JP2008046111A - ガスセンサ及びガスセンサの製造方法 - Google Patents

ガスセンサ及びガスセンサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 スルーホール導体等の電気的な接続信頼性を向上させることができるガス検出素子を備えるガスセンサ、及び、このようなガスセンサの製造方法を提供すること。
【解決手段】 ガスセンサ100のガス検出素子200は、第1貫通孔211hに形成された第1導体部217と、第1貫通孔211hよりも断面積の大きい第2貫通孔231h1に形成された第2導体部233dと、第1導体部217に接続してなる第1接続部219と、第2導体部233dの端部233dbに接続し、第2貫通孔231h1の内側で第1接続部219に重なって接続してなる第2接続部233fとを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、セラミック層を複数積層してなる積層型のガス検出素子を有するガスセンサ及びその製造方法に関する。
従来より、複数のセラミック層が積層され、先端側に検出部が形成された長手方向に延びる板状のガス検出素子が知られている。このようなガス検出素子は、例えば引用文献1〜4に開示されている。このようなガス検出素子には、セラミック層を貫通する貫通孔が設けられ、この貫通孔内には、例えば、ガス検出素子の内部に設けられた検知電極から延びるリード部と、ガス検出素子の外表面に設けられた電極パッドとの間を電気的に接続するための導体が設けられる。
特開昭61−134655号公報 特開2001−242129号公報 特開2001−311714号公報 特開2002−107335号公報
本発明者は、図9にガス検出素子900を発案した。具体的には、固体電解質層913は、その第1面913aと第2面913bとの間を貫通する第1貫通孔913hを有し、第1貫通孔913hの第2面913b側は第1絶縁層911により閉塞されている。第1貫通孔913hの内周面には、第1導体部921が形成され、固体電解質層913の第1面913aに形成された第1接続部923と、固体電解質層913の第2面913bに形成されたリード部931とを接続している。
また、第2絶縁層915には、第2貫通孔915hが形成され、この第2貫通孔915hの内周面の一部(図9中、左側)には、第2導体部925が形成されている。また、上記第1接続部923上には、第2導体部925に接続すると共に、第1接続部923に重なって接続する第2接続部927が形成されている。更に、上記固体電解質層913の第1貫通孔913h内(第1導体部921の内側)には、上記第2接続部927に接続する充填導体部929が充填形成されている。
かかるガス検出素子900は、次のようにして形成することができる。即ち、焼成後に固体電解質層913となる未焼成固体電解質層を用意する。そして、導体ペーストの印刷により、その第1貫通孔の内周面に、焼成後に第1導体部921となる第1未焼成導体部を形成する。また、この未焼成固体電解質層の第1面に、焼成後に第1接続部923となる第1未焼成接続部を形成すると共に、この未焼成固体電解質層の第2面に、焼成後にリード部931となる未焼成リード部を形成する。
その後、この未焼成固体電解質層を、焼成後に第1絶縁層911となる第1未焼成絶縁層に積層する。そして更に、この積層体に焼成後に第2絶縁層915となる第2未焼成絶縁層を形成する。
次に、導体ペーストの印刷により、焼成後に第2導体部925となる第2未焼成導体部と、焼成後に第2接続部927となる第2未焼成接続部と、焼成後に充填導体部929となる未焼成充填導体部を形成する。
そして、未焼成セラミックの積層体を焼成すれば、ガス検出素子900が形成される。
しかしながら、このようなガス検出素子900では、焼成の際に、充填導体部929自身や充填導体部929と他の導体931との接続部分にクラックが生じることがある。その理由は、未焼成固体電解質層や未焼成絶縁層(第1未焼成絶縁層)と未焼成導体とでは焼成収縮量が異なるために、この焼成収縮量の差により、比較的体積の大きな充填導体部929やこれと他の導体931との接続部分に大きな応力が掛かるためであると考えられる。このようなクラックが生じると、電気的接続信頼性が低下するおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、導体の電気的な接続信頼性や、導体と素子内部に形成された他の導体との電気的な接続信頼性を向上させることができるガス検出素子を備えるガスセンサ、及び、このようなガスセンサの製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、複数のセラミック層が積層され、先端側に検出部が形成された長手方向に延びる板状のガス検出素子を備えたガスセンサであって、ガス検出素子は、第1面と第2面とを有し、該第1面と該第2面との間を貫通する第1貫通孔を有する第1セラミック層と、前記第1セラミック層の第1面側に積層され、前記第1貫通孔と連接され、開口面積が前記第1貫通孔よりも大きい第2貫通孔を備えた第2セラミック層と、前記第1のセラミック層の第2面側に積層され、前記第1貫通孔を閉塞する底面セラミック層と、前記第1貫通孔の内周面に形成された第1導体部と、前記第1セラミック層の前記第1面上に設けられ、前記第1導体部と接続された第1接続部と、前記第2貫通孔の内周面に形成された第2導体部と、一端が前記第1接続部上に配置され、他端が前記第2導体部と接続される第2接続部と、を備えるガスセンサである。
本発明によれば、ガス検出素子は、第1貫通孔の内周面に形成された第1導体部と、第2貫通孔の内周面に形成された第2導体部とを有する。このうち第1導体部には、第1セラミック層の第1面上に形成された第1接続部が接続されている。また、第2導体部には、一端が第1接続部上に配置された第2接続部の他端が接続されている。
このようなガス検出素子は、第1導体部と第2導体部とが、互いに重なって接続した第1,第2接続部を介して確実に接続しているため、第1,第2接続部が無い場合に比して、電気的な接続信頼性が高い。更に、このガス検出素子は、第1貫通孔の内部に第2接続部が存在しないため、即ち、図9に示した充填導体部929に相当するものが存在しないため、焼成時やガスセンサの使用時に、導体自身あるいは導体と他の導体との接続部分にクラックが生じにくい。従って、導体自身の電気的な接続信頼性や、導体と他の導体との電気的な接続信頼性が高く、信頼性の高いガス検出素子及びガスセンサとすることができる。
なお、本発明の「ガスセンサ」は、上記の要件を満たすものであればよく、例えば、酸素センサ、空燃比センサ、NOxセンサ、CO2センサなどが挙げられる。
「ガス検出素子」は、セラミック層を複数積層するものであればよく、一対の電極を有するものでも、複数対の電極を有するものでもよい。また、「ガス検出素子」には、ヒータ等が一体形成されたものも含まれる。
「第1導体部」及び「第2導体部」は、それぞれ第1貫通孔や第2貫通孔の内周面に形成されたものであればよい。例えば、第1貫通孔や第2貫通孔の内周面の全体に形成された筒状をなす第1導体部や第2導体部が挙げられる。また、第1貫通孔や第2貫通孔の内周面の一部にのみ形成された、例えば横断面がU字状をなす第1導体部や第2導体部でもよい。
「第1接続部」は、第1導体部に接続してなり、第1セラミック層の第1面上に設けられたものであればよく、その形状は特に限定されない。同様に、「第2接続部」は、一端が第1接続部上に配置され、他端が第2導体部と接続されたものであればよく、その形状は特に限定されない。そして、「第1接続部」と「第2接続部」とは、第2貫通孔の内側にて互いに重なって電気的に接続していればよく、第1接続部と第2接続部とが全体的に接続している場合でも、第1接続部と第2接続部とが一部分でのみ接続している場合でもよい。
更に、上記のガスセンサであって、前記第1貫通孔内には、前記底面セラミック層の第1面が露出していることを特徴とするガスセンサとすると良い。
第1貫通孔の底面に導体が存在する場合には、この導体の影響により、焼成の際に、導体自身や導体と他の導体との接続部分にクラックが生じるおそれもある。
これに対し、本発明では、上記底面セラミック層の第1面が露出しているので、つまり第1貫通孔の底面に導体が存在しないので、このような問題が生じるおそれがない。従って、導体自身の電気的な接続信頼性や、導体と他の導体との電気的な接続信頼性が更に高く、更に信頼性の高いガス検出素子及びガスセンサとすることができる。
更に、上記ガスセンサであって、前記第1貫通孔の先端と前記第2貫通孔の先端との前記長手方向の距離をD1、前記第1貫通孔の基端と前記第2貫通孔の基端との前記長手方向の距離をD2としたときにD1>D2>0であることを特徴とするガスセンサとすると良い。
通常、ガス検出素子の先端側が高熱に晒されるため、電気的な接続信頼性を得る必要のある第1貫通孔及び第2貫通孔は、ガス検出素子の基端側に設けられる。そして、上記のようにD1>D2とすることで、開口面積が大きい第2貫通孔による影響で、第1貫通孔がガス検出素子の基端から遠ざかることを防止でき、電気的な接続信頼性を十分に得ることができる。
更に、上記ガスセンサであって、前記第2導体と電気的に接続され、前記ガス検出素子の外表面に設けられた電極パッドと、該電極パッドと当接し、前記電極パッドと電気的に接続される接続端子と、をさらに有し、前記接続端子と前記電極パッドとの当接位置と前記第2貫通孔とが長手方向にずれていることを特徴とするガスセンサとすると良い。
このように接続端子と電極パッドとの当接位置が第2貫通孔と長手方向にずれていることで、確実な電気的導通を図るために接続端子が電極パッドを強固に押しても第2貫通孔がその当接位置に形成されていないので、ガス検出素子の折損等が起こりにくくなる。
更に、上記ガスセンサであって、前記第2セラミック層は前記第1セラミック層よりも厚さが小さいことを特徴とするガスセンサとすると良い。
このように第2セラミック層には、比較的大きな第2貫通孔が形成されているため、第2貫通孔が形成されている部位におけるガス検出素子の機械的強度が小さくなってしまうが、第2セラミック層の厚さを比較的小さくすることにより、機械的強度の劣化を抑えることができる。第2セラミック層の厚さは、第1セラミック層の厚さの半分以下とするのが好ましい。
さらに、上記ガスセンサであって、ガス検出素子は、第1面と第2面とを有し、該第2面側を前記第2セラミック層に積層させると共に、第1面と第2面との間を貫通させて前記第2貫通孔と連設する第3貫通孔を有する第3セラミック層と、前記第3貫通孔の内周面に形成された第3導体部と、前記第3セラミック層の第2面に設けられ、前記第3導体部と前記第2導体部とを接続する第3接続部と、を備え、前記第2貫通孔は、開口面積が前記第3貫通孔よりも大きいガスセンサとすると良い。
このように、第2貫通孔を第3貫通孔よりも開口面積を大きくすることで、第2貫通孔内で第3セラミック層の第2面に第3接続部を形成することができ、導体自身の電気的な接続信頼性が高く、信頼性の高いガス検出素子及びガスセンサとすることができる。
また、他の解決手段は、複数のセラミック層が積層され、先端側に検出部が形成された長手方向に延びる板状のガス検出素子を備えたガスセンサの製造方法であって、第1面及び第2面を有し、これらの面の間を貫通する第1貫通孔を有する第1セラミックグリーンシートのうち、前記第1貫通孔の内周面に、第1未焼成導体部を形成すると共に、前記第1面に、前記第1未焼成導体部に接続する第1未焼成接続部を形成する工程と、前記第1セラミックグリーンシートの前記第2面側に、前記第3セラミックグリーンシートを積層する工程と、前記第1貫通孔に対応する位置に形成され、前記第1貫通孔よりも断面積の大きい第2貫通孔を有する第2未焼成セラミック層を、前記第1セラミックグリーンシートの前記第1面側に積層する工程と、導体ペーストを前記第2貫通孔の内周面及び第2貫通孔内に露出する前記第1セラミックシートの前記第1面上に印刷し、前記第2貫通孔内周面に設けられた第2未焼成導体部及び一端が前記第2未焼成導体部に接続され、他端が前記第1接続部上に形成された第2未焼成接続部を形成する工程と、出来上がった積層体を焼成する工程と、を備えることを特徴とするガスセンサの製造方法である。
前述したように、未焼成セラミックと未焼成導体とでは焼成収縮量が異なるため、図9に示したガス検出素子900では、焼成の際、充填導体部929自身や充填導体部929と他の導体931との接続部分にクラックが生じることがある。その結果、導体間の電気的な接続信頼性が低下するおそれがある。
このような問題に対し本発明では、第1セラミックグリーンシートに第1未焼成導体部を形成するだけでなく、これに接続する第1未焼成接続部をも形成する。また、第2セラミック層に、第2未焼成導体部を形成するだけでなく、これに接続する第2未焼成接続部をも形成する。そして、第1未焼成接続部上に第2未焼成接続部を重ねた状態で焼成して、第1,第2導体部と第1,第2接続部とを有するガス検出素子を形成する。このようにしてガス検出素子を形成すれば、第1導体部と第2導体部とは、第1,第2接続部を介して確実に接続できる。
更に、本発明では、第2未焼成導体部及び第2未焼成接続部を形成する際に、第2未焼成接続部の他端を第1未焼成接続部上に配置する。即ち、焼成後に、図9に示した充填導体部929になるような未焼成導体が存在しない。このため、焼成の際に導体自身や導体と他の導体との接続部分にクラックが生じるのを防止あるいは抑制できる。従って、導体自身の電気的な接続信頼性や、導体と他の導体との電気的な接続信頼性を高くでき、ひいては、信頼性の高いガス検出素子及びガスセンサを製造できる。
なお、第3工程において、第2未焼成セラミック層は、例えば、後述するように絶縁性ペーストを印刷することにより形成することができる。また、例えば、第2未焼成セラミック層は、予め別途作成したセラミックグリーンシートを積層することにより形成することもできる。
上記のガスセンサの製造方法であって、前記第1貫通孔を閉塞する部分の前記底面セラミックグリーンシートが露出していることを特徴とするガスセンサの製造方法とすると良い。
第1貫通孔内の底面セラミックグリーンシート上に導体が存在する場合には、この導体の影響により、焼成の際に、導体自身や導体と他の導体との接続部分にクラックが生じるおそれもある。
これに対し、本発明では、第1貫通孔内の底面セラミックグリーンシートが露出しているので、このような問題が生じるおそれがない。従って、導体自身の電気的な接続信頼性や、導体と他の導体との電気的な接続信頼性が更に高くでき、更に信頼性の高いガス検出素子及びガスセンサを製造できる。
更に、上記ガスセンサであって、前記第1貫通孔の先端と前記第2貫通孔の先端との前記長手方向の距離をD3、前記第1貫通孔の基端と前記第2貫通孔の基端との前記長手方向の距離をD4としたときにD3>D4>0であることを特徴とするガスセンサの製造方法とすると良い。
通常、ガス検出素子の先端側が高熱に晒されるため、電気的な接続信頼性を得る必要のある第1貫通孔及び第2貫通孔は、ガス検出素子の基端側に設けられる。そして、上記のようにD3>D4とすることで、開口面積が大きい第2貫通孔による影響で、第1貫通孔がガス検出素子の基端から遠ざかることを防止でき、電気的な接続信頼性を十分に得ることができる。より具体的には、第1貫通孔とガス検出素子の基端との距離を3mm以下にすることができる。
更に、上記ガスセンサであって、前記第2未焼成セラミック層は前記第1セラミックグリーンシートよりも厚さが小さいことを特徴とするガスセンサの製造方法とすると良い。
第2未焼成セラミック層には断面積が比較的大きな第2貫通孔が形成されており、これが未焼成積層体の機械的強度の低下を招く恐れがある。これに対して、第2未焼成セラミック層の厚さを比較的小さくすることにより、未焼成積層体の機械的強度低下を抑制できる。
更に、上記のいずれかに記載のガスセンサの製造方法であって、前記第2未焼成セラミック層を、絶縁ペーストの印刷により形成するガスセンサの製造方法とすると良い。
第2未焼成セラミック層を、セラミックグリーンシートを積層して形成する場合には、そのセラミックグリーンシートに、予め第2未焼成導体部及び第2未焼成接続部を印刷形成し、その後、このセラミックグリーンシートを積層する方法を採用することもできる。そうすれば、第1貫通孔内に底面セラミックグリーンシートが露出することができるので、焼成時に導体等にクラックが発生することを防止あるいは抑制できる。
これに対し、本発明では、第2未焼成セラミック層を、絶縁ペーストの印刷により形成する手法をとるため、上記のように、予め第2未焼成セラミック層に第2未焼成導体部及び第2未焼成接続部を印刷形成することができない。しかしながら、このような場合でも、本発明を適用することにより、第1貫通孔内に底面セラミックグリーンシートが露出することが容易に形成できる。従って、焼成時に導体自身や導体と他の導体との接続部分にクラックが発生することを防止あるいは抑制できる。
更に、上記のガスセンサの製造方法であって、前記第2未焼成セラミック層を、厚み100μm以下に形成するガスセンサの製造方法とすると良い。
厚みが100μm以下の薄い第2未焼成セラミック層を形成する場合には、前述したようなセラミックグリーンシートを積層して第2未焼成セラミック層を形成する方法を採ることは、シートの取り扱い上などの理由から困難である。このため、上記のように、第2未焼成セラミック層を、絶縁ペーストの印刷により形成することになるので、予め第2未焼成セラミック層に第2未焼成導体部及び第2未焼成接続部を印刷形成することができない。しかしながら、前述したように、このような場合でも、本発明を適用することにより、第1貫通孔内に底面セラミックグリーンシートを露出することが容易に形成できる。従って、焼成時に導体自身や導体と他の導体との接続部分にクラックが発生することを防止あるいは抑制できる。
また、他の解決手段は、複数のセラミック層が積層され、先端側に検出部が形成された長手方向に延びる板状のガス検出素子を備えたガスセンサであって、ガス検出素子は、第1面と第2面とを有する第1セラミック層と、第1面と第2面とを有し、該第1面と第2面との間を貫通する第3貫通孔を有する第3セラミック層と、第1セラミック層の第1面と前記第3セラミック層の第2面との間に積層され、前記第3貫通孔と連接され、開口面積が前記第3貫通孔よりも大きい第2貫通孔を備えた第2セラミック層と、前記第1セラミック層の前記第1面上に設けられ、前記第2貫通孔内に露出した第1接続部と、前記第2貫通孔の内周面に形成された第2導体部と、一端が前記第1接続部上に配置され、他端が前記第2導体部と接続される第2接続部と、前記第3貫通孔の内周面に形成された第3導体部と、前記第3セラミック層の第2面に設けられ、前記第2導体部と前記第3導体部とを接続する第3接続部と、を備えるガスセンサである。
このように、第2貫通孔を第3貫通孔よりも開口面積を大きくすることで、第1セラミック層の第1面上に設けられた第1接続部を第2貫通孔の内周面に設けた第2導体部及び第3貫通孔の内周面に設けた第3導体部だけでなく、第2貫通孔内で第3セラミック層の第2面に第3接続部を形成することができ、導体自身の電気的な接続信頼性や、第1接続部と導体との電気的な接続信頼性が高く、信頼性の高いガス検出素子及びガスセンサとすることができる。
さらに、上記ガスセンサにおいて、前記ガス検出素子は、前記第2導体部と電気的に接続され、前記ガス検出素子の外表面に設けられた電極パッドと、前記第3貫通孔よりも長手方向基端側において、該電極パッドと当接し、前記電極パッドと電気的に接続される接続端子と、をさらに有し、前記第2貫通孔の先端と前記第3貫通孔の先端との長手方向の距離をD5、前記第2貫通孔の基端と前記第3貫通孔の基端との長手方向の距離をD6としたときにD5>D6>0であるものとするとよい。
接続端子が、第2貫通孔よりも長手方向基端側において接続パッドと当接する形態において、第2貫通孔の先端側の長さを大きくすることにより、接続端子と接続パッドとの接続位置と第2貫通孔とを長手方向にずらすことが容易となり、接続端子と接続パッドとの接続信頼性及びセンサ検出素子の機械的強度を増すことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態の酸素センサ(ガスセンサ)100を示す。この酸素センサ100は、自動車の排気管(図示しない)に取り付けられ、排ガス中の酸素濃度を検知するものである。なお、この酸素センサ100は、図1中、下方が先端側、上方が基端側となる。この酸素センサ100は、ガス検出素子200、このガス検出素子200を内側に保持する筒状の主体金具103、この主体金具103の先端側の所定部位に装着されたプロテクタ125、主体金具103の基端側の所定部位に接続された筒状の外筒131等から構成されている。
このうちガス検出素子200は、先端200aおよび基端200bを有し、セラミック層を複数積層してなる長方形板状の積層型素子であり、その大きさは長さ約50mm×幅約4mm×厚み約1.2mmである。このガス検出素子200は、図2に分解斜視図を示すように、大別すると、酸素濃度を検知可能なセンサ部201と、このセンサ部201を加熱可能なヒータ部251とからなる。なお、このガス検出素子200は、図2中、左側が先端200a側、右側が基端(後端)200b側である。
センサ部201は、酸素濃度検出セル203と酸素ポンプセル205と保護層241を有する。
酸素濃度検出セル203は、部分安定化ジルコニア焼結体からなる第1固体電解質層(第1セラミック層)211と、第1固体電解質層211の第1面211aに形成された第1電極213と、第2面211bに形成された第2電極215を有している。
第1電極213は、先端側に配置された第1電極部213aと、基端側に配置され、長手方向に延びる長円形状の第1接続部213cと、第1電極部213aと第1接続部213cとを結ぶリード部213bとからなる。第1電極213は、白金により形成されている。
同様に、第2電極215は、第1電極部213aと対向する位置に配置された第2電極部215aと、基端側に配置され、長手方向に延びる長円形状の接続部215cと、第2電極部215aと接続部215cとを結ぶリード部215bとからなる。この第2電極215も、白金により形成されている。
また、第1固体電解質層211の基端側には、第1面211aと第2面211bの間を貫通する第1貫通孔211hが穿設されている。そして、この第1貫通孔211hの内周面には、第1導体部217が形成され、第1固体電解質層の第1面211aに設けられた第1接続部219と、第2面211bに設けられた接続部215cとを接続している。なお、この第1貫通孔211hは、第2面211b側に積層された第1ヒータセラミック層253(底面セラミック層)により閉塞される。一方、貫通孔211hの底面211ht上には、図9に示したガス検出素子900とは異なり、充填導体部929に相当する導体が存在しない(図3参照)。
次に、酸素ポンプセル205について説明する(図2参照)。酸素ポンプセル205は、部分安定化ジルコニア焼結体からなる第2固体電解質層(第3セラミック層)221と、第2固体電解質層221の第1面221aに形成された第3電極223と、第2固体電解質層221の第2面221bに形成された第4電極225と、から構成されている。
第3電極223は、先端側に配置された第3電極部223aと、基端側に配置され、長手方向に延びる長円形状をなす接続部223cと、これら第3電極部223aと接続部223cとを結ぶリード部223bとからなる。第3電極223も、白金により形成されている。
第4電極225は、第3電極部223aに対向する位置に配置された第4電極部225aと、基端側に配置され、長手方向に延びる長円形状をなす第3接続部225cと、これら第4電極部225aと第3接続部225cとを結ぶリード部225bとからなる。第4電極225も、白金により形成されている。
また、第2固体電解質層221は、第1面221a、第2面221bを有し、その基端側には、2つの第3貫通孔221h1,221h2が穿設されている。第3貫通孔221h1の内周面には、第3導体部226が形成され、第1面221aに形成された接続部222と第2面221bに形成された第3接続部224とを接続している(図3参照)。また、第3貫通孔221h2の内周面には、第3導体部227が形成され、第1面221aに形成された接続部229と第2面221bに形成された第3接続部225cとを接続している(図4参照)。
図2に戻り、上述の酸素濃度検出セル203と酸素ポンプセル205との間には、アルミナを主体とする絶縁層(第2セラミック層)231が配設されている。この絶縁層231は、その大部分を占める絶縁部231fと、先端側の所定位置に配置された多孔質の拡散律速部231g,231gとからなる。絶縁層231のうち、酸素濃度検出セル203の第1電極部213a及び酸素ポンプセル205の第4電極部225aに対応する位置には、平面視矩形状のガス測定室231cが形成されている。このガス測定室231cは、絶縁層231の幅方向の両端部分において上記の拡散律側部231g,231gを介して、外部と連通している。このため、拡散律側部231g,231gにより、検出ガスがガス測定室231cに流入する際の律速を行うことができる。
また、絶縁層231の基端側には、第1面231aと第2面231bとの間を貫通し、長手方向に延びる長円形状をなす第2貫通孔231h1,231h2が形成されている。
第2貫通孔231h1は、前述の第1貫通孔211hおよび第3貫通孔221h1に繋がり、第2貫通孔231h1の断面積は、第1貫通孔211hおよび第3貫通孔221h1の断面積よりも大きくされている(図3参照)。そして、第2貫通孔231h1には、その内周面のうち先端側の一部に、第2導体部233dが形成されており、絶縁層231の第1面231aに形成された接続部233eと、第1接続部219上に重ねて設けられた第2接続部233fとを接続している。第2接続部233fの基端は、第1接続部219上に留まっており、第1貫通孔211の底面211ht上までは延設されていない。
他方、第2貫通孔231h2は、前述の第3貫通孔221h2に繋がり、第2貫通孔231h2の断面積は、第3貫通孔221h2よりも大きくされている(図4参照)。そして、第2貫通孔231h2にも、その内周面のうち先端側の一部に、第2導体部235dが形成され、絶縁層231の第1面231aに形成された接続部235eと、第1接続部213cに重ねて設けられた第2接続部235fとを接続している。
図2に戻り、第2個体電解質体221の第1面221a側に設けられたアルミナを主体とする保護層(第4セラミック層)241について説明する。この保護層241は、第4電極部223aを覆う多孔質の電極保護部241eと、それ以外の部分を占める補強部241dとからなる。
保護層241の第1面241aのうち基端側の所定位置には、白金からなり、長手方向に延びる形態をなす電極パッド243,244,245が幅方向に3つ並んで形成されている。一方、保護層241の第2面241bのうち基端側の所定位置にも、白金からなり、長手方向に延びる長円形状をなす接続部247,248,249が3つ並んで形成されている。また、保護層241の基端側の所定位置には、3つの第4貫通孔241h1,241h2,241h3が穿設されている。
図3に示す通り、第4貫通孔241h1の内周面には、第4導体部271が形成されており、電極パッド243と接続部247とを接続している。接続部247は、前述の接続部222に重なった状態で接続している。なお、接続端子139は接続パッド243と当接位置t1において接続している。
また、図4に示す通り、第4貫通孔241h2の内周面には、第4導体部272が形成されおり、電極パッド244と接続部248とを接続している。接続部248は、前述の接続部229に重なった状態で接続している。なお、接続端子139は、接続パッド244と当接位置t2において接続している。
さらに、図5に示す通り、第4貫通孔241h3の内周面には、第4導体部273が形成されており、電極パッド245と接続部249とを接続している。接続部249は、前述の接続部223cに重なった状態で接続している。なお、接続端子139は、接続パッド245と当接位置t3において接続している。
以上の説明したガス検出素子200では、図3に示す通り、第1導体部217と第2導体部233dとが、互いに重なって接続した第1接続部219,第2接続部233fを介して確実に接続しているため、これらの第1接続部219,第2接続部233fが無い場合に比して、電気的な接続信頼性が高い。更に、このガス検出素子200は、第1貫通孔211hの底面211ht上に第2接続部233fが存在しないため、即ち、図9に示した充填導体部929に相当するものが存在しない。言い換えれば、第1貫通孔211h内には、第1ヒータセラミック層253の第1面253aが露出している。このため、焼成時やガスセンサ100の使用時に、クラックが生じにくい。従って、電気的な信頼性の高いガス検出素子200及びガスセンサ100とすることができる。
更に、第1貫通孔211hの先端と第2貫通孔231h1の先端との長手方向の距離をD1、第1貫通孔211hの基端と第2貫通孔231h1の基端との長手方向の距離をD2としたときにD1>D2となっている。これにより、開口面積が大きい第2貫通孔231h1による影響で、第1貫通孔211hがセンサ検出素子200の基端200bから遠ざかることを防止でき、電気的な接続信頼性を十分に得ることができ、望ましくは3mm以下にすることができる。本実施形態での第1貫通孔211hとセンサ検出素子200の基端200bの長手方向の距離は約1.5mmであり、D1は約1.2mm、D2は約0.2mmである。
更に、電極パッド243と当接し、電極パッド243と電気的に接続される後述する接続端子139と前記電極パッド243との当接位置t1が、第2貫通孔231h1と長手方向にずれている。比較的断面積の大きな第2貫通孔231h1がある部分では、ガス検出素子200の機械的強度が小さくなる傾向にあるが、このように接続端子139と電極パッド243との当接位置t1が第2貫通孔231h1と長手方向にずれているため、接続端子139が電極パッド243を強固に押してもガス検出素子200の折損等が起こりにくくなる。また、セラミック検出素子200の外表面241aのうち、比較的断面積の大きな第2貫通孔231h1に対応する部位には、積層時に窪みが生じてしまう恐れがあるが、接続端子139の当接位置t1は第2貫通孔231h1からずれているため、窪みの影響を受けることなく、接続端子139と接続パッド243との接続信頼性を確保できる。
さらに、第2貫通孔231h1が第3貫通孔221h1よりも大きくなっており、第3貫通孔221h1の内周面に形成された第3導体部226と、第2貫通孔221h1の内周面に形成された導体部233dとを、接続部233eと第3接続部224とで接続している。このように、第2貫通孔231h1を第3貫通孔221h1よりも開口面積を大きくすることで、第2貫通孔231h1内で第2固体電解質層221の第2面221bに第3接続部224を形成することができ、電気的な信頼性の高いガス検出素子200及びガスセンサ100とすることができる。
また、図4に示す通り、第2貫通孔231h2が第3貫通孔221h2よりも大きくなっているため、第2貫通孔231h2内で第1接続部213cと第2接続部235fとの重なり面積を大きくすることができ、接続パッド244と第1接続部213cとの間の電気的な接続信頼性が高いガス検出素子200及びガスセンサ100とすることができる。
更に、絶縁層231は、第1固体電解質層211や第2固体電解質221よりも厚さが小さい。絶縁層231には、比較的断面積の大きな第2貫通孔231h1、231h2が形成されている。このような第2貫通孔231h1、231h2付近では、ガス検出素子200の機械的強度が劣化してしまうが、絶縁層231の厚さを比較的小さくすることにより、この機械的強度の劣化を抑制することができる。なお、本実施形態では、第1固体電解質層211や第2固体電解質221の厚さが、いずれも約170μmであるのに対して、絶縁層231の厚さが約55μmであり、固体電解質層の厚さの半分以下となっている。
更に、電極パッド244と当接し、電極パッド244と電気的に接続される後述する接続端子139と前記電極パッド244との当接位置t2は、第3貫通孔221h2よりも基端側に位置している。他方、第2貫通孔231h2の先端と第3貫通孔221h2の先端との長手方向の距離をD5、第2貫通孔231h2の基端と第3貫通孔221h2の基端との長手方向の距離をD6としたとき、D5>D6の関係を満たしている。このように第3貫通孔よりも当接位置t2が基端側となる場合において、第2貫通孔231h2を先端側に向かってより長くすることにより、当接位置t2と第2貫通孔231h2とが厚さ方向において重ならない構造とすることができる。これにより、接続端子139による押圧力によってセンサ検出素子200が破損するのを防止でき、センサ検出素子の機械的強度を向上することができる。また、セラミック検出素子200の外表面241aのうち、比較的断面積の大きな第2貫通孔231h2に対応する部位には、窪みが生じてしまう恐れがあるが、接続端子139の当接位置t2は第2貫通孔231h2からずれているため、窪みの影響を受けることがない。この結果、接続端子139と接続パッド244との接続信頼性を確保できる。なお、本実施形態においては、D5は約1.2mm、D6は約0.2mmとなっている。
次に、図2に戻り、ヒータ部251について説明する。ヒータ部251は、アルミナを主体とする第1ヒータセラミック層(底面セラミック層)253及び第2ヒータセラミック層255と、これら第1ヒータセラミック層253と第2ヒータセラミック層255との間に挟まれた発熱体257と、第2ヒータセラミック層255の第2面255bのうち、基端側に設けられた一対のヒータ用外部接続パッド261,262とを有する。
発熱体257は、先端側に位置する発熱部257aと、基端側に位置する接続部257c1、257c2、発熱部257aと接続部257c1、257c2をそれぞれ接続するリード部257b1,257b2とからなる。
第2ヒータセラミック層255には、その第1面255aと第2面255bとの間を貫通する貫通孔255h1、255h2が形成されている。貫通孔255h1、255h2の内周面にはそれぞれ導体259、260が形成されており、それぞれ接続部257c1、257c2とヒータ用外部接続パッド261,261とを電気的に接続している。
次に、図1に戻り、ガスセンサ100の他の部分の構成を説明する。主体金具103は、SUS430からなり、ガスセンサ100を排気管に取り付けるための雄ネジ部105と、この取り付け時に工具を係合させる六角係合部107とを外側に有する。また、主体金具103の内側には、径方向内側に向かって突出する内側段部109が設けられている。この内側段部109は、ガス検出素子200を保持するための金属ホルダ111を支持している。そして、この金属ホルダ111の内側には、ガス検出素子200を所定の位置に配置するためのセラミックホルダ113と滑石充填層115とが先端側から順に配置されている。この滑石充填層115は、先端側に位置する第1滑石充填層116と、基端側に位置する第2滑石充填層117の2層からなる。そして、第2滑石充填層117の基端側には、アルミナ製のスリーブ119が配置されている。このスリーブ119は、多段の円筒状に形成されており、その軸孔119hにガス検出素子200を内挿している。そして、主体金具103の基端にある加締部110が内側に折り曲げられており、これにより、ステンレス製のリング部材121を介して、スリーブ119が主体金具103の先端側に押圧されている。
また、主体金具103の先端外周には、主体金具103の先端から突出するガス検出素子200の先端部200sを覆う金属製のプロテクタ125が溶接されている。このプロテクタ125は、有底円筒状で外側に位置する外側プロテクタ126と、有底円筒状で内側に位置する内側プロテクタ127とからなる二重構造をなしており、外側プロテクタ126及び内側プロテクタ127には、それぞれ排気ガスを内側に取り入れるためのガス取入穴126k,127kが複数設けられている。
一方、主体金具103の基端側には、SUS430からなる筒状の外筒131が溶接されている。この外筒131の内側には、セパレータ135が配置されている。セパレータ135は、外筒131との間に介在する保持部材137により外筒131に固定されている。また、セパレータ135には、ガス検出素子200と電気的に接続する複数の接続端子139と、一端がこの接続端子139に電気的に接続する一方でガスセンサ100の基端側外部に延出する複数のリード線141とが配置されている。また、セパレータ135の基端側には、外筒131の基端側開口131cを閉塞するための円柱状のゴムキャップ143が配置されている。このゴムキャップ143は、外筒131に装着された状態で外筒131の外周を径方向内側に加締めることにより、外筒131に固定されている。ゴムキャップ143には、複数の挿通孔143hが設けられ、上述の複数のリード線141がそれぞれ挿通されている。
次いで、ガス検出素子200の製造方法について説明する(図6参照)。
まず、ドクターブレード装置を利用した公知のシート形成法等により、焼成後に第1ヒータセラミック層253となる第1未焼成ヒータセラミック層(底面セラミックグリーンシート)353、焼成後に第2ヒータセラミック層255となる第2未焼成ヒータセラミック層(セラミックグリーンシート)355、焼成後に第1固体電解質層211となる第1未焼成固体電解質層(第1セラミックグリーンシート)311、焼成後に第2固体電解質層221となる第2未焼成固体電解質層(第2セラミックグリーンシート)321、及び、焼成後に保護層241となる未焼成保護層(第3セラミックグリーンシート)341をそれぞれ用意する。
次に、白金を主体とする導体ペーストを用いた公知のスクリーン印刷により、第2未焼成ヒータセラミック層355に設けられた貫通孔355h1、355h2の内周面に、未焼成導体359,360を形成する。また、第2未焼成ヒータセラミック層355の第1面355aに未焼成発熱体357を印刷形成し、第2面355bに、未焼成ヒータ用外部接続パッド361,362を印刷形成する。
その後、未焼成発熱体357を挟み込むようにして、第2未焼成ヒータセラミック層355の第1面355a上に第1未焼成ヒータセラミック層353を積層する。
また、白金を主体とする導体ペーストを用いた公知のスクリーン印刷により、第1未焼成固体電解質層311のうち、第1貫通孔311hの内周面の全体に、筒状の第1未焼成導体部317を形成する(図7も参照)。
また、第1未焼成固体電解質層311の第1面311aに、第1未焼成電極313と、第1未焼成接続部319とを印刷形成する。第1未焼成電極313のうち、焼成後に第1接続部213cとなる第1未焼成接続部313cは、長手方向に延びる長円形状に形成する。また、第1未焼成接続部319は、その一端部分が上記の第1未焼成導体部317に接続し、長手方向先端側に延びる長円形状に形成する。
また、第1未焼成固体電解質層311の第2面311bに、第2未焼成電極315を印刷形成する。この第2未焼成電極315のうち、焼成後に接続部215cとなる未焼成接続部315cは、その一端部分が上記の第1未焼成導体部317に接続し、長手方向先端側に延びる長円形状に形成する。
その後、第2未焼成電極315を挟み込むようにして、上記の第2未焼成ヒータセラミック層355と第1未焼成ヒータセラミック層353との積層体の第1面353aと、第1未焼成固体電解質層311の第2面311bを合わせて、積層中間体380を形成する(図7も参照)。第1貫通孔311h内には、第1未焼成ヒータセラミック層353が露出している。
次に、アルミナを主体とする絶縁ペーストを用いた公知のスクリーン印刷により、第1未焼成固体電解質層311の第1面311a上に、未焼成絶縁層331を印刷形成する(図7も参照)。この未焼成絶縁層331は、厚み65μmである。また、未焼成絶縁層331には、上記第1貫通孔311hよりも断面積の大きな長円形状の第2貫通孔331h1,331h2をそれぞれ形成する。
次に、白金を主体とする導体ペーストDPを、公知のスクリーン印刷により、第1未焼成固体電解質層311の第1面311aから第2貫通孔331h1の内周面の一部を通って、第1接続部319上に塗布して、未焼成接続部333e、第2未焼成導体部333d、第2未焼成接続部333fが連続して形成する。この第2未焼成接続部333fは、その一端部分が上記の第2未焼成導体部333dに接続し、他端は、第1貫通孔h内までは到達せずに、第1未焼成接続部319上に位置するように形成される(図8参照)。
また、第1面311a上に、未焼成接続部335e、未焼成絶縁層311の貫通孔331h2の内周面の一部に、第2未焼成導体部335d、貫通孔331h2内に露出する未焼成接続部313c上に第2未焼成接続部335fを印刷形成する。
また、白金を主体とする導体ペーストを用いた公知のスクリーン印刷により、第2未焼成固体電解質層321の貫通孔321h1、321h2の内周面に、第2未焼成導体部326、327を形成する。また、第2未焼成固体電解質層321の第1面321aに、第3未焼成電極323、未焼成接続部322、未焼成接続部329とを印刷形成する。さらに、第2未焼成固体電解質層321の第2面321bに、第4未焼成電極325と、第3未焼成接続部324とを印刷形成する。その後、未焼成絶縁層331の第1面311a上に、この第2未焼成固体電解質層321を積層する。
また、白金を主体とする導体ペーストを用いた公知のスクリーン印刷により、未焼成保護層341の貫通孔341h1、341h2、341h3の内周面に、第4未焼成導体部371、372、373を形成する。さらに、未焼成保護層341の第1面341aに、第4未焼成導体部371,372,373と接続する未焼成電極パッド343,344,345を印刷形成する。他方、未焼成保護層341の第2面341bに、第4未焼成導体部371,372,373と接続する未焼成接続部347,348,349をそれぞれ印刷形成する。
その後、第2未焼成固体電解質層321の第1面321a上に、この未焼成保護層341を積層する。
かくして、未焼成セラミックの積層体300が形成される。
その後、公知の手法により、この未焼成セラミックの積層体300を焼成する。これにより、前述したガス検出素子200が形成される。
以上で説明したように、本実施形態では、第1未焼成固体電解質層311に、第1未焼成導体部317を形成するだけでなく、これに接続する第1未焼成接続部319をも形成する。また、未焼成絶縁層331に、第2未焼成導体部333dを形成するだけでなく、これに接続し、第1未焼成接続部319と重なる第2未焼成接続部333fをも形成する。そして、焼成により、第1導体部217,第2導体部233dと第1接続部219,第2接続部233fを形成する。このようにして形成すれば、第1導体部217と第2導体部233dとは、互いに重なって接続した第1接続部219,第2接続部233fを介して確実に接続できる。従って、厚み方向の電気的な接続信頼性が高い。
更に本実施形態では、第2未焼成導体部333d及び第2未焼成接続部333fを印刷形成する際に、第1貫通孔311h内に未焼成第1ヒータセラミック層353を露出させ、未焼成第1ヒータセラミック層353の第1面353a上には、導体ペーストを塗布しない(図8参照)。しかも、未焼成第1ヒータセラミック層353の第1面353aには、もともと導体ペーストが存在しない。このため、焼成の際にクラックが生じるのを防止あるいは抑制できる。従って、電気的な信頼性の高いガス検出素子200及びガスセンサ100を製造できる。
また、本実施形態では、第1未焼成固体電解質層311に未焼成絶縁層331を絶縁ペーストの印刷により形成するため、セラミックグリーンシートを積層して未焼成絶縁層331を形成する場合のように、予め未焼成絶縁層331に第2未焼成導体部333d及び第2未焼成接続部333fを印刷しておくことができない。特に、本実施形態では、厚みが100μm以下の薄い未焼成絶縁層331を形成するので、セラミックグリーンシートを積層する方法によって未焼成絶縁層331を形成することは困難である。しかしながら、このような場合でも、本実施形態で説明した製造方法を適用することで、第1貫通孔311h内に未焼成基体353を露出させて未焼成セラミックの積層体300を容易に形成できる。従って、焼成時にクラックが発生することを防止あるいは抑制できる。
更に、第1貫通孔311hの先端と第2貫通孔331h1の先端との長手方向の距離をD3、第1貫通孔311hの基端と第2貫通孔331h1の基端との長手方向の距離をD4としたときにD3>D4である。これにより、ガス検出素子200の基端側に形成される電極パッド243と第2貫通孔231h1とが軸方向に重なることを抑制でき、焼成後の電気的な接続信頼性の高いガス検出素子200及びガスセンサ1とすることができる。
更に、比較的断面積の大きな貫通孔331hを有する未焼成絶縁層331は、第1未焼成固体電解質層311よりも厚さが小さい。貫通孔331hがあることにより積層体300の機械的強度が小さくなる恐れがあるが、未焼成絶縁層331の厚さを比較的小さくすることにより、このような機械的強度の低下を抑制できる。未焼成絶縁層331の厚さは、第1未焼成固体電解質層311の厚さの半分以下とするのが好ましい。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、接続部219,233e,224,222,247,235e,225c,229,248,249がそれぞれガス検出素子200の長手方向先端側に向かって延びる形態であった。しかし、これに限らず、例えばガス検出素子に形成する貫通孔の位置によっては、接続部が長手方向基端側に向かって延びる形態であってもよい。更には、ガス検出素子の幅方向にスペースがある場合には、接続部がガス検出素子の幅方向に延びる形態であってもよい。
更には、上記実施形態では、基体(第1ヒータセラミック層253,第2ヒータセラミック層255)、絶縁層(絶縁層231,保護層241)及び固体電解質層(第1固体電解質層211,第2固体電解質層221)を全部で6つ積層させたが、これに限らず、基体、絶縁層、固体電解質層のうち少なくともいずれかにより、全部で2つ以上が積層されていればよい。
実施形態に係る酸素センサの縦断面図でる。 実施形態に係り、ガス検出素子の分解斜視図である。 実施形態に係り、ガス検出素子のうち、第1導体近傍の概略構造を示す説明図である。 実施形態に係り、ガス検出素子のうち、第2導体近傍の概略構造を示す説明図である。 実施形態に係り、ガス検出素子のうち、第3導体近傍の概略構造を示す説明図である。 実施形態に係り、ガス検出素子の製造方法の概略を説明するための説明図である。 実施形態に係り、第1未焼成固体電解質層上に未焼成絶縁層を印刷形成した様子を示す説明図である。 実施形態に係り、未焼成絶縁層上に導体ペーストを印刷した様子を示す説明図である。 比較技術に係り、ガス検出素子のうち、導体近傍の概略構造を示す説明図である。
符号の説明
100 酸素センサ(ガスセンサ)
200 ガス検出素子
200a ガス検出素子の先端
200b ガス検出素子の基端
201 センサ部
211 第1固体電解質層(第1セラミック層)
211h 第1貫通孔
213 第1電極
215 第2電極
217 第1導体部
213c、219 第1接続部
221 第2固体電解質層(第3セラミック層)
221h1、221h2 第3貫通孔
223 第3電極
224、225c 第3接続部
225 第4電極
231 絶縁層(第2セラミック層)
231h1、231h2 第2貫通孔
233d、235d 第2導体部
233f、235f 第2接続部
241 保護層(第4セラミック層)
241h1、241h2、241h3 第4貫通孔
253 第1ヒータセラミック層(底面セラミック層)
255 第2ヒータセラミック層
929 充填導体部

Claims (14)

  1. 複数のセラミック層が積層され、先端側に検出部が形成された長手方向に延びる板状のガス検出素子を備えたガスセンサであって、
    ガス検出素子は、
    第1面と第2面とを有し、該第1面と該第2面との間を貫通する第1貫通孔を有する第1セラミック層と、
    前記第1セラミック層の第1面側に積層され、前記第1貫通孔と連接され、開口面積が前記第1貫通孔よりも大きい第2貫通孔を備えた第2セラミック層と、
    前記第1のセラミック層の第2面側に積層され、前記第1貫通孔を閉塞する底面セラミック層と、
    前記第1貫通孔の内周面に形成された第1導体部と、
    前記第1セラミック層の前記第1面上に設けられ、前記第1導体部と接続された第1接続部と、
    前記第2貫通孔の内周面に形成された第2導体部と、
    一端が前記第1接続部上に配置され、他端が前記第2導体部と接続される第2接続部と、を備える
    ガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、
    前記第1貫通孔内には、前記底面セラミック層の表面が露出していることを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1または2記載のガスセンサであって、
    前記第1貫通孔の先端と前記第2貫通孔の先端との前記長手方向の距離をD1、前記第1貫通孔の基端と前記第2貫通孔の基端との前記長手方向の距離をD2としたときにD1>D2>0であることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項3記載のガスセンサであって、
    前記ガス検出素子は、
    前記第2導体と電気的に接続され、前記ガス検出素子の外表面に設けられた電極パッドと、
    該電極パッドと当接し、前記電極パッドと電気的に接続される接続端子と、をさらに有し、
    前記接続端子と前記電極パッドとの当接位置と前記第2貫通孔とが長手方向にずれていることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のガスセンサであって、
    前記第2セラミック層は前記第1セラミック層よりも厚さが小さいことを特徴とするガスセンサ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のガスセンサであって、
    前記ガス検出素子は、
    第1面と第2面とを有し、該第1面と第2面との間を貫通する第3貫通孔を有する第3セラミック層と、
    前記第3貫通孔の内周面に形成された第3導体部と、
    前記第3セラミック層の第2面に設けられ、前記第3導体部と前記第2導体部とを接続する第3接続部と、を備え、
    前記第2セラミック層は、前記第3セラミック層の前記第2面側に積層され、
    前記第2貫通孔は、前記第3貫通孔と連接され、開口面積が前記第3貫通孔よりも大きいことを特徴とするガスセンサ。
  7. 複数のセラミック層が積層され、先端側に検出部が形成された長手方向に延びる板状のガス検出素子を備えたガスセンサの製造方法であって、
    第1面及び第2面を有し、これらの面の間を貫通する第1貫通孔を有する第1セラミックグリーンシートのうち、前記第1貫通孔の内周面に、第1未焼成導体部を形成すると共に、前記第1面に、前記第1未焼成導体部に接続する第1未焼成接続部を形成する工程と、
    前記第1セラミックグリーンシートの前記第2面側に、前記底面セラミックグリーンシートを積層する工程と、
    前記第1貫通孔に対応する位置に形成され、前記第1貫通孔よりも断面積の大きい第2貫通孔を有する第2未焼成セラミック層を、前記第1セラミックグリーンシートの前記第1面側に積層する工程と、
    導体ペーストを前記第2貫通孔の内周面及び第2貫通孔内に露出する前記第1セラミックシートの前記第1面上に印刷し、前記第2貫通孔内周面に設けられた第2未焼成導体部及び一端が前記第2未焼成導体部に接続され、他端が前記第1接続部上に形成された第2未焼成接続部を形成する工程と、
    出来上がった積層体を焼成する工程と、
    を備えることを特徴とするガスセンサの製造方法。
  8. 請求項7に記載のガスセンサの製造方法であって、
    前記第1貫通孔を閉塞する部分の前記底面セラミックグリーンシートが露出している
    ことを特徴とするガスセンサの製造方法。
  9. 請求項7または8記載のガスセンサの製造方法であって、
    前記第1貫通孔の先端と前記第2貫通孔の先端との前記長手方向の距離をD3、前記第1貫通孔の基端と前記第4貫通孔の基端との前記長手方向の距離をD4としたときにD3>D4>0となることを特徴とするガスセンサの製造方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれかに記載のガスセンサの製造方法であって、
    前記第2未焼成セラミック層は、前記第1セラミックグリーンシートよりも厚さが小さいことを特徴とするガスセンサの製造方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれかに記載のガスセンサの製造方法であって、
    前記第2未焼成セラミック層を、絶縁ペーストの印刷により形成する
    ことを特徴とするガスセンサの製造方法。
  12. 請求項11に記載のガスセンサの製造方法であって、
    前記第2未焼成セラミック層を、厚み100μm以下に形成する
    ことを特徴とするガスセンサの製造方法。
  13. 複数のセラミック層が積層され、先端側に検出部が形成された長手方向に延びる板状のガス検出素子を備えたガスセンサであって、
    ガス検出素子は、
    第1面と第2面とを有する第1セラミック層と、
    第1面と第2面とを有し、該第1面と第2面との間を貫通する第3貫通孔を有する第3セラミック層と、
    第1セラミック層の第1面と前記第3セラミック層の第2面との間に積層され、前記第3貫通孔と連接され、開口面積が前記第3貫通孔よりも大きい第2貫通孔を備えた第2セラミック層と、
    前記第1セラミック層の前記第1面上に設けられ、前記第2貫通孔内に露出した第1接続部と、
    前記第2貫通孔の内周面に形成された第2導体部と、
    一端が前記第1接続部上に配置され、他端が前記第2導体部と接続される第2接続部と、
    前記第3貫通孔の内周面に形成された第3導体部と、
    前記第3セラミック層の第2面に設けられ、前記第2導体部と前記第3導体部とを接続する第3接続部と、を備える
    ガスセンサ。
  14. 請求項13記載のガスセンサであって、
    前記ガス検出素子は、
    前記第2導体部と電気的に接続され、前記ガス検出素子の外表面に設けられた電極パッドと、
    前記第3貫通孔よりも長手方向基端側において、該電極パッドと当接し、前記電極パッドと電気的に接続される接続端子と、をさらに有し、
    前記第2貫通孔の先端と前記第3貫通孔の先端との長手方向の距離をD5、前記第2貫通孔の基端と前記第3貫通孔の基端との長手方向の距離をD6としたときにD5>D6>0であることを特徴とするガスセンサ。
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