JP2008050082A - 用紙搬送装置 - Google Patents

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規明 松井
Hideyuki Ikegami
英之 池上
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悟 山本
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潤司 石川
Masaaki Moriya
正明 森谷
Shigeo Hatake
茂雄 畠
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Abstract

【課題】 本発明では、用紙を斜送させて端部突き当てでの用紙斜行補正を行う構成において、用紙の端部突き当て時に起きる、用紙端部折れ等のダメージといった課題を解決する。
また、あらゆるメディア(こしが少ない用紙でもOK)に対して全体的な生産性を落とすことなく、安定した斜行補正を行うことを目標とする。
【解決手段】
シート側板の位置を規制する位置規制手段と、シートを斜めに搬送する斜送手段と、シート搬送方向に対する横レジを測定する複数のセンサ手段と、前記斜送手段によってシートの側端が前記位置規制手段に当接するように前記斜送手段を制御する斜送制御手段と、前記斜送制御手段は、前記センサ手段によって測定された2箇所の横レジ変化量によって、シートの側端が前記位置規制手段に当接する直前に搬送速度を変更する・しないを決定することを特徴とするシート搬送装置となっている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、用紙搬送装置製品で採用する用紙斜行補正方法に関するものである。
用紙搬送装置での用紙斜行補正においては、2本のローラを用いて独立駆動させて速度差を持たせることで補正するやり方(以下、スキュー補正)、用紙そのものを搬送方向に対して垂直面を片側突き当てさせることで補正するやり方(以下、斜送突き当て補正)、レジローラのように用紙先端をレジループすることで斜行をとるといった様々な方法が一般的にある。そして、高生産性、高精度が必須であるPOD製品においては、「斜送突き当て補正」が、メカ的に確実な補正のやり方として広く採用されている。
先行技術としては、特開平08-188300においては、斜送突き当ての構成をとっており、突き当て側板側にセンサを設け、搬送用紙の先端を検知するといった提案がある。流れとしては、センサ検知できる位置まで用紙が搬送されている状態で、突き当て側板を搬送方向対して垂直方向への移動させ、用紙検知できた所で側板移動を止める。その後、突き当て側板と一体で移動された斜送ローラを用いて、用紙を斜送させることで斜送突き当てを行う。この技術の効果としては、安価な構成で斜送突き当てが行えることを狙いとしている。
また、特開2002-370850においては、斜送突き当ての構成において、突き当て側板側にセンサを設け、用紙浮き上がりを検知することで、斜送ローラの幅寄せ力を可変させるといった提案がある。この技術の効果としては、メディアの種別によって用紙突き当て時に発生してしまう浮き上がり現象に対する対策を狙いとしている。
特開平08-188300号公報 特開2002-370850号公報
しかしながら、どちらの先行技術においても、用紙突き当て時に対する予防はできない。
例えば、薄紙のようにこしが弱い用紙を、通常の用紙(又は、厚紙)と同じように、斜送突き当て補正を行った場合、用紙の角折れが発生することが問題点としてある。
また、用紙の突入角度によっては、用紙角折れが発生することも問題点としてはある。通常、こしが弱い用紙の場合、斜送突き当て時の搬送速度を落としてあげることで、用紙の角折れ防止ができる。しかしながら、搬送速度を単純に落とすと、製品としての生産性が落ちてしまうという別の問題点が現れてくる。
本発明では以上の問題を解決するために、次のような構成をとっている。
この目的を達成するために本発明の請求項1の用紙搬送装置においては、シート側板の位置を規制する位置規制手段と、シートを斜めに搬送する斜送手段と、シート搬送方向に対する横レジを測定する複数のセンサ手段と、前記斜送手段によってシートの側端が前記位置規制手段に当接するように前記斜送手段を制御する斜送制御手段と、前記斜送制御手段は、前記センサ手段によって測定された2箇所の横レジ変化量によって、シートの側端が前記位置規制手段に当接する直前に搬送速度を変更する・しないを決定することを特徴とするシート搬送装置となっている。
また請求項2の用紙搬送装置においては、請求項1に記載した用紙搬送装置に於いて、2箇所の横レジ変化量が、最初に測定した横レジよりも次に測定した横レジの方が大きい場合、シートの側端が前記位置規制手段に当接する直前に搬送速度を変更することを特徴とするシート搬送装置となっている。
また請求項3の用紙搬送装置においては、請求項2に記載した用紙搬送装置に於いて、当接直前の速度は、搬送時の速度よりも遅いことを特徴とするシート搬送装置となっている。
また請求項4の用紙搬送装置においては、請求項3に記載した用紙搬送装置に於いて、当接後には、搬送時の速度に戻すことを特徴とするシート搬送装置となっている。
また請求項5の用紙搬送装置においては、請求項1に記載した用紙搬送装置に於いて、2箇所の横レジ変化量が、最初に測定した横レジよりも次に測定した横レジの方が小さい、或いは、等しい場合、搬送速度を変更しないことを特徴とするシート搬送装置。
本発明では、目的としては、用紙を斜送させて端部突き当てを行うことで、用紙斜行補正を行う構成において、用紙の端部突き当て時に起きる、用紙端部折れ等のダメージを発生させないことを目的とする。効果としては、あらゆるメディア(こしが少ない用紙でもOK)に対して全体的な生産性を落とすことなく、安定した斜行補正を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
(製品構成)
本発明の製品構成について、説明する。
まず、本実施例における画像形成装置について、図1を用いて説明する。
図1は、制御ユニット5を省略して示した本発明の一実施例である画像形成装置の断面図である。
1は画像形成装置、2はフェイスアップ排紙トレイ、3はフェイスダウン排紙トレイ、4は操作部、11a、11b、11c、11dは、感光体である感光ドラム、12a、12b、12c、12dはローラ帯電器、13a、13b、13c、13dは、潜像形成手段であるスキャナー、14a、14b、14c、14dは、現像手段である現像装置、21a、21b、21c、21dはカセット、22a、22b、22c、22dは、カセット21a〜21dからシート材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ、23a、23b、23c、23dはBCローラ、24a〜24dは引き抜きローラ、25はレジストローラ、26はレジ前ローラ、27は手差しトレイ、28はデッキ、29はBCローラ、30は、像担持体である中間転写体、32は、中間転写体30に駆動を伝達する駆動ローラ、33は、ばね(不図示)の付勢によって中間転写体30に適度な張力を与えるテンションローラ、34は、中間転写体30を挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ、35a〜35dは、トナー像を中間転写体30に転写するための高圧が印可されている像担持体転写手段である一次転写ローラ、36は、中間転写体30上に形成された画像を、シート材Pに転写するシート材転写手段である二次転写ローラ、40は定着ユニット、41aは、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ、41bは、シート材Pを定着ローラ41aとの間にはさんで加圧する加圧ローラ(このローラにも熱源を備える場合もある)、44は、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとからなるローラ対から排出されてきたシート材Pを搬送する内排紙ローラ、45は外排紙ローラ、50は、中間転写体30の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置、51は、材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられるクリーナーブレード、52は、廃トナーを収納する廃トナーボックス、60はピックアップローラ、61は給紙ローラ、62は引き抜きローラ、63a、63b、63c、63dはカセット紙ありなしセンサ、64a、64b、64c、64dは、検知手段である給紙プレレジセンサ、65はデッキ給紙センサ、66はデッキ引き抜きセンサ、67はレジストセンサ(以下、レジセンサともいう。)、68は内排紙センサ、69はフェイスダウン排紙センサ、70は両面プレレジセンサ、71は両面再給紙センサ、72a、72b、72cは反転ローラ、73は切り替えフラッパ、74a〜74dは両面ローラ、75はデッキ紙ありなしセンサ、76はトレイ紙ありなしセンサ、Lはループ、Rは反転位置である。
ピックアップローラ22a〜22d、BCローラ23a〜23d、引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26、BCローラ29、ピックアップローラ60、給紙ローラ61、引き抜きローラ62、両面ローラ74a〜74dは搬送手段を形成する。
なお、検知手段は給紙プレレジセンサ64a〜64dのみに限らず、他のセンサ等を用いることもできる。
画像形成装置1は大別して、画像形成手段(4つのステーションa、b、c、dが並設されており、その構成は同一である。)、給紙部、中間転写部、搬送手段、定着ユニット40、操作部4、及び制御ユニット5(図2参照)から構成される。
次に、個々の構成単位について説明する。
画像形成手段は、感光ドラム11a〜11d、ローラ帯電器12a〜12d、スキャナー13a〜13d、現像装置14a〜14d、一次転写ローラ35a〜35dによって構成されている。
感光ドラム11a〜11dがその中心で軸支され、矢印方向に不図示の駆動モータによって回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向にローラ帯電器12a〜12d、スキャナー13a〜13d、現像装置14a〜14dが配置されている。
ローラ帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。
次いでスキャナー13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線を、等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー等)に入射させ、反射走査光として感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。
スキャナー13a〜13dは、回転多面鏡の反射光を検出するビームディテクトセンサ(BDセンサ)を持っており、BDセンサへのレーザービームの入射回数(BD信号)をカウントすることによって、画像とシート材のタイミングを合わせることができる。
ブラック画像を露光するスキャナー13aは前記BD信号を所定の分周比で分周した信号を後述のCPU501へ出力している(図2参照)。
さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を中間転写体30に転写する。
以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。画像露光の開始は、後述(図2参照)の制御ユニット5から出力される作像開始信号の出力に応じて行われる。
次に、給紙部は、シート材Pを収納する部分と、シート材Pを搬送するためのローラ、シート材Pの通過を検知するためのセンサ、シート材Pの有無を検知するためのセンサ、シート材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)から構成される。
デッキ28はシート材Pを収納する。
ピックアップローラ22a〜22dでは、複数枚のシート材Pが送り出されることがあるが、BCローラ23a、23b、23c、23dによって確実に一枚だけ分離される。BCローラ23a〜23dによって一枚だけ分離されたシート材Pは、さらに引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26によって搬送され、レジストローラ25まで搬送される。
ピックアップローラ22a、BCローラ23a、引き抜きローラ24aは、後述の給紙モータ505によって駆動されており、同様に、ピックアップローラ22b、BCローラ23b、引き抜きローラ24bも別のモータ(不図示)によって駆動されている。
つまり、ピックアップローラ22、BCローラ23、引き抜きローラ24は、番号末尾のabcd毎に別々のモータ(不図示)で駆動されているといえる。
さらに、ピックアップローラ22aはソレノイド504(図2参照)を動作させると、ギアとカムの作用によりシート材Pを送り出す動作を行う。
ピックアップローラ22b〜22dについても同様である。
手差しトレイ27に収納されたシート材Pは、BCローラ29によって一枚分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
また、デッキ28に収納されたシート材Pは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送され、給紙ローラ61によって一枚だけ確実に分離され、引き抜きローラ62まで搬送される。
さらに、シート材Pは、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
レジストローラ25は後述のレジストモータ506によって駆動される。
また、レジ前ローラ26とBCローラ29は不図示のレジ前モータによって駆動される。
なお、上記の各センサは検知信号を制御ユニット5に入力している。
次に、中間転写ユニットについて詳細に説明する。
中間転写体30は、その材料として例えば、PET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]などが用いられる。
駆動ローラ32は、テンションローラ33、従動ローラ34によって支持されている。
駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。
駆動ローラ32は、ステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。
各感光ドラム11a〜11dと中間転写体30が対向する位置の、中間転写体30の裏には、一次転写ローラ35a〜35dが配置されている。
従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写体30とのニップによって二次転写領域を形成する。
二次転写ローラ36は、中間転写体30に対して適度な圧力で加圧されている。
また、中間転写体30上、二次転写領域の下流にはクリーニング装置50が配され、前記クリーニング装置50は、クリーナーブレード51および廃トナーボックス52から成る。
定着ユニット40は、定着ローラ41aと加圧ローラ41b、内排紙ローラ44から成る。
一方、レジストローラ25まで搬送されたシート材Pは、レジストローラ25よりも上流のローラの回転駆動を止めることで一旦停止され、画像形成手段の画像形成タイミングに合わせて、レジストローラ25を含む上流のローラの回転駆動を始めることで搬送を再開される。
シート材Pは、後述の二次転写領域へ送り出される。
二次転写領域において画像が転写され、定着ユニット40において画像が定着されたシート材Pは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパ73によって、搬送先が切り替えられる。
切り替えフラッパ73がフェイスアップ排紙側にある場合は、シート材Pは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。
一方、切り替えフラッパ73がフェイスダウン排紙側にある場合は、シート材Pは反転ローラ72a、72b、72cの方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。
また、シート材の両面に画像を形成する場合は、フェイスダウン排紙トレイ3方向へシート材を搬送し、シート材Pの後端が反転位置Rに到達したら停止し、両面ローラ74a〜74dの方向へ反転ローラの回転方向を逆転して搬送する。その後、カセット21a〜21dからシート材を搬送する場合と同様に、シート材Pを二次転写ローラ36へ搬送する。
なお、シート材Pの搬送路には、シート材Pの通過を検知するために複数のセンサが配置されており、給紙プレレジセンサ64a、64b、64c、64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、両面再給紙センサ71、等がある。
また、シート材Pを収納するカセット21a〜21dには、シート材Pの有無を検知するカセット紙ありなしセンサ63a、63b、63c、63dが配置され、手差しトレイ27には手差しトレイ27上のシート材Pの有無を検知する手差しトレイ紙ありなしセンサ76が配置され、デッキ28にはデッキ28内のシート材Pの有無を検知するデッキ紙ありなしセンサ75が配置されている。
操作部4は、画像形成装置1の上面に配置されており、シート材Pの収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップ排紙トレイ2、フェイスダウン排紙トレイ3)の選択、タブ紙束の指定等が可能である。
次に、図2を用いて、制御ユニット5の電気的な構成について説明する。
5は制御ユニット、501は、制御手段であるCPU、502はROM、503はRAM、504はソレノイド、505は給紙モータ、506は、レジストローラ25を回転させるレジストレーション手段であるレジストモータである。
制御ユニット5は、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板(不図示)や、モータドライブ基板(不図示)などから成る。
なお、図2は本発明の特徴を説明するために必要なブロックだけを示した図である。
まず、CPU501は、画像形成装置1の制御全般を行う。
制御プログラムはROM502に格納されており、制御に必要な一時的なデータをRAM503に格納し、適宜読み出す。
CPU501は、内部に複数のタイマを持っており、その中の一つではBD信号をカウントし、所定のタイミングを生成する。
また、別のタイマを用いてCPU501の内部クロックをカウントし、所定のタイミングを生成する。
また、CPU501は作像開始信号を出力する。
作像開始信号の出力によって、画像露光が開始される。
画像露光の開始からBD信号を所定数カウント後、レジストモータ506を駆動してレジストローラ25を回転させる。
その一方で、前記レジストローラ25の回転駆動の開始に間に合うように、前記画像露光の開始から適切な時間経過後に紙搬送動作を開始すれば、画像とシート材の同期をとることが可能となる。
レジストモータ506、給紙モータ505は、本実施例の場合、ステッピングモータを使用している。
次に斜送突き当て補正ついて、図3を用いて説明する。
図3は、レジストローラ(25)とレジ前ローラ(26)の間にある、斜送突き当て補正の構成部位を抜き出したものである。
基本的な用紙の搬送方向は、S1012の方向であり、斜行補正エリアで斜行補正を行い、センター戻しエリアにて用紙をメカセンターに戻すという流れとなっている。
斜行補正エリアでは、まず用紙(S1001)は、斜行ローラA(S1005)と斜行ローラB(S1006)の2対のローラによって、用紙搬送方向(S1008)に向かって斜行搬送される。用紙(S1101)は、基準側板(S1007)に突き当てられ、最終的には、用紙(S1002)の状態になり、基準側板(S1007)に当接されながら、用紙搬送方向(S1009)に向かって搬送される。
続いて、センター戻しエリアでは、用紙が、用紙(S1003)の位置に到達したところで、駆動ローラ(不図示)を用紙搬送方向(S1010)に向かってスキューさせ、用紙(S1004)の状態にする(=メカセンターに用紙センターを合わせる)。そして、用紙(S1004)の状態から用紙搬送方向(S1011)に向かって搬送を行うことで、斜行補正された用紙を搬送させるのである。
次に、今回追加する斜行サンプルエリアについて、図4を用いて説明する。
図3での斜送エリアの上流側に斜行サンプルエリアを持たせることで、斜行搬送を行う前に、用紙の斜行状態についてサンプルを行うのである。用紙の搬送方向は、S1101となっており、斜送エリアでの用紙搬送方向は前述した通りである。
斜行サンプルエリアでは、用紙の横レジが読み取れるように、ラインセンサー(ここではCIS(S1105)を用いる)が設置されている。そして用紙(S1106)搬送を行い、CIS(S1105)にて用紙先端が検知されたところで、横レジ量の測定を行う。次に用紙の後端が検知されたところで、再び横レジ量の測定を行い、2ヶ所の横レジ量を比較する。2箇所のポイントは、先端、後端に限らず、用紙搬送上での所定位置の2個所を測定してもよい。この横レジ量の比較の結果、先端部分が多い場合には、用紙搬送方向(S1109)を行った時、基準側板(S1102)に対して用紙先端から突き当たることによる先端角折れの恐れはないので、通常どおりの搬送速度で斜行突き当てを行う。また、逆のケースでは、基準側板(S1102)に対して用紙先端から突き当たることが想定されるため、角折れの危険性を持っていると、判断できる。また、横レジ量の測定によって、基準側板(S1102)から用紙(S1106)の位置関係がわかり、用紙搬送方向(S1109)での基準側板(S1102)方向への速度から、基準側板(S1102)に突き当てまでにかかる時間も推測することが可能である(時間は、t=s÷vで求まる。t:時間、s:基準側板と用紙先端の横レジ量、v: 基準側板(S1102)方向への速度)。この推測された時間より、斜行ローラA(S1114)と斜行ローラB(S1115)を、通常速度(S1111:通常の搬送速度)から、S1112(斜送突き当て時の速度)の速度への切り替えを、基準側板(S1102)に対して用紙先端が突き当たる前までに行う。S1112の速度に落とすために減速を行うポイントは、減速の時間を加味して行う。そして、用紙先端が基準側板(S1102)に突き当たった後には、S1112の速度からS1113の速度(通常の搬送速度)へと戻す。
以上の流れにより、局所的な速度ダウンで、角折れのない斜行補正を行えるのである。また、実施系ではS1113の速度を通常搬送速度にしたが、この搬送速度を通常時よりも早い速度にしてあげることで、局所的な速度ダウンをカバーしつつ、全体的な生産性は現状よりもあげることは可能となる。
次に、図5のフローチャートを用いて、斜行補正制御について説明する。
まず、S1201において、CIS(S1105)で用紙の先端が到達するのをまつ(S1106の到着をまつ)。そして、S1201の判断において、用紙の先端が到達したら、S1202へと進み、用紙横レジ検知開始を行う。ここでの用紙横レジ検知とは、CIS(S1105)によって、用紙の先端部分と後端部分の横レジ量をサンプルすることをさしている。S1202の後、S1203へと進み、CIS(S1105)で用紙の後端を検知するのをまつ。S1203の判断で、用紙の後端が検知されたら、S1204へと進み、用紙の横レジ検知を終了させる(=CIS(S1105)を停止させる)。
S1204の後、S1205へと進み、S1202で測定された用紙横レジ量が、用紙先端部分に対して、用紙後端部分の方が大きい場合には、S1207へと進み斜行ローラの減速位置を決定する。減速位置は、すなわち搬送時間であり、t=s÷v-αで求まる。t:時間、s:基準側板と用紙先端の横レジ量、v: 基準側板(S1102)方向への速度、α:減速時間、のパラメータから求めることができる。
そして、S1207の後S1208へと進み、斜送エリア内に用紙が到達するのをまつ。
S1208での用紙到達は、センサ手段を持たせてもよいし(不図示)、CIS(S1105)の先端位置から搬送時間で求まる位置情報で推測させてもよい。S1208にて、斜送エリア内に用紙が到達したら、S1209へと進み、S1207で求まった減速位置に用紙が到達するのをまつ。S1209にて、用紙が減速位置に到達したと判断された時には、S1210へと進み、斜行ローラ(S1114,S115)を同時に減速を行い、S1112の速度へと変速させる。そして、S1210の後、S1211に進み、用紙が基準側板(S1102)に突き当たるのをまつ。用紙が基準側板(S1102)に突き当たる判断は、CIS(S1105)での横レジ量と、斜行ローラ(S1114,S115)の搬送時間から推測された位置から、行う。1211にて、用紙が基準側板(S1102)に突き当たったら、S1212へと進み斜行ローラ(S1114,S1115)を同時に加速を行い、S1113の速度へと変速させる。そして、本処理を終了する。
また、S1205の判断にて、S1202で測定された用紙横レジ量が、用紙先端部分に対して、用紙後端部分の方が小さい場合には、斜行ローラ減速は行わず常に一定速度で搬送を行い、本処理を終了する。
以上に示したように本発明によれば、用紙を斜送させて端部突き当てを行うことで、用紙斜行補正を行う構成において、用紙の端部突き当て時に起きる、用紙端部折れ等のダメージを発生させないことを目的とする。効果としては、あらゆるメディア(こしが少ない用紙でもOK)に対して全体的な生産性を落とすことなく、安定した斜行補正を行うことが可能となる
本発明の一実施例である画像形成装置の断面図 制御ユニットのブロック図 本実施形態に係る斜送補正構成図 本実施形態に係る斜送補正サンプル構成図 本実施形態に係るメインシーケンスのフローチャート
符号の説明
P シート材
1 画像形成装置
4 操作部
5 制御ユニット
11a〜11d 感光ドラム
13a〜13d スキャナー
21a〜21d カセット
22a〜22d ピックアップローラ
23a〜23d BCローラ
24a〜24d 引き抜きローラ
25 レジストローラ
30 中間転写体
36 二次転写ローラ
64a〜64d プレレジセンサ
67 レジストセンサ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 ソレノイド
505 給紙モータ
506 レジストモータ

Claims (5)

  1. シート側板の位置を規制する位置規制手段と、シートを斜めに搬送する斜送手段と、シート搬送方向に対する横レジを測定する複数のセンサ手段と、前記斜送手段によってシートの側端が前記位置規制手段に当接するように前記斜送手段を制御する斜送制御手段と、前記斜送制御手段は、前記センサ手段によって測定された2箇所の横レジ変化量によって、シートの側端が前記位置規制手段に当接する直前に搬送速度を変更する・しないを決定することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記クレーム1に関する用紙搬送装置において、2箇所の横レジ変化量が、最初に測定した横レジよりも次に測定した横レジの方が大きい場合、シートの側端が前記位置規制手段に当接する直前に搬送速度を変更することを特徴とするシート搬送装置。
  3. 前記クレーム2に関する用紙搬送装置において、当接直前の速度は、搬送時の速度よりも遅いことを特徴とするシート搬送装置。
  4. 前記クレーム3に関する用紙搬送装置において、当接後には、搬送時の速度に戻すことを特徴とするシート搬送装置。
  5. 前記クレーム1に関する用紙搬送装置において、2箇所の横レジ変化量が、最初に測定した横レジよりも次に測定した横レジの方が小さい、或いは、等しい場合、搬送速度を変更しないことを特徴とするシート搬送装置。
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