JP2008047093A - 走査方法及び走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明ユニットと受光ユニット含む走査ユニットを複数個設けた読取り用走査装置の性能向上。
【解決手段】複数の照明ユニットからの照明が互いにオーバラップする場合、少なくともひとつの走査ユニットの走査感度を、そのオーバーラップゾーンについて低下させ露出過剰となるのを防止する。走査感度を低下させる方法には、照明輝度の低下、照明停止、受光感度の低下を含んでもよい。さらに物体のできるだけ広い部分が走査されるように構成及び/又は配置された少なくとも1つの走査ユニットが使用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、物体の少なくとも一部の表面を光学的に走査するための走査方法に関する。この走査方法では、前記物体が少なくとも1つの照明ユニットによって照明されると共に、少なくとも1つの受光ユニットが、前記照明ユニットと前記受光ユニットとを含む走査ユニットの走査ゾーンが、前記照明ユニット及び前記受光ユニットによって規定されるよう、前記照明ユニットによって前記物体に照射されかつ前記物体により反射される光を受信することができる。本発明は又、このような走査方法を実施するための走査装置に関する。
照明ユニットを有するカメラ又は走査ユニットは、物体の光学的撮像又は走査に使用される。照明ユニットの輝度は、カメラの要件及び/又は用途に適合される。走査ユニットは、例えばUS 6,628,445 B2に記載の照明ユニット及び受光ユニットを含む。
現在、例えばバーコードの読み取りに6面読み取りが使用される。4つのサイドカメラ又は走査ユニットの光線が、物体を載せて読み取りゾーンを通り誘導する搬送ベルトの搬送方向に対して、ある一定の角度(例えば、45°)で走査を行う。4つのサイドカメラが斜めに並べられることで、物体の位置に関わりなく、物体の各面の撮像が保証される。同様に、物体の上面及び下面に対してもカメラ又は走査ユニットが設けられる。
個々の走査ユニットの照明ユニットが互いに影響し合うことは避けなければならない。特に、走査されるべきゾーンが複数の走査ユニットによって多重露光されることは避けるべきである。これは、公知の解決法において、次のようにすることで防止される。即ち、個々の走査ユニットの照明ユニットによって作られる光線を、図11及び図12に示すように、読み取りフィールド内において空間的に分離すること、である。図11は、搬送装置12に載せて読み取り装置を通って誘導される物体10の表面のバーコードを識別するための6面式解決法の配置を示す概略斜視図である。6つの走査ユニット104,108,112,116,120,124はそれぞれ、読み取りフィールドの方向に光を照射する、例えばLEDアレイ(US 6,628,445 B2参照)によって形成可能な照明ユニットを含む。走査ユニットはそれぞれ更に、物体によって反射された光を受信可能な受光ユニットを含む。受光ユニットは、例えば、CMOS又はCCDセンサアレイを含む。このようにして、走査ユニット104から124は次のような走査ゾーン106,110,114,118,122及び126を規定する。即ち、棒状に示される、物体のあらゆる面が走査可能なように並べられた走査ゾーンである。走査される側面のうち2つの面は、図11において参照符号82と84で表されている。走査ユニット120によって走査される上面は符号88で表されている。下側走査ユニット124の走査ゾーン126は、図示例において、搬送装置12の溝130を通って延伸している。
図12に示すのは、特に、個々の照明ユニットの光線が読み取りフィールド134においてオーバラップしないよう、4つのサイド走査ユニット104,108,112,116を配置する方法である。このために、読み取りフィールドは対応する長さを有さなければならない。光線が空間的に分離されることから、搬送面ないし搬送装置の長い領域に及ぶ走査のためには、対応する大きさの機械システムの設計が要求される。従って、大きな読み取りフィールドにおける条件の均一性が強く求められなければならない。特に複数のコンベアベルト区域が存在する場合、個々の区域の速度は同じ速度で走行するよう同調されなければならない。これはシステム設計に非常に高度な要求を作り出すものである。これは、特に個々の物体の重さが個々の区域の搬送ベルト速度に影響する場合には、ほとんど現実的でない。
これとは別に、例えば被走査物体面の反射やギラツキによる過剰露光、或いはこれに起因する画質低下を防ぐことが望まれる。
物体の少なくとも一部の表面を光学的に走査するための一般的な走査方法においては、物体が少なくとも1つの照明ユニットによって照明される。少なくとも1つの受光ユニットが、照明ユニットによって物体に照射されかつ物体により反射される光を受信することができる。照明ユニット及び受光ユニットが、照明ユニットと受光ユニットとを含む走査ユニットの走査ゾーンを規定する。このような方法を実施するための一般的な走査装置は、読み取りフィールドの少なくとも一部を照明するための少なくとも1つの照明ユニットと、読み取りフィールドから反射され得る光を受信しかつ受信信号を発生させる少なくとも1つの受光ユニットと、受信信号を評価するための評価ユニットとを有する。走査ユニットの走査ゾーンは、照明ユニットから受光ユニットへと至る光路によって規定される。
US 6,628,445 B2 DE 102 26 663 A1
本発明の目的は、上記作製労力及び/又は所要スペースの低減を可能とする走査方法及び走査装置を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する走査方法、請求項11に記載の特徴を有する走査方法、請求項23に記載の特徴を有する走査装置、又は請求項28に記載の特徴を有する走査方法によって達成される。有利な実施形態は従属請求項の対象である。
本発明による第1の走査方法によれば、オーバラップゾーンにおいて少なくとも部分的にオーバラップする、それぞれ1つの走査ゾーンを有する少なくとも2つの走査ユニットが使用される。前記オーバラップゾーンで起こる過剰露光を防ぐため、少なくとも前記物体の表面がオーバラップゾーンにある場合、前記走査ユニットの少なくとも1つの走査感度が、少なくとも前記オーバラップゾーンについて低下される。
上記読み取りフィールドでオーバラップする上記走査ユニットの走査ゾーンを使用しても、上記照明ユニットによって生成される光線を上記読み取りフィールド内で空間的分離することは必要でない。個々の走査ゾーンは、上記走査ユニットが互いにより接近し得るよう、上記読み取りフィールド内でオーバラップする。システム設計をより小さなものにし、上記読み取りフィールドにおける条件の均一性に対する要求をより低くすることができる。
少なくとも上記物体が上記走査ゾーンの上記オーバラップゾーンにある場合、上記各走査ユニットの少なくとも1つの走査感度は低下される。このため、2又はそれ以上の数の照明ユニットの同時露光による過剰露光がもたらす負の影響のリスクが回避される。
従って、本発明による上記走査方法は、個々のゾーンにおける過剰露光のリスクなく、よりコンパクトな構造を許容する。
本発明による第1の走査装置は、本発明に係る上記態様の走査方法を実施するための、次のような少なくとも2つの走査ユニットを有する。即ち、少なくとも2つの部分的にオーバラップする走査ゾーンを有する少なくとも2つの走査ユニットである。少なくとも上記物体の表面が上記オーバラップゾーンにある場合に少なくとも部分的にオーバラップする走査ゾーンを備えた上記走査ユニットの走査感度を低下させる制御ユニットが設けられる。
上記方法の好適な態様によれば、上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状が上記走査ユニットの少なくとも1つを基準に決定される。例えば、上記位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状の知識から、上記物体の表面が少なくとも2つの走査ユニットの上記オーバラップゾーンに位置する時点を決定することができる。
上記方法及び上記装置は、次のような場合に特に効果的に使用することができる。即ち、上記物体と上記走査ユニットが互いに対して移動する場合、特に上記物体が搬送装置に載って上記読み取りフィールドを通って移動される場合である。更に、上記搬送装置の上にある上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状から、一般的には既知である搬送速度で、例えば上記物体の表面の1つが上記読み取りフィールド或いは1つ又は複数の走査ゾーンにいつ進入するかを決定することができる。
上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状は、上記物体が上記走査ゾーンを通過する行程の間に決定することができる。上記物体が上記オーバラップゾーンに位置する前に上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状が決定されるのが特に有利である。
従って、上記位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状が分かると、これらのパラメータに応じて上記走査プロセスを最適にすることが許容される。上記位置を決定するために、例えば、DE 102 26 663 A1から既知の方法を使用することができる。
対応する走査装置は、上記少なくとも1つの照明ユニット及び/又は上記少なくとも1つの受光ユニットを基準に被走査物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状を決定するための決定装置を有する。好適な実施形態では、この決定装置は、次のようになるよう、上記読み取りフィールドの上流に配される。即ち、搬送ベルト上の上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状が、上記物体がオーバラップする上記走査ゾーンに進入する前に決定可能となるよう配される。
本発明による上記走査方法の別の好適な態様では、上記走査プロセスの間に、走査ユニットの受光ユニットに過剰露光ゾーンが存在するか否かがチェックされる。もし存在すれば、上記過剰露光ゾーンを照明する少なくとも1つの走査ユニットの照明ユニットの少なくとも一部の輝度又はこのゾーンからの光を受信する少なくとも1つの走査ユニットの受光ユニットの少なくとも一部の受信感度が低下される。このために、本発明による上記走査装置の対応する実施形態は、少なくとも1つの受光ユニットの少なくとも一部における照度を決定するための装置を有する。更に、次のような制御ユニットが設けられる。即ち、上記各走査ユニットの走査感度を対応して調整するよう、上記受光ユニットの情報を使用して上記走査装置を制御する制御ユニットである。
これらの態様による走査方法及び走査装置は、過剰露光によって画質が悪影響を受けないよう効果的に保証する。この実施態様によれば、特にオーバラップする走査ゾーンで上記物体の表面ゾーンが多重露光されるために受光ユニットにて過剰露光が起こる場合、画質がそれでも十分なものとなるよう、上記各走査ユニットの走査感度が調整される。
このような態様は又、追加の好適な副次的効果として、例えば反射等他の効果に起因する過剰露光がある場合に上記走査感度を対応してレベルダウンする。
本発明の別の態様では、過剰露光ゾーン又はオーバラップゾーンに対する上記走査感度を低下させるために、異なる方法(例えば、露光時間の短縮)を使用することができる。
例えば、上記オーバラップゾーンを走査する全ての走査ユニットの走査感度を均等に低下させることが可能である。別の態様では、上記オーバラップゾーンを照明する照明ユニットの少なくとも当該部分の輝度が低下される。上記過剰露光を回避するには、上記オーバラップゾーンに入射する照明ユニットの照度を低下させるだけで十分である。上記オーバラップゾーンを照明する上記照明ユニットの当該部分の照度を低下させることが必要であるに過ぎない。これは例えば、LEDアレイの一部の輝度を低下させることによって達成することができる。選択的に、上記オーバラップゾーンを照明する照明ユニットの少なくとも当該部分の機能を停止させることも可能である。
別の態様では、上記走査ゾーンの上記オーバラップゾーンからの反射光が入射する受光ユニットの少なくとも当該部分の受信感度が低下される。この受信感度を低下させることにより、次のことが保証される。即ち、2つ以上の照明ユニットによって照明される上記オーバラップゾーンから到来する、上記物体からの反射光が入射する上記受光ユニットの画質を損なう過度のひずみが一切起こり得ない、ということである。
上記走査感度の低下は、例えば上記各照明ユニットの輝度の低下(即ち、スイッチオフ)及び/又は上記各受光ユニットの受光感度の低下により行うことができる。
次のような場合は特に有利である。即ち、上記被走査物体も通過する上記各走査ゾーンの当該部分に属する上記各ユニットの当該部分のみが対応して制御される場合である。
例えば、上記物体と上記搬送装置との間の相対速度を知ることにより、場合により複数の上記走査ユニットによって照明されるゾーンを上記物体が通過する瞬間を決定することも可能である。この知識により、専ら上記物体の表面がこのオーバラップゾーンを通る時にのみ、上述した走査感度の低下が行われるよう、上記装置を制御することもできる。
上記方法のこれらの態様に対応する走査装置は、例えば、次のような制御ユニットを有する。即ち、上記決定装置によって決定された上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状に応じて、或いは、判明した過剰露光に応じて、上記オーバラップゾーンに対する走査感度を低下させるべく、上記照明ユニット又は上記受光ユニットを対応して制御する制御ユニットである。
上記物体と上記走査ユニットが互いに移動するような特定の実施形態によれば、上記制御ユニットは、更に、上記物体の表面がオーバラップゾーンを通る時点が決定可能なよう、上記搬送装置の速度に対応するこの搬送装置の信号を利用することができる。
上記オーバラップゾーンにおける感度と任意に必要である感度低下とが、上記物体の反射特性又は他の表面特性を考慮に入れることも可能である。
請求項11に記載の発明(独立した保護が求められている)に係る別の走査方法は、更に、次のような点において、一般的な走査方法を発展させたものである。即ち、使用される上記走査ユニットの少なくとも1つが、理想的には、上記物体の表面のできるだけ広い
部分が走査ユニットによって走査可能なよう構成及び/又は配置される、という点においてである。
請求項28に記載の対応する走査装置は、次のような走査ユニットを少なくとも1つ有する。即ち、上記物体の表面のできるだけ広い部分が自らによって走査可能なように配置又は構成される走査ユニットである。
対応する走査方法及び走査装置は、作製労力が軽減されるよう、必要な走査ユニットの数を減らす。
本発明に係るこれらの走査方法及び走査装置は又、個々の走査ゾーン又は複数の走査ゾーンがオーバラップする上述した本発明に係る走査方法及び走査装置と特に有利に組み合わせることができる。このような有利な組み合わせは、次のような理由から、上記作製労力及び所要スペースの更なる低減を許容する。即ち、一方では、必要とされる上記走査ユニットの数が減らされ、他方では、個別に存在する走査ユニットの上記走査ゾーンがオーバラップし、従って所要スペースを小さくすることができる、という理由である。
請求項11に記載の走査方法の更なる発展態様によれば、移動可能な走査ゾーン(好ましくは、旋回可能な走査ゾーンを有する走査ユニット)が使用される。このような走査方法によれば、簡単な方法で、上記走査ユニットの最適な走査装置及び位置を設定することができる。このために、例えば、搬送装置上における上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状の知識を使用することができる。
特に好適な更なる発展態様によれば、上記走査ゾーンは、上記物体と上記走査ユニットとの間の相対移動に従って上記物体に追従するよう移動される。このような態様では、例えば、上記物体は上記走査ユニットを通過する一方、上記走査ユニットに対しその走査面の異なるゾーンを向ける。このようにして、1つ又は数個の走査ユニットを用いて、上記表面の広い部分を走査することができる。
この目的のため、上記走査装置の対応する実施態様は、移動可能な走査ゾーン(好ましくは、旋回可能な走査ゾーンを備えた少なくとも1つの走査ユニットを有する。更に、対応する走査プロセスを実施するよう構成された制御ユニットが設けられる。
走査ユニットの固定された装置については、上記物体の所望の位置、向き又は幾何学的形状がいかなるものであれ、これらのパラメータは判らないため、常に最大の広さの表面領域が走査されるようにしなければならない。本発明の上述した好適な態様によれば、より少ない数の走査ユニットで上記表面がカバーされ得るよう、上記走査ユニットの走査方向及び/又は位置は、上記物体の位置、向き又は幾何学的形状に応じて決定されるのみである。
このため、好ましくは、予め決定された上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状に応じて配向されて、上記物体表面のできるだけ広い部分を検出することのできる移動可能な走査ゾーン好ましくは旋回式走査ゾーンを有する走査ユニットが使用される。
他方、物体を複数の側面から走査し得るように配置及び/又は配向された走査ユニットが使用される別の態様において、上記物体は最初に第1の走査ユニットの第1の走査ゾーンにもたらされ、次いでこの走査から離脱した後、第2の走査ユニットゾーンの第2の走査ゾーンにもたらされ、上記第2の走査ゾーンは上記第1の走査ゾーンによってはまったく検出されなかった上記物体の表面ゾーンの走査を可能にする。上記第2の走査ユニットは、上記第1の走査ユニットの当該照明ユニットと当該受光ユニットとを共用すると共に、加えて更に、物体が上記第1の走査ゾーンにない場合にのみ当該照明ユニットによって照明される方向転換手段を用いて構成されている。このような態様を用いて、物体の第1の表面ゾーンは最初に上記第1の走査ユニットの当該照明ユニットによって直接照明され、反射光は当該受光ユニットによって検出される。ひとたび上記物体がこの走査ユニットの上記第1の走査ゾーンを離れると、当該照明ユニットの光は上記方向転換手段に入射し、この方向転換手段によって物体の他の表面に向けられる。上記物体のこの面によって反射された光は該方向転換手段に戻り、同所から更に当該受光ユニットに返送される。このようにして、上記第1の走査ユニットの上記照明ユニットと上記受光ユニットとを共用すると共に、付加的な当該方向転換手段を有する第2の走査ゾーンが形成される。このような走査方法において、所要の照明ユニットと受光ユニットの数は各々の走査ユニットが専用の照明ユニット又は受光ユニットを有する場合よりも少数である。
本発明による当該走査装置において、少なくとも1つの第1の走査ユニットと1つの第2の走査ユニットは照明ユニットと受光ユニットとを共用し、上記第2の走査ユニットの当該走査ゾーンは更に方向転換手段、好ましくは鏡を含む。この鏡は、上記走査ユニットの上記走査ゾーンに物体が存在しない場合にのみ上記照明ユニットによって照明されるようにして配置されている。
このようにして、上記方向転換手段の好適な配置によるか又は複数の方向転換手段の使用によって、照明ユニット及び/又は受光ユニットを共用するもっと多数の走査ゾーンを設けることも可能である。
本発明による走査方法及び走査装置は、被走査物体又は通過させられた物体が上記走査ゾーンを通過するように走査ユニットの上記走査ゾーンを局所的に配向する方向転換手段特に鏡を使用することができる。
本発明によるあらゆる走査方法及び走査装置において、照明ユニットの光を複数の走査ユニットに分配し、こうして所要の照明ユニットの数を減少させるために、ビームスプリッタを使用することも可能である。
一般に、上記走査ユニットの上記照明ユニットと当該受光ユニットとは同一の場所を占めている必要はない。つまり、走査ユニットの当該照明ユニットによって上記物体に照射されて物体により反射された光が、対応する当該受光ユニットに達することが保証されていさえすればよい。物体によって反射された光が当該受光ユニットに達するまでに当該照明ユニットから上記物体に照射された光がたどったのと同じ経路を逆方向にたどるように、1つの走査ユニットに属する当該照明ユニットと当該受光ユニットとが互いに隣接して配置される態様は特にシンプルである。
上記被走査物体と上記走査ユニットとの間の相対運動は、上記走査ユニットが定置物体を通過する運動によって達成可能であるが、好ましくは、上記物体が上記走査ゾーンを貫いて移動する運動によって達成することができる。
これは、例えば、上記走査ユニットを貫いて上記物体を案内する搬送装置を使用して行うことができる。加えて更に、場合により、いずれにせよその速度が分かっていないか又はそれが定まっていない場合には、上記速度を決定する装置を設けることができる。
本発明による方法及び装置は物体の走査、特に平行六面体形状の物体の走査に特に適している。これに関連して、例えばバーコード又はその他のコードを読み取ることができる。ただし、物体に付された、例えばホログラムのようなその他の要素を読み取ることも可能である。最後に、本発明による方法及び装置は有利には、カメラの趣旨で物体の全体又はその一部を撮像するのにも適している。こうして、物体上のクリアスペース読み取りも実施することができる。
被走査物体はさまざまな形状を有していてよい。本願文言において、“物体”なる用語は面状構造物にも使用される。ただし、本発明は平行六面体形状の物体に特に適している。
添付図面、特別な実施形態及び態様を参照して本発明を詳細に説明する。
図1及び2には本発明による方法の第1の態様が示されている。物体10はコンベアベルト12上に載置されて走査ユニット26,30の走査ゾーン28,32を通過中である。
上記のゾーンは、走査ゾーン16,20,28,32,38,48,52,72を表す図1,2及び爾後の全ての図において、当該走査ユニット14,18,26,30,36,46,50の光が通過するバーの形でそれぞれ図示されている。換言すれば、それぞれの走査ゾーンは被走査物体がそれぞれの走査ユニットの光によって照明されるゾーンに一致している。
図1及び2に示した実施形態そのものにおいて、2つの走査ユニット26,30では検出不能な物体10の面を検出し得る更に別の走査ユニットが設けられている。総計にて、例えば6つの走査ユニットが設けられるが、これは図11、12に示した従来の技術の場合にも同様である。発明を説明するための図1及び2では、わかり易さを優先させて、2つの走査ユニット26,30のみが例示されている。
走査ユニット26,30はそれぞれ、基本的に公知のように、図示例において垂直に配置された発光ダイオードアレイを含む。走査ユニット26,30には、発光ダイオードに隣接して又は該ダイオードと交互に、受光センサ例えばCCDセンサアレイ又はCMOSセンサアレイが配置されている。
例えば走査ユニット26によって物体10の方向に照射される光は走査ゾーン28を通過し、場合により物体10によって反射される。この反射光は走査ユニット26のセンサによって検出される。走査ゾーン32を有した走査ユニット30も同様に動作する。例えば物体10の、走査ユニット26及び30に対向した面に配置されたバーコードは、こうして読み取られる。
図1及び2に示した実施形態は、過剰露光を回避するために、コンベアベルト12上に載置された物体10の位置、向き及び/又は幾何学的形状の情報を利用する。走査ユニット26,30の走査ゾーン28,32は、図1及び2から看取されるように、互いにオーバラップしている。図11,12に示した従来の技術とは異なり、走査ユニットと当該走査ゾーン28,32は物体10もオーバラップゾーンを通過するように配置されている。
走査ユニット26,30は、走査ユニットのそれぞれのゾーンに影響を及ぼすことのできる、例えば輝度を減少させ又は個々のLEDを電源遮断することのできる制御ユニットに図示されていない方法で接続されている。その他の態様において、個々の受光センサの感度を低下させことが可能である。
例えばコンベアベルト12の反対側又はコンベアベルト12の上方及び下方に配置されたその他の走査ユニットも類似の構造又は配置を有している。特にこれらの走査ユニットもオーバラップした走査ゾーンを有している。
図中に示さない決定装置が走査ユニットの上流に設けられている。該決定装置は物体が走査ゾーン28,32に達する前に物体10の位置、向き及び/又は幾何学的形状の決定を行う。この決定には例えばDE 102 26 663 A1に記載の類のそれ自体公知の方法を使用することができる。
図1及び2に示した走査ユニットは、照明ユニットからの光を走査ゾーンに向けるとともに反射光を返送する鏡を含んでいてよい。
図1及び2に示した態様は以下のように動作する。
物体10がコンベアベルト12の運動によって走査ゾーン28,32に進入する前に、コンベアベルト12上に載置された物体の位置、向き及び/又は幾何学的形状が上流に配置された決定装置によって決定される。同じく図示されていない制御装置は決定ユニットの信号から、物体10が走査ゾーン28,32のオーバラップゾーンに進入する時点を決定する。光は双方の走査ユニット26,30から同時に表面ゾーンに入射しているため、この進入の瞬間から、この表面ゾーンにおける二重露光が生じようとする。これがいつ生ずるかは決定装置の決定から既知であるため、制御装置は当該時点に走査ユニット26及び/又は30に作用を及ぼすことができる。例えば、制御装置は例えば一方の走査ユニットの照明ユニットを全面的に電源遮断することができ、その結果、オーバラップゾーンは一瞬の間、一方の走査装置の1照明ユニットによってのみ照明される。
別法として、走査ユニット26,30の照度を等しく低下例えば半減させることができ、その結果、過剰露光が防止される。オーバラップゾーンにおける過剰露光を回避するため、用途に応じて個々の走査ユニットの輝度を異なった程度で低下させることも可能であることは言うまでもない。
同じく、走査ユニット26,30の受光ユニットの感度も相応して低下させることができるため、オーバラップゾーンにおける二重露光が画質に不適な影響を及ぼすことはない。
例えば図11及び12に示した従来の技術とは異なり、互いに傾斜して配置された走査ユニットは走査ゾーン28,32のオーバラップ―これは本発明による解決法において重大な問題を招来することはない―によって互いにもっと近寄せることができるため、公知の解決法において要される読み取りフィールド134よりも遥かに小さな読み取りフィールド34が必要とされるにすぎない。
例示したオーバラップする走査ゾーン28,32を有した2つの走査ユニット26,30を例として説明したように、図1,2において図示されていない、オーバラップゾーンを有する更に別の走査ユニットも同様に過剰露光を回避するように動作する。
必要に応じ、オーバラップする走査ゾーンを有した2つ以上の走査ユニットを設け、それらを相応して適正に処理することも可能である。
図3,4には図1,2に示した態様の更なる発展形態が示されている。
被走査物体の幾何学的形状と走査ユニットの配置とに応じ、撮像状況内にある物体の区域又は個々の部分のみが過剰露光されることがある。こうした場合には、一方の走査ユニットの照明ユニット又は受光ユニットの全体が電源遮断されもしくは感度低下される必要はなく、過剰露光を引き起こす照明ユニット部分例えば発光ダイオードアレイの最初の3分の1、及び/又は過剰露光によって影響される受光ユニット部分(例えばCCDセンサアレイの最初の3分の1)が電源遮断されもしくは感度低下される必要があるにすぎない。
問題の当該ゾーンは図3,4において符号Aで表されている。図示した配置構成にて、この瞬間に特に符号40で示したゾーンにおいて、走査ゾーン28を有した走査ユニット26と走査ゾーン38を有した走査ユニット36との双方による照明が生ずる。
コンベアベルト12上に載置された物体10の位置、向き及び幾何学的形状は、走査ユニットの上流に配置された図示されていない決定装置を用いて決定された。走査ユニット26,36と連携する図示されていない制御ユニットは図示例において、ゾーン42が走査ゾーン28から除外される―例えば走査ユニット26の発光ダイオードアレイの当該発光ダイオードが電源遮断される―ように、走査ユニット26を制御する。同じことは走査ユニット36の走査ゾーン38における割愛される領域44にも当てはまる。従って、走査ユニット26,36が制御されずに使用される際に二重露光される部分40はまったく照明されることがないため、ここで過剰露光やグレアが生ずることはない。別法として、割愛される領域42,44に対応する走査ユニット26,36の発光ダイオードアレイの発光ダイオードの輝度を低下させることも可能である。
最後に、この態様において、問題のゾーン40からの受光を行う走査ユニット26,36のCCDセンサの感度を相応して低下させることもできることから、部分40の二重露光が不適な影響をもたらすことはない。
図5は、少なくとも被走査物体の側面に対応する走査ユニット26,30,46,50及び、対応する当該走査ゾーン28,32,48,52を示す平面図である。上述したように、制御装置が、例えば照明ユニットのLEDアレイの個々の部分が電源遮断され、又は受光ユニットのCCDアレイの個々の部分の感度が低下されるようにして、走査ユニット26,30,46,50の個々の部分の走査感度をいつ低下させるかは、上流に配置された、図5に図示されていない決定装置を使用して決定された被走査物体の位置、向き及び/又は幾何学的形状によって決定される。同図から、被走査物体の全ての側面を検出するのに必要な読み取りゾーン34は、標準的な配置―図12参照―において必要とされる読み取りゾーン134に比較して遥かに短いことが明白に看取される。
図5には更に、物体10の上方対向面を走査するための走査ユニット36が示されている。ただし、わかり易さを優先させて、走査ユニット36の走査ゾーンは図示されていない。走査ゾーンが必要に応じ(例えば、図1に示したコンベアベルト12の溝130と同じ)コンベアベルトの溝を貫いて延びる、物体の下側面を走査するための走査ユニットも図5において同じく図示されていない。必要に応じ、これらの走査ユニットのオーバラップする走査ゾーンも図5に示した走査ゾーン28,32,48,52のオーバラップゾーンと同様にして処理される。
加えて更に、例えば図1〜5に関連して述べた態様において、例えば速度がいずれにせよわかっていない場合には、コンベアベルト12の搬送速度を検出するセンサを設けることもできる。制御装置は更に、例えば物体が決定ユニットを通過する時点から、物体のいずれかの面が2つの走査ユニットのオーバラップゾーンにいつ進入するかを決定することができる。この情報を用いて制御ユニットは、物体のいずれかの面がオーバラップゾーンに位置するときにのみ走査感度の適正なレベルダウンが実施されるように、走査感度を制御することができる。
図6,7は、旋回可能な走査ユニット14,18が使用される、本発明による方法の第3の態様を示している。走査ユニット14は旋回軸22を中心にして旋回可能であり、他方、走査ユニット18は旋回軸24を中心にして旋回可能である。走査ユニット14,18自体は図1,2に示した走査ユニット26,30と同じ構造を有している。
図6は、有利には物体10の主要面が搬送ベルト12の搬送方向と平行ないし直角に向いている場合にセレクトされる配置を示している。
図7は、有利には物体10の各面が搬送ベルト12の搬送方向に対して斜めに向いている場合にセレクトされる配置を示している。
走査ユニット14,18は図示されていない制御装置に接続されており、該制御装置は、走査ユニット14,18をそれぞれの旋回軸22,24を中心にして旋回させて、走査ゾーン16,20の向きを調整する。
光源からの光を当該走査ゾーンに向ける1又は複数の鏡を設けることも可能である。相応した鏡を備えたこのような実施形態によれば、光を走査ゾーンに向けあるいは走査ゾーンからの反射光を受光ユニットに向けるように、鏡が旋回式に形成されれば十分である。
走査ユニットの上流には、それ自体公知の方法で物体の位置又は向きを検出する、別途には図示されていない決定装置が設けられている。
図6,7に示したこの態様は以下のように使用される。物体10はコンベアベルト12上に載置されて走査ユニット14,18の方向に運動する。物体の位置と向きは図中に図示されていない決定装置によって決定される。制御ユニットは決定装置の信号から、物体10の表面のそれぞれできるだけ広い部分が走査ゾーン16,20によってカバーされるように、走査ユニット14,18の最適な向きを決定する。図6に例示した走査方法において制御ユニットはかくて、走査ゾーン20が面82と面80の双方をカバーするように走査ユニット18の設定を行っている。走査ユニット14の走査ゾーン16は面84と不可視の面86とをカバーする。物体10の4つの側面の全ては2つの走査ユニットのみを用いてカバーすることができる。
図7の走査方法において、コンベアベルト12の上流の決定装置は物体10の向きが相違していることを検出した。制御ユニットは、走査ユニット14,18の最適位置は図6に示したように搬送方向に対して斜めではなく、搬送方向に対して直角の向きであることを決定した。図7から看取されるように、この方法で走査ユニット14は物体10の面84,86をカバーし、他方、走査ユニット18は図7において不可視の2つの側面をカバーすることができる。
従って、図示されていない決定装置の信号から制御装置が走査ユニット14,18の最適な位置を決定することから、物体10の全ての側面は2つの走査ユニットのみでカバーすることができる。それゆえ、従来の技術の解決法に比較して、側面をカバーするのに4つの走査ユニット(図11,12参照)ではなく、2つの走査ユニット14,18が必要とされるだけにすぎない。
(例えば図1〜5に示した実施形態におけるように)走査ゾーンのオーバラップの影響を考慮した実施形態は、言うまでもなく例えば有利には、走査方向又は走査ユニットの位置の最適配向による走査ユニット数の減少を実現する図6又は7に示した実施形態と組み合わせることが可能である。
図8は、旋回軸22を中心にして旋回可能な1走査ユニット14を有した、本発明による方法の態様を示している。物体60はコンベアベルト12の方向に搬送される。読み取られるべきバーコードは例えば該物体の表面に付されている。走査ユニット14の構造は例えば図1,2に関連して説明した走査ユニット26のそれと同じである。
物体60が走査ユニット14の走査ゾーン60に進入すると直ちに走査ユニット14の受光ユニットは反射光を記録する。制御ユニットは旋回軸22を中心にした走査ユニット14の運動をコンベアベルト12上に載置された物体60の運動に合わせる。走査ユニットは走査プロセスの間ずっと目標位置に合わせてポジショニングされる。これは例えばコンベアベルト12上に載置された物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状と、コンベアベルト12の速度との情報を用いて、図8において図示されていない制御ユニットによって行われる。別法として制御ユニットは走査ユニット14の受光ユニットで受光された光を評価して、物体が走査ゾーン16からはずれていないか否かを決定し、こうして走査ユニット14の追跡運動を制御することができる。
いかなる場合にも走査ゾーン16はコンベアベルト12上に載置された物体60の運動に追従する。図8の部分図a〜cから看取されるように、物体60は時とともに走査ゾーン16に対して異なった走査面区域を向けるようになる。この態様において、被走査物体60の半周面全体を検出するには、1つの走査ユニット14が必要とされるだけである。コンベアベルト12の反対側には、物体60の図中不可視の裏面を走査するためのもう1つの走査ユニットを設けることができる。
図8において、物体60の円筒形形状は側面の走査をわかり易く示すためにセレクトされているにすぎない。実際には、ほぼ平行六面体形状の物体が走査されるが、図8に示した実施形態の機能はそれによって変わることはない。
読み取られるべきバーコードが側面に付されているかあるいは上下面のいずれかに付されているかが予め明らかでない場合には、ここで、補助的な走査ユニットも設けられる。
図8に示した実施形態に代えて、方向転換手段例えば鏡を用いて、照明ユニットの光を走査ゾーン16に向け、更に、走査ゾーン16からの反射光を受光器に返送することも可能である。この場合、方向転換手段はそれ自体が旋回式に形成されていれば十分である。
図9は1走査ユニットを省くために鏡70を使用した態様を示している。
この装置は例えば図1,2に関連して説明した類の、走査ゾーン28を有した走査ユニット26を含む。側面80,82,84及び86を有した物体10はコンベアベルト12上に載置されて走査ゾーン28を通過してガイドされる。図9aに示したステージでは、側面80がちょうど走査中であり、他方、側面86は図9bに示したステージにおいて走査中である。物体10が走査ゾーン28を通過して離れた後、走査ユニット26の光はそれまで達することのできなかった鏡70に入射する。この光は鏡70によって物体10の側面84に向けて照射される。光は同所で反射され、鏡70を経て、走査ユニット26に返送されて、該走査ユニットの受光ユニットによって検出されることができる。従って、この装置により、鏡70の好適な配置によってたった1つの走査ユニット26を使用して物体10の3側面を走査することが可能である。
方向転換手段が相応して適正に配置されるか又は、例えば複数の方向転換手段が設けられる場合には、物体のもっと多くの面を1つの走査ユニットを用いて走査することさえ可能である。
加えて、走査ユニット26の上流に、コンベアベルト12上に載置された物体10の位置、向き及び/又は幾何学的形状を決定する決定装置を設けることができる。走査ユニット26と鏡70とが可動式にセレクトされて、例えば走査ユニット26が旋回可能でかつ鏡70が直線状に、従ってコンベアベルト12に沿って運動することが可能であれば、走査ユニット26の最適な走査方向を予め決定し、走査ユニット26と鏡70とを制御ユニットを用いて適正にポジショニングすることができる。
図10は、走査ユニット26がコンベアベルト12の搬送方向に対して斜め向きではなく、直角向きに配置された1当該態様方法を実施するもう一つ別の装置を示している。物体10が直接、走査ユニット26の走査ゾーン28内にあるかぎり(図10aに示したステージ)、側面80が走査される。物体10が走査ゾーン28を通過して離れた後、光は鏡70に達して最初に側面84が走査され、その際、走査ゾーン72によって方向付けられた反射光は鏡70を経て走査ユニット26に返送される(図10bに示したステージ)。図10cに示したステージにおいて、今や走査ゾーン72内に位置する側面86が走査される。
図9の場合と同様に、3つ又はそれ以上の側面を走査するのに1つの走査ユニット26が必要とされるにすぎない。図10に示した実施形態においても、走査ユニットの上流に決定装置を設けて、コンベアベルト10上に載置された物体の位置、向き及び/幾何学的形状を予め決定し、走査ゾーン28及び/又は鏡70の最適な配向を実現するために使用することが可能である。
本発明による方法の、図示されていない態様は、過剰露光が決定されて、走査ユニットの照明ユニット及び/又は受光ユニットが相応して適正に調節される結果、過剰露光は生じないか(例えば、上述したように、少なくとも照明ユニットの当該部分がレベルダウンされるか又は電源遮断される場合)又はそれが画質に影響を及ぼすことはない(例えば、上述したように、少なくとも受光ユニットの当該部分の感度が低下される場合)との事実を基礎としている。このようにして、物体表面の特性例えば反射率、反射等々が本来的に考慮される。
このような態様は、一方で照明ユニットの当該部分を電源遮断するか又は当該部分の輝度を低下させるかし、又は他方で走査ユニットの受光ユニットの当該部分の受信感度を低下させることによって、2つの走査ユニットのオーバラップゾーンの多重露光を防止するかもしくは画質へのその影響を減少させるように構成した、オーバラップする走査ゾーンを有した走査ユニットを使用する態様と特に有利に組み合わせることができる。
以上に個々に説明した態様を互いに組み合わせて、上述した個々の態様の利点が累積的に実現されるようにすることができる。
本発明は、例えば所要の読み取りフィールドの縮小化及び/又は走査ユニット数の減少によって、構造構成の縮減を可能にする。加えて更に、個々のゾーンにおける過剰露光を考慮することにより画質を改善することができる。
本発明による方法の第1の態様を斜視図にて示す図。 本発明による上記方法を実施中の装置の平面図。 本発明による方法の第2の態様を斜視図にて示す図。 本発明による方法の第2の態様を実施中の装置の平面図。 本発明による方法を説明するための平面図。 本発明による方法の第3の態様を斜視図にて示す図。 使用上の構成配置が相違する第3の態様を示す図。 本発明による方法の第4の態様の異なったステージを斜視図にて示す図。 本発明による方法の第5の実施形態を実施中の異なった状態を斜視図にて示す図。 本発明による方法の第5の態様の変形例を示す図。 従来の技術の走査方法を斜視図にて示す図。 従来の技術の走査方法を平面図にて示す図。
符号の説明
10 物体
12 搬送装置
14 走査ユニット、旋回式
16 走査ゾーン
18 走査ユニット、旋回式
20 走査ゾーン
22,24 旋回軸
26,30 走査ユニット
28,32 走査ゾーン
34 読み取りフィールド
36 走査ユニット
38 走査ゾーン
40 過剰露光ゾーン
42,44 電源遮断ゾーン
46,50 走査ユニット
48,52 走査ゾーン
60 物体
70 鏡
72 走査ゾーン
80,82,84,86 物体の側面
88 物体の上側面
104,108,112,116,120,124 走査ユニット
106,110,114,118,122,126 走査ゾーン
130 搬送装置の溝
134 読み取りフィールド
A 問題を生ずる過剰露光ゾーン

Claims (40)

  1. 物体(10,60)の少なくとも一部の表面を光学的に走査するための走査方法であって、
    前記物体が少なくとも1つの照明ユニットによって照明されると共に、少なくとも1つの受光ユニットが、前記照明ユニットと前記受光ユニットとを含む走査ユニット(14,18,26,30,36,46,50)の走査ゾーン(16,20,28,32,38,48,52,72)が、前記照明ユニット及び前記受光ユニットによって規定されるよう、前記照明ユニットによって前記物体に照射されかつ前記物体により反射される光を受信することができるものにおいて、

    オーバラップゾーン(40)において少なくとも部分的にオーバラップする、それぞれ1つの走査ゾーン(28,32,38,48,52)を有する少なくとも2つの走査ユニット(26,30,36,46,50)が使用されること、及び

    少なくとも前記物体(10)の表面がオーバラップゾーンにある場合、前記走査ユニット(26,30,36,46,50)の少なくとも1つの走査感度が、少なくとも前記オーバラップゾーン(40)について低下されること、
    を特徴とする走査方法。
  2. 請求項1に記載の走査方法において、
    上記少なくとも1つの走査ユニットを基準とする上記物体(10)の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状が決定され、かつ
    上記位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状から、上記物体(10)の表面が少なくとも2つの走査ユニット(26,30,36,46,50)の上記オーバラップゾーンに位置する時点が決定されること、
    を特徴とするもの。
  3. 請求項1又は2のいずれか1項に記載の走査方法おいて、上記物体(10)と上記少なくとも1つの走査ユニット(26,30,36,46,50)が、好ましくは上記物体(10)が上記照明ユニット及び上記受光ユニットを通って導かれるよう、互いに対して移動されることを特徴とするもの。
  4. 請求項2及び3に記載の走査方法において、上記物体の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状が、上記物体(10)が少なくとも2つの走査ユニット(26,30,36,46,50)の上記オーバラップゾーンに位置する前に決定されることを特徴とするもの。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の走査方法において、
    上記物体(10)が走査される間に、走査ユニット(14,18,26,30,36,46,50)の受光ユニットに過剰露光ゾーンが存在するか否かがチェックされること、及び
    過剰露光が存在する場合、該過剰露光ゾーンを照明する少なくとも1つの走査ユニット(14,18,26,30,36,46,50)の照明ユニットの少なくとも一部の輝度、又は前記ゾーンからの光を受信する少なくとも1つの走査ユニットの受光ユニットの少なくとも一部の受信感度が低下されること、
    を特徴とするもの。
  6. 請求項5に記載の走査方法において、少なくとも、上記オーバラップゾーンからの光を受信する受光ユニットにて過剰露光が見つけられた場合は、上記走査ユニットのうちの少なくとも1つの走査感度が、少なくとも上記オーバラップゾーンについて低下されることを特徴とするもの。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載の走査方法において、少なくとも部分的にオーバラップする走査ゾーンを有する全ての走査ユニットの走査感度が、上記オーバラップゾーンの当該部分につき同じ量だけ低下されることを特徴とするもの。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の走査方法において、上記走査ユニットのうちの少なくとも1つの走査感度の低下が、上記オーバラップゾーンを照明する上記照明ユニットの少なくとも当該部分の輝度を低下させることによって達成されることを特徴とするもの。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項に記載の走査方法において、上記走査ユニットのうちの少なくとも1つの走査感度の低下が、上記オーバラップゾーンからの反射光が入射する上記受光ユニットの少なくとも当該部分の受信感度の低下を低下させることによって達成されることを特徴とするもの。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項に記載の走査方法において、上記走査ユニットのうちの少なくとも1つの走査感度の低下が、上記オーバラップゾーンを照明する上記照明ユニットの少なくとも一部の機能停止によって達成されることを特徴とするもの。
  11. 請求項1の前文に記載の特徴を有する走査方法において、上記物体(10,60)の表面のできるだけ広い部分が走査ユニットによって走査されるよう構成及び/又は配置された少なくとも1つの走査ユニット(14,18,26)が使用されることを特徴とするもの。
  12. 請求項11に記載の走査方法において、該走査方法が請求項1から10までの少なくとも1項に記載の特徴を含むことを特徴とするもの。
  13. 請求項11又は12のいずれか1項に記載の走査方法において、移動可能な走査ゾーン(16,20)、好ましくは旋回可能な走査ゾーンを有する少なくとも1つの走査ユニット(14,18)が使用されることを特徴とするもの。
  14. 請求項11から13までのいずれか1項に記載の走査方法において、少なくとも1つの走査ユニット(14,18)の走査方向及び/又は位置が、上記物体(10)の表面のできるだけ広い部分、好ましくは少なくとも2つの面が該走査ユニットによって走査されるよう、上記物体(10)の位置及び/又は向き及び/又は幾何学的形状から決定されることを特徴とするもの。
  15. 請求項1から14までのいずれか1項に記載の走査方法において、上記物体(10,60)が、好ましくは上記照明ユニット及び上記受光ユニットを通って導かれるようにして、上記少なくとも1つの走査ゾーンに対し移動されることを特徴とするもの。
  16. 請求項13、14及び15に記載の走査方法において、上記走査ユニット(14,18)の上記走査ゾーン(16,20)が、上記物体(10)が該走査ゾーン(16,20)に進入する前に上記走査ユニットが一定の走査方向及び/又は位置を有するように設定されることを特徴とするもの。
  17. 請求項13及び15に記載の走査方法において、移動可能な走査ゾーン(16)を有する少なくとも1つの走査ユニット(14)の上記走査ゾーンが、上記走査ゾーン(16)が上記物体(60)に追従するよう、上記物体(60)と上記走査ユニット(14)との相対移動の間、移動され、好ましくは旋回されることを特徴とするもの。
  18. 請求項11から17までのいずれか1項に記載の走査方法において、
    上記物体(10)が、まずは第1の走査ユニット(26)の第1の走査ゾーン(28)に入り、前記第1の走査ゾーン(28)を出た後、第2の走査ユニットの第2の走査ゾーン(72)に入ること、及び
    前記第2の走査ゾーンが、前記第1の走査ユニット(26)の前記照明ユニット及び前記受光ユニットとを含む上記第2の走査ユニットと、上記物体(10)が上記第1の走査ゾーンにない場合にのみ上記照明ユニットによって照明される少なくとも1つの方向転換手段、好ましくは鏡(70)により、前記第1の走査ゾーン(28)によって完全には検出されなかった上記物体の表面ゾーン(82,84)の走査を許容すること、
    を特徴とするもの。
  19. 請求項1から18までのいずれか1項に記載の走査方法において、方向転換手段(70)、好ましくは鏡を含む少なくとも1つの走査ユニットが使用されることを特徴とするもの。
  20. 請求項19に記載の走査方法において、物体が走査されつつ導かれるべく通過するよう上記少なくとも1つの走査ユニットの上記走査ゾーンを配列するために、上記少なくとも1つの方向転換手段が使用されることを特徴とするもの。
  21. 請求項1から20までのいずれか1項に記載の走査方法において、複数の走査ユニットが使用され、そのうち少なくとも2つの走査ユニットが照明ユニットを共用し、かつ、前記照明ユニットの光が1つ又は複数のビームスプリッタによって前記走査ユニットに分配されることを特徴とするもの。
  22. 請求項1から21までのいずれか1項に記載の走査方法において、上記物体(10,60)によって反射されて上記受光ユニットに達する光が、上記照明ユニットにより上記走査ゾーン(16,20,28,32,38,48,52,72)を通って上記物体(10,60)に照射された光とはほぼ反対の経路を取るよう、走査ユニット(14,18,26,30,36,46,50)の上記受光ユニット及び上記照明ユニットが互いに隣接して配置されることを特徴とするもの。
  23. 物体(10,60)の少なくとも一部の表面を光学的に走査するための走査装置であって、
    読み取りフィールド(34)の少なくとも一部を照明するための少なくとも1つの照明ユニットと、
    上記読み取りフィールド(34)から反射され得る光を受信し、受信信号を生成するための少なくとも1つの受光ユニットであって、走査ユニット(14,18,26,30,36,46,50)の走査ゾーン(16,20,28,32,38,48,52,72)が上記照明ユニットの該受光ユニットへの光路によって規定されるものと、
    上記受信信号を評価するための評価ユニットと、
    を含むものにおいて、
    少なくとも部分的にオーバラップする走査ゾーン(28,32,38,48,52)を有する少なくとも2つの走査ユニット(26,30,36,46,50)と、
    少なくとも、物体(10)の表面が、少なくとも2つの走査ユニット(26,30,36,46,50)の走査ゾーン(28,32,38,48,52)がオーバラップする上記オーバラップゾーンにある場合、上記走査ユニット(26,30,36,46,50)のうちの少なくとも1つの走査ユニットの走査感度が少なくとも上記オーバラップゾーン(40)について低下されるよう、上記走査感度を制御するための制御ユニットと、
    を備えることを特徴とする走査装置。
  24. 請求項23に記載の走査装置において、被走査物体(10)の上記位置及び/又は上記向き及び/又は上記幾何学的形状を上記少なくとも1つの照明ユニット及び/又は上記少なくとも1つの受光ユニットを基準にして決定するための決定装置を備えることを特徴とするもの。
  25. 請求項23又は24のいずれか1項に記載の走査装置において、上記読み取りフィールド(34)を通して上記物体(10,60)を搬送する搬送装置(12)を備えることを特徴とするもの。
  26. 請求項24と25のいずれか1項に記載の走査装置において、決定装置は上記読み取りフィールド(34)の上流に配置されることを特徴とするもの。
  27. 請求項23から26までのいずれか1項に記載の走査装置において、少なくとも1つの受光ユニットの少なくとも一部で上記照度を決定するための装置と、請求項5に記載の走査方法を実施すべく構成された1制御ユニットとを備えることを特徴とする走査装置。
  28. 請求項23の前文に記載の特徴を有する走査装置において、少なくとも1つの走査ユニット(14,18,26)は、それによって上記物体(10,60)の表面のできるだけ広い部分が走査されるように配置及び/又は構成されていることを特徴とするもの。
  29. 請求項28に記載の走査装置において、更に加えて請求項23から27までの少なくとも1項に記載の特徴を含むことを特徴とするもの。
  30. 請求項28又は29のいずれか1項に記載の走査装置において、移動可能な走査ゾーン(16,20)、好ましくは旋回式走査ゾーンを有する少なくとも1つの走査ユニット(14,18)を備えることを特徴とするもの。
  31. 請求項30に記載の走査装置において、
    移動可能な走査ゾーン(16)を有する少なくとも1つの走査ユニット(14)の上記走査ゾーンを、上記物体(60)と上記走査ユニット(40)との相対運動の間、上記走査ゾーン(16)が上記物体(60)に追従するように好ましくは旋回式に運動させる制御装置を備えることを特徴とするもの。
  32. 請求項28から31までのいずれか1項に記載の走査装置において、被走査物体(10,60)の上記位置及び/又は上記向き及び/又は上記幾何学的形状を少なくとも1つの照明ユニット及び/又は少なくとも1つの受光ユニットを基準にして決定するための決定装置を備えることを特徴とするもの。
  33. 請求項28から32までのいずれか1項に記載の走査装置において、上記読み取りフィールドを通して上記物体(10,60)を搬送する搬送装置(12)を備えることを特徴とするもの。
  34. 請求項32と33のいずれか1項に記載の走査装置において、上記決定装置は上記読み取りフィールドの上流に配置されることを特徴とするもの。
  35. 請求項28から34までのいずれか1項に記載の走査装置において、少なくとも1つの第1の走査ユニットと1つの第2の走査ユニットとは照明ユニットと受光ユニットとを共用し、上記第2の走査ユニットの上記走査ゾーン(72)は加えて、上記第1の走査ユニット(26)の上記走査ゾーン(28)内に物体(10)が存在しない場合にのみ上記照明ユニットによって照明されるように配置された方向転換手段、好ましくは鏡(70)を含んでいることを特徴とするもの。
  36. 請求項23から35までのいずれか1項に記載の走査装置において、少なくとも1つの走査ユニットは少なくとも1つの方向転換手段(70)、好ましくは鏡を含んでいることを特徴とするもの。
  37. 請求項23から36までのいずれか1項に記載の走査装置において、照明ユニットの光を複数の走査ユニットに分配するための少なくとも1つのビームスプリッタを備えることを特徴とするもの。
  38. 請求項23から37までのいずれか1項に記載の走査装置において、走査ユニット(14,18,26,30,36,46,50)の上記受光ユニットと上記照明ユニットとは互いに隣接して配置され、上記物体(10,60)によって反射されて上記受光ユニットに達する光は、上記照明ユニットにより上記走査ゾーン(16,20,28,32,38,48,52,72)を通して上記物体(10,60)に照射された光とは基本的に逆の経路を取ることを特徴とするもの。
  39. 請求項23から38までのいずれか1項に記載の走査装置において、上記少なくとも1つの走査ユニット(14,18,26,30,36,46,50)の照明ユニットは好ましくは1列に配置された複数の発光ダイオードを含むことを特徴とするもの。
  40. 請求項23から39までのいずれか1項に記載の走査装置において、上記少なくとも1つの走査ユニット(14,18,26,30,46,50)の上記受光ユニットは好ましくは1列に配置された複数のCMOSセンサ又はCCDセンサを含むことを特徴とするもの。
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