JP2008051450A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気除菌手段の洗浄を容易に行うことができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】室内から取り込んだ空気を室内熱交換器21で熱交換した後に室内に送風する送風ファン22を有する室内ユニット2を備え、この室内ユニット2の内部には、所定のイオン種を含む水を電気分解して活性酸素種を含む電解水を生成すると共に、電解水の生成によって生じるスケール204を除去可能な電解水供給手段5と、この電解水供給手段5から活性酸素種を含む電解水が供給され、この供給された電解水と取り込んだ空気とを接触させて空気の除菌を行う空気除菌手段4とを備え、空気除菌手段4の上流側に電解水供給手段4で除去されたスケール204を排出するバイパス流路200を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、空中浮遊微生物(細菌、ウィルス、真菌(以下、単に「ウィルス等」という。))の除去が可能な空気調和装置に関する。
従来、水道水等を電気分解して次亜塩素酸などの活性酸素種を含む電解水を生成する電解水供給手段と、生成された電解水が供給される空気除菌手段とを備え、この空気除菌手段で電解水と空気とを接触させることにより、空気中に含まれる有害物質を分解・除去等して、空気の浄化(除菌)を行う方法が知られている。
一方、空気調和装置の内部に加湿器を設け、室内に快適な空気を供給することも行われている(例えば、特許文献1参照)。この加湿器は、親水性の加湿エレメントを備えており、この加湿エレメントに水を供給すると共に、空調される空気を加湿エレメントに通すことで、加湿することができるようになっている。
特許第2714076号公報
上述した電解水供給手段には、電気分解により生じるスケール(例えば、炭酸カルシウム等のカルシウム系スケール、炭酸マグネシウム等のマグネシウム系スケール等)が電極に付着する。そのため、電気分解の効率を維持するために、電極からスケールを除去することが必要になる。しかしながら、除去したスケールは、電解水と共に空気除菌手段に供給されてしまうため、スケールが空気除菌手段に付着してしまい、空気除菌手段が汚れてしまうことがある。
本発明は、電解水供給手段で除去したスケールで空気除菌手段を積極的に汚すことのない空気調和装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の空気調和装置は、室内から取り込んだ空気を室内熱交換器で熱交換した後に室内に送風する送風ファンを有する室内ユニットを備え、この室内ユニットの内部には、所定のイオン種を含む水を電気分解して活性酸素種を含む電解水を生成すると共に、電解水の生成によって生じるスケールを除去可能な電解水供給手段と、この電解水供給手段から活性酸素種を含む電解水が供給され、この供給された電解水と取り込んだ空気とを接触させて空気の除菌を行う空気除菌手段とを備え、前記空気除菌手段の上流側に前記電解水供給手段で除去されたスケールを排出するバイパス流路を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、電解水供給手段で除去されたスケールを、空気除菌手段に供給せずにバイパス流路から排出することができる。
上記構成の空気調和装置において、前記電解水供給手段と前記空気除菌手段との間に、前記空気除菌手段に電解水を供給するための流路を備え、前記流路は、スケールを除去するときに当該スケールが前記流路に流れるのを防止する開閉弁を備え、前記バイパス流路は、スケールを除去しないときに前記電解水が前記バイパス流路に流れるのを防止する開閉弁を備えることもできる。
この構成によれば、除去したスケールを空気除菌手段に供給させないようにすることができると共に、電気分解した電解水をバイパス流路に流さないようにすることができる。
また、前記バイパス流路は、前記空気除菌手段のドレンパンまたは前記室内熱交換器のドレンパンのいずれかまで延在し、このいずれかのドレンパンに除去したスケールを排出するように構成してもよい。
この構成によれば、除去したスケールをいずれかのドレンパンに排出することができる。
さらに、前記電解水供給手段は電気分解を行うための2つ以上の電極を有し、この電極の極性を反転させることにより、電極に付着したスケールを除去可能に構成してもよい。
この構成によれば、電極に付着したスケールを容易に除去することができる。
本発明によれば、電解水供給手段と空気除菌手段との間に、電解水供給手段で除去されたスケールを排出するバイパス流路を備えているので、電解水供給手段で除去したスケールを空気除菌手段に供給しないようにすることができ、空気除菌手段にスケールが付着するのを防止することができる。その結果、空気除菌手段を必要以上に汚すことがなくなる。また、簡単な構造で、電解水供給手段で除去したスケールを空気調和装置外へ排出することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る空気調和装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、空気調和装置の一例として、四方向吹き出し型の天井埋込型空気調和装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の概略構成を示す冷媒回路図である。この冷媒回路で示す空気調和装置100は、一台の室外ユニット1に二台の室内ユニット2が接続されたものである。なお、この組み合わせは一例であり、一台の室外ユニット1に二台以上の室内ユニット2が接続されていてもよく、一台の室外ユニット1に一台の室内ユニット2が接続されていてもよい。
室外ユニット1は、室外に設置されるもので、図1に示すように、圧縮機11、アキュムレータ12、四方弁13、室外熱交換器14、電動膨張弁15を備え、これらが冷媒配管10で接続されている。この室外ユニット1は、暖房運転時には実線矢印の方向に冷媒が流れるようになっており、冷房運転時には四方弁13を切り換えることにより、図中に示す破線矢印の方向に冷媒が流れるようになっている。これにより、冷房運転と暖房運転との切り換えが可能になっている。
室内ユニット2は、室内に設置されるもので、図1に示すように、室内熱交換器21、送風ファン22、空気除菌部4、電解ユニット5(電解水供給手段)を備え、これらが冷媒配管10によって接続されている。
送風ファン22は、室内ユニット2に吸込口31を介して空気を導入して、室内熱交換器21による熱交換後の空気を吹出口32を介して室内に送風するものである。また、空気除菌部4は、送風ファン22により室内ユニット2に導入される空気に活性酸素種を含む電解水を接触させて空気の除菌を行うものである。そして、電解ユニット5は、水道水等を電気分解して、活性酸素種を含む電解水を生成して空気除菌部4に供給するものである。
図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置に使用される室内ユニットが、天井に埋め込まれた状態を示す側部断面図である。また、図3は、図2に示す室内ユニット2の上下方向を逆にして分解した状態を示す分解斜視図である。なお、本実施の形態では、室内ユニット2が二台あるが、どちらも同じ構成を有している。
室内ユニット2は、図2及び図3に示すように、室内熱交換器21などを内包する筐体20と、この筐体20が天井空間Sに取り付けられた状態で、筐体20の下側に配置される化粧パネル30とで構成されている。
筐体20は、図2および図3に示すように、下面(但し、図3において上方)が開口した略四角形の箱形に形成されている。また、筐体20の四隅には、図1に示すように、吊り金具103が取り付けられている。この筐体20は、建屋の天井101に略四角形に形成された天井孔102から天井101の裏側に埋め込まれ、天井裏から垂下する吊りボルト104に吊り金具103が止着されることにより、天井空間Sに吊り下げられるようになっている。
化粧パネル30は、平面視において略四角形(正方形)に形成されており、この化粧パネルによって筐体20の下面および天井孔102が覆われている。この化粧パネル30には、平面視における略中央部に位置する吸込口31と、化粧パネル30の四辺の近傍に、それぞれの辺に沿って長尺に形成された吹出口32とが形成されている。この吸込口31の裏側にはフィルタ33が装着されている。これにより、室内ユニット2は、この吸込口31から室内の空気を筐体20の内部へ吸い込み、筐体20内で空気の熱交換を行った後、四つの吹出口32から室内に向けて空気を四方向に吹き出すようになっている。
筐体20の側板20aの内面には、図2に示すように、発泡スチロール製の断熱体23が設けられている。また、筐体20の天板の内側20bにはモータ22aが固定され、このモータ22aのシャフトには羽根車22bが取り付けられており、これらのモータ22aおよび羽根車22bで送風ファン22を構成している。この送風ファン22を取り囲むように、筐体20の側板20aに沿って略四角形状に曲げられた室内熱交換器21が上記発泡スチロール製の断熱体23の内側に配置されている(図3参照)。この室内熱交換器21には送風ファン22により吸込口31から吸い込まれた空気が供給され、室内熱交換器21により熱交換された空気が4つの吹出口32から吹き出されるように構成されている。
また、室内熱交換器21の下方には、図2に示すように、発泡スチロール製のドレンパン24が配置されている。このドレンパン24は、外周面が筐体20の内面に略設した状態で筐体20内に配置される。また、このドレンパン24には、化粧パネル30の吸込口31および吹出口32に対応する位置に吸込開口25及び吹出開口26が設けられている。吸込開口25は図3に示すように、略矩形に形成されたドレンパン24の中央に平面視略円形に形成されている。また、吹出開口26はドレンパン24の4辺に沿ってそれぞれ形成されている。
また、このドレンパン24には、室内熱交換器21の一隅に相当する位置にドレンポンプ27(図3参照)が配設され、ドレンパン24に貯留したドレン水はドレンポンプ27により汲み上げられて、室内ユニット2の外部に排出されるようになっている。
一方、四角形状に折り曲げられた室内熱交換器21の一辺には、図2および図3に示すように、その外側に空気除菌部4が配置されている。また、筐体20の外壁20aであって、この空気除菌装部4が配置された側面の側には、電解ユニット5が外付けされている。この空気除菌部4は、室内熱交換器21の端部に該当する辺と断熱体23との間に配置されており、化粧パネル30に形成された一の吹出口32からは、空気除菌部4において除菌された空気が吹き出されることになる。また、一の吹出口32だけではなく、複数の吹出口32から空気除菌部4において除菌された空気が吹き出すようにしてもよい。
この空気除菌部4は、図4(A)に示すように、保水性の高い気液接触部材41と、この気液接触部材41の上部に配置される分散皿42と、気液接触部材41の下部に配置される水受け皿43とを備えている。
気液接触部材41は、例えばアクリル繊維やポリエステル繊維等で作製された不織布で構成することができる。また、気液接触部材41の素材として、電解水に対する反応性の少ない素材が好ましく、他にポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、ETFE等)、セルロース系材料またはセラミックス系材料等を用いることができる。この気液接触部材41は、親水処理を施すことなどにより、電解水に対する親和性を高めることができる。これにより、気液接触部材41の電解水の保水性(湿潤性)が保たれ、電解水と導入された空気との接触が長時間持続される。
分散皿42は、長手方向における右側部に接続口42aを有し、この接続口42aに電解水供給配管51が接続されようになっている。また、分散皿42の底面には、電解水供給配管51を通じて供給された電解水を滴下して、気液接触部材41に分散させるための孔(不図示)が多数形成されている。
水受け皿43は、気液接触部材41を下方から保持するとともに、当該気液接触部材41を通過した電解水を貯留可能とする。この水受け皿43の底面には、電解水をドレンパン24(図2および図3参照)に導くドレン管44が接続されている。
他方、電解水を気液接触部材41に供給する電解ユニット5は、図2に示すように、外装箱80の内部に配置されており、この外装箱80が筐体20の外壁20aに着脱可能に取り付けられている。この電解ユニット5には、図3に示すように、給水源からの水道水等が供給される電解槽52(図4(B)参照)と、水道水等を制御する開閉弁64と、水道水逆止弁65とがそれぞれ設けられている。これらの電解槽52,開閉弁64、逆止弁65は、図3に示すように、取付プレート66に一体に取り付けられており、この取付プレート66に空気除菌部4も取り付けられている。
また、電解槽52は、その内部に少なくとも一対の電極53a、53bとを備えている。この電極53a、53bは、通電された場合、電解槽52に配水管6(図1参照)を介して供給された所定のイオン種が添加された水道水等を電気分解して活性酸素種を含む電解水を生成させることになる。
ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは過酸化水素といった、いわゆる狭義の活性酸素に、オゾン、次亜ハロゲン酸等といった、いわゆる広義の活性酸素を含めたものとする。電解槽52は気液接触部材41に接近して配置され、電解水供給配管51を介して活性酸素種を含む電解水をただちに気液接触部材41に供給できるように構成される。
電極53a、53bは、例えばベースがTi(チタン)で皮膜層がIr(イリジウム)、Pt(白金)から構成された2枚の電極板を用いることができる。
上記電極53a、53bにより水道水等に通電すると、カソード電極では、
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-
の反応が起こり、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応が起こると同時に、水道水等に元々含有される塩化物イオンまたは薬剤添加部7により添加された塩化物イオン等が、
2Cl-→Cl2+2e-
のように反応し、さらにこのCl2は水と反応し、
Cl2+H2O→HClO+HCl
となる。
この構成では、電極53a、53bに通電することにより、殺菌力の大きいHClO(次亜塩素酸)等が発生し、この次亜塩素酸等の活性酸素種を含んだ電解水が供給された気液接触部材41に空気を通過させることにより、当該気液接触部材41を通過する空気中に浮遊するウィルス等を不活化させて、空気を除菌することができるとともに、この気液接触部材41で雑菌が繁殖することを防止することができる。また、臭気等のガス状物質も気液接触部材41を通過する際に、電解水に溶解したり、電解水中の次亜塩素酸等の活性酸素種と反応したりして、空気中から除去され、脱臭することができる。
この電極53a、53bに所定の電流密度の電流(例えば、20mA/cm2等)を通電すると、所定量の水道水等を電気分解して、所定の濃度の活性酸素種(例えば、遊離残留塩素濃度1mg/l等)を含む電解水を生成することができる。また、この電流値を変更することにより、電流値を小さくした場合には電解水の次亜塩素酸の濃度を低くすることができ、電流値を大きくした場合には電解水の次亜塩素酸の濃度を高くすることができる。この電流値の変更は、例えば、図示しない可変抵抗を用いて電極53a、53bの電流値を変更するなどにより行うことができる。この可変抵抗は、図示しない制御装置からの信号に基づいて抵抗値が決定されるようになっている。
一方、電解ユニット5には、図1に示すように、配水管6を介して図示しない給水源に接続されると共に、電解水供給配管51を介して空気除菌部4に接続されている。
この給水源は、配水管6を介して電解ユニット5に水を供給できるものであればよく、例えば、配水管6を水道管(図示略)に接続して、水道管を介して供給される市水(水道水)を給水源としてもよいし、例えば、配水管6を給水槽(図示略)等と接続して、給水槽等に貯留された水を給水源としてもよい。ここで、給水槽等に貯留される水は水道水等のように、塩化物イオン等のイオン種が予め含有されている水であってもよいし、井戸水等のイオン種濃度の希薄な水であってもよい。以下、配水管6を介して給水源から供給されるこれらの水を「水道水等」という。
配水管6は、給水源と接続される給水源接続管61(給水源接続部)と、給水源接続管61から各室内ユニット2に分岐して水道水等を電解ユニット5に分配する分配管62(分配部)とを備えている。また、給水源接続管61および分配管62には、開閉弁63、64がそれぞれ設けられ、これらの開閉弁63、64を開放することで電解ユニット5へ水道水等の供給が行われる。
また、給水源として、貯留タンク71を床の上に設置可能な形態で配設するなどして床近傍に配置し、床下などに配設された給水源接続管61に配管72を介して貯留タンク71を接続する構成とすることもできる。このように貯留タンク71を高所ではなく、床近傍に配設することで、貯留タンク71内への薬剤の供給等を簡易に行うことができる。
配水管6には、給水源接続管61において給水源から供給される水道水等に所定のイオン種を含む薬剤を添加する薬剤添加部7が設けられている。この薬剤添加部7は、所定のイオン種を含む薬剤を貯留する貯留タンク71と、この貯留タンク71と給水源接続管61とをつなぐ配管72と、この配管72に設けられる流量調整弁73と、給水源から供給される水道水等の導電率を検出する導電率計74と、導電率計74により検出された水道水等の導電率に基づいて流量調整弁73の開度を調整し、水道水等に添加する薬剤の量を制御する制御装置(図示略)とを備えている。
ここで、所定のイオン種は、ハロゲン化物イオン(X-)であることが好ましく、特に好ましくは塩化物イオン(Cl-)である。所定のイオン種として塩化物イオンを水道水等に添加する場合、薬剤として、塩化ナトリウム(NaCl)を用いることができる。塩化ナトリウムは、食塩などを用いて固体の状態で水道水等に添加してもよいし、食塩水のように水溶液に調整した状態で水道水等に添加してもよい。本実施の形態では、所定の濃度に調整した食塩水を貯留タンク71に貯留させる構成が適用される。食塩水のように水溶液の状態で所定のイオン種を水道水等に添加することで、所定のイオン種を安全かつ簡易に水道水等に添加することができる。
導電率計74は、給水源から配水管6に流入する水道水等の導電率を検出するものである。
ここで、水道水等の導電率を検出するのは、水道水等中のイオン種の濃度を推定するためである。すなわち、同じ水量の水道水等を電解ユニット5に供給し、同じ電流密度の電流を電極間に通電しても、水道水等中の塩化物イオン濃度等によって電解ユニット5において生成される次亜塩素酸等の活性酸素種の濃度が変動する。このため、水道水等に含まれるイオン種の濃度によっては、効率よく活性酸素種を含む電解水を生成するのが困難な場合がある。そこで、給水源から供給される水道水等の導電率に基づいて塩化物イオン濃度等のイオン種の濃度を推定し、推定された濃度に応じて所定のイオン種を添加する構成としているためである。この際、給水源から供給される水道水等のイオン種の濃度が所定の濃度以下(例えば、塩化物イオンにおいて30ppm以下等)である場合に、所定の量のイオン種が添加されるように流量調整弁73の弁解度を調整する構成としてもよいし、電解ユニット5に供給される水道水等のイオン種の濃度が所定の値となるように、導電率の変化に応じて流量調整弁73の弁開度を調整する構成としてもよい。
そして、給水源接続部において所定のイオン種が添加されて、所定の濃度以上のイオン種を含む水道水等が配水管6の分配管62により各室内ユニット2の電解ユニット5に供給されるようになっている。
電解ユニット5に供給される水道水等には所定のイオン種が添加されるので、配水管6はこれらの所定のイオン種を含む水道水等に耐性があり、錆び等の配水管6の劣化を招かない素材であることが好ましい。このような素材の配水管6として、例えば、プラスチック管や、鉄製の管内部をプラスチックでコーティングした複合管を用いることができる。プラスチック管として、例えば、塩化ビニル管、ポリエチレン管、ポリブテン管、架橋ポリエチレン管などが挙げられる。また、複合管として、例えば、塩ビライニング鋼管などが挙げられる。
図5は、空気除菌部4と電解ユニット5とを接続する配管経路を示す概要図である。
空気除菌部4と電解槽52とを接続する電解水供給配管51には、その配管経路の途中から分岐するバイパス配管(バイパス流路)200が設けられている。このバイパス配管200の排出部200aは、空気除菌部4の水受け皿43まで延びており、電解ユニット5から送られてくる電解水や、後述するスケールをバイパス配管を通して水受け皿43に排出することができるようになっている。
また、電解水供給配管51には、バイパス配管200と分岐する位置よりも下流側の位置に、流量を調節可能な開閉弁201が設けられており、バイパス配管200にも、流量を調節可能な開閉弁202が設けられている。これらの開閉弁201、202は、信号線301、302を介して制御装置300に接続され、制御装置300からの信号に基づいて流量が調節されるようになっている。
また、制御装置300は、電解槽52の電極53a、53bに電圧を印可するための電源装置301に信号線306を介して接続されている。この電源装置301は、配線307で電解槽52の電極53a、53bと電気的に接続されており、電解槽52は、制御装置300からの信号に基づいて、電極53a、53bのプラスとマイナスを反転させることができるようになっている。
これらの構成により、電解槽52の電極53a、53bに電圧を印可して電気分解を行うと、電解水を生成するために用いる水道水中に含まれるカルシウムイオンあるいはマグネシウムイオンにより電極53a、53bにスケール204が付着する。そのため、このスケール204を電極53a、53bから定期的に除去し、電解槽52での電解性能および耐久性が低下するのを防止する必要がある。このスケールの除去は、以下の手順で行われる。
(1)開閉弁201、202の制御
通常運転時(電解水供給時)は、開閉弁201が開放され、開閉弁202が閉鎖されていることにより、電解槽52で生成された電解水は、電解水供給配管51から空気除菌部4に供給され、バイパス配管200には流れないようになっている。一方、スケール204を除去するときには、開閉弁201を閉鎖し、開閉弁202を開放する。これにより、除去したスケール204は、電解水供給配管51を流れずバイパス配管200を通り、水受け皿43に排出されるようになる。
(2)電極53a、53bの極性の反転
制御装置300からの信号により、電極53a、53bの極性を、電気分解時の極性と反転させる。スケール204は、陰極側の電極に形成されるが、極性を反転することにより、電極から剥離する可能性が高くなるからである。これにより、除去されたスケール204は、バイパス配管200を通り、水受け皿43に排出されるようになる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置によれば、電解水供給配管51の途中から分岐するバイパス配管200を設けたことにより、電解ユニット5(電解槽52)で生じたスケール204をバイパス配管200へ流すことができる。これにより、スケールを空気除菌部4へ供給しないようにして、空気除菌部4をスケール204で汚さないようにすることができる。
また、開閉弁201、202を設けて、通常運転時とスケール除去時とで開閉弁の開閉を制御することにより、除去したスケール204を確実にバイパス配管200へ流すことができる。これにより、スケールを空気除菌部4へ供給しないようにして、空気除菌部4をスケール204で汚さないようにすることができる。
さらに、バイパス配管200の排出部200aを、空気除菌部4の水受け皿43まで延出させたことにより、排除したスケールを、空気除菌部を通過した後の電解水と共に排出することができる。これにより、除去したスケールを排出するための装置等を共通化し、空気調和装置100の部品点数の削減や、コストを低減することができる。
さらにまた、開閉弁201、202、電極53a、53bの極性の反転を、制御装置300の信号に基づいて行っているので、例えば、スケールを定期的に除去するためのスケール除去運転などの運転モードを自動で行うことができる。その結果、より効率的に運転することのできる空気調和装置100を得ることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態では、電解水供給配管51から分岐してバイパス配管200を設けているが、バイパス配管200は、空気除菌部4の上流側に設けられていればかまわない。例えば、電解ユニット5(電解槽52)から電解水供給配管51及びバイパス配管200を個々に設け、除去したスケールをバイパス配管200から排出するようにしてもよい。
また、バイパス配管200の排出部200aを空気除菌部4の水受け皿43に延出させて、スケール204を水受け皿43に排出しているが、室内熱交換器21の下側にあるドレンパン24まで延出させて、このドレンパン24にスケール204を排出するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、いわゆる天井埋込型の四方向吹き出し型の室内ユニット2を例に挙げて説明したが、本発明に係る室内ユニットはこれに限定されるものではなく、天井吊り下げ型のものであってもよいし、壁掛け型のものであってもよいし、床置き型のものであってもよい。また、室内ユニット2の筐体20内に配置された略四角形状に曲げられた室内熱交換器21の一辺と断熱体23との間に空気除菌部4を配置するものとして説明したが、一以上の辺に沿って空気除菌部4を配置してもよいのは勿論である。また、空気除菌部4の気液接触部材41を室内熱交換器21に対して略平行に配置してもよいし、傾斜させて配置してもよい。
本実施の形態における空気調和装置および空気調和システムの概略構成を示す図である。 本実施の形態における室内ユニットの概略構成を示す断面図である。 本実施の形態における室内ユニットに備えられる主要部品の構成を示す図である。 本実施の形態における空気除菌部の概略構成を示す図(A)および電解ユニットの概略構成を示す図(B)である。 空気除菌部と電解ユニットとを接続する配管経路を示す概要図である。
符号の説明
1 室外ユニット
2 室内ユニット
4 空気除菌部(空気除菌手段)
5 電解ユニット(電解水供給手段)
6 配水管
8 空気除菌装置
11 圧縮機
14 室外熱交換器
20 筐体
21 室内熱交換器
22 送風ファン
31 吸込口
32 吹出口
53a、53b 電極
63、64 開閉弁
73 流量調整弁
100 空気調和装置
200 バイパス配管(バイパス流路)
201、202 開閉弁
204 スケール
300 制御装置
305 電源装置

Claims (4)

  1. 室内から取り込んだ空気を室内熱交換器で熱交換した後に室内に送風する送風ファンを有する室内ユニットを備え、
    この室内ユニットの内部には、
    所定のイオン種を含む水を電気分解して活性酸素種を含む電解水を生成すると共に、電解水の生成によって生じるスケールを除去可能な電解水供給手段と、
    この電解水供給手段から活性酸素種を含む電解水が供給され、この供給された電解水と取り込んだ空気とを接触させて空気の除菌を行う空気除菌手段と
    を備え、
    前記空気除菌手段の上流側に前記電解水供給手段で除去されたスケールを排出するバイパス流路を備えることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記電解水供給手段と前記空気除菌手段との間に、前記空気除菌手段に電解水を供給するための流路を備え、前記流路は、スケールを除去するときに当該スケールが前記流路に流れるのを防止する開閉弁を備え、前記バイパス流路は、スケールを除去しないときに前記電解水が前記バイパス流路に流れるのを防止する開閉弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記バイパス流路は、前記空気除菌手段のドレンパンまたは前記室内熱交換器のドレンパンのいずれかまで延在し、このいずれかのドレンパンに除去したスケールを排出するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記電解水供給手段は電気分解を行うための2つ以上の電極を有し、この電極の極性を反転させることにより、電極に付着したスケールを除去可能に構成していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の空気調和装置。

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