JP2008046518A - 画像読取装置における反射ミラーユニット及びこれを用いた画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の反射ミラーを担持した支持フレームをガイドレールで支持されるベースフレームに連結する際に反射ミラーを主走査方向及び副走査方向に正確な位置、正しい姿勢で保持する。
【解決手段】プラテン上の原稿に光源から照射された反射光をラインセンサ上に結蔵する反射ミラーユニットをベースフレームとミラー支持フレームとで構成し、ベースフレームは、プラテン上の原稿の副走査方向に配置されたガイドレール部材に摺動自在に係合する摺動部と、上記ミラー支持フレームとの連結部を有する板状部材で構成する。また、ミラー支持フレームは、第1第2の反射ミラーを所定角度で対向するように支持するミラー取付部とベースフレームとの連結部を有する板状部材で構成する。ミラー取付部は、支持フレームに位置調節自在に取付けられたブラケット部材を有し、ベースフレームは、ブラケット部材を位置規制して連結する折曲連結片を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、スキャナ装置、複写機、ファクシミリ等の原稿画像を光学的に読取る画像読取装置における反射ミラー、特にプラテン上にセットされた原稿を光源やミラー等の光学系が往復移動して走査する画像読取装置の反射ミラーユニットの改良に関するものである。
一般にスキャナ装置、複写機、ファクシミリ装置における画像読取装置は、プラテン上に載置した原稿に光源から光を照射し、その反射光を光電変換素子上に結像して画像を電気的に読取っている。そして光電変換素子としてラインセンサを、光源としてライン光源を用いてこの光源を原稿に沿って副走査方向にスキャニングすることによって平面画像を読取る装置が一般的である。
このような原稿画像を結像光学系で線順位に読取る場合に、光源と原稿からの反射光を光電変換素子上に導く反射ミラーを副走査方向に移動する為、原稿面に沿って往復動自在のキャリッジに光源及び反射ミラーを搭載し、このキャリッジの移動で原稿面をスキャンするように構成している。この場合、光源と反射ミラーを1つのキャリッジに搭載して結像光学系を構成する装置と、2つの第1第2キャリッジを設け、その一方に光源を他方に反射ミラーを搭載してこの第1キャリッジと第2キャリッジを移動しながら結像光学系を構成する装置が知られている。
上記いずれの装置構成であっても装置上方に配置したプラテン上の原稿に光源からの光を照射し、その反射光を反射ミラーで装置長手方向(水平方向)に光路を形成して装置を扁平薄型化するのが一般的である。例えば特許文献1(特許2540346号公報)には光源ランプと原稿からの反射光を偏向する第1反射ミラーを搭載した第1キャリッジと、この第1反射ミラーからの光を偏向する第2、第3反射ミラーを搭載した第2キャリッジを設けた装置が開示されている。そして上記第1第2のキャリッジをプラテンに沿って移動自在に支持し、駆動モータで第1キャリッジを所定速度で移動し、第2キャリッジをその1/2速度で移動して装置基板に配置した光電変換素子上に集光レンズで結像するスキャニング機構が開示されている。
同様に特許文献2(特許3747894号公報)には上述の装置構成において第2キャリッジに一対の反射ミラーを搭載するに際に、ガイドレールに摺動自在に支持するキャリアフレームと一対の反射ミラーを支持するミラー支持フレームとを個別の板金部材で構成し、この両フレームをネジで固定して一体化するユニット構成が開示されている。
特許2540346号公報 特許3747894号公報
上述のように一対の反射ミラーをユニット化してプラテンに沿って移動自在に構成する場合、従来は前掲特許文献2に開示されているようにユニットを担持するベースフレームにミラー支持フレームを取付け、このベースフレームをガイドレールに摺動自在に支持している。このように一対の反射ミラーを支持するフレームを2部品に分離するのはユニットを堅牢に構成するため金属板材を用いてプレス加工によってミラーを支持する位置を割出すことが寸法精度にバラツキがなく組立時の位置調節が容易となる為である。
例えば図8に示すように一対の反射ミラー50a、50bはミラー支持フレーム51に所定角度で正しい姿勢で取付けなければ光路が曲がる恐れがある。そしてこのミラー支持フレーム51はベースフレーム52の正しい位置に正確に取付けなければスキャニング移動の際にミラーが振動する或いは光路方向が振れることがある。これに対し、従来はミラー支持フレーム51をステー状フレーム枠51aの両端にプレス加工による折曲片を設け、この左右一対の折曲片51b、51cに反射ミラーの両端を取付けている。そしてこのミラー支持フレームをベースフレームにネジなどで固定している。
上述のように2つのフレーム部材を連結して反射ミラーユニットを構成すると加工が容易であるのと同時に反射ミラーを取付ける折曲片をプレス加工で一体成形するため例えば左右のミラー取付部を位置調整する必要がなく、組立が容易となる。このような組付け方法を採る際、従来は前掲特許文献2のようにミラー支持フレームの両端を折曲げてミラー端面を支持する折曲片を設け、この折曲片間に一対の反射ミラーを支持している。
この為、まずミラー支持フレームをベースフレームに取付ける際にミラー支持フレームが図示矢視a方向に傾いて取付けられることがある。またこれと同時にミラーを支持する折曲片は矢視b方向(図8(b)参照)に曲がり易いため、左右の折曲片が組立時などに折り曲げられると反射ミラーが傾いて取付けられる問題がある。このように一対の反射ミラーが矢視a方向に傾くと原稿画像を画像ボケ或いは歪んで読取られる恐れがあり、また矢視b方向に位置ズレが生ずると副走査方向に図示Δyのズレが生じ、画像ボケ、画像歪みを起こし、主走査方向に図示Δxのズレが生じ、画像の読取り開示位置がズレてしまうことがある。
つまり、前掲特許文献2に提案されている従来ミラーユニットは副走査方向に摺動するベースフレームに対し、これと異なるミラー支持フレームに一対の反射ミラーを位置決め支持している為、両フレームを連結する際の位置ズレと両フレームの加工精度によるバラツキがミラーの傾き姿勢及び光路方向の位置ズレの原因となっている。特にミラーは完全な平坦面に作成することが困難であり、通常その中心部分は収差が少ないが周辺部の収差は大きくなる傾向にある。このため組立時にミラーの中心位置がずれないように組付けることは非常に困難な作業を余儀なくされている。
そこで本発明は一対の反射ミラーをガイドレールに支持したベースフレームに位置決めしてユニットを構成することにより、この一対の反射ミラーを主走査方向及び副走査方向に正確な位置で正しい姿勢で保持することが可能な反射ミラーユニットの提供をその主な課題としている。更に本発明は一対の反射ミラーを支持するミラー支持フレームを金属その他の比較的薄板で構成し、加工が容易で軽量であるのと同時に反射ミラーを堅牢に保持することが可能な反射ミラーユニット及びこれを用いた画像読取装置の提供をその課題としている。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。プラテン上の原稿に光源から照射された反射光を所定のラインセンサ上に結蔵する反射ミラーユニットを、ベースフレームとミラー支持フレームとこのミラー支持フレームに支持された一対の反射ミラーとで構成する。この場合上記ベースフレームは、上記プラテン上の原稿の副走査方向に配置されたガイドレール部材に摺動自在に係合する摺動部と、上記ミラー支持フレームに連結するための連結部とを有する板状部材で構成する。また上記ミラー支持フレームは、上記第1第2の反射ミラーを保持するステー部とこのステー部に連なるミラー端面支持部とを有する板状部材で構成する。
そして上記ミラー端面支持部は上記ステー部から折曲げ形成した折曲片と、上記ステー部に主走査方向に位置調整自在に取付けられたブラケット部材で構成する。この場合上記折曲片は上記反射ミラーの主走査方向の読取基準側端面を支持し、上記ブラケット部材は上記反射ミラーの他端側の端面を支持するように配置する。そして上記折曲片と上記ブラケット部材とは上記ベースフレームの連結部に固定する。これによってベースフレームに形成された連結部に、ミラー支持フレームの折曲片とブラケット部材とを固定することによってこの折曲片とブラケット部材に位置決め固定された一対の反射ミラーはベースフレームに対して主走査方向及び副走査方向に正確な姿勢と位置で取付けられることとなる。
そして前記ミラー支持フレームに形成された折曲片と前記ブラケット部材にはそれぞれ前記第1第2反射ミラーの表面を突き当て規制する位置決め基準面と、ミラー背面を押圧付勢する付勢部材とを備える。これによって反射ミラーはその表面を基準にベースフレームに形成された連結部に位置決め固定される。
前記ベースフレームは略々扁平形状の板状部材で構成し、前記ミラー支持フレームは断面コの字状のステー部と、このステー部の両端に形成されたミラー端面支持部とを有する板状部材で構成する。そして上記ミラー端面支持部には前記第1第2の反射ミラーを入射光路と反射光路が略々並行となるように所定角度で取付け、このベースフレームと上記ミラー支持フレームとは略T字状に互いに連結さする。これによって金属などの薄板で形成しても反射ミラーを堅牢に保持することが出来、加工が容易で軽量に構成することが可能となる。
また、本発明に係わる画像読取装置は、原稿を載置するプラテンと、上記プラテンに沿って移動自在に配置された光源ユニットと、上記光源ユニットから上記原稿に照射された反射光を所定のラインセンサ上に案内する反射ミラーユニットと、上記光源ユニットを上記プラテン上の原稿に沿って副走査方向に所定速度で移動する第1駆動手段と、上記反射ミラーユニットを上記光源ユニットの移動速度の1/2速度で副走査方向に移動する第2駆動手段とを備える。そして上記反射ミラーユニットを上述の構成で構成する。この場合、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段とは駆動モータに連結された巻上げプーリと、このプーリに巻回されたワイヤと前記反射ミラーユニットに搭載された可動プーリとで構成する。
本発明は、一対の反射ミラーをベースフレームに形成された連結部に位置決め固定し、このベースフレームを副走査方向のガイドレールに摺動自在に係合するようにしたものであるから金属その他の板状部材をプレス加工で一体成形することによってベースフレームの摺動部と連結部とを正確な位置関係に形成することができ、一対の反射ミラーをベースフレームに正確な姿勢で正確な位置に取付けることが可能となる。
これと共に各反射ミラーはその主走査方向読取基準側端面はミラー支持フレームに形成された折曲片を介してベースフレームに位置決め固定され、この反射ミラーの反対側端面はベースフレームに、ミラー支持フレームに位置調節自在に取付けられたブラケット部材を介して位置決め固定されているから、第1第2の反射ミラーは主走査方向の読取基準に合致する姿勢でベースフレームに取付けられ、ミラー支持フレームで堅牢に保護されることとなる。
従って一対の反射ミラーはガイドレールに摺動自在に支持されるベースフレームに副走査方向前後に傾くことも、また主走査方向に片寄って取付けられることがない。更にミラー支持フレームをより薄板で軽量に構成しても反射ミラーはベースフレームによって正確な位置に堅固に保持されるなどの顕著な効果を奏する。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明の反射ミラーユニットを内蔵した画像読取装置の全体説明図。図2はそのスキャニング機構の斜視説明図。図3は反射ミラーユニットの斜視図である。
まず本発明に係わる画像読取装置Aの構成について説明する。画像読取装置Aは外装ケーシング10と、この外装ケーシング10の一部に配置されたプラテン11と、外装ケーシング10内部に配置されたガイドレール部材12と、このガイドレール部材12に摺動自在に支持された第1キャリッジ13と第2キャリッジ14と、集光レンズ15と光電変換手段16とで構成される。図示の画像読取装置Aはモノコック構造で構成され、外装ケーシング10の側壁は合成樹脂などで堅牢に構成され、この外装ケーシング10の上面にはプラテン11と、このプラテン11を開閉する原稿カバー17が設けられている。そしてプラテン11の周囲にはフランジ11aが設けられ、このフランジ11aで原稿をセットする際の基準となる図示Xp基準(主走査方向読取基準)とYp基準(副走査方向読取基準)が設定されるようになっている(図7参照)。
上記外装ケーシング10には上記プラテン11と平行にガイドレール部材12が取付けられている。図2に組立部分図を示すが、ガイドレール部材12はプラテン11の長手方向(副走査方向)に同図左右に一対設けられ、この一対の第1ガイドレール部材12aと第2ガイドレール部材12bはそれぞれが平行で、プラテン11の表面に平行に配置されている。そして両ガイドレール部材12a、12bは断面L字状、若しくはコの字状の部材で構成されている。この他ガイドレール部材12は断面円形状などのロッド部材で構成しても良い。以下上記ガイドレール部材12を単に「ガイドレール」という。
上記ガイドレール12には図1に示すように第1キャリッジ13と第2キャリッジ14が摺動自在に支持される。まず第1キャリッジ13は例えば合成樹脂の矩形状ハウジングで構成され、蛍光ランプなどの線状光源13aと、この光源13aからプラテン11上の原稿に照射した光の反射光を所定方向に偏向する第1反射ミラー13bが内蔵されている。このため第1キャリッジ13は耐熱性合成樹脂で例えばモールド成型によって線状光源13aの収納部と第1反射ミラー13bの収納部がそれぞれ形成されている。
一方、上記第2キャリッジ14には上記第1反射ミラー13bからの光(図示のものは水平光路Ph1)を受ける第2反射ミラー20aと第3反射ミラー20bが搭載される。この第2キャリッジ14を構成する反射ミラーユニット14について説明する。図4(a)に示すように反射ミラーユニット14はベースフレーム21とミラー支持フレーム31で構成され、前述の第2反射ミラー20aと第3反射ミラー20bを所定姿勢で支持して前述のガイドレール12に沿ってプラテン11上の原稿を副走査方向に移動しながら読取る。この為、上記両フレーム21、31は堅牢であるのと同時に軽量に構成される必要があり、機械的強度に富んだ金属板などで形成する。
上記ベースフレーム21は図4(a)に示すように鉄アルミ合金などの金属板でプレス成形され、プラテン11の画像読取幅(主走査方向長さ)より若干長く構成されている。このベースフレーム21にはプレス加工で周縁に補強用の折曲縁が形成され衝撃などの外力に耐えるのと同時に後述するミラー支持フレーム31を組付けることによってミラーハウジングの強度を確保するようになっている。そして上記ベースフレーム21は前述の第1、第2ガイドレール12a、12bのそれぞれに摺動自在に係合支持される。この為、図示のものは単に第1、第2ガイドレール12a、12b上にベースフレーム21のレール摺動部23a、23bを載置することによって摺動自在に支持している。また、レール摺動部23a、23bは例えばテフロン(登録商標)樹脂などの滑性樹脂のスペーサ部材で構成され、この樹脂製レール摺動部23をベースフレーム21に形成した装着孔21aに嵌合して一体化している。
上記ベースフレーム21には後述する可動プーリ24a、24bを装着するプーリ装着孔25a、25bが主走査方向両端部に穿設されている。またこのベースフレーム21には左右一対の折曲連結片26a、26bが主走査方向に距離を隔てて対向配置されている。この折曲連結片26a、26bは後述するミラー支持フレーム31の折曲片31b及びブラケット部材31aを連結する。またプーリ装着孔25a、25bにはプーリ支持部材(図示せず)とこのプーリ支持部材に軸承された可動プーリ24a、24bが取付けられる。
ミラー支持フレーム31は図3に示すように鉄アルミ合金などの金属板でプレス成形され、主走査方向(図3左右)に画像読取幅より若干長い板状材で断面略コの字状のステー部材で構成されている。このミラー支持フレーム31には前記第2、第3反射ミラー20a、20bが取付けられ、前記ベースフレーム21に連結されて反射ミラーユニット14を構成する。この為、ミラー支持フレーム31には次の折曲片31bとブラケット部材31aが設けられている。
この折曲片31bとブラケット部材31aは図3に示すように第2第3反射ミラー20a、20bの端面を支持するように主走査方向に対向配置され、それぞれにミラー装着開口32a、32b、32c、32dが形成されている。そして折曲片31bはミラー支持フレーム31のステー部から一体に折曲げ形成され、ブラケット部材31aは主走査方向に移動調整可能にステー部31cにネジ止めされ、それぞれステー部31cに略々直交して連続形成されている。この折曲片31bとブラケット部材31aとの主走査方向の配置関係は後述する図7に示す位置関係になっている。
上記折曲片31bとブラケット部材31aに形成されたミラー装着開口32a〜32dには第2、第3反射ミラー20a、20bの表面(反射面)と当接してその位置を規定する位置決め部材33a、33b、33c、33dが設けられている(図5(b)参照)。図示のものは第3反射ミラー20bを位置決めする位置決め部材33aと調節ネジ33bで構成され、ミラー表面の位置を調節可能に位置決めしている。また第2反射ミラー20aの表面を位置決めする位置決め部材33c及び33dは前記折曲片31a、31bに形成した突起で構成してある。上述のようにミラー支持フレーム31にはブラケット部材31a、折曲片31bと、この両者に形成したミラー装着開口32a〜32dと、この開口に形成した位置決め部材33a〜33dによって一対の反射ミラー20a及び20bを支持している。
従って金属板などのプレス加工でミラー装着孔32a〜32d、位置決め部材33a〜33d又はその取付部を一体成形しているため、各寸法精度が正確に形成される。そしてブラケット部材31aは主走査方向に長穴31dが形成され、この長穴31dに固定ビス34でステー部31cに固定されている。従ってブラケット部材31aは主走査方向に位置調節自在にミラー支持フレーム31に取り付けられている(図6参照)。そして、上記第2、第3反射ミラー20a、20bの裏面には板バネ38a、38b、38c、38dが設けられ、ミラー面を位置決め部材33a〜33d側に付勢することによって第2第3反射ミラー20a、20bはミラー装着開口32に固定されている。
また、上述のようにミラー支持フレーム31に連接された折曲片31bとブラケット部材31aには第2、第3反射ミラー20a、20bの基準位置を割り出すスリット状凹溝39がそれぞれに設けてある。そしてこのスリット状凹溝39をベースフレーム21に嵌合することによってベースフレーム21に対して第2第3反射ミラー20a、20bを所定間隔で位置決めし、前記折曲連結片26a、26bにネジなどで固定することによって一体化している。
つまり上述のベースフレーム21とミラー支持フレーム31とは次のように一体化される。まずベースフレーム21には前述のように一対の折曲連結片26a、26bが設けられ、この折曲連結片26a、26bにミラー支持フレーム31の折曲片31bとブラケット部材31aが位置決め固定される。このときミラー支持フレーム31は折曲片31bを基準に反対側のブラケット部材31bは固定ビス34でその位置を調整するようになっている(図6参照)。
上述のようにベースフレーム21に組合わされたミラー支持フレーム31に第2、第3反射ミラー20a及び20bを組込むことによって反射ミラーユニット14を構成する。すると、まず第2、第3反射ミラー20a、20bはミラー支持フレーム31の断面コの字状ステー部31cとベースフレーム21の折曲縁によって主走査方向の曲げ力に対する機械的強度が確保されている。従って衝撃などの外力が作用しても反射ミラーが破損する、或いは曲がることがなく堅牢に保持される。
また、ミラー支持フレーム31の一端に形成された折曲片31bはベースフレーム21の折曲連結片26bに位置規定され、他端側はブラケット部材31aを固定ビス34で位置調整してベースフレームの折曲連結片26aに位置決め固定される。従ってベースフレーム21に組み合わせられた後は、折曲連結片26a、26bで位置規制されているから左右一対の折曲片31bとブラケット部材31bはその基端部が折曲げられることがない。これによりミラー支持フレーム31を比較的薄い金属板で形成しても組立時或いは使用時の衝撃などで折曲片が曲がることがないので、ミラー支持フレーム31を加工が容易な比較的薄い金属板で、軽量に構成することが出来る。
次に前述の折曲片31bとブラケット部材31aとの位置関係を図7に基づいて説明する。図7に示すようにプラテン11にはその周縁にフランジ11aが形成され、図示Xpが主走査方向の位置基準、Ypが副走査方向の位置基準に設定されている。そしてプラテン上にはこのXpとYpを基準に原稿をセットするようになっている。この原稿のセット基準に対し光電変換素子(ラインセンサ)16の読取開始基準XSが一致するように光電変換素子16が位置決め固定されている。
このような位置関係で前記ベースフレーム21は左右の摺動部23a、23bがガイドレール12に上記副走査方向の位置基準Ypと平行となるように係合載置されている。そしてこのベースフレーム21に形成された一方の折曲連結片26bは、ミラー支持フレーム31の折曲片31bを固定し、この折曲片31bに支持した反射ミラー20a、20bの端面が上記位置基準Xpの外側の所定位置に位置するように形成されている。またベースフレーム21に形成された他方のブラケット部材31aは、上述のように位置決めされた折曲片31bの位置に従ってミラー支持フレーム31に主走査方向に位置調整され、折曲連結片26aに固定されるようになっている。
上述のように本発明の反射ミラーユニット14は、ベースフレーム21に形成した一対の折曲連結片26a、26bと、ミラー支持フレーム31の折曲片31b、及びこれに位置調節自在に取付けられるブラケット部材31aと、この折曲片31b、ブラケット部材31a間に取付けられた一対の反射ミラー20a、20bで構成されているから、一対の反射ミラー20a、20bを主走査方向及び副走査方向のいずれにも傾くことなく堅牢に保持することが可能である。また、これと同時に互いに対向する第2、第3反射ミラー20a、20bをベースフレーム21に対して位置精度良く配置することが可能である。またベースフレーム21とミラー支持フレーム31のプレス加工によって容易に正確な位置を割り出すことが可能となる。
次に前述の第1、第2キャリッジ13、14の駆動系について説明すると、前述のように第1キャリッジ13と第2キャリッジ(反射ミラーユニット)14はガイドレール12に案内されてガラスプラテン11に沿って往復動自在に案内されている。そして第2キャリッジ14からの反射光は装置底面に配置された結像レンズ15によって光電変換手段16に投射される。そこでステッピングモータなどの駆動手段に駆動軸45が連結され、この駆動軸45に左右一対の巻取プーリ46a、46bが設けられている。そしてこの巻取プーリ46a、46bにはワイヤ47が巻回され、このワイヤ47の中間部は第1キャリッジ14に固定され、その先端部は第2キャリッジ14を構成する反射ミラーユニットの前記可動プーリ24a、24bに巻回されている。これによって駆動軸45の回転で第1、第2キャリッジ13、14はガラスプラテン11に沿って移動し、第2キャリッジ14は第1キャリッジ13に対して1/2速度で移動することとなる。
本発明の反射ミラーユニットを内蔵した画像読取装置の全体説明図。 本発明に係わる反射ミラーユニットの斜視説明図。 図2のユニットにおけるミラー支持フレームの斜視説明図。 図2のユニットの説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はブラケット部材とベースフレームとの結合部の詳細説明図。 図の反射ミラーユニットの側面図であり、(a)は図2左側面図、(b)は同右側面図である。 図2のユニットにおけるブラケット部材とベースフレームとの結合部の詳細説明図。 図1の装置における読取り基準の位置関係を示す説明図。 従来の反射ミラーユニットの構成図であり、同図(a)は組立分解図を示し、同図(b)はフレームの歪みを示す説明図。
符号の説明
A 画像読取装置
10 外装ケーシング
11 ガラスプラテン
12 ガイドレール部材(ガイドレール)
12a 第1ガイドレール部材
12b 第2ガイドレール部材
13 第1キャリッジ
13a 線状光源
13b 第1反射ミラー
14 第2キャリッジ(反射ミラーユニット)
15 集光レンズ
16 光電変換手段
20a 第2反射ミラー
20b 第3反射ミラー
21 ベースフレーム
21a 装着孔
23 レール摺動部(23a、23b)
24a,24b 可動プーリ
25a,25b プーリ装着孔
26 折曲連結片(26a、26b)
31 ミラー支持フレーム
31a ブラケット部材
31b 折曲片
31c ステー部
31d 長孔
32 ミラー装着開口(32a〜32d)
33a 位置決め部材
33b 調整ネジ(位置決め部材)
33c,33d 位置決め部材
34 固定ビス
38a〜38d 板バネ
39 スリット状凹溝
40 L字状固定片(40a,40b)
45 駆動軸
46a,46b 巻取プーリ
47 ワイヤ

Claims (6)

  1. プラテン上の原稿に光源から照射された反射光を所定のラインセンサ上に結像する反射ミラーユニットであって、
    上記反射ミラーユニットはベースフレームとミラー支持フレームとこのミラー支持フレームに支持された一対の反射ミラーとで構成され、
    上記ベースフレームは、上記プラテン上の原稿の副走査方向に配置されたガイドレール部材に摺動自在に係合する摺動部と、上記ミラー支持フレームに連結するための連結部とを有する板状部材で構成され、
    上記ミラー支持フレームは、上記第1第2の反射ミラーを保持するステー部とこのステー部に連なるミラー端面支持部とを有する板状部材で構成され、
    上記ミラー端面支持部は上記ステー部から折曲げ形成した折曲片と、上記ステー部に主走査方向に位置調整自在に取付けられたブラケット部材で構成され、
    上記折曲片は上記反射ミラーの主走査方向の読取基準側端面を支持し、上記ブラケット部材は上記反射ミラーの他端側の端面を支持するように配置され、
    上記折曲片と上記ブラケット部材とは上記ベースフレームの連結部に固定されていることを特徴とする画像読取装置に於ける反射ミラーユニット。
  2. 前記ミラー支持フレームに形成された折曲片と前記ブラケット部材にはそれぞれ前記第1第2反射ミラーの表面を突き当て規制する位置決め基準面と、ミラー背面を押圧付勢する付勢部材とがそれぞれ備えられていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置に於ける反射ミラーユニット。
  3. 前記ベースフレームは略々扁平形状の板状部材で構成され、
    前記ミラー支持フレームは断面コの字状のステー部と、このステー部の両端に形成されたミラー端面支持部とを有する板状部材で構成され、
    上記ミラー端面支持部には前記第1第2の反射ミラーが入射光路と反射光路が略々並行となるように所定角度で取付けられ、
    上記ベースフレームと上記ミラー支持フレームとは略T字状に互いに連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置に於ける反射ミラーユニット。
  4. 原稿を載置するプラテンと、
    上記プラテンに沿って移動自在に配置された光源ユニットと、
    上記光源ユニットから上記原稿に照射された反射光を所定の光電変換手段上に案内する反射ミラーユニットと、
    上記光源ユニットを上記プラテン上の原稿に沿って副走査方向に所定速度で移動する第1駆動手段と、
    上記反射ミラーユニットを上記光源ユニットの移動速度の1/2速度で副走査方向に移動する第2駆動手段と、を備え、
    上記反射ミラーユニットは請求項1乃至3の何れかの項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段とは駆動モータに連結された巻上げプーリと、このプーリに巻回されたワイヤと前記反射ミラーユニットに搭載された可動プーリとで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 上記ベースフレームに設けられた連結部は、上記反射ミラーの主走査方向位置を規定するように所定間隔で折曲げられた一対の折曲連結片からなることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置に於ける反射ミラーユニット。
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