JP2008057678A - 配管固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 任意本数の配管を良好な支持強度のもと支持可能にしつつ配管固定金具の薄型化を図って良好な配管の集約性能を備える配管固定金具を提供する。
【解決手段】 波付管41を一対の固定部材2,3で挟持して支持する配管固定金具1である。各固定部材2,3にそれぞれ波付管41の谷部41bをその側端縁で係合させる櫛歯5を複数並設する。各固定部材2,3が波付管41を挟持するように対向配置されたとき、各固定部材2,3の各櫛歯5の突出方向が各固定部材2,3の対向方向となると共に、一方の固定部材2の櫛歯5が他方の固定部材3の隣接する一対の櫛歯5間に位置するようにする。また一方の固定部材2の櫛歯5の先端縁5bが他方の固定部材3の櫛歯5により係合された波付管41の谷部41bに係合するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管固定金具に関するものである。
従来から、多本数の電線や情報線を分電盤や情報配電盤などに集約して接続する場合など、多本数の電線や情報線を集約して壁などに支持固定させるには、図15のような固定金具が知られている(たとえば特許文献1参照)。ここで、電線や情報線はその保護のために配管40内に挿通するように配線されるのであり、この固定金具は電線や情報線を内在させた配管40を支持する配管固定金具1´である。
この配管固定金具1´は図15(a)のように配管40を一対の固定部材2´,3´で挟持して支持する金具であり、各固定部材2´,3´には多数の切欠部70が並設されていて、各固定部材2´,3´が配管40を挟持するべく対向配置されたとき各固定部材2´,3´の切欠部70同士が重なって配管挿通孔71を形成し、配管挿通孔71に配管40を挿通させた上で対向配置した各固定部材2´,3´同士を近接させるように固定具で締め付けることで、切欠部70の縁部で配管40が挟持されて支持されるようになっている。そして、図15(b)のように建物側50に固定することで配管固定金具1´を介して配管40を建物側50に固定させることを可能としている。なお、多数の配管40を集約して配置するには、図15(c)のように配管40を支持させた複数個の配管固定金具1´をその厚み方向(固定部材2´,3´の対向方向)に重ねて取り付けることで行わせている。しかしながら、上記配管固定金具1´は、配管40の集約性能が良好とは言えず、改善の余地は充分にある。
たとえば、切欠部70の並設ピッチPを小さくしたり、また図15(d)のように、各固定部材2,3の切欠部70ごとに配管40を挿通し、これを対向せしめて配管挿通孔71ごとに2本の配管40を支持させるようにすれば、各固定部材2´,3´ごとに各々配管40を支持できて、図15(c)のように複数個の配管固定金具1´をその厚み方向に重ねて取り付けるといった効率の悪いことを行わずとも、単位面積当たりの配管40の設置本数を増やすことができ、つまり配管40の集約性能の向上を図ることができる。
しかしながら、配管挿通孔71に2本の配管40を支持させるようにした場合には、各固定部材2´,3´が挟持する際の配管挿通孔71内での2本の配管40同士の当接力も配管固定金具1への配管40の支持に供しているため、いずれの配管挿通孔71にも2本の配管40を挿通させねばならず、つまり配管40の支持本数が偶数でなければならないという条件があって使い勝手が悪いといった問題がある。また、配管挿通孔71内の2本の配管40の対向面は互いに当接するだけでいずれの固定部材2´,3´の各切欠部70からも離れているので固定部材2´,3´からは支持されず、つまり配管挿通孔71から配管40が抜けてしまい易いといった配管40の支持強度の問題も有する。また、配管挿通孔71に挿通した2本の配管40は配管固定金具1の厚み方向に直列に支持されるため、配管40の支持に必要な配管固定金具1´の厚み方向における長さは2本の配管40の各直径の加算分の長さLであって効率が悪く、つまり配管固定金具1´を薄くすることはできずにこの点では配管40の集約性能の向上は図り得ない、といった問題がある。
このように、上記配管固定金具1´では、構造的に、配管40の支持本数に条件が無く、良好な配管40の支持強度も確保させ、且つ、配管固定金具1´の薄型化も図るようにして配管40の集約性能を向上させることなど、できないのである。
実開昭58−130187号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、任意本数の配管を良好な支持強度のもと支持可能にしつつ配管固定金具の薄型化を図って良好な配管の集約性能を備える配管固定金具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る配管固定金具は、波付管41を一対の固定部材2,3で挟持して支持する配管固定金具1であって、各固定部材2,3にそれぞれ波付管41の谷部41bをその側端縁で係合させる櫛歯5を複数並設し、各固定部材2,3が波付管41を挟持するように対向配置されたとき、各固定部材2,3の各櫛歯5の突出方向が各固定部材2,3の対向方向となると共に、一方の固定部材2の櫛歯5が他方の固定部材3の隣接する一対の櫛歯5間に位置するようにし、一方の固定部材2の櫛歯5の先端縁5bが他方の固定部材3の櫛歯5により係合された波付管41の谷部41bに係合するようにして成ることを特徴とする。
これによると、一方の固定部材2の隣接する櫛歯5間に挿入した波付管41は、これら櫛歯5の側端縁5aと他方の固定部材3の櫛歯5の先端縁5bとで谷部41bが係合された状態で一方の固定部材2によって挟持されるから、波付管41の軸方向への抜け止めも施された良好な支持強度のもと配管固定金具1に支持されるのであり、また、いずれの波付管41も上記のように両方の固定部材2,3が挟持することによって配管固定金具1に支持されるのであり、つまり従来技術のように波付管41同士の当接が波付管41の配管固定金具1への支持に必要となるものではないから、偶数奇数にかかわらず任意本数の波付管41を配管固定金具1に支持可能であり、また、各固定部材2,3ごとに支持させた波付管41は平面視で千鳥配列状になるのであり、つまり配管固定金具1の厚み方向における配管40(波付管41)の支持に必要な長さは従来技術のように2本の配管40の各直径の加算分の長さLが必要とされるものではなく、配管固定金具1の薄型化を図ることができるのであって配管40の集約性能を向上できるのである。
また、請求項2に係る配管固定金具は、請求項1において、前記一対の固定部材2,3は、並設した多数の櫛歯5のうち両端位置の櫛歯5が各対応する固定部材2(3)の端部からそれぞれ異なる距離寸法L1,L2を有すると共に、長い方の距離寸法L1が短い方の距離寸法L2に櫛歯5の並設ピッチPを加えた長さにならないようにして、互いに同形状に形成し、他方の固定部材3を一方の固定部材2に対して上下左右を反転させると共に、各固定部材2,3の対応する両端位置を合わせるようにして、各固定部材2,3が波付管41を挟持するように対向配置させて成ることを特徴とする。これによると、一対の固定部材2,3が同形状であるために、配管固定金具1に良好な製造性を備えることができる。
また、請求項3に係る配管固定金具は、請求項1において、前記一対の固定部材2,3の一端部同士をヒンジ部7にて回動自在に連結し、該ヒンジ部7と反対側の一対の固定部材2,3の他端部同士に一対の固定部材2,3を着脱自在に固定する部材固着部8を設けて成ることを特徴とする。これによると、ヒンジ部7にて連結された各固定部材2,3はバラバラになって紛失するような恐れを無くすることができ、また各固定部材2,3の櫛歯5にそれぞれ別個に波付管41を支持させる場合には、各固定部材2,3はヒンジ部7で連結されて共に施工箇所に位置するから、施工箇所に合うように波付管41を適宜各固定部材2,3に支持できるのであって、施工ミスを少なくして配管固定金具1に波付管41を支持させることができる。
また、請求項4に係る配管固定金具は、請求項3において、前記一対の固定部材2,3のうちの一方の固定部材2に建物側50に固定するための建物固定部9を設けたことを特徴とする。これによると、一対の固定部材2,3はヒンジ部7で連結されているから、建物固定部9で一方の固定部材2のみを建物側50に固定させても、一対の固定部材2,3、つまり配管固定金具1を建物側50に固定できるのであり、必要以上に建物固定部9を設けることもなくて配管固定金具1の構成簡略化を図ることができる。
本発明は、任意本数の配管を良好な支持強度のもと支持可能にでき、しかも配管固定金具の薄型化を図って良好な配管の集約性能を配管固定金具に備えることができる、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1乃至図9に本発明の実施の形態の例を示す。本例の配管固定金具1は図3に示すように一対の固定部材2,3で構成されており、そして、図6のように一対の固定部材2,3の挟持によって1本〜多数本の任意本数の波付管41を支持して建物側50に固定させることで、波付管41内に挿通させた電線や情報線61を集約して壁や柱などに支持固定させることができるものであり、図7のように電線や情報線61を集約して分電盤や情報配電盤60などに接続させる場合に好適に用いられるものである。以下、詳述する。
配管固定金具1は、図1乃至3のように、左右方向の長尺な函体状の部材であり、構成する一対の固定部材2,3を前後方向に対向して配置し、一体化することで形成される。本例の一対の固定部材2,3は互いに同形状に形成されており図3のようなものである。固定部材2(3)は一枚の金属板材を折曲げ加工することで得られる半体函状の形状を有している。
具体的に、左右に長尺で前後に面する鉛直板状の主体板部10、主体板部10の上端と下端とから互いに対向するように前方に延出される水平板状の上板部11と下板部12、主体板部10の左端部と右端部とから互いに対向するように前方に延出されて左右に面する鉛直板状の側板部13,14を有している。主体板部10は上下に短く左右に長い矩形形状に形成されており、また上板部11と下板部12は同形状であってそれぞれ櫛状部4が形成されており、左右の側板部13,14は互いに異形であって上板部11や下板部12の略2倍ほどの突出長さでそれぞれ前方に突設されており、一方の側板部13(便宜上、右側板部13とする)は主体板部10の左右の一方の端縁(右端縁)の上下に亘る部位から前方に向けて突出する一枚の大側面板部15と、大側面板部15の上端縁及び下端縁の各突出基端部分からそれぞれ上下に突出する建物固定片16と、大側面板部15の突出先端縁の上下中央部分から左右中央側(左側)に突出する小当接片17とを有し、他方の側板部14(便宜上、左側板部14とする)は主体板部10の左右の一方の端縁(左端縁)の上下中央部分を除いた上部部分と下部部分とから前方に向けて突出する一対の小側面板部18と、各小側面板部18の突出先端縁から左右中央側(右側)に突出する固定部材2(3)の略上下に亘るような一枚板状の大当接片19とを有する。
上板部11と下板部12とにそれぞれ形成される櫛状部4は、前方に突出する櫛歯5を左右方向に所定間隔毎に多数並設して、櫛歯5と櫛歯5との間に前方に開口せる半円状の櫛隙間6を形成することで構成されており、平面視で円弧波形状に形成されている。ここで、並設した櫛歯5のうち端部に位置する櫛歯5と各対応する固定部材2(3)の端部との長さは、両端の櫛歯5でそれぞれ異なる距離寸法L1,L2を有している。本例では、右端の櫛歯5と固定部材2(3)の右端との距離寸法L1が、左端の櫛歯5と固定部材2(3)の左端との距離寸法L2に比べて、長く形成されている。また、並設した櫛歯5のうち端部に位置する櫛歯5と各対応する固定部材2(3)の端部との長い方の距離寸法L1は、短い方の距離寸法L2に櫛歯5の並設ピッチPを加えた長さにならないように形成されている。本例では、左端の櫛歯5と固定部材2(3)の左端との距離寸法L2に比べて長く形成されている右端の櫛歯5と固定部材2(3)の右端との距離寸法L1は、左端の櫛歯5と固定部材2(3)の左端との距離寸法L2に櫛歯5の並設ピッチPの略半分の距離寸法を加えた長さに形成されている。無論、上記櫛状部4は上板部11と下板部12とで同形状に形成されている。
また、主体板部10には、その左右端部にそれぞれ貫通孔状の固着用孔20や上下に長い長孔21が穿設されており、またその適所には建物固定用の木ネジなどの建物固定具22を挿通させる貫通孔状の建物固定用孔23が穿設されている。各長孔21は左右方向における櫛状部4の櫛隙間6の位置よりも外側位置に穿設される。固定部材2(3)の端部と端部位置の櫛歯5とが長く形成された方(右側)に位置する一方の長孔21(右側の長孔21)には、左右方向における外側縁から前方に切り起こして形成したストッパ片24が立設されている。また、各当接片17,19にはそれぞれ固着用ネジ孔25が穿設されている。固着用孔20や固着用ネジ孔25は部材固着部8を構成している。また、建物固定片16や大側面板部15の突出先端部における上下中央部分には、建物固定用の木ネジなどの建物固定具22を挿通させる建物固定用孔23が穿設されている。建物固定用孔23は建物固定部9を構成している。
上記構成の一対の固定部材2,3は、図1及び2のように、他方の固定部材3を一方の固定部材2に対して上下左右を反転させると共に各固定部材2,3の対応する両端位置を合わせるようにして(たとえば一方の固定部材2の上板部11と他方の固定部材3の下板部12とを同一面内に位置させ、一方の固定部材2の右端を他方の固定部材3の左端に合わせるように位置させる)対向配置させることで、配管固定金具1を形成する。詳しくは、一対の固定部材2,3が上記のように対向配置された際には、一方の固定部材2の小側面板部18の左右方向の外側に、他方の固定部材3の大側面板部15が重なるようにされ、このときには一方の固定部材2の一対の小側面板部18の間の空所18aに他方の固定部材3の小当接片17が上下に不動で且つ前後にスライド自在に挿入されるのであり、一対の固定部材2,3が係止されて簡単には外れない仮連結状態となる。この対向状態にある一対の固定部材2,3が近接していくと、一方の固定部材2の小当接片17や大当接片19が他方の固定部材3の主体板部10の板面に突き当たり、このときには、部材固着部8である各当接片17,19にある固着用ネジ孔25と主体板部10にある固着用孔20とが連通状態になり、連通する固着用ネジ孔25と固着用孔20とにネジなどの部材固着具26を挿通して締結することで、一対の固定部材2,3が連結して一体化されるのである。そして、このときには、前後方向において、各固定部材2,3の各櫛歯5の突出方向が各固定部材2,3の対向方向となり、左右方向において、一方の固定部材2の櫛歯5が他方の固定部材3の隣接する一対の櫛歯5間に位置するようになる。なお本例では、一方の固定部材2の櫛歯5が他方の固定部材3の隣接する一対の櫛歯5の間の左右方向の略中央位置(櫛隙間6の左右中央位置)に位置するようになっている。つまり、平面視で各固定部材2,3の櫛歯5(櫛隙間6)が千鳥配列状になるものである。
この配管固定金具1には下記のように配管40である波付管41が支持される。なお、波付管41は外周面が山部41aと谷部41bとを交互に連続させた波形状に施された管であり、本例では可撓性を有する合成樹脂管が用いられている。波付管41は隣接する櫛歯5の間(櫛隙間6)に挿入されて、櫛歯5の側端縁5a(櫛隙間6に臨む縁)に波付管41の谷部41bが係合されることで、波付管41の管軸方向への抜け止めが施されて支持される。上述のように左右方向において一方の固定部材2の櫛歯5が他方の固定部材3の隣接する一対の櫛歯5間に位置するようになっているので、一方の固定部材2に支持された波付管41は図8のようにその谷部41bに他方の固定部材3の櫛歯5の先端縁5bが係止するようになって、その結果、両方の固定部材2,3によって前後から支持されるようになっている。このように、一方の固定部材2の隣接する櫛歯5間に挿入した波付管41は、これら櫛歯5の側端縁5aと他方の固定部材3の櫛歯5の先端縁5bとで谷部41bが係合された状態で一方の固定部材2によって挟持されるから、波付管41の軸方向への抜け止めも施された良好な支持強度のもと配管固定金具1に支持されるのであり、また、いずれの波付管41も上記のように両方の固定部材2,3が挟持することによって配管固定金具1に支持されるのであり、つまり従来技術のように波付管41同士の当接が波付管41の配管固定金具1への支持に必要となるものではないから、偶数奇数にかかわらず櫛隙間6の個数内での任意本数(1本から多数本まで)の波付管41を配管固定金具1に支持可能になっている。なお、波付管41として一方の固定部材2の櫛歯5の側端縁5aに係合するも所定の外径よりも小さい波付管41が用いられた場合にも、この一方の固定部材2に支持させた波付管41を櫛隙間6内の他方の固定部材3側に寄せれば他方の固定部材3の櫛歯5の先端縁5bに係合できるのであり、同様に上記作用効果を奏することができるのは言うまでもない。また、上述のように平面視で各固定部材2,3の櫛歯5(櫛隙間6)が千鳥配列状になっているから、各櫛隙間6に支持させた波付管41は平面視で千鳥配列状になる。つまり配管固定金具1の厚み方向における配管40の支持に必要な長さは従来技術のように2本の配管40の各直径の加算分の長さL(図15参照)が必要とされるものではなく、配管固定金具1の薄型化を図ることができるのであって配管40(波付管41)の集約性能も向上されている。つまり、本例の配管固定金具1は、建物内での限られた空間内に多数の配線や配管40が集中する箇所での使用に、特に適しているのである。
ところで、本例の配管固定金具1は、一対の固定部材2,3が対向配置されるも部材固着具26が外された状態(一体化されていない仮連結状態)では一対の固定部材2,3が互いに左右方向に動き得る構造となっている。このとき、一方の固定部材2の大当接片19がスライドして図9(b)のように他方の固定部材3に支持した波付管41と他方の固定部材3の主体板部10との間に入り込んでしまうと、一方の固定部材2の大当接片19が他方の固定部材3に支持した波付管41に引っ掛かって、他方の固定部材3から一方の固定部材2を外すことができない事態が生じてしまうが、本例の配管固定金具1においては上記事態の発生を防止する工夫が施されている。すなわち、上述のように固定部材2(3)の主体板部10には、波付管41が支持される櫛隙間6の位置よりも左右方向の外側位置に穿設した長孔21の外側縁から前方に切り起こして形成したストッパ片24が立設されているのであり、上記のように一方の固定部材2の大当接片19がスライドしても、図9(a)のように他方の固定部材3に支持した波付管41と主体板部10との間の手前で、他方の固定部材3に立設した上記ストッパ片24によって止められるのであり、これにより、一方の固定部材2の大当接片19が他方の固定部材3に支持した波付管41に引っ掛かって他方の固定部材3から一方の固定部材2を外すことができないといった事態が回避されているのである。
上記配管固定金具1を用いて情報配電盤60に多数の情報線61を集約して接続させる施工例を以下に説明する。まず、図4のように配管固定金具1の一方の固定部材2を建物側50に固定する。この例では、建物側50の柱材51に一方の固定部材2の側端面(右端面)を当接させて配置し、建物固定部9である建物固定片16や大側面板部15の各建物固定用孔23に建物固定用の木ネジなどの建物固定具22を挿通させて柱材51に打入させることで、建物側50の柱材51に一方の固定部材2が固定される。これら各建物固定用孔23は三角形の頂点に位置するような配置となっており、一方の固定部材2をバランスよく強固に建物側50に固定可能になっている。なお、一方の固定部材2の後側に一方の固定部材2を固定可能な建物部位があれば、建物固定部9である主体板部10の一対の建物固定用孔23を利用して建物固定具22によって一方の固定部材2を建物側50に固定してもよい。次に、上記建物側50に固定された一方の固定部材2に波付管41を支持させる。波付管41は櫛歯5の側端縁5aにその谷部41bが係合されるのであり、波付管41の有する弾性も相俟ってそれなりの支持強度でもって仮支持された状態となるが、この施工状態で一旦作業を中断する場合など波付管41の一方の固定部材2への支持状態を確実に維持したい場合には、左右の長孔21に結束紐(図示せず)を通して一方の固定部材2に仮支持された波付管41を結束させてもよい。
次に図5のように、上記建物側50に固定された一方の固定部材2に他方の固定部材3を対向配置し、他方の固定部材3に波付管41を支持させる。ここで、他方の固定部材3に波付管41を支持させた後に、この他方の固定部材3を建物側50に固定された一方の固定部材2に対向配置してもよいが、前者のように施工位置近傍に他方の固定部材3を位置させた後に波付管41を支持させた方が、施工箇所に合うように波付管41を適宜支持できるのであって施工ミスを少なくできて好ましい。他方の固定部材3にあっても、波付管41の支持状態を維持させるように上述のように結束紐を用いてもよい。なお、上記一方の固定部材2に他方の固定部材3が部材固着具26で一体化されないまでも対向配置された状態(仮連結状態)では、配管固定金具1の左右両端部で小当接片17が一対の小側面板部18間の空所18aに挿入されて係止された状態にあり、他方の固定部材3に対して一対の小側面板部18間の空所18aから小当接片17を抜く方向(左右方向)に力を入れない限り係止された状態が維持され続けるのであり、バラバラになって紛失するような恐れが小さくて、この状態で一旦施工作業を中断しても支障がないようになっている。
次に図6のように、対向配置された一対の固定部材2,3を近接させ、部材固着部8である連通した固着用ネジ孔25と固着用孔20とにネジなどの部材固着具26を挿通して締結することで、一対の固定部材2,3を一体化させて波付管41を挟持して本支持させる。連通する固着用ネジ孔25と固着用孔20とで構成される部材固着部8は平面視で前後左右の四隅部分に形成されるが、少なくともそれぞれ左右1箇所ずつの部材固着部8を固定させればよい。そしてこの後、建物側50に壁を造作したり、配管固定金具1近傍の建物側50に情報配電盤60を取り付けたりし、最終的に図7のように各波付管41内に通した各情報線61を情報配電盤60に至らせて情報配電盤60の各ポートに接続させるのである。本例の配管固定金具1は、上述したように波付管41の集約支持性能に優れたものであるので、上記情報配電盤60や分電盤などの情報線61や電線が集約される箇所において好適に使用し、波付管41内に通線した情報線61や電線を建物側50に固定させることができるのである。
図10乃至図14には実施の形態の他例を示す。本例の配管固定金具1も、先例と同様、各固定部材2,3にそれぞれ波付管41の谷部41bをその側端縁で係合させる櫛歯5を複数並設し、各固定部材2,3が波付管41を挟持するように対向配置されたとき、各固定部材2,3の各櫛歯5の突出方向が各固定部材2,3の対向方向となると共に、一方の固定部材2の櫛歯5が他方の固定部材3の隣接する一対の櫛歯5間に位置するようにし、一方の固定部材2の櫛歯5の先端縁5bが他方の固定部材3の櫛歯5により係合された波付管41の谷部41bに係合することで、波付管41を一対の固定部材2,3で挟持して支持するものであるが、一対の固定部材2,3の一端部同士がヒンジ部7にて回動自在に連結され、該ヒンジ部7と反対側の一対の固定部材2,3の他端部同士に一対の固定部材2,3を着脱自在に固定する部材固着部8が設けられた点で先例と異なる。以下、先例と同様部位には同符号を付して説明を省き、異なる部位について詳述していく。
本例の配管固定金具1は図10のように一対の固定部材2,3から構成される。一対の固定部材2,3は先例と同様にそれぞれ一枚の金属板を折り曲げることで形成される。一方の固定部材2は主体板部10の左右方向の一端部(右端部)にヒンジ部7を構成するヒンジ孔30が形成されている。詳しくは、一方の固定部材2の左右方向の一端部の側板部13(便宜上、右側板部13とする)は、左右に面する鉛直板状の大側面板部31が上板部11や下板部12の略2倍ほどの突出長さで前方に突設され、この大側面板部31の突出先端部に平面視L字状の折曲部32が形成されている。平面視L字状の折曲部32は、大側面板部31から左右中央側(左側)に折り曲げて成る前面板部32aと、前面板部32aの左右中央側端部(左側端部)から後方に折り曲げて成る折曲板部32bとを有する。そして、折曲板部32bにおける前面板部32a側の部位の上下中央部分には、上下に長いスリット孔状のヒンジ孔30が形成されている。また、一方の固定部材2は主体板部10の左右方向の他端部(左端部)に他方の固定部材3と連結する部材固着部8が形成されている。詳しくは、一方の固定部材2の左右方向の他端部の側板部14(便宜上、左側板部14とする)は、左右に面する鉛直板状の小側面板部33が上板部11や下板部12と略同様の突出長さで前方に突設され、この小側面板部33の突出先端部に左右外側(左側)に突出する当接片34が形成されており、この当接片34には部材固着部8を構成する固着用ネジ孔25が穿設されている。なお、一方の固定部材2の主体板部10や大側面板部31の適所には建物固定部9を構成する建物固定用孔23がそれぞれ穿設されている。本例の大側面板部31の建物固定用孔23は四角形状の頂点に位置するように前後上下にバランスよく配置されている。
他方の固定部材3は主体板部10の左右方向の一端部(右端)にヒンジ部7を構成するヒンジ片35が形成されている。詳しくは、他方の固定部材3の左右方向の一端部(右端部)には側板部13が無く(右側板部13が無く)、主体板部10の左右方向の一端縁(右端縁)が、上記一方の固定部材2の前面板部32aの左右寸法と略同寸法で切り欠かれて、他方の固定部材3の左右方向の一端(右端)から左右中央側に位置しており、この主体板部10の左右方向の一端縁(右端縁)の上下中央部分から後方に凹段する段部35aを介して左右方向の一端側(右側)に突出するようにヒンジ片35が形成されている。また、他方の固定部材3における主体板部10の左右方向の他端部(左端部)の側板部14(左側板部14)は、一方の固定部材2の左側板部14と前後で対称形状になるように形成されており、部材固着部8が形成されている。なお、他方の固定部材3の当接片34には部材固着部8を構成する貫通孔状の固着用孔20が穿設されている。
上記構成の一対の固定部材2,3は、図12(b)のように、一方の固定部材2のヒンジ孔30に他方の固定部材3のヒンジ片35を挿入して成るヒンジ部7によって、互いの固定部材2,3が近接・離間するように回動自在に連結される。なお、上記のようにヒンジ部7は一方の固定部材2のヒンジ孔30に他方の固定部材3のヒンジ片35を挿入して成るので、各固定部材2,3は着脱自在になっている。詳しくは、ヒンジ孔30内でヒンジ片35は上下に不動で且つ前後に回動可能にされている。このヒンジ部7によって一対の固定部材2,3を近接させた際には、一対の固定部材2,3の各上板部11や下板部12に形成した櫛状部4が前後方向で対向するようになるが、このときには、先例と同様に、左右方向において一方の固定部材2の櫛歯5が他方の固定部材3の隣接する一対の櫛歯5間に位置するようになる。つまり、各固定部材2,3の櫛状部4はそれぞれ両者の間で左右方向に櫛歯5の位相をずらすように形成されている(平面視で各固定部材2,3の櫛歯5(櫛隙間6)が千鳥配列状になる)。詳しくは、各固定部材2,3の櫛状部4の左右方向における櫛歯5の並設ピッチPは同等であるが、一方の固定部材2の左右方向の端部に位置する櫛歯5(たとえば左側端部の櫛歯5)と一方の固定部材2の対応する端部(たとえば左側端部)との距離寸法L1と、これに対応する他方の固定部材3の左右方向の端部に位置する櫛歯5(たとえば左側端部の櫛歯5)と他方の固定部材3の対応する端部(たとえば左側端部)との距離寸法L2とが、異なる長さに形成されているのである。また、ヒンジ部7によって一対の固定部材2,3を回動、近接させていくと、図14のように、回動端となる各固定部材2,3の他端同士に設けられた当接片同士34,34が当接されるのであり、このとき当接片34に設けた固着用ネジ孔25と固着用孔20とが連通し、この連通した固着用ネジ孔25と固着用孔20とに部材固着具26を挿通して締結することで、一対の固定部材2,3が連結して一体化される。
本例の配管固定金具1にあっても、先例と同様に、波付管41を一対の固定部材2,3で挟持して支持することができる。つまり、一方の固定部材2の隣接する櫛歯5間に挿入した波付管41は、これら櫛歯5の側端縁5aと他方の固定部材3の櫛歯5の先端縁5bとで谷部41bが係合された状態で一方の固定部材2によって挟持されるから、波付管41の軸方向への抜け止めも施された良好な支持強度のもと配管固定金具1に支持されるのであり、また、いずれの波付管41も上記のように両方の固定部材2,3が挟持することによって配管固定金具1に支持されるのであり、つまり従来技術のように波付管41同士の当接が波付管41の配管固定金具1への支持に必要となるものではないから、偶数奇数にかかわらず櫛隙間6の個数内での任意本数の波付管41を配管固定金具1に支持可能になっている。また、上述のように平面視で各固定部材2,3の櫛歯5(櫛隙間6)が千鳥配列状になっているから、各櫛隙間6に支持させた波付管41は平面視で千鳥配列状になる。つまり配管固定金具1の厚み方向における配管40の支持に必要な長さは従来技術のように2本の配管40の各直径の加算分の長さL(図15参照)が必要とされるものではなく、配管固定金具1の薄型化を図ることができるのであって配管40(波付管41)の集約性能も向上されているのである。
以下、上記配管固定金具1を用いて情報配電盤60に多数の情報線61を集約して接続させる施工例を説明する。まず図11のように配管固定金具1の一方の固定部材2を建物側50に固定する。この例では、建物側50の柱材51に一方の固定部材2の側端面(右端面)を突き合わせて配置し、建物固定部9である大側面板部31の各建物固定用孔23に建物固定用の木ネジなどの建物固定具22を挿通させて柱材51に打入させることで、建物側50の柱材51に一方の固定部材2が固定される。なお、一方の固定部材2の後側に一方の固定部材2を固定可能な建物部位があれば、建物固定部9である主体板部10の建物固定用孔23を利用して建物固定具22によって一方の固定部材2を建物側50に固定してもよい。次に、上記建物側50に固定された一方の固定部材2に波付管41を支持させる。次に図12のように、上記建物側50に固定された一方の固定部材2に対して他方の固定部材3をヒンジ部7を介して連結する。次に図13のように、上記一方の固定部材2にヒンジ部7で連結した他方の固定部材3を一方の固定部材2から離間させるように位置させ、この状態の他方の固定部材3に対して波付管41を支持させる。次に図14のように、上記他方の固定部材3を一方の固定部材2に近接させるようにヒンジ部7を中心に回動させ(図13の矢印参照)、各固定部材2,3の当接片34同士を当接させて連通状態にした固着用ネジ孔25と固着用孔20とに部材固着具26を挿通して締結させ、一対の固定部材2,3を一体化させる。その後、先例と同様に図7のように、各波付管41に挿通させた情報線61を情報配電盤60に至らせて接続させるのである。
ここで、本例の配管固定金具1にあっては、一方の固定部材2に他方の固定部材3が部材固着具26で一体化されないまでもヒンジ部7を介して連結した状態では、ヒンジ片35がヒンジ孔30に挿入されて係止された状態にあり、他方の固定部材3に対してヒンジ片35をヒンジ孔30から抜く方向(左右方向)に力を入れない限り係止された状態が維持され続けるのであり、各固定部材2,3がバラバラになって紛失するような恐れが小さくて、この状態で一旦施工作業を中断しても支障がないようになっている。また、各固定部材2,3はヒンジ部7で連結されて共に施工箇所に位置するから、施工箇所に合うように波付管41を適宜各固定部材2,3に支持できるのであって、施工ミスを少なくして配管固定金具1に波付管41を支持させることができる。なお本例のヒンジ部7は着脱可能な構造とされているが、ヒンジ部7の構造をたとえば一般の蝶番構造などを利用して着脱不能にしてもよく、この場合には各固定部材2,3がバラバラになって紛失するような恐れを完全に無くすることができる。
また、本例の配管固定金具1では一対の固定部材2,3のうち一方の固定部材2にのみに建物固定部9を設けてあるが、この一方の固定部材2の建物固定部9を建物側50に固定させれば、ヒンジ部7を介して他方の固定部材3を建物側50に固定させることができるのであり、つまり、配管固定金具1を建物側50に固定できるのである。このように、本例のように一対の固定部材2,3をヒンジ部7を介して連結させて成る配管固定金具1は、必要以上に建物固定部9を設けることもなくて、この点で配管固定金具1の構成簡略化を図ることができる利点も有している。
本発明の実施の形態の例の配管固定金具の全体斜視図である。 同上の配管固定金具であり、(a)は平面図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)の下面図、(d)は(a)の左側面図、(e)は(a)の右側面図、(f)は(a)の背面図である。 同上の配管固定金具の分解斜視図である。 同上の配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、一方の固定部材を柱材に固定して波付管を支持させた状態の斜視図である。 同上の配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、一方の固定部材に仮連結させた他方の固定部材に波付管を支持させた状態の斜視図である。 同上の配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、一対の固定部材を連結させた状態の斜視図である。 同上の配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、波付管内に挿通させた各情報線を情報配電盤に接続させた状態の正面図である。 同上の一本の波付管を一対の固定部材で挟持した状態の要部の斜視図である。 (a)は同上の配管固定金具であって一対の固定部材が左右にずれた際にも固定部材同士を支障なく取り外し可能にする構造を示す要部の断面図であり、(b)は一対の固定部材が左右にずれた際の固定部材同士の取り外しに支障をきたす場合を説明する要部の断面図である。 本発明の実施の形態の他例の配管固定金具の分解斜視図である。 同上の配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、一方の固定部材を柱材に固定して波付管を支持させた状態の斜視図である。 (a)は同上の配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、柱材に固定した一方の固定部材に他方の固定部材を取り付けた状態の斜視図であり、(b)は要部の平面断面図である。 同上の配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、一方の固定部材に取り付けた他方の固定部材に波付管を支持させた状態の斜視図である。 配管固定金具を用いて情報線を配線する施工例を説明するものであり、一対の固定部材を連結させて波付管を支持した状態の平面図である。 従来技術の例であり、(a)は配管固定金具の分解斜視図であり、(b)は配管を支持した配管固定金具を建物に固定した状態の断面図であり、(c)は複数の配管固定金具を重ねて建物に固定した状態の断面図であり、(d)は配管固定金具の配管挿通孔に2本の配管を支持させた例の要部の断面図である。
符号の説明
1 配管固定金具
2 固定部材
3 固定部材
5 櫛歯
5a 側端縁
5b 先端縁
7 ヒンジ部
8 部材固着部
9 建物固定部
40 配管
41 波付管
41b 谷部
50 建物側

Claims (4)

  1. 波付管を一対の固定部材で挟持して支持する配管固定金具であって、各固定部材にそれぞれ波付管の谷部をその側端縁で係合させる櫛歯を複数並設し、各固定部材が波付管を挟持するように対向配置されたとき、各固定部材の各櫛歯の突出方向が各固定部材の対向方向となると共に、一方の固定部材の櫛歯が他方の固定部材の隣接する一対の櫛歯間に位置するようにし、一方の固定部材の櫛歯の先端縁が他方の固定部材の櫛歯により係合された波付管の谷部に係合するようにして成ることを特徴とする配管固定金具。
  2. 前記一対の固定部材は、並設した多数の櫛歯のうち両端位置の櫛歯が各対応する固定部材の端部からそれぞれ異なる距離寸法を有すると共に、長い方の距離寸法が短い方の距離寸法に櫛歯の並設ピッチを加えた長さにならないようにして、互いに同形状に形成し、他方の固定部材を一方の固定部材に対して上下左右を反転させると共に、各固定部材の対応する両端位置を合わせるようにして、各固定部材が波付管を挟持するように対向配置させて成ることを特徴とする請求項1に記載の配管固定金具。
  3. 前記一対の固定部材の一端部同士をヒンジ部にて回動自在に連結し、該ヒンジ部と反対側の一対の固定部材の他端部同士に一対の固定部材を着脱自在に固定する部材固着部を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の配管固定金具。
  4. 前記一対の固定部材のうちの一方の固定部材に建物側に固定するための建物固定部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の配管固定金具。
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