JP2008054554A - 三条植苗植機の苗植装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 三条植形態の苗植機においては、二条植形態のフロートを設けると、残る一条植形態のフロートが単一フロートになって、左右のフロート配置構成上のバランスが維持できがたい。又、三条の各苗植付条毎に独立したフロートを各別に配置する形態では、各フロートのフロート幅が狭くなって接地支持力を十分に維持でき難い。
【解決手段】 フロート幅の中央後端部を窪ませて一条植えのセンタ植付爪1を作動させるセンタノッチ2を形成のセンタフロート3と、このセンタフロート3の左右両側に適宜幅のフロート間隔を介して、かつ、このフロート間隔側のフロート側縁後端部を窪ませて一条植えのサイド植付爪4を作動させるサイドノッチ5を形成のサイドフロート6とを、各独立的に配置した構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 フロート幅の中央後端部を窪ませて一条植えのセンタ植付爪1を作動させるセンタノッチ2を形成のセンタフロート3と、このセンタフロート3の左右両側に適宜幅のフロート間隔を介して、かつ、このフロート間隔側のフロート側縁後端部を窪ませて一条植えのサイド植付爪4を作動させるサイドノッチ5を形成のサイドフロート6とを、各独立的に配置した構成とする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、各一条植え付け条毎に独立した整地フロートを有する三条植形態の苗植機の苗植装置に関し、コンパクトな構成で、泥水流による苗倒しを少なくして、苗植付姿勢を安定させるものである。
苗植装置を支持して土壌面を滑走して均平整地するフロートの後端部に、苗植付部を前側へ窪ませるフロートノッチ部を形成する技術や、又、単一苗植フロートの後部にセンタノッチと、この左右両側のサイドノッチを形成して、これら各フロートノッチ毎に一条植えのセンタ植付爪トサイド植付爪を作動させて、三条植付を行う三条植付形態の苗植装置の技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2004ー173593号公報(第9頁、図11)。
多条植形態の苗植機では、苗植装置幅の中央部に設けるセンタフロートと、この左右両側部のサイドフロートとを配置して、各フロート毎に二条植えの植付爪を設ける形態が一般的であり、フロートの接地均平幅を広く維持するものであるが、このようなフロートの配置形態は、三条植形態の苗植機においては、二条植形態のフロートを設けると、残る一条植形態のフロートが単一フロートになって、左右のフロート配置構成上のバランスが維持できがたい。又、三条の各苗植付条毎に独立したフロートを各別に配置する形態では、各フロートのフロート幅が狭くなって接地支持力を十分に維持でき難い。そこで、三条植形態の苗植装置でありながら、フロートの左右対称状形態の構成を維持して、コンパクトな構成とし、しかもフロートの推進により押される泥水流の後方への逃がし効果を良好にして、苗植付姿勢を安定に維持するものである。
請求項1に記載の発明は、フロート幅の中央後端部を窪ませて一条植えのセンタ植付爪1を作動させるセンタノッチ2を形成のセンタフロート3と、このセンタフロート3の左右両側に適宜幅のフロート間隔Aを介して、かつ、このフロート間隔A側のフロート側縁後端部を窪ませて一条植えのサイド植付爪4を作動させるサイドノッチ5を形成のサイドフロート6とを、各独立的に配置し、前記センタフロート3とサイドフロート6を有した植付装置7を、車体8の後部に対して各フロート3、6を左右後輪9幅域Bの後方に対向させて装着し、前記各センタフロート3、サイドフロート6のセンタノッチ2、及びサイドノッチ5の側部に形成のフロート尾身部10、11を、各植付爪1、4の作動位置よりも後位に長く形成した三条植苗植機とする。
苗植装置の推進によって各センタフロート3とサイドフロート6の滑走によって、センタノッチ2やサイドノッチ5部が均平されると共に、これらの各フロート3、6によって押される泥水流が、このサイドフロート6の外側部はもとより、センタフロート3とサイドフロート6との間の各フロート間隔A部を後方へ流れて、フロート後方へ案内放流される。又、これら各フロートノッチ2、5部にセンタ植付爪1やサイド植付爪4による一条毎の苗植付が行われる。このうちセンタフロート3のフロート幅を広く形成して、土壌面に対する滑走支持力を大きく維持する。サイドフロート6のサイドノッチ5部に植付けられる苗は、フロート間隔A部を流れる泥水流の影響を受けるが、このフロート間隔Aの幅がこのサイドノッチ5部の構成で広く拡張されているために、泥水流の流勢が減退して、このサイドノッチ5部に植付られる苗植付姿勢を乱し難い。
また、車体8の後輪9の土壌面踏付後を後側のサイドフロート6で滑走して均平するものであるから、後輪9踏付跡の土壌面の荒れを均平すると共に、これら後輪9とサイドフロート6との接近間隔部からサイドフロート6の外側部へ流れる泥水流を制限し、しかも、このサイドフロート6を一条植形態のフロート幅として、このサイドフロート6の外側縁部と、隣接の既苗植条との間隔を広く維持して、このサイドフロート6による泥水流の流勢力を減退して、隣接苗植条の苗姿勢を乱さないようにする。
また、前記のように、各フロート間隔Aにはフロート3、6による押される泥水流が案内されるが、これらの各植付爪1、4による植付部はセンタノッチ2、サイドノッチ5の横側が、フロート尾身部10、11をこの植付位置よりも後方へ長く形成するため、これらフロート尾身部10、11による泥水流の案内を後方へ長くすると共に、植付苗の姿勢を支持案内して乱さないように維持する。
請求項1に記載の発明は、センタフロート3はセンタノッチ2を後端中央部に形成するため、一条植付形態のセンタフロート3でありながらフロート接地幅を広く形成して滑走支持力を大きくすることができ、各植付条毎に独立配置のフロート形態で、かつセンタフロート3に対して左右両側のサイドフロート6を左右対称形態に配置して、各フロート間隔Aの形成によって、各フロート3、6によって押寄せられる泥水流を後方へ逃がすことができて、サイドフロート6の外側の隣接苗植条への泥水流の押寄せを少なくすることができ、苗植付性能の良い三条植形態の苗植装置をコンパクトに構成することができる。
また、左右外側のサイドフロート6が車体8の左右後輪9の幅域Bの後方に対向して滑走するために、後輪9による土壌面の踏荒し跡をこのサイドフロート6によって均平に整地して、このサイドフロート6による均平土壌面に対する苗植付を正確に行わせる。しかも、これらサイドフロート6の外側への泥水流の流動を制限し、このサイドフロート6の外側縁部と、隣接の既苗植条との間隔を広く維持して、このサイドフロート6による泥水流の押寄力を緩和して、苗の押倒しを少なくすることができる。
また、各フロート間隔Aにはフロート3、6により押される泥水流が案内されるが、これらの各植付爪1、4による植付部はセンタノッチ2、サイドノッチ5の横側が、フロート尾身部10、11をこの植付位置よりも後方へ長く形成するため、これら各フロートノッチ3、5部への泥水流の直接の流入を少なくして、フロート尾身部10、11による泥水流の案内を後方へ長くすると共に、植付苗の姿勢を支持案内して乱さないように維持して、正確な安定した苗植付姿勢を維持することができる。
図例の基づいて、三条植え苗植機は、車体8の後方部にリフトリンク23を介して昇降可能に苗植付装置7を装着したものである。車体8は、シート25の下側にエンジン12を搭載し、ステップフロア13前部にステアリングハンドル14を有し、このエンジン12によって前部のミッションケース15の伝動機構を伝動して、前輪16、及び後輪1を駆動走行する乗用四輪駆動走行形態に構成している。シート25の後部には施肥装置17を搭載し、苗植付と同時に施肥作用を行うことができる。前記ミッションケース15の左右両側には、フロントアクスルケース18を設けて、前輪軸19を軸装し、後側には左右一対の後輪連動軸20、及びPTO軸21を取出している。この後輪連動軸20の後端を、後輪軸34を軸装するリヤアクスルケース35前端の入力軸に連結して伝動する。又、PTO軸21の後端を、前記施肥装置17や、苗植付装置7等に連動する。車体8後端部のリヤフレーム22には、左右両側下部に前記リヤアクスルケース35を設け、このリヤアクスルケース35の後端部に後輪軸34を軸受けし、この外側に後輪9を取付ける。又、このリヤフレーム22上部には平行リンク形態のリフトリンク23を上下回動自在に連結して、リフトシリンダ24の伸縮によって昇降回動可能に設ける。又、このリヤフレーム22の上方に施肥装置17を搭載している。
前記苗植付装置7は、苗植フレーム26の上方に、マット状形態に育苗された苗を収容して繰出する苗タンク27有し、後端部には、この苗タンク27から繰出るされる苗を分離保持して植付ける植付爪1、4を配置し、又、下側部には、これら苗植付装置7全体を支持して土壌面を滑走しながら該植付爪1、4による苗植付面を均平にするフロートノッチ2、5を形成の苗植フロート3、6を設けて、三条植形態に構成している。この苗植フロート3、6は、三条植幅の中央部に位置するセンタフロート3と、この左右両側部に位置するサイドフロート6とから構成される。各フロート3、6は、苗植フレーム26に対してフロートアーム29を介して上下調節可能に支持され、このフロートアーム29の後端部の揺動軸30周り上下回動自在に支持される。特に、センタフロート3の揺動によって、土壌面の深さを検出して、前記リフトシリンダ24を伸縮する油圧回路の昇降制御弁を切替連動させて、苗植付装置7を昇降制御して土壌面の深さ変化に拘らず、植付爪1、4による苗植付深さを一定に維持するように構成している。このような苗植フレーム26の中央部前端部が、前記リフトリンク23の後端のヒッチリンク31にローリング軸32介してローリング可能に装着される。
ここにおいて、この発明に係る苗植装置は、フロート幅の中央後端部を窪ませて一条植えのセンタ植付爪1を作動させるセンタノッチ2を形成のセンタフロート3と、このセンタフロート3の左右両側に適宜幅のフロート間隔Aを介して、かつ、このフロート間隔A側のフロート側縁後端部を窪ませて一条植えのサイド植付爪4を作動させるサイドノッチ5を形成のサイドフロート6とを、各独立的に配置して、三条植形態の苗植装置とする。苗植装置の推進によって各センタフロート3とサイドフロート6の滑走によって、センタノッチ2やサイドノッチ5部が均平されると共に、これらの各フロート3、6によって押される泥水流がこのサイドフロート6の外側部はもとより、センタフロート3とサイドフロート6との間の各フロート間各A部を後方へ流れて、フロート後方へ案内放流される。又、これら各ノッチ2、5部にセンタ植付爪1やサイド植付爪4による一条毎の苗植付が行われる。このうちセンタフロート3のフロート幅を広く形成して、土壌面に対する滑走支持力を大きく維持する。サイドフロート6のサイドノッチ5部に植付けられる苗は、フロート間隔A部を流れる泥水流の影響を受けるが、このフロート間隔Aの幅がこのサイドノッチ5部の構成で広く拡張されているために、泥水流の流勢を減退して、このサイドノッチ5部に植付られる苗植付姿勢を乱し難い。
又、前記センタフロート3とサイドフロート6を有した植付装置7を、車体8の後部に対して各フロート3、6を左右後輪9幅域Bの後方に対向させて装着することを特徴とする。車体8の後輪9の土壌面踏付後を後側のサイドフロート6で滑走して均平するものであるから、踏付跡の土壌面の荒を均平すると共に、これら後輪9とサイドフロート6との間隔部から外側へ流出する泥水流を制限して、しかも、このサイドフロート6の幅を一条植え形態として狭く構成するため、これらサイドフロート6の外側縁部と、隣接の既苗植条との間隔を広く維持して、このサイドフロート6による泥水流の押寄力を減退することができる。
又、前記各センタフロート3、サイドフロート6のセンタノッチ2、及びサイドノッチ5の側部に形成のフロート尾身部10、11を、各植付爪1、4の作動位置よりも後位に長く形成したことを特徴とする。前記のように、各フロート間隔Aにはフロート3、6による押される泥水流が案内されるが、これらの各植付爪1、4による植付部はセンタノッチ2、サイドノッチ5の横側が、フロート尾身部10、11をこの植付位置よりも後方へ長く形成するため、これらフロート尾身部10、11による泥水流の案内を後方へ長くすると共に、植付苗の姿勢を支持案内して乱さないように維持する。
前記苗植フレーム26は、フロントフレーム40と、左右のサイドフレーム41と、後側のリヤフレーム42とから、平面視で方形状の井桁形態に構成し、このフロントフレーム40の中央部に入力伝動ケース43、ローリング軸32、及び入力軸等を有して、このローリング軸32を前記ヒッチリンク31のローリングボスに対して嵌合して、植付装置7全体がこのローリング軸32周りに回動自在にして連結する。又、入力軸は前記PTO軸21を連結して、これら入力伝動ケース43や、フロントフレーム40、及びサイドフレーム41等の内部に配置の伝動機構を介して、このサイドフレーム41の後端部に設ける植付爪1、4を伝動する。これら植付爪1、4は左右間の中央部に位置するセンタ植付爪1と、両側部のサイド植付爪4とからなる三条植形態に配置する。各植付爪1、4はダブルクランク形態に駆動されるもので、前端部の植付爪部が楕円形態の植付軌跡を昇降作動して、上部の苗タンク27から供給される苗を分離保持して土壌面へ植付けるものである。左右のサイド植付爪6は前記サイドフレーム41の外側に設け、センタ植付爪1は一側のサイドフレーム41の内側に設ける。このため、一側(左側)のサイドフレーム41には、センタ植付爪1とこの側のサイド植付爪4とを設けて伝動し、反対側(右側)のサイドフレーム41には外側のサイド植付爪4を設けて伝動する構成としている。前記苗タンク27は、各植付爪1、4を作動させる三条植分のマット苗を収容のタンク幅に設定されて、後下端部のタンクガイド44に沿って左右往復移動案内される。このタンクガイド44には各植付爪14の作動する苗取出口を形成して、この苗取出口からマット苗を分離しながら植付けることができる。
前記フロート3、6はセンタフロート3と、この左右両側のサイドフロート6とからなるが、センタフロート3はできるだけ幅広く、しかも前後に長く形成し、この後端部の中央部に前側へ深く窪ませるセンタノッチ2を形成して、このセンタノッチ2部にセンタ植付爪1を作動させる関係に設定する。このセンタノッチ2の左右両側のフロート尾身部10を、センタ植付爪1の作動位置よりも後方へ長く形成している。又、サイドフロート6は、このセンタフロート3の左右両側に所定のフロート間隔Aを有して配置する。このフロート6の内側後端部を鉤型状に切欠いだ形態に窪ませたサイドノッチ5を形成する。このサイドノッチ5の外側に形成のフロート尾身部11を、このサイドノッチ5部に対するサイド植付爪4の作動位置よりも後方へ長く形成している。このようにして配置される左右のサイドフロート6はセンタフロート3に対して、左右対称状に形成するように配置される。該サイドフロート6の幅が比較的狭く制限されるため、このサイドフロート6の後部に形成のサイドノッチ5、及びフロート尾身部11の幅も制限され易く、これらサイドノッチ5とフロート尾深部11との幅を、サイドフロート6幅の各々略1/2幅毎に形成している(図4)が、このサイドノッチ5の幅をフロート尾身部11よりも広く形成する(図1)こともできる。
このように構成する植付装置7を車体8の後部に装着する場合は、後輪9の一が左右のサイドフロート6の前側で、このサイドフロート6の幅内側に対向する位置に設定する。これによって、センタフロート3は車体のトレッドの中央部に位置して、又、サイドフロート6は後輪9の踏跡を滑走するように推進する。苗植作業時にセンタフロート3、及びサイドフロート6の推進で発生する泥水流は、一部はこの左右のフロート間隔Aに案内されて後方へ流動され、サイドノッチ5の側部を経て後方へ流出される。又、一部はサイドフロート6の外側を後方へ案内される。しかしながらこのサイドフロート6の外側に流動する泥水流の流動量は、このサイドフロート6の前側に接近して後輪9が位置しており、しかも、このサイドフロート6の幅が比較的狭く形成されるため少なく、隣接の既植付苗条に対する泥水流の流動干渉を緩和することができる。
又、センタ植付爪1によって苗植付けされるセンタノッチ2は、このセンタフッロート3の後端幅の中央部に形成され、この両側のフロート尾身部10を長く形成するものであるから、左右両側のフロート間隔Aの後端に排出案内された泥水流は広く拡散されて、このセンタノッチ2部に植付けられた苗への泥水流の押寄せを弱くする。又、左右のサイドフロート6のサイドノッチ5部は、フロート間隔Aの後端部の幅を広くするものであるから、このフロート間隔A部を流動する泥水流は、このサイドノッチ5部で急に拡散されて流勢を弱くされる。このサイドノッチ5部の均平土壌面に植付けられる苗は、長く後方へ伸びるフロート尾身部11に案内されるようにして、苗植付姿勢を乱さないように維持する。
このように、三条植え苗植機は、独立的のセンタフロート3とこの左右のサイドフロート6が、フロート間隔Aを形成し、かつ各々センタノッチ2、及びサイドノッチ5を形成して、左右対称形態に配置構成するものであるから、コンパクトにして、フロート重量や、土壌面滑走、乃至重量支持力等の左右バランスの良い苗植装置の構成とすることができ、直進走行性、操向操作性等を高く維持することができる。
前記車体8の後端部に配置の施肥装置17は、シート25の後部で左右両側に配置している。シート25の左手側に一条分の施肥装置17を設け、右手側に二条分の施肥装置17を配置することにより、苗植装置を上昇したとき苗タンク27の上端部が、これら施肥装置17に干渉するのを防止する形態とすると共に、機体の全長を短くするように構成している。これら各施肥装置17は、肥料を収容するホッパー45と、この肥料を繰出す繰出装置46等を有する。これら繰出装置46から繰出される肥料を、搬送施用するための送風機47と、施用パイプ48を設けて、各対応のセンタノッチ2や、サイドノッチ5等の前側部に設ける施肥案内口49に案内させて、均平土壌面に施肥するように構成する。このうち送風機47は、前記エンジン12の後側で左手側の一条分の施肥装置17の下方に配置することにより、この施肥装置17を低位で、かつ前位に配置して、機体の左右重量バランスを図っている。前記ステアリングハンドル14のステアリングポスト50の左右両側方には、補給用苗を収容する苗支持枠51を設け、前側にはセンタポール52と、畦越え時に使用する畦越えレバー53を設けている。
次に、主として図5、図6に基づいて、前記三条植え形態の苗植機のサイドフロート6の前端部と後輪9との間に、代掻ロータ55を設けたものである。この代掻ロータ55の伝動を前記苗植付装置7のフロントフレーム40の伝動機構から取出すように構成している。このフロントフレーム40の左右両端部から前側へロータアーム56を突出して、上下回動可能に支持し、この各ロータアーム56の前端部に代掻ロータ55を軸装して、これらの入力伝動ケース43、フロントフレーム40、及びロータアーム56等の内部の伝動機構を経て伝動回転することにより、後輪9によって掻き起こされて荒れた土壌面を、このサイドフロート6の前側の代掻ロータ55によって掻き均すもので、このサイドフロート6による均平作用を円滑に行われるものである。このような代掻ロータ55を、苗植作業の畦際での旋回行程の始端部や、終端部において、ハンドル14による操向角等により、苗植付装置7の昇降とは別にこの代掻ロータ55を昇降連動させてさせて、下降押圧させて荒れた土壌面を均平するように構成することができる。又、前記施肥装置17をステップフロア13の前端部に配置して、シート25の後側のスペースを広く形成して、苗タンク27の昇降の邪魔にならないように構成している。送風機47はシート25の近くに設けて、この送風機47から送風筒57を介して、前側の繰出装置46部へ送風し、この繰出装置46から繰り出される肥料を、播種パイプ48を通して施肥案内口49部へ送風搬送するものである。
次に、主として図7、図8に基づいて、代掻きロータ55のロータアーム56を前記左右のリヤアクスルケース35の内側に対して上下回動可能に支持させる。又、このロータアーム56を、これらリヤアクスルケース35の内側間を連結する連結軸(又は、後輪軸35に代えるも可能)から後方へ突出して、この連結軸59の周りに上下回動自在に設けることもできる。これら左右のロータアーム56は前記リフトリンク23との間にダンパー60を設けて、左右独立的に下方土壌面へ押圧するように構成している。代掻ロータ55はロータアーム56に対して回転自在に設け丁る。又、この代掻ロータ55は、鼓形態に形成して、片後輪9の踏轍幅よりも左右に広くし、かつ、この前側のサイドフロート6幅と同程度のロータ幅に設定している。このようにロータアーム56をリヤアクスルケース35の内側に設けるために、外側の後輪9との間の間隔を広くして、この後輪9によって着き周りされる泥や、藁屑等の降り掛かりを少なくして、代掻き整地性を良くする。又、各ロータアーム56は左右独立的に上下動するため、代掻ロータ55の自重によって土壌面を押圧するため、この代掻ロータ55を異なる重量のものと交換することによって適切な代掻性能を得ることができる。又、ダンパー60を介してリフトリンク23に連結するため、苗植え付け装置7を昇降すると同時に各代掻きロータ55を昇降することができ、昇降操作を簡単化することができる。又、これら代掻きロータ55の幅を広く、かつ、鼓型形態に形成することによって、後輪9による踏荒し後の土壌面の代掻性を良好にし、代掻時の泥水流の外側への押出しを少なくすることができる。
次に、主として図9、図10、図11に基づいて、前記苗植フレーム26の一部、フロントフレーム40から横方向へ前記タンクガイド44と平行状に突出の苗タンクガード62を設け、このタンクガード62の左右先端部に隣接植付苗条を検出する近接センサ等からなる苗条センサ63を設けたもので、この苗条センサ63による隣接苗条を検出することによってセンタポール52の上端に設けるパイッロットランプ64を点灯するように構成している。畦際等における旋回操向行程の終端部においての、苗植付開始時の隣接苗条に対する苗植え条合わせを簡単に、容易に行わせる。
又、前記畦越えレバー53には、走行伝動系のクラッチや、ブレーキ等をワイヤ68連動等によって操作可能の操作レバー65を有したグリップ66を着脱自在に設けて、車体8の前側に運転者が立てない時等では、このグリップ66を畦越えレバー53から取外して、このグリップ66の操作レバー65を遠隔操作可能に設けたものである。この畦越えレバー53の形態としては、上方にセンタポール52を設けた形態や、ループ状形態に形成したものがあるが、このループ状形態では横側にグリップ66を取付けることのできる突子67等を形成して、この突子67部にグリップ66を差込んで取付けることができる。この操作レバー65は、グリップ66を畦越えレバー53に取付けた状態でも、取外した状態でも操作することができる。
1 センタ植付爪
2 センタノッチ
3 センタフロート
4 サイド植付爪
5 サイドノッチ
6 サイドフロート
7 植付装置
8 車体
9 後輪
10 フロート尾身部
11 フロート尾身部
A フロート間隔
B 後輪幅域
2 センタノッチ
3 センタフロート
4 サイド植付爪
5 サイドノッチ
6 サイドフロート
7 植付装置
8 車体
9 後輪
10 フロート尾身部
11 フロート尾身部
A フロート間隔
B 後輪幅域
Claims (1)
- フロート幅の中央後端部を窪ませて一条植えのセンタ植付爪(1)を作動させるセンタノッチ(2)を形成のセンタフロート(3)と、このセンタフロート(3)の左右両側に適宜幅のフロート間隔(A)を介して、かつ、このフロート間隔(A)側のフロート側縁後端部を窪ませて一条植えのサイド植付爪(4)を作動させるサイドノッチ(5)を形成のサイドフロート(6)とを、各独立的に配置し、前記センタフロート(3)とサイドフロート(6)を有した植付装置(7)を、車体(8)の後部に対して各フロート(3)、(6)を左右後輪(9)幅域(B)の後方に対向させて装着し、前記各センタフロート(3)、サイドフロート(6)のセンタノッチ(2)、及びサイドノッチ(5)の側部に形成のフロート尾身部(10)、(11)を、各植え付け爪(1)、(4)の作動位置よりも後位に長く形成した三条植苗植機。
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Cited By (1)
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