JP2014061989A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置ずれ補正が可能な範囲を拡大してずれ補正を適切に行う。
【解決手段】レジストローラ対26は、記録材Pを挟持した状態で記録材Pの幅方向に自身がシフトすることで、記録材Pの位置ずれ補正(横レジ補正)を行える。ラインセンサ25は、搬送される記録材Pがレジストローラ対26に到達する前に、位置ずれを検出し、CPU301は、予測横端位置と目標横端位置との差分αを算出する。これにより、横レジ補正においてシフトさせるべき補正方向と補正量が決定される。CPU301は、|+α|>|β+|、または|−α|>|β−|が成立する場合は、レジストローラ対26を、記録材Pを挟持した状態で上記補正方向とは反対方向にα/2だけプレシフトさせる。
【選択図】図2

Description

本発明は搬送されるシート材の位置ずれを補正する技術に関する。
従来、プリンタ等の画像形成装置において、シート材と転写画像との相対的な位置ずれが生じると、シート材の適切な位置に画像を形成することができなくなる。相対的な位置ずれは、給紙カセットへのシート材の積載位置のばらつき、あるいは、シート材の搬送時の搬送ローラとシート材とのスリップ等によるシート材の斜送や搬送位置ずれ等によって生じる。
転写画像の位置とシート材との相対的な位置を合わせるための機構として、シート材の斜行補正機構が知られている。その他、シート材の搬送方向に直交する方向(シート材の幅方向)において、シート材を所定の位置に変位させて補正する横レジストレーション(横レジ)補正機構が知られている。
斜行補正機構としては、特許文献1に示されているように、シート材の搬送方向における二次転写位置の上流に配置されたレジストローラにシート材の前端を突き当てることで、搬送方向に対するシート材の斜行を矯正するものが知られている。
また、横レジ補正機構としては、特許文献2に示されるものが知られている。すなわち、シート材の横端位置(横レジ)をコンタクトイメージセンサのようなラインセンサにより検出する。そして、横端位置が所定位置になるように、シート材を搬送しているレジストローラがシート材を挟持した状態で、レジストローラそのものをシート材と一緒にシート材の幅方向にシフトさせてシート材の横ずれを補正する(横レジ補正)。
画像形成装置が、上記の斜行補正機構と横レジ補正機構とを共に備える構成とされる場合、レジストローラは、シート材の突き当てによる斜行補正の機能と横レジ補正の機能の2つを同時に備えることになる。
このような画像形成装置における斜行補正では、レジストローラが停止した状態で、レジストローラの上流に配置される搬送ローラにより搬送されたシート材の前端がレジストローラに突き当てられてシート材にループが形成されることにより斜行が矯正される。その後、シート材の横端位置が検出され、検出された横端位置に応じてレジストローラがシフトすることで、シート材の横ずれが補正される。
特開2009−286547号公報 特開平05−124752号公報
給紙カセットへのシート材のセット位置の精度が低い場合や、レジストローラが搭載されている本体とは別の本体用の給紙ユニットが接続された場合等には、レジストローラに搬送されてくるシート材の横端位置のずれ量が大きくなる。
しかしながら、レジストローラがシート材を挟持したままシフトできる可動量は有限である。そのため、横ずれ量がレジストローラの可動範囲を超えた場合は、横レジ補正機構によって横ずれを適切に解消することができない。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、位置ずれ補正が可能な範囲を拡大してずれ補正を適切に行うことにある。
上記目的を達成するために本発明は、シート材を挟持した状態で前記シート材の搬送方向に直交する幅方向に自身がシフトすることで、前記幅方向における前記シート材の位置ずれ補正を行う補正手段と、搬送される前記シート材が前記補正手段に到達する前に、前記幅方向における前記シート材の位置ずれを検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の検出結果に基づいて、前記位置ずれ補正において前記補正手段をシフトさせるべき方向である補正方向を決定する決定手段と、搬送される前記シート材が前記補正手段に到達する前に、前記決定手段により決定された補正方向とは反対の方向に前記補正手段をシフトさせておくプレシフトを行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、位置ずれ補正が可能な範囲を拡大してずれ補正を適切に行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 レジスト部を記録材の記録面に垂直な方向から見た模式図であり、図2(a)は位置ずれ検出時、図2(b)は斜行補正時、図2(c)は横レジ補正時の図である。 レジスト部の構成を示すブロック図である。 印刷処理におけるレジスト部の動作を示すフローチャートである。 印刷処理におけるレジスト部の動作を示す図4の続きのフローチャートである。 レジスト部の動作を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
本画像形成装置は、例えばカラーレーザプリンタとして構成される。本画像形成装置は、画像出力部1Pを備え、画像出力部1Pの上にリーダ部4および操作部5が載置される。操作部5の操作により、リーダ部4で、原稿の画像を読み取り、複写を行ったり、図示しない記憶部に記録されている画像データに基づいて、シート材ないし記録用紙である記録材Pに画像出力を行ったりすることができる。
この画像出力部1Pは、大別して画像形成部10、搬送ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、反転両面ユニット50、両面搬送ユニット60、排紙ユニット70および制御装置80を有してなる。画像形成部10として4つのステーション(a、b、c、dの付記で区別される)が並設されており、それらの構成は共通である。
画像形成部10においては、像担持体としての感光ドラム11(11a、11b、11c、11d)が、各々の中心で軸支され、図中反時計方向に回転駆動される。各感光ドラム11の外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12(12a、12b、12c、12d)、光学系13(13a、13b、13c、13d)、現像装置14(14a、14b、14c、14d)が配置されている。
一次帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷が与えられる。次いで光学系13a〜13dによって記録画像信号に応じて変調されたレーザビーム等の光線が感光ドラム11a〜11d上に露光され、各感光ドラム11a〜11d上に静電潜像が形成される。そして、各静電潜像は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによってトナー画像として顕像化される。
顕像化されたトナー画像は中間転写ベルト31に一次転写領域Ta、Tb、Tc、Tdで一次転写される。一次転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側では、記録材Pに転写されないで各感光ドラム11上に残されたトナーがクリーニング装置15(15a、15b、15c、15d)によって掻き落とされて各感光ドラム11の表面が清掃される。以上に示したプロセスを経て画像形成が順次行われる。
一方、搬送ユニット20は、記録材Pを収納するためのカセット21、カセット21より記録材Pを1枚ずつ送り出すためのピックアップローラ対22を有する。搬送ユニット20はまた、ピックアップローラ対22から送り出された記録材Pをレジストローラ対26まで搬送するための各搬送ローラ対23および搬送ガイド24を有する。さらに、記録材Pの搬送方向における上流側から順に、搬送ローラ対27、レジストセンサ28、ラインセンサ25、レジストローラ対26が配設される。
搬送ローラ対27は離間機構を有し、記録材Pの加圧(接触)/開放(解除ないし離間)が可能である。レジストセンサ28は、搬送ローラ対27とレジストローラ対26との間に配置され、搬送路上の記録材Pの有無を判別する。ラインセンサ25は、記録材Pの搬送方向に直交する方向(記録材Pの幅方向、または主走査方向と称する)における記録材Pの端部の位置を検出することで位置ずれを検出する。即ち、ラインセンサ25はシート材の位置ずれを検出する第1の検出手段、第2の検出手段として機能する。
レジストローラ対26は、記録材Pを挟持した状態で、ラインセンサ25で検出された記録材Pの主走査位置に基づき幅方向に記録材Pと一体となってシフトすることで記録材Pの横ずれを補正する横レジ補正動作を行うことができる。レジストローラ対26はまた、相互に回転することで、画像形成部10での画像の転写タイミングに合わせて記録材Pを搬送する。具体的には、記録材Pを二次転写領域Teへ送り出すタイミングを調整する。
中間転写ユニット30は、中間転写体としての中間転写ベルト31を有している。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、テンションローラ33、二次転写内ローラ34に巻回されている。駆動ローラ32は中間転写ベルト31に駆動力を伝達する。テンションローラ33は、図示しないばねの付勢力によって中間転写ベルト31に適度な張力を与える。二次転写内ローラ34は、中間転写ベルト31を挟んで二次転写領域Teに対向する。
各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31とが対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏(内側)に一次転写装置35a〜35dが配置されている。二次転写内ローラ34に対向して二次転写装置36が配置されて二次転写領域Teが形成されている。また、中間転写ベルト31上の二次転写領域Teの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置37が配置される。
定着ユニット40は、定着ローラ41a、加圧ローラ41b、定着前ローラ対42および定着前ガイド43で構成されている。定着ローラ41aは内部にハロゲンヒータ等の熱源を備える。加圧ローラ41bは定着ローラ41aに加圧される。加圧ローラ41bも熱源を備えてもよい。定着前ローラ対42および定着前ガイド43は、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとのニップ部へ記録材Pを導く。
排紙ユニット70は、定着ユニット40で熱定着された後の記録材Pを搬送する内排出ローラ対71、記録材Pを装置外部に導き出すための外排出ローラ対72を有する。排紙ユニット70はさらに、記録材Pを反転両面ユニット50方向または外排出ローラ対72方向のいずれかに導くフラッパ73を有する。
反転両面ユニット50は、正転、逆転の回転が可能な反転両面ローラ対51と、反転両面ガイド52とを有する。反転両面ユニット50はさらに、反転排紙時に反転両面ガイド52により反転された記録材Pを外排出ローラ対72方向に導くための排紙フラッパ53と、両面印刷時に両面搬送ユニット60方向に記録材Pを導く両面フラッパ54とを有する。
両面搬送ユニット60は、記録材Pを搬送する複数の両面搬送ローラ対61と、記録材Pをガイドする両面搬送ガイド62とからなる。また、制御装置80は、上記した各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板やモータドライブ基板等(いずれも図示せず)で構成されている。
次に、本画像形成装置の動作について説明する。画像形成動作開始信号が発せられると、まず、ピックアップローラ対22によってカセット21から記録材Pが1枚ずつ送り出される。そして、搬送ローラ対23によって記録材Pが搬送ガイド24の間を案内されて、着状態で駆動する搬送ローラ対27に搬送され、レジストローラ対26まで搬送される。このとき、レジストローラ対26は停止している。この状態でレジストローラ対26に記録材Pが突き当たって、一旦ループを形成することで記録材Pの斜行が矯正される。
その後、画像形成部10が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ対26は回転を開始する。このレジストローラ対26の回転開始は、記録材Pと画像形成部10より中間転写ベルト31上に転写されたトナー画像とが二次転写領域Teにおいてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部10では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスを経て一次転写に移行する。まず、中間転写ベルト31の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写装置35dによって、一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。そして、中間転写ベルト31上に転写されたトナー画像は次の一次転写領域Tcまで搬送される。
一次転写領域Tcでは、一次転写領域Tdと一次転写領域Tcとの間をトナー画像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて次のトナー画像が転写されることになる。以降の一次転写領域Tb、Taにおいても同様の工程が繰り返され、4色のトナー画像が中間転写ベルト31上に転写される。
その後、記録材Pが二次転写領域Teに進入して中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写装置36に高電圧が印加される。そして、前述したプロセスによって中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。トナー画像が転写された記録材Pは定着前ガイド43によって定着ユニット40の定着ローラ41aと加圧ローラ41bとのニップ部まで正確に案内される。
そして、定着ローラ41aと加圧ローラ41bの熱およびニップの圧力によって、トナー画像が記録材Pの表面に定着される。トナー画像が定着された記録材Pは内排出ローラ対71により送り出され、反転排紙時や、両面印刷時の表面印刷後に裏面印刷する際には、フラッパ73により反転両面ユニット50方向に記録材Pが搬送される。片面印刷時や両面印刷時の裏面印刷後は、外排出ローラ対72方向に記録材Pを導くようにフラッパ73は作動し、外排出ローラ対72により画像出力部1Pから記録材Pが排出される。
また、反転両面ユニット50に引き込まれた記録材Pは、反転両面ローラ対51により、反転両面ガイド52の奥まで引き込まれて停止する。その後、反転両面ローラ対51は逆回転し、記録材Pは両面フラッパ54により、反転排紙の場合は外排出ローラ対72方向に、両面印刷する場合は両面搬送ユニット60方向に、それぞれ導かれ搬送される。さらに、反転排紙の場合は、記録材Pは両面フラッパ54を通過した後、排紙フラッパ53により外排出ローラ対72方向に導かれ、外排出ローラ対72により画像出力部1Pより排出される。
両面印刷時は、両面フラッパ54により両面搬送ユニット60に導かれた記録材Pは、両面搬送ローラ対61により搬送され、両面搬送ガイド62に導かれて、搬送ユニット20の搬送ガイド24に合流する。記録材Pはその後、表面印刷と同様のプロセスを経て、外排出ローラ対72により画像出力部1Pの外へ排出される。
本実施の形態では、レジスト部により斜行補正(後述する図5のステップS412〜415)および横レジ補正(後述する図5のステップS416〜S420)が行われる。レジスト部には、搬送ローラ対27、レジストセンサ28、レジストローラ対26のほか、後述する図3に図示される構成要素が含まれる。
レジストローラ対26は、記録材Pを挟持した状態で記録材Pの幅方向に自身がシフトすることで、幅方向における記録材Pの位置ずれ補正(横レジ補正)を行う補正手段として機能する。また本実施の形態では、レジスト部により、搬送される記録材Pがレジストローラ対26に到達する前に、横レジ補正時の補正方向とは反対の方向にレジストローラ対26をシフトさせておくことで可動範囲を拡大する動作が行われる。この可動範囲を拡大する動作を「プレシフト」と称する(後述する図4のステップS403〜S411)。
図2は、レジスト部を記録材Pの記録面に垂直な方向から見た模式図であり、図2(a)は位置ずれ検出時、図2(b)は斜行補正時、図2(c)は横レジ補正時の図である。図2の上下方向が、レジストローラ対26の軸方向であり記録材Pの幅方向でもある。図2の上側/下側を、本画像形成装置の奥側/手前側とし、横ずれに関して、奥側/手前側を+方向/−方向とする。図2の左方が記録材Pの搬送方向である。
まず、図2(a)に示すように、記録材Pが搬送ローラ対27を通って搬送され、ラインセンサ25の検知点を通過する。記録材Pがレジストローラ対26に到達する前(突き当たる前)に、幅方向における記録材Pの手前側の側端の位置(横端位置)がラインセンサ25により検出される。この時点では、記録材Pが斜行している可能性がある。そこでこの検出においては、記録材Pの先端位置から所定の距離以上離れた複数点を検出するのが望ましい。図2(a)においては、2点を検出する例を示している。この複数点の検出タイミングは、レジストセンサ28による記録材Pの先端検知タイミングと、搬送ローラ対27による記録材搬送スピードとにより決定される。
ラインセンサ25による検出結果と、レジストローラ対26とラインセンサ25との位置関係とにより、記録材Pがレジストローラ対26に到達する際の記録材Pの予測横端位置が算出される。さらには、予測横端位置と目標横端位置との差分(±)αも算出される。差分αは、横レジ補正においてレジストローラ対26をシフトさせるべき量、すなわち補正量として一旦決定される。目標横端位置は、横レジ補正によって補正されるべき狙いの横端位置である。
ここで、目標横端位置からラインセンサ25による1回目の記録材Pの横端検出位置Aまでの主走査方向の距離をa、目標横端位置から2回目の記録材Pの横端検出位置Bまでの主走査方向の距離をbとする。ラインセンサ25の検出点からレジストローラ対26までの副走査方向(記録材Pの搬送方向)の距離をc、1回目の検出点Aから2回目の検出点Bまでの副走査方向の距離をdとする。
すると、記録材Pがレジストローラ対26に突き当たった時の記録材Pの予測横端位置と目標横端位置との差分αは、下記数式1で求められる。
[数1]
α={(a−b)/d}×c+b
ここで、差分αの符号が+/−である場合は、記録材Pが手前側/奥側にずれており、横レジ補正においてレジストローラ対26をシフトさせるべき方向、すなわち補正方向として奥側/手前側が決定される。
差分αが算出されたら直ちに、その時点でのレジストローラ対26のシフト可動量β+、β−が確認される。シフト可動量βは、横レジ補正のためにレジストローラ対26がシフト可能な範囲であり、β+/β−が、それぞれ奥側/手前側への可動量を表す。
シフト可動量β+、β−は、HP(ホームポジション)位置からの+方向(奥側)への可動量および−方向(手前側)への可動量の設計値と、現在のレジストローラ対26の主走査方向の位置の検出結果とから算出される。HP位置は、レジストローラ対26の主走査方向における基準位置である。
現在(差分αの算出時点)のレジストローラ対26の主走査方向の位置は、例えばレジストローラ対26を駆動するモータのHP位置からのモータパルス数の積算値等から決定することができる。あるいは、レジストローラ対26の主走査方向の位置を検出する専用のセンサを設けてもよい。本実施の形態では、毎回の横レジ補正の終了後には、レジストローラ対26がHP位置に復帰する。ただし、差分αの算出時点でレジストローラ対26の位置が把握できるのであれば、HP位置に復帰させることは必須でない。
ここで、差分(±)α、つまりレジストローラ対26をシフトさせたい量と、レジストローラ対26のシフト可動量β+、β−の値とが比較され、比較の結果に応じて、プレシフトを実行するべきかどうかが判断される。
具体的には、差分αの符号が−の場合、差分(−)αの絶対値とシフト可動量β−の絶対値とが比較される。差分(−)αの絶対値がシフト可動量β−の絶対値より大きい場合、記録材Pがレジストローラ対26に到達する前に、レジストローラ対26が+方向にプレシフトされる(図2(b))。一方、差分(−)αの絶対値がシフト可動量β−の絶対値より大きくない場合、プレシフトは行われない。
逆に、差分αの符号が+の場合、差分(+)αの絶対値とシフト可動量β+の絶対値とが比較される。差分(+)αの絶対値がシフト可動量β+の絶対値より大きい場合、前述とは逆に、記録材Pがレジストローラ対26に到達するに、レジストローラ対26が−方向にプレシフトされる。一方、差分(+)αの絶対値がシフト可動量β+の絶対値より大きくない場合、プレシフトは行われない。
+方向、−方向のいずれの場合も、プレシフトの量としては、差分αの絶対値の半分(=α/2)程度が望ましい。しかし、以降の横レジ動作のために記録材Pを挟持したまま差分αの分だけレジストローラ対26がシフトできる量であればよく、プレシフト量は問わない。例えば、差分αの絶対値とシフト可動量βの絶対値との差異と同じ量としてもよい。またプレシフト量は一定値であってもよく、例えばプレシフトでレジストローラ対26がシフト可能な最大の量に設定してもよい。
このように、記録材Pが搬送されレジストローラ対26に突き当たる前に記録材Pの横端位置が検出され、その検出結果に応じてレジストローラ対26が事前にシフトされる。このことにより、後述する横レジ動作の可動範囲を広げておくことが可能となる。これがプレシフト動作である。
続いて、記録材Pの斜行補正から記録材Pの横レジ補正までの動作を説明する。
プレシフトがなされた後、記録材Pがレジストローラ対26に到達した際にはレジストローラ対26の回転は停止している。停止しているレジストローラ対26に記録材Pが突き当たった状態で、レジストローラ対26の上流にある搬送ローラ対27が回転していると、図2(b)の点線P1で示すように記録材Pが撓んでループが形成される。この状態では、記録材Pの前端がレジストローラ対26に突き当たりつつ、記録材Pのループのコシによって搬送方向に押されている状態となるので、記録材Pの前端では斜行が補正されている。
しかし、搬送ローラ対27の位置では記録材Pは斜行状態を保ったままである。仮にこのまま搬送ローラ対27を離間させると、記録材Pを挟持するローラが無い状態となる。そこで、搬送ローラ対27が開放される前に、レジストローラ対26が少し回転してレジストローラ対26が記録材Pを挟持してから搬送ローラ対27が開放されるようにする。この時、上記プレシフト動作がなされていた場合は、レジストローラ対26は図2(b)に示すように主走査方向にシフトしている。搬送ローラ対27が開放され斜行が補正された状態は図2(b)に実線P2で示される。
上記動作により、記録紙Pの斜行が補正された状態でレジストローラ対26による記録紙Pの搬送が再開される。搬送と共に、レジストローラ対26を主走査方向にシフトすることで、記録材Pの横レジ補正が行われる(図2(c))。
本実施の形態では、レジストローラ対26により記録紙Pの搬送が再開された後に、ラインセンサ25により記録材Pの横端位置が再度検出される。そしてこの再検出された横端位置に基づき、記録材Pの横端位置が目標横端位置に一致するよう横レジ補正シフト量が算出され、横レジ補正がなされる。このように、記録材Pの斜行が補正された状態でラインセンサ25により横端位置を再検出することにより、より高精度に横端位置を矯正することができる。ただし、横レジ補正の際に実際に用いる横レジ補正シフト量として、前述のプレシフト動作においてレジストローラ対26に到達する前に検出された横端位置を採用してもよい。
図3は、レジスト部の構成を示すブロック図である。
レジスト部は、その全体の動作を制御するCPU301を備え、CPU301は、プレシフト動作、横レジ補正動作、斜行補正動作等も制御する。
レジスト部が備えるモータは4つある。まず、レジストローラ対26を回転させるレジ駆動モータ305、レジストローラ対26を主走査方向にシフトさせるレジシフトモータ306が備えられる。また、搬送ローラ対27を回転させる駆動モータ307、レジストローラ対26がシフトする際に搬送ローラ対27のニップを解除させる解除モータ308が備えられる。これらの各モータは、CPU301による制御に従って、モータ制御部304によって制御される。
記録材Pの横端位置を検出するためにラインセンサ25を駆動する際には、まずCPU301からラインセンサ制御部302へとトリガー信号を出力する。すると、ラインセンサ制御部302はラインセンサ25を駆動するのに必要な制御信号をラインセンサ25に出力する。この制御信号は、具体的には、クロック、ストレージパルス、ラインセンサに付随するLEDを点灯させるLEDオン信号等である。
ラインセンサ25を駆動すると、ラインセンサ25で検出される記録材P及び搬送路を構成する搬送ガイドからの反射光量がアナログ信号として出力される。出力されたアナログ信号は、アナログプロセッサ303に入力され、A/D変換が行われてCPU301に入力される。これによりCPU301では、ラインセンサ25の出力から記録材Pの横ずれの方向、横ずれ量が把握される。目標横端位置との差分およびずれの方向も把握される。CPU301は、レジストローラ対26を駆動してプレシフトまたは横レジ補正を行う際には、シフトさせるべき量をモータ駆動用のパルス数に変換する。そしてCPU301は、レジストローラ対26が目標の方向に変位するよう、モータ駆動パルスをモータ制御部304へ出力することで、レジシフトモータ306を動作させる。
図4、図5は、印刷処理におけるレジスト部の動作を示すフローチャートである。この処理は、印刷開始の指示により開始され、CPU301によって制御される。図4のステップS403〜S411の処理がプレシフト動作である。図5のステップS412〜415の処理が斜行補正動作である。図5のステップS416〜S420の処理が横レジ補正動作である。
まず、CPU301は、カセット21から記録材Pを給紙し(ステップS401)、その記録材Pが、搬送ローラ対27を通過してラインセンサ25の位置まで搬送されるよう制御する(ステップS402)。
CPU301は、記録材Pを搬送させつつ、ラインセンサ25に記録材Pの横端位置を2点において検出させる(ステップS403)。CPU301は、この検出結果に基づき、上記数式1によって、記録材Pがレジストローラ対26に到達した時の予測横端位置を演算する(ステップS404)(図2(a)参照)。
CPU301は、予測横端位置と目標横端位置との差分(±)αを算出し(ステップS405)、現在のレジストローラ対26のシフト可動量β+、β−も算出・確認しておく(ステップS406)。次に、CPU301は、差分αの符号が+であるか否かを判別する(ステップS407)。その判別の結果、CPU301は、差分αの符号が+であれば処理をステップS408に進める一方、差分αの符号が−であれば処理をステップS410に進める。
ステップS408では、CPU301は、差分+αの絶対値|+α|とシフト可動量β+の絶対値|β+|とを比較し、|+α|>|β+|が成立するか否かを判別する。そして|+α|>|β+|が成立する場合は、CPU301は、ステップS409で、プレシフト動作、すなわちレジストローラ対26を−方向にα/2だけシフトさせるよう制御する。
一方、ステップS410では、CPU301は、差分−αの絶対値|−α|とシフト可動量β−の絶対値|β−|とを比較し、|−α|>|β−|が成立するか否かを判別する。そして|−α|>|β−|が成立する場合は、CPU301は、ステップS411で、プレシフト動作、すなわちレジストローラ対26を+方向にα/2だけシフトさせるよう制御する。
ステップS408で、|+α|≦|β+|である場合、および、ステップS410で、|−α|≦|β−|である場合は、CPU301は、図5のステップS412に処理を進める。これらの場合は、プレシフトは行われない。
その後、CPU301は記録材Pの搬送を継続し、レジストローラ対26に記録材Pを突き当てる(ステップS412)。この時点でレジストローラ対26は回転していない。次に、CPU301は、レジストローラ対26の回転を停止させたまま、搬送ローラ対27を所定時間回転させることで、記録材Pを撓ませる(ステップS413)。そうすることで、記録材Pがレジストローラ対26に突き当たっている状態を撓みによる押し込み力で保持する形になるので、記録材Pが斜行して搬送されてきたとしても、まずは記録材Pの前端側で斜行が矯正される。
ここで、撓んだ部分を挟んで搬送ローラ対27に挟持されている記録材Pは、前端以外は斜行状態のままである。しかし、そのまま直ちに搬送ローラ対27を解除してしまうと、記録材Pを挟持しているローラ対が存在しなくなってしまう。そこでCPU301は、搬送ローラ対27の開放前にレジストローラ対26の回転を開始させる(ステップS414)。これにより、前端側の斜行が矯正された記録材Pの前端部をレジストローラ対26が挟持した状態となる。
レジストローラ対26が所定量回転して記録材Pを挟持したら、CPU301は、搬送ローラ対27を解除させて、記録材Pを挟持しているローラ対がレジストローラ対26のみの状態にする(ステップS415)。これにより、記録材Pは全体が斜行補正された状態になる。CPU301は、レジストローラ対26の回転を継続させ、これにより記録材Pの搬送が再度開始される(ステップS416)。
CPU301は、この搬送再開と共に、記録材Pの横端位置をラインセンサ25に改めて検出させる(ステップS417)。CPU301は、横レジ補正における実際の補正量となる横レジ補正シフト量を算出する(ステップS418)。すなわち、CPU301は、予め狙いとしている目標横端位置とステップS417で検出された横端位置とのずれ量およびずれ方向から、レジシフトモータ306を駆動するパルス数、回転方向を算出する。
次に、CPU301は、算出した横レジ補正シフト量に従って横レジ補正を行う。すなわち、レジシフトモータ306を駆動することで、記録材Pを挟持したままのレジストローラ対26をシフトさせる(ステップS419)。必要に応じてプレシフトによって可動範囲が拡大されているので、横レジ補正が支障なく行える。
横レジ補正動作が終了したら、CPU301は、レジシフトモータ306を駆動することで、レジストローラ対26をHP位置に復帰させる(ステップS420)。次に、CPU301は、印刷が終了したか否かを判別し(ステップS421)、連続プリント動作中の場合は、次の記録材Pの処理開始(ステップS401)に移行する一方、最後のプリント動作である場合は、本処理を終了させる。
図4、図5の、レジスト部における一連の動作を図6で時系列に説明する。
図6は、レジスト部の動作を示すタイミングチャートである。このタイミングチャートは、2枚の記録材Pがレジスト部を連続して通過した場合を示す。n=1は、1枚目の記録材Pがレジスト部を抜けるまでを示し、n=2は、2枚目の記録材Pがレジスト部を抜けるまでを示す。
図6において、“搬送ローラ駆動”信号は搬送ローラ対27の回転動作、“搬送ローラ脱着”信号は搬送ローラ対27の離間(脱)/当接(着)動作、“レジストセンサ”信号はレジストセンサ28の検知信号をそれぞれ示している。“レジストローラ駆動”信号はレジストローラ対26の回転動作、“ラインセンサ”信号はラインセンサ25が横端位置を検出するタイミング、“レジストローラシフト”信号はレジストローラ対26のシフト動作をそれぞれ示している。特に“レジストローラシフト”信号については、HP位置を基準としてレジストローラ対26をシフトさせる方向(+方向または−方向)とそのためのレジシフトモータ306の動作時間とを示す。
まず、n=1について説明する。CPU301は、記録材Pが搬送ローラ対27に到達する前に、予め“搬送ローラ駆動”信号をONする。“レジストセンサ”信号は記録材Pがレジストセンサ28を通過するタイミングでONされる。記録材Pがラインセンサ25を通過し始めてから、時間t1経過後に、ラインセンサ25が2点の横端位置を、検出期間である時間t2内で検出する。
ラインセンサ25の検出結果に基づき、CPU301は、プレシフトの要否を判断する。プレシフト動作が必要と判断した場合は、CPU301は、ラインセンサ25での横端位置検知から時間t3経過後に、時間t4のシフト期間でプレシフト動作を行う。n=1では、搬送されてきた記録材Pの横端位置が目標横端位置より+方向に大きくずれている場合を想定している。そのため、+方向へのプレシフトが実行される。
レジストセンサ28がONとなった後、記録材Pがレジストローラ対26に突き当たるまでの時間をt5とする。CPU301は、t1+t2+t3+t4<t5の関係が成立するように、プレシフト動作を終了させている。
記録材Pがレジストローラ対26に突き当たってから、“搬送ローラ駆動”信号がOFFされるまでの時間t6は、記録材Pにループを形成している時間に相当する。“搬送ローラ駆動”信号がOFFされてから“レジストローラ駆動”信号がONされるまでの時間t7は、記録材Pが撓んだまま保持されている時間に相当する。
“レジストローラ駆動”信号がONされると、レジストローラ対26に記録材Pが挟持され始めるが、“搬送ローラ脱着”信号がまだOFF(当接)なので、記録材Pに形成された撓みは少しずつ減少する。CPU301は、“レジストローラ駆動”信号がONされてから時間t8経過後に“搬送ローラ脱着”信号をONさせることにより、搬送ローラ対27が離間する。この時間t8は、撓みが完全になくなる前に“搬送ローラ脱着”信号がONされるように設定される。これにより、記録材Pの撓みが一気に解消され、記録材Pの斜行は矯正される。
“搬送ローラ脱着”信号のONから時間t9経過後に、ラインセンサ25が横端位置を検出する。横端位置検出が終わってから時間t10経過後に、横端位置の検出結果に基づき、横レジ補正のためにレジストローラ対26のシフト動作が行われる。ここでは、横端位置が目標横端位置より+方向にずれていたことを想定しているため、−方向にレジストローラ対26がシフト動作することになる。この横レジ補正のためのシフトは、横レジ補正シフト量に応じた時間t11をかけてなされ、目標横端位置まで記録材Pがシフトし、横ずれが補正される。
記録材Pの後端がレジストローラ対26を抜けたタイミングで、CPU301は、横レジ補正時とは逆の方向である+方向に、時間t12をかけてレジストローラ対26をシフトさせて基準位置であるHP位置に戻す。ここで時間t12は、記録材Pをシフトさせた時間t11からレジストローラをプレシフトした時間t4を引いた時間となる。
n=2については、搬送されてきた記録材Pの横端位置が目標横端位置より−方向にわずかにずれている場合を想定している。n=2のときについても、時間t1、t2はn=1の場合と同様である。n=2の場合は、シフト可動量βに余裕があるので、ラインセンサ25による横端位置の検出結果に基づくプレシフトは実行されない。
また、時間t5〜t10はn=1の場合と同様である。“搬送ローラ脱着”信号のONから時間t9経過後にラインセンサ25によって検出された横端位置の検出結果に基づき、横端位置検出が終わってから時間t10経過後に、横レジ補正のためにレジストローラ対26のシフト動作が行われる。ここでは、横端位置が目標横端位置より−方向にずれていたとことを想定しているため、+方向にレジストローラ対26がシフト動作することになる。この横レジ補正のためのシフトは、横レジ補正シフト量に応じた時間t11をかけてなされ、目標横端位置まで記録材Pがシフトし、横ずれが補正される。
記録材Pの後端がレジストローラ対26を抜けたタイミングで、CPU301は、横レジ補正時とは逆の方向である−方向に、時間t12をかけてレジストローラ対26をシフトさせて元のHP位置に戻す。ここで、n=2の場合は、プレシフトが行われていないので、時間t12は、記録材Pをシフトさせた時間t11と同じとなる。
本実施の形態によれば、記録材Pがレジストローラ対26に到達する前に、横レジ補正においてシフトさせるべき補正方向が決定され、その後、記録材Pを挟持した状態でレジストローラ対26が上記補正方向とは反対方向にプレシフトされる。これにより、記録材Pの幅方向におけるレジストローラ対26の可動範囲を拡大することができる。よって、位置ずれ補正が可能な範囲を拡大してずれ補正(横レジ補正)を正確に且つ適切に行うことができる。
また、記録材Pがレジストローラ対26に到達する際の記録材Pの予測横端位置と目標横端位置との差分αが絶対値がシフト可動量βの絶対値より大きい場合にだけプレシフトが行われる。これにより、レジストローラ対26の不要な稼働を抑制することができる。
また、横レジ補正後において、次の記録材Pの横端位置が検知される前に、レジストローラ対26がHP位置に戻されるので、次回のシフト可動量βの把握が容易であり、シフト可動量βの演算を不要にすることも可能である。
なお、本実施の形態では、図4のステップS408で、|+α|≦|β+|である場合、および、ステップS410で、|−α|≦|β−|である場合は、プレシフトを行わないとしたが、これに限るものではない。すなわち、差分αの絶対値とシフト可動量βの絶対値とに少しでも差異があれば、一律にプレシフトを行うようにしてもよい。一律にプレシフトを行い、なおかつプレシフト量を一定値とするならば、横レジ補正においてシフトさせるべき方向である補正方向を決定できれば足りる。従ってその場合は、図4のステップS402でのラインセンサ25による検出は、最低限、記録材Pの横ずれの方向を検出できれば足り、予測横端位置の演算(ステップS404)も不要である。
なお、本実施の形態では、記録材Pの横端位置の検出は、プレシフトの前とプレシフト後においてレジストローラ対26による記録紙Pの搬送が再開された後に2度実行された。これらの検出は同一のセンサであるラインセンサ25によってなされるので、部品点数が増えることが回避されている。しかし、2度の検出を別々のセンサによって行うようにしてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
25 ラインセンサ
26 レジストローラ対
301 CPU
P 記録材

Claims (7)

  1. シート材を挟持した状態で前記シート材の搬送方向に直交する幅方向に自身がシフトすることで、前記幅方向における前記シート材の位置ずれ補正を行う補正手段と、
    搬送される前記シート材が前記補正手段に到達する前に、前記幅方向における前記シート材の位置ずれを検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果に基づいて、前記位置ずれ補正において前記補正手段をシフトさせるべき方向である補正方向を決定する決定手段と、
    搬送される前記シート材が前記補正手段に到達する前に、前記決定手段により決定された補正方向とは反対の方向に前記補正手段をシフトさせておくプレシフトを行う制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記決定手段は、前記第1の検出手段の検出結果に基づいて、前記位置ずれ補正において前記補正手段をシフトさせるべき量である補正量を決定し、前記制御手段は、前記決定手段により決定された補正量が前記補正方向への前記補正手段の可動量より大きい場合は前記プレシフトを行う一方、前記決定された補正量が前記補正方向への前記補正手段の可動量より大きくない場合は前記プレシフトを行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記位置ずれ補正においては、前記決定された補正方向に前記第1の検出手段の検出結果に基づいて決定された補正量だけ前記補正手段をシフトさせることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 搬送される前記シート材が前記補正手段に挟持されてから前記幅方向における前記シート材の位置ずれを検出する第2の検出手段を有し、前記決定手段は、前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記位置ずれ補正において前記補正手段をシフトさせるべき補正量を決定し、前記制御手段は、前記位置ずれ補正においては、前記決定された補正方向に前記第2の検出手段の検出結果に基づいて決定された補正量だけ前記補正手段をシフトさせることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の検出手段および前記第2の検出手段として機能するセンサを有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記位置ずれ補正において前記補正手段をシフトさせた後、前記第1の検出手段により次のシート材の前記位置ずれが検出される前に、前記補正手段を基準位置に復帰させるよう制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段はシートへの画像の転写タイミングに合わせて記録材を搬送するレジストローラであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016183037A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 富士ゼロックス株式会社 姿勢補正装置および画像形成装置

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