JP2008044130A - 印刷加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷からパールやメタリック等の熱転写加工までのすべての工程を一体化させた効率性の高い印刷加工装置を提供する。
【解決手段】熱転写加工部30aでは、乾燥部20aで乾燥された印刷物に、特色インキが転写される。シート給紙ロール31aに巻きつけられた熱転写シート41aは、E1方向に送られ、ローラ23cを経て、印刷物とともにサーマルヘッド35aとプラテンローラ33aの間を搬送される。サーマルヘッド35aは、熱転写シート41aを加熱して、特色インキを印刷物に転写する。熱転写後の熱転写シート41aは、剥離バー37aで印刷物から剥離され、F1方向に送られて巻取ロール39aに巻き取られる。熱転写後の印刷物は、J1方向に送られ、ローラ23dを経由し、K1方向に送られて経由して巻取ロール39bに巻き取られる。
【選択図】図2
【解決手段】熱転写加工部30aでは、乾燥部20aで乾燥された印刷物に、特色インキが転写される。シート給紙ロール31aに巻きつけられた熱転写シート41aは、E1方向に送られ、ローラ23cを経て、印刷物とともにサーマルヘッド35aとプラテンローラ33aの間を搬送される。サーマルヘッド35aは、熱転写シート41aを加熱して、特色インキを印刷物に転写する。熱転写後の熱転写シート41aは、剥離バー37aで印刷物から剥離され、F1方向に送られて巻取ロール39aに巻き取られる。熱転写後の印刷物は、J1方向に送られ、ローラ23dを経由し、K1方向に送られて経由して巻取ロール39bに巻き取られる。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷装置、乾燥部、熱転写加工部を備えた印刷加工装置に関するものである。
昨今、建材印刷物の校正印刷において、インクジェットプリンタが用いられることがある。一方で、建材印刷物において、パールインキや、メタリックインキなどの特色インキが使用されることがある。パールインキやメタリックインキなどの特色インキは、インクジェット方式による画像形成が難しい。
このことから、パールやメタリックを使う仕様の場合には、グラビア印刷を用いていた。或いは、インクジェットで画像形成を行った後、パールやメタリックをグラビア印刷を行っていた。
また、予め原反にパールやメタリックを印刷したインクジェット用紙を用い、画像をプリントするという方法をとっていた。
また、予め原反にパールやメタリックを印刷したインクジェット用紙を用い、画像をプリントするという方法をとっていた。
しかしながら、グラビア印刷はグラビア版の作成等に手間や時間がかかる。また、原反にパールやメタリックを印刷したインクジェット用紙を用いて印刷しても、実際の製造工程で得られるパールやメタリックの風合いとは異なるものとなることが多い。
そこで、パールインキやメタリックインキを含有する熱転写シートを用いて簡単にパールやメタリックの風合いを実現できる方法が提案されている(例えば、『特許文献1』参照。)。
しかしながら、インクジェットプリンタと熱転写加工装置が別々の装置、別々の工程で行われる場合、それぞれの工程に人手がかかる。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは印刷からパールやメタリック等の熱転写加工までのすべての工程を一体化させた効率性の高い印刷加工装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために本発明は、連続体の被印刷物に印刷を行い印刷物として出力するインクジェットプリンタと、前記インクジェットプリンタから出力された印刷物を乾燥する乾燥手段と、前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物に、特色インキの熱転写加工を行う加工手段と、を具備し、前記被印刷物への印刷、乾燥、熱転写加工が連続的に行われることを特徴とする印刷加工装置である。
本発明では、特色インキは、パールインキまたはメタリックインキである。また、加工手段は、特色インキの、解像度に応じたドットパターンの形成によって行われる。
また、加工手段では、乾燥手段で乾燥された印刷物に、熱転写シートを接触させて加熱及び加圧を行うことにより、印刷物に特色インキを転写する。熱転写シートにはパールやメタリック等の特色インキがコーティングされており、加熱することによってこれらの特色インキが溶融して、印刷物に転写される。
また、前記加工手段は、中間転写媒体に熱転写を行う熱転写手段と、前記中間転写媒体に接着層を形成する形成手段と、前記接着層を形成した中間転写媒体を、前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物に再転写する再転写手段と、を具備することもできる。中間転写媒体とは、樹脂フィルム等である。
また、前記加工手段は、熱転写を行った後、ラミネート加工を行うラミネート加工手段を、更に具備してもよい。
前記加工手段は、ラミネートフィルムに前記特色インキの熱転写を行う熱転写手段と、前記熱転写を行ったラミネートフィルムに接着層を形成する形成手段と、前記接着層を形成したラミネートフィルムを、前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物に接着する接着手段と、を具備してもよい。
また、前記乾燥手段は、前記インクジェットプリンタで印刷された前記印刷物の乾燥経路長を可変される手段を有する。
また、印刷物を、乾燥手段を経ずに直接搬送する搬送路を設けることもできる。また、乾燥した印刷物を、加工手段を経ずに直接搬送する搬送路を設けることもできる。
また、印刷物を、乾燥手段を経ずに直接搬送する搬送路を設けることもできる。また、乾燥した印刷物を、加工手段を経ずに直接搬送する搬送路を設けることもできる。
本発明によれば、印刷からパールやメタリック等の熱転写加工までのすべての工程を一体化させた効率性の高い印刷加工装置を提供することができる。
以下添付図面に基づいて、本発明の印刷加工装置について詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係る印刷加工装置1の概略図である。
図1は本実施の形態に係る印刷加工装置1の概略図である。
図1に示すように、印刷加工装置1は、ネットワーク3経由でコントローラ5と接続される。また印刷加工装置1は、ネットワーク3を介さずに、シリアル・ポート、パラレル・ポート、USBポート等を介してコントローラ5に接続することもできる。印刷加工装置1はインクジェットプリンタ10、乾燥部20、熱転写加工部30から構成される。
ネットワーク3は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークであり、有線、無線を問わない。
コントローラ5は、印刷加工装置1を制御するためのコンピュータである。
コントローラ5は、制御部40、表示部50、入出力部60、記憶部70、通信部80がシステム・バス90を介して互いに接続される。
また、コントローラ5にはデジタルカメラや、画像データ等を読み込むためのドライブ装置等が接続される場合もある。さらに、コントローラ5には製版装置等が接続されることもある。
コントローラ5は、制御部40、表示部50、入出力部60、記憶部70、通信部80がシステム・バス90を介して互いに接続される。
また、コントローラ5にはデジタルカメラや、画像データ等を読み込むためのドライブ装置等が接続される場合もある。さらに、コントローラ5には製版装置等が接続されることもある。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有する。
CPUは、記録部、ROM等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、演算処理、動作制御を行い、システム全体を制御する。ROMは、不揮発性メモリであり、プログラム、データ等を恒久的に保持し、RAMは、揮発性メモリであり、プログラム、データ等を一時的に保持する。
CPUは、記録部、ROM等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、演算処理、動作制御を行い、システム全体を制御する。ROMは、不揮発性メモリであり、プログラム、データ等を恒久的に保持し、RAMは、揮発性メモリであり、プログラム、データ等を一時的に保持する。
表示部50は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)の表示装置等である。
入出力部60は、データの入出力を行う部分である。データの入力を行うのは、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等であり、これらの入力部を介して、コントローラ5に対して、操作指示、動作指示、データ入力、維持管理等を行うことができる。また、スキャナ(図示せず。)、ドライブ装置(図示せず。)等と接続され、これらの外部装置からの入力データを制御部40に受け渡したり、データを外部装置に出力したりする。
記憶部70は、データを記憶する装置であり、磁気ディスク、メモリ、光ディスク装置等である。記憶部70には、制御部40が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。また印刷加工装置1のインクジェットプリンタ10で印刷されるパターンを格納することもできる。
通信部80は、コントローラ5とネットワーク3間の通信を媒介する通信インターフェースであり、通信制御装置、通信ポート等を有する。
パーソナルコンピュータ等をコントローラ5の代りに用いることも可能である。
次に、図2〜図6を参照しながら、印刷出力装置1の構成と動作についてさらに詳細に説明を行う。
図2は、印刷加工装置1の第1の実施形態を示す図である。
図2は、印刷加工装置1の第1の実施形態を示す図である。
図2において、印刷出力装置1aは、インクジェットプリンタ10a、乾燥部20a、熱転写加工部30a等から構成される。
インクジェットプリンタ10aには、給紙ロール11aとインクジェットヘッド13aが備えられる。印刷の対象となる原反の紙またはフィルム(樹脂シート)は給紙ロール11aからA1方向に送られ、インクジェットヘッド13aを経てさまざまな模様に印刷される。印刷物は、乾燥部20aに送られる。
乾燥部20aには、ヒータ21a、21bが備えられる。インクジェットプリンタ10aから排出された印刷物は、B1方向に送られ、ヒータ21aとヒータ21bの間を通り、熱乾燥が行われる。ヒータ21aとヒータ21bは両方作動させてもよいし、片方作動させてもよい。ヒータ21a、21bは、搬送速度、インクや原反の種類、プリントに使用するインクの量等に応じて、それぞれ独立して最適な温度を設定することができる。温度の設定は、コントローラ5の制御部40が行う。あるいは、印刷加工装置1に取り付けてある操作パネルで行う。
また、ローラ23aはL方向に可動である。即ち、ローラ23aを上下に動かすことによって、乾燥部20aの経由時間を可変とすることができる。印刷物の種類によっては、インクジェットプリンタ10aにおける印刷速度と、熱転写加工部30aにおける加工速度の間に速度差が生じることがある。ローラ23aを可動とし、乾燥部20aにおける搬送経路の長さを可変とすることで、印刷速度と加工速度の速度差を吸収することができる。
乾燥部20aで乾燥された印刷物は、熱転写加工部30aでパール加工、メタリック加工が行われる。
熱転写加工部30aには、シート給紙ロール31a、プラテンローラ33a、サーマルヘッド35a、剥離バー37a、巻取ロール39a、39b、ローラ23c、23d等が備えられる。シート給紙ロール31aは、熱転写シート41aを供給する。熱転写シート41aは、パール、メタリック等の特色インキをコーティングした薄いプラスティックフィルムである。
プラテンローラ33aは、例えばゴム製のローラであり、乾燥部20aで乾燥された印刷物と熱転写シート41aに圧力をかけて搬送するためのものである。サーマルヘッド35aは、加熱することにより熱転写シート41aのインキを溶融し、対象物に転写するものである。熱転写シートに41aのインクは、サーマルヘッド35aによってドット単位に転写される。
図5は、熱転写におけるドットパターンの転写を示す図、図6は図5の転写後の状態をXの方向から見た図である。
サーマルヘッド35aは、印刷物50上の特色インキ57を転写する箇所のドットをONにし、加熱する。即ち、図5に示す印刷物50上のドット(ON)55は、サーマルヘッド35aで加熱された部分である。図6に示すように、ドット(ON)55の部分には特色インキ57が転写される。サーマルヘッド35aで加熱されなかった部分、即ち、ドット(OFF)51、53等においては、特色インキ57は転写されない。
サーマルヘッド35aは、印刷物50上の特色インキ57を転写する箇所のドットをONにし、加熱する。即ち、図5に示す印刷物50上のドット(ON)55は、サーマルヘッド35aで加熱された部分である。図6に示すように、ドット(ON)55の部分には特色インキ57が転写される。サーマルヘッド35aで加熱されなかった部分、即ち、ドット(OFF)51、53等においては、特色インキ57は転写されない。
パターンの形成は、ドットのONとOFFの組合せや加熱温度によるインク量の調整、またはドットの大きさによる階調表現等によって行われる。
巻取ロール39aは、熱転写シート41aを巻き取るものであり、巻取ロール39bは熱転写加工された印刷物を巻き取るものである。
ローラ23c、23dは、回転によって印刷物や熱転写シート41aを搬送するものである。
ローラ23c、23dは、回転によって印刷物や熱転写シート41aを搬送するものである。
熱転写加工部30aでは、乾燥部20aで乾燥された印刷物に、特色インキが転写される。シート給紙ロール31aに巻きつけられた熱転写シート41aは、E1方向に送られ、ローラ23cを経て、印刷物とともにサーマルヘッド35aとプラテンローラ33aの間を搬送される。サーマルヘッド35aは、熱転写シート41aを加熱して、特色インキを印刷物に転写する。熱転写後の熱転写シート41aは、剥離バー37aで印刷物から剥離され、F1方向に送られて巻取ロール39aに巻き取られる。
熱転写後の印刷物は、J1方向に送られ、ローラ23dを経由し、K1方向に送られて巻取ロール39bに巻き取られる。
以上のように、印刷加工装置1aによれば、連続した工程で印刷から熱転写加工までを行うことができる。印刷の工程の後、あるいは乾燥の工程の後に搬送路を設け、印刷の工程のみ、あるいは印刷と乾燥の工程のみを行うこともできる。
図3は、印刷加工装置1の第2の実施形態を示すものである。第2の実施形態では、中間転写媒体、即ち樹脂フィルム等に特色インキを熱転写し、それを乾燥した印刷物に再転写することによって、印刷物上にパール加工やメタリック加工を行う。図3において、印刷加工装置1bは、インクジェットプリンタ10b、乾燥部20b、熱転写加工部30b等から構成される。
インクジェットプリンタ10bには、給紙ロール11bとインクジェットヘッド13bが備えられる。給紙ロール11b、インクジェットヘッド13bは、図2の給紙ロール11a、インクジェットヘッド13aと同様のものであり、インクジェットプリンタ10bでは、図2の第1の実施形態におけるインクジェットプリンタ10aと同様の動作が行われる。
乾燥部20bは、ヒータ21c、21d及びローラ23cから構成される。インクジェットプリンタ10bから排出された印刷物は、B2方向に送られ、ヒータ21c、21dの間を通って熱乾燥される。その後、ローラ23eを経由し、C2を方向に送られて、熱転写加工部30bに送られる。図2と同様にローラ23eは可動であってもよい。
熱転写加工部30bには、シート給紙ロール31b、プラテンローラ33b、33c、サーマルヘッド35b、剥離バー37b、37c、巻取ロール39c、39d、39e、39f、フィルム給紙ロール43a、接着層ロール45a、ヒートローラ47a、47b、47c、ローラ23f、23g、23h等が備えられる。シート給紙ロール31bは、熱転写シート41bを供給する。フィルム給紙ロール43aは、中間転写媒体である樹脂フィルム等を供給する。接着層ロール45aは接着層転写シート49aを供給する。
プラテンローラ33bは、樹脂フィルムと熱転写シート41bに圧力をかけて搬送するためのものである。プラテンローラ33cは熱転写を行った樹脂フィルムと接着層転写シート49aに圧力をかけて搬送するためのものである。
サーマルヘッド35bは、熱転写シート41bを加熱して、熱転写シート41bにコーティングされた特色インキを樹脂フィルムに転写するためのものである。
サーマルヘッド35bは、熱転写シート41bを加熱して、熱転写シート41bにコーティングされた特色インキを樹脂フィルムに転写するためのものである。
剥離バー37bは、熱転写後の熱転写シート41bを樹脂フィルムから剥離するためのものである。剥離バー37cは、再転写後の樹脂フィルムを印刷物から剥離するためのものである。
巻取ロール39cは、熱転写後の熱転写シートを巻き取るもの、巻取ロール39dは転写後の接着層転写シート49aを巻き取るものである。また、巻取ロール39eは、中間転写媒体の樹脂フィルムを巻き取るものであり、巻取ロール39fは、加工された印刷物を巻き取るものである。
ヒートローラ47aは、樹脂フィルムに接着層転写シート49aを熱圧着し、樹脂フィルムに接着層を転写するためのものである。また、ヒートローラ47b、47cは樹脂フィルムと印刷物を熱圧着し、樹脂フィルムに転写された特色インキを印刷物に熱圧着し再転写するためのものである。
熱転写加工部30bでは、中間転写媒体である樹脂フィルム等に特色インキが転写される。さらに乾燥部20bで乾燥された印刷物に、特色インキが再転写される。
フィルム給紙ロール43aに巻きつけられた樹脂フィルムは、D2方向に送られてシート給紙ロール31bに巻きつけられた熱転写シート41bとともにサーマルヘッド35bとプラテンローラ33bの間をE2方向に搬送される。サーマルヘッド35bは、熱転写シート41bを加熱して、特色インキを樹脂フィルムに転写する。熱転写後の熱転写シート41bは、剥離バー37bで樹脂フィルムから剥離され、離型紙が巻取ロール39cに巻き取られる。
また接着層転写シート49aは、接着層ロール45aよりG2方向に供給され、樹脂フィルムとともにヒートローラ47aとプラテンローラ33cの間を搬送される。接着層転写シート49aはヒートローラ47aによって加熱され、樹脂フィルムに圧着されて、接着層の部分、すなわち接着剤が樹脂フィルムに転写される。接着層転写後の接着層転写シート49aの離型紙は、H2方向に送られて、巻取ロール39dに巻き取られる。樹脂フィルムは、ローラ23gを経て搬送される。
印刷物は、乾燥部20bよりローラ23fを経て搬送される。樹脂フィルムと印刷物はヒートローラ47b、ヒートローラ47cの間を搬送される。ヒートローラ47b、47cの部分では、熱圧着が行われ、樹脂フィルムに転写された特色インキが、接着剤を介して、印刷物に再転写される。再転写後の樹脂フィルムは剥離バー37cで印刷物から剥離され、I2方向に送られて巻取ロール39eに巻き取られる。
特色インキを転写された印刷物はJ2方向に送られ、ローラ23hを経て、K2方向に送られて巻取ロール39fに巻き取られる。
以上のように、印刷加工装置1bによれば、印刷加工装置1aと同様、連続した工程で印刷から熱転写加工までを行うことができる。紙の印刷物では、表面がざらざらしていることが多く、転写後の高画質が得られにくい。中間転写媒体の樹脂フィルムは平滑性が高いので、特色インキの転写において高画質を得ることができる。印刷物に対しては中間転写媒体に転写された特色インキを接着層を介して再転写することにより、樹脂フィルムに転写した特色インキによる画像を重ねることができる。
図4は印刷加工装置1の第3の実施形態を示すものである。図4において、印刷加工装置1cは、インクジェットプリンタ10c、乾燥部20c、熱転写加工部30c等から構成される。
インクジェットプリンタ10cには、給紙ロール11cとインクジェットヘッド13cが備えられる。図2、図3と同様の動作が行われる。
乾燥部20cは、ヒータ21e、21f及びローラ23i等から構成される。インクジェットプリンタ10cから排出された印刷物は、B3方向に送られてヒータ21e、21fの間を通って熱乾燥される。その後、ローラ23iを経て、C3方向に送られ、熱転写加工部30cに送られる。図2、図3と同様にローラ23iは可動であってもよい。
熱転写加工部30cには、シート給紙ロール31c、プラテンローラ33d、33e、サーマルヘッド35c、剥離バー37d、巻取ロール39g、39h、39i、フィルム給紙ロール43b、接着層ロール45b、ヒートローラ47d、47e、47f、ローラ23i、23j、23k、23l等が備えられる。シート給紙ロール31cは、熱転写シート41cを給紙する。接着層ロール45bは接着層転写シート49bを供給する。
熱転写加工部30cでは、乾燥部20cで乾燥された印刷物に、特色インキが転写されたラミネートフィルムが貼り付けられる。フィルム給紙ロール43bからラミネートフィルムがD3方向に供給され、シート給紙ロール31cから熱転写シート41cがE3方向に供給される。
ラミネートフィルムは、熱転写シート41cとともにサーマルヘッド35cとプラテンローラ33dの間を搬送される。サーマルヘッド35cでは、熱転写シート41cを加熱して、特色インキをラミネートフィルムに転写する。熱転写後の熱転写シート41cの離型紙は、剥離バー37dで印刷物から剥離され、F3方向に送られて巻取ロール39gに巻き取られる。
また接着層転写シート49bは、接着層ロール45bよりG3方向に供給され、ラミネートフィルムとともにヒートローラ47dとプラテンローラ33eの間を搬送される。接着層転写シート49bはヒートローラ47dによって加熱され、ラミネートフィルムに圧着されて、接着層の部分、すなわち接着剤がラミネートフィルムに転写される。接着層転写後の接着層転写シート49bの離型紙は、H3方向に送られて、巻取ロール39hに巻き取られる。ラミネートフィルムは、ローラ23kを経て搬送される。
接着層の転写されたラミネートフィルムは、ヒートローラ47e、47fの間を搬送される。このとき接着層が熱で溶融され、印刷物とラミネートフィルムは、溶融された接着層を介して互いに貼り合わせられる。
ラミネート加工後の印刷物は、J3方向に送られ、ローラ23lを経由し、K3方向に送られて巻取ロール39iに巻き取られる。
以上のように、印刷加工装置1cによれば、連続した工程で印刷から熱転写加工、ラミネート加工までを行うことができる。印刷加工装置1a、1bにおける工程を終了した後で、特色インキで加工した印刷物に対してさらにラミネート加工を行うことも可能であるが、印刷加工装置1cを用いることによってそれらを連続した工程で行うことができる。これにより、さらに加工の効率化を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる印刷加工装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………印刷加工装置
3………ネットワーク
5………コントローラ
10………インクジェットプリンタ
11………給紙ロール
13………インクジェットヘッド
20………乾燥部
21………ヒータ
30………熱転写加工部
40………制御部
50………表示部
60………入出力部
70………記憶部
80………通信部
90………システム・バス
3………ネットワーク
5………コントローラ
10………インクジェットプリンタ
11………給紙ロール
13………インクジェットヘッド
20………乾燥部
21………ヒータ
30………熱転写加工部
40………制御部
50………表示部
60………入出力部
70………記憶部
80………通信部
90………システム・バス
Claims (10)
- 連続体の被印刷物に印刷を行い印刷物として出力するインクジェットプリンタと、
前記インクジェットプリンタから出力された印刷物を乾燥する乾燥手段と、
前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物に、特色インキの熱転写加工を行う加工手段と、
を具備し、
前記被印刷物への印刷、乾燥、熱転写加工が連続的に行われることを特徴とする印刷加工装置。 - 前記特色インキは、
パールインキまたはメタリックインキであることを特徴とする請求項1記載の印刷加工装置。 - 前記加工手段は、
前記特色インキの、解像度に応じたドットパターンの形成によって行われることを特徴とする請求項1記載の印刷加工装置。 - 前記加工手段は、
前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物に、熱転写シートを接触させて、前記印刷物に特色インキを転写することを特徴とする請求項1記載の印刷加工装置。 - 前記加工手段は、
中間転写媒体に熱転写を行う熱転写手段と、
前記中間転写媒体に接着層を形成する形成手段と、
前記接着層を形成した中間転写媒体を、前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物に再転写する再転写手段と、
を具備することを特徴とする請求項1記載の印刷物加工装置。 - 前記中間転写媒体は、樹脂フィルムであることを特徴とする請求項5記載の印刷加工装置。
- 前記加工手段は、
熱転写を行った後、ラミネート加工を行うラミネート加工手段を、更に具備することを特徴とする請求項1記載の印刷加工装置。 - 前記加工手段は、
ラミネートフィルムに前記特色インキの熱転写を行う熱転写手段と、
前記熱転写を行ったラミネートフィルムに接着層を形成する形成手段と、
前記接着層を形成したラミネートフィルムを、前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物に接着する接着手段と、
を具備することを特徴とする請求項1記載の印刷加工装置。 - 前記乾燥手段は、前記インクジェットプリンタで印刷された前記印刷物の乾燥経路長を可変される手段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷加工装置。
- 前記インクジェットで印刷された前記印刷物を、前記乾燥手段を経ずに直接搬送する搬送路及び、前記乾燥手段で乾燥された前記印刷物を、加工手段を経ずに直接搬送する搬送路を具備することを特徴とする請求項1記載の印刷加工装置。
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JP2006219311A Pending JP2008044130A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 印刷加工装置 |
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