JP2004240937A - オンライン市場における自動フライト管理 - Google Patents

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パル シン ナリンダー
Darren Davis
ディヴィス ダレン
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Abstract

【課題】本発明は、広告主が、自分の広告フライトをより効率的に管理するための方法および装置を提供する。
【解決手段】データベース検索システムは、検索用語のデータベースを含み、各検索用語は、複数の広告主のうちの1の広告主によって支払い可能な入札額と関連しており、および検索エンジンは、データベースを検索するために、検索者からの検索クエリに応答する。フライト管理エージェントは、時間インターバルの間の支出を管理するために、検索リスティングの入札額を調整するための、広告主が特定したパラメータに応答する。
【選択図】 図10

Description

【0001】
関連出願
本出願は、Davisらの名義で、2001年7月24日に出願された、出願番号第09/918,241号、SYSTEM AND METHOD FORINFLUENCING A POSITION ON A SEARCH RESULT LIST GENERATED BY A COMPUTER NETWORK SEARCH ENGINE の一部継続出願であり、前記出願は共通して本出願と譲渡され、およびこの参照によってその全部をここに包含しており、およびそれはDarren J.Davisらの名義で、1999年5月28日に出願された、出願番号第09/322,677号で、現在はアメリカ合衆国特許番号第6,269,361号となっているものの継続出願である。
【0002】
【発明の属する技術分野】
序説のみの目的で、本実施例は自動フライト管理と総称されてもよい。自動フライト管理は、現存するペイ・フォー・プレースメント市場システムに対する改良である。
【0003】
【従来の技術】
アメリカ合衆国特許第6,269,361号に記載の方法は、広告主が管理するのに厄介であるかもしれない。特に、広告主は、好ましい価格で、(大量の適格なトラフィックを得るために)検索結果において好ましい位置を維持することを欲する。アメリカ合衆国特許第6,269,361号に記載のシステムは、そうするためのすぐ使える手段を供給していない。広告主は、例えばwww.overture.comで検索を実行することによって、彼らにとって重要である検索用語での彼らの順位を頻繁に調査するという手段を取ることができる。彼らは、競合する広告主の入札活動の結果としての変化を認めると、それに応答して手動で、ペイ・フォー・プレースメント・ウェブサイトにログ・インし、および自らの入札を変更することができる。彼らが、保持したいと思う位置に関して競り上げられた場合、彼らは、彼らの入札額に等しい、要求されたコスト・パー・クリック(“CPC”)が、ぜひ支払いたいと思うものであれば、その位置を取り戻すために自らの入札を増やすことができる。自分たちより下に順位付けされたリスティングの入札が減った場合、彼らが支払う額を減らすために自分の入札を低減しつつ、結果における自分の位置をなお維持したいと思う広告主がいるかもしれない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
大型広告主、または大型広告主の代わりに行動する広告代理店が実行しなければならない多くの他のタスクがある。大型広告主は通常、広告“フライト”を管理する。フライトは通常、ある特定の時間インターバルでの、特定の製品のセットを販売促進する事業活動と関連する。フライトは通常、予算、フライト期間、および、例えば10,000の新しいクレジット・カード顧客を入会させるなどの事業目的を有する。
【0005】
フライトを作成することは通常、販路媒体(テレビ、ラジオ、印刷物、オンライン等)を選択し、およびキャンペーン(例えば、TVスポットの数、それらの長さ、放送の時間、およびそれらが放送される市場)、顧客エクスポージャ(例えば、伝わる視聴者の数)およびコストを特定する契約を締結することを伴う。オンライン・コスト・パー・インプレッション(“CPM”)市場に関して、これは通常、バナー広告が動作するウェブ・ページ、それらの頻度、フライトでの、期待されるインプレッション数、およびCPMコストを識別することを伴う。
契約条項が確定されると、顧客エクスポージャに関する周期的報告をする以外には、フライトを管理するために広告主によって求められる仕事はそれほど多くない。
【0006】
広告主がCPC市場におけるフライトを管理するために、非常に多くの努力が必要となる。CPC市場におけるフライト管理への入力パラメータは:1)フライト期間(開始および終了日付および時刻)、2)フライト予算、3)CPC市場において使用されるべきリスティングのセット(各リスティングは用語、タイトル、説明およびURLを有する)、および4)リスティングに関する最大平均CPC(いかなる高いCPCも結果として広告主に損失をもたらす)である。
【0007】
CPC市場に依存する他の入力がある:1)リスティングの用語に関するすべての順位に関する入札(例えば、“ウェブ・ホスティング”という用語に関して順位3になるためには4.43ドルかかる)、および2)あらゆる用語のあらゆる順位でのクリック数(例えば、順位2の“旅行”という用語は、1800クリック/日を有する)である。
【0008】
CPC市場におけるフライト管理の目標は:1)フライト中、均等に予算を費やすこと、2)フライトのちょうど最後までに(またはできるだけそれに近く)予算を費やすこと、3)選択されたリスティングに関する平均入札が、最大平均CPCよりも小さくなるようことを確証すること、4)広告主利益が最大化されることを確証すること、である。これは、固定フライト予算に関して、広告主は最大の可能なクリックを受けるということを意味する。広告主は、すべてのリスティングに関する平均CPCが最低である場合に、最大数のクリックを受けるだろう。フライト予算が固定されているので、最大可能クリックを有することは、広告主ROIを最大化することに相当する。
【0009】
CPC市場においてフライトを管理することは:1)入札するリスティングを選択すること、2)選択された各リスティングに関する入札額を選択すること(それは現在のあらゆるリスティングの順位を決定する)、および3)フライトがまだ進行中であることを確認するために、入札を周期的に再評価することを必要とする。消費は、CPC市場の力学により、フライトの途中で計画を上回り、または下回るかもしれない。
【0010】
CPC市場は、他の代替(テレビ、ラジオ、印刷物、他のオンライン等)と比較して、フライトを管理するためにより多くの相当の努力を広告主から必要とする。これは:1)広告主が多数のリスティングを作成しなければならないこと、2)広告主が利益を得られるままでいるために最大CPCを決定しなければならないこと、3)広告主は、あらゆるリスティングに関する最適な入札を選択することによって、利益をどのように最大化するかを決定しなければならないこと、および4)広告主は、フライト全体を通して入札を継続的に監視し、および調整しなければならないことによるものであり、これらすべては相当の努力を要する。ある場合には、これは複数の常勤の労働者を必要としうる。次からの数段落は、これらの困難を簡潔に説明する。
【0011】
広告主は、リスティングの大きなセットを生成しなければならない(これは、何百にもなりうる)。各リスティングに関して、広告主は、用語、タイトル、説明およびURLを選択しなければならない。例えば、リスティングは、用語
“LCDプロジェクタ”、タイトル“LCDプロジェクタに関するあなたのスーパー・ソース”、説明“Infocus、Proxima、サンヨー、東芝、パナソニック、日立。コンピュータ・プロジェクションの素晴らしい取り扱い、ビジネスのベスト・サポートに”、および広告主のウェブ・サイトを示すURLを有するかもしれない。
【0012】
各リスティングは通常、タイトルおよび説明が正確に目的地URLを反映し、かつタイトルおよび説明がリスティングの用語に関連することを確証するために、CPC市場オペレータによる手動レビュー処理を求めるので、これは時間がかかりうる。
【0013】
広告主は、確実に損失がないことを確証するために、リスティングに対して入札するための最大額を決定しなければならない。検索者を広告主のウェブ・サイトに移動させるために支払われる額は、期待される利益/クリックより小さくなければならない。これは、すべての可能なアクションに関する換算率を計算すること―検索者が広告主のウェブ・サイトに移動されると、検索者が可能なアクションの各々を実行する可能性を計算することを必要とする。可能なアクションは、商品を登録し、購入し、ローンの申し込みをする等を含みうる。様々なアクションに関する換算率は、期待される利益/クリックを計算するために、平均利益/アクションと結合される。
【0014】
例えば、広告主のウェブ・サイトに移動される検索者の1%がデジタル・カメラを購入する場合、その結果、広告主に平均100ドルの利益をもたらし、リスティングに関する最大CPCは1.00ドルである(これより高いと損失を生む)。
【0015】
さらに、広告主は利益を最大にするためにあらゆるリスティングに関してCPCを設定しなければならない。リスティングに関するより高いCPCは、一般的により多くのクリックにつながるより良い順位を生むが、(より高いCPCによって)平均コスト/クリックは上がる。合計利益は、1)クリック数と、2)平均利益/クリックから平均コスト/クリックを引いたものとの積である。
【0016】
より高いCPCは、その結果、より高い利益を生むかもしれないし生まないかもしれない。一般的に、合計利益は、順位における変更とともに上がったり下がったりするかもしれない。以下の例は、単一のリスティングに関する順位での合計利益の非単調な挙動を示す。広告主は4.90ドルの平均利益/クリックを有する。順位6になるための入札は、リスティングに対する予算が46ドルより大きいか、またはそれに等しい時、広告主に最大の利益を生む。一方で、予算制限が20ドルである場合、最適利益が順位8であるのは、前記順位が最高の利益を有しつつ、予算以内になるからである。
【0017】
【表1】
Figure 2004240937
【0018】
市場オペレータがクリック平均数を、あらゆる用語に関する順位の関数として公表しない場合、リスティングに関する最適な入札を考え出すのは、トライアルおよびエラー処理である。この例において、広告主は順位3から始め、それから合計利益における増加を生む順位4を試し、続いて順位5を調べる等するかもしれない。別の問題は、最大値を見つけることは最適な利益を持つ順位を見逃すかもしれないことである―順位6はその隣の順位よりも高い利益を持つかもしれないが、順位10が順位6より良い可能性もある。
【0019】
問題が複雑なことに、異なるリスティングに関する換算率は同じではないかもしれない。例えば、用語“自動”のリスティングは、車の取り扱い手数料に関する情報を買う検索者の1%を有するかもしれない一方で、用語“車”のリスティングに関しては、これは1.5%かもしれない。この差は、リスティングの用語、またはそのタイトル、説明、またはURLによって示されたウェブ・ページの関数かもしれない。また、単一のリスティングに関する換算率は、リスティングが表示される順位に依存するかもしれない。例えば、リスティングが順位1に表示される時に、検索者の2%が製品を購入する一方で、リスティングが順位5である時には、検索者の1%だけが製品を購入するかもしれない。
【0020】
広告主は、定期的にリスティングを管理しなければならない。これは、予算が所望の通り均等に、または不均等に費やされ、かつ予算全体がフライトの終了までに費やされることを確証するためである。フライトの終了前に予算全体を費やすことは、資源の割り当て間違いを生じうる―顧客が多すぎその後が続かない―および予算全体を費やさないと、収益の機会を損ないうる。
【0021】
広告主は、すべてのリスティングに関する最適な入札の初期推定をしなければならず、それから継続的に、フライトが進行中でことを確証するために、これらを監視しなければならない。入札が時間の経過とともに変更される必要があるかもしれないことには、多くの理由がある。あらゆるリスティングに関する様々な順位におけるクリック数の初期推定は正しくないかもしれず、換算率の初期推定は正しくないかもしれず、また換算率は時間の経過とともに変わるかもしれない。例えば、リスティングは、ちょうど経過してしまった特定の日付(例えば、父の日)に関連性を有するかもしれない。
【0022】
さらに、市場の力学によって、あらゆる用語のあらゆる順位に関するクリック数は、変化しうる。例えば、用語“自動”のリスティングは、1.43ドルの入札を有し、順位3にいるかもしれない。後に、別の広告主が、順位3におけるリスティングを順位4に入れ替えるために、1.44ドルの入札で市場に入る。順位4において、“自動”リスティングはクリックがより少ないだろう―用語“自動”に関するコスト/クリックは市場において上がった。市場を去っていく広告主、自分の入札を増やし/減らしている現存する広告主、および(例えばアフィリエイトを追加し、または落とすことによって)検索を実行している検索者の数を増やし/減らしている市場オペレータによって、別の変化が生じるかもしれない。
【0023】
広告主が、利益を最大化するために追跡しなければならない他の市場条件がある。これらは、リスティングの入札がその現在の順位に対して高すぎるかどうか調べることを含む。例えば、広告主Aは、順位2になるためのリスティングに関して、リスティングのCPCを0.50ドルに設定するかもしれない―広告主Aは、0.49ドルのCPCで順位3にいる。数時間後、Aは自分のリスティングのCPCを0.45ドルに変える一方で順位3のままである。広告主Aは、自分のリスティングのCPCを0.50ドルから0.46ドルに減らしつつ、順位2のリスティングを保持することができる。
【0024】
前の例は、広告主が手動で自分のフライトを管理するために実行しなければならない様々なアクションを説明している。これらのタスクを一日に何回か行う広告主もいる。自分のリスティングの位置を監視し、および自分の入札を調整し、自分の予算を管理する等、ペイ・フォー・プレースメント市場への参加を管理する専門の複数の従業員を有する広告主もいる。
【0025】
リスティングの状態をポーリングし、市場における競合者を調べ、およびアカウント状態を調べる手動の処理は、時間がかかり、無駄である。そのため、広告主が、自分の広告フライトをより効率的に管理するための方法および装置に対する必要性が存在する。
【0026】
広告主に、自動化されたフライト管理システムを供給する必要性がある。そのようなシステムは、広告フライトのパラメータ:予算、持続期間、用語、最大平均CPC、換算率、および各用語に関する平均利益/アクションを、入力として考える。本システムは、広告主の利益を最大化し、および広告主によって特定された通りにフライト中に予算を費やすために、あらゆるリスティングに関してCPCを自動的に設定するだろう。本システムは、利益をより良く最適化するために、フライトの履歴パフォーマンスを考慮して、リスティングのCPCを周期的に再計算するだろう。本システムは周期的に、自動フライト管理システムの遂行に関する報告を作成し、および広告主にこれらを通信する。本システムは、システムによって生成される自動フライト計画をカスタマイズするための能力を広告主に与えるだろう。
【0027】
これらの非効率性が市場オペレータによって取り組まれないと、広告主が、市場オペレータによって供給される制約された自動サービスに相対して入手できる経済的効果を得るために、市場オペレータのアカウント管理システムと対話するための自らの自動サービスを作るべき経済的動機は残る。さらなる結果として、そのような状況は、申し立てられた、作られた貯金の手数料、または分け前で、広告主のために自動サービスを作る経済的動機を第三者に供給する。これはすでに発生している。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、1あるいは複数の広告主および1あるいはそれ以上の検索者の中で、オンライン市場における広告フライトを管理するための方法であって:広告主から広告フライト・パラメータを受信し;時には、ペイ・フォー・プレースメント市場での、特定された広告主検索用語に関する入札額を再検討し;および特定の広告主目標を達成するために、前記特定された広告主検索用語の入札額を調整することを具備する方法によって達成される。
【0029】
本発明の方法では、広告フライト・パラメータを受信するステップは:1またはそれ以上の広告主検索用語を受信し;フライト予算を受信し;およびフライト・インターバルを受信することを具備するように構成してもよい。
【0030】
本発明の方法では、受信された1またはそれ以上の広告主検索用語に対する最大平均コスト・パー・クリック、広告主に関する換算率;および広告主に関する平均プロフィット・パー・アクションのうちの1またはそれ以上を受信することをさらに具備するように構成してもよい。
【0031】
本発明の方法では、特定された広告主目標を達成するために、特定された広告主検索用語の入札額を調整するステップが:広告主のウェブ・サイトとの検索者コンタクトを最大化することを具備するように構成してもよい。
【0032】
本発明の方法では、特定された広告主目標を達成するために、特定された広告主検索用語の入札額を調整するステップが:広告主のウェブ・サイトへの検索者クリックを最大化することを具備するように構成してもよい。
【0033】
本発明の方法では、入札額を調整するステップは:最大コスト・パー・クリックを受ける広告主のウェブ・サイトへの検索者クリックを最大化することを具備するように構成してもよい。
【0034】
本発明の方法では、調整するステップは:広告主利益を最大化するために入札額を変えることを具備するように構成してもよい。
【0035】
本発明の方法では、最大コスト・パー・クリックを受ける入札額を変えることをさらに具備するように構成してもよい。
【0036】
本発明の方法では、広告主の1またはそれ以上のウェブ・サイトへの複数の広告主クリックに基づいて広告主利益を決定することをさらに具備するように構成してもよい。
【0037】
本発明の方法では、換算率に基づいて広告主利益を決定することをさらに具備するように構成してもよい。
【0038】
本発明の方法では、独立した換算率を有する複数の検索用語に関する検索用語換算率を決定することをさらに具備するように構成してもよい。
【0039】
本発明の方法では、2またはそれ以上の順位において複数の検索用語に関する検索用語換算率を決定するステップであって、各ランクにおける検索用語は、独立した換算率を有するステップをさらに具備するように構成してもよい。
【0040】
本発明の方法では、入札額を再検討するステップは:1またはそれ以上の検索用語に関するすべての入札組み合わせを再検討することを具備するように構成してもよい。
【0041】
本発明の方法では、入札額を再検討するステップは:いくつかの入札組み合わせを再検討することを具備するように構成してもよい。
【0042】
本発明の方法では、最適なソリューションでなさそうな順位を決定し;および決定された順位を無視することをさらに具備するように構成してもよい。
【0043】
本発明の方法では、閾値順位よりも下の順位を無視することをさらに具備するように構成してもよい。
【0044】
本発明の方法では、クリック閾値よりも少ないクリックを有する順位を無視することをさらに具備するように構成してもよい。
【0045】
本発明の方法では、最適なソリューションと、最終のソリューションとの間の距離よりも大きい最適なソリューションからの一定の距離にある順位を無視することをさらに具備するように構成してもよい。
【0046】
本発明の方法では、最終ソリューションによって決定される許容範囲外の要因によって変化する入札額を有する順位を無視することをさらに具備するように構成してもよい。
【0047】
本発明の方法では、フライト・パラメータに従って入札額を周期的に再計算することをさらに具備するように構成してもよい。
【0048】
本発明の方法では、1またはそれ以上の検索用語に関する広告主が特定した最大入札額を受信し;最大入札額に従って、1またはそれ以上の検索用語に関する入札額を調整することをさらに具備するように構成してもよい。
【0049】
本発明の方法では、次に最低な入札額をちょうど超えるレベルまで、決定された入札額を低減することをさらに具備するように構成してもよい。
【0050】
本発明の方法では、検索者からの検索クエリを受信するステップと;検索クエリとの一致を有する検索用語に関してデータベースにおいて検索するステップであって、前記データベースは、1またはそれ以上の広告主の検索用語および関連する入札額を記憶しているステップと;検索クエリとの一致を有する検索用語からの検索結果を供給するステップと;供給された検索用語が検索者によってクリックされるときに、供給された検索用語と関連する検索者からの経済的価値を送信するステップとをさらに具備するように構成してもよい。
【0051】
また、本発明の上記課題は、検索用語のデータベースであって、各検索用語は、複数の広告主の1の広告主によって支払い可能な入札額と関連しているデータベースと;データベースを検索するために検索者からの検索クエリに応答する検索エンジンと;およびある時間インターバルでの支出を管理するために検索リスティングの入札額を調整するための、広告主が特定したパラメータに対応するフライト管理エージェントとを具備するデータベース検索システムによって達成される。
【0052】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、広告主の1またはそれ以上の検索用語、予算、および時間インターバルに関する情報を受信するように構成されるように構成してもよい。
【0053】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、1またはそれ以上の検索用語に関する最大平均コスト・パー・クリック、換算率、および平均プロフィット・パー・アクションのうちの1またはそれ以上を受信するように構成されるように構成してもよい。
【0054】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、時間インターバルで予算を消費するように構成されるように構成してもよい。
【0055】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、広告主のウェブ・サイトへのクリック数を最大化するように構成されるように構成してもよい。
【0056】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、時間インターバルでの広告主に関する広告主利益を最大化するように構成されるように構成してもよい。
【0057】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、最大プライス・パー・クリック(price per click)を受ける広告主利益を最大化するように構成されるように構成してもよい。
【0058】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、広告主のウェブ・サイトにおいて複数の検索者アクションに基づいて利益を決定することによって、広告主利益を最大化するように構成されるように構成してもよい。
【0059】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、複数の換算率を有する複数の検索用語に基づいて利益を決定することによって、広告主利益を最大化するように構成されるように構成してもよい。
【0060】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、様々な順位において様々な換算率を有する複数の検索用語に基づいて利益を決定するように構成されるように構成してもよい。
【0061】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、1またはそれ以上の検索用語に関してすべての可能な入札組み合わせを解析し、および広告主に最高利益を供給する組み合わせを選択するように構成されるように構成してもよい。
【0062】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、1またはそれ以上の検索用語に関する見込みのある入札の組み合わせのみを解析し、および広告主に最高利益を供給する、見込みのある組み合わせからの1の組み合わせを選択するように構成されるように構成してもよい。
【0063】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、最適なソリューションではなさそうな検索用語順位を決定するように構成されるように構成してもよい。
【0064】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、順位閾値より低い順位を有する検索用語を排除するよう構成されるように構成してもよい。
【0065】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、クリック閾値より少ないクリック数を受信した検索用語を排除するように構成されるように構成してもよい。
【0066】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、前のソリューションからの距離よりも大きいソリューションからの距離にある順位における検索用語を排除するように構成されるように構成してもよい。
【0067】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、あらかじめ決められた額だけ前のものとは変わっている入札額を有する検索用語を排除するように構成されるように構成してもよい。
【0068】
本発明のデータベース検索システムでは、フライト管理エージェントは、ときどき検索リスティングの入札額を再計算するように構成されるように構成してもよい。
【0069】
また、本発明の上記課題は、オンライン市場システムで広告主の広告フライトを管理するためのコンピュータ・プログラム・コードによって達成される。
【0070】
本発明のコンピュータ・プログラム・コードでは、オンライン市場システムにおいてときどき状態を調べ、および広告主が特定した目的を満たすことを確証するように広告主検索リスティングの入札を調整するコードをさらに具備するように構成してもよい。
【0071】
本発明のコンピュータ・プログラム・コードでは、広告主が特定したフライト管理基準に従って広告主の入札額を更新するコードであって、入札額が、検索者によって検索可能なデータベースの広告主検索用語と関連しており、入札額が、検索者が広告主の検索用語を選択するときに、広告主によって支払い可能な経済的価値を表しているコードをさらに具備するように構成してもよい。
【0072】
【発明の実施の形態】
基本的な市場システムにおいて、広告主は、広告主インターフェースにログオンし、および市場情報ならびに自分のリスティングに関連する情報を調べることによって、自らの広告キャンペーンを管理する。例えば、広告主は一組の用語、それらの説明、および検索者がリスティングにクリックする場合に広告主が支払うであろう額である、各用語に関するCPCを識別できる。広告主は、検索用語に関する様々な順位でのクリック数を調べ、用語に関する他の競合リスティングを調べる等もすることができる。続いて、検索用語が、検索者から受信された検索クエリと一致すると、広告主は、市場オペレータに経済的価値を与えるかもしれない。広告フライトを管理するために、広告主は、予算がフライト全体を通して計画に従って費やされているかの確証もしなければならない。
【0073】
ここで説明されている実施例は、入札の概念を使用しており、それは広告主と関連するネットワーク・ロケーションが、検索者からのクエリに応答して検索者に参照される時、広告主が与える経済的価値に相当する。経済的価値は、直接または間接的に、広告主に課される、または課すことができる金額でもよい。経済的価値は、広告主のアカウントから借り方に入れられた額でもよい。前記額は、金額、またはクレジット・ポイントのような別の値でもよい。経済的価値は、広告主によってデータベース検索システムのオペレータに、または第三者に与えられてもよい。
【0074】
経済的価値は、広告主ウェブ・サイトが検索者によって参照される等、検索者が1またはそれ以上のネットワーク・ロケーションを参照する時に与えられる。参照は、ネットワーク・ロケーションを、単独で、または他の検索結果とともに、検索者によるデータ入力および受信のために使用される画面上に示すことによってなされる。これはインプレッションと称される。代替的に、およびここで一般的に説明された実施例において、より詳細に後述されるように、広告主のネットワーク・ロケーションにアクセスするために、検索者がクリックまたはクリック・スルーする時に参照が生じるかもしれない。または、参照は、広告主のネットワーク・ロケーションにアクセスした後に検索者によって取られる別のアクションによるかもしれない。
【0075】
ここでの実施例は、広告フライトを管理する際に広告主によって実行されるステップの多くを自動化する。現在、広告主は自分のリスティングの状態、市場の状態、広告主のウェブ・サイトへクリック・スルーしている検索者の過去の支出ならびに換算率、およびフライトの事業目的が満たされているかどうかを周期的に調べなければならない。広告主は、この情報が市場オペレータによって供給されない場合、リスティングが様々な順位で受けるクリック数を予測しなければならないかもしれないので、この市場の手動検査およびリスティングの入札の調整は時間がかかり、間違えが起こりやすい。
【0076】
自動フライト管理の開示された実施例により、広告主は、広告フライトのパラメータを特定することができる。本システムは、市場における状態を周期的に調べ、およびフライトの目的が満たされ、かつ広告主の利益が最大化されているかを確証するために、リスティングの入札に調整を行って、広告主の代わりに行動する自動化エージェントを供給する。
【0077】
エージェントは、市場システムによって維持されるデータと関連して動作するソフトウェア処理またはアプリケーションである。すべてが良好である場合―フライト支出が予定通りであり、リスティングに関する現在の入札が広告主利益を最大にしている場合―エージェントはさらなるアクションは取らない。そうでなければ、エージェントは、フライト支出を予算と一致させるため、および広告主利益を最大化するために、1またはそれ以上のリスティングの入札を調整し、および広告主に変更に対する注意を喚起するためのメッセージを送信する。調整がなされると必ずメッセージを送信することができ、またはそれらは、広告主の制御によって、周期的に集計され、ならびに送信されることができる。
【0078】
入力、出力および目標
広告主は、以下のものを特定することによって、広告フライトのパラメータを記述する:
Figure 2004240937
2.B:フライトに関する予算
3.I:フライト・インターバル(開始および終了日付および時間)
4.以下のうち、1またはそれ以上:
a.C:すべての用語に対する最大平均CPC
b.R:広告主のウェブ・サイトにおいてアクションを実行する検索者の比率である、換算率および
c.P:平均利益/アクション。期待される利益/クリックはP×Rである。
【0079】
予算Bは、フライト中に均等に費やされるべきであると仮定する。こうでない場合、広告主は個別のフライトの集合を特定することができ、各フライトは均等な支出率を有する。例えば、フライト予算が100,000ドルであり、20,000ドルが第1月に費やされ、30,000ドルが第2月に費やされ、および50,000ドルが第3月に費やされるものと仮定する。不均等なフライトが、均等な消費率の3の個別のフライトに分割されうる:20,000ドルの予算を有する第1ヶ月のフライト1、30,000ドルの予算を有する第2ヶ月のフライト2、および50,000ドルの予算を有する第3ヶ月のフライト3である。
【0080】
市場オペレータは、市場の現況にアクセスすることができ、それはフライトを最適化するために使用されうる。これは:
Figure 2004240937
を含む。
【0081】
自動フライト管理アルゴリズムは、進行しながらフライトを最適化するために周期的に動作する。各ステップにおいて、広告主の代わりに行動するエージェントは、
Figure 2004240937
におけるあらゆる用語に関する最適な入札を選択する。用語
Figure 2004240937
に関して選択された入札は
Figure 2004240937
であり、それはフライト・インターバル中、検索者からのクリック
Figure 2004240937
を生むと予測される。
【0082】
Figure 2004240937
【0083】
フライトに関する合計広告主利益、
Figure 2004240937
は、合計クリック数
Figure 2004240937
を最大化することにより最適化されうる。これは、平均利益/アクションPおよび換算率Rが定数であるからであり、目標は定数フライト予算Bに近く費やすことである。合計クリック数は、平均入札で割られた予算にほぼ等しく、すなわち、
Figure 2004240937
である。そのため、平均入札
Figure 2004240937
を最小化することによって、合計クリック数cを最大化することができる。
【0084】
Figure 2004240937
【0085】
Figure 2004240937
【0086】
Figure 2004240937
【0087】
クリック数の基準化は、あらゆる用語の換算率を正規化し、および入札の逆基準化は、順位のコストが変化しないままであることを確証する。
【0088】
Figure 2004240937
【0089】
最適フライト管理
自動フライト管理の第一の実施例において、本システムは広告主からの:1)用語
Figure 2004240937
を伴うフライトに関する一組のリスティング、2)予算B、3)最大CPCC、および4)換算率Rならびに平均利益/アクションPを入力として考える。
【0090】
用語
Figure 2004240937
に関する入札のすべての可能な組み合わせを検査し、および予算を超えることなく、または最大平均CPCを超えることなく、広告主に最高の利益をもたらす組み合わせを選択するので、この実施例が最適である。
【0091】
Figure 2004240937
におけるいかなる用語
Figure 2004240937
に関しても、広告主は、順位1における広告主の現存入札に対して、0.01ドルを入札することによって、順位1になりうる。この例において、市場オペレータが0.01ドルの最小入札増分を選択したことが推定されているが、これは任意でもよい。順位2における現在のリスティングは、0.87ドルの入札を有すると仮定する。広告主は、0.88ドルの入札で順位2にいることができる―それは、0.88ドルの入札を伴う現存するリスティングがない限りであり、その場合は、広告主は順位2にはなれない!この処理は、すべての順位が検査されるまで、順位3,4,..等における現存するリスティングを検査することによって反復される。この処理は、
Figure 2004240937
におけるあらゆるリスティングに関して反復される。
【0092】
Figure 2004240937
Figure 2004240937
現在の組み合わせは廃棄される。
【0093】
そうでなければ、本システムは、現在の組み合わせが今のところ最善であるかを調べる。現在の組み合わせが今のところ最善である場合、新しい最善の組み合わせは現在の組み合わせに設定される。
【0094】
広告主が最大平均CPCCを特定するだけである場合、合計クリック
Figure 2004240937
が前の最善の組み合わせの合計クリックよりも大きければ、現在の組み合わせが最善である。
【0095】
広告主が換算率Rおよび平均利益/アクションPを特定する場合、現在の合計利益、
Figure 2004240937
が、前の最善の組み合わせの合計利益よりも大きければ現在の組み合わせが最善である。
【0096】
用語
Figure 2004240937
に関するすべての可能な順位での入札に関する合計広告主利益を計算した後、本システムは最高広告主利益を生む最適な組み合わせを戻す。
【0097】
以下の例は、最適フライト管理のオペレーションを示す。2の用語
Figure 2004240937
があり、各用語が、新しい広告主に利用可能である以下の順位/クリック/入札組み合わせを有する場合を検討する(いずれの用語も同一にすることによって、例を簡潔にしてある):
【0098】
【表2】
Figure 2004240937
最適フライト管理は100の組み合わせを検討し、各組み合わせは各用語に関して10の順位/入札のうちの1を選択する。様々な予算に関する最適な組み合わせは以下の通りである:
【0099】
【表3】
Figure 2004240937
例えば、1,250ドルの予算Bがあると、広告主の利益を最大化する最適フライトは、
Figure 2004240937
に関して順位10になることを伴い(入札は0.44ドルである)、および
Figure 2004240937
に関して順位2になることを伴う(入札は0.71ドルである)。このフライトに関する合計コストはおよそ1,209.98ドルであり、および期待クリックの合計数は1,870である。このことから、平均入札は
Figure 2004240937
であることが導かれる。
【0100】
残念なことに、このアルゴリズムは幾何級数的なコストを有する。
Figure 2004240937
におけるkの用語の各々は、およそrの順位を有すると仮定する。前記アルゴリズムは、入札するべきすべての順位の組み合わせを検討しなければならない。各用語が(この用語に関して入札しない、または順位1に入札する、または順位2に入札する等の)r+1の可能性がある。各用語に関する選択は独立しているので、検討すべき
Figure 2004240937
の可能性がある。その結果、このアルゴリズムは大きな問題には実用的ではない。
【0101】
周期的再実行
フライトの開始時、本システムは上述の通り、
Figure 2004240937
における用語に関する理想的な入札の組み合わせを計算する。市場の力学のため、様々な順位に関する入札およびクリック数はフライト中に変化しうる。
【0102】
本システムは、広告主のフライトが均等に予算を費やすために進行中のままであることを確証し、および広告主の利益が最大化され続けることを確証するために、最適な入札を周期的に再計算する。
【0103】
市場オペレータ、または広告主は、広告主に関するフライトを再計画するために、最善の時を選択することができる。これは、毎時、毎日でもよく、または入札あるいはクリック数を変更しうるイベントが生じる時でもよい(例えば、市場オペレータは、新しい高トラフィック・アフィリエイトを加えることによって、検索者数を顕著に増やす)。
【0104】
アルゴリズムが再実行される前に、フライトに関する情報は残りのフライトを反映するために更新される:
1.予算Bは残りの予算と置き換えられる
2.フライト期間Iは、残りのフライト期間と置き換えられる
3.あらゆる順位におけるあらゆる用語
Figure 2004240937
の換算率は、フライトの開始から広告主によって監視されている実際の換算率と置き換えられる―十分なデータが統計学的に関連するように集積されていない場合
4.あらゆる順位におけるあらゆる用語
Figure 2004240937
に関するクリック数/時間は、フライトの開始からの実際のクリック数/時間と置き換えられる―十分なデータが統計学的に関連するように集積されていない場合
5.あらゆる順位におけるあらゆる用語に関する入札が、市場からの最新情報と置き換えられる。例えば、用語“車”に関する最高入札が1.34ドルである場合、1.35ドルの入札で、“車”に関して順位1になることが可能である。
【0105】
フライトの開始時に、予算は30日で30,000ドルであり、1日後には、予算は29日で28,500ドルである可能性がある。この場合、初期コストの推定が低すぎたのである(クリック数を低く評価しているか、または競合する広告主が降りて、順位を上げたか、である)。アルゴリズムは、最善の決定を進めるために、最新の情報で再実行される。
【0106】
価格保護
価格保護は第一の実施例のバリエーションであり、本システムは、固定CPC入札を設定する代わりに、
Figure 2004240937
におけるあらゆる用語の選択されたあらゆる順位に関して価格保護された入札を設定する。これは、フライト管理の周期的再実行の間に、市場における入札の変化に応じて、広告主の利益を最適化するための別の機会を供給するので、第一のバリエーションに対する改良である。
【0107】
自動フライト管理の最近の実行からの、用語
Figure 2004240937
に関する最適な入札の組み合わせが、
Figure 2004240937
であると仮定する。用語
Figure 2004240937
に関して固定入札
Figure 2004240937
を設定する代わりに、本システムは価格保護(Price Protected)(PP)入札を設定する。
【0108】
PP入札は、広告主が用語
Figure 2004240937
に関する最大値
Figure 2004240937
までは喜んで支払い、および本システムが、この入札で可能な最善の順位に広告主を配置するが、可能であれば入札を減らす一方で、最善の可能な順位にその位置を維持するよう望んでいることを示す。例えば、1順位下の広告主が自分の入札を減らすか、または降りる場合、CPCを減らすことは可能であるかもしれない。PPは、進行中に、例えば入札が変わるたびに広告主のCPCを調整することができる。
【0109】
本システムに、最低の可能なコストで最善の順位にいるよう継続的に入札を調整させることは、広告主の利益が進行しながら最大化されることを確証する。本システムは、自動フライト管理を再実行する、計算上より高価なタスクを必要とすることなく、市場における他の入札に変化があるとすぐに入札を調整することができる。
【0110】
誘導フライト管理
誘導フライト管理は、最適フライト管理の、計算上効率的なバリエーションであり、本システムは最適なフライトに近づくように発見的方法を使う。誘導フライト管理は、ある場合には最適であるかもしれないが、これは、一般的に保証することができない。
【0111】
いかなる合理的なサイズのほとんどの問題に関しても、最適フライト管理のコストは扱いにくい。その結果、誘導フライト管理は、管理可能なコストで、最適な結果に近いものを生成する改良である。
【0112】
前述の通り、予算に対する最高クリック数を生成することは、合計広告主利益を最大にする。これは、入札されているすべての用語に関して最低平均入札を有しつつ、合計フライト予算を費やすことに相当する。
【0113】
誘導フライト管理によって使用される発見的方法は、平均入札での最小増加につながる組み合わせを探すことである。最適フライト管理が、
Figure 2004240937
における用語に関する順位のすべての可能な組み合わせへの入札を調べる一方で、誘導フライト管理は、これらの小さなサブセットを探すだけである。
【0114】
誘導フライト管理の好ましい実施例は、効率を増すために山登りアルゴリズムを使用する。当業者には明らかであろう、そのような“貪欲な”アルゴリズムの多くのバリエーションがある。
【0115】
本システムは、最低可能入札をすることから生じる
Figure 2004240937
における用語に関する順位の組み合わせを検討することによって開始する。市場オペレータは、最小入札を選択することができ、例えばそれは、あらゆる用語に関して0.05ドルでもよい。“current combination”および“best combination”は、この初期の組み合わせを割り当てられる。
【0116】
本システムは次に多くの反復を経て、各反復において、“current combination”へのすべての1ステップ拡張を探る。各1ステップ拡張は、“current combination”における用語のうちの1の順位を、この次に良い順位を得るための最小値分だけ、その入札を増やすことによって入手可能な次により良い順位へ上げる。例えば、“current combination”において、用語
Figure 2004240937
が0.05ドルの入札を有し、順位40であり、かつ0.07ドルの入札を有して順位39である別の広告主がいる場合、
Figure 2004240937
に関して可能な次により良い順位は順位39であり、最小入札は0.08ドルである。よって、検討される拡張の1は、入札を0.05ドルから0.08ドルに増やすことによって、
Figure 2004240937
の順位を40から39に上げることである。
Figure 2004240937
における他の用語に関するすべての1ステップ拡張は同様に探られる。
【0117】
最低平均入札を生む拡張は、“current combination”の新しい値である。
【0118】
“current combination”の新しい値が見つかると、本システムは、その“best combinatnion”を、“currentcombination”になるように更新するべきかを調べる。さらに、本システムは、それが終了し、かつ“best combination”を戻すべきかを、または次の“current combination”を見つけるための反復処理を続けるべきかを調べる。
【0119】
広告主が最大平均CPCCを特定するだけの場合、合計クリック
Figure 2004240937
が、前の“best combination”の合計クリックよりも大きければ、“current combination”が最善である。
【0120】
広告主が換算率Rおよび平均利益/アクションPを特定する場合、現在の組み合わせは、現在の合計利益、
Figure 2004240937
が、現在の“best combination”の合計利益よりも大きければ最善である。
【0121】
“current combination”が、前の“best combination”よりも良い場合、本アルゴリズムは“best combination”を“current combination”と置き換える。
【0122】
以下のもののうちいずれかが真である場合、本アルゴリズムは終了し、現在の“best combination”を戻す:
Figure 2004240937
【0123】
そうでなければ、本アルゴリズムは“current combination”に関する次の値を見つけるために、次の反復を続行する。
【0124】
以下の説明は、誘導フライト管理のオペレーションを示す。最適フライト管理に関して前述されたように、同じデータが用語
Figure 2004240937
に関して使用される。様々な予算に関して誘導フライト管理によって戻される回答は以下の通りである:
【0125】
【表4】
Figure 2004240937
例えば、2,100ドルの予算Bがあると、誘導フライト管理は次のようなソリューションを見つける:(0.72ドルの入札で)
Figure 2004240937
に関して順位1になること、および(0.70ドルの入札で)
Figure 2004240937
に関して順位3になることである。このフライトに関する合計期待コストは1,964.14ドルであり、および合計期待クリックは2,755である。このことから、平均入札は
Figure 2004240937
であることが導かれる。
【0126】
この同じ例に関して、最適フライト管理は、次のソリューションを見つける:(それぞれ0.71ドルの入札で)
Figure 2004240937
および
Figure 2004240937
に関して順位2になることである。期待合計コストは2,036.28ドルであり、および期待合計クリックは2,868である。平均入札は0.71ドルである。最適フライト管理は、より低い平均入札(0.71ドル対0.7129365ドル)を有することに留意すべきであり、それはやや高い期待コスト(2,036.28ドル対1,964.14ドル)でありながらも、より多くのクリック(2,868対2,755)を生む。
【0127】
誘導探究は山登りアルゴリズムである―最低入札との組み合わせから始まり、現在の組み合わせから、最善値を有する隣の組み合わせへと1ステップ移動する。
【0128】
山登り探求は、多項式計算量(polynomial complexity)を有するので、あらゆる組み合わせを調べるよりもずっと効率的である。
Figure 2004240937
におけるkの用語の各々が、およそrの順位を有すると仮定する。各反復において、本アルゴリズムは、現在の組み合わせへのkの1ステップ拡張を調べ(および新しい“current combination”として最低平均入札を有するものを選択し)、および
Figure 2004240937
の反復を実行する(
Figure 2004240937
におけるにすべての用語に関する最悪の順位から最高のものへと移動する)。この結果、
Figure 2004240937
の合計時間コストを生む。
【0129】
誘導探究は、用語
Figure 2004240937
に関する順位のすべての組み合わせに入札することは検討しないので、ある入力に関して最適ではないかもしれない。そのため、フライトに関する広告主の利益を最大にする入札の組み合わせを見つけることを保証できない。しかしながら、最低入札を有する組み合わせに関して検索するための発見的方法は、最適かもしれず、かつしばしば最適に大変近いソリューションを生む。
【0130】
最適化
本発明の別の実施例において、誘導フライト管理に適用される多くの最適化がある。最適化された実施例は、低減した計算時間およびスペースという効果を有する。
【0131】
本最適化は、フライト予算Bおよび広告主からの他の制約があれば、最終ソリューションの一部とはならなさそうな入力された用語
Figure 2004240937
の順位のいくつかを検討することを無視する。これは、計算時間および計算スペースを大幅に低減する効果を有する。これらの最適化は、最適フライト管理および誘導フライト管理の両方に適用することができる。
【0132】
第一の最適化は、ある閾値よりも少ないクリックを有する用語
Figure 2004240937
の順位を無視する。これは、検索者を広告主のウェブ・サイトに送ることに大いに寄与することができない順位を無視することである。
【0133】
第二の最適化は、各用語
Figure 2004240937
に関する可能な順位の一群を検討するだけである。例えば、広告主は、順位3より悪い順位がいかなる用語に関しても検討されるべきではないことを特定してもよく、または用語
Figure 2004240937
に関して、順位3乃至10のみが検討される一方で、すべての他の用語に関しては、順位2乃至5のみが検討されるべきであることを特定してもよい。これらの制約により、広告主は自分の事業目的をより良く達成することができ、例えば、上位の順位にいることにより、またはその競合者よりも良い順位にいることによって、より高い質と信頼のイメージを描くことができる。
【0134】
第三の最適化は、本システムが、各用語
Figure 2004240937
に関して検討するべき可能な順位の一群を自動的に決定するバリエーションである。自動フライト管理がフライト全体を通して周期的に実行されると、前の実行の結果は、各用語
Figure 2004240937
に関して検討すべき順位の適切な一群を選択するために使用される。
【0135】
フライト管理の前の実行は、あらゆる用語
Figure 2004240937
に関する特定の入札/順位を選択し、それは広告主の利益を最大化すると思われる。自動フライト管理の次の実行は、前の実行の選択された順位周辺の順位のウィンドウのみを検討する。このウィンドウは、例えば自動フライト管理の前の実行から最適順位のいずれかの側への5の順位のウィンドウを選択して、市場オペレータによって選択されうる。ウィンドウが大きいほど結果は良いが、市場オペレータに関する計算時間およびコストは大きくなる。
【0136】
Figure 2004240937
【0137】
自動フライト管理が最初に実行される時、
Figure 2004240937
におけるあらゆる用語
Figure 2004240937
に関する前の最適な入札
Figure 2004240937
はない。まさに最初の実行に関しては、前の最適な入札
Figure 2004240937
は、すべての用語
Figure 2004240937
に関する平均最適入札
Figure 2004240937
に等しいものと推測することができる。平均最適入札は、すべての用語
Figure 2004240937
がこの入札を割り当てられる場合に、これが結果として予算Bに近く費やすようにするよう計算される。自動フライト管理が最初に実行される時、この初期推定から“遠い”順位は検討されない。
【0138】
以下の例は、自動的に順位を取り除く処理を示す。3の用語{ホテル、旅行、休暇}がある。予算Bは525ドルと仮定する。結果である平均最適入札
Figure 2004240937
は0.45ドルであり、およびこのレベルですべての用語に入札することによって、予算全体をほぼ費やす。
【0139】
【表5】
Figure 2004240937
ホテルの順位16、旅行の順位3、および休暇の順位8は、0.45ドルに最も近い入札を有する。太字の順位は、α=5(黄色の順位から5順位以上離れているすべての順位が削除される)およびβ=1(0.90ドルより大きい入札を有するすべての順位が削除される)の時に、取り除き処理の後に残ったものである。他の順位は、αおよびβの異なる値に関して取り除かれる。
【0140】
【実施例】
本データベース検索システムは、この実施例において、検索リスティングのデータベースを含む。各検索リスティングは、個別の広告主と関連しており、および各検索リスティングは検索用語および変数コスト・パー・クリック(cost per click)(CPC)または変数表示順位(variable display rank)を含む。この例におけるデータベース検索システムはさらに、検索者から受信された検索クエリと一致する検索リスティングを識別するように構築された検索エンジンを含む。一致検索リスティングは、好ましくは、表示順位ならびに一致検索リスティングの入札額に従って、検索結果リストに配列される。エージェントは、条件更新情報を広告主に供給するため、広告主からの条件定義に反応する。条件定義は、監視されるべき条件を特定する。条件更新情報は、存在するのであれば、条件が更新される環境を特定する。
【0141】
別の実施例が、データベース検索システムを操作するための方法として実行される。この実施例において、前記方法は、データベースに複数の検索リスティングを記憶することを含む。各検索リスティングは、検索リスティングが検索者に参照される時に経済的価値を与える広告主と関連している。前記方法はさらに、関連する検索リスティングに関する表示位置を決定することを含む。1例において、前記関連する検索リスティングは、検索用語または検索用語に近いものなど、共通データによって関連付けられる。前記表示位置は、完全に決定的な方法から完全に任意の方法まで、適切な方法で決定されるかもしれない。前記位置決定方法は、広告主入力または他の情報に基づいているかもしれない。1例において、各検索リスティングは、コスト・パー・クリック(CPC)を割り当てられ、および前記表示位置は、CPCに基づいて決定され、1の検索用語に関する最高CPCリスティングは、前記検索用語またはその異形が受信されると最も高く列挙される。前記方法はさらに、広告主が自動フライト管理を所望する検索リスティングの表示を広告主から受信することを含む。前記表示および広告主への状態報告は、利用可能で、便利な通信チャネルである、いかなる適切な通信方法に従って送信されてもよい。
【0142】
図10乃至図24に記載のプロシージャは、ソフトウェアまたはハードウェアまたはこれらのいかなる組み合わせでも実行されるかもしれない。1の実施例において、前記プロシージャは、アカウント管理サーバ22(図1)の処理システム34上で動作するソフトウェア・プロシージャとして開始される。別の実施例においては、前記プロシージャは、検索リスティング・データベースへのネットワーク・アクセスを伴う個別のマシン上で動作するかもしれない。前記プロシージャは協同して自動フライト管理関数を形成する。
【0143】
図10乃至図24に記載のプロシージャは、コンピュータ・データベース・システムにおける自動フライト管理システムを実行する。前記方法は、コンピュータ・データベース・システムに記憶された、いくつかの検索リスティングと関連する所有者からの自動フライト管理命令を受信し、フライトの性能を監視し、および所有者/広告主の合計利益を最適化するのに必要な調整を行い、および周期的に、ならびにフライトの状態に関する変化があるとすぐ、所有者に通知を送信する、というような振る舞いを含む。
【0144】
1の実施例において、本コンピュータ・データベース・システムは、ここに記述されているようなペイ・フォー・プレースメント検索システムであり、および検索リスティングならびに検索エンジンのデータベースを含む。検索リスティングはそれぞれ、検索リスティングの広告主または所有者と関連している。検索リスティングはそれぞれ、検索用語、広告主によって特定される入札額または最大コスト・パー・クリックスルー (cost per clickthrough)、コスト・パー・クリックスルー(CPC)および順位または表示順位等のデータを含む。CPCおよび順位は、広告主によって、および同じ検索用語を含む検索リスティングと関連する他の広告主によって特定される値によって自動的に変わるかもしれない。例えば、本システムはリスティングのCPCを自動的に最小値に低減しつつ、特定された順位を維持するかもしれない。検索エンジンは、検索用語、または検索リスティングの別の部分を、検索者から受信された検索クエリと付き合わせる。一致した検索リスティングは、CPCおよび表示順位に従って編成され、そして検索者に戻される。検索リスティングが検索者によって参照されると、CPCに等しい額の経済的価値が、この目的でアカウントを維持しているかもしれない広告主または所有者によって支払い可能である。この場合における検索リスティングの参照は、表示結果における検索リスティングに関する情報、検索者によるクリック・スルー、または検索者による、あるクリック・スルー後アクションを含むような、インプレッションであるかもしれない。この実施例は、例示的にすぎない。通知方法は、所有者、またはデータベースにおけるリスティングと関連するその他に、検索リスティングの変更された条件を知らせるために、同様に別の種類のデータベース検索システムに適用されてもよい。
【0145】
本実施例に従って、各広告主は以下のものを特定することによって、新しい自動フライト管理関数を作ることができる:1)フライトに関して入札されるべき用語
Figure 2004240937
、2)フライトに関する予算B、3)フライトの期間I、4)換算率R、および5)平均利益/アクションPである。フライト期間は複数の日に及ぶかもしれず、および広告主は換算率Rおよび平均利益/アクションPをいつでも更新することができる。
【0146】
前述の通り、自動フライト管理には2の主な実施例がある:最適フライト管理および誘導フライト管理であり、より効率性を向上させるバリエーションがある。これらの実施例の各々において、本システムは市場の力学に応答するため、フライト全体を通して最適な入札を再計算する。
【0147】
最適フライト管理
プロシージャOptimal Flight Managementは広告主の合計利益を最適化する。本プロシージャは、フライトのパラメータを初期化し、それからループに入る。ループの各反復は、利益を最大にする用語
Figure 2004240937
に関する最適な入札を計算する。これは、各反復に関してフライト・パラメータを初期化することにより、およびそれから最適な入札を計算することにより達成される。新しく計算された入札はそれから、目下の市場において用語に関する入札を設定することによって例示され、それから最適な入札が価格保護で設定され、それは、用語の順位に負の影響を与えることなく可能な時はいつでも、用語のCPCを低減することによって広告主の利益を最大にする。用語に入札しないことが最適である可能性もあり、そのような場合は、0の入札が与えられる。現在の入札の報告は、再検討のために広告主に送信される。広告主は、所望であれば、DTCを用いて入札のどれでも手動で無効にすることができる。
【0148】
入札を設定した後、本プロシージャはある時間期間、あるいは任意の時間、またはあるイベント(例えば、市場オペレータによる検索者の数の増加)を待つ。例えば、本システムは、1日待つかもしれない。この待機期間の終わりに、本システムはフライトにおける残りの予算および残りのフライト期間を再計算する。
本処理は次の反復で自らを繰り返し、フライトの残りに関して最適な入札を再計算する。反復は、フライトの終了時間に到達すると停止する。
【0149】
Figure 2004240937
【0150】
関数“rank−of”は、タプルのリスト[<rank−a,bid−a>,...,<rank−n,bid−n>]およびインデックスiを入力として考える。それはi番目のタプルの順位を戻し、それはrank−iである。同様に、関数“bid−of”は、タプルのリストおよびインデックスiを入力として考える。それは、i番目のタプルの入札を戻し、それはbid−iである。
【0151】
プロシージャoptimal flight managementの1の実施例は、図10に示されている。本プロシージャはブロック1000から始まる。ブロック1002において、本プロシージャは、広告フライトの開始まで待つ。ブロック1004において、プロシージャinitialize flightが呼び出される。プロシージャinitialize flightの1の実施例は、図11との関連で後述されるだろう。
【0152】
ブロック1006において、ループ操作が開始する。このループは、フライトの終了まで継続する。ブロック1008において、フライト・パラメータは、プロシージャset flight parametersを呼び出すことによって初期化される。このプロシージャの1の実施例は、図12との関連で後述されるだろう。ブロック1010において、プロシージャgenerate optimal flightが呼び出される。このプロシージャの1の実施例は図13との関連で後述されるだろう。
【0153】
ブロック1012において、ループ操作は、広告主によって特定されたすべての検索用語に関して開始する。ブロック1014において、現在の検索用語のインデックスが0に等しいか決定される。もしそうであれば、ブロック1016において、現在のそのような用語に関する変数値PP−BIDは、値0に等しく設定される。ブロック1018において、現在の検索用語に関する変数値last−rankは、現在の検索用語に関する順位の数に1を足したものに等しく設定される。
【0154】
ブロック1014において、現在の検索用語に関するインデックスが0に等しくない場合、ブロック1020において、現在の検索用語に関する変数PP−BIDの値は、BID−OFの値(ranks&bids(T),index(T))に等しく設定される。値last rank(T)は、rank−of(ranks&bids(T),index(T))の値に等しく設定される。ループ操作は、ブロック1024において、広告主のすべての検索用語が処理されるまで反復される。
【0155】
ブロック1026において、報告が広告主に送信される。前記報告は、本プロシージャによって決定される現在の入札を示す。ブロック1028において、フラグfirst−executionが値falseに設定される。ブロック1030において、任意の時間でもよく、または外部イベントに依存しているかもしれない、ある時間期間が待たれる。ブロック1302において、値remaining−budgetが、合計予算Bから、フライト開始から費やされた予算を引いたものに等しく設定される。ブロック1034において、値remaining−flightは、現在の時間から、現在のインターバルの終わりまでの時間インターバルに等しく設定される。ブロック1036において、ループ操作は、フライトの終了時間に到達しなかった場合には、ブロック1006に戻る。フライトの終了に到達すると、本処理はブロック1038で終了する。
【0156】
プロシージャoptimal flight managementも、後述のシュードコードに従って具体化されてもよい。
【0157】
【表6】
Figure 2004240937
【0158】
プロシージャinitialize Flight は、自動フライト管理の開始時にパラメータを初期化する。これは、残りの予算を設定し、新しいフライトの期間を、現在の時間から開始するように設定し、これはフライトに関する入札が計算される最初であることを記録し、およびあらゆる用語が現在選択されているのではないことを記録するための状態変数を初期化する(その“last−rank”値は0である)ことを含む。
【0159】
図11は、プロシージャinitialize flightの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャは、ブロック1100から開始する。ブロック1102において、変数remaining−budgetの値は、変数Bの値に等しく設定される。ブロック1104において、変数remaining−flightの値は、変数Iの値に等しく設定される。ブロック1106において、フラグfirst−executionは値trueに等しく設定される。
【0160】
ループはブロック1108から開始し、変数Tによって広告主インデックスのすべての検索用語を処理する。ブロック1110において、変数last−rank(T)は、値0に初期化される。ブロック1112において、ループ操作は継続し、ブロック1108に制御を戻す。プロシージャinitialize flightは、ブロック1114で終了する。
【0161】
プロシージャinitialize flightの別の実施例が、擬似コードで以下に示されている。
【0162】
【表7】
Figure 2004240937
【0163】
プロシージャSet Flight Parametersは、自動フライト管理のあらゆる実行の開始時にパラメータをリセットする。前述の通り、用語に関する最適な入札は、フライト全体を通して周期的に再計算される。各計算の前に、市場の現在の状態および広告主からのいかなるフィードバックも、最適な入札値を計算するために使用されるパラメータを更新するために使用される。
【0164】
Figure 2004240937
【0165】
プロシージャhistorical−clicksは、ある時間期間で、一定の用語および順位に関するクリック数を推定するために市場からの履歴データを用いる。プロシージャcurrent−bidは、ある順位におけるある用語の現在の入札を戻す。
【0166】
図12は、プロシージャset flight parametersの1の実施例を示す流れ図である。プロシージャはブロック1200から開始する。ブロック1202において、最高換算率に対応する変数
Figure 2004240937
は、いかなる順位Jにおけるいかなる検索用語Tに関する最大換算率にも等しく設定する。ブロック1204において、変数Lは、残りのフライトの長さに等しく設定される。
【0167】
ループ操作はブロック1206から開始し、すべての検索用語Tおよびすべての順位Jに対してループする。ブロック1208において、現在の用語および順位に関するconversion−rate(変換率)は、最大換算率、
Figure 2004240937
に等しく設定される。ブロック1210において、現在の検索用語および順位に関する変数clicksは、現在の用語ならびに順位に関する換算率と、最大換算率との比に、現在の検索用語、順位に関する合計クリック数ならびにフライトの現在の残りの長さを乗じたものに等しく設定される。ブロック1212において、順位Jにおける検索用語Tに関する現在の入札は、最大換算率と、順位Jにおける検索用語Tに関する現在の換算率との比に、現在の順位Jにおける検索用語Tに関する現在の入札を乗じたものに等しく設定される。ブロック1214において、ループ操作は、あらゆる順位におけるすべての検索用語が処理されるまで、ブロック1206に制御を戻す。プロシージャset flight parametersはブロック1216において終了する。
【0168】
プロシージャset flight parametersの第二の実施例は、以下の擬似コードで示される。
【0169】
【表8】
Figure 2004240937
【0170】
プロシージャGenerate Optimal Flightは、広告主の合計利益を最大にするために、用語
Figure 2004240937
に関する最適な入札を計算する。本プロシージャは、計算パラメータを最初に初期化する―これらは、現在までに見つかっている最善の入札、および各用語に関して広告主が入札されることができる可能な順位、およびこれらの順位に関する最小入札を追跡する。
【0171】
プロシージャの本体はループである。ループの各サイクルは、用語に関する新しい入札の組み合わせを調べる。現在の組み合わせが今のところ最善であれば、それは新しい最善の組み合わせとして記録される。すべての組み合わせが調べられると、プロシージャは終了し、見つかった最善の組み合わせを戻す。
【0172】
ループの各サイクルは、あらゆる用語
Figure 2004240937
に関する入札の現在の組み合わせを最初に調べる。それは、合計クリック数、平均入札、合計コスト、および現在の組み合わせに関する合計広告主利益を計算する。その平均入札が、広告主によって特定された最大平均CPC(C)よりも大きいか、または合計コストが残りの予算よりも大きい場合、現在の組み合わせは無視される。そうでなければ、現在の組み合わせは、前の最善の組み合わせと比較される。現在の組み合わせがより良いのであれば、それは前の最善の組み合わせを現在の組み合わせと置き換える。ループの最後のステップは、用語
Figure 2004240937
に関する入札の新しい組み合わせを選択する。本プロシージャは終わり、すべての組み合わせの検査を終えると最善の入札の組み合わせを戻す。
【0173】
図13は、プロシージャgenerate optimal flightの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック1300から開始する。ブロック1302において、プロシージャinitialite calculation parametersが呼び出される。このプロシージャの1の実施例は、図15との関連において後述されるだろう。
【0174】
ブロック1304において、ループ操作に入る。ブロック1306において、変数clicks/bid/cost/profitの値は、プロシージャcurrent combinationによって戻される結果値に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は、図17との関連において後述されるだろう。ブロック1308において、現在の入札が広告主によって特定される最大コスト・パー・クリックより小さいか、あるいは等しいか、およびフライトのコストが残りの予算より小さいか、あるいは等しいか、決定するための比較がなされる。そうでない場合は、制御はブロック1318に進む。そうでなければ、ブロック1310において、現在の組み合わせが前の最善の組み合わせよりもよいか、決定するための比較がなされる。このオペレーションを実行するために、プロシージャbetterが呼び出される。プロシージャbetterの1の実施例は、図14との関連において後述されるだろう。ブロック1310の比較が真の結果を生まない場合、制御はブロック1318に進む。そうでなければ、ブロック1312において、変数best−indexの値は、現在の組み合わせのインデックスに等しく設定される。同様に、ブロック1314において、変数best−clicksの値は、現在の組み合わせに関する変数clicksの値に等しく設定され、およびブロック1316においては、変数best−profitの値は、現在の組み合わせに関する変数profitの値に等しく設定される。
【0175】
ブロック1318において、すべての組み合わせが調べられたかが決定される。そうでない場合、変数indexの値はブロック1324において増加し、およびブロック1326において、ループ操作は別の組み合わせを処理するために、ブロック1304に戻る。ブロック1318において、すべての組み合わせが検討された場合、ブロック1320において、用語と入札との、最善の組み合わせのインデックスが本プロシージャによって戻される。本プロシージャはブロック1322において終了する。
【0176】
プロシージャgenerate optimal flightの第二の実施例は、擬似コードによって以下に示される。
【0177】
【表9】
Figure 2004240937
【0178】
プロシージャBetterは、現在の組み合わせが、過去において見られた最善の組み合わせよりも良いかを調べる。広告主は、広告主のウェブ・サイトに送られた検索者に関する平均利益/アクションPを特定することができる。
【0179】
広告主が平均利益/アクション(Pの値は−1である)を特定しなかった場合、より多くのクリックを有するのであれば現在の組み合わせがより良い。そうでなければ、広告主に関してより高い合計利益につながるのであれば現在の組み合わせがより良い。
【0180】
プロシージャbetterの1の実施例は、図14の流れ図に示されている。本プロシージャはブロック1400から開始する。ブロック1402において、平均のプロフィット・パー・アクション(profits per action)に対応している変数Pの値は、値−1と比較される。Pが−1に等しい場合、ブロック1404において、変数clicksの値が変数best−clicksの値よりも大きいか決定される。そうでない場合、ブロック1406において、本プロシージャは論理値falseを戻す。クリックがbest−clicksよりも大きい場合、ブロック1408において、本プロシージャは論理値trueを戻す。ブロック1402において、Pが−1に等しくない場合、ブロック1410において、変数profitの値が変数best−profitの値よりも大きいか決定される。そうでない場合、ブロック1412において、本プロシージャは論理値falseを戻す。ブロック1410において利益がbest−profitよりも大きい場合、ブロック1408において、本プロシージャは理論値trueを戻す。本プロシージャはブロック1414で終了する。
【0181】
プロシージャbetterの代替例は擬似コードで以下に示されている。
【0182】
【表10】
Figure 2004240937
【0183】
プロシージャInitialize Calculationsは、最適な入札の計算を開始する時にパラメータをリセットする。第一に、それは、今のところ最善な入札の組み合わせ(best−index)が見つかっておらず、およびいかなる組み合わせに関しても、クリックならびに利益が記録されていないことを記録する。第二のステップは、可能な順位、およびあらゆる用語
Figure 2004240937
に関して、これらの可能な順位に関する最小入札を計算することである。それは、広告主が入札することができる可能な順位の数(#ranks)も記録する。
最後のステップは、あらゆる用語に関して0の入札を有するように現在の組み合わせを設定する(index
Figure 2004240937
はあらゆる用語に関して0に設定される)。
【0184】
図15は、プロシージャinitialize calculation parametersの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック1500から開始する。ブロック1502において、変数best−indexは空の値に設定される。ブロック1504において、変数best−clicksは0に初期化される。ブロック1506において、変数best−profitも同様に0に初期化される。ループ操作はブロック1508から開始する。ブロック1510において、現在の検索用語に関する変数ranks&bidsは、プロシージャpossible−ranks&bidsによって戻された値に等しく設定される。プロシージャpossible−ranks&bidsの1の実施例は、図16との関連において後述される。ブロック1512において、現在の検索用語に関する変数#ranksは、現在の検索用語に関するアレイranks&bidsの長さに等しく設定される。ブロック1514において、この現在の検索用語に関するインデックス・アレイの内容は0に初期化される。
ブロック1516において、ループ操作は終了し、およびすべての検索用語が処理されるまで、制御はブロック1508に戻される。本プロシージャはブロック1518で終了する。
【0185】
プロシージャinitialize calculation parametersの別の実施例が擬似コードで以下に示されている。
【0186】
【表11】
Figure 2004240937
【0187】
プロシージャPossible Ranks&Bidsは、新しい広告主が用語
Figure 2004240937
に関して位置することができる可能な順位、およびこれらの順位に関する最小入札を計算する。用語
Figure 2004240937
は、ある最大数の順位rまで順位1に関して市場において現存するいくつかの入札を有する。最小入札を選択することによって、順位r+1になることはいつでも可能である。順位1に関する現在の入札に0.01ドルを足したものを選択することによって、順位1になることも可能である。順位1から順位rまでの間の他の順位に位置することは可能かもしれないし、可能ではないかもしれない。例えば、順位3および順位4における現在のリスティングが0.35ドルの入札を有する場合、新しい広告主が順位4になることはできない。同じ入札を有するすべてのリスティングは日付順に配列されるので、新しい広告主は、順位3または順位5になることしかできない。同じ入札を有するどのような2のリスティングに関しても、その入札が設定された、より早い時間を持つものが、より良い順位を有する。
【0188】
本プロシージャは、あらゆる順位に関して現存する入札を見つけることによって開始する。これら現存する入札は、(最悪の順位に関する)最小入札から(順位1に関する)最大入札まで分類される。変数“worst−rank”は、最悪の順位の数を記録する。本プロシージャは次に、ループ変数“current−rank”,“current−bid”、および“ans”(回答)を初期化する。
【0189】
本プロシージャは、二番目に最低の入札(rest(bids))から始まり最高入札まで、あらゆる現存の入札をループする。ループの各反復において、本システムは、ある順位に関する入札が、次に最悪な順位に関する入札と同じであるか調べる。そうでない場合、次に最悪な順位に関する現在の入札を1セント超える入札を有する次に最悪な順位に、新しい広告主を加える“余裕”がある。各反復の終わりに、本プロシージャは、現在の順位を、現在の順位よりも1順位良くなるように設定し、および“bid”を現在の順位の入札に割り当てる。
【0190】
本プロシージャは、可能な順位のリスト、およびこの順位になるための最小入札を戻す。リストの各エレメントはタプル:<rank,bid>である。このタプルのリストは、最低入札から最高入札まで分類される。
【0191】
図16は、プロシージャpossible ranks&bidsの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック1600から開始する。ブロック1602において、変数bidsの値は、すべての順位における現在の検索用語Tに関する入札のセットに等しく設定される。ブロック1604において、入札は、最低から最高入札まで分類される。ブロック1606において、変数worst−rankは、最低順位入札の順位に等しく設定される。ブロック1608において、変数current−rankは、worst−rankの値に初期化される。ブロック1610において、変数current−bidは、アレイbidsにおける第一のエントリに初期化される。ブロック1612において、前記変数は、一対の値:worst−rankの値に1を足したもの、および最小入札に初期化される。
【0192】
ループ操作はブロック1614で開始し、他の入札のセットに対する変数xを使用する。ブロック1616において、変数xは、現在の入札の値と比較される。xがcurrent−bidと等しい場合、制御はブロック1620に進む。
xがcurrent−bidと等しくない場合、ブロック1618において、値current−rankと、current−bidに最小の可能な入札値を足したものとの対が、アレイansの終わりに加えられる。ブロック1620において、変数current−bidの値は、xの値に等しく設定される。ブロック1622において、変数current−rankの値は、1だけ減らされる。ループ操作はブロック1624で終了し、および最高入札に到達しない限り、制御はブロック1614に戻される。
【0193】
ブロック1626において、順位1と、現在の入札に最小入札額を足したものに等しい入札とを含む一対の値は、アレイansに加えられる。ブロック1628において、本プロシージャはアレイansを戻す。本プロシージャは、ブロック1630で終了する。
【0194】
プロシージャpossible ranks&bidsの第二の実施例は、擬似コードに従って示されている。
【0195】
【表12】
Figure 2004240937
【0196】
プロシージャCurrent Combinationは、現在の組み合わせを入力として考え、それはあらゆる用語
Figure 2004240937
に関する入札/順位組み合わせであり、およびそれの:1)合計クリック数、2)平均入札、3)合計コスト、および4)合計広告主利益を計算する。合計クリック数は、残りのフライトの期間中、その選択された順位における各用語に関するクリックの和である。合計コストは、残りのフライト期間中、その選択された順位における用語の各々のコストの和である。平均入札は、合計クリック数によって割られる合計コストである。合計広告主利益は、各用語に関する利益の和である。
【0197】
Figure 2004240937
【0198】
Figure 2004240937
【0199】
Figure 2004240937
【0200】
図17は、プロシージャcurrent combinationの1の実施例を示すブロック図である。本プロシージャは、ブロック1700から開始する。ブロック1702において、変数costは、0の値に初期化される。ブロック1704において、変数clicksは、0の値に初期化される。ブロック1706において、変数profitは、0の値に初期化される。
【0201】
ブロック1708において、ループ操作が開始し、ルーピング・インデックス(looping index)として広告主の検索用語を使用する。ブロック1710において、現在の検索用語に関するインデックス値が0に等しくないか決定される。
現在の検索用語に関するインデックスが0に等しい場合、制御はブロック1724に進む。そうでなければ、ブロック1712において、変数rankは検索用語Tに関するアレイranks&bidsのインデックス(T)エレメントの順位を割り当てられる。ブロック1714において、変数bidは、検索用語Tに関してアレイranks&bidsのインデックス(T)エレメントの入札を割り当てられる。ブロック1716において、現在の順位における検索用語Tに関するクリック数が推定される。ブロック1718において、現在のコスト値は、コストと、検索用語Tに関する入札ならびにクリック数の積との和に等しく設定される。ブロック1720において、クリック数は、検索用語Tに関するクリック数だけ増える。最後に、ブロック1722において、利益は、クリック数と、換算率を乗じられたプロフィット・パー・アクションから、検索用語に関する入札を引いた分との積だけ増える。ブロック1724において、現在の検索用語に関する変数indexの値が0に等しい時は、ループへの別の反復のために制御はブロック1708に戻り、ループは終了し、およびブロック1726においては、本プロシージャは4の変数clicks,cost per clicks,costおよびprofitを戻す。本プロシージャはブロック1728で終了する。
【0202】
プロシージャcurrent combinationの第二の実施例は、擬似コードで以下に示されている。
【0203】
【表13】
Figure 2004240937
【0204】
プロシージャMax−Index?は、検討すべき組み合わせがもうないか調べる。開始の組み合わせはすべての用語に関して0の入札を有する。現在の組み合わせがすべての用語に関して順位1である場合、それ以上の組み合わせはない。
【0205】
Figure 2004240937
【0206】
図18は、プロシージャmax−index?の1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック1800から開始する。ブロック1802において、ループ操作は、広告主の検索用語をループ・インデックスとして使用し始める。ブロック1804において、現在の検索用語に関する変数indexの値が、検索用語に関する順位の数よりも少ないか、決定がなされる。もしそうであれば、ブロック1808において、論理値Falseが戻され、制御はブロック1812に進む。そうでなければ、ブロックに1806において、ループ操作は次の検索用語の処理のために、ブロック1802に制御を戻す。ループが終了した後、ブロック1810において、本プロシージャは、論理値Trueを戻す。本プロシージャはブロック1812で終了する。
【0207】
プロシージャmax−index?の別の実施例は、擬似コードで以下に示されている。
【0208】
【表14】
Figure 2004240937
【0209】
Figure 2004240937
【0210】
図19は、プロシージャincrement−indexの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック1900から開始する。ブロック1902において、現在の検索用語に関するインデックス値が、この現在の検索用語の順位の数に等しいか、決定される。そうでない場合、ブロック1904において、検索用語に関するインデックス値は1だけ増える。制御はブロック1912に進む。
【0211】
ブロック1902において、検索用語に関するインデックスが検索用語に関する順位の数に等しい場合、ブロック1906において、検索用語に関するインデックスは0に設定され、およびブロック1908においては、iおよびkが等しいか決定される。そうである場合、制御はブロック1912に進み、本プロシージャは終了する。そうでなければ、ブロック1910において、本プロシージャは、次の用語のインデックスを増やすために、回帰的に自らを呼び出す。本プロシージャはブロック1912において終了する。
【0212】
プロシージャimcrement−indexを実行するための別の実施例は、擬似コードで以下に示されている。
【0213】
【表15】
Figure 2004240937
【0214】
誘導フライト管理
前のプロシージャは、本システムが、広告主利益を最大にするために、用語
Figure 2004240937
に関する最適な入札を計算する、第一のバリエーションを定義した。前述の通り、最適なソリューションを見つけるためのコストは、大きな問題には計算上、扱いにくいものとなりうる。
【0215】
誘導フライト管理と呼ばれる第二のバリエーションは、(すべてではないが)ほとんどの状況で最適かもしれないソリューションを見つけることによってこの問題に取り組み、および計算コストを大いに低減した。
【0216】
誘導フライト管理の効率性の手がかりは、それが、最適なソリューションになりそうな組み合わせのみを検討することである。これは、検討する必要がある組み合わせの数を大きく低減する。広告主利益を最大にするために、自動フライト管理は、予算Bに対する最も多いクリックを得るために、用語
Figure 2004240937
の入札を設定しなければならない。これは、用語
Figure 2004240937
に関する最小平均入札を有することに相当する。
【0217】
誘導フライト管理は、最低の入札および最大のクリックを有する組み合わせを見ることによって開始する。これは、すべての用語に関する最小入札を伴う。それはループに入る―各反復において、最小額だけ平均入札を増やすように、
Figure 2004240937
における1の用語の順位を向上するように入札を増やす。反復は、合計コストがフライト予算より少なく、かつ平均入札が、広告主が特定した最大平均CPCより少ない限り、繰り返される。終了時には、フライト予算を費やし、および最低平均入札を有する最善の組み合わせが戻される。
【0218】
プロシージャGuided Flight Managementは、プロシージャOptimal Flight Management(前述されている)とは、Generate Optimal Flightの代わりに、プロシージャGenerate Guided Flightを使う点を除いて同一である。前に示された同じ説明は、他の共通プロシージャに当てはまる。
【0219】
図20は、誘導フライト管理方法の1の実施例を示す流れ図である。前記方法は、ブロック2000から開始する。ブロック2002において、本プロシージャのオペレーションは、広告フライトの開始を待つ。ブロック2004において、フライトは初期化される。1の実施例において、これは、図11との関連において上述された方法に従って実行されるかもしれない。
【0220】
ブロック2006において、フライトの期間全体に及ぶループ操作が開始する。第一のループ操作はブロック2008であり、そこではフライト・パラメータが確立される。これは、図12との関連において上述された振る舞いに従って実行されるかもしれない。ブロック2010において、プロシージャgenerate guided flightが開始される。このプロシージャの1の実施例が、図21との関連において後述されるだろう。
【0221】
ループ操作はブロック2012から開始し、その間、広告フライトと関連する広告主のすべての検索用語Tが処理される。ブロック2014において、現在の検索用語のインデックスが0に等しいか決定される。そうである場合、ブロック2016において、検索用語に関する変数PP−BIDは0に等しく設定され、ブロック2018において、検索用語に関する変数last−rankは、検索用語Tに関する入札がある順位の数に1を足したものに等しく設定される。制御はブロック2024に進み、ループを再度通過するためにブロック2012に戻る。こうして、ブロック2014において、現在の検索用語のインデックスは0に等しくなく、ブロック2020においては、現在の検索用語に関する変数PP−BIDの値は、BID−OF(ranks&bids(T),index(t))に含まれる変数の値に等しく設定される。ブロック2022において、現在の検索用語に関する変数last−rankの値は、現在の検索用語の順位に等しく設定される。
【0222】
ブロック2012,2014,2016,2018,2020,2022,2024を含むループを出た後、ブロック2026において、ループ操作によって決定された現在の入札ならびに順位の報告が、広告フライトに関連する広告主に送信される。ブロック2028において、論理変数First−Executionは、値Falseに設定される。ブロック2030において、本プロシージャは、再開するまでの時間を待つ。この時間は、任意のタイミング、あらかじめ決められた時間期間の経過、またはイベントの発生によって決定されてもよい。ブロック2032において、変数remaining−budgetは、フライトに関する予算全体、Bと、広告のフライトの開始から費やされた予算との差に等しく設定される。ブロック2034において、変数remaining−flightは、現在の時間と、あらかじめ決められたフライト・インターバルの終了との差に等しく設定される。ブロック2036において、ループの終わりに到達し、さらなる処理のため、制御はブロック2006に戻る。フライトの終了時には、図20に記載の方法は、ブロック2038で終了する。
【0223】
プロシージャguided flight managementの第二の実施例が、擬似コードで以下に示されている。
【0224】
【表16】
Figure 2004240937
【0225】
プロシージャGenerate Guided Flightは、最適なソリューションになりそうな組み合わせを探すだけである。本プロシージャは、プロシージャGenerate Optimal Flightに関して前述された通り、計算パラメータを初期化することにより開始する。それは次にループに入る。ループの各反復は新しい組み合わせを探し、用語のうちの1の順位は、1位置だけ向上する―これは常に、より高い合計コストとより高い平均入札とを生む。
【0226】
各反復において、本システムは、現在の組み合わせが、今のところ見られる最善の組み合わせより良いか調べる。最善の組み合わせは、このような場合には現在の組み合わせと置き換えられる。
【0227】
現在の組み合わせがフライト予算Bよりも大きい合計コストを有する場合、または現在の組み合わせの平均入札が最大平均CPCCよりも大きい場合、またはさらなる組み合わせがない場合、ループは出る。本プロシージャは見つかった最善の組み合わせを戻す。
【0228】
図21は、プロシージャgenerate guided flightの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2100から開始する。ブロック2102において、プロシージャinitialize calculation parametersが呼び出される。このプロシージャの1の実施例は、図15との関連において上述されている。
【0229】
ブロック2104において、ループ操作が開始する。ブロック2106において、4の変数clicks/bid/cost/profitの値は、プロシージャcurrent combinationによって戻された値に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は、図17との関連において上述されている。ブロック2108において、現在の入札が最大CPC Cよりも大きいか、またはコストが変数remaining−budgetよりも大きいか、またはプロシージャmax−index?が論理値Trueを戻すか、が決定される。プロシージャmax−index?の1の実施例は、図18との関連において上述されている。ブロック2108のテキストが真である場合、ブロック2110において、本プロシージャは変数best indexの値を戻し、および本プロシージャはブロック2112において終了する。そうでなければ、ブロック2114において、変数best−indexが空の値を記憶するか、またはプロシージャbetterによって戻された値が真の値を有するか、が決定される。プロシージャbetterの1の実施例は、図14との関連において上述されている。ブロック2114のテストが真である場合、ブロック2116において、変数best−indexの値は、変数indexの値と等しく設定される。
ブロック2118において、変数best−clicksの値は、変数clicksの値に等しく設定される。ブロック2120において、変数best−profitの値は、変数profitの値に等しく設定される。ブロック2114のテストが真でない場合、または処理ブロック2120の後、ブロック2112において、変数indexの値は、プロシージャminimum−bid−extendによって戻された値に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は、図22との関連において後述される。ループ・プロシージャはブロック2124において終了し、および制御はブロック2104に戻される。
【0230】
プロシージャgenerate guided flightの別の実施例は、擬似コードで以下に示されている。
【0231】
【表17】
Figure 2004240937
【0232】
誘導フライト管理と最適フライト管理との間の主な差は、次の“current combination”を生成する点である。最適フライト管理に関しては、すべての組み合わせを検討する。誘導フライト管理に関しては、現在の組み合わせを見て、平均入札が最少額だけ増えるように、どのように用語のうちの1の順位を上げるべきかを見る。これは、プロシージャMinimum Bid Extendによって達成される。
【0233】
Figure 2004240937
【0234】
プロシージャMinimum Bid Extendは、変数“lowest−bid−index”(最低平均入札を生む、探索された組み合わせのインデックス)および“lowest−bid”(最低平均入札を生む、探索された組み合わせの平均入札)を初期化することによって開始する。
【0235】
本プロシージャは次にループに入り、ループの各反復は、用語、
Figure 2004240937
のうちの1の順位を上げることを検討する。これは、選択された用語のインデックスを1だけ増やすことによって達成される。各反復は、検討されている新しい組み合わせに関して、合計クリック、平均入札、合計コスト、および合計利益を計算する。現在の組み合わせの平均入札が、前の反復で検討された最善の平均入札よりも少ない場合、最善の拡張は、現在の組み合わせと置き換えられる。
【0236】
本プロシージャは、すべての拡張が検討されるとループを出てきて、および最少額だけ平均入札を増やす新しい組み合わせを戻す。
【0237】
図22は、プロシージャminimum bid extendの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2200から開始する、ブロック2202において、変数lowest−bid−indexは0に初期化され、およびブロック2204においては、変数lowest−bidが0に初期化される。
【0238】
ループ操作はブロック2206から開始し、広告主のすべての検索用語に対してループする。ブロック2208において、現在の検索用語のインデックスが、検索用語の順位の数より少ないか決定される。そうではない場合、ループの終わりに到達し、制御はブロック2222に進む。そうでなければ、ブロック2210において、変数indexの値は1だけ増え、およびブロック2212において、4の変数clicks/bid/cost/profitの値は、プロシージャcurrent−combinationによって戻された4の値に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は、17との関連において上述されている。
【0239】
ブロック2214において、変数lowest−bid−indexの値が0に等しいか、または現在の入札が変数lowest−bidの値より小さいか決定される。そうでない場合、制御はブロック2220に進む。そうでなければ、ブロック2216において、変数lowest−bid−indexは、変数indexの現在の値に等しく設定され、ブロック2218において、変数lowest−bidは現在の検索用語に関する現在の入札に等しく設定され、およびブロック2220において、現在の検索用語に関するインデックスは1だけ減る。ブロック2222において、ループは制御をブロック2206に戻す。ループが終了した時、広告主のすべての検索用語が処理された後、ブロック2224において、変数indexは、変数lowest−bid−indexに等しく設定され、および本プロシージャはブロック2226で終了する。
【0240】
プロシージャminimum bid extendの別の実施例が、擬似コードで以下に示されている。
【0241】
【表18】
Figure 2004240937
【0242】
最適化
自動フライト管理の第三のバリエーションにおいて、本システムはさらに、最適なソリューションの一部にならなさそうな用語
Figure 2004240937
の順位を廃棄することによって、性能を向上させる。順位の数を低減することにより、検討するべき順位の組み合わせは指数的に減る。この結果、大いに向上した性能が生まれる。これらの最適化は、最適フライト管理および誘導フライト管理の両方に適用することができる。
【0243】
各用語に関して廃棄するべき順位の数にトレードオフがある。より多くの順位が廃棄されると、性能の向上が指数的に大きくなるが、廃棄される順位が多すぎると、最適なソリューションが見落とされるかもしれない。市場オペレータは、最善のトレードオフをするために、最適化パラメータを制御することができる。
【0244】
最適化は、以前に定義されたプロシージャInitialize Calculation Parametersを、プロシージャInitialize Filtered Calculation Parametersと置き換えることによって実現される。
【0245】
新しいプロシージャには2の変化がある(太字で示されている)。第一に、自動フライト管理の初期実行の前に、本システムは入札bを推定し、それはすべての用語
Figure 2004240937
に割り当てられると、フライト予算Bを費やす結果となる。この推定された最適な入札bは、あらゆる用語に関して検討するべき順位の一群を選択するために使用される。プロシージャEstimate Original Bidsは、この計算を実行する。
【0246】
第二の変化は、すべての用語
Figure 2004240937
に関する可能な順位ならびに入札を見つけた結果は、各用語の順位のいくつかを検討するためだけにフィルタにかけられる。これは、プロシージャFilterによって達成される。
【0247】
図23は、プロシージャinitialize filtered calculation parametersの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャは、ブロック2300から開始する。ブロック2302において、変数best−indexは、値0に初期化される。同様に、ブロック2304およびブロック2306において、変数best−clicksおよびbest−profitは、値0に初期化される。ブロック2308において、変数first−executionが論理値Trueであるか決定するためのテストが実行される。そうである場合、ブロック2310において、プロシージャestimate original bidsが呼び出される。このプロシージャの1の実施例は、図24との関連において後述されるだろう。ブロック2312において、ループに入る。ブロック2314において、現在の用語Tのインデックスにおけるアレイ変数ranks&bidsの値は、プロシージャfilterによって戻された値と等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は、図27との関連において後述されるだろう。ブロック2316において、現在の用語Tのインデックスにおけるアレイ変数#ranksは、現在の検索用語に関するアレイ値の長さに等しく設定される。ブロック2318において、現在の検索用語に関するインデックスは0に等しく設定され、およびブロック2320においてループは終了する。すべての検索用語が処理されるまで、制御はブロック2312に戻される。すべての検索用語を処理した後、本プロシージャはブロック2322で終了する。
【0248】
プロシージャinitialize filtered calculation parametersの別の実施例が、擬似コードで示されている。
【0249】
【表19】
Figure 2004240937
【0250】
プロシージャEstimate Original Bidsは、入札bを計算し、それはすべての用語
Figure 2004240937
に割り当てられると、フライト予算Bを費やす結果を生じる。変数“best−under”は見つかったbの最高値であり、それは予算Bよりも少なく費やす結果を生む。同様に、変数“best−over”は、見つかったbの最低値であり、それは予算Bよりも多く費やす結果を生む。最初は、best−underは0であり、best−overはいかなる用語
Figure 2004240937
に関しても順位1になるための最高入札であり、およびbの初期推定は、“best−over”を2で割ったものである。
【0251】
本プロシージャは多くの反復をループし、各反復は、合計コストがフライト予算Bに近くなるように、現在の入札(b)を調整する。“bid”の現在の値が、およそ予算Bを費やす結果を生むと、本ループは終了する。近似のウィンドウは変数δによって定義され、それは0と1の間でなければならない。δが0である場合、合計コストは正確にBでなければならず、δが1である場合、2×Bより少ないいかなる合計コストも認容される。
【0252】
入札“bid”を有するすべての用語
Figure 2004240937
を伴う合計コストが、予算((1+δ)×B<cost)よりも大きい場合、“bid”は、その現在の値と“best−under”との間の中間になるように調整される。また、現在の“bid”が“best−over”より小さい場合、“best−over”は“bid”と置き換えられる。
【0253】
同様に、入札“bid”を有するすべての用語
Figure 2004240937
を伴う合計コストが、予算((1−δ)×B>cost)よりも小さい場合、“bid”は、その現在の値と“best−over”との間の中間になるように調整される。また、現在の“bid”が“best−under”よりも大きい場合、“best−under”は“bid”と置き換えられる。
【0254】
ループの各反復は、平均最適入札bにより近い、推定された“bid”をもたらし、それは予算Bを費やすという結果を生む。結果的に、“bid”の値は十分に近くなり、本プロシージャは終了し、この“bid”をoriginal−bid−estimateに割り当てる。
【0255】
図24は、プロシージャestimate original bidsの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2400から開始する。ブロック2402において、変数best−underは値0に初期化される。ブロック2404において、変数best−overは、広告主のいかなる検索用語に関しても順位1になるための最大の入札になるように初期化される。ブロック2406において、変数bidは、変数best−overの値の半分に初期化される。
【0256】
ループはブロック2408の下にある。ブロック2410において、変数costはプロシージャcost with bidによって戻された結果に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は、図25との関連において後述されるだろう。ブロック2412において、予算Bと、変数デルタおよび1の和との積が、変数costの値よりも大きいか、あるいは等しいか、および変数costが、予算Bと、1から変数デルタの値を引いたものとの積より大きいか、あるいは等しいかを決定するためのテストが実行される。そうである場合、ブロック2414において、変数original−bid−estimateは、変数bidの現在の値に等しく設定され、および本プロシージャはブロック2416において終了する。そうでなければ、ブロック2418において、予算Bと、1に変数デルタを足したものとの積が、変数costの値より小さいか、決定される。
【0257】
ブロック2420において、変数bidの値が、変数best−overよりも小さいか、決定される。そうである場合、ブロック2422において、変数best−overの値は、変数bidの値に等しく設定される。ブロック2424において、変数bidの値は、変数bidと、変数best−underとの和を2で割ったもののフロアに等しく設定される。制御はそれからブロック2434に進む。そうでなければ、ブロック2426において、予算Bと、1から変数デルタを引いたものとの積が、変数costよりも大きいか、決定される。そうである場合、ブロック2428において、変数bidが、変数best−underよりも大きいか、決定される。そうである場合、ブロック2430において、変数best−underは、変数bidの現在の値に等しく設定され、およびブロック2432において、変数bidは、変数bidとbest−overとの和を2で割ったもののフロアに等しく設定される。制御は、ループの終わりであるブロック2434に進む。
【0258】
プロシージャEstimate Original Bidsの第二の実施例は、以下の擬似コードに従って示されている。
【0259】
【表20】
Figure 2004240937
【0260】
プロシージャCost With Bidは、すべての用語
Figure 2004240937
が入札“bid”を有する場合、広告主へのコストを計算する。それは、この入札を伴う各別個の用語のコストを合計することによって、これを実行する。
【0261】
図25は、プロシージャCost With Bidの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2500から開始する。ブロック2502において、変数total−costは0の値に初期化される。ループは、ブロック2504から開始する。ブロック2506において、変数total−costは、プロシージャTerm Costによって戻された結果だけ増える。プロシージャTerm Costの1の実施例は、図26との関連において後述されるだろう。ループの終わりはブロック2508において到達し、ループは、広告主と関連するすべてのそのような用語が処理されるまで繰り返される。ブロック2510において、本プロシージャは、変数total−costの値を戻す。本プロシージャは、ブロック2512で終了する。
【0262】
プロシージャCost With Bidの別の実施例は、以下の擬似コードに従って示されている。
【0263】
【表21】
Figure 2004240937
【0264】
プロシージャTerm Costは、
Figure 2004240937
における用語
Figure 2004240937
および入札を入力として考える。それは、
Figure 2004240937
に関する“bid”に入札する、広告主へのコストを計算する。本プロシージャは最初に、広告主が位置することができるすべての可能な順位を、およびこれらの順位に関する最小入札を見つける。それは次に、すべての可能な順位/入札に対してループし、および入力“bid”に最も近い入札を有する順位/入札を選択する。この順位に関するコストは、この順位に関して、入札に、市場における履歴クリックをかけたものである。
【0265】
図26は、プロシージャTerm Costの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2600から開始する。ブロック2602で値0に初期化された変数closest−bid、ブロック2604で値0に初期化された変数closest−rank、ブロック2606で値−1に初期化された変数closest−distanceを含むいくつかの変数が初期化され、および変数ranks/bidsは、プロシージャpossible−ranks&bidsによって戻された値に等しく設定される。プロシージャPossible−Ranks&Bidsの1の実施例は、図16との関連において上述されている。
【0266】
ブロック2610において、ループ操作は、1と変数ranks/bidsの長さとの間にある値を有するループ変数xを用い始める。ブロック2612において、変数current bidの値は、ranks/bidsのリスティングにおけるエントリXに関する入札に等しく設定される。ブロック2614において、変数distanceの値は、変数bidと変数current−bidとの間の差の絶対値に等しく設定される。ブロック2616において、変数closest−distanceの値が−1に等しいか、または変数distanceの値が、変数closest−distanceの値よりも少ないか、を決定するためのテストが実行される。いずれの条件も真でない場合、制御はループの終わりであるブロック2622に進む。ブロック2616のいずれかの条件が真である場合、ブロック2618において、変数closest bidは、current−bidに等しい値を割り当てられる。ブロック2620において、変数closest−rankは、アレイrank/bidsのX番目のエントリの順位に等しく設定される。ブロック2622において、ループ制御はブロック2610に戻る。
【0267】
ループを出た後、ブロック2624において、変数closest−clicksは、プロシージャHistorical−Clicksによって戻された値に等しく設定される。ブロック2626において、コストは、変数closest−clicksとclosest−bidとの積に等しく設定される。ブロック2628において、変数costの値が、本プロシージャによって戻される。
本プロシージャはブロック2630において終了する。
【0268】
プロシージャTerm Costの別の実施例は、擬似コードによって以下に示されている。
【0269】
【表22】
Figure 2004240937
【0270】
プロシージャFilterは、用語
Figure 2004240937
および<rank,bid>タプルのリストを入力として考える。本プロシージャは、タプルのいくつかをフィルタにかけ、検討から、
Figure 2004240937
の排除されたタプルの順位を取り除く。このフィルタリングは、広告主および/または市場オペレータによって供給される情報によって制御される。
【0271】
3種類のフィルタリングがあり、これらのうちの1またはそれ以上が、いかなる組み合わせでも適用されうる。広告主は、順位がある閾値より少ないクリックを有する場合、あらゆる用語のすべての順位を排除したいことを特定することができる。最小クリックに関する広告主の制約は、min−clicks
Figure 2004240937
によって特定される。
【0272】
Figure 2004240937
【0273】
自動フィルタは第三の種類のフィルタリングであり、そこでは、市場オペレータは、各用語
Figure 2004240937
に関する前の実行の順位に近くない順位を排除するために、自動フライト管理の前の実行の結果を使用することができる。
【0274】
図27は、プロシージャFilterの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2700から開始する。ブロック2702において、現在の検索用語に関する変数min−clicksの値が0に等しくないか、決定される。そうである場合、ブロック2704において、アレイranks/bidsの値は、プロシージャFilter Min Clicksによって戻された結果に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例が、図28との関連において後述される。ブロック2706において、検索用語Tに関する最善の順位が1より大きいか、または検索用語に関する最悪の順位が0以外の値であるか、決定される。そうである場合、ブロック2708において、アレイranks/bidsの内容は、プロシージャFilter Ranksによって戻された結果に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は、図29との関連において後述される。ブロック2710において、プロシージャAuto−Filter−Ranksによって戻された結果が論理値trueであるか、決定される。このプロシージャの1の実施例は、図32との関連において後述される。ブロック2710のテストが真である場合、ブロック2712において、アレイranks/bidsの値は、プロシージャAuto−Filterによって戻された値に等しく設定される。このプロシージャの1の実施例は図30との関連において後述される。ブロック2714において、本プロシージャはアレイranks/bidsの値を戻す。本プロシージャはブロック2716において終了する。
【0275】
プロシージャFilterの別の実施例は、以下の擬似コードで示されている。
【0276】
【表23】
Figure 2004240937
【0277】
プロシージャFilter Min Clicksは用語
Figure 2004240937
および<rank,bid>タプルのリストを入力として考える。それは、用語
Figure 2004240937
に関して広告主によって特定されるクリック閾値よりも少なくクリックを有する順位を有するすべてのタプルを排除する。
【0278】
図28は、プロシージャFilter Min Clicksの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2800から開始する。ブロック2802において、変数minは、プロシージャMin−Clicksによって戻される値に等しく設定される。ループ操作はブロック2804から開始し、値1から、アレイranks/bidsの長さに等しい値に及ぶ変数xに対してループする。ブロック2806において、変数rankは、アレイranks/bidsのエントリxの順位に等しく設定される。ブロック2808において、変数clicksは、プロシージャHistorical−Clicksによって戻された値に等しく設定される。ブロック2810において、変数clicksの値が変数minより小さいか決定するためのテストが実行される。そうである場合、ブロック2812において、アレイranks/bidsのX番目のエントリは、アレイから削除される。ブロック2814で、ループの制御はブロック2804に戻る。ループが完全に処理された後、ブロック2816において、アレイranks/bidsの値が本プロシージャによって戻される。本プロシージャは、ブロック2818において終了する。
【0279】
プロシージャFilter−Min−Clicksの別の実施例は以下に示された擬似コードに従って示されている。
【0280】
【表24】
Figure 2004240937
【0281】
プロシージャFilter Ranksは、用語
Figure 2004240937
および<rank,bid>タプルのリストを入力として考える。それは広告主によって特定されるworst−rank(最悪の順位)よりも大きい順位を有するか、または広告主によって特定されるbest−rank(最善の順位)より小さい順位を有するすべてのタプルを排除する。
【0282】
図29は、プロシージャFilter Ranksの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック2900から開始する。ブロック2902において、変数bestは広告主のあらゆる検索用語のbest−rankの値をも割り当てられる。ブロック2904において、変数worstは、広告主のそのようないかなる用語のworst rankをも割り当てられる。ループ操作はブロック2906から開始し、値1から、アレイranks/bidsの長さに等しい値までの変数xに対してループする。ブロック2908において、変数rankは、アレイranks/bidsのX番目のエントリの順位に等しく設定される。ブロック2910において、変数rankが変数bestの値よりも小さいか、または変数worstが0に等しくなく、かつ変数rankがworstの値よりも大きいか、を決定するためのテストが実行される。そうである場合、ブロック2912において、アレイranks/bidsのX番目のエントリがアレイranks/bidsから削除される。ブロック2914において、制御は、ループの開始、ブロック2906に戻る。ブロック2916において、本プロシージャは、アレイranks/bidsの値を戻す。本プロシージャはブロック2918において終了する。
【0283】
プロシージャFilter Ranksの第二の実施例は以下の擬似コードに従って示されている。
【0284】
【表25】
Figure 2004240937
【0285】
プロシージャAuto Filterは用語
Figure 2004240937
および<rank,bid>タプルのリストを入力として考える。それは、最適なソリューションが存在する傾向にある順位の範囲外にある順位を有するすべてのタプルを排除する。フィルタリングは、市場オペレータによって調整されることができるパラメータによって制御される。
【0286】
2種類の自動フィルタがある。第一のものは、それらの入札に基づいて順位をフィルタにかける―自動フライト管理の前の実行の入札からかけ離れた入札を有する順位が廃棄される。これが、自動フライト管理のまさに第一の実行である場合、本システムは、平均最適入札bの推定値を使用し、それはプロシージャEstimate Original Bidsによって計算される。第二のものは、自動フライト管理の前の実行の順位からかけ離れた順位をフィルタにかける。この第二のフィルタリング・ステップは、これが自動フライト管理の第一の実行である場合には実行されない。
【0287】
図30は、プロシージャAuto Filterの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャはブロック3000から開始する。ブロック3002において、アレイranks/bidsは、プロシージャAuto Filter Using Bidsによって戻された結果に等しく設定される。プロシージャAuto Filter Using Bidsの1の実施例は、図31との関連で後述される。ブロック3004において、変数first−executionが論理値falseを有するか、決定される。そうである場合、ブロック3006において、アレイranks/bidsは、プロシージャAuto Filter Using Ranksによって戻される値に等しく設定される。プロシージャAuto Filter Using Ranksの1の実施例は、図32と関連して後述される。ブロック3008において、本プロシージャはアレイranks/bidsの値を戻す。本プロシージャはブロック3010において終了する。
【0288】
プロシージャAuto Filterの第二の実施例は、以下の擬似コードとの関連で示されている。
【0289】
【表26】
Figure 2004240937
【0290】
プロシージャAuto Filter Using Bidsは、用語
Figure 2004240937
および<rank,bid>タプルのリストを入力として考える。それは、自動フライト管理の前の実行において計算された
Figure 2004240937
の最適な入札に近くない入札を有するすべてのタプルを排除する。これが、自動フライト管理のまさに第一の実行である場合、本システムは平均最適入札bの推定値を使用し、それはプロシージャEstimate Original Bidsによって計算される。
【0291】
本プロシージャは、<rank,bid>タプルのリストに対してループし、および前記タプルの入札が、自動フライト管理の前の実行において計算された最適な入札に“近い”か調べる。現在のタプルは、その入札が近くない場合には排除される。近さは、パラメータβによって制御され、それは0と1の間である。βが0である場合、現在のタプルは、その入札が、自動フライト管理の前の実行において
Figure 2004240937
に関して計算された最適な入札に正確に等しくなければ排除される。βが1である場合、現在のタプルは、その入札が、前の実行の最適な入札の2倍以上であれば排除される。
【0292】
図31は、プロシージャAuto Filter Using Bidsの1の実施例を示す流れ図である。本プロシージャは、ブロック3100において開始する。ブロック3102において、論理変数first executionが論理値trueを有するか、決定される。そうである場合、ブロック3104において、変数last−bidは、変数original−bid−estimateの値に等しく設定される。そうでなければ、ブロック3106において、変数last−bidは、現在の検索用語に関するアレイprice−protected−bidの値に等しく設定される。
【0293】
ブロック3108において、ループ操作が開始し、値1から、アレイranks/bidsの長さに等しい値まで及ぶ変数xに対してループする。ブロック3110において、変数bidは、アレイbid−ofのX番目のエントリの入札値に等しく設定される。ブロック3112において、入札の値は、1−βと、変数last−bidとの積より小さいか、または変数bidの値が、1+βに、変数last−bidの値を乗じたものよりも大きいか、決定される。そうである場合、ブロック3114において、X番目のエントリはアレイranks/bidsから削除される。そうでなければ、ブロック3116において、制御はループの開始であるブロック3108に戻る。ループにおいてすべての値が処理された後、ブロック3118において、アレイranks/bidsが戻される。本プロシージャはブロック3120で終了する。
【0294】
プロシージャAuto Filter Using Bidsの別の実施例は、以下の擬似コードと関連して後述されている。
【0295】
【表27】
Figure 2004240937
【0296】
プロシージャAuto Filter Using Ranksは、用語
Figure 2004240937
および<rank,bid>タプルのリストを入力として考える。それは、自動フライト管理の前の実行において計算された
Figure 2004240937
の最適順位に近くない順位を有するすべてのタプルを排除する。
【0297】
本プロシージャは、<rank,bid>タプルのリストに対してループし、および前記タプルの順位が、自動フライト管理の前の実行において計算された最適順位に“近い”か調べる。現在のタプルは、その順位が、自動フライト管理の前の実行において
Figure 2004240937
に関して計算された最適順位から、αよりも大きい距離にある場合は排除される。
【0298】
図32は、プロシージャAuto Filter Using Ranksを示す流れ図である。本プロシージャはブロック3200から開始する。ブロック3202において、変数last−rankは、アレイlast/rankにおける現在の検索用語に対応するエントリの値を割り当てられる。ブロック3204において、ループ操作が開始し、値1から、アレイranks/bidsの長さに等しい値にまで及ぶ変数xに対してループする。ブロック3206において、変数rankは、アレイranks/bidsのX番目のエントリの順位の値を与えられる。ブロック3208において、変数rankが変数last−rankからαを引いたものよりも小さい値を有するか、または変数rankが、last−rankとαとの和よりも大きい値を有するか、決定される。そうである場合、ブロック3210において、X番目のエントリはアレイranks/bidsから削除される。そうでなければ、ブロック3212において、制御はブロック3204におけるループの開始に戻る。ブロック3214において、すべてのエントリがループにおいて処理された後、本プロシージャはアレイranks/bidsの値を戻す。本プロシージャはブロック3216で終了する。
【0299】
プロシージャAuto Filter Using Ranksの別の実施例は、以下の擬似コードとの関連で後述されている。
【0300】
【表28】
Figure 2004240937
【0301】
前述の内容から、本実施例は、オンライン市場システムで、広告主に自動フライト管理システムを供給する方法および装置を供給することがわかる。本システムは、広告予算、広告フライトの期間、広告主の適用可能な検索用語、最大平均コスト・パー・アクション、換算率および各用語に関する広告主の平均プロフィット・パー・アクションを、入力パラメータとして受信する。本システムは、広告主の利益を最大にし、およびフライト期間中に予算を完全に費やすために、あらゆるリスティングに関するコスト・パー・クリックまたは他のアクションを自動的に設定する。周期的に、本システムは、リスティングのコスト・パー・アクションを自動的に再計算する。このシステムは、市場システムで広告主によって経験される利便性および効率性を向上させる。
【0302】
本発明の特定の実施例が示され、および説明されてきたが、変更がなされてもよい。例えば、本システムは、広告主の検索リスティングがユーザに表示される時に、経済的価値が広告主によって与えられる、コスト・パー・インプレッション、または経済的価値が、検索データベースに含まれるために広告主によって与えられる、ペイ・フォー・インクルージョン(pay for inclusion)のような、コスト・パー・クリック以外の支払い体系を用いる、いかなるオンライン市場システムにも適用されてよい。それゆえに、添付の特許請求の範囲において、そのような変化および変更をカバーすることが意図されており、それは本発明の精神および範囲に従っている。
【0303】
【発明の効果】
本発明の方法は、1あるいは複数の広告主および1あるいはそれ以上の検索者の中で、オンライン市場における広告フライトを管理するための方法であって:広告主から広告フライト・パラメータを受信し;時には、ペイ・フォー・プレースメント(pay for placement)市場で、特定された広告主検索用語に関する入札額を再検討し;および特定の広告主目標を達成するために、特定された広告主検索用語の入札額を調整することを具備するので、基本的な市場システムにおいて、広告主は、広告主インターフェースにログオンし、および市場情報ならびに自分のリスティングに関連する情報を調べることによって、自らの広告キャンペーンを管理する。例えば、広告主は一組の用語、それらの説明、および検索者がリスティングにクリックする場合に広告主が支払うであろう額である、各用語に関するCPCを識別できる。広告主は、検索用語に関する様々な順位でのクリック数を調べ、用語に関する他の競合リスティングを調べる等もすることができる。続いて、検索用語が、検索者から受信された検索クエリと一致すると、広告主は、市場オペレータに経済的価値を与えるかもしれない。
【0304】
本発明のデータベース検索システムは、検索用語のデータベースであって、各検索用語は、複数の広告主の1の広告主によって支払い可能な入札額と関連しているデータベースと;前記データベースを検索するために検索者からの検索クエリに応答する検索エンジンと;およびある時間インターバルでの支出を管理するために検索リスティングの入札額を調整するための、広告主が特定したパラメータに対応するフライト管理エージェントとを具備するので、基本的な市場システムにおいて、広告主は、広告主インターフェースにログオンし、および市場情報ならびに自分のリスティングに関連する情報を調べることによって、自らの広告キャンペーンを管理する。例えば、広告主は一組の用語、それらの説明、および検索者がリスティングにクリックする場合に広告主が支払うであろう額である、各用語に関するCPCを識別できる。広告主は、検索用語に関する様々な順位でのクリック数を調べ、用語に関する他の競合リスティングを調べる等もすることができる。続いて、検索用語が、検索者から受信された検索クエリと一致すると、広告主は、市場オペレータに経済的価値を与えるかもしれない。
【0305】
本発明のコンピュータ・プログラム・コードは、オンライン市場システムで広告主の広告フライトを管理するので、基本的な市場システムにおいて、広告主は、広告主インターフェースにログオンし、および市場情報ならびに自分のリスティングに関連する情報を調べることによって、自らの広告キャンペーンを管理する。例えば、広告主は一組の用語、それらの説明、および検索者がリスティングにクリックする場合に広告主が支払うであろう額である、各用語に関するCPCを識別できる。広告主は、検索用語に関する様々な順位でのクリック数を調べ、用語に関する他の競合リスティングを調べる等もすることができる。続いて、検索用語が、検索者から受信された検索クエリと一致すると、広告主は、市場オペレータに経済的価値を与えるかもしれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】大型ネットワークと、本発明のペイ・フォー・プレースメント検索結果を生成するためのシステムならびに方法の1の実施例との間の関係を示すブロック図である。
【図2】本発明の1の実施例において使用されるメニュー、表示画面、および入力画面のチャートである。
【図3】本発明の1の実施例において実行される広告主ユーザ・ログイン処理を示すフロー・チャートである。
【図4】本発明の1の実施例において実行される運営ユーザ・ログイン処理を示すフロー・チャートである。
【図5】本発明の1の実施例とともに使用するためのアカウント記録のためのデータの図である。
【図6】本発明の1の実施例において使用されるアカウント記録に金銭を追加する方法を示すフロー・チャートである。
【図7】本発明の1の実施例によって生成される検索結果リストの一例を示す。
【図8】本発明の1の実施例において使用される変更入札処理を示すフロー・チャートである。
【図9】図8に記載の変更入札処理において使用される表示画面の一例を示す。
【図10】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図11】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図12】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図13】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図14】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図15】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図16】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図17】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図18】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図19】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図20】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図21】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図22】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図23】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図24】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図25】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図26】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図27】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図28】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図29】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図30】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図31】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。
【図32】本実施例に従ったシステムのオペレーションを示す流れ図である。

Claims (44)

  1. 1あるいは複数の広告主および1あるいはそれ以上の検索者の中で、オンライン市場における広告フライトを管理するための方法であって:
    広告主から広告フライト・パラメータを受信するステップ;
    時には、ペイ・フォー・プレースメント市場で、特定された広告主検索用語に関する入札額を再検討するステップ;および特定の広告主目標を達成するために、前記特定された広告主検索用語の入札額を調整するステップを具備することを特徴とする方法。
  2. 広告フライト・パラメータを受信するステップは:
    1またはそれ以上の広告主検索用語を受信するステップ;
    フライト予算を受信するステップ;およびフライト・インターバルを受信するステップを具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信された1またはそれ以上の広告主検索用語に対する最大平均コスト・パー・クリック;
    前記広告主に関する換算率;および前記広告主に関する平均プロフィット・パー・アクション
    のうちの1またはそれ以上を受信するステップをさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 特定された広告主目標を達成するために、前記特定された広告主検索用語の入札額を調整するステップは、前記広告主のウェブ・サイトとの検索者コンタクトを最大化するステップを具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 特定された広告主目標を達成するために、前記特定された広告主検索用語の入札額を調整するステップは、前記広告主のウェブ・サイトへの検索者クリックを最大化するステップを具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 入札額を調整するステップは、最大コスト・パー・クリックを受ける前記広告主のウェブ・サイトへの検索者クリックを最大化するステップを具備することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 調整するステップは、広告主利益を最大化するために入札額を変えるステップを具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 最大コスト・パー・クリックを受ける入札額を変えるステップをさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記広告主の1またはそれ以上のウェブ・サイトへの複数の広告主クリックに基づいて広告主利益を決定するステップをさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 換算率に基づいて広告主利益を決定するステップをさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  11. 独立した換算率を有する複数の検索用語に関する検索用語換算率を決定するステップをさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 2またはそれ以上の順位において複数の検索用語に関する検索用語換算率を決定するステップであって、各ランクにおける検索用語は、独立した換算率を有する前記ステップをさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 入札額を再検討するステップは、1またはそれ以上の検索用語に関するすべての入札組み合わせを再検討するステップを具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 入札額を再検討するステップは、いくつかの入札組み合わせを再検討するステップを具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 最適なソリューションでなさそうな順位を決定するステップ;および前記決定された順位を無視するステップをさらに具備することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 閾値順位よりも下の順位を無視するステップをさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. クリック閾値よりも少ないクリックを有する順位を無視するステップをさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 最適なソリューションと、最終のソリューションとの間の距離よりも大きい最適なソリューションからの一定の距離にある順位を無視するステップをさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 最終ソリューションによって決定される許容範囲外の要因によって変化する入札額を有する順位を無視するステップをさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  20. 前記フライト・パラメータに従って入札額を周期的に再計算するステップをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 1またはそれ以上の検索用語に関する広告主が特定した最大入札額を受信するステップ;
    前記最大入札額に従って、前記1またはそれ以上の検索用語に関する前記入札額を調整するステップをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  22. 次に最低な入札額をちょうど超えるレベルまで、決定された入札額を低減するステップをさらに具備することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 検索者からの検索クエリを受信するステップと;
    前記検索クエリとの一致を有する検索用語に関してデータベースにおいて検索するステップであって、前記データベースは、前記1またはそれ以上の広告主の検索用語および関連する入札額を記憶しているステップと;
    前記検索クエリとの一致を有する前記検索用語からの検索結果を供給するステップと;
    供給された検索用語が検索者によってクリックされるときに、前記供給された検索用語と関連する前記検索者からの経済的価値を送信するステップとをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 検索用語のデータベースであって、各検索用語は、複数の広告主の1の広告主によって支払い可能な入札額と関連しているデータベースと;
    前記データベースを検索するために検索者からの検索クエリに応答する検索エンジンと;およびある時間インターバルでの支出を管理するために検索リスティングの入札額を調整するための、広告主が特定したパラメータに対応するフライト管理エージェントとを具備するデータベース検索システム。
  25. 前記フライト管理エージェントは、広告主の1またはそれ以上の検索用語、予算、および前記時間インターバルに関する情報を受信するように構成されていることを特徴とする請求項24に記載のデータベース検索システム。
  26. 前記フライト管理エージェントは、前記1またはそれ以上の検索用語に関する最大平均コスト・パー・クリック、換算率、および平均プロフィット・パー・アクションのうちの1またはそれ以上を受信するように構成されていることを特徴とする請求項25に記載のデータベース検索システム。
  27. 前記フライト管理エージェントは、前記時間インターバルで前記予算を消費するように構成されていることを特徴とする請求項25に記載のデータベース検索システム。
  28. 前記フライト管理エージェントは、広告主のウェブ・サイトへのクリック数を最大化するように構成されていることを特徴とする請求項25に記載のデータベース検索システム。
  29. 前記フライト管理エージェントは、前記時間インターバルでの広告主に関する広告主利益を最大化するように構成されていることを特徴とする請求項25に記載のデータベース検索システム。
  30. 前記フライト管理エージェントは、最大プライス・パー・クリック(price per click)を受ける前記広告主利益を最大化するように構成されていることを特徴とする請求項29に記載のデータベース検索システム。
  31. 前記フライト管理エージェントは、前記広告主のウェブ・サイトにおいて複数の検索者アクションに基づいて利益を決定することによって、前記広告主利益を最大化するように構成されていることを特徴とする請求項29に記載のデータベース検索システム。
  32. 前記フライト管理エージェントは、複数の換算率を有する複数の検索用語に基づいて利益を決定することによって、広告主利益を最大化するように構成されていることを特徴とする請求項29に記載のデータベース検索システム。
  33. 前記フライト管理エージェントは、様々な順位において様々な換算率を有する複数の検索用語に基づいて利益を決定するように構成されていることを特徴とする請求項29に記載のデータベース検索システム。
  34. 前記フライト管理エージェントは、前記1またはそれ以上の検索用語に関してすべての可能な入札組み合わせを解析し、および前記広告主に最高利益を供給する組み合わせを選択するように構成されていることを特徴とする請求項25に記載のデータベース検索システム。
  35. 前記フライト管理エージェントは、前記1またはそれ以上の検索用語に関する見込みのある入札の組み合わせのみを解析し、および前記広告主に最高利益を供給する、前記見込みのある組み合わせからの1の組み合わせを選択するように構成されていることを特徴とする請求項25に記載のデータベース検索システム。
  36. 前記フライト管理エージェントは、最適なソリューションではなさそうな検索用語順位を決定するように構成されていることを特徴とする請求項35に記載のデータベース検索システム。
  37. 前記フライト管理エージェントは、順位閾値より低い順位を有する検索用語を排除するよう構成されていることを特徴とする請求項36に記載のデータベース検索システム。
  38. 前記フライト管理エージェントは、クリック閾値より少ないクリック数を受信した検索用語を排除するように構成されていることを特徴とする請求項36に記載のデータベース検索システム。
  39. 前記フライト管理エージェントは、前のソリューションからの距離よりも大きいソリューションからの距離にある順位における検索用語を排除するように構成されていることを特徴とする請求項36に記載のデータベース検索システム。
  40. 前記フライト管理エージェントは、あらかじめ決められた額だけ前のものとは変わっている入札額を有する検索用語を排除するように構成されていることを特徴とする請求項36に記載のデータベース検索システム。
  41. 前記フライト管理エージェントは、ときどき前記検索リスティングの前記入札額を再計算するように構成されていることを特徴とする請求項24に記載のデータベース検索システム。
  42. オンライン市場システムで広告主の広告フライトを管理するためのコンピュータ・プログラム・コード。
  43. 前記オンライン市場システムにおいてときどき状態を調べ、および広告主が特定した目的を満たすことを確証するように広告主検索リスティングの入札を調整するコードをさらに具備することを特徴とする請求項42に記載のコンピュータ・プログラム・コード。
  44. 広告主が特定したフライト管理基準に従って前記広告主の入札額を更新するコードであって、前記入札額は、検索者によって検索可能なデータベースの広告主検索用語と関連しており、前記入札額は、検索者が前記広告主の検索用語を選択するときに、前記広告主によって支払い可能な経済的価値を表している前記コードをさらに具備することを特徴とする請求項42に記載のコンピュータ・プログラム・コード。
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