JP2008057535A - 蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置 - Google Patents

蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008057535A
JP2008057535A JP2007218368A JP2007218368A JP2008057535A JP 2008057535 A JP2008057535 A JP 2008057535A JP 2007218368 A JP2007218368 A JP 2007218368A JP 2007218368 A JP2007218368 A JP 2007218368A JP 2008057535 A JP2008057535 A JP 2008057535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
wall
moisture removal
groove
steam turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2007218368A
Other languages
English (en)
Inventor
Steven Sebastian Burdgick
スティーヴン・セバスティアン・バージック
Boris I Frolov
ボリス・イヴァノヴィッチ・フロロフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2008057535A publication Critical patent/JP2008057535A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/32Collecting of condensation water; Drainage ; Removing solid particles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/60Fluid transfer
    • F05D2260/602Drainage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置に関し、特に、蒸気タービンの外側壁に沿って水分除去溝を設けて蒸気流路から水滴を除去する装置を提供する。
【解決手段】蒸気タービン内において蒸気タービンの流路から水滴を除去する装置であって、水滴を回収する溝115と、溝115内に始点を置く複数個の水分除去穴116とを含みうる装置。溝115は、蒸気タービンの外側壁108のまわりにおいて周方向の態様に延在するとともに、軸方向にノズル104の上流において、かつノズルの前縁部に近接して配置され、かつ前縁部においてゆるやかな斜面を、後縁部において急勾配の壁部を有しうる。水分除去穴116は、溝内において回収される水滴がそれを通って流出しうる、外側壁108を貫通するチャネルとされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般に蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置に関する。特に、本発明は、蒸気タービンの外側壁に沿って水分除去溝を設けて蒸気流路から水滴を除去する装置に関するが、これに制限されるわけではない。
蒸気タービンの流路を通って移動する水滴は、少なくとも2つの重大な問題を創出する。第1に、前記蒸気タービン流路内における水滴の存在は、段効率を低下させる。第2に、このような水分は、特にタービンの最終段におけるタービン翼または動翼の早期腐食を引き起こす。
蒸気タービンの最終段におけるタービン翼の腐食は、共通の課題である。一般に、腐食は、水分と高い回転速度とタービンのこの領域において見られる温度との組合せによって引き起こされる。このようなタービン翼の腐食と劣化とを防ぐための従来の方策は、高費用を要する一方で、大体において非効果的であることが立証された。たとえば、ある方策は、蒸気タービン内の極端な条件に対してより優れた耐性を有するタービン翼を製造することに主眼を置くものである。タービン翼は、最も影響を受ける部分(一般にタービン翼の先端部の前縁部を含む)において、製造時に硬化せしめられるか、または随伴シールドが配設される。このような試みは、タービン翼の腐食を短期間にわたって食い止めうる一方で、蒸気タービン内における極端な運転条件によって、腐食は必然的に再発する。加えて、こうした試みは、タービン翼の複雑さと費用とを増加させる。
その他の保護的な方策は、蒸気流路から水分を除去して、タービン翼と接触する水滴が減少するようにすることに主眼を置くものであった。この戦略を用いた従来装置は、一般に、蒸気タービンのケーシング壁面内の排水機構を介するか、または中空の静翼またはノズル内に設けられる吸込スロットを介して水分を除去することに主眼を置いている。たとえば、いくつかの周知の装置は、ノズルの圧力または吸込側の吸込スロットを用いて水分を除去しようとするものである。その他の従来式装置は、タービン翼の先端部に非常に近接する位置において水分を除去することに主眼を置いている。それでもやはり、蒸気タービン流路内の水分は、なお課題として残っている。
米国特許第3,301,529号公報 米国特許第5,984,628号公報
このため、蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置を改良することが必要とされている。
よって、本発明は、蒸気タービン内の装置において、蒸気タービンの流路から水滴を除去する、水分回収器を含みうる装置を提供しうる。この水分回収器は、蒸気タービンの外側壁に配置されるとともに、軸方向にノズルの上流において、かつ該ノズルの先端部に近接して配置される。前記外側壁は、タービン翼とノズルとの間において蒸気の外側流路を形成しうる。タービン翼とノズルとの間における軸方向距離は、少なくとも約0.4mでありうる。
いくつかの実施例において、前記水分回収器は、溝を含みうる。この溝は、蒸気タービンの運転時において水滴の流れに対して実質的に垂直に整合せしめられうる。この溝は、前縁部においてゆるやかな斜面を、後縁部において急勾配の壁部を有しうる。前記溝の半径方向の深さは、約0.0032〜0.0094mとされうる。前記溝は、一般に外側壁のまわりに配置される周方向溝とされうる。その他の実施例において、前記溝は、外側壁のまわりにおいて断続的に延在する周方向溝とされうる。前記溝とノズルの前縁部との間における軸方向距離は、約0.025〜0.127mとされうる。前記溝は、該溝が外側壁のまわりにおいて形成する流路の大部分に沿って、外側壁の全厚さを貫通して延在しうる。この水分回収器は、複数個の溝を含みうる。複数個の各溝間における軸方向距離は、約0.0127〜0.0381mとされうる。
前記水分回収器は、さらにまた、複数個の水分除去穴を含みうる。各々の水分除去穴は、外側壁を貫通するチャネルとされ得、このチャネルを介して、前記溝内において回収される水滴が除去されうる。これらの水分除去穴は、前記溝内において、半径方向最外側位置に配置されうる。前記水分除去穴は、該水分除去穴が外側壁を通過するときに下流方向に傾斜しうる。外方吸引力が水分除去穴に加えられて、水滴は、前記チャネルを通って外側壁を介して吸い出されうる。
いくつかの実施例において、前記水分回収器は、複数個のポケットを含みうる。各々のポケットは、実質的に円形状の陥没部を含み得、各々の実質的に円形状の陥没部は、前縁部においてゆるやかな斜面を、後縁部において急勾配の壁部を含みうる。いくつかの実施例においては、各々のポケットは、幅広の前縁部と幅狭の後縁部とを含む先細状ポケットとされうる。
本発明は、さらにまた、蒸気タービン内の装置において、水滴を回収する溝と前記溝内に始点を置く複数個の水分除去穴とを含みうる、蒸気タービンの流路から水滴を除去する装置を提供しうる。前記溝は、蒸気タービンの外側壁のまわりにおいて周方向の態様に延在するとともに、軸方向にノズルの上流において、かつ該ノズルの前縁部に近接して配置され、かつ前縁部においてゆるやかな斜面を、後縁部において急勾配の壁部を有しうる。前記水分除去穴は、外側壁を貫通するチャネルとされ得、このチャネルを通って、溝内において回収される水滴が流出しうる。
本発明の前記およびその他の特徴は、図面および添付の特許請求の範囲とともに、以下の好適な実施例の詳細な説明を検討することにより明らかになろう。
次に、さまざまな符号がいくつかの図を通して同様の部分を示す図を参照すると、図1に、本発明の例証的な実施例にしたがった水分除去装置100を内蔵する蒸気タービン段の断面図が示されている。図1には、第1のタービン翼102(先行タービン段の一部分をなす)とノズル104と第2のタービン翼106(後続の下流側タービン段を構成する)とを含む、蒸気タービン内の2つの段が部分的に示されている。水分除去装置100は、蒸気タービン内のいかなる段間においても用いられうるが、主として、後半の段において用いられうる。たとえば、いくつかの実施例では、第1のタービン翼102は、最後から2番目の段のタービン翼であり得、第2のタービン翼106は、蒸気タービンの最後の段のタービン翼でありうる。
一般に、従来のタービン設計は、相対的に大きい軸方向距離が、第1のタービン翼102とノズル104との間において維持されるような設計である。一般に、この距離は、約0.4mとされうる(この大きさは、一般に最後の段のタービン翼の長さによって変動する。この距離が0.4mの場合、最後の段のタービン翼の長さは、約1.2mと推測される。)。外側壁108は、この距離にわたって、タービンの蒸気路を外囲しうる。図1に図示されているように、矢印は、タービン段を通る蒸気の流路と、存在しうる水滴の流れとを示す。下流方向を向く蒸気矢印10は、蒸気の大まかな流路を示す。複数個の水滴矢印112は、流路内に存在しうる水滴の自然の流れを示す。
水滴は、水滴矢印112により示されるように、第1のタービン翼102から外側壁108へと流れうる。これは、第1のタービン翼102の回転と、流路内において作用するその他の力とによって引き起こされうる。すなわち、少なくとも部分的に、第1のタービン翼102の極限の回転速度が、本質的に水滴を該水滴が回収されうる外側壁108の方へと「振り飛ばし」または「付勢し」うる。さらにまた水滴矢印112により示されているように、一旦外側壁108上に到達すると、水滴は、外側壁108に沿ってノズル104の方へと移動しうる。この移動は、水滴の集積と蒸気流の下流方向への付勢作用との両方によって引き起こされうる。このように、運転時において、第1のタービン翼102とノズル104との間において維持される相対的に大きい距離と蒸気流路内における水滴の自然の流れとが、外側壁108に沿った水滴の集積と該集積物のノズル104の方への移動とをもたらしうる。
前記のように、集積した水分をノズル104および後続のタービン翼に到達させてしまうと、前記水分は、タービン翼の腐食を引き起こしうるとともに、潜在的にタービン効率を低下させうる。したがって、図2により詳細に示されるように、水分回収器114が、外側壁108に沿ってノズル104の前縁部に近接して配置されうる。この水分回収器114を用いると、以下に説明されるように、集積した水分は、ノズル104、タービン翼106またはいずれかの後続段のノズルまたはタービン翼に到達する前に除去されうる。
前記水分回収器114には、いくつかの実施例が含まれる。これらの実施例のいくつかにおいて、水分回収器114は、以下では水分除去溝115とされる1個の溝またはスロット、またはいくつかの溝またはスロットを含みうる。この水分除去溝115は、タービンを通る蒸気の流れと外側壁108に沿った集積水の流れとに対して実質的に垂直に延在する外側壁108内の陥没部とされうる。水分除去溝115の半径方向の深さは、約0.0032〜0.0094mとされうる。図3に図示されているように、水分除去溝115は、自身の前縁部においてゆるやかな斜面を、自身の後縁部において急勾配の壁部を含みうる。ゆるやかな斜面は、外側壁108の平面との間において約5°〜10°の範囲内の角度をなす斜面と定義されうる。急勾配の壁部は、外側壁108の平面との間において約80°〜100°の角度をなす斜面と定義されうる。
水分除去溝115は、外側壁108のまわりにおいて周方向の態様に延在しうる。いくつかの実施例では、この水分除去溝115は、外側壁108のまわりにおいて周方向の態様に断続的に延在しうる。水分除去溝115の断続的な配置は、各々のノズル104の周方向の位置に対応しうる。水分除去溝115とノズル104の前縁部との間における軸方向距離は、相対的に小さい距離とされうる。たとえば、水分除去溝115とノズル104の前縁部との間における軸方向距離は、約0.025〜0.127mとされうる。水分回収器114は、単一の、または互いに対して実質的に平行である複数個の水分除去溝115を含みうる。複数個の水分除去溝115の場合は、前記溝115は、約0.0127〜0.0381mの間隔を有して配置されうる。当業者には、これらの特定の構成および大きさは、開示の本発明が用いられる用途によって有意に変動しうることが理解されよう。
水分回収器114は、さらに、図3により詳細に示されるように、外側壁108を貫通するチャネルまたは孔部となって水分除去溝115内に集積する水分を排出しうる水分除去穴116を含みうる。この水分除去穴116は、水分除去溝115の半径方向最外側位置に配置されうる。したがって、いくつかの実施例においてゆるやかな上流側の斜面と急勾配の下流側の壁部とが設けられる場合は、水分除去穴116は、図示されているように、水分除去溝115の下流側縁部寄りに配置されうる。この始点位置から、図示されているように、水分除去穴116は、下流方向に角度をなし、すなわち図3に示されるように孔部がそこから外側壁108を貫通するときに下流方向に傾斜しうる。図4に図示されているように、いくつかのまた他の実施例において、水分除去穴116は、水分除去溝115の周方向の流路にわたって一定の間隔をおいて配置されうる。たとえば、隣接する水分除去穴116間における距離は、約0.0051〜0.0381mとされうる。前記および図4に示されるように、水分除去溝115は、矢印118により示される方向の、タービンを通る蒸気の流れに対して略垂直に延在しうる。
また他の実施例において、水分除去溝115は、外側壁108の全厚さを貫通して延在しうる。このような実施例では、接続構造(図示せず)が、水分除去溝115を断続的に中断して、水分除去溝115の上流にある外側壁108と水分除去溝115の下流にある外側壁108とを接続しうる。
加えて、いくつかのさらに他の実施例では、図5に図示されているように、水分回収器114は、水分除去溝115の代わりまたは追加として用いられうる複数個の水分回収ポケット120を含みうる。これらの水分回収ポケットは、外側壁108の面内において実質的に円形状の陥没部を形成しうる。水分回収ポケットの側部は、下方に該ポケット内の深部点(すなわちロータから半径方向最遠距離にある点)の方へと湾曲しうる。この深部点は、水分回収ポケット120の後縁部寄りに配置されて、水分回収ポケット120の断面が図3に示される水分除去溝115の断面と同様になるようにもされうる(すなわち水分回収ポケット120は、自身の前縁部においてゆるやかな斜面を、自身の後縁部において急勾配の壁部を含みうる)。このような実施例において、水分除去穴116は、前記深部点に配置されうる。各々の水分回収ポケット120のおおよその直径は、約0.0089〜0.0305mとされうる。
図6に、水分回収ポケットのまた他の実施例である先細状の水分回収ポケット130が図示されている。この先細状の水分回収ポケット130は、外側壁108の面内において、幅広の前縁部132と幅狭の後縁部134とを有する陥没部を形成しうる。先細状水分回収ポケット130の側部は、該ポケット内において下方に深部点(すなわちロータから半径方向最遠距離にある点)の方へと湾曲しうる。この深部点は、先細状水分回収ポケット130の幅狭後縁部134寄りに配置されて、先細状水分回収ポケット130の断面が図3に示された水分除去溝115の断面と同様になるようにされうる(すなわち、先細状水分回収ポケット130は、自身の幅広前縁部132においてゆるやかな斜面を、自身の幅狭後縁部134において急勾配の壁部を含みうる)。このような実施例においては、水分除去穴116は、前記深部点に配置されうる。
さらに図5および6に図示されているように、水分回収ポケット120、130は、外側壁108のまわりにおいて周方向の態様に一定の間隔をおいて配置されうる。隣接する水分回収ポケット120、130間における周方向距離は、約0.0051〜0.0381mとされうる。ポケットとノズル104の前縁部との間における軸方向距離は、水分除去溝115に関する説明と同様とされ得、多数の列をなす水分回収ポケットも用いられうる。当業者には、これらの特定の構成および大きさは、開示の本発明が用いられる用途によって変動しうることが理解されよう。
運転時において、水滴は、蒸気タービンの段、特に後半の段において形成されうる。水滴は、第1のタービン翼102等の回転するタービン翼と接触しうる。タービン翼の回転速度と蒸気タービン内におけるその他の力とが、水滴を外側壁108の方へと付勢し、または流動させうる。水分は、外側壁108上に集積するとともに、継続的な集積と蒸気流の方向とにより、外側壁108に沿って次の段の下流のノズル、すなわちノズル104の方へと付勢されうる。
集積した水分は、外側壁108に沿って移動するときに、後続のタービン段のノズル104の前縁部に近接して配置されうる水分回収器114に遭遇しうる。水分は、この水分回収器114(例示として、前記のように、外側壁108を貫通して延在する水分除去溝115、水分除去穴116に結合される水分除去溝115または水分除去穴116に結合される水分回収ポケット120、130でありうる)内に流入するとともに、外側壁108を介して流出しうる。蒸気流路内において作用するある一定の力が、この流れを補助しうる。たとえば、外側壁の前記部分に沿った軸方向の蒸気圧の低下が、集積した水分を付勢して水分回収器114内に流入させるとともに、該回収器を介して流出させて、以って水分を蒸気流路から除去しうる。いくつかの実施例では、外方吸引力が、従来方法により、水分除去穴116に加えられて、チャネルを介して水分を吸い出すとともに、水分除去プロセスを補助しうる。これは、たとえば、水分除去穴116の上に周方向チャンバを構成するとともに、この周方向チャンバを凝縮器に接続することによって達成されうる。凝縮器は、はるかに低い圧力にあるため、水分除去穴116を介して真空が創出される。水分は、一旦外側壁108を通って吸い出されると、外側壁108の外側のまわりにおいてタービン段の底部まで流動し、前記底部においてドレン内へと回収されて、従来方法によりタービンから水分を除去することができるようになる。
本発明の好適な実施例の前記説明から、当業者には、改良、変更および改変が考えられよう。当該技術の範囲内におけるこのような改良、変更および改変は、添付の特許請求の範囲により網羅されることが意図されている。さらに、前記説明が本発明の前記実施例のみに関するものであり、数多くの変更および改変が、以下の特許請求の範囲に記載の本発明およびその同等物の精神および範囲から逸脱することなしに行なわれうることは明らかである。
本発明の実施例が作用しうる例証的な蒸気タービン段の略断面図である。 本発明の例証的な実施例にしたがった水分回収器の略断面図である。 本発明の例証的な実施例にしたがった水分回収器の略断面図である。 本発明の例証的な実施例にしたがった水分回収器を有する蒸気タービンの外側壁の一部分の半径方向外側の略図である。 本発明のまた他の実施例にしたがった水分回収器を有する蒸気タービンの外側壁の一部分の半径方向外側の略図である。 本発明のさらにまた他の実施例にしたがった水分回収器を有する蒸気タービンの外側壁の一部分の半径方向外側の略図である。
符号の説明
100 水分除去装置
102 第1のタービン翼
104 ノズル
106 第2のタービン翼
108 外側壁
110 蒸気矢印
112 水滴矢印
114 水分回収器
115 水分除去溝
116 水分除去穴
118 矢印
120 水分回収ポケット
130 先細状水分回収ポケット
132 前縁部
134 後縁部

Claims (10)

  1. 蒸気タービン内において該蒸気タービンの流路から水滴を除去する装置であって、
    蒸気タービンの外側壁(108)内に配置されるとともに、ノズル(104)の軸方向上流に且つ該ノズルの前縁部に近接して配置される水分回収器(114)を含む装置。
  2. 前記外側壁(108)は、タービン翼(102)と前記ノズル(104)との間において蒸気の外側流路を形成し;
    前記タービン翼(102)と前記ノズル(104)との間における軸方向距離は、少なくとも0.4mである請求項1に記載の装置。
  3. 前記水分回収器(114)は、蒸気タービンの運転時において水滴の流れに対して略垂直に整合せしめられる溝(115)を含む請求項1に記載の装置。
  4. 前記溝(115)は、前縁部においてゆるやかな斜面を、後縁部において急勾配の壁部を含む請求項3に記載の装置。
  5. 前記水分回収器(114)は、さらに、複数個の水分除去穴(116)を含み、各々の前記水分除去穴(116)は、前記溝(115)内において回収される前記水滴がそれを介して除去されうる、前記外側壁(108)を貫通するチャネルを含む請求項3に記載の装置。
  6. 外方吸引力が前記水分除去穴(116)に加えられて、前記水滴が前記チャネルを通って前記外側壁を介して吸い出される請求項5に記載の装置。
  7. 前記水分回収器(114)は、複数個のポケット(120)を含む請求項1に記載の装置。
  8. 各々の前記ポケット(120)は、略円形状の陥没部からなり、各々の前記略円形状の陥没部は、前縁部においてゆるやかな斜面を、後縁部において急勾配の壁部を含む請求項7に記載の装置。
  9. 各々の前記ポケットは、幅広の前縁部(132)と幅狭の後縁部(134)とを含む先細状ポケット(130)からなる請求項7に記載の装置。
  10. 前記水分回収器(114)は、さらに、複数個の水分除去穴(116)を含み、各々の前記水分除去穴(116)は、前記ポケット(120)内において回収される前記水滴がそれを介して除去されうる、前記外側壁(108)を貫通するチャネルからなり;
    前記水分除去穴(116)は、前記ポケット(120)内において半径方向最外側位置に配置される請求項7に記載の装置。
JP2007218368A 2006-08-28 2007-08-24 蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置 Ceased JP2008057535A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/511,598 US7789618B2 (en) 2006-08-28 2006-08-28 Systems for moisture removal in steam turbine engines

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008057535A true JP2008057535A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39113633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007218368A Ceased JP2008057535A (ja) 2006-08-28 2007-08-24 蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7789618B2 (ja)
JP (1) JP2008057535A (ja)
KR (1) KR101378236B1 (ja)
CN (1) CN101135251B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012674A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 General Electric Co <Ge> 蒸気タービン用の水分除去装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8568090B2 (en) * 2009-12-07 2013-10-29 General Electric Company System for reducing the level of erosion affecting a component
EP2679776A1 (en) * 2012-06-28 2014-01-01 Alstom Technology Ltd Cooling system and method for an axial flow turbine
US9291062B2 (en) 2012-09-07 2016-03-22 General Electric Company Methods of forming blades and method for rendering a blade resistant to erosion
JP6000876B2 (ja) * 2013-03-12 2016-10-05 株式会社東芝 蒸気タービン
JP6125351B2 (ja) * 2013-06-27 2017-05-10 株式会社東芝 蒸気タービン
JP2015031185A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 三菱日立パワーシステムズ株式会社 蒸気タービンの湿分分離装置及び蒸気タービン静翼
EP2987968A1 (en) 2014-08-20 2016-02-24 Siemens Aktiengesellschaft A casing for a steam turbine and a method for operation thereof
US20170159494A1 (en) * 2015-12-07 2017-06-08 General Electric Company Steam turbine nozzle segment with complete sidewall and integrated hook design
WO2022064670A1 (ja) 2020-09-28 2022-03-31 三菱パワー株式会社 蒸気タービン

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1696002A (en) * 1925-08-01 1928-12-18 Westinghouse Electric & Mfg Co Turbine
US1834451A (en) * 1926-12-30 1931-12-01 Bbc Brown Boveri & Cie Steam turbine construction
JPS523904A (en) * 1975-06-24 1977-01-12 Westinghouse Electric Corp Bleeder device of steam turbine
JPS5976701U (ja) * 1982-11-17 1984-05-24 株式会社東芝 蒸気タ−ビン
JPS59160801U (ja) * 1983-04-15 1984-10-27 株式会社東芝 軸流蒸気タ−ビン
JPS6073801U (ja) * 1983-10-28 1985-05-24 三菱重工業株式会社 蒸気タ−ビン
JPS62174503A (ja) * 1986-01-27 1987-07-31 Toshiba Corp 蒸気タ−ビン
JPS62282103A (ja) * 1986-05-29 1987-12-08 Toshiba Corp 蒸気タ−ビンの水滴除去装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2111878A (en) * 1935-07-02 1938-03-22 Hermannus Van Tongeren Means for draining moisture from steam in steam turbines
GB1099501A (en) * 1964-05-12 1968-01-17 Merz And Mclellan Services Ltd Improvements relating to steam turbines
GB1283044A (en) * 1968-08-21 1972-07-26 Parsons C A & Co Ltd Improvements in and relating to steam turbines
US3966355A (en) * 1975-06-24 1976-06-29 Westinghouse Electric Corporation Steam turbine extraction system
US4948335A (en) * 1988-12-30 1990-08-14 Westinghouse Electric Corp. Turbine moisture removal system
US5494405A (en) * 1995-03-20 1996-02-27 Westinghouse Electric Corporation Method of modifying a steam turbine
US7422415B2 (en) * 2006-05-23 2008-09-09 General Electric Company Airfoil and method for moisture removal and steam injection

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1696002A (en) * 1925-08-01 1928-12-18 Westinghouse Electric & Mfg Co Turbine
US1834451A (en) * 1926-12-30 1931-12-01 Bbc Brown Boveri & Cie Steam turbine construction
JPS523904A (en) * 1975-06-24 1977-01-12 Westinghouse Electric Corp Bleeder device of steam turbine
JPS5976701U (ja) * 1982-11-17 1984-05-24 株式会社東芝 蒸気タ−ビン
JPS59160801U (ja) * 1983-04-15 1984-10-27 株式会社東芝 軸流蒸気タ−ビン
JPS6073801U (ja) * 1983-10-28 1985-05-24 三菱重工業株式会社 蒸気タ−ビン
JPS62174503A (ja) * 1986-01-27 1987-07-31 Toshiba Corp 蒸気タ−ビン
JPS62282103A (ja) * 1986-05-29 1987-12-08 Toshiba Corp 蒸気タ−ビンの水滴除去装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012674A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 General Electric Co <Ge> 蒸気タービン用の水分除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080019559A (ko) 2008-03-04
CN101135251A (zh) 2008-03-05
CN101135251B (zh) 2012-11-14
US20080050221A1 (en) 2008-02-28
US7789618B2 (en) 2010-09-07
KR101378236B1 (ko) 2014-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008057535A (ja) 蒸気タービンエンジン内の水分を除去する装置
US7422415B2 (en) Airfoil and method for moisture removal and steam injection
JP5431047B2 (ja) 蒸気タービン
US9689263B2 (en) Droplet catcher for centrifugal compressor
JP5824208B2 (ja) 部品に対するエロージョンの影響を低減させるためのシステム
JP2007309235A (ja) タービン翼
EP2282013A2 (en) Moisture removal provisions for steam turbine
CN103670532A (zh) 蒸汽涡轮机静叶片及蒸汽涡轮机
CN105697071B (zh) 蒸汽涡轮机静叶片
JP2009138540A (ja) 蒸気タービンおよび蒸気タービン段落の湿分除去構造
US6474942B2 (en) Airfoil configured for moisture removal from steam turbine flow path
JP2016166569A (ja) 蒸気タービン
JP5823305B2 (ja) 蒸気タービンおよび蒸気タービンの動翼
JP5653659B2 (ja) 蒸気タービンの車室構造
KR101509383B1 (ko) 터빈 냉각장치
JPH06123202A (ja) 蒸気タービンの湿分分離装置
JP3815143B2 (ja) 蒸気タービン
JP2002097902A (ja) 向上した水分除去効率の水分除去ポケット
JP3862893B2 (ja) 蒸気タービンのドレン分離構造
JP5984612B2 (ja) 蒸気タービン
KR102055506B1 (ko) 증기 터빈의 드레인 배출 구조 및 그 개조 방법
JP2005220797A (ja) タービン
JP5868774B2 (ja) 蒸気タービンおよび蒸気タービンの動翼
JPH0861006A (ja) 蒸気タービン
JP7429296B2 (ja) タービン静翼、及び蒸気タービン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100810

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120131

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120814

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121113

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130212

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20131029