JP2008059479A - 広告決定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
広告枠に対してどの広告を配信するかを決定する広告決定システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
コンテンツ配信サーバと、入札管理サーバと、出品管理サーバと、広告枠に対して表示する広告を決定する競売エージェントサーバと、を有しており、コンテンツ配信サーバは、アクセスした視聴者端末の視聴者の属性を判定し、競売エージェントサーバは、広告枠の競売に対して入札した広告について、判定された視聴者の属性と、入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、それらが合致する広告を抽出する手段と、抽出した広告の入札情報における価格情報に基づいて、抽出した広告のうちから配信候補の広告を選択する手段と、選択した配信候補の広告から、広告枠に表示する広告を決定する手段と、を有する広告決定システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネット上のオンライン広告に関して、どの広告を配信するかを決定する広告決定システムに関する。特に、一つの広告枠に対して、ウェブサイトにアクセスした者の属性や行動パターン(ウェブサイトへのアクセスパターンなど)(「属性」や「行動パターン」を本明細書では「属性」という)に応じて配信する広告を変更する、個別配信広告において、属性を加味して競売方式により配信する広告を決定する広告決定システムに関する。
広告を行う際には、その広告対象となる商品やサービスに興味のある者が接した場合に反応を得られやすく、広告効果が良いことが知られている。それはインターネットの普及と共に、ウェブサイトなどで一般的になったオンライン広告(本明細書では、「広告」という)においても同様である。
その為、特定の内容のウェブサイトに対して、それに関連する商品やサービスの広告を行うことによって、広告効果をあげている。そしてそのウェブサイトへの広告料は、一般的にはそのウェブサイトへのアクセス数やクリック数に基づいて算出されていることが多い。従って、アクセス数の多いウェブサイトの広告枠は高価であり、アクセス数が少ないウェブサイトの広告枠は安価となっている。
特にアクセス数の多いウェブサイトは人気があり、そのようなウェブサイトでは、コンテンツの広告枠に広告を表示する権利を、競売方式で取引する「サイトターゲット広告」と呼ばれる方法が用いられている場合もある(非特許文献1)。これは競売方式で取引することによって、市場原理で価格設定が行われるので、従来のTVCFや雑誌などの広告枠取引よりも価格決定に透明性をもたらしている。また広告代理店やウェブサイトの運営者にとっても、競売方式であれば、ウェブサイトへの評価が上がれば人気が出るので、価格が上昇するというメリットがある。その為、競売方式で広告枠を取引することを望む場合もある。
また上述の非特許文献1に記載のほか、広告枠について競売方式で取引する発明について、下記特許文献1や特許文献2に開示がされている。
特開2003−6518号公報 特開2005−85165号公報
グーグル株式会社、"サイトターゲット広告について"、[online]、インターネット<URL: http://www.google.co.jp/ads/sitetargeted.html>
上述のように広告枠取引について、競売方式で価格決定が行われることによって、従来よりも透明性が高まる点で非常に有益である。特にコンテンツの内容が決まっているウェブサイト、例えばダイエットに関するウェブサイトやスポーツに関するウェブサイトなどでは、それに関する商品やサービスの広告を行えばよいので、競売方式であっても導入を行うことは出来よう。従って、上述のような場合では、特定の属性に対するターゲットを絞った広告を行いやすく、またそのウェブサイトの評価が高ければ、広告枠に対する競売方式を導入することも容易である。なぜならばそもそもその広告枠に広告を出そうと思う広告主は、ウェブサイトの内容に関連した商品やサービスの広告に絞った上で広告を行うので、あとは価格のみを基準として競売を行えばよいからである。
しかしウェブサイトの内容が特定の内容に決まっていない場合、例えば様々な情報を提供するポータルサイトや個人で様々な情報を提供するサイトなどの場合、様々な属性をもった者がアクセスする。従って、広告効果を考えた上で特定の属性に対するターゲットを絞った広告を行う場合には、一つの広告枠に対して、属性に応じた複数の広告を準備しておき、ウェブサイトにアクセスした者の属性を判定して、その判定した属性に対応する広告をその広告枠に表示する(これを本明細書では「個別配信広告」という)ことが好ましい。
ところがこのような広告を個別配信するシステムは、広まっていないのが現状である。その主な原因は個別配信広告を表示するための広告枠の取引が、通常の広告枠の取引と比べて、非常に複雑になることに起因すると考えられている。その為、現状では、ウェブサイトにおけるコンテンツの内容が特定の内容に決まっていない場合、例えば様々な情報を提供するポータルサイトや個人で様々な情報を提供するサイトなどの場合では、個別配信広告は殆ど行っておらず、その広告枠について順番に広告を表示したり、単に競売方式で価格が高い広告から順に表示されたり、あるいは一つの広告が決まって表示されるように構成されており、広告効率の低下が否めない問題点がある。従って、このような場合であっても個別配信広告が行えれば広告効果の上昇が望めるので、広告枠の価格も上昇が期待されることから、より実効性のある個別配信広告を行えるシステムが望まれている。
例えば、ある一つの広告枠について、「性別」という属性で個別配信をする場合、広告代理店やウェブサイトの運営者は、一つの広告枠について二種類の属性に対する広告を準備しておかなければならない(つまり一つの広告枠に対して、男性用と女性用の二つの広告枠を販売しなければならない)。ところが男女比はほぼ1:1であるので、一つの広告枠に対して、配信対象となる者は半分になってしまう。
そしてその広告枠について更により細分化した属性で個別配信広告を行おうとすると、一つの広告枠に対して多数の属性に対する広告枠の販売を行わなければならない一方、その広告配信対象となる者は少なくなる一方である。
また別の例では、ある一つの広告枠の配信対象となる者が1万人いた場合、これを「性別」の属性で分けたとすると、広告代理店やウェブサイトの運営者は、一つの広告枠に対して、男性用と女性用の二つの広告枠を販売しなければならない一方、各広告の配信対象となる者は各々5,000人に低下してしまう。つまりウェブサイトへの評価対象の一つとなるアクセス数は半分(アクセス数の男女比が1:1と仮定する)となってしまう。
そして「性別」の他に、「未婚か既婚か」という属性で更に分けたとすると、広告代理店やウェブサイトの運営者は、一つの広告枠に対して、男性未婚者向けの広告と、男性既婚者向けの広告と、女性未婚者向けの広告と、女性既婚者向けの広告とを準備しなければならない。つまり一つの広告枠に対して、実質的に四つの広告枠を販売することとなる。また未婚者と既婚者の比率が1:1であったと仮定すると、各広告の配信対象となる者は各々2,500人に減ってしまう。これを模式的に示すのが図17である。
つまり個別配信広告を行わなければ、広告代理店やウェブサイトの運営者は、一つの広告枠を販売していればよいが、個別配信広告を行う場合には、一つの広告枠なのにその属性に対応する数の広告枠を実質的に販売しなければならない。またこの数は、属性が細分化されるにつれ、幾何級数的に増加してしまう。例えば上述の「性別」、「未婚・既婚」に加えて、「居住地(東京かそれ以外)」を加えると、図18に示すように、八つの属性に分けられてしまう。
一方で、一般的に広告枠に対する評価は、広告が表示されるウェブサイトへのアクセス者数、即ち、ウェブサイトの閲覧者に対して、広告枠に広告が表示される回数によって評価されているが、配信対象者が減ることは評価が下がることを意味する。つまり広告代理店やウェブサイトの運営者にとったら、広告枠を売りにくくなってしまうのである。
広告枠を販売する広告代理店やウェブサイトの運営者は、個別配信広告を販売する場合に、その広告枠に対する属性(広告のターゲットとなる属性。例えば「男性未婚者」、「20代女性」など)を決定した後に、その広告枠に対する価格を決定して販売を行っている。ところが、上述のように、属性に基づいて個別配信広告を行うことで広告効率は良くなるが、その属性を詳細化すると配信対象者が減ってしまうというジレンマが存在している。その為、個別配信広告は広告効果が高いにもかかわらず、その広告枠の販売を行うことが容易ではなく、また価格も安価になる傾向がある。
また広告枠を販売する際には、個別配信広告のそれぞれの属性についての価格決定の手間、広告枠の意味とその価格が正当であることを広告主に対して説明する手間、広告主がその説明を理解する手間などが発生することから、広告販売における営業コスト(主に人的コスト)が大きくなる。そしてこの営業コストは広告枠の価格に反映されるが、個別配信広告の諸条件(属性の個数など)が同様であれば、配信対象者の数にかかわらずほぼ一定であるため、配信対象者の数がある限界を下回ると、広告主が個別配信広告から得る便益が広告枠の価格に見合わなくなる。従来の方法では、この営業コストを十分に抑制することが出来ないため、配信対象者数の下限が上昇し、結果として多くのウェブサイトにおいて個別配信広告の広告枠が商品として成立しなくなってしまう。このような理由から現在では、一つの広告枠に対して複数の広告を表示する際に、アクセスした者の属性に応じた広告配信を行う、個別配信広告はあまり活用されていない。その為、上述したように、実効性のある個別配信広告のシステムが望まれている。
また非特許文献1に記載の方法は、広告主が広告を表示するウェブサイトを選択して、そのウェブサイトに広告を1,000回表示する毎に支払う上限額(これは「CPM」と呼ばれる)を設定し、当該ウェブサイトに複数の広告主が広告の掲載を希望する場合には、CPMの値によって掲載順位が決定されるだけである。そして、そもそも広告主が広告を行うウェブサイトを選択しており、一つの広告枠に対して、アクセスした者の属性に応じて配信する広告を変更する、即ち、個別配信広告を行うことについては考慮されていない。
特許文献1や特許文献2においても競売方式による広告決定システムであって、一つの広告枠に対して、アクセスした者の属性に応じて配信する広告を変更する、即ち、個別配信広告を行うことについては考慮されていない。また、広告主がCPMのような単位表示回数あたりの価格を指定することが出来ないほか、広告主のCPMが他の広告主の選考情報と予算によって大きく変動してしまい、通常の状況下においてでも、当該広告主のCPMが著しく高騰する可能性があり、広告主にとっては価格高騰のリスクを内在していることとなる。
つまり上述のように、特許文献1や特許文献2、非特許文献1を用いた場合、ウェブサイトの内容がある程度決まっている場合には、その広告枠に、ウェブサイトの内容に応じた商品やサービスの広告を行い、また競売方式による広告配信も可能となる。しかし、一つの広告枠に対して、アクセスした者の属性に応じて配信する広告を変更する、個別配信広告においては、これらの発明やシステムを適用することが出来ず、その問題点については、特許文献1や特許文献2、非特許文献1を用いては解決することが出来ない。
そこで本願発明者は上述の問題点を検討した結果、一つの広告枠に対して、アクセスした者の属性に応じて配信する広告を変更する、従来の個別配信広告では、予め広告枠における属性に対して先に広告が決められていることによって、上述の問題点が発生していることを知見するに至った。その為、上述の問題点を解決するために、従来のような方法ではなく、以下の各請求項に記載の発明のような技術的構成を採るシステムなどを発明するに至った。
請求項1の発明は、ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する広告決定システムであって、少なくとも前記広告枠を含むコンテンツを、前記コンテンツの視聴者が利用する視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバと、前記広告枠に対する競売への出品情報を受け付ける出品管理サーバと、前記広告枠に対する競売への入札情報を受け付ける入札管理サーバと、前記出品情報と入札情報とに基づいて、前記広告枠に対して表示する広告を決定する競売エージェントサーバと、を有しており、前記コンテンツ配信サーバは、前記アクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかを判定し、前記競売エージェントサーバは、前記広告枠の競売に対して入札した広告について、前記判定された視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、それらが合致する広告を抽出する手段と、前記抽出した広告の入札情報における価格情報に基づいて、前記抽出した広告のうちから配信候補の広告を選択する手段と、前記選択した配信候補の広告から、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、を有する広告決定システムである。
本発明のように構成することによって、ウェブサイトのコンテンツに設けた広告枠に表示する広告について、入札された広告のうちから属性に合致する広告であって、且つ競売方式も採用した上で、広告を決定することが出来る。従来は、一つの広告枠について、予め設定した属性の分だけの広告枠をウェブサイトの運営者や広告代理店は販売しなければ個別配信広告は行えなかった。しかし本発明のように構成することで、ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性と合致する広告を自動的に選択し、且つ価格情報に基づいて広告を決定するので、個別配信広告が可能な場合には個別配信広告が行われ、従来よりも容易に、広告効果の高い個別配信広告が可能となる。また競売方式も用いているので、その価格設定の透明化、価格上昇を見込むことも可能となる。
請求項2の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記合致する広告を抽出する手段において、前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出する、広告決定システムである。
視聴者の属性と広告の属性との照合は、本発明のように行うと良い。
請求項3の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記配信候補の広告を選択する手段において、前記抽出した広告のうち、該価格情報が高い広告から抽出して配信候補の広告として選択する、広告決定システムである。
配信候補の広告を選択する場合には、価格情報が高い広告から優先して選択すると良い。これによって、価格上昇を生じさせやすくなる。
請求項4の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記広告を決定する手段において、前記選択した配信候補の広告のうち、該広告の入札情報における配信ウエートに基づいて抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する、広告決定システムである。
複数の配信候補の広告のうち、どの広告を選ぶのかは任意に決定しても良いが、公平性を担保するために、そこに抽選機能を持たせると良い。これは、単に価格だけで選択してしまうと、同じウェブサイトに連続的にアクセスした視聴者には、常に同じ広告が表示されていることとなる。確かにこれも視聴者の目に触れる機会が増えるので良いが、常に同じ広告が表示されていると、逆に視聴者の関心を惹かなくなる可能性がある。そこで抽選を行い、価格によらずに偶然性を持たせることによって、ウェブサイトに連続的にアクセスした視聴者であっても、異なる広告が表示される余地が生じ、このような問題点が解決される。
請求項5の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記広告枠を含むコンテンツを前記コンテンツ配信サーバから前記視聴者端末に配信する直前に、前記広告枠に表示する広告を決定する処理を実行する、広告決定システムである。
従来の競売方式による広告配信システムでは、予め定められた時期に入札を締め切り、もっとも高い価格で落札した広告を、入札対象となった広告枠に常に表示するように構成されている。その為、個別配信広告を行うことは難しかった。なぜならば入札は価格によって定められていたので、落札した広告以外の広告を表示すると、それより高い価格で落札した広告主に不満が生じるからである。しかし、本発明のような広告決定システムを構成することによって、広告枠に表示する広告を決定する処理を、ウェブサイトに視聴者がアクセスするたびに行うことによって、個別配信広告を容易に可能にすると共に、競売方式の導入も可能となる。
請求項6の発明は、ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する広告決定システムであって、少なくとも前記広告枠を含むコンテンツを、前記コンテンツの視聴者が利用する視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバと、前記広告枠に対する競売への出品情報として、前記ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して設定可能な前記視聴者の属性と、前記広告枠に対して設定する配信ウエートと、を含む情報を受け付ける出品管理サーバと、前記広告枠に対する競売への入札情報として、広告の予算と価格情報と配信条件と配信ウエートとを少なくとも含む情報を受け付ける入札管理サーバと、前記出品情報と入札情報とに基づいて、前記広告枠に対して表示する広告を決定する競売エージェントサーバと、を有しており、前記コンテンツ配信サーバは、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかを判定し、前記競売エージェントサーバに対して、前記判定した属性と、前記広告枠に表示する広告の配信要求とを渡し、前記競売エージェントサーバは、前記配信要求を受けて、前記広告枠へ入札がなされた広告のうち、前記入札情報における予算が未消化の広告を抽出する手段と、前記抽出した広告の入札情報における配信条件と、前記判定された視聴者の属性とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出して、それらの入札情報における価格情報が高い順に広告を並べ替える手段と、前記並べ替えた広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、前記出品情報における広告枠に対して設定された配信ウエートになるまで、該価格情報が高い広告から順に、広告を抽出して、配信候補の広告として選択する手段と、前記選択した配信候補の広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、前記決定した広告を前記コンテンツ配信サーバに渡す手段と、を有する広告決定システムである。
請求項1の発明については、本発明のように構成することも出来る。本発明のように構成することによって、ウェブサイトのコンテンツに設けた広告枠に表示する広告について、入札された広告のうちから属性に合致する広告であって、且つ競売方式も採用した上で、広告を決定することが出来る。従来は、一つの広告枠について、予め設定した属性の分だけの広告枠をウェブサイトの運営者や広告代理店は販売しなければ個別配信広告は行えなかった。しかし本発明のように構成することで、ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性と合致する広告を自動的に選択し、且つ価格情報に基づいて、価格が高い広告から順に候補を選択し、その候補から抽選で表示する広告を決定するので、個別配信広告が可能な場合には個別配信広告が行われる。その為、従来よりも容易に、広告効果の高い個別配信広告が可能となる。また競売方式も用いているので、その価格設定の透明化、価格上昇を見込むことも可能となる。
請求項7の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記競売に対して入札された広告がなかった場合、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告がなかった場合、または前記抽選を行った結果、広告が決定できなかった場合、のいずれかの場合には、予め定められた広告を、前記広告枠に表示する広告として決定する、広告決定システムである。
本発明では個別配信広告と競売方式とを用いているので、常に属性に合致する広告、広告枠に対する入札があるとは限らない。そのような場合、広告枠に何らの広告をも表示しないと、機会損失が生じる。そこで、このような場合に表示する広告を予め設定しておき、その広告を表示することによって、上述のような機会損失を防いでいる。
請求項8の発明は、ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントサーバであって、前記競売エージェントサーバは、前記広告枠の競売に対して入札した広告について、前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて判定した前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、それらが合致する広告を抽出する手段と、前記抽出した広告の入札情報における価格情報に基づいて、前記抽出した広告のうちから配信候補の広告を選択する手段と、前記選択した配信候補の広告から、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、を有する競売エージェントサーバである。
請求項1の発明における競売エージェントサーバは、本発明のように構成することが出来る。競売エージェントサーバをこのように構成することによって、ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性と合致する広告を自動的に選択し、且つ価格情報に基づいて広告を決定するので、個別配信広告が可能な場合には個別配信広告が行われ、従来よりも容易に、広告効果の高い個別配信広告が可能となる。また競売方式も用いているので、その価格設定の透明化、価格上昇を見込むことも可能となる。
請求項9の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記合致する広告を抽出する手段において、前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出する、競売エージェントサーバである。
視聴者の属性と広告の属性との照合は、本発明のように行うと良い。
請求項10の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記配信候補の広告を選択する手段において、前記抽出した広告のうち、該価格情報が高い広告から抽出して配信候補の広告として選択する、競売エージェントサーバである。
配信候補の広告を選択する場合には、価格情報が高い広告から優先して選択すると良い。これによって、価格上昇を生じさせやすくなる。
請求項11の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記広告を決定する手段において、前記選択した配信候補の広告のうち、該広告の入札情報における配信ウエートに基づいて抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する、競売エージェントサーバである。
複数の配信候補の広告のうち、どの広告を選ぶのかは任意に決定しても良いが、公平性を担保するために、そこに抽選機能を持たせると良い。これは、単に価格だけで選択してしまうと、同じウェブサイトに連続的にアクセスした視聴者には、常に同じ広告が表示されていることとなる。確かにこれも視聴者の目に触れる機会が増えるので良いが、常に同じ広告が表示されていると、逆に視聴者の関心を惹かなくなる可能性がある。そこで抽選を行い、価格によらずに偶然性を持たせることによって、ウェブサイトに連続的にアクセスした視聴者であっても、異なる広告が表示される余地が生じ、このような問題点が解決される。
請求項12の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記広告枠を含むコンテンツを前記コンテンツ配信サーバから前記視聴者端末に配信する直前に、前記広告枠に表示する広告を決定する処理を実行する、競売エージェントサーバである。
従来の競売方式による広告配信システムでは、予め定められた時期に入札を締め切り、もっとも高い価格で落札した広告を、入札対象となった広告枠に常に表示するように構成されている。その為、個別配信広告を行うことは難しかった。なぜならば入札は価格によって定められていたので、落札した広告以外の広告を表示すると、それより高い価格で落札した広告主に不満が生じるからである。しかし、本発明のような広告決定システムを構成することによって、広告枠に表示する広告を決定する処理を、ウェブサイトに視聴者がアクセスするたびに行うことによって、個別配信広告を容易に可能にすると共に、競売方式の導入も可能となる。
請求項13の発明は、ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントサーバであって、前記広告枠に対する競売への出品情報として、前記ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して設定可能な前記視聴者の属性と、前記広告枠に対して設定する配信ウエートと、を含む情報を受け付ける手段と、前記広告枠に対する競売への入札情報として、広告の予算と価格情報と配信条件と配信ウエートとを少なくとも含む情報を受け付ける手段と、前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかが判定された結果と、前記広告枠に表示する広告の配信要求とを、前記コンテンツ配信サーバから受け取る手段と、前記配信要求を受けて、前記広告枠へ入札がなされた広告のうち、前記入札情報における予算が未消化の広告を抽出する手段と、前記抽出した広告の入札情報における配信条件と、前記判定された視聴者の属性とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出して、それらの入札情報における価格情報が高い順に広告を並べ替える手段と、前記並べ替えた広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、前記出品情報における広告枠に対して設定された配信ウエートになるまで、該価格情報が高い広告から順に、広告を抽出して、配信候補の広告として選択する手段と、前記選択した配信候補の広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、を有する競売エージェントサーバである。
請求項8の発明については、本発明のように構成することも出来る。本発明のように構成することによって、ウェブサイトのコンテンツに設けた広告枠に表示する広告について、入札された広告のうちから属性に合致する広告であって、且つ競売方式も採用した上で、広告を決定することが出来る。従来は、一つの広告枠について、予め設定した属性の分だけの広告枠をウェブサイトの運営者や広告代理店は販売しなければ個別配信広告は行えなかった。しかし本発明のように構成することで、ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性と合致する広告を自動的に選択し、且つ価格情報に基づいて、価格が高い広告から順に候補を選択し、その候補から抽選で表示する広告を決定するので、個別配信広告が可能な場合には個別配信広告が行われる。その為、従来よりも容易に、広告効果の高い個別配信広告が可能となる。また競売方式も用いているので、その価格設定の透明化、価格上昇を見込むことも可能となる。
請求項14の発明において、前記競売エージェントサーバは、更に、前記競売に対して入札された広告がなかった場合、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告がなかった場合、または前記抽選を行った結果、広告が決定できなかった場合、のいずれかの場合には、予め定められた広告を、前記広告枠に表示する広告として決定する手段を有する、競売エージェントサーバである。
本発明では個別配信広告と競売方式とを用いているので、常に属性に合致する広告、広告枠に対する入札があるとは限らない。そのような場合、広告枠に何らの広告をも表示しないと、機会損失が生じる。そこで、このような場合に表示する広告を予め設定しておき、その広告を表示することによって、上述のような機会損失を防いでいる。
請求項15の発明は、ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントプログラムであって、前記競売エージェントプログラムは、サーバを、前記広告枠の競売に対して入札した広告について、前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて判定した前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、それらが合致する広告を抽出する手段、前記抽出した広告の入札情報における価格情報に基づいて、前記抽出した広告のうちから配信候補の広告を選択する手段、前記選択した配信候補の広告から、前記広告枠に表示する広告を決定する手段、として機能させる競売エージェントプログラムである。
本発明の競売エージェントプログラムをサーバに読み込ませてその処理を実行させることで、上述の発明の競売エージェントサーバが実現できる。
請求項16の発明は、ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントプログラムであって、前記競売エージェントプログラムは、サーバを、前記広告枠に対する競売への出品情報として、前記ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して設定可能な前記視聴者の属性と、前記広告枠に対して設定する配信ウエートと、を含む情報を受け付ける手段、前記広告枠に対する競売への入札情報として、広告の予算と価格情報と配信条件と配信ウエートとを少なくとも含む情報を受け付ける手段、前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかが判定された結果と、前記広告枠に表示する広告の配信要求とを、前記コンテンツ配信サーバから受け取る手段、前記配信要求を受けて、前記広告枠へ入札がなされた広告のうち、前記入札情報における予算が未消化の広告を抽出する手段、前記抽出した広告の入札情報における配信条件と、前記判定された視聴者の属性とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出して、それらの入札情報における価格情報が高い順に広告を並べ替える手段、前記並べ替えた広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、前記出品情報における広告枠に対して設定された配信ウエートになるまで、該価格情報が高い広告から順に、広告を抽出して、配信候補の広告として選択する手段、前記選択した配信候補の広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する手段、として機能させる競売エージェントプログラムである。
本発明の競売エージェントプログラムをサーバに読み込ませてその処理を実行させることで、上述の発明の競売エージェントサーバが実現できる。
請求項17の発明は、請求項15または請求項16に記載の競売エージェントプログラムを記録した記録媒体である。
上述の競売エージェントプログラムは、本発明のように磁気ディスクや光ディスク、光磁気ディスクなどに記録させても良い。
本願発明によって、広告枠に広告が表示される直前にどの広告を表示するのか、を「属性」も加味して決定処理を行うことによって、事前に全ての属性についての広告枠の販売を行わなくても良くなる。それによって、広告代理店やウェブサイトの運営者が簡単に個別配信広告を実現可能とせしめている。つまり、アクセスした視聴者の属性に応じた広告が存在している場合には個別配信広告を行い、そうでない場合には従来と同様の方法で広告配信を行うことを自動的に切り替えることで、個別配信広告が行いやすくなる。またその価格決定を行うにあたり、競売方式を用いることによって、価格の透明性や価格上昇を見込むことも可能となる。
更にウェブサイトの運営者や広告代理店にとって、広告枠に対する個別配信広告に係る負担を著しく軽減させることが出来るので、コスト増を招かず、寧ろコスト減を期待した上で、広告効率の良い個別配信広告が行える。
本発明の広告決定システムの処理プロセスの一例を図1のフローチャートに示す。また本発明の広告決定システム1のシステム構成の一例を図2の概念図に示す。
第1の実施例における広告決定システム1は、コンテンツ配信システム2と競売管理システム3とを有している。コンテンツ配信システム2は、ウェブサイトなどのコンテンツを視聴者端末6に渡すシステムであって、競売管理システム3は当該ウェブサイトにおける広告枠に表示する広告についての競売の管理(出品や入札の受け付け)を行うシステムである。なお各システムは、一または複数のサーバやコンピュータ端末から成立している。
これらのサーバやコンピュータ端末には、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置とを少なくとも備えている。コンピュータ上で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶装置に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶装置から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置における処理に用いる。当該コンピュータには、演算装置の処理結果や記憶装置に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置、キーボードやマウスやテンキーなどの入力装置、ディスプレイなどの表示装置を有していても良い。
出品者端末4は、ウェブサイトにおける広告枠について、競売のために広告枠の出品を行う者が利用するコンピュータ端末である。また入札者端末5は、競売に出品された当該ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠について、入札を行う者が利用するコンピュータ端末である。また視聴者端末6は、当該ウェブサイトを閲覧する者が利用するコンピュータ端末である。なおコンピュータ端末には、パーソナルコンピュータのほか、携帯電話機、PHS、PDAなどの携帯端末も含まれる。
本実施例におけるコンテンツ配信システム2は、コンテンツ配信サーバ7と競売エージェントプログラムを備えたコンピュータ端末と、ローカルDB10と、広告配信ログサーバ9とを有している。
コンテンツ配信サーバ7は、視聴者端末6に対してウェブサイトのコンテンツを渡すサーバである。所謂ウェブサーバ、電子メール配信サーバなどが該当する。またこのウェブサイトのコンテンツには、広告枠が設けられており、この広告枠に表示する広告が競売エージェントサーバ8(後述)で決定された後に、その決定された広告が当該広告枠に表示されたコンテンツが視聴者端末6に渡される。
競売エージェントサーバ8は、コンテンツ配信サーバ7が視聴者端末6に渡すウェブサイトのコンテンツにおいて、広告枠にどの広告を表示するかを決定する。なお競売エージェントサーバ8は、競売エージェントプログラムを備えたサーバであり、本実施例ではコンテンツ配信サーバ7とは異なるサーバとしたが、競売エージェントプログラムをコンテンツ配信サーバ7に備え、一体的に構成することも出来る。なお「広告枠に広告を表示する」とは、広告枠に指定されたバナーの画像や文字(本明細書ではこれらを「バナー画像」という)と、そのバナー画像が選択された際に表示されるリンク先のURLや広告名などが当該広告枠に設定されて、コンテンツ上に表示されることである。従って「広告を表示する」「広告を決定する」「広告を記憶する」といったような本明細書における表現は、これらのバナー画像やリンク先のURL、広告名などが表示されたり、決定されたり、記憶されたりすることを示す。
広告配信ログサーバ9は、ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に、どの広告をどれだけ表示したか、のログを記録しておくサーバである。競売エージェントサーバ8で、広告枠に対する広告を決定した際に、その情報が広告配信ログサーバ9に記録される。
ローカルDB10は、競売エージェントサーバ8で決定する広告や、中央DB14に記憶される出品情報や入札情報を一時的に記憶するDBであり、キャッシュとしての役割を果たす。このDBには、データファイルやデータベース管理プログラムなどがコンピュータ端末に備えられていても良いし、DBサーバとして機能していても良い。
競売管理システム3は、プロキシサーバ11と出品管理サーバ12と入札管理サーバ13と中央DB14とを有している。
プロキシサーバ11は、コンテンツ配信サーバ7と競売管理システム3との間の通信を中継するサーバであり、一般的なプロキシサーバ11でよい。
出品管理サーバ12は、ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠の競売の出品を受け付け、その情報(出品情報)を中央DB14に記録し、またその情報を競売エージェントサーバ8にプロキシサーバ11を介して渡す。また競売が行われた後に、広告の配信の結果に基づいて売上データを生成してそれを出品者端末4に渡す。
入札管理サーバ13は、出品された広告枠について入札を受け付け、その情報(入札情報)を中央DB14に記録し、またその情報を競売エージェントサーバ8にプロキシサーバ11を介して渡す。また競売が行われた後に、その配信結果を集計して入札者端末5に渡す。
なお出品管理サーバ12、入札管理サーバ13は、本実施例のように二つのサーバとして設けられていても良いし、一つのサーバにその二つの機能を設けるように構成されていても良い。
中央DB14は、ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠の出品の情報(出品情報)と、それに対する入札の情報(入札情報)とを記録するDBである。このDBには、データファイルやデータベース管理プログラムなどがコンピュータ端末に備えられていても良いし、DBサーバとして機能していても良い。
次に本実施例における広告決定システム1の処理プロセスの一例を図1のフローチャート及び図2の概念図を用いて説明する。
ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠について、本発明の広告決定システム1を用いて個別配信広告を行うことを希望するウェブサイトの管理者や広告代理店など(以下、「出品者」という)は、その者が利用するコンピュータ端末から競売管理システム3にアクセスし、広告枠について競売にかけることを登録する。この際に、図3のコンテンツ配信者登録画面からウェブサイトのコンテンツの配信者の情報、図4のコンテンツ登録画面からウェブサイトのコンテンツの情報、図5の広告枠登録画面から広告枠の情報、図6の出品登録画面から出品情報の入力を行う(S100)。この際に入力した情報は、出品者(ウェブサイトの管理者や広告代理店など)を識別する情報と共に中央DB14に記録される。
ここでコンテンツ配信者の情報、ウェブサイトのコンテンツの情報については出品者についての属性情報が含まれており、これらに基づいて、落札された広告枠についての料金の支払いなどが行われる。出品者(コンテンツ配信者)の情報としては、会社名、代表者名、URL、所在地、経理担当者氏名、その電子メールアドレス、電話番号、FAX番号、担当部署名、広告を表示することにより支払われる料金を入金するための金融機関名、その口座番号などがあり、またコンテンツそのもの情報についてもそのURL、担当者氏名、その電子メールアドレス、電話番号、FAX番号、担当部署名、などの他、そのウェブサイトのコンテンツに指定可能な属性(視聴者の属性であって、年齢、性別、未婚・既婚、職業、居住地域、通勤・通学地域など)、広告の配信時間帯、などの情報がある。コンテンツに指定可能な属性とは、広告枠に表示する広告に対してどのような属性を入札者が指定可能にするか、を示すものであり、例えば「性別」を指定した場合、男性、女性のいずれに広告配信を指定するかを入札者が定めることが出来る。
また広告枠の情報については、ウェブサイトのコンテンツにおける広告がどのような大きさ(縦、横のピクセル数)、ファイルサイズなど、広告枠がどのような属性を有するのかを示す情報が含まれている。また出品情報としては、広告枠の情報で指定された広告枠について、いつからいつまで広告の掲載を行うのか、入札期限はいつにするのか、広告を1,000回表示する毎の料金(CPM)の下限額、競売に対する配信ウエート(通常は100)、広告主あたりの配信ウエートの上限、何回広告表示が行われるかの想定数(想定インプレッション)などの情報が含まれている。なお配信ウエートについては後述する。
なおコンテンツの配信者、ウェブサイトのコンテンツ、広告枠の情報など、既に登録が競売管理システム3に行われているものについては、再度情報の入力を行わなくても良い。
このようにして出品者端末4から入力された少なくとも出品情報を、競売管理システム3の出品管理サーバ12で受け付け、出品管理サーバ12は出品者端末4から受け付けた情報を中央DB14に記録させることによって、出品の登録を行う(S110)。このように中央DB14に広告枠の出品情報が登録されることによって、当該広告枠に対する競売が開始される。なお競売開始のタイミングは出品情報で指定できても良い。
またこのようにして広告枠が出品されたことについて、出品管理サーバ12は、プロキシサーバ11を介してコンテンツ配信システム2の競売エージェントサーバ8に出品情報を渡す(S120)。競売エージェントサーバ8は、出品管理サーバ12から受け取った出品情報をローカルDB10に記憶する(S130)。なお出品情報を競売管理システム3から競売エージェントサーバ8に渡すのは、出品情報が登録されるたびに行われても良いし、バッチ処理として行われても良い。
このようにして開始された広告枠に対する競売について、入札を行おうとする広告主は、入札管理サーバ13にアクセスして、入札者端末5から、図7に示すような広告主登録画面で広告主の属性情報の入力、図8に示すような広告登録画面で当該広告枠に表示しようとする広告の入力を事前に行っておく。この際に入力した情報は、入札者(広告主)を識別する情報と共に中央DB14に記録される。
広告主の属性情報としては、図7に示すような会社名、代表者名、URL、担当者氏名、担当者電子メールアドレス、電話番号、FAX番号、部署、決済に関する情報(カード会社名、クレジットカード番号など)がある。また広告登録画面から入力する情報としては、広告がウェブサイトでクリックなどによって選択されることによって表示されるサイト名とURL(リンク先のサイト名、URL)、どのような端末を広告の表示対象とするか、広告のデータ形式(バナー画像のデータ形式)、広告(バナー画像など)のファイルの所在地などがある。
このようにして広告主と広告について登録を行った後に、広告枠に対して入札を希望する場合、入札に関する情報を入力する。例えば図9に示すような入札画面から、競売対象となっているウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して、どの広告を表示するか、を示す情報を入札情報として入力する。
まず入札者端末5では図9(a)に示すような入札画面が表示され、その中から入札者が表示しようとする広告と(図9(a)上段)、それをどのウェブサイトに表示するか(図9(a)下段)、を入札情報として選択する。図9ではプルダウン形式で選択可能になっている。このプルダウンで選択可能な広告としては、入札者の識別情報に基づいて中央DB14に記録している図8の広告登録画面で入力した広告情報に関する情報に基づいて表示が行われ、プルダウンで選択可能な、広告を表示するウェブサイトは、中央DB14に記録されている、出品者が図4のコンテンツ登録画面で入力したコンテンツに関する情報に基づいて行われる。なおプルダウン形式以外の選択方法、入力方法であっても良い。
図9(a)では、広告として「春の入会促進キャンペーン」が選択され、ウェブサイトとして「簡単ブログ(1029)」が選択された状態を示す。
このようにして選択が終わると、入札者が「次へ」ボタンを押下する。これによって、入札管理サーバ13は、図9(b)に示すような入札画面を入札者端末5に渡して、入札者端末5でその表示が行われる。
図9(b)では、図9(a)で入札者が選択したウェブサイトのどの広告枠に表示するか、を入札情報として入札者が選択する画面である。このプルダウンで選択可能な広告枠は、出品者が図5の広告枠登録画面で入力した、中央DB14に記録する、図9(a)で選択されたウェブサイトのコンテンツにおける広告枠の情報に基づいて表示が行われる。
図9(b)では広告枠として、「簡単ブログ(1029)」のウェブサイトの「トップページ上段1(バナー広告)」が選択された状態を示す。
このようにして選択が終わると、入札者が「次へ」ボタンを押下する。これによって、入札管理サーバ13は、図10に示すような入札画面を入札者端末5に渡して、入札者端末5でその表示が行われる。
図10では、当該広告枠について、いつからいつまで広告掲載を希望であるかの広告掲載開始日時と終了日時、当該広告枠(「トップページ上段1(バナー広告)」)について、ウェブサイト(「簡単ブログ(1029)」)にどのような属性を有する視聴者がアクセスした場合に、表示対象とするかの配信条件、曜日の指定、祝日の扱い、配信時間帯などを入札情報として入力する。ここで指定した配信条件に基づいて、その条件に該当する視聴者がアクセスした場合に、当該入札者の広告が競売対象となるか否かが決定される。従って、例えば配信条件に「性別」を「男性」として指定した場合、男性がウェブサイトにアクセスすると当該広告が競売対象となる。またその他に配信ウエート、広告の表示回数が1,000回毎に支払う金額の上限(上限CPM)、上限予算を入札情報として入力する。なお配信ウエートとは、ある広告が配信候補に選ばれた場合に実際に配信される確率である。従って、例えば配信ウエートを「100」として設定すれば、それが配信候補に選ばれれば100%配信され、配信ウエートを「50」として設定すれば、それが配信候補に選ばれれば50%の確率で配信され、配信ウエートを「25」として設定すれば、それが配信候補に選ばれれば25%の確率で配信される。このように配信ウエートの設定を行うことによって、視聴者に対してどの程度の頻度で広告を配信したいのか、を設定することが出来る。但し、一人あたりの配信ウエートの上限は、出品情報で指定されているので(図6)、それを超えて入札者が配信ウエートを設定することは出来ない。また設定しても、出品情報における上限値として見なされる。
このようにして入札情報が入札者端末5から競売管理システム3の入札管理サーバ13に渡されると、入札管理サーバ13はそれらの情報を中央DB14に記憶させ、入札があったことを登録する(S150)。このように中央DB14に広告枠に対する入札情報が登録されることによって、入札が実行されている。このように広告枠に対する入札について、図6の出品登録画面で出品者が登録した入札終了日時まで継続的に行われる。
そして入札終了日時の経過と共に入札が締め切られ、広告枠に対して入札があったこと(入札情報)を、入札管理サーバ13は、プロキシサーバ11を介してコンテンツ配信システム2の競売エージェントサーバ8に渡す(S160)。競売エージェントサーバ8は、入札管理サーバ13から受け取った入札情報をローカルDB10に記憶する(S170)。
このようにして当該ウェブサイトの広告枠に対しての入札が終了して、広告配信が開始された後、コンテンツ配信サーバ7で配信するウェブサイトに視聴者端末6からアクセスがあると、コンテンツ配信サーバ7は、競売エージェントサーバ8に対して、当該ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠において表示する広告の配信要求を行う(S180)。視聴者が視聴者端末6からコンテンツ配信サーバ7にアクセスした際に、視聴者の属性についての判定処理が行われる。この判定処理は公知なものを用いることが出来る。例えば、会員制のウェブサイトにアクセスした場合、ログインの際に用いたIDに基づいて、予めIDに対応づけて記憶されている視聴者の属性情報を抽出して判定したりする。これ以外にも様々な公知の方法を用いることが出来る。この判定処理は、好適にはコンテンツ配信サーバ7において行われ、判定した属性の情報が競売エージェントサーバ8に渡されるが、競売エージェントサーバ8において判定されても良い。
広告枠において広告を決定する処理プロセスの一例を示すフローチャートを図11に示す。そして配信要求を受けることによって、競売エージェントサーバ8は、ローカルDB10に記録している入札情報に基づいて、あるいは競売管理システム3の中央DB14に記録している入札情報における配信条件と入札価格(入札情報におけるCPM)とを用いて配信候補となる広告を決定し(S190)、配信ウエートに基づいて抽選を行い(S200)、配信する広告を決定する(S210)。そして決定された広告が競売エージェントサーバ8からコンテンツ配信サーバ7に渡されて、当該広告枠において決定された広告が表示された上でウェブサイトのコンテンツが視聴者端末6に渡される(S220)。
この処理の概略を模式的に図16の表を用いて説明する(詳細は後述する)。あるウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して広告主A乃至広告主J(便宜上、広告A乃至広告Jとする)の10社が入札を行い、その入札情報の一部が図16であったとする。そして広告Bには配信条件として20歳以上が指定され、広告Dには30歳未満、広告Eには20歳以上、広告Hには20歳以上が指定されているとする。
このような条件下において、ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性が18歳であったとする。そうすると広告A乃至広告Jから条件を満たす広告を抽出すると、広告A、広告C、広告D、広告F、広告G、広告I、広告Jが選択される。そしてこれらがCPMが高い順に並べ替えられ、広告A、広告C、広告D、広告F、広告G、広告I、広告Jの順に並べられる。なおCPMが同じ場合には先に入札したものを優先的に取り扱うと良い。そしてこのうち順位の高いものから順に配信ウエートが100になるまで抽出する。そうすると、広告A、広告C、広告D、広告F、広告G、広告Iが抽出される。そしてこの6つの広告の中から、当該広告枠に表示する広告が抽選されて決定される。この抽選は、各広告の配信ウエートに応じた確率で行われる。従って、広告Aは25%の確率で選ばれ、広告Gは10%の確率で選ばれることとなる。以上のようにして、当該広告枠に表示する広告が決定される。
S190からS210における配信する広告を決定する処理を詳述する。まずS180における配信要求を受けた競売エージェントサーバ8は、当該広告枠において表示する広告を選別する処理を行う(S400)。広告を選別する処理プロセスの一例を図12に示す。
ローカルDB10や競売管理システム3の中央DB14には、出品者端末4から受け付けた出品情報、入札者端末5から受け付けた入札情報が記録されているので、それらの情報に基づいて配信候補となる広告を選択する。まずは配列A、配列B、配列C、変数wを初期化する(S500)。ここで配列Aは、図10で入札者が指定した上限予算が未消化の広告の一覧(広告リスト)が格納される配列であり、配列Bは配列Aで格納された広告の一覧(広告リスト)のうち、入札条件と視聴者の属性とが一致する広告の一覧を格納する配列であり、配列Cは、抽選対象となった広告の一覧(広告リスト)が格納される配列である。また変数wは整数である。
このように配列A乃至配列C、変数wの初期化を行った後、競売エージェントサーバ8は、入札情報において、図10で入札者が指定した上限予算が未消化の広告の一覧(広告リスト)をローカルDB10または中央DB14から抽出して、配列Aに格納する(S510)。そして配列Aに属する入札者の全ての入札情報における配信条件と、ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性とが合致するものを照合する。そして合致する広告について、入札情報におけるCPMの値を高い順に並べ替えて、配列Bに格納する(S520)。この状態において、配列Bでは、ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に合致する広告であって、CPMが高い順に並べ替えられている。
次に配列Bに格納された各広告の入札情報において、その配信ウエートを参照し、その配信ウエートが、当該広告枠に対して設定された配信ウエート(図6の出品登録画面で入力された、出品情報における競売に掛ける配信ウエート)を超えるまで(S530)、配列Bに格納されている広告を、順番に配列Cに格納する(S540、S550)。
例えば配列Bに広告1、広告2、広告3、広告4、広告5、広告6、広告7が順に格納されている場合であって、それらの配信ウエートが25、25、25、15、15、10、25であり、当該広告枠に対して設定された配信ウエートが100であった場合、まず変数wは0であり、変数wが広告枠に対して設定された配信ウエートを超えていないので(S530)、配列Cに広告1が格納される(S540)。そして広告1を配列Bから削除する。また変数wに、広告1の配信ウエート25が加算され(S550)、変数wが25となる。そしてS530に戻り、変数wは25であり、変数wが広告枠に対して設定された配信ウエートを超えていないので(S530)、配列Cに広告2が格納される(S540)。そして広告2を配列Bから削除する。また変数wに、広告2の配信ウエート25が加算され(S550)、変数wが50となる。
そしてS530に戻り、変数wは50であり、変数wが広告枠に対して設定された配信ウエートを超えていないので(S530)、配列Cに広告3が格納される(S540)。そして広告3を配列Bから削除する。また変数wに、広告3の配信ウエート25が加算され(S550)、変数wが75となる。そしてS530に戻り、変数wは75であり、変数wが広告枠に対して設定された配信ウエートを超えていないので(S530)、配列Cに広告4が格納される(S540)。そして広告4を配列Bから削除する。また変数wに、広告4の配信ウエート15が加算され(S550)、変数wが90となる。
そしてS530に戻り、変数wは90であり、変数wが広告枠に対して設定された配信ウエートを超えていないので(S530)、配列Cに広告5が格納される(S540)。そして広告5を配列Bから削除する。また変数wに、広告5の配信ウエート15が加算され(S550)、変数wが105となる。そしてS530に戻ると、変数wが105であり、変数wが広告枠に対して設定された配信ウエートを超えているので、S400における選別処理を終了する。この際に配列Cに最後に格納された広告5の配信ウエートは、当該広告枠に対して設定された配信ウエートを超えない値、上述の例の場合、10として設定される。
このようにすることによって、配列Cには、広告1乃至広告5が格納されることとなる。なお、そもそも配列Bに格納する広告が存在しない場合(配列Bが空(NULL)の場合)には、当該広告枠に対する入札がなかった、あるいは入札情報における配信条件と、視聴者の属性が合致しなかったので、その場合には選別処理を終了する(S530)。その場合には、予め定められた条件に基づいて配信する広告が決定される。例えばこの広告枠に対して入札が行われたが、属性条件が合致せず配列Bに格納されなかった広告、配列Aに格納された任意の広告、あるいは配列Bが空の場合のために別途用意された広告など、任意に定められた条件で配信する広告を決定する。この場合には、個別配信広告は行われていないこととなる。
S400における選別処理が終了すると、配列Cに格納された広告が、当該広告枠に対して配信候補となった広告である(S190)。
S400における選別処理の結果、配列Cに配信候補の広告が格納されている場合には(S410)、その中から落札価格の決定を行う(S420)。例えば配列Cに格納されている広告のうち、この状態で配列Bにおいて最初に入っている広告の入札情報における上限CPMの値を落札価格として決定する。つまり上述の場合、広告1乃至広告5は既に配列Bから削除されて配列Cに格納されており、配列Bには広告6が最初の要素として格納されている。従って、広告6の入札情報における上限CPMの値が落札価格として決定されることとなる。
なおここでは落札価格として、抽選対象から漏れた広告の中での最高入札価格(広告6の上限CPM)を落札価格としたが、例えば、抽選対象に選ばれた広告の中での最低入札価格(配列Cに最後に格納された広告5の上限CPMの値)を落札価格として決定するなど、如何なる方法により落札価格を決定しても良い。なお、抽選対象から漏れた広告の中での最高入札価格を落札価格とする場合において、いずれの広告も抽選対象から漏れなかった場合には、図6の出品登録画面において、出品者が入力した出品情報におけるCPMの下限を落札価格にすると良い。
一方、配列Cに配信候補の広告が格納されていない場合、つまり図12の処理プロセスにおけるS530において、配列Bに格納する広告が存在しない場合(配列Bが空(NULL)の場合)には、落札者なしとして、個別配信広告は行われない。この場合には、予め定められた条件に基づいて配信する広告が決定される。なお、その場合の広告掲載料金は、予め定められた任意の条件で決定すれば良く(S430)、図6の出品登録画面において、出品者が入力した出品情報におけるCPMの下限を採用しても良いし、更に割り引いた料金を設定しても良い。
このようにして落札価格を競売エージェントサーバ8が決定すると、配列Cに格納している広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、抽選処理が行われる(S200、S440)。抽選処理の処理プロセスの一例を図13に示す。
まず競売エージェントサーバ8において、当該広告枠における配信ウエート(図6の出品情報における競売に掛ける配信ウエート)に応じた乱数rを生成する(S600)。例えばこの配信ウエートが100の場合には、0以上100未満の乱数rを生成することとなる。
そして変数sを初期化して初期値として0を設定する(S610)。次に、配列Cが空(NULL)であるか否かを確認する(S620)。上述の例の場合、配列Cには広告1乃至広告6が入っているので、以降の処理を継続する。
まず配列Cの最初の要素(上述の例の場合、広告1)を配列Cから削除して、それを広告dとして設定する(この時点ではd=広告1)(S630)。そして広告dの入札情報における配信ウエートを変数sに加算する(S640)。上述の例の場合、変数sは25となる。そして変数sと乱数rとを比較して(S650)、変数sが乱数r以上であれば、広告d(この時点では広告1)を配信する広告として決定する(S660)。一方、変数sが乱数r未満であれば、S620に戻って、再度、同様の処理を行う。
仮に乱数rが12の場合には、変数sが乱数r以上なので広告1を配信する広告として決定する。また乱数rが98の場合には、変数sが乱数r未満なので、S620に戻る。
S620に戻った場合、配列Cには広告2乃至広告5が格納されているので、配列Cは空ではない(S620)。そこで、配列Cの最初の要素(上述の例の場合、広告2)を配列Cから削除して、それを広告dとして設定する(この時点ではd=広告2)(S630)。そして広告dの入札情報における配信ウエートを変数sに加算する(S640)。上述の例の場合、変数sは50となる。そして変数sと乱数rとを比較して(S650)、変数sが乱数r以上であれば、広告d(この時点では広告2)を配信する広告として決定する(S660)。一方、変数sが乱数r未満であれば、S620に戻って、再度、同様の処理を行う。
仮に乱数rが30の場合には、変数sが乱数r以上なので広告2を配信する広告として決定する。また乱数rが98の場合には、変数sが乱数r未満なので、S620に戻る。
S620に戻った場合、配列Cには広告3乃至広告5が格納されているので、配列Cは空ではない(S620)。そこで、配列Cの最初の要素(上述の例の場合、広告3)を配列Cから削除して、それを広告dとして設定する(この時点ではd=広告3)(S630)。そして広告dの入札情報における配信ウエートを変数sに加算する(S640)。上述の例の場合、変数sは75となる。そして変数sと乱数rとを比較して(S650)、変数sが乱数r以上であれば、広告d(この時点では広告3)を配信する広告として決定する(S660)。一方、変数sが乱数r未満であれば、S620に戻って、再度、同様の処理を行う。
仮に乱数rが65の場合には、変数sが乱数r以上なので広告2を配信する広告として決定する。また乱数rが98の場合には、変数sが乱数r未満なので、S620に戻る。
S620に戻った場合、配列Cには広告4及び広告5が格納されているので、配列Cは空ではない(S620)。そこで、配列Cの最初の要素(上述の例の場合、広告4)を配列Cから削除して、それを広告dとして設定する(この時点ではd=広告4)(S630)。そして広告dの入札情報における配信ウエートを変数sに加算する(S640)。上述の例の場合、変数sは90となる。そして変数sと乱数rとを比較して(S650)、変数sが乱数r以上であれば、広告d(この時点では広告4)を配信する広告として決定する(S660)。一方、変数sが乱数r未満であれば、S620に戻って、再度、同様の処理を行う。
仮に乱数rが88の場合には、変数sが乱数r以上なので広告2を配信する広告として決定する。また乱数rが98の場合には、変数sが乱数r未満なので、S620に戻る。
S620に戻った場合、配列Cには広告5が格納されているので、配列Cは空ではない(S620)。そこで、配列Cの最初の要素(上述の例の場合、広告5)を配列Cから削除して、それを広告dとして設定する(この時点ではd=広告5)(S630)。そして広告dの入札情報における配信ウエートを変数sに加算する(S640)。上述の例の場合、変数sは100となる。そして変数sと乱数rとを比較して(S650)、変数sが乱数r以上であれば、広告d(この時点では広告5)を配信する広告として決定する(S660)。この場合、変数sが最大値まで取っているので、必ず広告5が配信される広告として決定される。
以上のように処理することによって配信する広告が決定される。なお、例えば配列Cに格納されている広告の入札情報における配信ウエートの合計が、広告枠に対して設定された配信ウエートに満たない場合には、配信する広告が決定される前に配列Cが空となる場合がある(S620)。そのような場合には、落札なしとして(S670)、任意に定められた条件で配信する広告を決定すると良い。もしくは配列Cに最初に格納されていた要素の広告(上述の場合、広告1)を配信する広告として決定することも出来る。
また図13における抽選処理は一例であり、配列Cに格納された広告の入札情報における配信ウエートの配信確率に基づいた抽選処理であれば、如何なるものであっても良い。
このようにして競売エージェントサーバ8は、広告枠に表示する広告を決定する(S210)。そして決定した広告(バナー画像やリンク先のURL、広告名など)を、ローカルDB10や中央DB14から取得して、それをコンテンツ配信サーバ7に渡すことによって、コンテンツ配信サーバ7が、当該広告枠に決定された広告(バナー画像やリンク先のURL、広告名など)を含むコンテンツを視聴者端末6に渡し、視聴者端末6でその表示が行われる(S220)。そしてこの広告決定の処理プロセスにおいて、視聴者端末6の属性と合致する配信条件の広告が選択されているので、実質的に個別配信広告が行われていることとなる。
なおS190からS210の競売エージェントサーバ8における、広告枠に表示する広告を決定する処理の説明において、配列や変数に広告を格納することを記載しているが、これは実際に当該広告の入札情報やバナー画像やリンク先のURLなどの情報を格納しているわけではなく、当該広告を識別する情報について格納して処理を行っていることが好ましい。そしてその広告を識別する情報に基づいて、ローカルDB10や中央DB14に記憶している広告を識別する情報に対応する入札情報などを参照して処理を実行することが好ましい。但し、配列や変数に当該広告の入札情報やバナー画像やリンク先のURLなどの情報を格納して処理をすることを除外するものではない。
競売エージェントサーバ8は、配信した広告について、広告配信ログサーバ9に、どのウェブサイトのどの広告枠にどの広告を表示したのか、を記録しておく。そして所定のタイミングで、広告配信ログサーバ9から、ウェブサイト毎、広告枠毎、広告毎の配信結果を抽出して、それを集計する(S230)。この集計は、どの広告が、どのウェブサイトのどの広告枠にどれだけ表示されたのか、そしてそれによる料金などが集計される。料金はローカルDB10や中央DB14に記録する、広告の入札情報におけるCPMに基づいて算出すればよい。
この集計した配信結果を競売エージェントサーバ8が所定のタイミングで競売管理システム3に渡し(S240)、それをプロキシサーバ11を介して受け取った入札管理システムが中央DB14に記録する(S250)。そして入札管理サーバ13は、受け取った配信結果を入札者毎に分類して入札者端末5に渡し(S260)、それを入札者は入札者端末5で閲覧する(S270)。これによって入札者は、入札した広告枠に対してどれだけ広告が行われたかを知ることが出来る。
また中央DB14に記録した情報に基づいて出品サーバは、売上データを集計する(S280)。これは、出品者の、どのウェブサイトのどの広告枠にどの広告がどれだけ表示されたのか、そしてそれによる売上を集計する(S280)。料金は中央DB14に記録する広告の入札情報におけるCPMに基づいて算出すればよい。そして集計した売上データを、出品管理サーバ12が出品者端末4に渡し(S290)、それを出品者は出品者端末4で閲覧する(S300)。これによって出品者は、出品した広告枠によってどれだけ売上があったのかを知ることが出来る。
実施例1においては、コンテンツ配信サーバ7が、広告枠に表示する広告(バナー画像やリンク先のURLなど)を直接、視聴者端末6に渡したが、それらが分かれていても良い。つまりウェブサイトのコンテンツの情報はコンテンツ配信サーバ7から渡され、当該コンテンツに含まれる広告枠に表示される広告の情報(バナー画像やリンク先のURLなど)は広告配信サーバ15から渡される場合である。
この場合のシステム構成の一例を図14に示す。図14の場合では、ウェブサイトのコンテンツの処理はコンテンツ配信サーバ7が行い、ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に関する処理は広告配信サーバ15が行う場合である。即ち、実施例1におけるコンテンツ配信サーバ7の処理において、コンテンツの広告枠における処理を行う。また競売エージェントシステムに備えられる競売エージェントプログラムは、広告配信サーバ15に備えられていても良い。その場合には広告配信サーバ15が競売エージェントサーバ8の機能も果たすこととなるので、競売エージェントサーバ8は不要となる。
本実施例の場合、視聴者端末6においてURLなどが指定されることによって、視聴者端末6からコンテンツ配信サーバ7に対してアクセスが行われ、ウェブサイトのうちの広告枠についての処理に関する指示が、URLやスクリプト言語等の形式でコンテンツ配信サーバ7から視聴者端末6に送られる。そして視聴者端末6はその指示に基づいて広告配信サーバ15に広告の情報を要求する。その際、視聴者の属性の情報が広告配信サーバ15に渡される必要があるが、その方法は2通り考えられる。
一つは、広告枠についての処理に関する指示の中に視聴者の属性の情報が記載されており、その情報をそのまま視聴者端末6が広告配信サーバ15に渡す方法である。もう一つは、広告枠についての処理に関する指示の中に視聴者を特定するための情報(視聴者ID、セッションIDなど)が記載されており、それを受け取った広告配信サーバ15がコンテンツ配信サーバ7に問い合わせるという方法である。なお第一の方法を採用する場合、視聴者の属性情報を隠匿するために暗号化などの手段を講じても良い。
以上のようにして、ウェブサイトのうちの広告枠についての処理に関する指示を広告配信サーバ15で受け取ると、上述のS180乃至S220における処理が行われる。即ち広告配信サーバ15が競売エージェントサーバ8に対して、当該ウェブサイトのコンテンツの広告枠における広告配信要求を行い、それを受けた競売エージェントサーバ8が、配信対象となる広告を選択し(S190)、その中から抽選処理を行い(S200)、そして配信する広告を決定する(S210)。このようにして決定された広告が広告配信サーバ15に渡され、広告配信サーバ15は、視聴者端末6に対して、ウェブサイトのコンテンツの広告枠に当該広告を表示する(S220)。
なお図14の実施形態において、コンテンツ配信サーバ7の運営者が、広告配信サーバ15や競売エージェントサーバ8の管理を行っても良いし、コンテンツ配信サーバ7の運営者と、広告配信サーバ15や競売エージェントサーバ8の運営者とが別であっても良い。
実施例1及び実施例2では、コンテンツ配信システム2と競売管理システム3とが別々のシステムとして構成されていたが、一つのシステムとして構成されていても良い。この場合のシステム構成の概念図を図15に示す。図15では一つのシステムとして管理されているので、ローカルDB10は不要となる。なお図15のように一つのシステムとして管理する場合に、図15では実施例1のようにコンテンツ配信サーバ7でウェブサイトのコンテンツとその広告枠の処理とを行う場合を示しているが、実施例2のように広告配信サーバ15を設けることによって、ウェブサイトのコンテンツにおける処理を行うコンテンツ配信サーバ7と、そのウェブサイトのコンテンツにおける広告枠の処理を行う広告配信サーバ15と分けても良い。
本発明を用いることによって、個別配信広告が行いやすくなる。これによってウェブサイトでの広告について、広告効果が上がりやすくなる。また広告決定の際に競売方式も用いているので、広告枠の価格の上昇が得られやすい。更にウェブサイトの運営者や広告代理店にとって、広告枠に対する個別配信広告に係る負担を著しく軽減させることが出来るので、コスト増を招かず、寧ろコスト減を期待した上で、広告効率の良い個別配信広告が行える。
本発明の広告決定システムの処理プロセスの一例を示すフローチャートである。 実施例1における広告決定システムの概念図である。 コンテンツ配信者登録画面の一例である。 コンテンツ登録画面の一例である。 広告枠登録画面の一例である。 出品登録画面の一例である。 広告主登録画面の一例である。 広告登録画面の一例である。 入札画面の一例である。 入札画面の一例である。 広告枠に表示する広告を決定する処理プロセスの一例を示すフローチャートである。 選別処理の一例を示すフローチャートである。 抽選処理の一例を示すフローチャートである。 実施例2における広告決定システムの概念図である。 実施例3における広告決定システムの概念図である。 広告枠に表示する広告を決定する処理の概略を模式的に示す図である。 一つの広告枠に「性別」「未婚・既婚」の属性を設定した時を模式的に示す図である。 一つの広告枠に「性別」「未婚・既婚」「居住地」の属性を設定した時を模式的に示す図である。
符号の説明
1:広告決定システム
2:コンテンツ配信システム
3:競売管理システム
4:出品者端末
5:入札者端末
6:視聴者端末
7:コンテンツ配信サーバ
8:競売エージェントサーバ
9:広告配信ログサーバ
10:ローカルDB
11:プロキシサーバ
12:出品管理サーバ
13:入札管理サーバ
14:中央DB
15:広告配信サーバ

Claims (17)

  1. ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する広告決定システムであって、
    少なくとも前記広告枠を含むコンテンツを、前記コンテンツの視聴者が利用する視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバと、
    前記広告枠に対する競売への出品情報を受け付ける出品管理サーバと、
    前記広告枠に対する競売への入札情報を受け付ける入札管理サーバと、
    前記出品情報と入札情報とに基づいて、前記広告枠に対して表示する広告を決定する競売エージェントサーバと、を有しており、
    前記コンテンツ配信サーバは、
    前記アクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかを判定し、
    前記競売エージェントサーバは、前記広告枠の競売に対して入札した広告について、
    前記判定された視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、それらが合致する広告を抽出する手段と、
    前記抽出した広告の入札情報における価格情報に基づいて、前記抽出した広告のうちから配信候補の広告を選択する手段と、
    前記選択した配信候補の広告から、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、
    を有することを特徴とする広告決定システム。
  2. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記合致する広告を抽出する手段において、前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告決定システム。
  3. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記配信候補の広告を選択する手段において、前記抽出した広告のうち、該価格情報が高い広告から抽出して配信候補の広告として選択する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の広告決定システム。
  4. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記広告を決定する手段において、前記選択した配信候補の広告のうち、該広告の入札情報における配信ウエートに基づいて抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の広告決定システム。
  5. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記広告枠を含むコンテンツを前記コンテンツ配信サーバから前記視聴者端末に配信する直前に、前記広告枠に表示する広告を決定する処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の広告決定システム。
  6. ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する広告決定システムであって、
    少なくとも前記広告枠を含むコンテンツを、前記コンテンツの視聴者が利用する視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバと、
    前記広告枠に対する競売への出品情報として、前記ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して設定可能な前記視聴者の属性と、前記広告枠に対して設定する配信ウエートと、を含む情報を受け付ける出品管理サーバと、
    前記広告枠に対する競売への入札情報として、広告の予算と価格情報と配信条件と配信ウエートとを少なくとも含む情報を受け付ける入札管理サーバと、
    前記出品情報と入札情報とに基づいて、前記広告枠に対して表示する広告を決定する競売エージェントサーバと、を有しており、
    前記コンテンツ配信サーバは、
    前記ウェブサイトにアクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかを判定し、前記競売エージェントサーバに対して、前記判定した属性と、前記広告枠に表示する広告の配信要求とを渡し、
    前記競売エージェントサーバは、
    前記配信要求を受けて、前記広告枠へ入札がなされた広告のうち、前記入札情報における予算が未消化の広告を抽出する手段と、
    前記抽出した広告の入札情報における配信条件と、前記判定された視聴者の属性とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出して、それらの入札情報における価格情報が高い順に広告を並べ替える手段と、
    前記並べ替えた広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、前記出品情報における広告枠に対して設定された配信ウエートになるまで、該価格情報が高い広告から順に、広告を抽出して、配信候補の広告として選択する手段と、
    前記選択した配信候補の広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、
    前記決定した広告を前記コンテンツ配信サーバに渡す手段と、
    を有することを特徴とする広告決定システム。
  7. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記競売に対して入札された広告がなかった場合、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告がなかった場合、または前記抽選を行った結果、広告が決定できなかった場合、のいずれかの場合には、予め定められた広告を、前記広告枠に表示する広告として決定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の広告決定システム。
  8. ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントサーバであって、
    前記競売エージェントサーバは、前記広告枠の競売に対して入札した広告について、
    前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて判定した前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、それらが合致する広告を抽出する手段と、
    前記抽出した広告の入札情報における価格情報に基づいて、前記抽出した広告のうちから配信候補の広告を選択する手段と、
    前記選択した配信候補の広告から、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、
    を有することを特徴とする競売エージェントサーバ。
  9. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記合致する広告を抽出する手段において、前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の競売エージェントサーバ。
  10. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記配信候補の広告を選択する手段において、前記抽出した広告のうち、該価格情報が高い広告から抽出して配信候補の広告として選択する、
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の競売エージェントサーバ。
  11. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記広告を決定する手段において、前記選択した配信候補の広告のうち、該広告の入札情報における配信ウエートに基づいて抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する、
    ことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載の競売エージェントサーバ。
  12. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記広告枠を含むコンテンツを前記コンテンツ配信サーバから前記視聴者端末に配信する直前に、前記広告枠に表示する広告を決定する処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれかに記載の競売エージェントサーバ。
  13. ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントサーバであって、
    前記広告枠に対する競売への出品情報として、前記ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して設定可能な前記視聴者の属性と、前記広告枠に対して設定する配信ウエートと、を含む情報を受け付ける手段と、
    前記広告枠に対する競売への入札情報として、広告の予算と価格情報と配信条件と配信ウエートとを少なくとも含む情報を受け付ける手段と、
    前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかが判定された結果と、前記広告枠に表示する広告の配信要求とを、前記コンテンツ配信サーバから受け取る手段と、
    前記配信要求を受けて、前記広告枠へ入札がなされた広告のうち、前記入札情報における予算が未消化の広告を抽出する手段と、
    前記抽出した広告の入札情報における配信条件と、前記判定された視聴者の属性とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出して、それらの入札情報における価格情報が高い順に広告を並べ替える手段と、
    前記並べ替えた広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、前記出品情報における広告枠に対して設定された配信ウエートになるまで、該価格情報が高い広告から順に、広告を抽出して、配信候補の広告として選択する手段と、
    前記選択した配信候補の広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する手段と、
    を有することを特徴とする競売エージェントサーバ。
  14. 前記競売エージェントサーバは、更に、
    前記競売に対して入札された広告がなかった場合、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告がなかった場合、または前記抽選を行った結果、広告が決定できなかった場合、のいずれかの場合には、予め定められた広告を、前記広告枠に表示する広告として決定する手段を有する、
    ことを特徴とする請求項8から請求項13のいずれかに記載の競売エージェントサーバ。
  15. ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントプログラムであって、
    前記競売エージェントプログラムは、サーバを、
    前記広告枠の競売に対して入札した広告について、
    前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて判定した前記視聴者の属性と、前記入札した広告の入札情報における配信条件とを照合して、それらが合致する広告を抽出する手段、
    前記抽出した広告の入札情報における価格情報に基づいて、前記抽出した広告のうちから配信候補の広告を選択する手段、
    前記選択した配信候補の広告から、前記広告枠に表示する広告を決定する手段、
    として機能させることを特徴とする競売エージェントプログラム。
  16. ウェブサイトのコンテンツにおける一つの広告枠に表示する広告を、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者の属性に応じて、複数の広告の中から決定する競売エージェントプログラムであって、
    前記競売エージェントプログラムは、サーバを、
    前記広告枠に対する競売への出品情報として、前記ウェブサイトのコンテンツにおける広告枠に対して設定可能な前記視聴者の属性と、前記広告枠に対して設定する配信ウエートと、を含む情報を受け付ける手段、
    前記広告枠に対する競売への入札情報として、広告の予算と価格情報と配信条件と配信ウエートとを少なくとも含む情報を受け付ける手段、
    前記ウェブサイトのコンテンツを前記視聴者の視聴者端末に対して配信するコンテンツ配信サーバにおいて、前記ウェブサイトにアクセスした視聴者端末の視聴者が、前記出品情報として設定された属性のうち、どれに属するのかが判定された結果と、前記広告枠に表示する広告の配信要求とを、前記コンテンツ配信サーバから受け取る手段、
    前記配信要求を受けて、前記広告枠へ入札がなされた広告のうち、前記入札情報における予算が未消化の広告を抽出する手段、
    前記抽出した広告の入札情報における配信条件と、前記判定された視聴者の属性とを照合して、前記視聴者の属性に対応する配信条件を前記入札情報に含む広告を抽出して、それらの入札情報における価格情報が高い順に広告を並べ替える手段、
    前記並べ替えた広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、前記出品情報における広告枠に対して設定された配信ウエートになるまで、該価格情報が高い広告から順に、広告を抽出して、配信候補の広告として選択する手段、
    前記選択した配信候補の広告の入札情報における配信ウエートに基づいて、抽選を行うことにより、前記広告枠に表示する広告を決定する手段、
    として機能させるための競売エージェントプログラム。
  17. 請求項15または請求項16に記載の競売エージェントプログラムを記録した記録媒体。
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