブロックのセルスロットの係止凹部に係止して、定位置に配置される。両側の抜止突出部を介してセルスロットに固定される電池セルは、外装ケースを上下に挟着して定位置に固定する必要がなく、外装ケースが上下に挟着されて作用する無理なストレスが電極板に作用しない。このため、振動や温度変化による外部ストレスに対して電池特性の低下が少なく、電池寿命を長くできる特徴が実現される。
この電源装置は、電池セルの電極板に無理な応力が作用しない状態で、定位置に配置できる。それは、この電源装置が、複数の電池セルを、独特の構造のホルダーブロックと冷却プレートとで定位置に固定するからである。ホルダーブロックは、電池セルを挿入するセルスロットを有し、さらに、セルスロットの一方には電池セルの電極端子を外部に表出する電極側の開口部を、他方には電池セルを挿入する挿入側の開口部を設けている。また、電池セルは、電極側の開口部から抜けるのを阻止する抜止突出部を両側に設けており、セルスロットには、この抜止突出部を案内して、電池セルが電極側の開口部から抜けるのを防止する係止凹部を設けている。この構造の電源装置は、従来のように、電池セルを上下から挟着して、定位置に固定するのではない。電池セルは、両側に設けた抜止突出部をセルスロットの係止凹部に案内して、電極側の開口部からは抜けないようにホルダーブロックにセットされ、挿入側の開口部から抜けないように、セルスロットの挿入側の開口部を冷却プレートで閉塞している。この状態で、ホルダーブロックのセルスロットにセットされる電池セルは、両側の抜止突出部をホルダーブロックのセルスロットの係止凹部に係止して、定位置に配置される。両側の抜止突出部を介してセルスロットに固定される電池セルは、外装ケースを上下に挟着して定位置に固定する必要がなく、外装ケースが上下に挟着されて作用する無理なストレスが電極板に作用しない。このため、振動や温度変化による外部ストレスに対して電池特性の低下が少なく、電池寿命を長くできる特徴が実現される。
また、この電源装置は、多数の電池セルを理想的な状態で定位置に配置しながら、能率よく安価に多量生産できる特徴がある。それは、本発明の電源装置が、多数の電池セルをホルダーブロックのセルスロットに挿入側の開口部から入れ、挿入側の開口部を冷却プレートで閉塞しているからである。
また、この電源装置は、寸法誤差のある電池セルを使用しながら、外形の寸法誤差を少なくできる特徴も実現する。それは、外形寸法が、ホルダーブロックの外形で特定されるからである。電池セルの寸法誤差は、ホルダーブロックのセルスロットに挿入すると吸収される。
また、この電源装置は、寸法誤差のある電池セルを使用しながら、外形の寸法誤差を少なくできる特徴も実現する。それは、外形寸法が、ホルダーブロックの外形で特定されるからである。電池セルの寸法誤差は、ホルダーブロックのセルスロットに挿入すると吸収される。
また、本発明の請求項9の電源装置は、セルスロットに設けている係止凹部を挿入側の開口部に向かって拡開されるテーパー状とし、抜止突出部をここに嵌着される形状とする。この電源装置は、テーパー状の係止凹部に抜止突出部を接触させて、電池セルをセルスロットに抜けないように固定できる。とくに、振動などで電池セルがセルスロットが電極側の開口部に抜けようとするとき、テーパー状の係止凹部が衝撃力を緩和して、衝撃による損傷を少なくする。
さらに、本発明の請求項10の電源装置は、抜止突出部を電池セルの底部に設け、セルスロットの係止凹部を挿入側の開口部に設けている。この構造は、電池セルの電極板に作用するストレスを最も少なくできる特徴がある。それは、電池セルがセルスロットから抜けようとするのを、底部で引っ張って阻止するからである。外装ケースの底部に引っ張り力が作用する電池セルは、外装ケースに収納している電極板を圧縮する応力が作用しない。このため、電極が押圧される応力が作用せず、電極のストレスを最も小さくできる。
さらに、本発明の請求項11の電源装置は、電池セルをリチウムイオン二次電池とし、ホルダーブロックのセルスロットに入れて定位置に配置すると共に、ホルダーブロックが、セルスロットの間に位置する中間壁とセルスロットの外側にあるブロック本体とをプラスチックで一体的に成形している。この電源装置は、多数の電池セルを定位置に配置して固定できるホルダーブロックを、簡単かつ容易に、しかも低コストに多量生産できる特徴がある。また、この電源装置は、各々のセルスロットにおいて、リチウムイオン二次電池である電池セルの熱暴走の誘発を効果的に防止して安全性を向上できる特徴も実現する。セルスロットの間に設けた中間壁が、隣接する電池セル間の熱暴走を遮断するからである。とくに、このホルダーブロックは、中間壁をプラスチックで一体成形しているので、いずれかの電池の温度が異常に高くなると、高温になった電池の熱を中間壁で分散しながら伝導して、電池温度を均一にする作用もある。
さらに、この電源装置は、冷却プレートを金属製としているので、冷媒との熱交換の効率をよくして、冷却プレートを低温に冷却できる特長がある。このように冷媒で低温に冷却される冷却プレートは、電池セルの熱を効果的に吸収できるので、各々の電池セルを極めて効果的に冷却できる特徴がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2ないし図7に示す電源装置は、複数の電池セル1と、各々の電池セル1を挿入する複数のセルスロット4を開口している電池のホルダーブロック2と、このホルダーブロック2のセルスロット4の開口部を閉塞する冷却プレート3とを備える。
電池セル1は、リチウムイオン二次電池であって、厚さよりも幅の広い薄型の角型電池である。ただし、電池セルは、必ずしもリチウムイオン二次電池とする必要はなく、ニッケル−水素電池やニッケルカドミウム電池等の全ての二次電池とすることもできる。また、電池セルは、必ずしも薄型の角型電池とする必要もない。図示しないが、電池セルには水平断面図を四角形とする角型電池とすることができる。電池セル1の内部構造を図8に示している。この電池セル1は、外装ケース11に電極組12と電解液とを入れて密閉している。電極組12は、正負の電極板13をセパレータ14を介して積層している。電極組12は、正極板13Aと負極板13Bの各々に引出リード15を接続している。引出リード15は、外装ケース11の天板に固定している正極端子16Aと負極端子16Bに接続している。この電池セル1は、正極端子16Aと負極端子16Bを引出リード15を介して正極板13Aと負極板13Bに接続している。この構造の電池セル1は、大電流で充放電される状態で、引出リード15の近傍の温度が高くなる。引出リード15に大電流が流れるからである。冷却プレート3に設けた冷却ダクト28に連結されるセルスロット4内の送風ダクト10の位置は、充放電によって高温となる引出リード15の位置に一致している。したがって、電池セル1の冷却構造は、引出リード15の近傍を効果的に冷却して、電池セル1の全体を均一に効率よく冷却できる。
ホルダーブロック2は、全体をプラスチックで成形している。ホルダーブロック2は、薄型の角型電池を挿入できる断面形状のスリット状のセルスロット4を平行に並べて設けている。セルスロット4は、内面を電池セル1の外面に接触する内形としている。図のホルダーブロック2は、セルスロット4の間に所定の厚さの中間壁5を設けて、多数のセルスロット4を平行に並べて設けている。このホルダーブロック2は、中間壁5とセルスロット4の外側にあるブロック本体2Aとを絶縁材のプラスチックで一体的に成形している。絶縁材のプラスチックからなるホルダーブロック2は、隣接する電池セル1を中間壁5で絶縁して定位置に配置できる。ただし、ホルダーブロックは、アルミニウム等の金属を鋳造して製作することもできる。また、ホルダーブロックは、アルミニウムダイキャストとすることもできる。アルミニウム等の金属製のホルダーブロックは、熱伝導に優れるので、各々の電池セルの温度を均一にできる特徴がある。導電性のホルダーブロックは、外装ケースを正極端子と負極端子に接続しない構造の電池セルを挿入し、あるいは外装ケースをプラスチック等の絶縁材とする電池セルを挿入し、あるいはまた、電池セルとホルダーブロックとの間に絶縁材を介在して電池セルをセルスロットに挿入する。
ホルダーブロック2は、両端を開口している。図4、図6及び図7のホルダーブロック2は、セルスロット4の一方、図においてセルスロット4の上方に電極側の開口部6を設けている。この電極側の開口部6は、電池セル1の電極端子16を外部に表出させる。また、セルスロット4の他方、図において下方には、挿入側の開口部7を設けている。この挿入側の開口部7から、電池セル1はセルスロット4に挿入される。
セルスロット4に挿入される電池セル1は、セルスロット4に挿入された状態で、電極側の開口部6から抜けるのを阻止する抜止突出部17を両側に設けている。ホルダーブロック2のセルスロット4は、この抜止突出部17を案内して、電池セル1が電極側の開口部6から抜けるのを防止する係止凹部8を設けている。図4と図6に示すホルダーブロック2は、セルスロット4に設けている係止凹部8を、挿入側の開口部7に向かって拡開されるテーパー状としている。また、電池セル1の抜止突出部17は、この係止凹部8に嵌着される形状としている。さらに、図の電源装置は、抜止突出部17を電池セル1の底部に設けて、係止凹部8をセルスロット4の挿入側の開口部7に設けている。
さらに、図2ないし図5のホルダーブロック2は、セルスロット4の対向する内面に、電池セル1の表面の中央部に向かって突出して電池セル1を保持する保持凸部9を設けている。図2ないし図4のホルダーブロック2は、電極側の開口部6から挿入側の開口部7の方向、図において上下方向に保持凸部9を設けている。このセルスロット4は、保持凸部9の突出面を電池セル1の表面に接触させる。したがって、セルスロット4の対向面に設けている保持凸部9の突出面の間隔は、電池セル1の厚さに等しくしている。
ホルダーブロック2は、保持凸部9の両側に電池セル1の送風ダクト10を設けている。送風ダクト10は、冷却用の空気が送風されて、電池セル1を冷却する。セルスロット4の内面に保持凸部9を設けるホルダーブロック2は、保持凸部9の両側に、電池セル1に接触しない隙間を設けて、ここを送風ダクト10にできる。したがって、セルスロット4に保持凸部9を設けるホルダーブロック2は、電池セル1をスムーズにセルスロット4に挿入できることに加えて、電池セル1を効果的に冷却できる。図のホルダーブロック2は、送風ダクト10を、セルスロット4に挿入される電池セル1の電極端子16と対向する位置に設けている。この電極端子16の位置は、電池セル1が充放電によって発熱するとき、高温となる引出リード15の位置とほぼ一致する。したがって、送風ダクト10は、電池セル1の電極端子16と対向する位置であって、電池セル1の引出リード15の近傍に設けられる。このホルダーブロック2は、電池セル1の引出リード15の近傍を効果的に冷却して、電池セル1の全体を均一に効率よく冷却できる。
さらに、図4の送風ダクト10は、上部に向かって次第に幅を狭くして流速を速くする。この送風ダクト10は、電池セル1を均一に冷却する。送風ダクト10に送風される空気は、電池セル1に加温されて温度が上昇する。温度が高くなった空気は、電池セル1の冷却効率が低下する。空気は流速を速くして、電池セル1の冷却効率が高くなる。したがって、空気の温度が高くなる部分で流速を速くして、電池セル1を均一に冷却できる。
冷却プレート3は、ホルダーブロック2の下面に固定されて、セルスロット4の挿入側の開口部7を閉塞する。冷却プレート3は、全体の形状を所定の厚さの板状とし、その外形をホルダーブロック2の外形に等しくしている。冷却プレート3はネジ止めしてホルダーブロック2に固定され、あるいは係止構造で連結して固定することもできる。ホルダーブロック2のセルスロット4に挿入された電池セル1は、挿入側の開口部7が冷却プレート3で閉塞されて、セルスロット4に固定される。冷却プレート3は、金属製として、各々の電池セル1を効果的に冷却できる。この冷却プレート3は、たとえば、アルミニウム等の金属を鋳造して製作することができる。また、冷却プレートは、アルミニウムダイキャストとすることもできる。アルミニウム等の金属製の冷却プレート3は、熱伝導に優れるので、熱結合される電池セル1の熱を効率よく伝導して、各々の電池セル1を冷却できる特徴がある。また、後述する冷媒通路21に供給される冷媒との熱交換の効率が良くなるので、冷媒によって効果的に低温に冷却できる特長がある。金属性の冷却プレートは、外装ケースを正極端子と負極端子に接続しない構造の電池セルを挿入し、あるいは外装ケースをプラスチック等の絶縁材とする電池セルを挿入し、あるいはまた、電池セルと冷却プレートとの間に絶縁材を介在して電池セルをセルスロットに挿入する。ただ、冷却プレートは、プラスチック製とすることもできる。
ホルダーブロック2に収納している電池セル1は、冷却プレート3に熱結合されて、冷却プレート3で冷却される。冷却プレート3に熱結合される電池セル1は、発熱した熱を冷却プレート3に熱伝導して放熱する。電池セル1は、冷却プレート3に面接触状態で接触して、好ましい状態で熱結合される。また、シリコン等の熱結合剤を介し、あるいは金属等を介して熱結合することもできる。冷却プレート3は、熱結合された電池セル1を冷却するために、内部に冷媒通路21を設けている。
冷却プレート3の冷媒通路21は、冷却ユニット20に連結される。冷却ユニット20は冷媒通路21に冷媒を供給し、この冷媒で冷却プレート3を強制冷却する。冷却ユニット20を図9に示す。この図の冷却ユニット20は、気体状の冷媒を加圧するコンプレッサ22と、このコンプレッサ22で加圧された冷媒を冷却して液化させる凝縮器23と、この凝縮器23に連結している膨張弁24とを備える。コンプレッサ22は、モータ25や車両のエンジンで駆動されて気体状の冷媒を加圧する。凝縮器23は熱交換器26でファン27に強制送風されて冷媒を冷却して液化させる。凝縮器23は、ハイブリッドカーにおいては、エンジンの冷却水を冷却するラジエータの前方に配設される。ラジエータを冷却するファン27で凝縮器23も冷却される。冷却プレート3の冷媒通路21の排出側はコンプレッサ22に連結され、コンプレッサ22が、冷媒通路21から排出される気化した冷媒を加圧する。加圧された冷媒は、凝縮器23で冷却されて液化される。液化された冷却は、膨張弁24を介して冷媒通路21に連結される。膨張弁24は、冷媒通路21の排出側において、全ての冷媒を気化できる流量に開度をコントロールする調整弁、あるいは細管からなるキャピラリーチューブである。冷媒は、膨張弁24を通過して断熱膨張され、冷媒通路21内で液体から気体になる。膨張弁24を通過して、冷媒通路21内で気化される冷媒は、気化熱を奪って冷却プレート3を強制冷却する。したがって、冷却ユニット20に連結される冷却プレート3は、供給される液状の冷媒を、冷媒通路21内で気化し、冷媒の気化熱で冷却させる。冷媒で強制冷却された冷却プレート3に熱結合する電池セル1は、発熱した熱を冷却プレート3に伝導して、効率よく冷却される。
以上のように、冷媒通路21で冷媒を気化させて、その気化熱で冷却プレート3を冷却する構造は、冷却プレート3を極めて低い温度に冷却して、電池セル1を効果的に冷却できる。ただし、本発明の電源装置は、冷媒通路21に冷媒として冷却水を供給して、冷却水で冷却プレート3を強制的に冷却することもできる。
冷却プレート3は、熱伝導で電池セル1を冷却することに加えて、さらに電池セル1に強制送風される空気も冷却する。熱伝導で直接に電池セル1を冷却し、さらに強制送風される空気も冷却する冷却プレート3は、冷却空気の送風を停止する状態においても、電池セル1を効率よく冷却できる。熱伝導による冷却は、送風ファン29の運転を停止する状態、すなわち、送風ファン29の騒音を0レベルとして、極めて静かな状態で電池セル1を効果的に冷却する。また、強制送風することによって、電池セル1を、さらに効果的に、しかも全体を均一に冷却する。
冷却プレート3は、ホルダーブロック2との境界、すなわち上面に冷却ダクト28を設けている。冷却ダクト28は、ホルダーブロック2の送風ダクト10に連結されて、送風ダクト10に強制送風する空気を冷却する。冷却プレート3は、溝形で上面を開口している。この冷却プレート3は、上面にホルダーブロック2を連結して、冷却ダクト28をホルダーブロック2の送風ダクト10に連結する。いいかえると、送風ダクト10と冷却ダクト28とは、冷却プレート3をホルダーブロック2に固定して、互いに連結される位置に設けられる。図4の冷却プレート3は、上面に2列に冷却ダクト28を設けている。2列の冷却ダクト28は、セルスロット4の対向面に2列に設けている送風ダクト10に連結される。
冷却プレートは、図示しないが、内部に冷却ダクトを設けることもできる。内部に冷却ダクトを設けている冷却プレートは、上面に送風ダクトに連結する連結口を開口する。この連結口は、冷却プレートをホルダーブロックに連結する状態で、ホルダーブロックの送風ダクトに連結する位置に開口される。この冷却プレートは、内部の冷却ダクトに送風する空気を効率よく冷却できる。それは、冷却ダクトに送風される空気が広い面積で冷却プレートに接触するからである。
以上の電源装置は、冷媒通路21に供給される冷媒で冷却プレート3を強制冷却し、冷却された冷却プレート3が電池セル1を熱伝導で冷却し、さらに、冷却ダクト28に送風される空気を冷却し、冷却プレート3で冷却され空気を送風ダクト10に送風して電池セル1を効果的に冷却する。
空気と熱伝導の両方で冷却される電池セル1は、発熱量が大きくなって電池温度が高くなるにしたがって、冷却状態が以下のように変更される。
[電池セルの温度が冷却温度よりも低いとき]
電池セル1に空気を強制送風せず、また冷却プレート3の冷媒通路21に冷媒を供給しない。すなわち、この状態において、電池セル1は強制的には冷却されない。
[電池セルの温度が冷却温度よりも低いとき]
電池セル1に空気を強制送風せず、また冷却プレート3の冷媒通路21に冷媒を供給しない。すなわち、この状態において、電池セル1は強制的には冷却されない。
[電池セルの温度が冷却温度を超えるとき]
電池セル1が発熱して冷却温度を超えると、冷却プレート3を冷媒で冷却することなく、電池セル1に空気を強制送風して冷却する。この状態で、空気は冷却ダクト28から送風ダクト10に送風されるが、冷却プレート3では冷却されない。すなわち、常温の空気が電池セル1に強制送風されて、電池セル1が冷却される。
電池セル1が発熱して冷却温度を超えると、冷却プレート3を冷媒で冷却することなく、電池セル1に空気を強制送風して冷却する。この状態で、空気は冷却ダクト28から送風ダクト10に送風されるが、冷却プレート3では冷却されない。すなわち、常温の空気が電池セル1に強制送風されて、電池セル1が冷却される。
[電池セルの温度が強制冷却温度を超えるとき]
さらに、電池セル1の発熱量が多くなって、冷却温度よりも高く設定している強制冷却温度を超えると、冷却プレート3の冷媒通路21に冷媒を供給して、冷却プレート3を冷媒で強制冷却する。冷却された冷却プレート3は、電池セル1の熱を効果的に伝導して冷却する。この状態で、空気を強制送風する送風ファン29の運転を停止する。したがって、静かに電池セル1を効率よく冷却できる。
さらに、電池セル1の発熱量が多くなって、冷却温度よりも高く設定している強制冷却温度を超えると、冷却プレート3の冷媒通路21に冷媒を供給して、冷却プレート3を冷媒で強制冷却する。冷却された冷却プレート3は、電池セル1の熱を効果的に伝導して冷却する。この状態で、空気を強制送風する送風ファン29の運転を停止する。したがって、静かに電池セル1を効率よく冷却できる。
[電池セルの温度が最高温度を超えるとき]
さらに、電池セル1の発熱量が多くなって、強制冷却温度よりも高く設定している最高温度を超えると、冷却プレート3の冷媒通路21に冷媒を供給して、冷却プレート3を冷媒で強制冷却すると共に、送風ファンで空気を強制送風する。この状態で、冷却された冷却プレート3は、電池セル1の熱を効果的に伝導して冷却し、さらに、強制送風される空気を冷却ダクト28で冷却して、送風ダクト10に強制送風する。したがって、電池セル1は、熱伝導と冷却された空気の両方で効果的に冷却される。また、熱伝導と冷却された空気の両方で冷却されるので、強制送風する空気の風速を速くすることなく、いいかえると、ファンの回転数を低くして騒音レベルを小さくして、電池セル1を効率よく冷却する。
さらに、電池セル1の発熱量が多くなって、強制冷却温度よりも高く設定している最高温度を超えると、冷却プレート3の冷媒通路21に冷媒を供給して、冷却プレート3を冷媒で強制冷却すると共に、送風ファンで空気を強制送風する。この状態で、冷却された冷却プレート3は、電池セル1の熱を効果的に伝導して冷却し、さらに、強制送風される空気を冷却ダクト28で冷却して、送風ダクト10に強制送風する。したがって、電池セル1は、熱伝導と冷却された空気の両方で効果的に冷却される。また、熱伝導と冷却された空気の両方で冷却されるので、強制送風する空気の風速を速くすることなく、いいかえると、ファンの回転数を低くして騒音レベルを小さくして、電池セル1を効率よく冷却する。
1…電池セル
2…ホルダーブロック 2A…ブロック本体
3…冷却プレート
4…セルスロット
5…中間壁
6…電極側の開口部
7…挿入側の開口部
8…係止凹部
9…保持凸部
10…送風ダクト
11…外装ケース
12…電極組
13…電極板 13A…正極板
13B…負極板
14…セパレータ
15…引出リード
16…電極端子 16A…正極端子
16B…負極端子
17…抜止突出部
20…冷却ユニット
21…冷媒通路
22…コンプレッサ
23…凝縮器
24…膨張弁
25…モータ
26…熱交換器
27…ファン
28…冷却ダクト
29…送風ファン
91…電池モジュール
92…電池ホルダ
93…冷却機構
94…空気冷却用熱交換器
95…冷凍サイクル
96…送風機
2…ホルダーブロック 2A…ブロック本体
3…冷却プレート
4…セルスロット
5…中間壁
6…電極側の開口部
7…挿入側の開口部
8…係止凹部
9…保持凸部
10…送風ダクト
11…外装ケース
12…電極組
13…電極板 13A…正極板
13B…負極板
14…セパレータ
15…引出リード
16…電極端子 16A…正極端子
16B…負極端子
17…抜止突出部
20…冷却ユニット
21…冷媒通路
22…コンプレッサ
23…凝縮器
24…膨張弁
25…モータ
26…熱交換器
27…ファン
28…冷却ダクト
29…送風ファン
91…電池モジュール
92…電池ホルダ
93…冷却機構
94…空気冷却用熱交換器
95…冷凍サイクル
96…送風機
Claims (11)
- 複数の電池セル(1)と、各々の電池セル(1)を定位置に収納している電池のホルダーブロック(2)と、このホルダーブロック(2)に連結されて、ホルダーブロック(2)に収納している電池セル(1)を冷却する冷却プレート(3)とを備え、
ホルダーブロック(2)に収納してなる電池セル(1)が冷却プレート(3)に熱結合されて、冷却プレート(3)で冷却され、さらに、冷却プレート(3)は、内部に冷媒通路(21)を設けると共に、ホルダーブロック(2)の電池セル(1)に強制送風して電池セル(1)を冷却する冷却ダクト(28)を設けており、
冷媒通路(21)に供給される冷媒が冷却プレート(3)を冷却し、冷却された冷却プレート(3)に電池セル(1)の熱を伝導して電池セル(1)を冷却し、さらに、冷媒に冷却される冷却プレート(3)が、冷却ダクト(28)に送風される空気を冷却し、冷却プレート(3)で冷却された空気が電池セル(1)を冷却するようにしてなる電源装置。 - 冷却プレート(3)の冷媒通路(21)に連結される冷却ユニット(20)を備え、この冷却ユニット(20)が気体状の冷媒を加圧するコンプレッサ(22)と、このコンプレッサ(22)で加圧された冷媒を冷却して液化させる凝縮器(23)と、この凝縮器(23)に連結している膨張弁(24)とを備え、冷媒通路(21)の流入側が膨張弁(24)を介して凝縮器(23)に連結され、冷媒通路(21)の排出側はコンプレッサ(22)の吸入側に連結され、
冷却ユニット(20)から供給される冷媒が膨張弁(24)を介して冷媒通路(21)に供給され、液化された冷媒を冷媒通路(21)で気化して、冷媒の気化熱で冷却プレート(3)を冷却する請求項1に記載される電源装置。 - 冷却プレート(3)が、ホルダーブロック(2)との境界に冷却ダクト(28)を備えており、ホルダーブロック(2)は、収納する電池セル(1)の表面に送風ダクト(10)を設けており、ホルダーブロック(2)の送風ダクト(10)を冷却ダクト(28)に連結してなる請求項1に記載される電源装置。
- ホルダーブロック(2)が、各々の電池セル(1)を挿入する複数のセルスロット(4)を開口しており、このセルスロット(4)の開口部を閉塞するように冷却プレート(3)を連結して、電池セル(1)を冷却プレート(3)に熱結合している請求項1に記載される電源装置。
- セルスロット(4)の対向する内面に、電池セル(1)の表面の中央部に向かって突出して電池セル(1)を保持する保持凸部(9)を設けており、この保持凸部(9)が電池セル(1)の中央部を両面から挟着してセルスロット(4)に保持すると共に、この保持凸部(9)の両側に送風ダクト(10)を設けている請求項4に記載される電源装置。
- 送風ダクト(10)を、セルスロット(4)に挿入される電池セル(1)の電極端子(16)と対向する位置に設けている請求項5に記載される電源装置。
- 電池セル(1)が、厚さよりも幅の広い薄型の角型電池で、ホルダーブロック(2)は、薄型の角型電池を挿入できる断面形状をスリット状とするセルスロット(4)を平行に並べて設けている請求項4に記載される電源装置。
- ホルダーブロック(2)は、セルスロット(4)の一方に電池セル(1)の電極端子(16)を外部に表出する電極側の開口部(6)を設け、セルスロット(4)の他方には電池セル(1)を挿入する挿入側の開口部(7)を設けており、
さらに、電池セル(1)は、セルスロット(4)に挿入された状態で電極側の開口部(6)から抜けるのを阻止する抜止突出部(17)を両側に有し、ホルダーブロック(2)のセルスロット(4)には、この抜止突出部(17)を案内して、電池セル(1)が電極側の開口部(6)から抜けるのを防止する係止凹部(8)を設けており、
セルスロット(4)に電池セル(1)が挿入される状態で、ホルダーブロック(2)の挿入側の開口部(7)を冷却プレート(3)で閉塞して、電池セル(1)をホルダーブロック(2)のセルスロット(4)に収納して定位置に固定している請求項4に記載される電源装置。 - セルスロット(4)に設けている係止凹部(8)が挿入側の開口部(7)に向かって拡開されるテーパー状で、抜止突出部(17)がここに嵌着される形状である請求項8に記載される電源装置。
- 抜け止め構造の抜止突出部(17)が電池セル(1)の底部に設けられ、セルスロット(4)の係止凹部(8)が挿入側の開口部(7)に設けられてなる請求項8に記載される電源装置。
- 電池セル(1)がリチウムイオン二次電池で、ホルダーブロック(2)が、セルスロット(4)の間に位置する中間壁(5)とセルスロット(4)の外側にあるブロック本体(2A)とをプラスチックで一体的に成形しており、さらに、冷却プレート(3)が金属製である請求項4に記載される電源装置。
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