JP2020026785A - 二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム - Google Patents

二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2020026785A
JP2020026785A JP2018152940A JP2018152940A JP2020026785A JP 2020026785 A JP2020026785 A JP 2020026785A JP 2018152940 A JP2018152940 A JP 2018152940A JP 2018152940 A JP2018152940 A JP 2018152940A JP 2020026785 A JP2020026785 A JP 2020026785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase flow
phase
pressure surface
groove
turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018152940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7168376B2 (ja
Inventor
亮 ▲高▼田
亮 ▲高▼田
Akira Takada
長谷川 泰士
Hiroshi Hasegawa
泰士 長谷川
小林 直樹
Naoki Kobayashi
小林  直樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority to JP2018152940A priority Critical patent/JP7168376B2/ja
Priority to PCT/JP2019/029253 priority patent/WO2020036050A1/ja
Publication of JP2020026785A publication Critical patent/JP2020026785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7168376B2 publication Critical patent/JP7168376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K25/00Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for
    • F01K25/08Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for using special vapours
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B11/00Compression machines, plants or systems, using turbines, e.g. gas turbines
    • F25B11/02Compression machines, plants or systems, using turbines, e.g. gas turbines as expanders

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成を用いて、液相成分を含む二相流によって駆動される動翼において良好な動力回収効率を達成する。【解決手段】二相流タービンは、回転軸に連結されたハブ上に設けられ、液相成分及び気相成分を含む二相流を受けることで駆動される。この動翼は、ハブに固定され、二相流を受ける圧力面を有する動翼本体と、圧力面上において、回転軸の径方向に交差するように延在する少なくとも一つの溝部と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、回転軸に連結されたハブ上に設けられ、液相成分及び気相成分を含む二相流を受けることで駆動可能な二相流タービン動翼、当該二相流タービン動翼を備える二相流タービン、及び、当該二相流タービンを備える冷凍サイクルシステムに関する。
圧縮工程、凝縮工程、膨張工程及び蒸発工程を備える冷凍サイクルが知られている。この種の冷凍サイクルは、作動流体(冷媒)が流れる循環経路上に、各工程に対応する圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器等の構成要素を配置することで構成され、例えば空調等に利用されている。冷凍サイクルを冷房として機能させる場合、圧縮工程で生成された高温の圧縮作動流体は凝縮工程で液化され、膨張行程で減圧された後、蒸発工程で気化されることにより冷熱が発生する。
典型的な冷凍サイクルでは、膨張工程は、例えば膨張弁のようなデバイスを用いて液化された作動流体の減圧が行われるが、特許文献1では、膨張弁に代えて、気液混合状態にある冷媒(二相流)によって駆動可能な二相流タービンを配置することにより、膨張工程で生じる膨張エネルギを回収することでシステム効率を向上させることが開示されている。また特許文献2には、二相流タービンの一例が開示されている。
実開昭61−98954号公報 米国特許第5467613号
特許文献1及び2に開示されるような二相流タービンでは、作動流体として、気相成分及び液相成分を含む二相流が用いられる。二相流タービンは、回転軸に連結されたハブ上に少なくとも一つの動翼(典型的には複数の動翼)を有しており、この動翼でノズルから吐出される二相流を受けることによって、ハブに連結された回転軸を駆動する。
図11は典型的な二相流タービン1においてノズル2から吐出された二相流4がハブ6上の動翼8を駆動する様子を示す模式図である。図11(a)では二相流4のうち気相成分(ガス成分)4aによってハブ6上の動翼8が駆動される様子が示されており、図11(b)では二相流4のうち液相成分(液滴成分)4bによってハブ6上の動翼8が駆動される様子が示されている。
二相流タービン1は、回転軸(不図示)に連結されたハブ6上に周方向に沿って複数の動翼8が設けられており、各動翼8がノズル2から吐出される二相流4を受けることによって、ハブ6とともに回転軸が駆動される。言い換えると、ノズル2は、所定のタイミングで複数の動翼8の少なくとも一つに対向する位置に配置されている。尚、図11では説明を簡潔にするために、ハブ6上に周方向に沿って略等間隔で設けられた複数の動翼8のうち一つに着目しており、当該動翼8が時間と共に二相流によって駆動される様子が示されている。
二相流4に含まれる気相成分4aは、ノズル2から吐出すると周囲に向けて迅速に行き渡る性質を有しており、ハブ6の周方向に沿って平衡圧力場を形成する。そのため図11(a)に示されるように、気相成分4aは、ハブ6の周囲に周方向に沿った流路を形成する。これにより、動翼8が位置A〜Eのいずれにある場合においても、気相成分4aはハブ6上に設けられた動翼8に対して略垂直(言い換えるとハブ6の接線方向)に受けられ、動翼8を好適に駆動する。
一方で二相流4に含まれる液相成分4bは、気相成分4aに比べて質量が大きな液滴から構成されている。そのため図11(b)に示されるように、ノズル2から吐出された液相成分4bは強い直進性を有する。その結果、ノズル2から吐出された液相成分4bは、例えば、位置B又はCのように動翼8に対して略垂直に受けられる場合には動翼8に対して好適に動力を伝達できるものの、その他の位置A,D,Eのように動翼8に対して斜めに受けられる位置では、液相成分4bが有する動力の径方向成分が少なからず損失してしまうこととなる。
このような動力の径方向成分の損失は、例えば動翼8が三次元翼である場合にはシュラウド構造を工夫し、二相流の流路を制御することで抑制することも考えられる。しかしながら、一般的に三次元翼やシュラウド構造の設計変更はコスト増の要因となる。また、このような解決手法は、そもそもシュラウド構造を有さない設計には適用することができない。
本発明の少なくとも一実施形態は上述の事情に鑑みなされたものであり、簡易な構成を用いて、液相成分を含む二相流によって駆動される動翼において良好な動力回収効率を達成可能な二相流タービン動翼、当該二相流タービン動翼を備える二相流タービン、及び、当該二相流タービンを備える冷凍サイクルシステムを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る二相流タービン動翼は上記課題を解決するために、
回転軸に連結されたハブ上に設けられ、液相成分及び気相成分を含む二相流を受けることで駆動可能な二相流タービン動翼であって、
前記ハブに固定され、前記二相流を受ける圧力面を有する動翼本体と、
前記圧力面上において、前記回転軸の径方向に交差するように延在する少なくとも一つの溝部と、
を備える。
上記(1)の構成によれば、二相流タービン動翼の動翼本体のうち圧力面上には、少なくとも一つの溝部が設けられる。溝部は、回転軸の径方向に交差するように延在する。動翼本体は、回転軸とともに回転するハブ上に固定されているため、回転軸の回転に伴って、圧力面が二相流を受ける角度は時々刻々と変化する。二相流が圧力面に対して斜めに侵入する場合、二相流は圧力面で受けられる際に、圧力面上の溝部に導かれて転向することで、二相流が有する動力の径方向成分を効果的に取り込み、動翼の回転に寄与させることができる。このように、二相流が有する動力の径方向成分を無駄にすることなく回収できるため、二相流タービンの効率的な駆動が可能となる。
(2)幾つかの実施形態では上記(1)の構成において、
前記少なくとも一つの溝部は、径方向に沿って互いに平行に配列された複数の溝部を含む。
上記(2)の構成によれば、複数の溝部が圧力面上に設けられる。溝部の各々は、圧力面上において、径方向に沿って互いに平行に配列される。これにより、圧力面上の広い範囲にわたって、二相流が有する動力の径方向成分を回収できる。
(3)幾つかの実施形態では上記(1)の構成において、
前記少なくとも一つの溝部は、単一の溝部を含む。
上記(3)の構成によれば、単一の溝部が圧力面上に設けられる。この場合、圧力面上に溝部を形成するための加工負担が少なく、簡易的な構成で二相流が有する動力の径方向成分を回収できる。
(4)幾つかの実施形態では上記(1)から(3)のいずれか一構成において、
前記少なくとも一つの溝部は、径方向外側縁部における接線方向と前記圧力面の法線方向とによって規定される流出部交差角が10度以内である。
上記(4)の構成によれば、圧力面上に設けられる溝部は、流出部交差角が10度以内である径方向外側縁部を有する。溝部の流出部交差角を当該範囲に設定することで、上述した溝部による二相流の転向作用をより効果的に得ることができ、二相流が有する動力の径方向成分をより効率的に回収できる。
(5)幾つかの実施形態では上記(4)の構成において、
前記少なくとも一つの溝部は、径方向外側が径方向内側に比べて大きな曲率を有する。
上記(5)の構成によれば、圧力面上に設けられる溝部は、径方向外側が径方向内側に比べて大きな曲率を有するように形成される。これにより、径方向内側では、二相流を溝部の内側にスムーズに取り込むとともに、径方向外側では、二相流が有する動力の径方向成分を効果的に転向させることができる。その結果、上述した溝部による二相流の転向作用をより効果的に得ることができ、二相流が有する動力の径方向成分をより効率的に回収できる。
(6)幾つかの実施形態では上記(1)から(5)のいずれか一構成において、
前記少なくとも一つの溝部は、前記圧力面の他の領域に比べて小さな表面粗度を有する。
上記(6)の構成によれば、圧力面上において溝部は他の領域に比べて小さな表面粗度を有する。一般的にムーディ線図のように、粗度が荒いと境界層部の圧損が大きくなり損失になる。本構成では、流体が流れる主要部の表面粗度を小さくすることによって、流体が流れる圧損を低減することができる。
(7)幾つかの実施形態では上記(1)から(6)のいずれか一構成において、
前記二相流は、前記圧力面の径方向に沿う中心線に対して一方側から前記圧力面に対して供給され、
前記少なくとも一つの溝部は、前記圧力面のうち前記中心線に対して他方側に設けられている。
上記(7)の構成によれば、圧力面に対して中心線の一方側から二相流が供給される場合、溝部は圧力面上の他方側に設けられる。動翼はハブとともに回転するため、このように一方側から二相流が供給されると他方側において二相流から受ける動力の径方向成分が大きくなる。本構成では、このように二相流から受ける動力の径方向成分が大きくなる領域に溝部を設けることで、より効率的に動力の径方向成分を回収できる。
(8)幾つかの実施形態では上記(1)から(7)のいずれか一構成において、
前記動翼本体は平行翼である。
上記(8)の構成によれば、上記構成を有する二相流タービン動翼が平行翼として構成される。平行翼は長手方向に対する垂直断面形状が一定であり、長手方向に対する垂直断面形状が一定でない三次元翼に比べて構造がシンプルである。本構成では、平行翼である動翼本体の圧力面上に溝部を設けることで、シンプルな翼形状ながらも、二相流が有する径方向動力を効果的に回収し、良好なタービン効率が得られる。
(9)本発明の少なくとも一実施形態に係る二相流タービンは上記課題を解決するために、
上記(1)から(8)のいずれか一構成の二相流タービン動翼を備える。
上記(9)の構成によれば、二相流タービンは上述の各実施形態に係る二相流タービン動翼を備えることで、二相流が有する動力の径方向成分を効果的に回収し、良好なタービン効率を得ることができる。
(10)幾つかの実施形態では上記(9)の構成において、
前記二相流を前記二相流タービン動翼に供給するためのノズル出口部、又は、前記二相流タービン動翼の出口部における前記二相流の湿り度が80%以上である。
上記(10)の構成によれば、湿り度が当該範囲にある液相成分が支配的な領域において二相流タービンを運転することで、良好な駆動効率が得られる。
(11)本発明の少なくとも一実施形態に係る冷凍サイクルシステムは上記課題を解決するために、
膨張行程を含む冷凍サイクルと、
前記膨張行程において作動流体を前記二相流として供給することで駆動可能な上記(9)又は(10)に記載の二相流タービンと、
前記二相流タービンに連結された発電機と、
を備える。
上記(11)の構成によれば、冷凍サイクルの膨張行程において、作動流体を二相流として供給することで二相流タービンの駆動が行われる。二相流タービンは上述の各実施形態に係る二相流タービン動翼を備えるため、二相流が有する動力を径方向成分を含めて効果的に回収し、良好なタービン効率を得ることができる。二相流タービンは発電機に連結されており、二相流タービンの駆動によって電気エネルギが得られる。このようにして、本構成では膨張行程におけるエネルギ回収を効率的に行うことができ、シンプルな構成ながらも高性能な冷凍サイクルシステムを実現できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、簡易な構成を用いて、液相成分を含む二相流によって駆動される動翼において良好な動力回収効率を達成可能な二相流タービン動翼、当該二相流タービン動翼を備える二相流タービン、及び、当該二相流タービンを備える冷凍サイクルシステムを提供できる。
本発明の少なくとも一実施形態に係る二相流タービンの軸方向断面図である。 図1の二相流タービン動翼をノズルとともに軸方向から示す模式図である。 ハブ上に設けられた動翼を圧力面側から示す斜視図である。 図3のF方向から動翼を示す斜視図である。 図4のG領域における断面図である。 溝部の流出部交差角を示す模式図である。 第1変形例に係る動翼の模式図である。 第2変形例に係る動翼の模式図である。 第3変形例に係る動翼の模式図である。 本発明の少なくとも一実施形態に係る冷凍サイクルシステムの構成図である。 典型的な二相流タービンにおいてノズルから吐出された二相流がハブ上の動翼を駆動する様子を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の少なくとも一実施形態に係る二相流タービン1の軸方向断面図であり、図2は図1の二相流タービン動翼8(以下、適宜「動翼8」と称する)をノズル2とともに軸方向から示す模式図である。
尚、以下の説明では、特段の記載がない限りにおいて、二相流タービン1の回転軸10を基準に周方向、軸方向、径方向を規定するものとする。
二相流タービン1は、軸方向に沿って延びる回転軸10と、回転軸10に連結されたハブ6と、ハブ6上に設けられた少なくとも一つの動翼8と、を備える。動翼8の上流側には、二相流4である作動流体を供給するためのノズル2(図2を参照)が配置されたノズル室12が設けられている。また動翼8の下流側には、動翼8に対して仕事を終えた作動流体を外部に導くタービンディフューザ14が設けられている。
尚、二相流タービン1には、上流側から二相流4である作動流体を供給するようにしてもよいし、上流側から液相状態にある作動流体を供給し、例えばノズル2としてリーマ形状を採用することにより二相流を生成するようにしてもよい。
図2に示されるように、ハブ6上には周方向に沿って複数の動翼8が配列されている。これらの動翼8には、ノズル室12に設けられたノズル2から、二相流4が供給される。ノズル2は、ノズル室12の内壁に沿って動翼8に対応するように周方向に沿って複数設けられている。ノズル2の数は、動翼8の数と同じであってもよいし、異なっていてもよい。ハブ6上に設けられた動翼8は、ノズル2から吐出された二相流を受けることによって、矢印で示されるようにハブ6及び回転軸10を駆動する。
ノズル2は、二相流4がハブ6の接線方向に沿うように吐出方向が設定されており、動翼8が二相流4を受けることで、図11を参照して前述したように、動翼8が位置A〜Eを順に移動する。このとき、二相流4に含まれる気相成分4aは、ノズル2から吐出すると周囲に向けて迅速に行き渡る性質を有しており、ハブ6の周方向に沿って平衡圧力場を形成する。そのため図11(a)に示されるように、気相成分4aは、ハブ6の周囲に周方向に沿った流路を形成する。これにより、動翼8が位置A〜Eのいずれにある場合においても、気相成分4aはハブ6上に設けられた動翼8に対して略垂直(言い換えるとハブ6の接線方向)に受けられ、動翼8を好適に駆動する。
一方で二相流4に含まれる液相成分4bは、気相成分4aに比べて質量が大きな液滴から構成されている。そのため図11(b)に示されるように、ノズル2から吐出された液相成分4bは強い直進性を有する。その結果、ノズル2から吐出された液相成分4bは、例えば、位置B又はCのように動翼8に対して略垂直に受けられる場合には動翼8に対して好適に動力を伝達できるものの、その他の位置A,D,Eでは動翼8に対して斜めに受けられる。本実施形態では、このような場合においても、動翼8が以下のような構成を有することにより、良好な動力伝達を行うことができる。
図3はハブ6上に設けられた動翼8を圧力面16側から示す斜視図であり、図4は図3のF方向から動翼8を示す斜視図であり、図5は図4のG領域における断面図である。尚、図3ではハブ6側が紙面下方になり、チップ(先端)側が紙面上方になるように示されている。
動翼8は、長手方向が径方向に沿うようにハブ6上に立設された動翼本体18を有する。動翼本体18は、長手方向に対する垂直断面形状が一定である平行翼として形成されている。
動翼本体18は、ノズル2から吐出された二相流4を受けるための圧力面16を有する。圧力面16は凹状に形成されており、ノズル2から吐出された二相流4を受けた際の動力回収効率を向上するように構成されている。
圧力面16上には、少なくとも一つの溝部20が設けられる。溝部20は、圧力面16の表面に対して凹状に形成されており、回転軸10の径方向に交差するように延在する。溝部20は、幅方向に沿って一方の縁部から他方の縁部にわたって延在している。
図3〜図5の例では、圧力面16上には径方向に沿って複数の溝部20が設けられている。複数の溝部20は、互いに略平行に延在する。各溝部20は、チップ側縁部22とハブ側縁部24とによって規定されており、チップ側縁部22及びハブ側縁部24の間に凹状に形成される。このように、圧力面16上には径方向に沿って互いに平行に配列された複数の溝部20が設けられることにより、後述するような液相成分4bの径方向動力回収を圧力面16上の広い範囲にわたって行うことが可能になっている。
図3及び図5では、このような溝部20に対して、二相流4に含まれる液相成分4bが供給される様子が模式的に示されている。液相成分4bが所定方向から圧力面16に対して斜めに供給される場合、まずハブ側縁部24から溝部20に侵入する。そして、溝部20の凹状底部に沿って移動し、チップ側縁部22から外部に向かうように転向される。このとき、圧力面16に供給される液相成分4bが有する径方向動力は溝部20によって動翼本体18に作用し、ハブ6に伝達される。
ここで図6に示されるように、溝部20の径方向外側縁部であるチップ側縁部22における流出部交差角θを、当該チップ側縁部22における接線方向Hと、圧力面16の法線方向Iとによって規定する。幾つかの実施形態では、流出部交差角θは10度以内であってもよい。流出部交差角θを、このような範囲に設定することにより、二相流4に含まれる液相成分4bの径方向移動成分を効果的に転向させることができ、径方向動力をより効率的に回収できる。
このように本実施形態では、三次元翼に比べて構成がシンプルな平行翼において、圧力面16上に溝部20を設けることで、シンプルな翼形状ながらも、二相流4が有する径方向動力を効果的に回収し、良好なタービン効率が得られる。
尚、三次元翼においても圧力面16上に当該溝部20を設けることで、径方向動力をより効果的に回収するようにしてもよい。
尚、溝部20は、圧力面16のうち溝部20を除く他の領域に比べて小さな表面粗度を有してもよい。一般的にムーディ線図のように、粗度が荒いと境界層部の圧損が大きくなり損失になる。本構成では、流体が流れる主要部の表面粗度を小さくすることによって、流体が流れる圧損を低減することができる。
尚、表面粗度の調整は、例えば、溝部又は圧力面の少なくとも一方に対して所定の表面加工を施すことで行われてもよい。この場合、表面加工としては既知の各種手法を採用することができる。
図7は第1変形例に係る動翼の模式図である(図6に対応する模式図である)。前述の実施形態では、圧力面16上に設けられた溝部20は、略一定の曲率を有する形状を有しているが、本変形例のように、溝部20の曲率は一定でなくてもよい。図7の例では特に、溝部20は、径方向外側(チップ側縁部22の近傍)が径方向内側(ハブ側縁部24の近傍)に比べて大きな曲率を有している。
言い換えると、溝部20の径方向外側縁部であるチップ側縁部22における流出部交差角θ1を、当該チップ側縁部22における接線方向Hと、圧力面16の法線方向Iとによって規定するとともに、径方向内側縁部であるハブ側縁部24における流入部交差角θ2を、当該ハブ側縁部24における接線方向Jと、圧力面16の法線方向Iとによって規定すると、流出部交差角θ1が流入部交差角θ2より小さくなるように構成される。これにより、ハブ側縁部24では、溝部20の底側に向けて二相流4をスムーズに取り込むとともに、チップ側縁部22では、二相流4に含まれる液相成分4bの径方向成分を効果的に転向させることができ、径方向動力をより効率的に回収できる。この場合においても、流出部交差角θ1は10度以内であると、動力回収効率を向上させる点から好ましい。
図8は第2変形例に係る動翼8の模式図である(図3と同様に、ハブ6上に設けられた動翼8を圧力面16側から示す斜視図である)。この変形例では、二相流4が圧力面16の径方向に沿う中心線Kに対して一方側(紙面左側)から圧力面16に対して供給されるようにノズル2が配置される。これにより、二相流4は圧力面16に対して、圧力面16の中心線Kの一方側から斜めに供給される。
そして溝部20は、圧力面16のうち中心線Kに対して他方側(紙面右側)に設けられている。図8に圧力面16上における液相成分4bの流路が示されているように、液相成分4bはハブ6側からチップ側に向けて進行するため、圧力面16のうち二相流4の径方向移動成分が大きくなる中心線Kより他方側に溝部20を設けることにより、簡易な構成で効率的に二相流の径方向動力を回収できる。
図9は第3変形例に係る動翼8の模式図である(図3と同様に、ハブ6上に設けられた動翼8を圧力面16側から示す斜視図である)。上述の実施形態では圧力面16上に複数の溝部20が設けられていたが、本変形例では、圧力面16上に単一の溝部20が設けられている。この場合、圧力面16上に溝部20を形成するための加工負担が少なく、簡易的な構成で液相成分4bの径方向動力を回収できる。
以上説明したように上述の各実施形態によれば、動翼8の動翼本体18のうち圧力面16上には、少なくとも一つの溝部20が設けられる。溝部20は、回転軸10の径方向に交差するように延在する。動翼本体18は、回転軸10とともに回転するハブ6上に固定されているため、回転軸10の回転に伴って、圧力面16が二相流4を受ける角度は時々刻々と変化する。二相流4が圧力面16に対して斜めに侵入する場合、二相流4は圧力面16で受けられる際に、圧力面16上の溝部20に導かれて転向することで、二相流4が有する動力の径方向成分を効果的に取り込み、動翼8の回転に寄与させることができる。このように、二相流4が有する動力の径方向成分を無駄にすることなく回収できるため、二相流タービン1の効率的な駆動が可能となる。
そして、このような動翼8を備える二相流タービン1では、二相流4が有する径方向動力を効果的に回収し、良好なタービン効率を得ることができる。特に、二相流4を動翼8に供給するためのノズル出口部30(図2を参照)、又は、動翼8の出口部32(図1を参照)における二相流4の湿り度が80%以上である二相流タービンでは、湿り度が高いことによって液相成分4bが支配的な領域にある二相流4を利用して二相流タービンを運転することで、良好な駆動効率が得られる。
続いて上記構成を有する二相流タービン1の応用例の一つとして、二相流タービン1を利用した冷凍サイクルシステム100について説明する。図10は本発明の少なくとも一実施形態に係る冷凍サイクルシステム100の構成図である。
冷凍サイクルシステム100は、冷凍サイクルを利用した空調システムである。以下の説明では、冷凍サイクルシステム100を冷房サイクルで運転している状態について述べるが、特段の記載がない限りにおいて暖房サイクルで運転している状態についても本発明を適用可能である。
冷凍サイクルシステム100は、典型的には、圧縮工程、凝縮工程、膨張工程及び蒸発工程からなる冷凍サイクル102を含む。冷凍サイクル102は、冷媒が流れる循環経路104上に、各工程に対応する圧縮機106、凝縮器108、二相流タービン1、及び、蒸発器112が配置されることで構成される。圧縮機106は多段型であり、循環経路104に沿って直列的に配置された低圧側圧縮機106A及び高圧側圧縮機106Bを含む。低圧側圧縮機106A及び高圧側圧縮機106Bは互いに同軸上に連結されており、電動機114によって駆動可能に構成される。
圧縮機106から吐出される高温高圧の冷媒は凝縮器108に送られ、外気との熱交換により凝縮される。凝縮器108で凝縮された冷媒は、循環経路104を介して二相流タービン1に送られる。二相流タービン1では、ノズル2から冷媒が二相流4として動翼8に向けて吐出され、動翼8を駆動する。これにより、二相流タービン1の回転軸10が駆動され、回転軸10に連結された発電機116が駆動される。動翼8は、前述したように二相流4を受ける圧力面16上に少なくとも一つの溝部20を有するため、液相成分4bを含む二相流4によって効率的に駆動される。その結果、二相流タービン1によって駆動される発電機116では、高効率な発電性能が得られる。
尚、発電機116によって生成された電気エネルギは、不図示のバッテリ等の蓄電装置に蓄えられてもよいし、電気エネルギを消費する負荷に直接供給されてもよい。
二相流タービン1で仕事を終えた冷媒は蒸発器112に供給される。蒸発器112では、冷媒と冷却水とを熱交換することにより、冷媒の気化熱による冷熱を発生させることで、冷却水を冷却する。蒸発器112で熱交換を終えた冷媒は、圧縮機106に戻され、上記サイクルが繰り返される。
尚、この冷凍サイクル102では、凝縮器108で凝縮された冷媒の一部が、循環経路104から分岐されたバイパス経路118を介して膨張弁110に供給されることで、気化される。膨張弁110で気化された冷媒は、熱交換器120において循環経路104の冷媒と熱交換することで、二相流タービン1に供給される冷媒を二相流4にする。熱交換器120を通過したバイパス経路118上の冷媒(ガス)は、圧縮機106に戻され再循環する。
このような冷凍サイクルシステムでは、冷凍サイクル102の膨張工程に二相流タービン1を配置することで、膨張工程で生じる膨張エネルギを回収することでシステム効率を向上させることができる。本実施形態では特に、上記構成を有する二相流タービン1を膨張工程に採用するため、良好なタービン効率が得られる。
以上説明したように上述の実施形態によれば、簡易な構成を用いて、液相成分を含む二相流によって駆動される動翼において良好な動力回収効率を達成可能な二相流タービン動翼、当該二相流タービン動翼を備える二相流タービン、及び、当該二相流タービンを備える冷凍サイクルシステムを提供できる。
本発明の少なくとも一実施形態は、回転軸に連結されたハブ上に設けられ、液相成分及び気相成分を含む二相流を受けることで駆動可能な二相流タービン動翼、当該二相流タービン動翼を備える二相流タービン、及び、当該二相流タービンを備える冷凍システムに利用可能である。
1 二相流タービン
2 ノズル
4 二相流
6 ハブ
8 二相流タービン動翼(動翼)
10 回転軸
16 圧力面
18 動翼本体
20 溝部
22 チップ側縁部
24 ハブ側縁部
100 冷凍サイクルシステム
102 冷凍サイクル
104 循環経路
106 圧縮機
108 凝縮器
110 膨張弁
112 蒸発器
114 電動機
116 発電機
118 バイパス経路
120 熱交換器

Claims (11)

  1. 回転軸に連結されたハブ上に設けられ、液相成分及び気相成分を含む二相流を受けることで駆動可能な二相流タービン動翼であって、
    前記ハブに固定され、前記二相流を受ける圧力面を有する動翼本体と、
    前記圧力面上において、前記回転軸の径方向に交差するように延在する少なくとも一つの溝部と、
    を備える、二相流タービン動翼。
  2. 前記少なくとも一つの溝部は、径方向に沿って互いに平行に配列された複数の溝部を含む、請求項1に記載の二相流タービン動翼。
  3. 前記少なくとも一つの溝部は、単一の溝部を含む、請求項1に記載の二相流タービン動翼。
  4. 前記少なくとも一つの溝部は、径方向外側縁部における接線方向と前記圧力面の法線方向とによって規定される流出部交差角が10度以内である、請求項1から3のいずれか一項に記載の二相流タービン動翼。
  5. 前記少なくとも一つの溝部は、径方向外側が径方向内側に比べて大きな曲率を有する、請求項4に記載の二相流タービン動翼。
  6. 前記少なくとも一つの溝部は、前記圧力面の他の領域に比べて小さな表面粗度を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の二相流タービン動翼。
  7. 前記二相流は、前記圧力面の径方向に沿う中心線に対して一方側から前記圧力面に対して供給され、
    前記少なくとも一つの溝部は、前記圧力面のうち前記中心線に対して他方側に設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の二相流タービン動翼。
  8. 前記動翼本体は平行翼である、請求項1から7のいずれか一項に記載の二相流タービン動翼。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の二相流タービン動翼を備える、二相流タービン。
  10. 前記二相流を前記二相流タービン動翼に供給するためのノズル出口部、又は、前記二相流タービン動翼の出口部における前記二相流の湿り度が80%以上である、請求項9に記載の二相流タービン。
  11. 膨張行程を含む冷凍サイクルと、
    前記膨張行程において作動流体を前記二相流として供給することで駆動可能な請求項9又は10に記載の二相流タービンと、
    前記二相流タービンに連結された発電機と、
    を備える、冷凍サイクルシステム。
JP2018152940A 2018-08-15 2018-08-15 二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム Active JP7168376B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152940A JP7168376B2 (ja) 2018-08-15 2018-08-15 二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム
PCT/JP2019/029253 WO2020036050A1 (ja) 2018-08-15 2019-07-25 二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152940A JP7168376B2 (ja) 2018-08-15 2018-08-15 二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020026785A true JP2020026785A (ja) 2020-02-20
JP7168376B2 JP7168376B2 (ja) 2022-11-09

Family

ID=69525395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018152940A Active JP7168376B2 (ja) 2018-08-15 2018-08-15 二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7168376B2 (ja)
WO (1) WO2020036050A1 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3301529A (en) * 1964-05-12 1967-01-31 Merz & Mclellan Services Ltd Steam turbines
JPS5311257A (en) * 1976-07-19 1978-02-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Total flow turbine
JPS5417083B2 (ja) * 1974-11-04 1979-06-27
JPH0249931A (ja) * 1988-08-10 1990-02-20 Toshiba Corp ガスタービン
JPH06123202A (ja) * 1992-10-07 1994-05-06 Toshiba Corp 蒸気タービンの湿分分離装置
JP2001516420A (ja) * 1997-04-01 2001-09-25 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 蒸気タービンおよび蒸気タービン用翼
JP2007309235A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Toshiba Corp タービン翼
JP2008267381A (ja) * 2007-03-22 2008-11-06 Daikin Ind Ltd タービン発電機及びタービン発電機を備えた冷凍装置
JP2009216090A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 National Engineering Research Center Of Fluid Machinery & Compressors Xi'an Jiatong Univ 冷凍サイクルに用いられる膨張タービン
JP2016166569A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社東芝 蒸気タービン
JP2017002756A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 三井造船株式会社 熱電併給システム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3301529A (en) * 1964-05-12 1967-01-31 Merz & Mclellan Services Ltd Steam turbines
JPS5417083B2 (ja) * 1974-11-04 1979-06-27
JPS5311257A (en) * 1976-07-19 1978-02-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Total flow turbine
JPH0249931A (ja) * 1988-08-10 1990-02-20 Toshiba Corp ガスタービン
JPH06123202A (ja) * 1992-10-07 1994-05-06 Toshiba Corp 蒸気タービンの湿分分離装置
JP2001516420A (ja) * 1997-04-01 2001-09-25 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 蒸気タービンおよび蒸気タービン用翼
JP2007309235A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Toshiba Corp タービン翼
JP2008267381A (ja) * 2007-03-22 2008-11-06 Daikin Ind Ltd タービン発電機及びタービン発電機を備えた冷凍装置
JP2009216090A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 National Engineering Research Center Of Fluid Machinery & Compressors Xi'an Jiatong Univ 冷凍サイクルに用いられる膨張タービン
JP2016166569A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社東芝 蒸気タービン
JP2017002756A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 三井造船株式会社 熱電併給システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7168376B2 (ja) 2022-11-09
WO2020036050A1 (ja) 2020-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100564813C (zh) 有机兰金循环系统及其使用方法
US7281379B2 (en) Dual-use radial turbomachine
CN101027468B (zh) 组合式兰金与蒸汽压缩循环
JP5490338B2 (ja) 遠心圧縮機
US6644062B1 (en) Transcritical turbine and method of operation
KR101075338B1 (ko) 원심 압축기에 의한 동력 생성
CN100564812C (zh) 有机兰金循环系统和其操作方法
US3934424A (en) Refrigerant expander compressor
CA2671914A1 (en) A jet pump system for heat and cold management, apparatus, arrangement and methods of use
US20100154406A1 (en) Cooling tower apparatus and method with waste heat utilization
JP2011043130A (ja) 遠心圧縮機及び冷凍装置
JP2015078685A (ja) 空冷ユニット
Hong et al. A novel thermally driven rotor-vane/pressure-exchange ejector refrigeration system with environmental benefits and energy efficiency
JP2007187422A (ja) 冷凍機用動力回収膨張機
US20130263619A1 (en) Combustion engine waste heat powered air-conditioning system
WO2020036050A1 (ja) 二相流タービン動翼、二相流タービン、及び、冷凍サイクルシステム
JP7094824B2 (ja) 冷凍サイクルシステム
WO2020039925A1 (ja) 二相流タービンノズル及びこの二相流タービンノズルを備える二相流タービン並びにこの二相流タービンを備える冷凍サイクル
EP3293372A1 (en) Rankine cycle system
CN219220746U (zh) 向心透平驱动的离心工质泵及有机朗肯循环系统
JP2009229036A (ja) タービン、タービン発電機及びタービン発電機を備えた冷凍装置
WO2013064858A1 (en) Method and apparatus for converting heat energy into mechanical energy
JP2006207397A (ja) 遠心型エジェクタ及び流体の圧縮方法、冷熱生成システム並びに真空ポンプシステム
CN102405332A (zh) 热力能量发生系统
KR101923442B1 (ko) 모터 및 이를 포함하는 칠러시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20210729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7168376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150