JP2008048826A - 遊技機及び遊技システム - Google Patents

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Abstract

【課題】納税が必要となる高額配当の払出が行われる遊技機及び当該遊技機とサーバからなる遊技システムに関し、特に、高額配当に基づく納税手続による興趣の低下を防止可能な遊技機及び遊技システムを提供することを目的とする。
【解決手段】スロットマシン1での遊技の結果、要納税最低限度額以上の配当額の役に当選した場合(S20:YES)、払出額選択処理(S21)に移行し、下側画像表示パネル6に第1選択肢表示部96、第2選択肢表示部97が表示される。この時、第1選択肢表示部96には、当選役に基づく配当額と、当該配当額に対する納税後の額面である納税済配当額が表示され、遊技者が第1選択肢表示部96を選択すると、納税済配当額が払い出される(S45、S22)。一方、第2選択肢表示部97には非課税限度額が表示され、遊技者が第2選択肢表示部97を選択すると、納税手続が不要な非課税限度額が払い出される(S46、S22)。
【選択図】図13

Description

本発明は、抽選結果に応じて配当の払出を行う遊技機及び当該遊技機とサーバからなる遊技システムに関し、特に、納税が必要となる配当額を払出が行われる遊技機及び遊技システムに関するものである。
従来、抽選結果に応じて、メダルやコイン等の遊技媒体を配当として払い出す遊技機が多く存在している。例えば、トランプのカード画像を表示してポーカーやブラックジャック等のゲームを遊技者の操作に応じて進行させるカードゲームや、複数種類のシンボル図柄が描かれた複数のリール(所謂、ビデオリールを含む)を可変表示し、所定の入賞ライン上に停止表示された態様が所定の態様の場合に、当該態様に応じた配当を付与するスロットマシン等が存在する。これらの遊技機では、遊技者は高額の配当額が付与されることを期待して遊技を行う。
しかしながら、遊技機の設置されている国や地域によっては、或る一定の基準額(例えば、1200ドル)を超える高額の配当額が付与された場合に、その配当額に対して所定の税率に基づく納税の義務(例えば、当該配当額の30%に相当する額の納税)が生じることがある。この場合、遊技者は、納税に対する所定の手続を行わなければならない。そうすると、当該納税手続の間に、高額の配当額に当選したことによる興奮が冷め、興趣を大幅に損なってしまうことがある。
この点、当該納税手続を迅速に行うことで、遊技の興趣を持続させる遊技機が特許文献1、特許文献2に記載されている。特許文献1、特許文献2に記載されている遊技機においては、納税を要する高額の配当に当選した場合に、遊技者と遊技機との間で納税手続を実行可能とすることにより、遊技場の店員等の到着を待つことなく、迅速な納税を可能とし、遊技者の興趣を損なうことを防止している。
特開2005−168755号公報 特開2005−192991号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2に記載された遊技機では、納税を要する高額の配当に当選した場合、迅速な手続が可能となるので遊技の興趣が低下する程度を小さくすることはできるが、興趣が低下してしまうことがなくなるわけではない。即ち、迅速に手続を行ったとしても、遊技実行中に納税手続という異質な作業が入ることにより、遊技者の興趣は必然的に低下してしまうという問題点があった。
更に、納税の義務が生じる一定の基準額の前後で、遊技者が手にすることができる額に大きな差が出てしまうことがある。
例えば、1200ドル以上の配当額には、当該配当額の30%を納税する義務が生じる地域において、1199ドルの配当額に当選した場合と、1200ドルの配当額に当選した場合とでは、遊技者が手にする額に大きな差が生じてしまう。具体的に説明すると、1199ドルの配当額に当選した場合には、1200ドルという基準額に満たないので納税の義務は生じず、1199ドルを全て手にすることができる。一方、1200ドルの配当額に当選した場合には、1200ドルの30%に相当する額の納税義務が生じるので、1200ドルから納税額が引かれた840ドルしか手にすることができないことになる。
納税手続を行った上、このような配当額の差を目にすると、遊技者は大きな不公平感を感じ、その興趣は大きく損なわれてしまう。特に、納税の義務が生じる基準額をやや上回った配当額に当選した場合にこの傾向は顕著となり、遊技者の興趣を損なう大きな要因となってしまうという問題点がある。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、抽選結果に応じて納税が必要となる高額配当の払出が行われる遊技機及び当該遊技機とサーバからなる遊技システムに関し、特に、高額配当に基づく納税により、遊技者の興趣が低下することを防止可能な遊技機及び遊技システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技の対価を受け付ける受付手段(例えば、コインカウンタ21C、リバータ21S)と、当選役を抽選する抽選手段(例えば、メインCPU41、サーバCPU101)と、前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段(例えば、下側画像表示パネル6)と、前記抽選手段の抽選結果に基づいて、配当額を払出額として払い出す払出手段(例えば、メインCPU41、チケットプリンタ30、ホッパー66)と、を備える遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、前記抽選手段による抽選結果に基づいて定められる当選配当額が、所定の税率に基づく納税の義務が生じる要納税最低限度額以上であるか否かを判定する判定手段(例えば、メインCPU41、S20)と、前記判定手段により、前記当選配当額が要納税最低限度額以上であると判定された場合に、当該当選配当額を表示する第1表示部(例えば、第1選択肢表示部96)と、前記判定手段により、前記当選配当額が要納税最低限度額以上であると判定された場合に、要納税最低限度額未満の非課税限度額を表示する第2表示部(例えば、第2選択肢表示部97)と、前記第1表示部または第2表示部の何れか一方を選択する選択手段(例えば、メインCPU41、S44)と、前記選択手段の選択結果に基づいて、選択された表示部に対応する額を払出額として設定する払出額設定手段(例えば、メインCPU41、S45、S46)と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、前記判定手段により、前記当選配当額が前記要納税最低限度額以上であると判定された場合に、当該当選配当額に対する納税が為された後の納税済配当額を前記第1表示部に表示する表示制御手段(例えば、メインCPU41、S43)と、を有することを特徴とする。
そして、請求項3に係る遊技機は、請求項1又は2に記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、前記判定手段により、前記当選配当額が前記要納税最低限度額以上であると判定された場合には、前記第1表示部に表示される当選配当額を、当該当選配当額に対する納税済配当額に置き換える置換手段(例えば、メインCPU41、S43)を有することを特徴とする。
更に、請求項4に係る遊技システムは、請求項1乃至3に記載の遊技機(例えば、スロットマシン1)と、当該遊技機と双方向通信可能に接続されるサーバ(例えば、サーバ100)と、からなる遊技システム(例えば、遊技システム105)であって、1回の遊技ごとに、所定額を累積加算する配当額累積手段(例えば、サーバCPU101、JACKPOT累積額記憶領域103A、S102)と、前記配当額累積手段に係る配当額の払出を行うか否かの抽選を行う累積配当抽選手段(例えば、サーバCPU101、S103)と、前記累積配当抽選手段の抽選結果に基づいて、前記配当額累積手段に係る配当額の払出指示を行う払出指示手段(例えば、サーバCPU101、S106)と、を有することを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、受付手段で受け付けられた遊技の対価を用いて、抽選手段の抽選結果を表示手段に表示すると共に、当該抽選結果に基づいて、配当額を払出額として払い出す遊技がおこなわれる。この時、判定手段により、抽選結果に基づいて定められる当選配当額が要納税最低限度額以上であるか否かが判定される。
そして、当選配当額が要納税最低限度額以上である場合には、当該当選配当額を表示する第1表示部と、要納税最低限度額未満の非課税限度額を表示する第2表示部とが表示され、選択手段により、第1表示部または第2表示部の何れか一方を選択することができる。選択手段による選択に基づいて、払出額設定手段は、選択された表示部に対応する額が払出額に設定され、払出手段によって払い出される。
この結果、要納税最低限度額以上の額面の当選配当額となった遊技者は、第1表示部、第2表示部のそれぞれに表示されている額を選択して、払出額の払い出しを受けることができる。即ち、遊技者が2種類の払出額から任意に払出額を選択することができるので、納税の有無に基づいて、遊技者に生じる不公平感を緩和することができる。
また、第2表示部を選択した場合には納税手続が不要となるので、遊技実行中に納税手続が介在することはなく、もって、遊技に係る興趣が低下することを防止することができる。
また、請求項2に係る遊技機では、前記判定手段で前記当選配当額が前記要納税最低限度額以上であると判定された場合、表示制御手段により、納税済配当額が前記第1表示部に表示される。
これにより、遊技者は、選択手段による選択を行う前に当該当選配当額に納税が為された後の額である納税済配当額を把握することができる。この結果、第1表示部を選択した場合に手にすることができる額を把握することができるので、選択手段での選択に際し、自らの希望する選択を的確に行うことができる。
そして、請求項3に係る遊技機では、前記判定手段で前記当選配当額が前記要納税最低限度額以上であると判定された場合、置換手段により前記第1表示部に表示される当選配当額を当該当選配当額に対する納税済配当額に置換する。
これにより、遊技者は、選択手段による選択を行う前に納税済配当額を把握することができる。この際、第1表示部には納税済配当額のみが表示されることとなるので、額面の混同が生じることはない。この結果、第1表示部を選択した場合に手にすることができる額を確実に把握することが可能となり、選択手段での選択に際し、自らの希望する選択を的確に行うことができる。
そして、請求項4に係る遊技システムは、請求項1乃至3に記載の遊技機と、当該遊技機と双方向通信可能に接続されるサーバと、から構成される。
そして、当該遊技システムには、遊技システムを構成する遊技機における1回の遊技ごとに、所定額を累積加算する配当額累積手段が配設されており、累積配当抽選手段の抽選結果に基づいて、払出指示手段による配当額累積手段に係る配当額の払出指示が行われる。
この結果、遊技者はより高額の配当を手にする機会が付与されるので、高額配当に対する期待感が強まり、もって、当該遊技システムに対する興趣を高めることができる。
以下、本発明に係る遊技機及び遊技システムを、スロットマシン1を用いて具体化した一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態に係るスロットマシン1及び遊技システム105は、遊技に支払ったコインの一部(例えば、1%)をJACKPOTとして累積加算し、所定の払出条件を満たしたスロットマシン1で遊技する遊技者に対して、一度に高額配当として払いだす、所謂プログレッシブ機能を備えたものである。そして、複数台のスロットマシン1が、JACKPOTに係る制御を行うサーバ100と夫々接続されることで遊技システム105を構成している(図4参照)。
尚、本実施形態に係る遊技システムは、一度に支払われる払出額が1200ドル以上となった場合に、当該配当額の30%に相当する額の納税義務が生ずる国や地域に設置されているものとする。又、本実施形態においては、実際に遊技者に対して払い出される額を払出額といい、未だ払い出されることが確定していないが、役の当選により付与される額を配当額という。
先ず、本実施形態に係るスロットマシン1の概略構成について、図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係るスロットマシンの外観斜視図である。
本実施形態に係るスロットマシン1は、キャビネット2と、キャビネット2の上側に設置されたトップボックス3と、キャビネット2の前面に設けられたメインドア4とを備えている。キャビネット2の内部には、3個のリール5L、5C、5Rが回転可能に設けられている。尚、各リール5L、5C、5Rの外周面には、22個の図柄(以下、シンボルともいう)からなるシンボル列(図2参照)が描かれている。
また、メインドア4における各リール5L、5C、5Rの前方には、下側画像表示パネル6が設けられている。下側画像表示パネル6は、透明液晶パネルを備え、遊技中には、遊技に関する各種の情報や演出画像等が表示される。
更に、下側画像表示パネル6の前面には、タッチパネル11が設けられており(図3参照)、遊技者はタッチパネル11を操作して各種の指示を入力することができる。この点、後述するダブルアップゲームに対する操作は、タッチパネル11の該当部分を操作することにより行われる。
そして、下側画像表示パネル6には、クレジット数表示部8及びペイアウト数表示部9が設けられている。クレジット数表示部8には、現在遊技者が所有するクレジット数が表示される。ペイアウト数表示部9には、入賞ラインL上に停止表示されたシンボルの組合せが所定の組合せであった場合に付与される配当額がペイアウト数として表示される。
又、下側画像表示パネル6には、その背面を視認可能な3個の表示窓10L、10C、10Rが形成されており、各表示窓10L、10C、10Rを介して各リール5L、5C、5Rの外周面に描かれたシンボルが夫々3個ずつ表示される。又、下側画像表示パネル6には、3個の表示窓10L、10C、10Rを水平に横切る1本の入賞ラインLが形成されている。入賞ラインLは、シンボルの組合せを規定するものである。そして、入賞ラインL上に停止表示されたシンボルの組合せが所定の組合せであった場合に、その組合せとベットされたクレジット数(ベット数)とに応じた配当額が付与される。
また、下側画像表示パネル6の下方には、遊技者による遊技進行に係る指示が入力される複数のボタンが配設されたコントロールパネル20と、遊技媒体であるコインをキャビネット2内に受け入れるコイン受入口21と、紙幣識別器22とが設けられている。
コントロールパネル20には、スピンボタン13と、チェンジボタン14と、CASHOUTボタン15と、1−BETボタン16と、最大BETボタン17とが設けられている。スピンボタン13は、リール5L、5C、5Rの回転を開始させる指示を入力するための操作手段である。チェンジボタン14は、遊技場の係員に両替を要求する際に用いられる操作手段である。CASHOUTボタン15は、遊技者が所有するクレジット数に応じたコイン(1クレジットがコイン1枚に相当)をコイン払出口23からコイントレイ24に払い出す指示、又は後述するバーコード付チケット25により払い出す指示を入力するための操作手段である。
1−BETボタン16は、遊技者の所有するクレジットの内、1クレジットを遊技に賭ける(ベットする)指示を受け付けるための操作手段である。又、最大BETボタン17は、遊技者の所有するクレジットのうち、1回の遊技に賭けることが可能な最大クレジット数(本実施形態では50クレジット)を遊技に賭ける指示を受け付けるための操作手段である。
コイン受入口21の内部には、リバータ21S及びコインカウンタ21C(図3参照)が設けられている。そして、リバータ21Sによってコイン受入口21に投入されたコインの適否を識別し、正規のコイン以外のものは、コイン払出口23から排出する。また、コインカウンタ21Cによって、受け入れられた正規のコインを検出し、その枚数をカウントする。
また、紙幣識別器22は、紙幣の適否を識別するとともに正規の紙幣をキャビネット2内に受け入れるものである。そして、キャビネット2内に投入された紙幣はコイン枚数に換算され、換算されたコイン枚数に相当するクレジットが遊技者の所有クレジットとして加算される。尚、紙幣識別器22は、後述するバーコード付チケット25を読み取ることができるように構成されている。メインドア4の下部前面、即ち、コントロールパネル20の下方には、スロットマシン1のキャラクタ等が描かれたベリーガラス26が設けられている。
尚、本実施形態に係るスロットマシン1では、遊技媒体として、コイン、紙幣又はこれらに相当する電子的な有価情報(クレジット)が用いられる。但し、本発明に適用可能な遊技媒体は、これに限定されるものではなく、例えば、メダル、トークン、電子マネー、チケットを挙げることができる。
また、トップボックス3前面には、上側画像表示パネル27が設けられている。上側画像表示パネル27は、液晶パネルを備えていて、例えば、現在のJACKPOT累積額等の遊技情報や、遊技内容の説明等が表示される。トップボックス3の側面には、音声の出力を行うスピーカ28が設けられている。
また、上側画像表示パネル27の下側には、チケットプリンタ30と、カードリーダ31と、データ表示器32と、キーパッド33とが設けられている。
ここで、チケットプリンタ30は、クレジット数や日時やスロットマシン1の識別番号等のデータがコード化されたバーコードをチケットに印刷したバーコード付チケット25や後述する納税に係る領収書を出力する印刷装置である。そして、遊技者は、出力されたバーコード付チケット25を他の遊技機に読み取らせて当該遊技機で遊技を行うことができる。また、遊技場の所定箇所における手続の際に領収書を使用することができる。
カードリーダ31は、スマートカードからのデータの読み取り及びスマートカードへのデータの書き込みを行う。スマートカードは、遊技者が所持するカードであり、例えば、遊技者が行った遊技の履歴に関するデータが記憶される。
データ表示器32は、蛍光ディスプレイ等からなり、例えば、カードリーダ31が読み取ったデータや、遊技者によってキーパッド33を介して入力されたデータを表示する。また、キーパッド33は、チケット発行等に関する指示やデータを入力する際に用いられる。更に、トップボックス3の上面にはランプ35が設けられている。ランプ35は、スロットマシン1でエラーが発生した場合等、遊技場の店員等を呼び出す場合に所定の点灯態様で点灯される。
続いて、図2に基づき、各リール5L、5C、5Rの外周面に描かれ、ゲームの際に下側画像表示パネル6の表示窓10L、10C、10Rを介してスクロールしながら可変表示されるシンボルについて説明する。図2は、各リール5L、5C、5Rの外周面に描かれたシンボル列を示した模式図である。
左リール5L、中リール5C及び右リール5Rの外周面には、夫々22個のシンボルが描かれている。各シンボル列は、「JACKPOT7」、「BLUE7」、「BELL」、「CHERRY」、「STRAWBERRY」、「PLUM」、「ORANGE」、「APPLE」のシンボルが組み合わされて構成されている。図2に示すように、各リール5L、5C、5Rには、夫々所定の種類のシンボルが所定の順序で配置されている。
「BLUE7」、「CHERRY」、「STRAWBERRY」、「PLUM」、「ORANGE」、「APPLE」は、入賞ラインL上に3つ停止表示された場合に、予め定められた配当額が遊技者に付与される(図7参照)。又、「CHERRY」、「ORANGE」については、入賞ライン上に1つ又は2つ停止表示された場合であっても、その数に応じて、予め定められた配当額が遊技者に付与される(図7参照)。
上述したように、本実施形態に係るスロットマシン1は、遊技に支払ったコインの一部(例えば、1%)をJACKPOTとして累積加算し、所定の払出条件を満たしたスロットマシン1で遊技する遊技者に対して、一度に高額配当として払い出す、所謂プログレッシブ機能を備えている。
この点、「JACKPOT7」の役は、上記所定の払出条件の一つを構成している。即ち、「JACKPOT7」が入賞ラインL上に3つ停止表示された場合には、その時点におけるJACKPOT累積額が遊技者に付与される。
そして、図2に示す各リール5L、5C、5Rに描かれたシンボル列は、1−BETボタン16、最大BETボタン17の操作によりベット数を確定した後、スピンボタン13を入力すると、リール5L、5C、5Rの回転に伴って、表示窓10L、10C、10Rにおいて上方向から下方向へとスクロール表示される。そして、所定時間経過後に、リール5L、5C、5Rの停止に伴って、表示窓10L、10C、10Rにおいて停止表示される。更に、各シンボルの組合せに基づき各種の役(図7参照)が予め定められていて、役に対応するシンボルの組合せが入賞ラインL上で停止した際には、停止した役に応じた配当額が遊技者に付与される。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1の制御系に係る構成について図3に基づき説明する。図3は本実施形態に係るスロットマシン1の制御系を模式的に示すブロック図である。
図3に示すように、スロットマシン1の制御系は、基本的にマザーボード40とゲーミングボード50から構成されている。
先ず、ゲーミングボード50について説明すると、ゲーミングボード50は、内部バスによって互い接続されたCPU51、ROM55及びブートROM52と、メモリカード53に対応したカードスロット53Sと、GAL54(Generic Array Logic)に対応したICソケット54Sを備えている。
メモリカード53は、不揮発性メモリで構成されており、ゲームプログラム及びゲームシステムプログラム(以下、ゲームプログラム等という)が記録された記録媒体である。メモリカード53に記録されたゲームプログラムには、抽選プログラムが含まれている。この抽選プログラムは、入賞ラインL上に停止表示される各リール5L、5C、5Rのシンボル(シンボルに対応するコードNo.)を決定するためのプログラムである。そして、抽選プログラムには、複数種類のペイアウト率(例えば、80%、84%、88%)の夫々に対応したシンボル重み付けデータが含まれている。シンボル重み付けデータは、3つのリール5L、5C、5Rの夫々について、各シンボルのコードNo.(図2参照)と、所定の数値範囲(0〜255)に属する1又は複数の乱数値との対応関係を示すデータである。即ち、1つのシンボルのコードNo.に対しては、1又は複数の乱数値が対応付けられており、抽選により乱数が抽出されることにより、当該乱数値で特定されるシンボルが停止表示されることになる。
ペイアウト率は、GAL54から出力されるペイアウト率設定用データに基づいて定められるものであり、このペイアウト率に対応したシンボル重み付けデータに基づいて抽選が行われる。
また、カードスロット53Sは、メモリカード53を挿抜可能なように構成され、IDEバスによってマザーボード40に接続されている。従って、メモリカード53に記憶されているゲームプログラム等の書き換えを行うことで、スロットマシン1で行われる遊技の種類や内容を変更することができる。又、別のゲームプログラム等が記憶されているメモリカード53と交換することで、スロットマシン1で行われる遊技の種類や内容を変更することも可能である。
尚、ゲームプログラムには、遊技進行に係るプログラムや遊技中に出力される画像データや音データ、報知用データとしての画像データや音データ等が含まれている。
GAL54は、OR固定型アレイ構造を有するPLDの一種である。GAL54は、複数の入力ポートと出力ポートとを備えていて、入力ポートに所定のデータが入力されると、該データに対応したデータを出力ポートから出力する。この出力ポートから出力されたデータが上述したペイアウト率設定用データである。
また、ICソケット54Sは、GAL54を着脱可能なように構成されていて、PCIバスによってマザーボード40に接続されている。従って、GAL54の書き換えやGAL54自体の交換を行うことにより、GAL54から出力されるペイアウト率設定用データを変更することができる。
内部バスによって互いに接続されたCPU51、ROM55及びブートROM52は、PCIバスによってマザーボード40に接続されている。PCIバスは、マザーボード40とゲーミングボード50との間の信号伝達を行うと共に、マザーボード40からゲーミングボード50への電力供給を行う。ROM55には、国識別情報及び認証プログラムが記憶される。ブートROM52には、予備認証プログラム及びCPU51が予備認証プログラムを起動するためのプログラム(ブートコード)等が記憶されている。
認証プログラムは、ゲームプログラム等を認証するためのプログラム(改竄チェックプログラム)である。認証プログラムは、認証取込処理の対象となるゲームプログラム等の改竄チェックの手順に沿って記述されている。予備認証プログラムは、上述した認証プログラムを認証するためのプログラムであり、認証処理の対象となる認証プログラムの改竄チェックの手順に沿って記述されている。
続いて、マザーボード40について説明する。マザーボード40は、市販の汎用マザーボード(パーソナルコンピュータの基本部品を実装したプリント配線板)を用いて構成され、メインCPU41と、ROM42と、RAM43と、通信インターフェイス44とを備えている。
ROM42には、フラッシュメモリ等のメモリデバイスからなり、メインCPU41により実行されるBIOS等のプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。メインCPU41によってBIOSが実行されると、所定の周辺装置の初期化処理が行われ、メモリカード53に記憶されているゲームプログラム等の取込処理がゲーミングボード50を介して開始される。
RAM43には、メインCPU41が作動する際に用いられるデータやプログラムが記憶される。また、RAM43は、ゲーミングボード50を介して読み出される認証プログラム、ゲームプログラム等の各種プログラムや、遊技者が現在所有するクレジット数等の各種情報を記憶することができる。
また、通信インターフェイス44は、通信回線を介して遊技場内に設置されたサーバ100(図4参照)との通信を行うための通信装置である。本実施形態においては、スロットマシン1は、後述するメイン遊技処理(S2)におけるベット情報、通常役抽選処理の抽選結果等をサーバ100との間で通信する際に用いられる。
また、マザーボード40には、後述する本体PCB60及びドアPCB80が、夫々USBによって接続されている。更に、マザーボード40には、電源ユニット45が接続されている。電源ユニット45からマザーボード40に電力が供給されると、マザーボード40のメインCPU41が起動される。更に、PCIバスを介してゲーミングボード50に電力が供給され、CPU51が起動される。
本体PCB60及びドアPCB80には、メインCPU41に対する入力信号を発生させる機器や装置と、メインCPU41からの制御信号により動作が制御される機器や装置とが接続されている。メインCPU41は、メインCPU41に入力された入力信号に基づいて、RAM43に記憶されたゲームプログラム等を実行する。そして、所定の演算処理を行うことにより、演算結果のRAM43への記憶や各機器や装置に対する制御処理を行う。
本体PCB60には、ランプ35、サブCPU61、ホッパー66、コイン検出部67、グラフィックボード68、スピーカ28、タッチパネル11、紙幣識別器22、チケットプリンタ30、カードリーダ31、キースイッチ33S及びデータ表示器32が接続されている。
サブCPU61は、リール5L、5C、5Rの回転及び停止の制御を行うものである。サブCPU61には、FPGA63(Field Programmable Gate Array)及びドライバ64を備えたモータ駆動回路62が接続されている。FPGA63は、プログラミング可能なLSI等の電子回路であり、ステッピングモータ70L、70C、70Rの制御回路として機能する。ドライバ64は、ステッピングモータ70L、70C、70Rに入力するパルスの増幅回路として機能する。そして、モータ駆動回路62には、各リール5L、5C、5Rの回転を行う1−2相励磁方式のステッピングモータであるステッピングモータ70L、70C、70Rが接続されている。
また、サブCPU61には、インデックス検出回路65と、位置変更検出回路71が接続されている。インデックス検出回路65は、回転中のリール5L、5C、5Rの位置(例えば、基準点)を検出すると共に、リール5L、5C、5Rの脱調を検出する。
位置変更検出回路71は、リール5L、5C、5Rの回転が停止した後におけるリール5L、5C、5Rの停止位置の変更を検出する。例えば、位置変更検出回路71は、実際には入賞態様となるシンボルの組合せではないにも拘わらず、遊技者により強制的に入賞態様となるシンボルの組合せになるように停止位置が変更された場合等に係るリール5L、5C、5Rの停止位置の変更を検出する。
ホッパー66は、キャビネット2内に設置されていて、メインCPU41からの制御信号に基づいて、所定数のコインをコイン払出口23からコイントレイ24に払い出す。コイン検出部67は、コイン払出口23の内部に配設され、コイン払出口23から所定枚数のコインが払い出されたことを検出すると、メインCPU41に入力信号を出力する。
グラフィックボード68は、メインCPU41からの制御信号に基づいて、上側画像表示パネル27、下側画像表示パネル6における画像表示を制御する。例えば、クレジット数表示部8には、RAM43に記憶されている遊技者が所有するクレジット数が表示される。そして、ペイアウト数表示部9には、配当によるクレジットの払出数が表示される。例えば、ダブルアップゲーム処理(S19)を実行する際には、ダブルアップゲーム画面に係る画像表示(図10乃至図12参照)を行うべく制御される。
ここで、グラフィックボード68は、メインCPU41からの制御信号に基づいて画像データを生成するVDP(Video Display Processor)や、VDPによって生成される画像データを一時的に記憶するビデオRAM等を備えている。尚、VDPによって画像データを生成する際に用いられる画像データは、ゲームプログラム内に含まれている。
また、紙幣識別器22は、紙幣やバーコード付チケット25の適否を識別するとともに正規の紙幣やバーコード付チケット25をキャビネット2内に受け入れる。紙幣識別器22は、正規の紙幣を受け入れたとき、その紙幣の額に基づいてメインCPU41に対して入力信号を出力する。また、正規のバーコード付チケット25に記録されているコインの枚数に基づいてメインCPU41に対して入力信号を出力する。
チケットプリンタ30は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、RAM43に記憶されたクレジット数等のデータをコード化したバーコードをチケットに印刷し、バーコード付チケット25として出力する。又、後述する払出処理(S22)において、納税後の額が払いだされた場合には、チケットプリンタ30は領収書を出力する。
カードリーダ31は、スマートカードからのデータを読み取ってメインCPU41へ送信したり、メインCPU41からの制御信号に基づいてスマートカードへのデータの書き込みを行ったりする。キースイッチ33Sは、キーパッド33に設けられていて、キーパッド33が遊技者によって操作されたとき、所定の入力信号をメインCPU41へ出力する。データ表示器32は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、カードリーダ31が読み取ったデータや遊技者によってキーパッド33を介して入力されたデータを表示する。
一方、ドアPCB80には、コントロールパネル20、リバータ21S、コインカウンタ21C、冷陰極管81が接続されている。コントロールパネル20には、スピンボタン13に対応するスピンスイッチ13S、チェンジボタン14に対応するチェンジスイッチ14S、CASHOUTボタン15に対応するCASHOUTスイッチ15S、1−BETボタン16に対応する1−BETスイッチ16S、最大BETボタン17に対応する最大BETスイッチ17Sが設けられている。各スイッチは、対応するボタンが遊技者によって操作されたとき、メインCPU41に対して入力信号を出力する。
コインカウンタ21Cは、コイン受入口21の内部に設けられていて、遊技者によってコイン受入口21に投入されたコインの適否を識別する。正規のコイン以外のものは、コイン払出口23から排出され、正規のコインを検出したときには、メインCPU41に対して入力信号を出力する。
リバータ21Sは、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて動作するものであり、コインカウンタ21Cによって正規のコインとして認識されたコインを、スロットマシン1内に設置されたキャッシュボックス(図示せず)又はホッパー66に振り分ける。冷陰極管81は、下側画像表示パネル6と、上側画像表示パネル27の背面側に設置されており、メインCPU41からの制御信号に基づいて点灯し、バックライトとして機能する。
そして、上述した構成を有するスロットマシン1は、通信インターフェイス44を介して、遊技場内に配設されたサーバ100と接続されている。即ち、複数台のスロットマシン1と、サーバ100により、1つの遊技システム105が形成されている。
ここで、遊技システム105及び遊技システム105を構成するサーバ100について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4は、遊技システム105を模式的に示す説明図である。
図4に示すように、本実施形態に係る遊技システム105は、複数台(例えば、5台)のスロットマシン1と、当該スロットマシン1に係るJACKPOT累積額を管理するサーバ100とで構成されている。そして、各スロットマシン1は、夫々上述した構成を有しており、通信インターフェイス44を介して、サーバ100と双方向通信可能に接続されている。
一方、遊技システム105を構成するサーバ100は、サーバCPU101、サーバROM102、サーバRAM103、サーバ通信装置104とで構成されている。
サーバCPU101は、サーバROM102に格納されている各種制御プログラムを実行し、当該プログラムに基づき所定の演算処理を行う演算処理装置である。そして、サーバROM102には、後述するサーバ制御処理プログラムが格納されている。従って、サーバCPU101が、サーバROM102に格納されたサーバ制御処理プログラムを実行することで、JACKPOT累積額を配当とする抽選や払出に関する制御が行われる。
サーバRAM103は、サーバCPU101によりプログラムが実行された際に演算結果を一時的に格納しておく記憶装置である。そして、サーバRAM103には、JACKPOT累積額記憶領域103Aが形成されている。JACKPOT累積額記憶領域103Aには、遊技システム105を構成するスロットマシン1からベット情報を受信すると、当該ベット情報が示す額の1%を累積加算し、JACKPOT累積額として記憶しておく記憶領域である。即ち、上述した「JACKPOT7」の役に当選した場合等の所定の条件を満たした遊技者に対して、JACKPOT累積額記憶領域103Aに記憶されているJACKPOT累積額が配当として支払われる。
そして、サーバ通信装置104は、遊技システム105を構成するスロットマシン1の通信インターフェイス44と夫々双方向通信可能に接続されている通信装置である。即ち、サーバ通信装置104は、スロットマシン1から送信されるベット情報や抽選結果等を受信する際や、JACKPOT累積額が支払われる場合に該当するスロットマシン1に対してJACKPOT当選信号を送信する際に用いられる。
続いて、本実施形態に係るスロットマシン1において実行されるメイン制御プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図5は、メイン制御プログラムのフローチャートである。
尚、スロットマシン1には、既にゲーミングボード50のカードスロット53Sにメモリカード53が差し込まれ、ICソケット54SにGAL54が取り付けられているものとする。
まず、電源ユニット45において電源スイッチの投入(電源の投入)が行われると、マザーボード40、ゲーミングボード50を夫々起動し、認証読取処理(S1)が実行される。この認証読取処理(S1)において、マザーボード40、ゲーミングボード50は、それぞれ別個の処理を並行して行う。
即ち、ゲーミングボード50では、CPU51が、ブートROM52に格納されている予備認証プログラムの読み出しを行い、その読み出した予備認証プログラムに従い、マザーボード40への取込前に予め認証プログラムの改竄が行われていないことを確認及び証明する予備認証を行う。
一方、マザーボード40では、メインCPU41が、ROM42に格納されているBIOSを実行して、BIOSに組み込まれている圧縮データをRAM43に展開し、RAM43に展開されたBIOSの実行と、各種周辺装置の診断と初期化を行う。
その後、メインCPU41は、ROM55に格納されている認証プログラムを読み出し、カードスロット53Sに差し込まれているメモリカード53に格納されているゲームプログラム等が改竄されていないことを確認及び証明する認証を行う。この認証処理が正常に終了すると、メインCPU41は、認証対象となった(認証された)ゲームプログラム等をRAM43に書き込み、ペイアウト率設定用データ及び国識別情報を取得する。
上述した処理を行った後、メインCPU41は、認証読取処理(S1)を終了する。
そして、S2においては、メインCPU41は、認証読取処理(S1)で認証されたゲームプログラム等をRAM43より順次読み出して実行し、メイン遊技処理を行う。このメイン遊技処理(S2)を実行することにより、本実施形態に係るスロットマシン1でのゲームが行われる。そして、メイン遊技処理(S2)は、スロットマシン1に電源が供給されている間、繰り返し実行される。
次に、上記メイン遊技処理(S2)で実行されるメイン遊技処理プログラムについて図6に基づき説明する。図6は本実施形態に係るスロットマシンにおけるメイン遊技処理プログラムのフローチャートである。尚、以下の図9、図13にフローチャートで示す各プログラムはスロットマシン1が備えているROM42やRAM43に記憶されており、メインCPU41により実行される。
メイン遊技処理(S2)が開始されると、メインCPU41は、所定の初期設定を行った後、コインの投入や入賞ラインLに対するベット数等を設定するスタート受付処理(S11)を行う。この時、スタート受付処理においては、遊技者により、コインの投入や1−BETボタン16、最大BETボタン17を用いたベット操作が行われる。
そして、S12においては、メインCPU41は、スピンボタン13が入力されたか否かについての判断を行う。スピンボタン13が入力されたか否かは、スピンスイッチ13Sからの入力信号を受信したか否かに基づいて判断を行う。
スピンボタン13が入力されていない場合には(S12:NO)、再びスタート受付処理(S11)に戻る。この時、ベット数の修正等の操作が可能となる。一方、スピンボタン13が入力された場合には(S12:YES)、1−BETボタン16、最大BETボタン17の操作に基づき入賞ラインLに対して設定されたベット数を、所有するクレジット数から減算すると共に、ベット情報としてRAM43に格納する。
続いて、S13では、メインCPU41は、RAM43からベット情報を読み出し、通信インターフェイス44を介して、サーバ100に送信する。ここで、スロットマシン1から送信されたベット情報は、サーバ100において、JACKPOT累積額を算出する際に用いられる。この点については、後に詳細に説明する。
サーバ100に対してベット情報を送信した後、メインCPU41は、S14に処理を移行する。
S14においては、メインCPU41は、通常役抽選処理を実行する。具体的には、メインCPU41は、RAM43に記憶された抽選プログラムに含まれる乱数発生用プログラムを実行することにより、0〜255の数値範囲の中から、3つのリール5L、5C、5Rの夫々に対応する乱数値を選択する。そして、ペイアウト率設定用データに応じたシンボル重み付けデータを参照し、選択された3つの乱数値に基づいて、各リール5L、5C、5RのコードNo.(図2参照)を決定する。決定された各リール5L、5C、5RのコードNo.をRAM43に格納した後、S15へ移行する。
ここで、各リール5L、5C、5RのコードNo.は、入賞ラインL上に停止表示されるシンボルのコードNo.に対応しているので、メインCPU41が各リール5L、5C、5RのコードNo.を決定することにより、当該ゲームにおける役が決定される。例えば、各リール5L、5C、5RのコードNo.を“00”、“00”、“00”に決定した場合、メインCPU41は、役を「JACKPOT7」に決定したことになる。このように、各リール5L、5C、5RのコードNo.を決定することにより、通常役(図7参照)に係る抽選が行われる。
尚、本実施形態では、停止表示されるシンボルの組合せを決定することにより、複数種類の通常役の中から1つの役を決定する例について説明するが、本発明においては、例えば、先ず抽選によって、複数種類の通常役の中から選ばれる1つの役を決定し、その後に、停止表示されるシンボルの組合せを上記役に基づいて決定することとしても良い。
ここで、スロットマシン1にてリール5L、5C、5Rを使用したゲームを行う場合の通常役及びその配当について、図7を参照しつつ説明する。図7は、リール5L、5C、5Rを使用してゲームを行う場合における当選役と各役の成立可能性及び配当について示したテーブルである。
ここで、図7に示す配当は、ベット数が「1」である場合の配当を示している。従って、ベット数が「1」である場合には、図7に示す配当額が払い出されるが、ベット数が「2」以上である場合には、図7に示す配当の値に当該ベット数を乗じたものが配当額として払い出される。
また、図7に示す各役の成立可能性は、ペイアウト率が88%である場合を示したものである。尚、図中に示す成立可能性は、シンボル重み付けデータを参照して3つの乱数値に基づいて、各リール5L、5C、5RのコードNo.を決定した場合に、当該役が成立する可能性を示すものである。即ち、各役に対して乱数値が対応付けられているものではない。
例えば、図7に示すように、「JACKPOT7」の役の成立可能性は、0.5%である。「JACKPOT7」の役に当選すると、「JACKPOT7」のシンボルが入賞ライン上に3つ停止表示され、サーバ100のJACKPOT累積額記憶領域103Aに累積加算されているJACKPOT累積額が配当として払い出される。
また、「BLUE7」の成立可能性は0.8%である。この役が成立すると、「BLUE7」のシンボルが入賞ラインL上に3つ停止表示され、1ベットあたり10クレジットが配当額として払い出される。
以下同様に図7に示す組合せ毎に成立可能性と配当額が設定されている。但し、図7に示した役のいずれの組合せにもならないシンボルの組合せが停止表示された場合は、ハズレであり、通常役に基づく配当額は付与されない。
再び、図6に戻り、メイン遊技処理(S2)について説明する。通常役抽選処理(S14)を終了し、S15に移行すると、メインCPU41は、通信インターフェイス44を介して、通常役抽選処理(S14)の抽選結果を示す抽選結果データをサーバ100に送信する。この抽選結果データは、後述するサーバ制御処理プログラムにおいて用いられる。この点については後に詳細に説明する。
抽選結果データをサーバ100に送信した後、メインCPU41は、S16に処理を移行する。
続いて、S16においては、メインCPU41は、リール回転制御処理を行う。リール回転制御処理は、全リール5L、5C、5Rの回転を開始した後、通常役抽選処理(S14)において決定されたシンボルの組合せが入賞ラインL上に停止表示されるように、各リール5L、5C、5Rの回転を停止させる処理である。尚、この処理はメインCPU41とサブCPU61との間で行われる処理である。
具体的に説明すると、リール回転制御処理(S16)においては、まず、メインCPU41は、サブCPU61に対して、リールの回転を開始させる旨のスタート信号を送信する。サブCPU61は、当該スタート信号を受信すると、モータ駆動回路62、ドライバ64により各ステッピングモータ70L、70C、70Rを駆動し、各リール5L、5C、5Rの回転を開始する。
そして、スタート信号の送信後、メインCPU41は、1ゲームに対する演出態様(下側画像表示パネル6への画像の表示やスピーカ28からの音の出力等の態様)を決定し、決定された演出パターンで演出を開始する。
その後、リール5L、5C、5Rの回転を停止する所定の停止タイミングが到来すると、メインCPU41は、RAM43に記憶されたリールのコードNo.をサブCPU61に送信する。サブCPU61は、リールのコードNo.に基づいて、リール停止処理を実行する。これにより、抽選結果に対応するシンボルが各表示窓10L、10C、10Rの入賞ラインL上に停止表示される。
そして、S17においては、メインCPU41は、通信インターフェイス44を介して、サーバ100から送信されるJACKPOT当選信号を受信する。
このJACKPOT当選信号は、上記通常役抽選処理(S14)において、「JACKPOT7」の役に当選している場合または後述するサーバ100におけるJACKPOT抽選処理(S103)で当選した場合に、当選したスロットマシン1に対して送信される信号である。従って、上記2つの条件の何れかに該当したスロットマシン1は、当選時におけるJACKPOT累積額記憶領域103Aに記憶されているJACKPOT累積額を配当として遊技者に付与すべくJACKPOT当選信号を受信する。JACKPOT当選信号を受信し、当該JACKPOT当選信号に含まれている配当となるJACKPOT累積額を配当額としてRAM43に格納した後、メインCPU41は、S18に処理を移行する。
尚、上記2つの条件の何れにも該当しないスロットマシン1は、JACKPOT当選信号を受信することはなく、そのままS18に移行する。
S18においては、メインCPU41は、当該スロットマシン1における配当の払い出しの有無についての判断を行う。従って、JACKPOT当選信号を受信している場合、又は、通常役が成立している場合には(S18:YES)、S19に移行する。一方、JACKPOT当選信号を受信しておらず、通常役も成立していない場合には(S18:NO)、そのままメイン遊技処理(S2)を終了する。
S19に移行すると、メインCPU41は、ダブルアップゲーム処理を実行する。本実施形態に係るダブルアップゲームにおいては、遊技者に払い出される予定の配当額の全額を用いて、二者択一式のゲームが行われる。具体的には、トランプのマークの色を当てるダブルアップゲームが実行される。即ち、遊技者は「BLACK」又は「RED」を選択し、下側画像表示パネル6に表示されるトランプ画像90のマークが赤(ダイヤ、ハート)であるか、黒(スペード、クラブ)であるかを当てる。そして、遊技者の選択とトランプ画像のマークの色が一致した場合には配当額が2倍になり、一致しなかった場合には配当額が0となるように構成されている。
従って、ダブルアップゲーム処理(S19)を実行することにより、遊技者に対して、高額の払出を得る機会が与えられる。例えば、低い配当額の通常役に当選した場合であっても当該ダブルアップゲームを実行することにより、高額配当を獲得することができる場合が生じる。
尚、このダブルアップゲーム処理(S19)については、後に図面を参照しつつ詳細に説明するので、ここでの説明は省略する。
そして、S20では、メインCPU41は、配当額が当該配当額を払い出した場合に、払出額に対する納税の義務が生じる額(以下、要納税最低限度額という)以上であるか否かについての判断を行う。
具体的に本実施形態の場合、払出額が1200ドル以上となると、払出額に30%の税率が課されるので、納税の義務が生じる要納税最低限度額は「1200ドル」になる。
従って、S20では、配当額が1200ドル以上であるか否かについての判断を行う。 RAM43に格納されている配当額が1200ドル以上である場合には(S20:YES)、S21に移行し、払出額選択処理を実行する。一方、配当額が1200ドル未満である場合には(S20:NO)、そのまま払出処理(S22)に移行する。
S21においては、メインCPU41は、配当額に対する2種類の払出額の内の何れかを遊技者に選択させる払出額選択処理を実行する。具体的には、下側画像表示パネル6に上記2種類の払出額を示す表示がなされ、遊技者がタッチパネル11を用いて、何れか一方の払出額を選択することにより、遊技者に払い出される払出額を選択する処理が行われる。尚、この払出額選択処理(S21)については、後に図面を参照しつつ詳細に説明するので、ここでの説明は省略する。
払出額選択処理(S21)により遊技者が一の払出額を選択すると、メインCPU41は、選択された額をRAM43に配当額として格納し、S22に処理を移行する。
S22では、メインCPU41は、S22移行時における配当額を払出額として確定し、当該払出額を払い出す払出処理を行う(S22)。この時、CASHOUTボタン15を押下することによって、クレジット数に応じたコイン(1クレジットがコイン1枚に相当)として払い出すことも可能であり、バーコード付チケット25により払い出すことも可能である。
尚、S20において、配当額が1200ドル(要納税最低限度額)未満であると判断されて(S20:NO)、払出処理(S22)に移行した場合には、そのままの配当額が払出額として遊技者に払い出される。
又、当該払出処理において、納税後の額が払い出された場合(S45)には、チケットプリンタ30より領収書が印刷される。これにより、遊技場内の所定個所に当該領収書を持参することにより、遊技場の係員が当該遊技者における納税の有無を判断することができ、ゲーム終了後に、複数回分の納税手続(例えば、遊技者のサイン等)を一括して行うことができる。この結果、ゲーム実行中に納税手続により興趣が低下することを防止することができ、遊技者は遊技を充分に楽しむことができる。
続いて、本実施形態に係る遊技システム105を構成するサーバ100に係るサーバ制御処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図8は、サーバ制御処理プログラムのフローチャートである。
図8に示すように、サーバ制御処理プログラムが開始されると、サーバCPU101は、遊技システム105を構成するスロットマシン1からベット情報を受信したか否かの判断を行う。
上述したように、スロットマシン1は、スタート受付処理(S11)を終了し、スピンボタン13を入力することにより、今回のゲームにおけるベット情報を送信する(S13)。即ち、S101においては、S13でスロットマシン1から送信されたベット情報を受信したか否かについての判断を行う。ベット情報を受信した場合には(S101:YES)、受信したベット情報が示す額の所定割合分(例えば、1%分)の額をJACKPOT累積額記憶領域103Aの累積額に加算する(S102)。一方、ベット情報を受信していない場合には(S101:NO)、そのままS104に移行する。
受信したベット情報の所定割合分の額をJACKPOT累積額に加算した後(S102)、サーバCPU101は、当該JACKPOT累積額を配当額として付与するか否かを抽選により決定するJACKPOT抽選処理(S103)を実行する。サーバROM102に格納されている乱数発生用プログラムを実行することにより、0〜511の数値範囲の中から、一の乱数値を選択する。そして、サーバROM102に格納されている抽選テーブルに基づいて、JACKPOT抽選における抽選結果を決定する。JACKPOT抽選処理(S103)の抽選結果をRAM43に格納した後、サーバCPU101は、S104に処理を移行する。
具体的に説明すると、乱数発生用プログラムにより、乱数値として「0」又は「1」が選択された場合には、JACKPOT抽選処理(S103)における当選となり、当該スロットマシン1に対し、JACKPOT累積額が配当として付与される。一方、その他の乱数値が選択された場合には、JACKPOT抽選処理(S103)の抽選にはずれたことになる。このJACKPOT抽選処理(S103)の当選確率は約0.4%である。
そして、S104においては、サーバCPU101は、スロットマシン1からの通常役抽選処理(S14)の抽選結果データを受信したか否かについての判断を行う。抽選結果データを受信していない場合には(S104:NO)、そのままS101に処理を戻す。一方、抽選結果データを受信した場合には(S104:YES)、サーバCPU101は、S105に処理を移行する。
S105において、サーバCPU101は、JACKPOT累積額が配当として付与されるJACKPOT当選の有無についての判断を行う。ここで、JACKPOT当選に該当する場合とは、スロットマシン1の通常役抽選処理(S14)で「JACKPOT7」の役に当選した場合と、サーバ100のJACKPOT抽選処理(S103)に当選した場合の2つの場合である。
上記2つの場合に該当し、JACKPOT当選である場合には(S105:YES)、サーバCPU101は、JACKPOT累積額記憶領域103AからJACKPOT累積額を読み出し、当該JACKPOT累積額の額面とJACKPOT当選した旨と示すJACKPOT当選信号を、JACKPOT当選したスロットマシン1に対して送信する(S106)。そして、JACKPOT当選信号を送信した後、サーバCPU101は、JACKPOT累積額記憶領域103Aに記憶されたJACKPOT累積額を「0」にリセットする(S107)。JACKPOT累積額記憶領域103Aに記憶されていたJACKPOT累積額をリセットした後、S101に処理を戻す。
一方、JACKPOT当選していない場合には(S105:NO)、サーバCPU101は、そのままS101に処理を戻す。
このように、本実施形態に係る遊技システム105においては、遊技システム105を構成するスロットマシン1で1ゲームの遊技が行われるたびに、スロットマシン1で使用されたベット数の所定割合分の額が、JACKPOT累積額記憶領域103AにJACKPOT累積額として累積加算されていき、JACKPOT当選した遊技者に配当として付与される。即ち、遊技者に高額の払い出しに係る大きな期待感を抱かせることができる。又、通常役抽選処理(S14)における「JACKPOT7」の役と、JACKPOT抽選処理(S103)の何れかで当選することで、上記高額の払い出しを受けることができるので、更に大きな期待感を抱かせることができる。また、通常役抽選処理(S14)と、JACKPOT抽選処理(S103)は、夫々独立の抽選であるので、通常役抽選処理(S14)ではずれていても、JACKPOT抽選処理(S103)で当選すれば高額の払い出しを受けることができるので、遊技者に予想外の高額の払い出しという驚きと興奮を与えることができる。
次に、スロットマシン1におけるメイン遊技処理(S2)のダブルアップゲーム処理(S19)で実行されるダブルアップゲーム処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図9は、ダブルアップゲーム処理プログラムのフローチャートであり、図10乃至図12は、ダブルアップゲーム処理実行中の下側画像表示パネル6の表示態様の説明図である。
JACKPOT当選信号を受信している場合、又は、通常役が成立している場合の何れかに該当し(S18:YES)、通常ダブルアップゲーム処理(S19)に移行すると、メインCPU41は、JACKPOT当選信号が示すJACKPOT累積額又は当選した通常役に係る配当額(図7参照)を読み出す(S31)。
そして、S32においては、メインCPU41は、下側画像表示パネル6にダブルアップゲーム画面を表示する。ここで、ダブルアップゲーム実行時における下側画像表示パネル6の表示態様について、図10を参照しつつ詳細に説明する。
図10に示すように、ダブルアップゲーム実行時には、下側画像表示パネル6に、トランプ画像90と、「RED」、「BLACK」の2種類の選択肢を示す選択表示部91と、現在の配当額を示す配当額表示部92と、当該ダブルアップゲームの対象となっている対象額、トランプのマーク色を当てた場合の勝利配当額、トランプのマーク色を当てることができなかった場合の敗北配当額が表示されるゲーム後配当表示部93が表示される。
例えば、図10に示す場合、現在の配当額が500ドルであるので、配当額表示部92には500ドルが表示される。そして、ゲーム後配当表示部93には、対象額として500ドル、勝利配当額として1000ドル、敗北配当額として0ドルが表示される。尚、S32の時点では、トランプ画像90は、トランプのマークを視認することができない裏面を表示している
図10に示すようなダブルアップゲーム画面を下側画像表示パネル6に表示した後、メインCPU41はS33に処理を移行する。
S33では、メインCPU41は、トランプ画像90の表面のマークを抽選により決定する。この抽選処理(S33)においては、0〜255の乱数値範囲の中において、「スペード」、「ダイヤ」、「クラブ」、「ハート」の4種類のマークに対して夫々所定の乱数値範囲が設定されており、乱数発生用プログラムで一の乱数値を決定することで、トランプ画像90の表面に表示されるマークを決定する。
トランプ画像90表面に表示されるマークを決定し、当該抽選結果をRAM43に格納した後、メインCPU41はS34に処理を移行する。
S34に移行すると、メインCPU41は、「RED」、「BLACK」の何れかの選択表示部91を遊技者が操作し、「RED」、「BLACK」の何れかを選択したか否かについての判断を行う。具体的にメインCPU41は、タッチパネル11の選択表示部91に対応する部分が遊技者により押圧されたか否かに基づいて、当該判断を行う。
遊技者により選択表示部91の操作が行われていない場合には(S34:NO)、遊技者が選択表示部91を操作するまで処理を待機する。一方、遊技者により選択表示部91が操作された場合には(S34:YES)、操作された選択表示部91に基づく選択結果をRAM43に格納した後、S35に移行する。
S35においては、メインCPU41は、抽選結果に対応するマークをトランプ画像90に表示し、当該抽選結果を遊技者に報知すると共に、RAMから抽選結果および選択結果を読みだし、遊技者の選択結果が抽選結果のマーク色と一致しているか否かについての判断を行う。選択結果と抽選結果のマーク色が一致している場合には(S35:YES)、遊技者の選択が正しいので、配当額が2倍となった旨を示す表示を行う(図11参照)と共に、現在の対象額を2倍した額を配当額に設定する(S36)。S36の後、メインCPU41はS38に処理を移行する。
一方、遊技者の選択結果と抽選結果のマーク色が一致していない場合には(S35:NO)、現在の配当額を「0」に設定する(S37)。現在の配当額を「0」に設定した後、メインCPU41は、ダブルアップゲーム処理(S19)を終了する。
続いて、S38では、メインCPU41は、ダブルアップゲームを続行するか否かについての判断を行う。即ち、メインCPU41は、先ず、ダブルアップゲームを継続するか否かを問う継続選択表示98を下側画像表示パネル6に表示する(図12参照)。
図12に示すように、継続選択表示98には、ダブルアップゲームを継続する旨の選択肢と、ダブルアップゲームを終了する旨の選択肢が表示されているので、遊技者が所望の選択肢部分のタッチパネル11を操作することで、入力信号がメインCPU41に送信される。
従って、メインCPU41は、タッチパネル11からの入力信号に基づいて、ダブルアップゲームの継続に係る選択結果を判断する。遊技者がダブルアップゲームの続行を希望する選択を行った場合には(S38:YES)、S31に処理を戻す。この場合、次のダブルアップゲームにおいては、この時点での配当額(即ち、S36により2倍となった配当額)を対象額としたダブルアップゲームが行われる。一方、遊技者がダブルアップゲームの終了を希望する選択を行った場合には(S38:NO)、現時点での配当額を払出額としてRAM43に格納し(S39)、ダブルアップゲーム処理(S19)を終了する。
次に、スロットマシン1におけるメイン遊技処理(S2)の払出額選択処理(S21)で実行される払出額選択処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図13は払出額選択処理プログラムのフローチャートである。そして、図14は、払出額選択処理実行時における下側画像表示パネル6の表示態様の説明図である。
ダブルアップゲーム処理(S19)終了後の配当額が要納税最低限度額(1200ドル)以上である場合(S20:YES)、メインCPU41は、払出額選択処理(S21)に移行し、払出額選択処理プログラムの実行を開始する。
払出額選択処理プログラムを開始すると、先ず、メインCPU41は、払出額選択処理(S21)移行時における配当額に基づいて、所定の税率(例えば、30%)による納税を行った後の額(以下、納税済配当額という)を算出する。
例えば、払出額選択処理(S21)移行時の配当額が「1500ドル」の場合には、1500ドルの30%である450ドルが税金として徴収されるので、納税済配当額は、1050ドルなる。
配当額に基づいて納税済配当額を算出し、算出した納税済配当額をRAM43に格納した後、メインCPU41は、S42に処理を移行する。
S42においては、メインCPU41は、払出額選択処理(S21)移行時の配当額が、当該配当額に対する納税を行っても要納税最低限度額以上となる額(以下、対象上限額という)以下であるか否かについての判断を行う。
ここで本実施形態においては、1200ドル以上の配当額に対して当該配当額の30%分の額面で納税が義務付けられているので、対象上限額は「1714ドル」(「対象上限額」=「要納税最低限度額」÷「100%−(税率)」)になる。
配当額が1714ドル以下である場合には(S42:YES)は、メインCPU41は、S43に処理を移行する。一方、配当額が1714ドルより大きい場合には(S42:NO)、メインCPU41は、S45に処理を移行する。
配当額が対象上限額(1714ドル)以下である場合に移行するS43では、メインCPU41は、下側画像表示パネル6に払出額選択画面を表示する。
ここで、下側画像表示パネル6に表示される払出額選択画面について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図14は、払出額選択画面に関する説明図である。
図14に示すように、払出額選択画面は、払出額選択処理(S21)移行時の配当額を表示する配当額表示部92と、当該配当額をそのまま払出額とする選択を示す第1選択肢表示部96と、当該配当額に変え、要納税最低限度額未満の額面である非課税限度額(例えば、1199ドル)を払出額とする選択を示す第2選択肢表示部97と、第1選択肢表示部96又は第2選択肢表示部97の何れか一方の選択を促すメッセージが表示されるメッセージ表示部95で構成されている。
そして、第1選択肢表示部96には、払出額選択処理(S21)移行時の配当額と、当該配当額に係る納税済配当額が表示される。一方、第2選択肢表示部97には、非課税限度額(1199ドル)が表示される。具体的に、払出額選択処理移行時の配当額が「1500ドル」の場合には、第1選択肢表示部96には、上記配当額である「1500ドル」と、当該「1500ドル」に対する納税後の納税済配当額である「1050ドル」が表示される。そして、この場合の第2選択肢表示部97には、非課税限度額である「1199ドル」が表示される。
このように、第1選択肢表示部96、第2選択肢表示部97の何れにも、払出額の選択を行った結果払い出される払出額が表示されるので、遊技者は、自らの意志により、払出額を選択することができる。
下側画像表示パネル6に払出額選択画面を表示した後、メインCPU41は、S44に処理を移行する。
S44では、メインCPU41は、第1選択肢表示部96が操作されたか否かについての判断を行う。具体的に、メインCPU41は、タッチパネル11からの入力信号を受信するまで処理を待機し、入力信号を受信した場合に、当該入力信号が第1選択肢表示部96に対応するタッチパネル11によるものであるか、第2選択肢表示部97に対応するタッチパネル11によるものであるかに基づいて、上記処理を行う。
タッチパネル11からの入力信号が第1選択肢表示部96に係るものである場合(S44:YES)、メインCPU41は、配当額に係る納税済配当額を払出額に設定する(S45)。納税済配当額を払出額に設定した後、メインCPU41は、払出額選択処理(S21)を終了する。
この点、S42において、配当額が対象上限額より大きいと判断されてS45に移行する場合は、払出額の選択を行うことなくS45に移行し、当該配当額に対する納税済配当額が払出額に設定される。
この結果、払出額選択処理(S21)終了後の払出処理(S22)では、納税済配当額が払出額として払い出される。この場合には、配当額に対する納税分が差し引かれた額面で払い出されるので、上述したようにチケットプリンタ30から納税が行われたことを示す領収書が印刷される。
従って、この領収書を遊技店内の所定箇所に持参することにより、納税の有無が判断することが可能となるので、スロットマシン1での遊技中に納税手続という異質な手続を長期間行う必要がなくなり、遊技者が任意のタイミングで納税手続を行うことが可能となる。即ち、遊技中に納税手続という異質な手続を長期間行うことがないので、遊技者の興趣が殺がれることはなく、もって、遊技者がスロットマシン1の興趣を充分に味わうことが可能となる。
一方、S44において、タッチパネル11からの入力信号が第2選択肢表示部97に係るものである場合(S44:NO)、第2選択肢表示部97に表示されている非課税限度額(1199ドル)を払出額に設定する(S46)。非課税限度額を払出額に設定した後、メインCPU41は、払出額選択処理(S21)を終了する。
この場合、払出処理(S21)では、当選した役に基づく配当額と比較すると低額である非課税限度額が遊技者に払い出される。非課税限度額が遊技者に払い出された場合、実際に遊技者に払い出される払出額は要納税最低限度額未満であるので、納税の義務は生じず、納税手続を行う必要がなくなる。この結果、遊技の実行中に納税手続という異質な手続を行うことがないので、遊技に係る興趣が殺がれることはなく、スロットマシン1の興趣を充分に味わうことが可能となる。
そして、払出額選択処理(S21)により、遊技者が任意に実際に手にする払出額を選択するのであるから、払出額の格差に基づく不公平感を緩和することができる。例えば、図14に示す場合、当選役に基づく配当額は「1500ドル」であるが、第1選択肢表示部96、第2選択肢表示部97の選択により、自らの意志で払出額を選択することができるのであるから、遊技者の感じる不公平感を緩和することができる。
更に、払出額選択処理(S21)で選択することにより、当選役に基づく配当額よりも低額であるが、少なくとも非課税限度額を払出額にすることが可能となる。即ち、非課税限度額以上が払出額の場合に、納税により当該非課税限度額以下の額面になるという不公平感が生じていたのであるが、払出額選択処理(S21)で選択を行うことで、非課税限度額以下の配当額と遜色ない払出額を確保することができるので、上記納税に基づく不公平感を緩和することができる。
尚、上述した払出額選択画面においては、第1選択肢表示部96には、払出額選択処理移行時の配当額と、当該配当額に係る納税済配当額を表示するように構成しているが(図14参照)、図15に示すように、払出額選択処理移行時の配当額に係る納税済配当額のみを第1選択肢表示部96に表示するように構成することも可能である。この場合、払出額選択画面を視認することにより、第1選択肢表示部96、第2選択肢表示部97を選択した結果払い出される払出額を明確に把握することができる。
以上説明した通り、本実施形態に係る遊技システム105では、スロットマシン1におけるゲームが行われる毎に、ベット情報がサーバ100に送信され(S13)、当該ベット情報の1%がJACKPOT累積額としてJACKPOT累積額記憶領域103Aに累積加算される(S102)。そして、スロットマシン1の通常役抽選処理(S14)で「JACKPOT7」の役に当選した場合、又はサーバ100のJACKPOT抽選処理(S103)に当選した場合には、当選したスロットマシン1に対して、JACKPOT累積額記憶領域103Aに記憶されているJACKPOT累積額が配当額として付与される。これにより、遊技者には、高額の払出が行われる機会が与えられ、高額の払出に対する期待感を与えることができる。
又、通常役抽選処理(S14)、JACKPOT抽選処理(S103)の結果、配当額が付与された場合には、ダブルアップゲーム処理(S19)が実行され、更に高額の払出に係る機会が付与される。これにより、配当の低い通常役に当選した場合やJACKPOT累積額が低額であった場合であっても、遊技者に高額の払出に係る機会を付与することができ、遊技に係る興趣を高めることができる。
そして、ダブルアップゲームを実行した後、配当額が要納税最低限度額以上となった場合には、払出額選択処理(S21)において、第1選択肢表示部96、第2選択肢表示部97を操作することにより、「配当額に係る納税済配当額」と、「非課税限度額」の何れか一方から、払出額を選択することができる。
即ち、遊技者は、自らの意志で払出額を選択することができるので、要納税最低限度額以上の配当額に当選したにも関わらず、払出額に対する納税を行った結果、要納税最低限度額以下の払い出ししか受けることができない状態にある遊技者の不公平感を緩和することができる。
払出額選択処理(S21)の結果、払出処理(S22)において、「配当額に係る納税済配当額」が払出額として払い出された場合には、既に配当額に基づく納税額が徴収されている納税済配当額が払い出され、チケットプリンタ30から納税に係る領収書が印刷されるので、遊技実行中に納税手続を行う必要がなくなる。この結果、遊技中に納税手続という異質な作業が介在することがないので、スロットマシン1に係る興趣が低下することを防止できる。
一方、第2選択肢表示部97の選択に基づいて、払出処理(S22)で「非課税限度額」が払出額として払い出された場合、非課税限度額が払出額であるので、納税手続自体が不要となる。即ち、遊技中に納税手続という異質な作業が介在することがないので、スロットマシン1に係る興趣が納税手続を行うことなく遊技を継続することができる。これにより、納税手続という異質な作業を行うことで興ざめすることなく、高額配当を手にした興奮を維持しつつ遊技の興趣を味わうことができる。そして、遊技者自らの選択により、少なくとも非課税限度額の払出を受けることができるので、遊技者の不公平感を緩和することができる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、複数台のスロットマシン1とサーバ100により遊技システム105を構成していたが、当該遊技システム105に用いられる遊技機は、これに限定するものではなく、例えば、ポーカーやブラックジャック等のトランプゲーム機を用いることも可能である。
又、遊技システム105の規模は、遊技店内におけるものに限定するものではなく、例えば、ある地域内の複数店舗に設置されているスロットマシン1とサーバ100とで構成することも可能である。
更に、本実施形態に係る遊技システム105においては、通常役抽選処理(S14)とは、独立した抽選として、JACKPOT抽選処理(S103)をサーバ100において行っているが、これをスロットマシン1で行うように構成しても良いし、当該JACKPOT抽選処理(S103)を行わずに、通常役抽選処理(S14)の抽選結果のみに基づいて、JACKPOT累積額を付与するように構成することも可能である。
そして、本実施形態に係る遊技システムにおいては、納税を要する配当額の場合には、当該配当額に対する税を徴収した後の額面を払出額として払い出し、チケットプリンタ30から領収書を印刷するように構成していたが、この態様に限定するものではなく、遊技者による納税手続が可能な構成とすることもできる。この場合における納税手続は、迅速に行われるものが好ましいが、遊技場の店員を呼び出し、直接納税手続を行うことも可能であるし、スロットマシン1に対して納税手続を行うように構成すること(例えば、特開2005−168755号公報参照)も可能である。
更に、本実施形態においては、第1選択肢表示部96には、当選した配当額や当該配当額に係る納税済配当額が表示され、第2選択肢表示部97には、非課税限度額が表示されるように構成しているが、これに加え、第1選択肢表示部96、第2選択肢表示部97にそれぞれ配当額との差額を表示する差額表示部を形成するように構成することも可能である。この場合、第1選択肢表示部96の差額表示部には、納税済配当額と配当額との差額が表示され、第2選択肢表示部97の差額表示部には、非課税限度額と配当額との差額が表示される。これにより、遊技者は、どちらを払出額として選択するとどれだけの利益を得られるかを直感的に把握することが可能となる。
又、差額表示部における表示は、払出額選択処理(S21)において常時表示する構成としても良いし、所定の操作(例えば、ボタンやタッチパネルの入力)に応じて、表示を開始するように構成することも可能である。
本実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 各リールの外周面に描かれたシンボルの列を示した模式図である。 本実施形態に係るスロットマシンの制御系を示すブロック図である。 本実施形態に係る遊技システムの制御ブロック図である。 本実施形態に係るスロットマシンにおけるメイン制御プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るスロットマシンにおけるメイン遊技処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態におけるスロットマシンの当選役と各役の成立可能性及び配当について示したテーブルである。 本実施形態に係るサーバのサーバ制御処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態におけるスロットマシンのダブルアップゲーム処理プログラムのフローチャートである。 ダブルアップゲーム実行時における下側画像表示パネルの表示態様の説明図(1)である。 ダブルアップゲーム実行時における下側画像表示パネルの表示態様の説明図(2)である。 ダブルアップゲーム実行時における下側画像表示パネルの表示態様の説明図(3)である。 本実施形態におけるスロットマシンの払出額選択処理プログラムのフローチャートである。 払出額選択処理実行時の下側画像表示パネルの表示態様に関する説明図(1)である。 払出額選択処理実行時の下側画像表示パネルの表示態様に関する説明図(2)である。
符号の説明
1 スロットマシン
6 下側画像表示パネル
21C コインカウンタ
21S リバータ
30 チケットプリンタ
41 メインCPU
66 ホッパー
96 第1選択肢表示部
97 第2選択肢表示部
100 サーバ
101 サーバCPU
103A JACKPOT累積額記憶領域
105 遊技システム

Claims (4)

  1. 遊技の対価を受け付ける受付手段と、
    当選役を抽選する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果を表示する表示手段と、
    前記抽選手段の抽選結果に基づいて、配当額を払出額として払い出す払出手段と、を備える遊技機であって、
    前記抽選手段による抽選結果に基づいて定められる当選配当額が、所定の税率に基づく納税の義務が生じる要納税最低限度額以上であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記当選配当額が要納税最低限度額以上であると判定された場合に、当該当選配当額を表示する第1表示部と、
    前記判定手段により、前記当選配当額が要納税最低限度額以上であると判定された場合に、要納税最低限度額未満の非課税限度額を表示する第2表示部と、
    前記第1表示部または第2表示部の何れか一方を選択する選択手段と、
    前記選択手段の選択結果に基づいて、選択された表示部に対応する額を払出額として設定する払出額設定手段と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機であって、
    前記判定手段により、前記当選配当額が前記要納税最低限度額以上であると判定された場合に、当該当選配当額に対する納税が為された後の納税済配当額を前記第1表示部に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機であって、
    前記判定手段により、前記当選配当額が前記要納税最低限度額以上であると判定された場合には、前記第1表示部に表示される当選配当額を、当該当選配当額に対する納税済配当額に置き換える置換手段を有することを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1乃至3に記載の遊技機と、
    当該遊技機と双方向通信可能に接続されるサーバと、からなる遊技システムであって、
    1回の遊技ごとに、所定額を累積加算する配当額累積手段と、
    前記配当額累積手段に係る配当額の払出を行うか否かの抽選を行う累積配当抽選手段と、
    前記累積配当抽選手段の抽選結果に基づいて、前記配当額累積手段に係る配当額の払出指示を行う払出指示手段と、を有することを特徴とする遊技システム。
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