JP6992103B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

特許法第30条第2項適用 https://store-info.yahoo.co.jp/shopping/toolmanual/campaign/a/280l.html等のストアクリエイターPro、ストアクリエイターProに係るマニュアル及びストアクリエイターProお知らせにて、公開
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットの普及に伴い、インターネットを介した商品の販売が盛んに行われている。このような販売形態の一例として、電子商取引に係るウェブサイトに出品者が商品を出品し、かかるウェブサイトを介して商品をユーザに販売するものがある。
このようなウェブサイトでは、当該ウェブサイトにおける広告掲載の有無及び頻度や、ユーザによる検索時に商品に係る情報が掲載される順序等によって、商品の売れ行きが左右される。すなわち、頻繁に広告が掲載される商品や、検索結果の上位に掲載される商品は、ユーザの目に付き易いことから、必然的に購入するユーザ数が増加することが予想される。
したがって、広告を掲載する商品や、ユーザによる検索時に商品に係る情報が掲載される順序等をいかにして決定するかが重要となるところ、このような決定を、販売促進費(出品者が商品をユーザに販売した際に電子商取引に係るウェブサイトの管理者に支払うこととなる費用)や、販促割合(商品の販売価格に対する販売促進費の割合)に基づく優先度に応じて決定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6449363号公報
このような電子商取引に係るウェブサイトにおいては、例えば、商品価格を通常時よりも安価にする、ユーザに通常時よりも多くのポイントを還元する等の手段によって、ユーザに対し商品の購入を促すことを目的とした販売促進キャンペーン等のイベントが、頻繁に行われている。
そして、このようなイベントにおいては、ウェブサイトの管理者が出品者に対し、例えば、販売促進費の額又は販促割合を一定の値以上とするといった形で、当該イベントへの出品条件を設定することがある。
しかしながら、従来、このようなイベントに出品する出品者に対し、確実に管理者が設定した出品条件を遵守させるためには、ウェブサイトの管理者が、各出品者が出品条件を順守しているかを監視の上、イベントに出品しながら出品条件を満たしていない出品者に対し、逐一是正の要請や、イベントからの除外等の処置をとるしかなく、非常に手間が掛かった。
本発明の課題は、電子商取引に係るウェブサイトにおいて実施されるイベントへの出品条件を出品者に順守させるための管理者の手間を低減することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、情報処理装置において、
電子商取引の取引対象につき、電子商取引に係るウェブサイトで実施されるイベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記ウェブサイトの管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の下限値に係る情報、前記管理者が使用する端末から受信し、前記管理者による入力を受け、又は自ら設定することにより取得する第1取得手段と、
前記取引対象を出品する出品者によって前記取引対象に設定された販促割合又は販売促進費に係る情報を、前記出品者が使用する端末から受信することにより取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段によって取得された販促割合又は販売促進費の下限値に係る情報と、前記第2取得手段によって取得された前記出品者によって設定された販促割合又は販売促進費に係る情報と、を比較し、これらが異なる場合にはいずれか高い方の値を、これらが一致する場合には当該一致する値を、前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費と決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記イベントは、販売促進キャンペーンであることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
前記第1取得手段が取得する販促割合又は販売促進費の下限値は、出品者ごとに設定された値であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記下限値は、所定の方法によって出品者ごとに算出されたスコアに応じて設定された値であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記下限値は、所定の期間において当該出品者によって設定された販促割合の平均値に所定の割合を加算して算出された販促割合の値又は所定の期間において当該出品者によって設定された販売促進費の平均値に所定の金額を加算して算出された販売促進費の値であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
前記第1取得手段が取得する販促割合又は販売促進費の下限値は、前記取引対象ごとに設定された値であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
前記第1取得手段が取得する販促割合又は販売促進費の下限値は、前記取引対象の種別ごとに設定された値であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置において、
催中の前記イベントに出品されている前記取引対象に関する情報を前記決定手段が決定した開催中の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に並べた情報を、送信手段によって電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させる第1送信制御手段を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、
前記第1送信制御手段は、開催中の前記イベントに出品されている前記取引対象を前記決定手段が決定した開催中の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に配置したウェブページに係る情報を、電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置において、
定期間内に開催予定の前記イベントに出品予定の前記取引対象に関する情報を前記決定手段が決定した所定期間内に開催予定の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に並べた情報を、送信手段によって電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させる第2送信制御手段を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第2送信制御手段は、所定期間内に開催予定の前記イベントに出品予定の前記取引対象を前記決定手段が決定した所定期間内に開催予定の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に配置したウェブページに係る情報を、電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、情報処理方法において、
電子商取引の取引対象につき、電子商取引に係るウェブサイトで実施されるイベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記ウェブサイトの管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の下限値に係る情報、前記管理者が使用する端末から受信し、前記管理者による入力を受け、又は自ら設定することによりコンピュータが取得する第1取得ステップと、
前記取引対象を出品する出品者によって前記取引対象に設定された販促割合又は販売促進費に係る情報を、前記出品者が使用する端末から受信することにより前記コンピュータが取得する第2取得ステップと、
前記コンピュータが、前記第1取得ステップにおいて取得された販促割合又は販売促進費の下限値に係る情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された前記出品者によって設定された販促割合又は販売促進費に係る情報と、を比較し、これらが異なる場合にはいずれか高い方の値を、これらが一致する場合には当該一致する値を、前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費と決定する決定ステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、情報処理プログラムにおいて、
コンピュータを、
電子商取引の取引対象につき、電子商取引に係るウェブサイトで実施されるイベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記ウェブサイトの管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の下限値に係る情報、前記管理者が使用する端末から受信し、前記管理者による入力を受け、又は自ら設定することにより取得する第1取得手段、
前記取引対象を出品する出品者によって前記取引対象に設定された販促割合又は販売促進費に係る情報を、前記出品者が使用する端末から受信することにより取得する第2取得手段、
前記第1取得手段によって取得された販促割合又は販売促進費の下限値に係る情報と、前記第2取得手段によって取得された前記出品者によって設定された販促割合又は販売促進費に係る情報と、を比較し、これらが異なる場合にはいずれか高い方の値を、これらが一致する場合には当該一致する値を、前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費と決定する決定手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、電子商取引に係るウェブサイトにおいて実施されるイベントへの出品条件を出品者に順守させるための管理者の手間を低減することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
第1実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理システムの動作における全体の流れの概略を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る情報処理システムの出品データの取得時の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る情報処理システムのキャンペーンデータの取得時の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る情報処理システムのキャンペーンの告知及び参加の確定時の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る情報処理システムのキャンペーンの実施時の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る情報処理システムのサーバ装置に備えられた出品情報記憶部の記憶内容の一例を示す図である。 第1実施形態に係る情報処理システムのサーバ装置に備えられたキャンペーン情報記憶部の記憶内容の一例を示す図である。 第1実施形態に係る情報処理システムのサーバ装置によって作成される第1検索結果表示ウェブページの一例を示す図である。なお、ユーザ端末3の表示部34に表示された状態を図示している。 第2実施形態に係る情報処理システムのキャンペーンの実施時の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報処理システムのサーバ装置によって作成される第2検索結果表示ウェブページの一例を示す図である。なお、ユーザ端末3の表示部34に表示された状態を図示している。
以下、図1から図11に基づいて、本発明の実施形態である情報処理システム100について説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、図示例に限定されるものではない。
[第1 第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態につき、図1から図9に基づいて説明する。
[1 構成の説明]
情報処理システム100は、図1に示すように、サーバ装置1と、出品者端末2と、ユーザ端末3と、管理者端末4と、を備えて構成され、各装置の間は、通信ネットワークNを介して接続されている。
[(1) サーバ装置]
サーバ装置1は、電子商取引に係るウェブサイトを運営する管理者が保有するPC(Personal Computer)、WS(Work Station)等の情報機器であり、後述のように、出品者端末2からの電子商取引に係るウェブサイトにおける取引対象となる商品についての情報の取得、管理者端末4からの電子商取引に係るウェブサイトにおいて実施するキャンペーンについての情報の取得、ユーザ端末3への電子商取引に係るウェブサイトの提供等を行う。サーバ装置1が、本発明における情報処理装置に該当することとなる。
サーバ装置1は、図1に示すように、例えば、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14と、操作部15と、を備えて構成されている。
なお、サーバ装置1は、必ずしも単一のPC、WS等の情報機器によって実現されることを要せず、複数台のPC、WS等の情報機器が通信ネットワークNを介して接続されることで、複数台の情報機器により、サーバ装置1としての機能が実現されていてもよい。この場合、このような複数の情報機器が接続されたものが、本発明における情報処理装置に該当することとなる。
制御部11は、サーバ装置1の動作を制御する部分であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部12に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、サーバ装置1の各部を統括制御する。
記憶部12は、サーバ装置1の運用に必要となる各種情報が記憶される部分であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ等により構成され、プログラムデータ等のサーバ装置1の運用に必要となるデータを、制御部11から読み書き可能に記憶する。
記憶部12には、情報処理プログラム121と、出品者情報記憶部122と、ユーザ情報記憶部123と、出品情報記憶部124と、キャンペーン情報記憶部125と、ウェブページ情報記憶部126と、が備えられている。
情報処理プログラム121は、サーバ装置1を動作させるための制御部11への各種命令を含むプログラムであり、後述の動作の説明において述べるサーバ装置1の動作は、情報処理プログラム121に従ってなされることとなる。
出品者情報記憶部122は、電子商取引に係るウェブサイトに商品を出品する出品者に係る情報である出品者データD1が記憶される部分である。出品者データD1は、例えば、法人であれば、名称、代表者名、各出品者に割り振られた識別情報である出品者ID等の情報を含む各出品者を識別可能な情報であり、各出品者による本システムの使用開始前に適宜登録されるようにすればよい。
ユーザ情報記憶部123は、電子商取引に係るウェブページを利用して商品を購入するユーザに係る情報であるユーザデータD2が記憶される部分である。ユーザデータD2は、例えば、自然人であれば、氏名、住所、各ユーザに割り振られた識別情報であるユーザID等の情報を含む各ユーザを識別可能な情報であり、各ユーザによる本システムの使用開始前に適宜登録されるようにすればよい。
出品情報記憶部124は、出品者によって出品された電子商取引に係るウェブサイトにおける取引対象となる商品に係るデータである出品データD3と、出品データD3に係る商品につき販売促進キャンペーンへの出品時に適用される販促割合に係るデータであるキャンペーン時販促割合データD4と、出品データD3に係る商品につき販売促進キャンペーンへの出品時に適用される販売促進費に係るデータであるキャンペーン時販売促進費データD5と、が記憶される部分である。出品データD3、キャンペーン時販促割合データD4及びキャンペーン時販売促進費データD5の詳細については、動作の説明において述べる。
キャンペーン情報記憶部125は、電子商取引に係るウェブサイトにおいて実施されるキャンペーンに係るデータであるキャンペーンデータD6及びキャンペーンデータD6に係るキャンペーンに参加する出品者に係るデータである参加出品者データD7が記憶される部分である。キャンペーンデータD6及び参加出品者データD7の詳細については、動作の説明において述べる。
ウェブページ情報記憶部126は、ユーザ端末3に提供するウェブページに係るデータであるウェブページデータD8を記憶する部分である。ウェブページデータD8の詳細については、動作の説明において述べる。
通信部13は、サーバ装置1と、出品者端末2、ユーザ端末3及び管理者端末4との間の通信に用いられる部分であり、例えば、通信用IC(Integrated Circuit)及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部11の制御の元、所定の通信プロトコルを用いて、通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
表示部14は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイを備え、制御部11から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
操作部15は、例えば、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーを有するキーボード等を備え、例えば、管理者からの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部11へと出力する。操作部15は、例えば、表示部14と一体的に形成されたタッチパネル等であってもよい。
[(2) 出品者端末]
出品者端末2は、電子商取引に係るウェブサイトに商品を出品する出品者が保有するPC、スマートフォン、タブレット端末等の情報機器であり、後述のように、電子商取引に係るウェブサイトにおける取引対象となる商品についての情報のサーバ装置1への送信等を行う。
出品者端末2は、図1に示すように、例えば、サーバ装置1と同様に、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25と、を備えて構成されている。また、通信部23から通信ネットワークNを介してサーバ装置1と接続され、サーバ装置1との間でデータを送受信可能とされている。
[(3) ユーザ端末]
ユーザ端末3は、電子商取引に係るウェブサイトを利用して商品を購入するユーザが保有するPC、スマートフォン、タブレット端末等の情報機器であり、後述のように、サーバ装置1から取得した電子商取引に係るウェブサイトのユーザへの表示等を行う。
ユーザ端末3は、図1に示すように、例えば、サーバ装置1と同様に、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、操作部35と、を備えて構成されている。また、通信部33から通信ネットワークNを介してサーバ装置1と接続され、サーバ装置1との間でデータを送受信可能とされている。
[(4) 管理者端末]
管理者端末4は、電子商取引に係るウェブサイトを運営する管理者が保有するPC、スマートフォン、タブレット端末等の情報機器であり、後述のように、電子商取引に係るウェブサイトにおいて実施するキャンペーンに係る情報のサーバ装置1への送信等を行う。
管理者端末4は、図1に示すように、例えば、サーバ装置1と同様に、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部44と、操作部45と、を備えて構成されている。また、通信部43から通信ネットワークNを介してサーバ装置1と接続され、サーバ装置1との間でデータを送受信可能とされている。
[(5) 通信ネットワーク]
通信ネットワークNは、例えば、インターネット、電話回線網、携帯電話通信網、無線LAN通信網等であり、図1に示すように、サーバ装置1と、出品者端末2、ユーザ端末3及び管理者端末4と、の間を接続する。
通信ネットワークNとしては、上記のように各装置間を繋ぎ、これらの間でデータの送受信を行うことが可能なものであれば特に限定されない。
[2 動作の説明]
以下、本実施形態に係る情報処理システム100の使用時の動作の流れについて説明する。情報処理システム100の動作は、図2のフローチャートに示すように、大きく分けて、ステップS1からS4の4つのステップからなる。なお、以下においては一例としてステップS1からステップS4の順に説明するが、これら各ステップが実施される順序は、これに限られるものではない。
[(1) ステップS1:出品データの取得]
サーバ装置1は、出品者端末2における出品者の入力に応じて、図3に示す過程を経て、出品データD3を取得する。具体的には以下の通りである
まず、出品者は、サーバ装置1によって提供される電子商取引に係るウェブサイトに取引対象となる商品を出品することを希望する場合、出品者端末2の操作部25を用いて、出品者識別データD3-1、商品データD3-2、カテゴリーデータD3-3、販売価格データD3-4、販促割合データD3-5及び在庫数データD3-6を含む電子商取引に係るウェブサイトにおける取引対象となる商品に係るデータである出品データD3を入力する(ステップS11)。
なお、これらのデータの入力は、例えば、サーバ装置1の制御部11が、通信部13から通信ネットワークNを介して、必要項目の入力欄が設けられた所定の入力フォームに係るデータを出品者端末2へと送信させ、これを受信した出品者端末2において、制御部21が当該入力フォームを表示部24に表示させ、出品者が、操作部25を用いて、これに入力することによって行われるようにすればよい。
出品者識別データD3-1は、例えば各出品者に設定された出品者ID等の当該商品の出品者を識別し得るデータである。
商品データD3-2は各商品に設定された商品ID、商品名、商品写真等からなる当該商品を識別し得るデータである。
カテゴリーデータD3-3は、例えば衣料品、食料品、電化製品等の当該商品の種別に係るデータである。
販売価格データD3-4は、出品者が設定する当該商品のユーザへの販売価格に係るデータである。
販促割合データD3-5は、出品者が当該商品につき設定した販促割合に係るデータである。なお、本実施形態において「販促割合」は、サーバ装置1によって提供される電子商取引に係るウェブサイトを利用して、出品者がユーザに商品を販売した際に、販売価格のうち管理者に支払われる割合のことを指す。
在庫数データD3-6は、出品者が当該商品につきユーザに販売可能な個数に係るデータである。
これらのデータが入力されると、出品者端末2においては、制御部21が、入力されたデータを、通信部23から通信ネットワークNを介してサーバ装置1に送信し(ステップS12)、通信部13によってこれらのデータを受信したサーバ装置1においては、制御部11が、受信したデータを、記憶部12の出品情報記憶部124に記憶する(ステップS13)。すなわち、本実施形態においては、通信部13が、本発明における第2取得手段に該当することとなる。
図7に出品情報記憶部124の記憶内容の一例を示す。本図に示すように、出品情報記憶部124には、複数の出品者が情報処理システム100によって提供される電子商取引に係るウェブサイトに出品する複数の商品につき、出品者識別データD3-1と、商品データD3-2と、カテゴリーデータD3-3と、販売価格データD3-4と、販促割合データD3-5と、在庫数データD3-6と、が紐付けられて記憶されていることとなる。本図に示されたキャンペーン時販促割合データD4及びキャンペーン時販売促進費データD5については後述する。
なお、以下においては、個々の出品者をいう場合、出品者IDで示すものとし、例えば出品者E1という場合、出品者IDがE1である出品者を指すものとする。
また、同様に、以下においては、個々の商品をいう場合、商品IDで示すものとし、例えば商品P1という場合、商品IDがP1である商品を指すものとする。
また、同様に、以下においては、個々のキャンペーンをいう場合、キャンペーンIDで示すものとし、例えばキャンペーンC1という場合、キャンペーンIDがC1であるキャンペーンを指すものとする。
出品者は、一度に複数の商品に係るデータを入力し、又は複数回入力を行うことで、複数の商品についてのデータを登録することができる。
また、出品者は、登録したデータにつき変更を行う際には、上記と同様の過程を経て、変更部分につき入力することで、登録内容につき変更することができる。したがって、出品者は、例えば販売価格データD3-4に係る販売価格につき、在庫数データD3-6に係る在庫数の変動等に応じて、適宜変更することができる。
また、上記においては、出品者が出品データD3に係る商品ごとに逐一販促割合データD3-5につき設定する場合につき説明したが、販促割合データD3-5の設定方法はこれに限られず、例えば、出品者が、自らが出品する全ての商品につき、一律に販促割合データD3-5に係る販促割合を設定するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、出品データの登録につきステップS1として説明したが、出品者は、出品データD3につき、新たな商品の販売を希望する任意の時点で登録することができる。例えば、ステップS4において説明するキャンペーンの開始後において、当該キャンペーンの対象となる商品につき登録することも可能であり、その場合、商品が登録された時点において、後述の過程を経てキャンペーン期間中において当該商品に適用される販促割合が決定されると共に販売促進費が算出され、登録された商品がキャンペーンに出品されることとなる。
[(2) ステップS2:キャンペーンデータの取得]
サーバ装置1は、管理者端末4における管理者の入力に応じて、図4に示す過程を経て、キャンペーンデータD6を取得する。具体的には以下の通りである
まず、管理者は、情報処理システム100によって提供される電子商取引に係るウェブサイトにおいて、商品価格を通常時よりも安くする、ユーザに通常時よりも多くのポイントを還元する等の販売促進キャンペーンを実施する場合、管理者端末4の操作部45を用いて、キャンペーン内容データD6-1、キャンペーン期間データD6-2、出品条件データD6-3、招待出品者データD6-4を含む実施予定のキャンペーンに係るデータであるキャンペーンデータD6を入力する(ステップS21)。
なお、これらのデータの入力も、例えば、サーバ装置1の制御部11が、通信部13から通信ネットワークNを介して、必要項目の入力欄が設けられた所定の入力フォームに係るデータを管理者端末4へと送信させ、これを受信した管理者端末4において、制御部41が当該入力フォームを表示部44に表示させ、管理者が、操作部45を用いて、これに入力することによって行われるようにすればよい。
キャンペーン内容データD6-1は、例えば、キャンペーンごとに付されたID等の当該キャンペーンを識別し得るデータと、商品価格を通常時よりも10%引きにする、ユーザに通常時の5倍のポイントを還元する等の当該キャンペーンの具体的内容に係るデータと、が紐づけられたデータである。
キャンペーン期間データD6-2は、当該キャンペーンの具体的な実施予定期間(開始日時及び終了日時)に係るデータである。
出品条件データD6-3は、販促割合を所定の下限値以上とする等の形で定められた出品者による当該キャンペーンへの出品条件に係るデータである。なお、出品条件データD6-3の設定の詳細については後述する。
招待出品者データD6-4は、管理者が当該キャンペーンへの参加を許可する出品者に係るデータである。招待出品者データD6-4の設定方法は特に限定されず、例えば、全出品者としてもよいし、出品者を個別に、例えば出品者ID等によって指定することで設定してもよいし、各出品者につきユーザの評価、配送の迅速性等から算出された所定のスコアを記憶した上で、当該スコアが所定値以上といった形で設定してもよい。
これらのデータが入力されると、管理者端末4においては、制御部41が、入力されたデータを、通信部43から通信ネットワークNを介してサーバ装置1に送信し(ステップS22)、通信部13によってこれらのデータを受信したサーバ装置1においては、制御部11が、受信したデータを、記憶部12のキャンペーン情報記憶部125に記憶する(ステップS23)。この場合、通信部13が、本発明における第1取得手段に該当することとなる。
なお、キャンペーンデータD6は、管理者が、サーバ装置1の操作部15を用いて入力することにより、サーバ装置1が直接取得するようにしてもよい。この場合、操作部15が、本発明における第1取得手段に該当することとなる。
図8にキャンペーン情報記憶部125の記憶内容の一例を示す。本図に示すように、キャンペーン情報記憶部125には、サーバ装置1によって提供される電子商取引に係るウェブサイトにおいて実施されている又は実施予定の複数のキャンペーンにつき、キャンペーン内容データD6-1と、キャンペーン期間データD6-2と、出品条件データD6-3と、招待出品者データD6-4と、が紐付けられて記憶されていることとなる。
ここで、出品条件データD6-3に係る出品条件の設定方法につき説明する。出品条件データD6-3に係る出品条件は、以下のような様々な方法によって設定することが可能である。
まず、出品条件データD6-3は、全ての出品者につき一律に設定することができる。この場合、管理者は、例えば「販促割合を5%以上とする」といった形で、全ての出品者につき一律に適用される販促割合の下限値につき、操作部45を用いて入力すればよい。
これに対し、出品条件データD6-3は、出品者ごとに個別に設定するようにしてもよい。この場合、管理者は、例えば、「出品者E1につき、販促割合を5%以上とする」、「出品者E2につき、販促割合を3%以上とする」、「出品者E3につき、販促割合を10%以上とする」といった形で、出品者ごとに個別に販促割合の下限値を設定の上、このようなデータにつき、例えば出品者データD1に係る出品者ID等の当該出品条件が適用される出品者を特定できるデータと紐付けて入力すればよい。
また、出品条件データD6-3は、出品データD3に係る取引対象となる商品ごとに個別に設定するようにしてもよい。この場合、管理者は、例えば、「商品P1につき、販促割合を5%以上とする」、「商品P2につき、販促割合を3%以上とする」、「商品P3につき、販促割合を10%以上とする」といった形で、出品データD3に係る取引対象となる商品ごとに個別に販促割合の下限値を設定の上、このようなデータにつき、例えば出品データD3の商品データD3-2に係る商品ID等の当該出品条件が適用される商品を特定できるデータと紐付けて入力すればよい。
また、出品条件データD6-3は、出品データD3に係る取引対象となる商品の種別ごとに個別に設定するようにしてもよい。この場合、管理者は、例えば、「衣料品につき、販促割合を5%以上とする」、「食料品につき、販促割合を3%以上とする」、「電化製品につき、販促割合を10%以上とする」といった形で、出品データD3に含まれるカテゴリーデータD3-3として設定可能な商品のカテゴリーごとに個別に販促割合の下限値を設定の上、このようなデータにつき、適用されるカテゴリーに係るデータと紐付けて入力すればよい。
なお、上記においては、出品条件データD6-3を、キャンペーンデータD6に含まれる他の情報と同様に、管理者が入力する場合について説明したが、サーバ装置1は、出品条件データD6-3を、制御部11が自動的に設定することによって取得するようにしてもよい。この場合、制御部11が、本発明における第1取得手段に該当することとなる。
例えば、サーバ装置1において、管理者が入力したキャンペーンデータD6のうち出品条件データD6-3以外のデータ(キャンペーン内容データD6-1、キャンペーン期間データD6-2及び招待出品者データD6-4)を取得した場合に、制御部11が、出品情報記憶部124の記憶内容を基に、出品者ごとに、過去所定期間の間に設定した販促割合データD3-5に係る販促割合の平均値を算出する。その上で、制御部11は、当該平均値に所定の割合を加算することによって、出品者ごとに、出品条件データD6-3に係る販促割合の下限値を設定する。
具体的には、上記所定の期間が3か月間、上記所定の割合が2%であったとすると、例えば、出品者E4につき、過去3か月間に設定した販促割合データD3-5に係る販促割合の平均が5%であった場合、出品者E4については、これに2%を加算した7%が、出品条件データD6-3に係る販促割合として設定されることとなる。
この場合、各出品者が過去所定期間に設定していた販促割合に応じて、それに一定の割合を加算するようにして出品条件データD6-3に係る販促割合が設定されることから、各出品者に対して課されるキャンペーンへの参加のハードルを均一化することができる。
また、例えば、ユーザによる評価、配送の迅速性等から算出された出品者のパフォーマンスを示す所定のスコアに、GMV(Gross Merchandise value)等の出品者の売り上げ規模を示す指標を掛けて算出された所定のスコアを、出品者ごとに記憶部12に記憶した上で、制御部11が、当該スコアに従って、出品者ごとに、出品条件データD6-3に係る販促割合を設定するようにしてもよい。
具体的には、上記スコアが高いほど販促割合が低くなるようにして、例えば、第1の値以上である場合に2%、第1の値未満であり、第1の値よりも小さい第2の値以上であった場合に5%、第2の値未満であり、第2の値よりも小さい第3の値以上であった場合に7%、第3の値未満であった場合に10%といった形で設定することとなる。
この場合、例えば、上記スコアが高い出品者ほど参加のハードルを低くし、上記スコアが低い出品者ほど参加のハードルを高くすることで、キャンペーンに優良な出品者を集め易くなる。
また、例えば、上記2例を組み合わせて、サーバ装置1において、管理者が入力したキャンペーンデータD6のうち出品条件データD6-3以外のデータ(キャンペーン内容データD6-1、キャンペーン期間データD6-2及び招待出品者データD6-4)を取得した場合に、制御部11が、出品情報記憶部124の記憶内容を基に、出品者ごとに、過去所定期間の間に設定した販促割合データD3-5に係る販促割合の平均値を算出した上で、当該平均値に加算する割合を、上記のように出品者ごとに算出されたスコアによって設定するようにしてもよい。
具体的には、上記所定の期間が3か月間であったとすると、過去3か月間に設定した販促割合データD3-5に係る販促割合の平均値に、上記スコアが、第1の値以上である場合に2%を加算し、第1の値未満であり、第1の値よりも小さい第2の値以上であった場合に3%を加算し、第2の値未満であり、第2の値よりも小さい第3の値以上であった場合に5%を加算し、第3の値未満であった場合に7%を加算するといった形で設定することとなる。
この場合、各出品者が過去所定期間に設定していた販促割合に応じて、それに、上記スコアに応じて設定された割合が加算されて販促割合が決定されることから、出品者の優良性に比例するようにして、キャンペーンへの参加のハードル設定することが可能となる。
なお、上記3つの販促割合の設定方法は、出品条件データD6-3を制御部11が自動的に設定する場合に限らず、管理者が設定する場合においても、管理者が管理者端末4の操作部45を用いて出品条件データD6-3を入力する前提として、出品者ごとの販促割合を設定する際に用いることができる。
[(3) ステップS3:キャンペーンの告知及び参加の確定]
記憶部12のキャンペーン情報記憶部125にキャンペーンデータD6が記憶されると、サーバ装置1においては、制御部11が、招待出品者データD6-4に含まれる出品者に対し、キャンペーンの告知を行う(ステップS31)。
例えば、制御部11は、キャンペーン内容データD6-1に係るキャンペーン内容、キャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーン実施期間及び出品条件データD6-3に係る出品条件となる販促割合の表示と、出品者がキャンペーンへの参加を希望する際に操作するアイコンと、を含む所定の参加確認画面を作成の上、作成した参加確認画面に係るデータを、当該画面を表示部24に表示させる旨の出品者端末2への所定の指令を付して、招待出品者データD6-4に含まれる出品者が使用する出品者端末2へと、通信部13から通信ネットワークNを介して送信することにより、キャンペーンの告知を行うようにすればよい。
通信部23によって当該データを受信した出品者端末2においては、制御部21が、参加確認画面を表示部24に表示し、当該画面を確認した出品者は、当該キャンペーンへの参加を希望する場合、当該画面に表示されたアイコンを操作する。
当該アイコンが操作されると、出品者端末2においては、制御部21が、当該操作がなされた旨のデータを、通信部23から通信ネットワークNを介して、サーバ装置1へと送信する(ステップS32)。
通信部13によって上記データを受信したサーバ装置1においては、制御部11が、上記データを送信した出品者端末2を使用する出品者を識別できるデータ(例えば、出品者データD1に含まれる出品者ID等)を、記憶部12のキャンペーン情報記憶部125に、参加出品者データD7として、当該キャンペーンに係るキャンペーンデータD6と紐付けて記憶する(ステップS33)。
これによって、出品者がキャンペーンへの参加希望を表明する度に、参加を希望する出品者に係る情報が、記憶部12に記憶されていくこととなる。
なお、キャンペーンにつき、出品者に逐一告知することなく、例えば、出品者が出品者端末2から、通信ネットワークNを介してサーバ装置1にアクセスすることで、自らが招待出品者データD6-4に含まれるキャンペーンの一覧につき確認することができるようにし、出品者がここから参加を希望するキャンペーンを選択することにより、出品者ID等の当該出品者を識別できるデータが、記憶部12のキャンペーン情報記憶部125に、参加出品者データD7として、当該キャンペーンに係るキャンペーンデータD6と紐付けて記憶されるようにしてもよい。
[(4) ステップS4:キャンペーンの実施]
キャンペーンデータD6に含まれるキャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーンの開始日時が到来すると、サーバ装置1は、図6に示す過程を経て、情報処理システム100によって提供される電子商取引に係るウェブサイトにおいて、開始日時が到来したキャンペーンデータD6に係るキャンペーンを実施する。具体的には以下のとおりである。
[ア ステップS41:キャンペーン期間中の販促割合の決定]
サーバ装置1においては、まず、制御部11が、キャンペーンに参加する出品者(キャンペーン情報記憶部125に参加出品者データD7として記憶された出品者)が出品データD3として登録した商品につき、キャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーン期間中に適用される販促割合を決定する。本実施形態においては、このようなキャンペーン期間中に適用される販促割合が、本発明における取引条件に該当し、制御部11が、本発明における決定手段に該当することとなる。
具体的には、サーバ装置1の制御部11は、出品データD3に含まれる出品者識別データD3-1に係る出品者IDと、キャンペーン情報記憶部125に記憶された参加出品者データD7に係る出品者IDと、を用いて、出品データD3から、実施中のキャンペーンの対象となっている商品に係るデータを抽出した上で、抽出した各商品に係るデータに含まれる販促割合データD3-5と、キャンペーン情報記憶部125に記憶されたキャンペーンデータD6の出品条件データD6-3に含まれる当該商品に適用される販促割合の下限値とを比較する(ステップS411)。そして、これらが異なる場合には、いずれか高い方の値を、キャンペーン期間中において当該商品に適用される販促割合として決定する。また、両者が一致する場合には当該一致する値を、キャンペーン期間中において当該商品に適用される販促割合として決定する。
例えば、図8に示すキャンペーンC1にE1及びE2が参加し、図7に示すように、出品データD3のうち、出品者E1が登録した商品P1につき販促割合データD3-5に係る販促割合が2%と設定され、出品者E1が登録した商品P2につき販促割合データD3-5に係る販促割合が5%と設定され、出品者E1が登録した商品P3につき販促割合データD3-5に係る販促割合が7%と設定され、出品者E2が登録した商品P4につき販促割合データD3-5に係る販促割合が5%と設定され、出品者E5が登録した商品P5につき販促割合データD3-5に係る販促割合が10%と設定されていた場合において、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合が、図8に示すキャンペーンC1のように、出品者E1につき5%以上、出品者E2につき8%以上であったとすると、キャンペーンC1において適用される販促割合は、商品P1につき5%、商品P2につき5%、商品P3につき7%、商品P4につき8%、商品P5につき10%と決定されることとなる。
キャンペーン期間中に適用される販促割合を決定すると、制御部11は、決定された販促割合に係るデータ(キャンペーン時販促割合データD4)を、対応する出品データD3と紐付けて、記憶部12の出品情報記憶部124に記憶する(ステップS412)。
なお、キャンペーン期間中に、当該キャンペーンに参加中の出品者が、出品データD3の販促割合データD3-5に係る販促割合を変更した場合、当該変更に係るデータを出品者端末2から取得したサーバ装置1においては、制御部11が、変更後の販促割合データD3-5に係る販促割合がキャンペーンデータD6の出品条件データD6-3に係る販促割合の下限値よりも高いか、変更後の販促割合データD3-5に係る販促割合が出品条件データD6-3に係る販促割合の下限値と一致する場合には、変更後の販促割合データD3-5に係る販促割合を、キャンペーン時販促割合データD4に係るキャンペーン期間中に適用される販促割合として採用することとなる。
これに対し、変更後の販促割合データD3-5に係る販促割合がキャンペーンデータD6の出品条件データD6-3に係る販促割合の下限値よりも低い場合には、出品者による販促割合データD3-5に係る販促割合の変更は、キャンペーン時販促割合データD4に係るキャンペーン期間中に適用される販促割合に反映されることはなく、制御部11は、キャンペーンデータD6の出品条件データD6-3に係る販促割合の下限値を、キャンペーン時販促割合データD4に係るキャンペーン期間中に適用される販促割合として採用することとなる。
この場合、サーバ装置1から出品者端末2に対し、販促割合の変更ができなかった旨を示す所定のエラーメッセージが送信され、当該メッセージが表示部24に表示されるようにすることが好ましい。
[イ ステップS42:キャンペーン期間中の販売促進費の算出]
キャンペーン期間中に適用される販促割合を決定すると、続いて制御部11は、ステップS41でキャンペーン期間中に適用される販促割合が決定された出品データD3に係る商品につき、キャンペーン期間中の販売促進費を算出する。
すなわち、制御部11は、出品データD3に含まれる販売価格データD3-4に係る販売価格に、ステップS41で決定されたキャンペーン期間中において適用される販促割合を乗じることで、キャンペーン期間中に適用される販売促進費を算出する。
例えば、図7に示すように、出品データD3のうち、商品P1につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が3000円である場合に、ステップS41において、販促割合データD3-5に係る販促割合が2%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が5%であるものとして、適用される販促割合が5%と決定されていたとすると、販売価格「3000円」に販促割合「5%」を乗じることで、販売促進費を150円と算出することとなる。
また、商品P2につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が5000円である場合に、ステップS41において、販促割合データD3-5に係る販促割合が5%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が5%であるものとして、適用される販促割合が5%と決定されていたとすると、販売価格「5000円」に販促割合「5%」を乗じることで、販売促進費を250円と算出することとなる。
また、商品P3につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が3000円である場合に、ステップS41において、販促割合データD3-5に係る販促割合が7%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が5%であるものとして、適用される販促割合が7%と決定されていたとすると、販売価格「3000円」に販促割合「7%」を乗じることで、販売促進費を210円と算出することとなる。
また、商品P4につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が4000円である場合に、ステップS41において、販促割合データD3-5に係る販促割合が5%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が8%であるものとして、適用される販促割合が8%と決定されていたとすると、販売価格「4000円」に販促割合「8%」を乗じることで、販売促進費を320円と算出することとなる。
また、商品P5につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が2000円である場合に、ステップS41において、販促割合データD3-5に係る販促割合が10%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が8%であるものとして、適用される販促割合が10%と決定されていたとすると、販売価格「2000円」に販促割合「10%」を乗じることで、販売促進費を200円と算出することとなる。
キャンペーン期間中の販売促進費を算出すると、制御部11は、算出された販売促進費に係るデータ(キャンペーン時販売促進費データD5)を、対応する出品データD3と紐付けて、記憶部12の出品情報記憶部124に記憶する(ステップS422)。
[ウ ステップS43:ユーザによる利用]
続いて、キャンペーン期間中において、ユーザが情報処理システム100によって提供される電子商取引に係るウェブサイトを利用する際の処理について説明する。
まず、ユーザが、実施中のキャンペーンを利用して商品を購入することを希望する場合、ユーザ端末3の制御部31は、操作部35を用いたユーザの操作に応じて、通信部33から通信ネットワークを介して、サーバ装置1に対し、キャンペーンに係るウェブページ(特定のキャンペーンの対象商品を検索・購入可能に構成された所定のウェブページ)のデータをユーザ端末3へと送信する旨の所定の要求を送信する(ステップS431)。
通信部13によって当該要求を受信したサーバ装置1においては、制御部11が、ウェブページ情報記憶部126に記憶されたウェブページデータD8から、キャンペーンに係るウェブページのデータを抽出の上、通信部13から通信ネットワークNを介してユーザ端末3へと送信し(ステップS432)、通信部33によって当該データを受信したユーザ端末3においては、制御部31が、受信したデータに基づき、キャンペーンに係るウェブページを、表示部34に表示する(ステップS433)。
表示部34にキャンペーンに係るウェブページが表示されると、ユーザは、操作部35を用いて、希望する商品の検索条件につき入力し、入力がなされると、ユーザ端末3の制御部31は、ユーザが希望する商品の検索条件に係るデータを、通信部33から通信ネットワークを介して、サーバ装置1に送信する(ステップS434)。検索条件の入力は、例えば商品のカテゴリーの選択や、キーワードの入力等によってなされる。
ユーザが希望する商品の検索条件に係るデータを受信したサーバ装置1においては、制御部11が、当該検索条件に合致するデータを、出品情報記憶部124に記憶された出品データD3から抽出する(ステップS435)。
具体的には、制御部11は、まず、出品データD3に含まれる出品者識別データD3-1に係る出品者IDと、キャンペーン情報記憶部125に記憶された参加出品者データD7に係る出品者IDと、を用いて、出品データD3のうち、実施中のキャンペーンの対象となっている商品に係るデータを抽出する。
続いて、制御部11は、抽出された実施中のキャンペーンの対象となっている商品に係るデータから、さらに商品データD3-2に係る商品内容やカテゴリーデータD3-3に係る商品の種別が、ユーザが希望する商品の検索条件に合致するものを抽出する。
例えば、ユーザが商品のカテゴリーによって検索条件を設定した場合であれば、カテゴリーデータD3-3に係る商品のカテゴリーがこれと一致するデータが抽出され、また、ユーザがキーワードによって検索条件を設定した場合であれば、商品データD3-2に係る商品名等の商品内容に、当該キーワードと一致する内容を含むデータが抽出されることとなる。
例えば、図7に示す商品P1からP5がキャンペーンC1の対象となっていた場合に、ユーザが希望する商品の検索条件が「カテゴリー:衣料品」であったとすると、商品P1、P2及びP5に係るデータが抽出されることとなる。
出品データD3のうち実施中のキャンペーンの対象となっている商品に係るデータから、ユーザが希望する検索条件に一致するものが抽出されると、続いて制御部11は、検索結果につき表示するウェブページを作成の上、通信部13により、これをユーザ端末3へと送信させる(ステップS436)。
すなわち、制御部11は、記憶部12のウェブページ情報記憶部126に記憶されたウェブページデータD8から、検索結果表示用のウェブページに係るデータを抽出した上で、これに、ステップS435において検索条件に一致するものとして抽出された出品データD3に係る商品を表示することで、図9に示すような検索結果表示用のウェブページ(第1検索結果表示ウェブページW1)を作成し、当該ウェブページに係るデータを、当該ウェブページを表示部34に表示させる旨の所定の指令を付して、通信部13により、通信ネットワークNを介して、ユーザ端末3へと送信させる。
この際、制御部11は、第1検索結果表示ウェブページW1を、図9に示すように、ステップS435においてユーザが希望する検索条件に合致するものとして抽出された出品データD3に係る商品を、ステップS42において算出された販売促進費が高い順に表示するようにして作成する。したがって、本実施形態においては、制御部11が、本発明における第1送信制御手段に該当し、通信部13が、本発明における送信手段に該当することとなる。
例えば、上記のように、図7に示す商品P1からP5が全てキャンペーンの対象となっており、キャンペーン期間中に適用される販売促進費が、商品P1につき150円、商品P2につき250円、商品P3につき210円、商品P4につき320円、商品P5につき200円と算出された場合において、ユーザが希望する商品の検索条件が「カテゴリー:衣料品」であったとして、商品P1、P2及びP5に係るデータがステップS435で抽出されたとすると、図9に示すように商品P2(商品名××××)・商品P5(商品名◇◇◇◇)・商品P1(商品名○○○○)の順で表示するようにして、第1検索結果表示ウェブページW1が作成されることとなる。
通信部33によって第1検索結果表示ウェブページW1に係るデータを受信したユーザ端末3においては、制御部31が、表示部34に、当該ウェブページを表示する(ステップS437)。
表示部34に第1検索結果表示ウェブページW1が表示されると、ユーザは当該画面を確認の上、操作部35を用いて、購入を希望する商品を選択の上、商品の購入に係る所定の操作を行うことで、商品を購入することとなる。
また、ユーザによって商品が購入された場合、当該商品に係る出品者から管理者に、ステップS42において算出された販売促進費と一致する額が支払われることとなる。
なお、このような商品購入及び販売促進費の支払いに係る処理については、周知のものであることから、詳細な説明は省略する。
[3 効果の説明]
本実施形態に係る情報処理システム100によれば、サーバ装置1において、電子商取引に係るウェブサイトで実施されるイベントである販売促進キャンペーンへの出品条件に係る情報である出品条件データD6-3を取得し、これに合致するように、このようなイベントにおいて取引対象となる商品に適用される取引条件であるキャンペーン期間中の販促割合が決定されることから、出品条件を満たさない出品者に対する是正の要請や、イベントからの除外等の処置をとらずとも、出品条件データD6-3に係る出品条件が順守させることとなり、電子商取引に係るウェブサイトにおいて実施されるイベントへの出品条件を出品者に順守させるための管理者の手間を低減することができる。
また、出品条件データD6-3が、販売促進キャンペーンにおいて適用される販促割合の下限値を含み、これに合致するように販売促進キャンペーンにおいて適用される販促割合が決定されることで、出品者に管理者が定める販促割合の下限値を順守させることが容易となる。
また、サーバ装置1において、出品者が取引対象となる商品につき設定した販促割合についての情報である販促割合データD3-5を取得し、これと管理者が設定した出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値とを比較し、これらが異なる場合には、いずれか高い方の値を販売促進キャンペーンにおいて当該取引対象に適用される販促割合として決定し、これらが一致する場合には、当該一致する値を販売促進キャンペーンにおいて当該取引対象に適用される販促割合と決定することで、販売促進キャンペーンにおいて適用される販促割合が管理者が設定した出品条件データD6-3に係る販促割合の下限値を下回ることを防ぎつつ、出品者が設定した販促割合データD3-5に係る販促割合が出品条件データD6-3に係る販促割合の下限値よりも高い場合には、出品者が設定した販促割合データD3-5に係る販促割合の値を採用することが可能となる。
また、出品条件データD6-3に係る販売促進キャンペーンへの出品条件となる販促割合は、例えば、出品者ごとに定める、取引対象となる商品ごとに定める、取引対象となる商品の種別ごとに定めるといった様々な方法で定めることができる。
したがって、例えば、出品者ごとに定める場合であれば出品者の属性に応じて各出品者に適した出品条件を定めることが可能となり、取引対象となる商品ごとに定める場合であれば商品の属性に応じて各商品に適した出品条件を定めることが可能となり、取引対象となる商品の種別ごとに定める場合であれば商品の種別ごとの属性に応じて各商品の種別に適した出品条件を定めることが可能となる。
また、サーバ装置1が、販売促進キャンペーンにおいて適用される取引条件であるキャンペーン期間中の販促割合に基づいて決定された販売促進費の高低により優先度を決定の上、販売促進キャンペーンに出品されている出品データD3に係る商品の情報を、当該取引条件に基づいて決定された優先度の高い商品、すなわち販売促進費の高い商品ほど上位に掲載されるようにして第1検索結果表示ウェブページW1を作成し、当該ウェブページにより、ユーザ端末3を使用するユーザに提示することで、キャンペーンの対象となっている商品につき、販売促進費が高い商品ほど、ユーザ端末3を使用するユーザの目に触れやすくすることができる。
[第2 第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態につき、図10から図11に基づいて説明する。なお、構成及びキャンペーンの実施以外の動作については、第1実施形態と同様であることから、キャンペーンの実施の過程についてのみ説明する。
[1 動作の説明]
第2実施形態におけるキャンペーンの実施(ステップS4A)時の情報処理システム100の動作につき、図10に基づいて説明する。
キャンペーンデータD6に含まれるキャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーンの開始日時が到来すると、サーバ装置1は、図10に示す過程を経て、情報処理システム100によって提供される電子商取引に係るウェブサイトにおいて、開始日時が到来したキャンペーンデータD6に係るキャンペーンを実施する。
この際には、第1実施形態と異なり、ユーザに対し検索結果を表示するに際して、実施中のキャンペーンの対象となっている商品に加えて、近日中にキャンペーンの対象となる予定の商品についても表示する。具体的には以下のとおりである。
[(1) ステップS41A:キャンペーン期間中の販促割合の決定]
サーバ装置1においては、まず、制御部11が、キャンペーン期間中に適用される販促割合を決定する。この際には、第1実施形態と異なり、実施中のキャンペーンについてのみではなく、キャンペーン情報記憶部125にキャンペーンデータD6として記憶された他のキャンペーンについても、各キャンペーンに参加する出品者(キャンペーン情報記憶部125に参加出品者データD7として記憶された出品者)が出品データD3として登録した商品につき、キャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーン期間中に適用される販促割合を決定する。
販促割合の決定方法自体は、第1実施形態と同様、出品データD3からキャンペーンの対象となる商品に係るデータを抽出の上、出品データD3に含まれる販促割合データD3-5と、キャンペーンデータD6の出品条件データD6-3に含まれる販促割合の下限値とを比較の上、高い方の値又は一致する場合には当該一致する値を、キャンペーン期間中において各商品に適用される販促割合として決定するが、実施中のキャンペーンについてのみではなく、キャンペーン情報記憶部125にキャンペーンデータD6として記憶された他のキャンペーンについても、同様にして、参加予定となっている出品者が登録した出品データD3に係る商品につき、キャンペーン期間中に適用される販促割合を決定することとなる。
たとえば、図8に示すキャンペーンC2にE3及びE4が参加し、図7に示す商品P6からP9がキャンペーンC2の対象となっていたとすると、制御部11は、第1実施形態で説明したのと同様にキャンペーンC1の対象となる商品P1からP5につきキャンペーンC1の期間中の販促割合を決定することに加え、キャンペーンC2の対象となる商品P6からP9についても、キャンペーンC2の期間中の販促割合を決定することとなる。
具体的には、図7に示すように、出品データD3のうち、出品者E3が登録した商品P6につき販促割合データD3-5に係る販促割合が10%と設定され、出品者E3が登録した商品P7につき販促割合データD3-5に係る販促割合が3%と設定され、出品者E4が登録した商品P8につき販促割合データD3-5に係る販促割合が8%と設定され、出品者E4が登録した商品P9につき販促割合データD3-5に係る販促割合が5%と設定されていた場合において、出品条件データD6-3に係るキャンペーンC2への出品条件となる販促割合が、図8に示すように全出品者につき一律5%であったとすると、当該キャンペーンにおいて適用される販促割合は、商品P6につき10%、商品P7につき5%、商品P8につき8%、商品P9につき5%と決定されることとなる。
[(2) ステップS42A:キャンペーン期間中の販売促進費の算出]
キャンペーン期間中に適用される販促割合を決定すると、続いて制御部11は、キャンペーン期間中の販売促進費を算出する。この際にも、第1実施形態と異なり、実施中のキャンペーンについてのみではなく、キャンペーン情報記憶部125にキャンペーンデータD6として記憶された他のキャンペーンについても、各キャンペーンに参加する出品者が出品データD3として登録した商品につき、キャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーン期間中に適用される販売促進費を算出する。
販売促進費の算出方法自体は、第1実施形態と同様、出品データD3に含まれる販売価格データD3-4に係る販売価格に、ステップS41Aで決定されたキャンペーンの期間中において適用される販促割合を乗じることで、キャンペーン期間中に適用される販売促進費を算出するが、実施中のキャンペーンについてのみではなく、キャンペーン情報記憶部125にキャンペーンデータD6として記憶された他のキャンペーンについても、同様にして、参加予定となっている出品者が登録した出品データD3に係る商品につき、キャンペーン期間中に適用される販売促進費を算出することとなる。
たとえば、上記のように、図8に示すキャンペーンC2にE3及びE4が参加し、図7に示す商品P6からP9がキャンペーンC2の対象となっていたとすると、制御部11は、第1実施形態で説明したのと同様にキャンペーンC1の対象となる商品P1からP5につきキャンペーンC1の期間中の販売促進費を算出することに加え、キャンペーンC2の対象となる商品P6からP9についても、キャンペーンC2の期間中の販売促進費を算出することとなる。
具体的には、図7に示すように、出品データD3のうち、商品P6につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が3000円である場合に、ステップS41Aにおいて、販促割合データD3-5に係る販促割合が10%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が5%であるものとして、キャンペーンC2の期間中に適用される販促割合が10%と決定されていたとすると、販売価格「3000円」に販促割合「10%」を乗じることで、販売促進費を300円と算出することとなる。
また、商品P7につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が7000円である場合に、ステップS41Aにおいて、販促割合データD3-5に係る販促割合が3%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が5%であるものとして、キャンペーンC2の期間中に適用される販促割合が5%と決定されていたとすると、販売価格「7000円」に販促割合「5%」を乗じることで、販売促進費を350円と算出することとなる。
また、商品P8につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が2000円である場合に、ステップS41Aにおいて、販促割合データD3-5に係る販促割合が8%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が5%であるものとして、キャンペーンC2の期間中に適用される販促割合が8%と決定されていたとすると、販売価格「2000円」に販促割合「8%」を乗じることで、販売促進費を160円と算出することとなる。
また、商品P9につき、販売価格データD3-4に係る販売価格が5000円である場合に、ステップS41Aにおいて、販促割合データD3-5に係る販促割合が5%、出品条件データD6-3に係るキャンペーンへの出品条件となる販促割合の下限値が5%であるものとして、キャンペーンC2の期間中に適用される販促割合が5%と決定されていたとすると、販売価格「5000円」に販促割合「5%」を乗じることで、販売促進費を250円と算出することとなる。
[(3) ステップS43A:ユーザによる利用]
続いて、キャンペーン期間中において、ユーザが情報処理システム100によって提供される電子商取引に係るウェブサイトを利用する際の処理について説明する。
まず、ユーザ端末3からサーバ装置1へのウェブページの送信要求(ステップS431A)から、ユーザ端末3からサーバ装置1への検索条件の送信(ステップS434A)までは第1実施形態と変わるところはない。
ユーザが希望する商品の検索条件に係るデータを受信したサーバ装置1においては、制御部11が、当該検索条件に合致するデータを、出品情報記憶部124に記憶された出品データD3から抽出する(ステップS435A)。
具体的には、制御部11は、まず、出品データD3に含まれる出品者識別データD3-1に係る出品者IDと、キャンペーン情報記憶部125に記憶された参加出品者データD7に係る出品者IDと、を用いて、出品データD3のうち、実施中のキャンペーンの対象となっている商品に係るデータを抽出する。
続いて、制御部11は、抽出された実施中のキャンペーンの対象となっている商品に係るデータから、さらに商品データD3-2に係る商品内容やカテゴリーデータD3-3に係る商品の種別が、ユーザが希望する商品の検索条件に合致するものを抽出する。
さらに、本実施形態においては、制御部11は、出品データD3に含まれる出品者識別データD3-1に係る出品者IDと、キャンペーン情報記憶部125に記憶された参加出品者データD7に係る出品者IDと、キャンペーン情報記憶部125に記憶されたキャンペーンデータD6に含まれるキャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーンの実施期間と、を用いて、出品データD3のうち、検索時から所定期間内に実施されるキャンペーンの対象となっている商品に係るデータを抽出する。
続いて、制御部11は、抽出された検索時から所定期間内に実施されるキャンペーンの対象となっている商品に係るデータから、さらに商品データD3-2に係る商品内容やカテゴリーデータD3-3に係る商品の種別が、ユーザが希望する商品の検索条件に合致するものを抽出する。
具体的には、上記所定期間が1週間であったとすると、制御部11は、キャンペーン期間データD6-2に係るキャンペーンの実施期間が、検索時から1週間以内に到来するキャンペーンについての参加出品者データD7に係る出品者IDと、出品データD3に含まれる出品者識別データD3-1に係る出品者IDと、が一致するデータを抽出した上で、抽出されたデータから、さらに、例えば、ユーザが商品のカテゴリーによって検索条件を設定した場合であれば、カテゴリーデータD3-3に係る商品のカテゴリーがこれと一致するデータを抽出し、ユーザがキーワードによって検索条件を設定した場合であれば、商品データD3-2に係る商品名等の商品内容に、当該キーワードと一致する内容を含むデータを抽出することとなる。
例えば、キャンペーン情報記憶部125に記憶されたキャンペーンデータD6の内容が図8に示すものである場合において、検索時点が3月10日であり、図7に示す商品P1からP5が実施中のキャンペーンC1の対象となっていた場合に、ユーザが希望する商品の検索条件が「カテゴリー:衣料品」であったとすると、まず、制御部11は、第1実施形態と同様、商品P1、P2及びP5に係るデータを、実施中のキャンペーンの対象となっている、ユーザが設定した検索条件と合致するデータとして抽出することとなる。
さらに、上記所定の期間が1週間であったとすると、図8に示すキャンペーンC2が所定期間内に実施されるキャンペーンに該当することとなる。
そして、図8に示すキャンペーンC2にE3及びE4が参加し、図7に示す商品P6からP9がキャンペーンC2の対象となっていた場合に、上記の通り、ユーザが希望する商品の検索条件が「カテゴリー:衣料品」であったとすると、制御部11は、商品P6、P8及びP9に係るデータを、所定期間内にキャンペーンの対象となる予定の、ユーザが設定した検索条件と一致するデータとして抽出することとなる。
出品データD3から、実施中のキャンペーンの対象となっているユーザが希望する検索条件に一致するデータ及び所定期間内にキャンペーンの対象となる予定のユーザが希望する検索条件に一致するデータが抽出されると、続いて制御部11は、検索結果につき表示するウェブページを作成の上、通信部13により、これをユーザ端末3へと送信させる(ステップS436A)。
すなわち、制御部11は、記憶部12のウェブページ情報記憶部126に記憶されたウェブページデータD8から、検索結果表示用のウェブページに係るデータを抽出した上で、これに、ステップS435Aにおいて抽出された出品データD3に係る商品を表示することで、検索結果表示用のウェブページ(第2検索結果表示ウェブページW2)を作成し、当該ウェブページに係るデータを、当該ウェブページを表示部34に表示させる旨の所定の指令を付して、通信部13により、通信ネットワークNを介して、ユーザ端末3へと送信させる。
この際、制御部11は、第2検索結果表示ウェブページW2を、図11に示すように、ステップS435Aにおいて実施中のキャンペーンの対象となっている商品からユーザが希望する検索条件に合致するものとして抽出された商品を、ステップS42Aにおいて算出された販売促進費が高い順に表示すると共に、これとは別に、ステップS435Aにおいて所定期間内にキャンペーンの対象となる予定の商品からユーザが希望する検索条件に合致するものとして抽出された商品についても、ステップS42Aにおいて算出された販売促進費が高い順に表示するようにして作成する。したがって、本実施形態においては、制御部11が、本発明における第1送信制御手段及び第2送信制御手段に該当し、通信部13が、本発明における送信手段に該当することとなる。
例えば、上記のように、図7に示す商品P1からP5が実施中のキャンペーンC1の対象となっており、キャンペーン期間中に適用される販売促進費が、商品P1につき150円、商品P2につき250円、商品P3につき210円、商品P4につき320円、商品P5につき200円と算出された場合において、ユーザが希望する商品の検索条件が「カテゴリー:衣料品」であったとして、商品P1、P2及びP5に係るデータがステップS435Aで抽出されたとすると、第2検索結果表示ウェブページW2においては、図11に示すように、商品P2(商品名××××)・商品P5(商品名◇◇◇◇)・商品P1(商品名○○○○)の順でこれら商品が表示される。
さらに、上記のように、図7に示す商品P6からP9が検索時から所定の期間内に実施されるキャンペーンC2の対象となっており、キャンペーン期間中に適用される販売促進費が、商品P6につき300円、商品P7につき350円、商品P8につき160円、商品P9につき250円と算出された場合において、ユーザが希望する商品の検索条件が「カテゴリー:衣料品」であったとして、商品P6、P8及びP9に係るデータがステップS435Aで抽出されたとすると、第2検索結果表示ウェブページW2においては、図11に示すように、商品P6(商品名●●●●)・商品P9(商品名◆◆◆◆)・商品P8(商品名▲▲▲▲)の順でこれら商品が表示されることとなる。
通信部33によって第2検索結果表示ウェブページW2に係るデータを受信したユーザ端末3においては、制御部31が、表示部34に、当該ウェブページを表示する(ステップS437A)。
この後の処理は、第1実施形態と同様である。
なお、所定期間内に実施されるキャンペーンにおいて対象となる商品については、第2検索結果表示ウェブページW2に表示されたとしても、当該時点においては、ユーザは、キャンペーン時の条件で当該商品を購入することはできない。
そこで、ユーザがキャンペーン時の条件で当該商品を購入することを希望する場合に、キャンペーン開始後に通知を受けられるようにしてもよい。
すなわち、この場合、ユーザは、第2検索結果表示ウェブページW2が表示部34に表示されると、操作部35を用いて、通知を希望する商品につき所定の登録操作を行う。
当該登録操作がなされると、制御部31は、ユーザが通知を希望する商品に係る情報を、通信部33から通信ネットワークNを介してサーバ装置1へと送信し、これを受信したサーバ装置1においては、制御部11が、ユーザが通知を希望する商品及びキャンペーンに係るデータを、例えば、ユーザ情報記憶部123に当該ユーザに係るユーザデータD2と紐付けて記憶する。
その後、登録された商品が含まれるキャンペーンの実施日が到来すると、サーバ装置1の制御部11は、通信部13から通信ネットワークNを介して、所定の通知をユーザ端末3へと送信し、通信部33によってこれを受信したユーザ端末3においては、制御部31が、表示部34に所定の表示を行う等の方法により、ユーザにキャンペーンの開始を通知することとなる。
また、電子商取引に係るウェブサイトにおいて、販売促進費は、ユーザに対しポイント等の形で還元する原資となることの多い費用であり、通常、販促割合と一致する割合のポイントが、商品を購入したユーザに還元されることとなる。
したがって、上記のようにして所定期間内にキャンペーン対象となる商品につき第2検索結果表示ウェブページW2に表示された後に、出品者が販促割合データD3-5に係る販促割合を変更すると、ステップS41Aにおいて、販促割合データD3-5に係るユーザが設定した販促割合が、出品条件データD6-3に係る販促割合の最低値よりも高いものとして、販促割合データD3-5に基づきキャンペーンにおいて適用される販促割合が決定されていた場合に、ユーザに還元されるポイントの割合が、第2検索結果表示ウェブページW2が表示された時点と、実際にキャンペーンが実施される時点と、において変動する可能性がある。
そこで、これを防ぐため、サーバ装置1において、少なくとも第2検索結果表示ウェブページW2に所定期間内にキャンペーンの対象となる商品として表示される時期が到来した後には、出品者が当該商品に係る出品データD3に含まれる販促割合データD3-5を変更できなくするか、又は変更しても当該キャンペーンにおいて適用される販促割合に反映されなくすることによって、第2検索結果表示ウェブページW2が表示された時点と、実際にキャンペーンが実施される時点と、において適用される販促割合に変動が生じないようにしてもよい。
[2 効果の説明]
本実施形態によれば、第1実施形態について説明したものに加え、更に以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態においては、第2検索結果表示ウェブページW2により、実施中の販売促進キャンペーンの対象となっている出品データD3に係る商品のみならず、近日中に販売促進キャンペーンの対象となる出品データD3に係る商品についても、ユーザ端末3を使用するユーザに提示することができる。これによって、ユーザが近日中に実施されるキャンペーンの対象商品についても知ることが可能となり、電子商取引に係るウェブサイトを利用するユーザの利便性を向上することができる。
また、サーバ装置1において、販売促進キャンペーンにおいて適用される取引条件である販促割合に基づいて決定された販売促進費の高低により優先度を決定の上、所定期間内に販売促進キャンペーンに出品予定の出品データD3に係る商品の情報を、当該取引条件に基づいて決定された優先度の高い商品、すなわち販売促進費の高い商品ほど上位に掲載されるようにして第2検索結果表示ウェブページW2を作成し、当該ウェブページにより、ユーザ端末3を使用するユーザに提示することで、現在キャンペーンの対象となっている商品のみならず、所定期間内にキャンペーンの対象となることが予想される商品についても、販売促進費が高い商品ほど、ユーザ端末3を使用するユーザの目に触れやすくすることができる。
[第3 変形例]
上記においては、キャンペーンデータD6に含まれる出品条件データD6-3に係る販売促進キャンペーンへの出品条件を、販促割合の下限値によって設定した場合につき説明したが、出品条件データD6-3に係る出品条件の設定方法は、これに限られず、例えば販売促進費の下限値によって設定するようにしてもよい。
この場合上記実施形態において販促割合の下限値によって出品条件を設定したのと同様にして、管理者は、出品条件データD6-3に係る出品条件を、販売促進費の下限値によって設定し、これを取得したサーバ装置1において、キャンペーンの実施の過程において、当該販売促進費の下限値と、出品データD3に含まれる販売価格データD3-4及び販促割合データD3-5を基に算出された販売促進費と、を比較の上、高い方の値又はこれらが一致する場合には当該一致する値を、キャンペーン期間中において各商品に適用される取引条件としての販売促進費として決定することとなる。
この場合も、管理者は、上記第1実施形態に係る動作のステップS2において販促割合によって出品条件を設定する場合につき説明したのと同様に、このような販売促進費によって設定される出品条件を、出品者ごとに定める、取引対象となる商品ごとに定める、取引対象となる商品の種別ごとに定めるといった種々の方法によって設定することができる。
例えば、出品者ごとに、過去所定期間の間に当該出品者が設定した販促割合データD3-5に係る販促割合を基に算出された各商品に係る販売促進費の平均値を算出の上、当該平均値に所定の金額を加算することによって、出品者ごとに、出品条件データD6-3に係る出品条件としての販売促進費の下限値を設定するといった手法をとることができる。
また、上記においては、第1実施形態に係る第1検索結果表示ウェブページW1及び第2実施形態に係る第2検索結果表示ウェブページW2のいずれについても、ユーザが希望する検索条件に合致するものとして抽出された出品データD3に係る商品につき販売促進費が高い順に表示するようにして作成した場合につき説明したが、これとは異なり、販促割合が高い順に表示するようにして作成し、販促割合の高低に基づいて決定された優先度に応じて、出品データD3に係る商品についての情報をユーザ端末3へと送信するようにしてもよい。
この場合、第1実施形態においては、ステップS41において決定された販促割合が高い順に、ステップS435において抽出された実施中のキャンペーンの対象となっている商品についての情報が第1検索結果表示ウェブページW1配置されることとなり、第2実施形態においては、ステップS41Aにおいて決定された販促割合が高い順に、ステップS435Aにおいて抽出された実施中のキャンペーンの対象となっている商品及び所定期間内にキャンペーンの対象となる予定の商品についての情報が第2検索結果表示ウェブページW2に配置されることとなる。
100 情報処理システム
1 サーバ装置(情報処理装置)
11 制御部(第1取得手段、決定手段、第1送信制御手段、第2送信制御手段)
12 記憶部
121 情報処理プログラム
124 出品情報記憶部
125 キャンペーン情報記憶部
126 ウェブページ情報記憶部
13 通信部(第1取得手段、第2取得手段、送信手段)
14 表示部
15 操作部(第1取得手段)
2 出品者端末
3 ユーザ端末
4 管理者端末
D3 出品データ
D3-5 販促割合データ
D4 キャンペーン時販促割合データ
D5 キャンペーン時販売促進費データ
D6 キャンペーンデータ
D6-3 出品条件データ
D8 ウェブページデータ
N 通信ネットワーク
W1 第1検索結果表示ウェブページ
W2 第2検索結果表示ウェブページ

Claims (13)

  1. 電子商取引の取引対象につき、電子商取引に係るウェブサイトで実施されるイベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記ウェブサイトの管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の下限値に係る情報、前記管理者が使用する端末から受信し、前記管理者による入力を受け、又は自ら設定することにより取得する第1取得手段と、
    前記取引対象を出品する出品者によって前記取引対象に設定された販促割合又は販売促進費に係る情報を、前記出品者が使用する端末から受信することにより取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段によって取得された販促割合又は販売促進費の下限値に係る情報と、前記第2取得手段によって取得された前記出品者によって設定された販促割合又は販売促進費に係る情報と、を比較し、これらが異なる場合にはいずれか高い方の値を、これらが一致する場合には当該一致する値を、前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費と決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記イベントは、販売促進キャンペーンであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1取得手段が取得する販促割合又は販売促進費の下限値は、出品者ごとに設定された値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記下限値は、所定の方法によって出品者ごとに算出されたスコアに応じて設定された値であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記下限値は、所定の期間において当該出品者によって設定された販促割合の平均値に所定の割合を加算して算出された販促割合の値又は所定の期間において当該出品者によって設定された販売促進費の平均値に所定の金額を加算して算出された販売促進費の値であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1取得手段が取得する販促割合又は販売促進費の下限値は、前記取引対象ごとに設定された値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1取得手段が取得する販促割合又は販売促進費の下限値は、前記取引対象の種別ごとに設定された値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  8. 催中の前記イベントに出品されている前記取引対象に関する情報を前記決定手段が決定した開催中の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に並べた情報を、送信手段によって電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させる第1送信制御手段を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1送信制御手段は、開催中の前記イベントに出品されている前記取引対象を前記決定手段が決定した開催中の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に配置したウェブページに係る情報を、電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 定期間内に開催予定の前記イベントに出品予定の前記取引対象に関する情報を前記決定手段が決定した所定期間内に開催予定の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に並べた情報を、送信手段によって電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させる第2送信制御手段を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2送信制御手段は、所定期間内に開催予定の前記イベントに出品予定の前記取引対象を前記決定手段が決定した所定期間内に開催予定の前記イベントにおいて当該取引対象に適用される販促割合又は販売促進費が高い順に配置したウェブページに係る情報を、電子商取引に係るウェブサイトのユーザが使用する端末へと送信させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 電子商取引の取引対象につき、電子商取引に係るウェブサイトで実施されるイベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記ウェブサイトの管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の下限値に係る情報、前記管理者が使用する端末から受信し、前記管理者による入力を受け、又は自ら設定することによりコンピュータが取得する第1取得ステップと、
    前記取引対象を出品する出品者によって前記取引対象に設定された販促割合又は販売促進費に係る情報を、前記出品者が使用する端末から受信することにより前記コンピュータが取得する第2取得ステップと、
    前記コンピュータが、前記第1取得ステップにおいて取得された販促割合又は販売促進費の下限値に係る情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された前記出品者によって設定された販促割合又は販売促進費に係る情報と、を比較し、これらが異なる場合にはいずれか高い方の値を、これらが一致する場合には当該一致する値を、前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費と決定する決定ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    電子商取引の取引対象につき、電子商取引に係るウェブサイトで実施されるイベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記ウェブサイトの管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の下限値に係る情報、前記管理者が使用する端末から受信し、前記管理者による入力を受け、又は自ら設定することにより取得する第1取得手段、
    前記取引対象を出品する出品者によって前記取引対象に設定された販促割合又は販売促進費に係る情報を、前記出品者が使用する端末から受信することにより取得する第2取得手段、
    前記第1取得手段によって取得された販促割合又は販売促進費の下限値に係る情報と、前記第2取得手段によって取得された前記出品者によって設定された販促割合又は販売促進費に係る情報と、を比較し、これらが異なる場合にはいずれか高い方の値を、これらが一致する場合には当該一致する値を、前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費の販売価格に対する割合である販促割合又は前記イベントにおいて前記取引対象が販売された際に前記管理者に支払われる販売促進費と決定する決定手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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