JP3187039B2 - 光学装置における倍率補正機構 - Google Patents
光学装置における倍率補正機構Info
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- JP3187039B2 JP3187039B2 JP17894790A JP17894790A JP3187039B2 JP 3187039 B2 JP3187039 B2 JP 3187039B2 JP 17894790 A JP17894790 A JP 17894790A JP 17894790 A JP17894790 A JP 17894790A JP 3187039 B2 JP3187039 B2 JP 3187039B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ファクシミリ、スキャナ等で用いられる光
学装置に関し、詳細には、光学装置で用いられるレンズ
の焦点距離誤差による倍率誤差を補正するよにした倍率
補正機構に関する。
学装置に関し、詳細には、光学装置で用いられるレンズ
の焦点距離誤差による倍率誤差を補正するよにした倍率
補正機構に関する。
（従来の技術） 例えば、ファクシミリの画像読取り部では、画像情報
に対応した光束を受光手段に導く光学装置が用いられて
いる。
に対応した光束を受光手段に導く光学装置が用いられて
いる。
第４図はファクシミリの画像読取り部における光学装
置の概略側面図を示す。
置の概略側面図を示す。
１は原稿２が載置されるガラス板、３はガラス板１の
下面側に配置されたハロゲンランプ等からなる読取用の
光源、４は原稿２に対する光源３の照射位置に対向して
配置された第１ミラーであり、第１ミラー４の反射方向
には、読取光を水平方向に方向変更する第２ミラー５が
設置されている。
下面側に配置されたハロゲンランプ等からなる読取用の
光源、４は原稿２に対する光源３の照射位置に対向して
配置された第１ミラーであり、第１ミラー４の反射方向
には、読取光を水平方向に方向変更する第２ミラー５が
設置されている。
また、第２ミラー５の反射光路上には、結像レンズ７
が配置され、この結像レンズ７による結像箇所には受光
手段（CCD）８が配設されている。
が配置され、この結像レンズ７による結像箇所には受光
手段（CCD）８が配設されている。
そして、受光手段８により原稿のラインごとにその読
取光を電気的な画像情報に変換し、このようなラインご
との画像情報への変換と原稿の搬送により或は光学装置
全体の移動により一枚の原稿全体を読取り、出力するよ
うにしている。
取光を電気的な画像情報に変換し、このようなラインご
との画像情報への変換と原稿の搬送により或は光学装置
全体の移動により一枚の原稿全体を読取り、出力するよ
うにしている。
一方、結像レンズ７はある範囲内において焦点距離誤
差を有しており、光学装置に組み付けられた場合、読取
り幅の誤差等をなくすため結像レンズ７の焦点距離誤差
による倍率誤差を補正する必要がある。
差を有しており、光学装置に組み付けられた場合、読取
り幅の誤差等をなくすため結像レンズ７の焦点距離誤差
による倍率誤差を補正する必要がある。
例えば、結像レンズ７の焦点距離誤差によりその焦点
距離が設計値よりも少し長い場合、結像レンズ７と受光
素子８との間の距離を短くする必要がある。しかしこの
距離を短くすると焦点が受光手段８に合うものの、その
倍率がくるう。
距離が設計値よりも少し長い場合、結像レンズ７と受光
素子８との間の距離を短くする必要がある。しかしこの
距離を短くすると焦点が受光手段８に合うものの、その
倍率がくるう。
そこで、従来では、その倍率の補正を、第２ミラー５
を動かし、結像レンズ７から原稿２までの光路長を変え
ることで行なっていた。
を動かし、結像レンズ７から原稿２までの光路長を変え
ることで行なっていた。
このような光路長を変えるための第２ミラー５の支持
構造を第５図及び第６図を参照して説明する。
構造を第５図及び第６図を参照して説明する。
第２ミラー５の一端5Aの裏側には第５図に示すように
二本の調整ねじ9A,9Bが配設され、また、他端5Bの裏側
には第６図に示すように一本の調整ねじ9Cが配設され、
更に、第２ミラー５の表側には第２ミラー５を裏側に付
勢するスプリング9Dが配設され、これら三本の調整ねじ
9A,9B,9Cとスプリング9Dにより第２ミラー５が支持され
ている。
二本の調整ねじ9A,9Bが配設され、また、他端5Bの裏側
には第６図に示すように一本の調整ねじ9Cが配設され、
更に、第２ミラー５の表側には第２ミラー５を裏側に付
勢するスプリング9Dが配設され、これら三本の調整ねじ
9A,9B,9Cとスプリング9Dにより第２ミラー５が支持され
ている。
そして、調整ねじ9A,9B,9Cにより結像レンズ７に対し
て第２ミラー５を離間接近する方向に動かし、原稿２と
結像レンズ７間の光路長を変えることで結像レンズ７の
焦点距離誤差による倍率誤差を補正するようにしてい
た。
て第２ミラー５を離間接近する方向に動かし、原稿２と
結像レンズ７間の光路長を変えることで結像レンズ７の
焦点距離誤差による倍率誤差を補正するようにしてい
た。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、調整ねじ9A,9B,9Cによる作業は、三本
のねじを個別に操作し、第２ミラー５の角度を変えつつ
第２ミラー５全体を結像レンズ７に対して離間接近する
方向に動かさなければならないため、その調整作業は極
めて面倒で手間がかかる問題があった。
のねじを個別に操作し、第２ミラー５の角度を変えつつ
第２ミラー５全体を結像レンズ７に対して離間接近する
方向に動かさなければならないため、その調整作業は極
めて面倒で手間がかかる問題があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本
発明の目的は、手間がかからず、簡単に結像レンズの焦
点距離誤差による倍率誤差の補正を行なうことができる
補正機構を提供することにある。
発明の目的は、手間がかからず、簡単に結像レンズの焦
点距離誤差による倍率誤差の補正を行なうことができる
補正機構を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するため本発明は、画像情報に対応し
た光束を水平方向に方向変更する、水平方向に長尺のミ
ラーと、このミラーの反射光路上に配置された結像レン
ズと、この結像レンズによる前記光束の結像箇所に配設
された受光手段を備える光学装置において、前記結像レ
ンズは、焦点距離誤差が予めプラス側の誤差となるよう
に設けられ、前記ミラーは、該ミラーの長手方向の両端
に対して中央部が変位するように湾曲可能に支持され、
前記ミラーの中央部を前記結像レンズに対して凸状に湾
曲させることで前記結像レンズの焦点距離誤差による倍
率誤差を補正する湾曲手段を設け、前記湾曲手段は、前
記ミラーの中央部のうち前記結像レンズと反対側の１箇
所を前記結像レンズに向かう方向に押圧できるように設
けられた単一の調整ねじを有していることを特徴とす
る。
た光束を水平方向に方向変更する、水平方向に長尺のミ
ラーと、このミラーの反射光路上に配置された結像レン
ズと、この結像レンズによる前記光束の結像箇所に配設
された受光手段を備える光学装置において、前記結像レ
ンズは、焦点距離誤差が予めプラス側の誤差となるよう
に設けられ、前記ミラーは、該ミラーの長手方向の両端
に対して中央部が変位するように湾曲可能に支持され、
前記ミラーの中央部を前記結像レンズに対して凸状に湾
曲させることで前記結像レンズの焦点距離誤差による倍
率誤差を補正する湾曲手段を設け、前記湾曲手段は、前
記ミラーの中央部のうち前記結像レンズと反対側の１箇
所を前記結像レンズに向かう方向に押圧できるように設
けられた単一の調整ねじを有していることを特徴とす
る。
（作用） ミラーを湾曲手段により結像レンズに対して凸状に湾
曲させることで、光路長を変えずに光束を集束させ、こ
れにより結像レンズの焦点距離誤差による倍率誤差を簡
単に補正することができる。
曲させることで、光路長を変えずに光束を集束させ、こ
れにより結像レンズの焦点距離誤差による倍率誤差を簡
単に補正することができる。
（実施例） 以下、本発明の実施例を第４図に示す第２ミラー５に
適用した実施例について説明する。
適用した実施例について説明する。
第１図は本発明に係る補正機構の斜視図、第２図は同
・側面図を示す。
・側面図を示す。
11は第２ミラーで、第２ミラー11はその長手方向の両
端11Aに対して中央部11Bが変位するように湾曲可能に形
成されている。
端11Aに対して中央部11Bが変位するように湾曲可能に形
成されている。
第２ミラー11としては、金属製やガラス製等のミラー
を用いることができる。
を用いることができる。
第２ミラー11の両端11Aの結像レンズ７側の面には、
ケース12から当接部材13が立設され、また、第２ミラー
11の長手方向の中央部11Bに臨むケース12部分にはブロ
ック14が立設され、ブロック14には第２ミラー11の長手
方向の中心で且つ高さ方向の中心に当接する単一の調整
ねじ15が螺着されている。
ケース12から当接部材13が立設され、また、第２ミラー
11の長手方向の中央部11Bに臨むケース12部分にはブロ
ック14が立設され、ブロック14には第２ミラー11の長手
方向の中心で且つ高さ方向の中心に当接する単一の調整
ねじ15が螺着されている。
そして、第２ミラー11は、その両端11Aの二つの当接
部材13と、中央の調整ねじ15により、その角度及び位置
が固定され、調整ねじ15により第２ミラーの中央を結像
レンズ７側に変位させ湾曲させても、第２ミラーの角度
は変わらないように構成されている。
部材13と、中央の調整ねじ15により、その角度及び位置
が固定され、調整ねじ15により第２ミラーの中央を結像
レンズ７側に変位させ湾曲させても、第２ミラーの角度
は変わらないように構成されている。
尚、本実施例では、結像レンズ７の焦点距離誤差は、
予めプラスの範囲となるように設計値が決められてい
る。
予めプラスの範囲となるように設計値が決められてい
る。
以上の構成において、結像レンズ７の焦点距離誤差に
よる倍率誤差を補正するには、第１図に仮想線で示すよ
うに、調整ねじ15を操作し、第２ミラー11の中央部11B
を結像レンズ７方向に変位させて湾曲させる。
よる倍率誤差を補正するには、第１図に仮想線で示すよ
うに、調整ねじ15を操作し、第２ミラー11の中央部11B
を結像レンズ７方向に変位させて湾曲させる。
第２ミラー11の湾曲により、第２ミラー11に入射され
る読取光の両側は第３図に仮想線イで示すように、第２
ミラー11の長手方向に拡がり、その結果、受光手段８に
結像される像は、第２ミラー11が直線である場合に比べ
て縮小される。
る読取光の両側は第３図に仮想線イで示すように、第２
ミラー11の長手方向に拡がり、その結果、受光手段８に
結像される像は、第２ミラー11が直線である場合に比べ
て縮小される。
従って、第２ミラー11を湾曲させることで、第２ミラ
ー11により読取光を集束させ、言い換えると第２ミラー
11の曲率を変化させ、これにより結像レンズ７の焦点距
離誤差による倍率誤差が補正される。
ー11により読取光を集束させ、言い換えると第２ミラー
11の曲率を変化させ、これにより結像レンズ７の焦点距
離誤差による倍率誤差が補正される。
本実施例によれば、光路長を変えことなく、第２ミラ
ー11で読取光を集束させるようにしたので、一本の調整
ねじ15を回動させる簡単な操作により効率良く結像レン
ズ７の焦点距離誤差による倍率誤差を無段階的に補正す
ることができ、また、第２ミラー11の高さ方向の角度は
当接部材13によって決められているため光軸ずれによる
読取りずれもなく、更には、第２ミラー11を湾曲させこ
とで結像レンズ７のディストーションを補正することも
可能となる。
ー11で読取光を集束させるようにしたので、一本の調整
ねじ15を回動させる簡単な操作により効率良く結像レン
ズ７の焦点距離誤差による倍率誤差を無段階的に補正す
ることができ、また、第２ミラー11の高さ方向の角度は
当接部材13によって決められているため光軸ずれによる
読取りずれもなく、更には、第２ミラー11を湾曲させこ
とで結像レンズ７のディストーションを補正することも
可能となる。
また、本発明はファクシミリに限らず、複写機やスキ
ャナ等で用いられる種々の光学装置にも適用される。
ャナ等で用いられる種々の光学装置にも適用される。
（発明の効果） 以上説明したように本発明に係る倍率補正機構によれ
ば、ミラーを湾曲手段により結像レンズに対して凸状に
湾曲させることで、光路長を変えずに光束を集束させる
ようにしたので、結像レンズの焦点距離誤差による倍率
誤差を簡単に補正することができる。
ば、ミラーを湾曲手段により結像レンズに対して凸状に
湾曲させることで、光路長を変えずに光束を集束させる
ようにしたので、結像レンズの焦点距離誤差による倍率
誤差を簡単に補正することができる。
第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図は同・側
面図、第３図は同・平面図、第４図はファクシミリの画
像読取り部の概略側面図、第５図及び第６図は第２ミラ
ーの支持構造の側面図である。 尚図中２は原稿、３は光源、４は第１ミラー、5,11は第
２ミラー、７は結像レンズ、８は受光手段、13は当接部
材、14はブロック、15は調整ねじである。
面図、第３図は同・平面図、第４図はファクシミリの画
像読取り部の概略側面図、第５図及び第６図は第２ミラ
ーの支持構造の側面図である。 尚図中２は原稿、３は光源、４は第１ミラー、5,11は第
２ミラー、７は結像レンズ、８は受光手段、13は当接部
材、14はブロック、15は調整ねじである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 1/19 Ｈ０４Ｎ 1/04 １０２
Claims (1)
- 【請求項１】画像情報に対応した光束を水平方向に方向
変更する、水平方向に長尺のミラーと、このミラーの反
射光路上に配置された結像レンズと、この結像レンズに
よる前記光束の結像箇所に配設された受光手段を備える
光学装置において、 前記結像レンズは、焦点距離誤差が予めプラス側の誤差
となるように設けられ、 前記ミラーは、該ミラーの長手方向の両端に対して中央
部が変位するように湾曲可能に支持され、 前記ミラーの中央部を前記結像レンズに対して凸状に湾
曲させることで前記結像レンズの焦点距離誤差による倍
率誤差を補正する湾曲手段を設け、 前記湾曲手段は、前記ミラーの中央部のうち前記結像レ
ンズと反対側の１箇所を前記結像レンズに向かう方向に
押圧できるように設けられた単一の調整ねじを有してい
る、 ことを特徴とする光学装置における倍率補正機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17894790A JP3187039B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 光学装置における倍率補正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17894790A JP3187039B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 光学装置における倍率補正機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0468856A JPH0468856A (ja) | 1992-03-04 |
| JP3187039B2 true JP3187039B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=16057435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17894790A Expired - Fee Related JP3187039B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 光学装置における倍率補正機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3187039B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6660365B1 (en) | 1998-12-21 | 2003-12-09 | Cardinal Cg Company | Soil-resistant coating for glass surfaces |
| US7989094B2 (en) | 2006-04-19 | 2011-08-02 | Cardinal Cg Company | Opposed functional coatings having comparable single surface reflectances |
| US8696879B2 (en) | 2007-09-14 | 2014-04-15 | Cardinal Cg Company | Low-maintenance coating technology |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4532088B2 (ja) * | 2003-09-08 | 2010-08-25 | 株式会社リコー | 画像入力装置 |
| JP5974581B2 (ja) | 2012-03-29 | 2016-08-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像読取装置および画像形成装置 |
| JP5919951B2 (ja) | 2012-03-29 | 2016-05-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像読取装置および画像形成装置 |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP17894790A patent/JP3187039B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6660365B1 (en) | 1998-12-21 | 2003-12-09 | Cardinal Cg Company | Soil-resistant coating for glass surfaces |
| US7989094B2 (en) | 2006-04-19 | 2011-08-02 | Cardinal Cg Company | Opposed functional coatings having comparable single surface reflectances |
| US8696879B2 (en) | 2007-09-14 | 2014-04-15 | Cardinal Cg Company | Low-maintenance coating technology |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0468856A (ja) | 1992-03-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511 Year of fee payment: 8 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 9 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |