JP2008041760A - プラズマ処理等の表面処理用設置装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラズマ表面処理用の設置装置20の設置部21の上面に被処理物Wを設置する。被処理物Wには、複数の製品となるべき製品領域Wbと、隣接する製品領域Wbどうしをつなぐ連結部分となる非製品領域Waとが設定されている。設置部21の非製品領域Waに対応する部分に、ピン孔21pが形成され、このピン孔21pに、被処理物Wを持ち上げるための昇降ピン23が出没可能に設けられている。
【選択図】図1
Description
特許文献2では、ステージを金属にて構成するとともに電気的に接地し、これをプラズマ処理装置の接地電極として用いている。ステージの上方には電源電極が配置されている。この電源電極と接地電極としてのステージとの間に大気圧プラズマ放電が生成される。このプラズマ放電にて処理ガスをプラズマ化し、ステージ上のガラス基板をプラズマ表面処理するようになっている。
前記被処理物が設置されるべき面を有し、この面にピン孔が開口形成された設置部と、
前記ピン孔に出没可能に設けられた昇降ピンと、
を備え、前記ピン孔及び昇降ピンが、前記被処理物の複数の製品領域のうち隣接する領域どうしをつなぐ連結部分の付近に対応するように配置されていることを特徴とする。
これによって、ピン孔及び昇降ピンに起因する処理ムラが出来たとしても、製品の品質には殆ど影響しない部分に出来るようにすることができ、製品の品質を維持することができる。
電極と対向して前記電極との間に前記プラズマ放電を形成するとともに前記被処理物が設置されるべき金属製の面を有し、この面にピン孔が開口形成された設置部と、
前記ピン孔に出没可能に設けられた昇降ピンと、
を備え、前記ピン孔及び昇降ピンが、前記被処理物の複数の製品領域のうち隣接する領域どうしをつなぐ連結部分の付近に対応するように配置されていることを特徴とする。
これによって、電極と設置部の金属面との間の放電空間におけるピン孔及び昇降ピンに対応する部分のプラズマ状態が不均一になり、これに起因して被処理物に処理ムラが出来たとしても、製品の品質には殆ど影響しない部分に出来るようにすることができ、製品の品質を維持することができる。
ここで、大気圧近傍とは、1.013×104〜50.663×104Paの範囲を言い、圧力調整の容易化や装置構成の簡便化を考慮すると、1.333×104〜10.664×104Paが好ましく、9.331×104〜10.397×104Paがより好ましい。
これによって、製品領域に処理ムラが出来るのを確実に回避することができる。
前記ピン孔及び昇降ピンの一部又は全体が、隣接製品領域のうち一方の領域における他方の領域側の端部に対応するように配置されていてもよい。すなわち、隣接する製品領域どうしが非製品領域を介して連なっている場合、前記ピン孔及び昇降ピンが、一方の製品領域と非製品領域とに跨るように配置されていてもよく、前記ピン孔及び昇降ピンの全体が、一方の製品領域の端部内に配置されていてもよい。隣接する製品領域どうしが非製品領域を介さずに直接的に接している場合、前記ピン孔及び昇降ピンが、これら隣接する製品領域に跨るように配置されていてもよく、前記ピン孔及び昇降ピンの全体が、一方の製品領域の端部内に配置されていてもよい。製品領域の端部は、通常、回路等の製品の品質に関わる要素が配置されることが殆どないので、そこに処理ムラが出来たとしても製品の品質に影響が及ぶのを回避することができる。
前記ピン孔及び昇降ピンは、すべて非製品領域または製品領域の端部に対応配置されているのが好ましく、製品領域の中央部には対応配置されないようにするのが好ましい。
図1に示すように、本実施形態の被処理物Wは、例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)用の大型ガラス基板である。ガラス基板Wは、平面視四角形をなしている。同図の斜線部に示すように、ガラス基板Wには、FPD(製品)となるべき複数(ここでは6つ)の製品領域Waが設定されている。製品領域Waは、各々四角形をなし、互いに縦横に整列して配置されている。隣接する製品領域Waどうしは、互いに離れており、これら隣接領域Waどうし間に製品とはならず切除されるべき非製品領域Wbが設けられている。この非製品領域Wbを連結部分として、隣接製品領域Waどうしが繋がっている。
処理ユニット10には、処理ガス源2に連なる処理ガス吹出し路14が形成されている。処理ガス吹出し路14は、処理ユニット10の下面に達している。
処理ユニット10が位置固定される一方、ステージ20が移動されるようになっていてもよい。
設置工程
処理ユニット10をステージ20の平面視外側に退避させたうえで、図3に示すように、支持枠22と昇降ピン23を昇降駆動部41,51によってステージ20より上に突出させる。この支持枠22及び昇降ピン23上に、処理すべきガラス基板Wを載置する。支持枠22によってガラス基板Wの外周部を支持し、昇降ピン23によってガラス基板Wの内側部分を支持することにより、ガラス基板Wが撓むのを防止することができる。ガラス基板Wを昇降ピン23だけでなく支持枠22でも支持することにより、昇降ピン23の本数を減らし配置間隔を広くすることができる。更には、ピン孔21p及び昇降ピン23を、ガラス基板Wの限られた領域Wbに対応する部分だけに容易に配置することができる。
次いで、処理ユニット10をスキャンさせながら、電源1から高圧電極11に電圧を供給して高圧電極11と接地電極としてのステージ20との間に電界を印加して大気圧グロー放電を生成し、処理ユニット10とガラス基板Wとの間の空間をプラズマ空間とする。このプラズマ空間に処理ユニット10の吹出し路14から処理ガスを吹き出す。この処理ガスがプラズマ化されてガラス基板Wに接触して反応が起きる。これによって、ガラス基板Wの撥水化などのプラズマ表面処理を行なうことができる。
表面処理の終了後、吸着孔21vの真空吸引を停止するとともに、吸着孔21vに窒素や空気などの剥離用流体を供給し、ガラス基板Wの残留吸着を解除するとともに、ガラス基板Wとステージ本体21の間に剥離用流体を入り込ませ、ガラス基板Wをステージ本体21から剥離する。この剥離用流体の供給開始タイミングはステージ全体の吸着孔21vに対し同時でもよいが、好ましくはステージの中央側の吸着孔21vへの供給を先に行ない、その後、周辺側の吸着孔21vへの供給を行なうようにするのが好ましい。これによって、ガラス基板Wの特に中央部の残留吸着を確実に除去できステージ本体21から確実に剥離することができる。
上記設置工程と同様に、ガラス基板Wは、持ち上げられた状態において、外周部が支持枠22によって支持され、内側部分が昇降ピン23によって支持されることになる。これにより、ガラス基板Wの撓みを防止することができる。
そして、フォーク状マニピュレータ等を用いてガラス基板Wを搬出する。
例えば、ピン孔21p及び昇降ピン23は、隣接する製品領域Waどうしをつなぐ連結部分の付近に対応する部分に配置されていればよく、図4に示すように、ピン孔21p及び昇降ピン23の一部が、製品領域Waの端部に入っていてもよい。或いは、ピン孔21p及び昇降ピン23の全体、製品領域Waの端部に配置されていてもよい。通常、製品領域Waの端部には回路等の製品の品質に関わる要素が配置されることは殆どない。したがって、製品領域Waの端部に処理ムラが出来たとしても製品の品質に影響が及ぶことは殆どない。
被処理物の製品となるべき製品領域Waは、四角形に限られず、その他の多角形や円形をなしていてもよい。
表面処理内容は、洗浄、表面改質(親水化、撥水化等)、成膜、エッチング、アッシング、その他の種々の表面処理に適用可能である。
Wa 製品領域
Wb 非製品領域
M 表面処理装置
20 ステージ(設置装置)
21 ステージ本体(設置部)
21p ピン孔
22 支持枠
23 昇降ピン
Claims (4)
- 製品となるべき製品領域が複数設定された被処理物を表面処理する際、前記被処理物を設置するための設置装置であって、
前記被処理物が設置されるべき面を有し、この面にピン孔が開口形成された設置部と、
前記ピン孔に出没可能に設けられた昇降ピンと、
を備え、前記ピン孔及び昇降ピンが、前記被処理物の複数の製品領域のうち隣接する領域どうしをつなぐ連結部分の付近に対応するように配置されていることを特徴とする表面処理用設置装置。 - 製品となるべき製品領域が複数設定された被処理物を大気圧近傍のプラズマ放電により表面処理する際、前記被処理物を設置するための設置装置であって、
電極と対向して前記電極との間に前記プラズマ放電を形成するとともに前記被処理物が設置されるべき金属製の面を有し、この面にピン孔が開口形成された設置部と、
前記ピン孔に出没可能に設けられた昇降ピンと、
を備え、前記ピン孔及び昇降ピンが、前記被処理物の複数の製品領域のうち隣接する領域どうしをつなぐ連結部分の付近に対応するように配置されていることを特徴とするプラズマ表面処理用設置装置。 - 前記被処理物の隣接する製品領域どうしの間に、前記連結部分として、製品とならず切除されるべき非製品領域が設定されており、
前記ピン孔及び昇降ピンが、前記非製品領域に対応するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の設置装置。 - 前記設置部の前記面が被処理物より小面積であり、
前記設置部の平面視外側には、前記被処理物の外周部を支持可能な支持枠が、前記昇降ピンと同期して昇降可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の設置装置。
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