JP2007309235A - タービン翼 - Google Patents

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竜朗 内田
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Abstract

【課題】空力的な損失、信頼性の低下、大幅なコストアップを伴うことなく、湿り損失を効果的に抑制し、翼効率の向上を図ったタービン翼を提供する。
【解決手段】本発明に係るタービン翼は、翼本体13の腹側6および背側11のうち、少なくともいずれか一方に親水処理層14を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タービン翼に係り、特に蒸気に含まれた水滴等に基づいて発生する翼本体のエロージョンを抑制するために改良を加えたタービン翼に関する。
最近の蒸気タービンでは、性能向上、信頼性向上の強化、見直しが行われており、その一つにエロージョン対策がある。
従来、火力発電用蒸気タービン、特にタービン低圧部では、蒸気の温度、圧力が比較的低いので、膨張仕事中に一部が凝縮し、湿り蒸気やドレンとなって翼間で構成する蒸気通路の内外周壁やタービンノズル、タービン動翼で構成するタービン段落に流れる。
蒸気通路の内外周壁やタービン段落に流れる湿り蒸気やドレンは、やがて大きな水滴に成長し、タービンノズルやタービン動翼の前縁を浸食したり、タービン動翼の回転に対する衝突抵抗を生じさせ、タービンノズルやタービン動翼の翼効率を低下させる要因になっていた。
特に、原子力発電用蒸気タービンでは、原子炉から供給される蒸気がもともと飽和蒸気であり、蒸気温度が低く、翼浸食現象が比較的多く発生している。
ところで、湿り蒸気が蒸気タービン内を流れると、以下に示す損失発生のあることが非特許文献1では、報告されている。
(1)過飽和蒸気が急激に凝縮する際、復水衝撃損失が発生する。
(2)速度の遅い水滴を加速する際、加速損失が発生する。
(3)粗大水滴がタービン動翼に衝突する際、制動損失が発生する。
(4)翼表面に水膜を形成する際、翼型損失が発生する。
これら数多くの損失のうち、粗大水滴がタービン動翼に衝突する際に発生する制動損失は、水滴がタービン動翼を浸食することがあるため、蒸気タービンの寿命を短縮させる要因にもなっている。
一方、これらの損失を低減させる技術には、発生した水滴を翼表面に設けたスリットに吸引させる手法やタービン動翼の遠心力によって外周壁面に飛ばした水滴を分離除去するドレンキャッチアなどが設けられ、実施されている。
また、タービン動翼の翼面に半径方向の外径側に向って延びる溝を設け、水滴を積極的に外周側に移動飛散させて除去する手法が提案されている。
また、鋼板表面に付着した水滴が良好に流れるようにする技術として、例えば特許文献1に見られるように、水滴との接触角が10°〜50°以下で、水滴の転落開始角度が45°未満となる表面層を備えたステンレス鋼板が開示されている。
さらに、タービンノズルとタービン動翼の間隔を広げ、水滴の加速を促進させることやタービン動翼に対する水滴の衝突速度を小さくさせる手法が提案されている。
他方、タービン動翼の浸食対策には、非特許文献2,3にも見られるように、水滴の衝突が発生し易い翼前縁にシールド材を貼着する手法が実施されている。
特開2002−161374号公報 ターボ機械第22巻第11号、ターボ機械協会編、53ページ〜60ページ 蒸気タービン、ターボ機械協会編、179ページ〜181ページ、210ページ〜213ページ 蒸気タービン、ターボ機械協会編、ベエ、エス、トロヤノフスキー、99ページ〜103ページ
上述の既に提案されている技術のうち、翼表面にスリットを設けて水滴を除去する技術は、水滴だけでなく、主流蒸気(作動蒸気)の一部も誘引するので、回転運動エネルギとして変換すべきエネルギの一部を排出して出力を低下させる要因になっており、また、スリットが翼面上に設けられていることによる空力損失が増加する等の不都合、不具合がある。
また、タービン静翼とタービン動翼の間隔を広げ、タービン動翼に衝突する水滴の速度を小さくする手法は、タービン軸の軸長が長くなるため部材量が多くなり、コストアップ、振動を助長する等のおそれがある。
また、エロージョンシールド材(防食材)のように硬質材をタービン動翼に被着することは、高度な接合技術を必要とし、さらにはロウ付により母材強度が低下する等の問題を含んでいた。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、空力的な損失や信頼性の低下、大幅なコストアップを伴うことなく、湿り損失を効果的に抑制し、翼効率の向上を図ったタービン翼を提供することを目的とする。
本発明に係るタービン翼は、上述の目的を達成するために、翼本体の腹側および背側のうち、少なくともいずれか一方に親水処理層を形成したものである。
本発明に係るタービン翼は、翼本体の腹側および背側のうち、少なくともいずれか一方に親水処理層を形成させ、水膜等を薄くして拡散させ、翼本体の界面との親水性分布を広く維持させるので、後縁から放出させる水膜等を最小化させ、下流側に位置するタービン動翼の浸食をより一層抑制させることができる。
以下、本発明に係るタービン翼の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
本発明に係るタービン翼の実施形態の説明に先立ち、まず図2および図3を引用してタービンノズルおよびタービン動翼を流れる蒸気の挙動および水滴の速度三角形のそれぞれを説明する。
なお、図中、図2は蒸気タービンを流れる蒸気および水滴の速度三角形を示す図であり、また、図3は、タービン段落の一部を示す概念図である。
蒸気タービンは、タービン軸(図示せず)に周方向に沿って環状列に配置されたタービンノズル(静翼)1とタービン軸に植設されたタービン動翼2とでタービン段落3を構成し、このタービン段落3をタービン軸の軸方向に向って複数段を配置する、いわゆる軸流形式になっている。
また、蒸気タービンは、蒸気の持つエネルギをタービンノズル1で膨張させて速度エネルギに変換し、変換した速度エネルギをタービン動翼2で転向させ、その際に発生する回転トルクで駆動機、例えば発電機を駆動している。
このような構成を備える蒸気タービンにおいて、タービンノズル1に流入した飽和蒸気は、流路4を流れる間に微小水滴5が生成され、この微小水滴5の一部がタービンノズル1の腹側6に付着して水膜7を形成し、やがて膜厚を厚くして成長し、タービンノズル1の後縁8から粗大水滴9として放出され、タービン動翼2に流れる。
一方、タービンノズル1からタービン動翼2に流れる破線で示す飽和蒸気および実線で示す粗大水滴9のベクトル線図は、今、周速をUとし、飽和蒸気の絶対速度Vsa、飽和蒸気の相対速度WSR、粗大水滴9の絶対速度Vwa、粗大水滴9の相対速度WWRとするとき、図2に示す速度三角形で表される。
この速度三角形からわかるように、タービンノズル1の後縁8から放出される粗大水滴9の相対速度WWRは、飽和蒸気に較べて遅くなっている。
このため、タービン動翼2に流入する粗大水滴9の相対流入速度は、飽和蒸気に較べて大きくなり、飽和蒸気と異なった角度でタービン動翼2に衝突する。この衝突位置は、タービン動翼2の前縁10における背側11が著しく、長年の使用の結果、浸食領域になっている。
そして、この浸食領域は、高硬度なエロージョンシールド部(防食部)12が被着させ、浸食に対処させていた。
このように、タービン動翼2を浸食させる水滴の挙動を子細に観察してみると、図3に示すように、両端を外輪10aと内輪10bとで支持させたタービンノズル1の前縁10から流入する微小水滴5は、腹側6と背側11に付着し、ここから成長して帯状の水膜7となるものの、点在的な形成になっている。
そして、腹側6および背側11のそれぞれで成長し、膜厚を増した水膜7は、後縁8に集合し、ここからタービン動翼2に向って放出される。この場合、後縁8から放出される水膜7は、タービンノズル1の翼高さ方向に向って均一ではなく、断続的かつ非定常的になっている。
タービンノズル1の後縁8から断続的かつ非定常的に水膜7が流れるが故に粗大水滴9は発生すると考えられている。
なお、浸食量と水滴径との関係は、実験によれば、図4に示すように、加速度的に増加している。
しかも、水滴径が大きくなるほど、浸食量も著しく大きくなることがわかる。
したがって、浸食を低減させるには、粗大水滴9の発生を抑制することが必要とされる。
なお、タービンノズル1の場合、飽和蒸気(作動蒸気)の旋回流の影響を受け、水滴は、水膜7とともに、半径方向の外径方向に向って集められる。
このような事象に対し、本実施形態は、図1に示すように、タービンノズル1およびタービン動翼2の翼本体13の腹側6および背側11のそれぞれに親水処理層14を形成したものである。
翼本体13の腹側6および背側11のそれぞれに親水処理層14を形成する手法は、例えば、ブラスト処理で行なわれる。ブラスト処理を行なえば、翼本体13に微小な凹凸をつけることができ、異種材料のコーティングと異なって接合部分の剥離の心配がなくなる。
なお、水滴または水膜7等と親水処理層14との接触角は、40°以下に抑えることが、水膜7等の拡散化、厚さの均質化、界面との広い親水性の分布を維持させる上で望ましい。
このように、本実施形態は、翼本体13の腹側6および背側11のそれぞれに親水処理層14を形成し、水膜7等を薄くして拡散させ、翼本体13の界面との親水性分布を広く維持させるので、後縁8から放出される水膜7等を最小化させ、下流側に位置するタービン動翼2の浸食をより一層抑制させることができる。
図5は、本発明に係るタービン翼(以下、タービンノズルおよびタービン動翼を含む)の第2実施形態を示す概念図である。
なお、第1実施形態の構成要素と同一構成要素、または対応する要素には、同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼は、翼本体13の翼頂部15側と翼根元部16側とのそれぞれに親水処理層14a,14bを形成するとともに、各親水処理層14a,14bのそれぞれに沿って翼頂部側溝17と翼根元部側溝18を備えたものである。
また、本実施形態に係るタービン翼は、翼頂部側溝17と翼根元部側溝18を結び、翼本体13の翼高さ方向に向って延びる接続縦溝20を設けるとともに、各溝17,18の端部にドレン捕集口19a,19bを設け、各ドレン捕集口19a,19bに集められたドレンを翼本体13内を通して、または直接翼本体13の外側に流出させたものである。
なお、翼頂部側溝17、翼根元部側溝18、接続縦溝20のそれぞれには、親水処理層14が形成される。
このように、本実施形態は、翼頂部15側および翼根元部16側のそれぞれに親水処理層14a,14bおよび翼頂部側溝17、翼根元部側溝18、接続縦溝20、ドレン捕集口19a,19bのそれぞれを設け、親水処理層14a,14bで水膜7等の膜厚を薄くし、膜厚を薄くした水膜7等を各溝17,18,20に集め、集めたドレン等をドレン捕集口19a,19bで回収するので、後縁8から水膜7等の放出を抑制してタービン動翼2の浸食をより一層少なくさせることができる。
図6は、本発明に係るタービン翼の第3実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係るタービン翼、特にタービン動翼2は、回転中、遠心力が発生し、遠心力の影響を受けて水膜7等が翼頂部15側に集まることに着目したものであり、翼本体13の後縁8における翼頂部15側に親水処理層14を形成したものである。
このように、本実施形態は、翼頂部15側に親水処理層14を形成し、ここを流れる水膜7等をより一層拡散、膜厚の均質化、翼界面での親水のより広い分布を維持させるので、後縁8からの水膜7等の放出をより一層少なくさせることができ、翼効率の高い運転を行うことができる。
図7および図8は、気液二相流の取扱いを考慮したもので、翼本体に親水処理層を形成する際、親水処理層の凹凸を適正に設定する場合の概念図である。
なお、図中、図7は、平均水膜厚さを算出する際、実験式を用いて算出するときの図であり、図8は、親水処理層の凹凸を場所毎に変えて適正な形状に設定した例を示す図である。
平均水膜厚さを算出するにあたり、実験式は、以下に示す式で求められる。
今、平均水膜厚さをtF、タービン翼の直径をH、気体として扱う蒸気の密度をρ、液体としての水膜7の密度をρ、蒸気の速度をu、水膜7の速度をuL、重力の加速度をgとすると、平均水膜厚さtFは、
Figure 2007309235
この(1)式から平均水膜厚さ(tF)は、気体、液体の密度比(ρ/ρ)、速度差の二乗(u/u、およびタービン翼の直径(H)に依存している。
したがって、翼表面に凹凸を設けた後、親水処理を行う場合、各タービン段落で異なるタービン翼の直径、気体、液体の密度(温度、圧力の関数)および速度に応じて、図8に示すように、液体が凹部に収まる深さに設定することによって液体と気体の界面が丁度、空力的に適正な設計形状になる。
この結果、従来、水膜7によってタービン翼の腹側で翼厚が厚くなることに伴う翼効率の低下が抑制され、その結果、翼効率を向上させることができる。
図9は、本発明に係るタービン翼の第4実施形態を示す概念図である。
なお、第1実施形態の構成要素と同一構成要素または対応する要素には、同一符号を付す。
本実施形態に係るタービン翼は、各タービン段落を流れる飽和蒸気の湿り度合を考慮したもので、翼本体13の翼頂部15側と翼根元部16側とのそれぞれに親水処理層14a,14bを形成するとともに、各親水処理層14a,14bのそれぞれに沿って複数本の第1翼頂部側溝17aと第2翼頂部側溝17bおよび複数本の第1翼根元部側溝18aおよび第2翼根元部側溝18bを備える一方、各翼根元部側溝17a,17bと各翼根元部側溝18a,18bを結び翼本体13の翼高さ方向に向って延びる接続縦溝20を設けたものである。
また、本実施形態に係るタービン翼は、第1,第2翼頂部側溝17a,17bおよび第1,第2翼根元部側溝18a,18bのそれぞれの端部にドレン捕集口19a,19bを設けるとともに、第1,第2翼頂部側溝17a,17bおよび第1,第2翼根元部側溝18a,18bのそれぞれの形状を、図10(a)〜(h)に示すものから選択する。
なお、各溝17a,17b、18a,18bには、親水処理層が形成される。
このように、本実施形態は、各タービン段落を流れる飽和蒸気の湿り度合に応じて翼本体13の翼頂部15側と翼根元部側16とのそれぞれに親水処理層14a,14bを形成するとともに、各親水処理層14a,14bのそれぞれに沿って複数本の溝17a,17b、18a,18bを備え、各溝17a,17b、18a,18bを互いに結ぶ接続縦溝20を備え、さらに各溝17a,17b、18a,18bのうち、少なくとも一つ以上の端部にドレン捕集口19a,19bを設ける一方、各溝17a,17b、18a,18bの形状を、例えば凹陥状、U字陥状、V字陥状等のうちから適正なものを選択したので、ドレンを良好に捕獲して翼効率を向上させることができる。
なお、本実施形態に係るタービン翼は、第1,第2翼頂部側溝17a,17bおよび第1,第2翼根元部側溝18a,18bのそれぞれの端部にドレン捕集口19a,19bを設けるとともに、第1,第2翼頂部側溝17a,17bおよび第1,第2翼根元部側溝18a,18bのそれぞれの形状を、図10(a)〜(h)に示すものから選択しているが、この例に限らず、例えば、図11に示すように、翼本体13の両端を支持する外輪21、内輪22のそれぞれに親水処理層14、ドレン捕獲溝23、ドレン捕集口19a,19bを設けてもよい。
本発明に係るタービン翼の第1実施形態を示す概念図。 従来の蒸気タービンを流れる蒸気および水滴の速度三角形を示す概念図。 従来のタービン段落の一部を示す概念図。 水滴径と浸食量との関係を示す線図。 本発明に係るタービン翼の第2実施形態を示す概念図。 本発明に係るタービン翼の第3実施形態を示す概念図。 平均水膜厚さを算出する際、実験式を用いて算出するときの図。 親水処理層の凹凸を場所毎に変えて適正な形状に設定した例を示す図。 本発明に係るタービン翼の第4実施形態を示す概念図。 本発明に係るタービン翼において、(a)〜(h)に示す溝形状の中から選択する第1,第2翼頂部側溝および第1,第2翼根元部側溝のそれぞれを示す図。 本発明に係るタービン翼の第5実施形態を示す概念図。
符号の説明
1 タービンノズル
2 タービン動翼
3 タービン段落
4 流路
5 微小水滴
6 腹側
7 水膜
8 後縁
9 粗大水滴
10 前縁
10a 外輪
10b 内輪
11 背側
12 エロージョンシールド部
13 翼本体
14,14a,14b 親水処理層
15 翼頂部
16 翼根元部
17 翼頂部側溝
17a 第1翼頂部側溝
17b 第2翼頂部側溝
18 翼根元部側溝
18a 第1翼根元部側溝
18b 第2翼根元部側溝
19a,19b ドレン捕集口
20 接続縦溝
21 外輪
22 内輪
23 ドレン捕獲溝

Claims (11)

  1. 翼本体の腹側および背側のうち、少なくともいずれか一方に親水処理層を形成したことを特徴とするタービン翼。
  2. 前記翼本体は、翼頂部側および翼根元部側のうち、少なくともいずれか一方に親水処理層を形成するとともに、前記親水処理層に沿って翼頂部側溝および翼根元部側溝のうち、少なくともいずれか一方を設けたことを特徴とする請求項1記載のタービン翼。
  3. 翼頂部側溝および翼根元部側溝は、互いを結び、かつ翼本体の高さ方向に向って延びる接続縦溝を備えるとともに、端部にドレン捕集口を備えたことを特徴とする請求項2記載のタービン翼。
  4. 翼頂部側溝および翼根元部側溝は、溝本数と溝深さをタービン段落を流れる蒸気に含まれる湿り度に応じて設定することを特徴とする請求項2記載のタービン翼。
  5. 翼頂部側溝および翼根元部側溝は、溝本数を少なくとも一つ以上に設定したことを特徴とする請求項2記載のタービン翼。
  6. 翼頂部側溝および翼根元部側溝は、親水処理層を形成することを特徴とする請求項2記載のタービン翼。
  7. 接続縦溝は、親水処理層を形成することを特徴とする請求項3記載のタービン翼。
  8. 翼本体は、後縁の翼頂部側に親水処理層を形成させたことを特徴とする請求項1記載のタービン翼。
  9. 親水処理層は、ブラスト処理で行うことを特徴とする請求項1,2,6,7,8記載のタービン翼。
  10. 翼本体は、タービンノズルおよびタービン動翼のうち、いずれか一方であることを特徴とする請求項1記載のタービン翼。
  11. 翼本体は、翼頂部側に外輪を備えるとともに、翼根元部側に内輪を備え、前記外輪および前記内輪のそれぞれに、ドレン捕獲溝とドレン捕集口を設けたことを特徴とする請求項1記載のタービン翼。
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