JP2008040630A - ジョブ処理装置、ジョブ処理プログラムおよびジョブ処理方法 - Google Patents

ジョブ処理装置、ジョブ処理プログラムおよびジョブ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブの発行とその処理実行とが間接的に行われる場合であっても、セキュリティを確保しつつ、処理条件情報の入力作業等を不要にして、利用者にとっての利便性を向上させる。
【解決手段】ジョブの処理依頼を受け付けると当該ジョブに関する情報を生成するとともに当該ジョブを処理待ち状態にするジョブ制御手段11と、前記ジョブ制御手段11が生成したジョブに関する情報を指定された携帯端末装置3へ送信する情報送信手段13と、前記携帯端末装置3による前記ジョブに関する情報についての表示画像を読み取る情報読取手段14と、前記情報読取手段14が画像読み取りを行うと処理待ち状態にあるジョブの中から当該画像読み取りによって特定されるジョブの処理を実行するジョブ実行手段17とを備えるように、ジョブ処理装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば印刷ジョブを実行するネットワークプリンタのように外部からの処理依頼に応じてジョブ処理を実行するジョブ処理装置、ジョブ処理プログラムおよびジョブ処理方法に関する。
ある者が他者に機密文書等のドキュメントを間接的に(例えば、互いが遠隔地に居ても)渡したい場合、古くは郵便が利用され、またその即時性を改善したFAXが用いられてきたが、近年では、パーソナルコンピュータやネットワーク技術等の普及および進展に伴い、電子化されたドキュメント作成に親和性の高い手法として、いわゆるセキュリティプリント機能を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。セキュリティプリント機能とは、機密文書のような第三者に見られたくないドキュメントについて、クライアントコンピュータ側から印刷出力ジョブを指示すると、その印刷出力ジョブを受け付けたプリンタ側で当該機密文書のドキュメントデータをパスワードと対応付けて記憶しておき、プリンタ側でのパスワードの入力を条件に記憶しているドキュメントデータの印刷出力を開始する、というものである。このようなセキュリティプリント機能を用いれば、電子化されたドキュメントを印刷出力する場合において、その印刷出力ジョブの発行と実行とが場所的・時間的に異なっていても、十分にセキュリティを確保し得るようになる。
特開平9−240108号公報
ところで、セキュリティプリント機能は、本来は印刷出力ジョブの発行者自らが印刷することを想定したものである。そのため、上述したように、ある者が他者にドキュメントを間接的に受け渡す場合に適用することを考えると、パスワードに代表される印刷出力の条件情報を、ある者が他者にセキュリティを確保しつつ何らかの方法で通知する必要が生じてしまう。さらに、他者は、ドキュメントを受け取るのにあたり、プリンタ側で通知された条件情報の入力作業を行う必要がある。したがって、それぞれにおける手間等を鑑みると、必ずしも利用者にとっての利便性が優れているとは言えない。
そこで、本発明は、ジョブの発行(処理依頼)とその処理実行とが間接的に(異なる場所やタイミング等で)行われる場合であっても、利用者にとっての利便性を十分に高めることのできるジョブ処理装置、ジョブ処理プログラムおよびジョブ処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出されたジョブ処理装置で、ジョブの処理依頼を受け付けると当該ジョブに関する情報を生成するとともに当該ジョブを処理待ち状態にするジョブ制御手段と、前記ジョブ制御手段が生成したジョブに関する情報を指定された携帯端末装置へ送信する情報送信手段と、前記携帯端末装置による前記ジョブに関する情報についての表示画像を読み取る情報読取手段と、前記情報読取手段が画像読み取りを行うと処理待ち状態にあるジョブの中から当該画像読み取りによって特定されるジョブの処理を実行するジョブ実行手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記目的を達成するために案出されたジョブ処理プログラムで、コンピュータを、ジョブの処理依頼を受け付けると当該ジョブに関する情報を生成するとともに当該ジョブを処理待ち状態にするジョブ制御手段と、前記ジョブ制御手段が生成したジョブに関する情報を指定された携帯端末装置へ送信する情報送信手段と、前記携帯端末装置による前記ジョブに関する情報についての表示画像を読み取る情報読取手段と、前記情報読取手段が画像読み取りを行うと処理待ち状態にあるジョブの中から当該画像読み取りによって特定されるジョブの処理を実行するジョブ実行手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明は、上記目的を達成するために案出されたジョブ処理方法で、ジョブの処理依頼を受け付けると当該ジョブに関する情報を生成するとともに当該ジョブを処理待ち状態にするジョブ制御ステップと、前記ジョブ制御ステップで生成したジョブに関する情報を指定された携帯端末装置へ送信する情報送信ステップと、前記携帯端末装置による前記ジョブに関する情報についての表示画像を読み取る情報読取ステップと、前記情報読取ステップで画像読み取りを行うと処理待ち状態にあるジョブの中から当該画像読み取りによって特定されるジョブの処理を実行するジョブ実行ステップとを備えることを特徴とする。
上記構成のジョブ処理装置およびジョブ処理プログラム並びに上記手順のジョブ処理方法では、ジョブ(例えば電子ドキュメントの印刷出力ジョブ)の処理依頼を受け付けると、そのジョブを処理待ち状態にする一方で、そのジョブに関する情報(例えばパスワード等の印刷出力の条件情報)を生成して、その情報を指定された携帯端末装置へ送信する。したがって、携帯端末装置の利用者には、ジョブの処理依頼発行に連動して、そのジョブに関する情報が通知されることになる。そして、通知されたジョブに関する情報を携帯端末装置が表示出力した状態で、その携帯端末装置から表示画像を読み取ると、その画像読み取りによって特定されるジョブ、すなわち表示画像を解析して得られる情報(例えば印刷出力の条件情報)によって特定されるジョブについて、その処理を実行する。つまり、携帯端末装置の利用者が情報入力作業を行わなくても、その携帯端末装置における表示画像を読み取らせるだけで、ジョブの処理実行が開始されることになる。
本発明によれば、ジョブの処理待ち状態を利用することで、ジョブの処理依頼の発行とその処理実行とが間接的であっても対応することができ、しかもその場合であっても、ジョブの処理依頼発行に連動して携帯端末装置の利用者にジョブに関する情報が通知され、さらにはその携帯端末装置における表示画像を読み取らせるだけでジョブの処理実行が開始されるので、従来のセキュリティプリント機能が必要とした間接的であるが故の手間が不要となり、利用者にとっての利便性を十分に高めることができる。
以下、図面に基づき本発明に係るジョブ処理装置、ジョブ処理プログラムおよびジョブ処理方法について説明する。
先ず、ジョブ処理装置および当該装置が用いられるシステムの概略構成について説明する。なお、ここでは、本発明に係るジョブ処理装置として、印刷出力ジョブを実行するプリンタ装置を例に挙げる。
図1は、本発明が適用されたプリンタ装置および当該装置が用いられるシステムの概略構成例を示すブロック図である。図例のように、プリンタ装置1は、ホスト装置2と接続して用いられ、そのホスト装置2から発行される印刷出力ジョブ(以下、単に「ジョブ」という)に応じて画像の印刷出力を行うように構成されている。また、プリンタ装置1は、そのプリンタ装置1での印刷出力結果を受け取る者が携帯する携帯端末装置3との通信を行い得るように構成されている。なお、プリンタ装置1とホスト装置2との間、および、プリンタ装置1と携帯端末装置3の間の通信は、無線または有線を問わず、また広域なものであってもローカルなものであってもよく、特に限定されるものではない。
ここで、これらプリンタ装置1、ホスト装置2および携帯端末装置3における機能構成について、さらに詳しく説明する。
プリンタ装置1は、ホスト装置2からのジョブに応じて画像の印刷出力を行うもので、セキュリティプリント機能を利用した間接的な電子ドキュメントの受け渡しに対応するものである。そのために、プリンタ装置1は、ジョブ制御手段11、コード化手段12、情報送信手段13、情報読取手段14、デコード手段15、認証手段16およびジョブ実行手段17としての機能を備えている。なお、プリンタ装置1は、これらの機能を備えていれば、複写機や複合機等からなるものであってもよい。
ジョブ制御手段11は、ホスト装置2からのジョブの処理制御を行うものである。さらに詳しくは、ホスト装置2からジョブの依頼を受け付けると、そのジョブに関する情報を生成するとともに、処理順が来るまでそのジョブを処理待ち状態にするものである。「ジョブに関する情報」は、ジョブを特定し、その実行の可否を判断するために必要となる条件情報であり、具体的にはジョブ別に付与されるジョブIDやパスワード等がこれに相当する。このような情報の生成は、公知技術を利用して行えばよい。ジョブのスケジューリング(処理待ち制御)についても同様に、公知技術を利用して行えばよい。
コード化手段12は、ジョブ制御手段11が生成したジョブに関する情報をコード画像に変換するものである。「コード画像」は、コード化した情報を画像化したものであり、具体的には二次元バーコードがこれに相当する。ただし、デコード可能なものであれば、コード画像の種類等は特に限定されるものではない。また、情報のコード画像への変換についても、公知技術を利用して行えばよく、特に限定されるものではない。
情報送信手段13は、ジョブ制御手段11が生成したジョブに関する情報で、コード化手段12によるコード画像への変換後のものを、指定された携帯端末装置3へ送信するものである。このときの送信は、電子メールを利用して行うことが考えられる。すなわち、コード画像を含む電子メールを作成し、その電子メールをアドレスが指定された携帯端末装置3宛へ送信することによって、当該コード画像の携帯端末装置3への送信を行うようにする。
また、情報送信手段13は、携帯端末装置3へメール送信とは別に、ジョブ実行手段17がジョブの処理実行を終了すると、そのジョブの処理依頼元であるホスト装置2に対して、当該ジョブが処理終了した旨の情報を送信するようになっている。すなわち、ジョブ終了を通知する旨のメッセージを含む電子メールを作成し、その電子メールをジョブ依頼元としてアドレスが指定されたホスト装置2宛へ送信することによって、当該メッセージのホスト装置2への送信を行うのである。
なお、このような電子メール生成およびその送信は、公知技術を利用して行えばよい。
情報読取手段14は、バーコードリーダ、デジタルカメラまたはスキャナ等の固体撮像装置を利用して、携帯端末装置3によるジョブに関する情報についての表示画像、すなわちコード画像の表示結果について、その画像読み取りを行うものである。
デコード手段15は、情報読取手段14が読み取ったコード画像をデコードして、その内容の解析を行うものである。すなわち、情報読取手段14が読み取ったコード画像から、その基になったジョブに関する情報を特定するものである。
認証手段16は、デコード手段15が特定したジョブに関する情報、特にその情報に含まれるパスワードを、ジョブ制御手段11での生成後、プリンタ装置1内の所定記憶領域に保持されていた情報と比較し、その情報によって特定されるジョブの実行可否を判定するものである。すなわち、パスワードをキーに用いて、ジョブ実行可否についての認証を行うものである。
ジョブ実行手段17は、ジョブを実行するものである。すなわち、ジョブに係る画像データについての記録用紙上への印刷出力を行うものである。ただし、ジョブ実行手段17は、ジョブ制御手段11によるスケジューリング(処理待ち制御)に従いつつ、認証手段16が実行可と判定したジョブについてのみ、その実行を行うようになっている。
これらの各手段11〜17は、プリンタ装置1におけるコンピュータとしての機能、具体的にはプリンタ装置1が有するCPU(Central Processing Unit)等に、所定プログラムを実行させることによって実現すればよい。ただし、その場合に、各手段11〜17を実現するための所定プログラムは、予めプリンタ装置1内にインストールされておらずに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。つまり、上述した機能構成、すなわちジョブ処理装置としての機能は、コンピュータを当該ジョブ処理装置として機能させるジョブ処理プログラムによっても実現可能である。
一方、このような構成によるジョブ処理装置としての機能を備えたプリンタ装置1と接続するホスト装置2は、ジョブの発行者(以下、単に「ジョブ発行者」という)が操作するパーソナルコンピュータ等からなるもので、プリンタ装置1のクライアントとして当該プリンタ装置1に対してジョブの処理依頼を発行するものである。そのために、ホスト装置2は、モード・アドレス指定手段21、ジョブ発行手段22およびメール受信手段23としての機能を備えている。
モード・アドレス指定手段21は、プリンタ装置1のセキュリティプリント機能を利用して電子ドキュメントの印刷出力を行う旨のモード(以下「インタラクティブモード」という)指定を行うためのものであり、さらにはプリンタ装置1の情報送信手段13がメール送信を行う送信先アドレスを指定するものである。これらの指定は、ホスト装置2を操作するジョブ発行者による入力情報に基づいて行うものとする。ただし、モード・アドレス指定手段21が指定する送信先アドレスとしては、コード画像についての電子メールの送信先となる携帯端末装置3宛のものと、ジョブ終了メッセージについての電子メールの送信先となるホスト装置2宛のものとの両方が含まれるものとする。なお、ホスト装置2宛の送信先アドレスは、ジョブ発行者自らが入力することから、ジョブ発行者が受け取り得るものであれば、当該ホスト装置2宛ではなく、例えばジョブ発行者が利用する携帯端末装置(例えば、携帯電話機)宛であってもよい。
ジョブ発行手段22は、ジョブ発行者による操作に従いつつ、プリンタ装置1に対するジョブの処理依頼を生成して、その処理依頼をプリンタ装置1へ送信するものである。ジョブの処理依頼には、そのジョブの処理実行に必要な各種情報が含まれており、モード・アドレス指定手段21が指定した送信先アドレスについての情報も含まれているものする。
メール受信手段23は、プリンタ装置1の情報送信手段13が送信するホスト装置2宛の電子メールを受信して、その内容をジョブ発行者に対して表示出力するものである。なお、ジョブ発行者が携帯端末装置を利用しており、モード・アドレス指定手段21が送信先アドレスとして当該携帯端末装置宛のアドレスを指定する場合には、ホスト装置2は、必ずしもメール受信手段23を備えていなくても構わない。
これらの各手段21〜23は、ホスト装置2におけるコンピュータとしての機能に所定プログラムを実行させることによって実現すればよい。ただし、その場合に、各手段21〜23を実現するための所定プログラムは、予めホスト装置2内にインストールされておらずに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。
また、プリンタ装置1との通信を行い得るように構成された携帯端末装置3は、セキュリティプリント機能を利用して電子ドキュメントの印刷出力結果を受け取る者(以下「印刷物受領者」という)が携帯している携帯電話機や情報携帯端末等からなるもので、プリンタ装置1からの電子メールの受信端末として機能するものである。すなわち、携帯端末装置3は、プリンタ装置1の情報送信手段13が送信する携帯端末装置3宛の電子メールを受信するメール受信手段31と、受信した電子メールの内容であるコード画像についてディスプレイ画面等を利用して表示出力を行う画像表示手段32としての機能を備えているものとする。
次に、以上のような機能構成のプリンタ装置1、ホスト装置2および携帯端末装置3を備えたシステムにおける処理動作例、すなわち本発明に係るジョブ処理方法について説明する。
図2は、本発明に係るジョブ処理方法の一具体例を示すフローチャートである。図例にように、プリンタ装置1のセキュリティプリント機能を利用して間接的な電子ドキュメントの受け渡しを行う場合には、先ず、ホスト装置2の側にて、ジョブ発行者による操作に従いつつ、モード・アドレス指定手段21がインタラクティブモードの指定と、メール送信を行う送信先アドレスの指定を行う(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)。そして、モード・アドレス指定手段21がモード指定およびアドレス指定を行うと、ジョブ発行手段22がプリンタ装置1に対するジョブの処理依頼を生成して、その処理依頼をプリンタ装置1へ送信する(S102)。すなわち、インタラクティブモードである旨および送信先アドレスについての情報を含むジョブ処理依頼を発行するのである。
一方、プリンタ装置1の側では、ホスト装置2から発行されたジョブの処理依頼を受け付けると(S103)、ジョブ制御手段11が、そのジョブに関する情報として当該ジョブに固有のジョブIDやパスワード等を生成して付与し(S104)、そのジョブを処理待ち状態にする。また、このときに、プリンタ装置1の側では、コード化手段12がジョブ制御手段11での生成情報をコード画像に変換するとともに(S105)、情報送信手段13が変換後のコード画像を含む内容の電子メールを作成して、ホスト装置2から送信先アドレスが指定された携帯端末装置3宛へ送信する(S106)。
プリンタ装置1から電子メールが送信されると、その電子メールの送信先である携帯端末装置3では、メール受信手段31がその送信された電子メールの受信を行う(S107)。その後、携帯端末装置3の利用者である印刷物受領者が都合の良い時点で、その携帯端末装置3を所持携帯した状態でプリンタ装置1の設置箇所まで赴くと、印刷物受領者は、携帯端末装置3を操作して、その携帯端末装置3の画像表示手段32に、メール受信手段31が受信した電子メールの内容であるコード画像についての表示出力を行わせる(S108)。そして、その画像表示手段32による表示画像を、プリンタ装置1の情報読取手段14に読み取らせる。
これにより、プリンタ装置1の側では、情報読取手段14が、携帯端末装置3が表示するコード画像についての画像読み取りを行って、そのコード画像についての画像データを得ることになる(S109)。情報読取手段14がコード画像についての画像データを得ると、その後は、デコード手段15がコード画像のデコードを行って、そのコード画像の基になったジョブに関する情報を特定するとともに(S111)、認証手段16がその情報に含まれるパスワードをキーに用いてジョブ実行可否についての認証を行う(S112)。
その結果、ジョブ実行を拒否すべき場合には、ジョブ実行手段17は、ジョブの処理を実行せずに、例えばプリンタ装置1のUI(User Interface)パネルを利用して、認証が正しく行えなかった旨のメッセージを出力する等のエラー処理を行う(S112)。
また、認証手段16が実行可と判定した場合には、ジョブ実行手段17は、処理待ち状態にあるジョブの中から、情報読取手段14でのコード画像の画像読み取りによって特定されるジョブについて、その処理実行を開始する(S113)。すなわち、そのジョブに係る画像データについての記録用紙上への印刷出力を行う。これにより、プリンタ装置1からは、電子ドキュメントが紙文書として出力されることになり、その紙文書を印刷物受領者が受け取り得るようになる。
そして、ジョブ実行手段17がジョブの処理実行を終了すると、その後は、プリンタ装置1の情報送信手段13が、処理実行が終了したジョブの依頼元であるホスト装置2に対して、当該ジョブが処理終了した旨のメッセージを含む電子メールを送信する(S114)。
プリンタ装置1から電子メールが送信されると、その電子メールの送信先であるホスト装置2では、メール受信手段23がその送信された電子メールの受信を行い(S115)、その受信した電子メールの内容をジョブ発行者に対して表示出力する(S116)。これにより、ホスト装置2を操作するジョブ発行者は、自らが発行したジョブについての処理が終了したことを認識し得るようになる。
以上のように、ジョブ処理装置(ジョブ処理プログラムによって実現される場合を含む)として機能するプリンタ装置1およびそのプリンタ装置1で実行されるジョブ処理方法では、インタラクティブモードによるジョブの処理依頼を受け付けると、そのジョブを処理待ち状態にする一方で、そのジョブに関する情報(ジョブIDやパスワード等)を生成して、その情報をアドレスが指定された携帯端末装置3へ送信する。つまり、携帯端末装置3の利用者である印刷物受領者には、ジョブの処理依頼発行に連動して、そのジョブに関する情報が通知されることになる。そして、通知されたジョブに関する情報を携帯端末装置3が表示出力した状態で、その携帯端末装置3から表示画像を読み取ると、その画像読み取りによって特定されるジョブ、すなわち表示画像をデコード解析して得られる情報(ジョブIDやパスワード等)によって特定されるジョブについて、その処理を実行して電子ドキュメントの印刷出力を行う。つまり、印刷物受領者がジョブに関する情報についての入力操作作業を行わなくても、その携帯端末装置3における表示画像をプリンタ装置1に読み取らせるだけで、ジョブの処理実行が開始されることになる。
したがって、本実施形態で説明した構成のシステムによれば、プリンタ装置1におけるセキュリティプリント機能、すなわち受け付けたジョブが一旦処理待ち状態になるのを利用することで、ジョブ発行者と印刷物受領者が別人であり、ジョブの処理依頼の発行とその処理実行とが間接的に(異なる場所およびタイミングで)行われる場合であっても、これに適切に対応することができる。つまり、携帯端末装置3での表示画像についての画像読み取りがあるまで、プリンタ装置1がジョブの処理実行を開始せず、電子ドキュメントが印刷出力(可視化)されないので、当該プリンタ装置1からのメール受信を受けた携帯端末装置3を印刷物受領者しか印刷出力を行えないことになり、ドキョメントの機密性が十分に保持されることになる。
しかも、その場合であっても、ジョブの処理依頼発行に連動して印刷物受領者が携帯している携帯端末装置3にジョブに関する情報が通知され、さらにはその携帯端末装置3における表示画像を読み取らせるだけでジョブの処理実行が開始されるので、従来のセキュリティプリント機能が必要とした間接的であるが故の手間が不要となる。すなわち、セキュリティプリント機能を利用する場合であっても、ジョブ発行者が印刷物受領者に対するパスワード等の情報通知を考慮する必要がなく、また印刷物受領者もプリンタ装置1側で情報入力作業を行う必要がない。具体的には、ジョブの識別やユーザ認証等のために、無味な数字の羅列を覚えたり入力したりする必要がない。そのため、セキュリティプリント機能の利用者であるジョブ発行者および印刷物受領者の双方にとっての利便性を十分に高めることができる。特に、携帯端末装置3として携帯電話機を利用した場合であれば、広く普及しており利用者にとっても馴染みのある使い勝手の良いツール(通信資源)を活用することが可能であり、この点でも利用者の利便性を高めることができる。
さらには、印刷物受領者がジョブの処理実行開始の契機を与えることになるので、例えばそのジョブ処理実行のコストを印刷物受領者側で負担する場合であっても、ジョブ処理実行の可否を印刷物受領者側で選択できる。したがって、いたずらプリント等を有効に防止することが可能となり、この点でも利用者の利便性を高めることができる。
また、本実施形態で説明したように、プリンタ装置1から携帯端末装置3にジョブに関する情報を通知するのにあたり、その情報をコード画像に変換して当該コード画像を送信し、またジョブの処理実行にあたり、そのコード画像をプリンタ装置1に読み取らせるようにすれば、情報のコード化によって同一画像領域あたりの情報量を増大が可能となるので、情報量増大によりセキュリティプリント機能を利用する際のセキュリティレベル向上させることができ、また携帯端末装置3にて画像表示させるのに(小サイズ画面での画像表示に)非常に好適なものとなる。また、プリンタ装置1にバーコードリーダを付設すれば対応し得るので、簡便な構成での対応が可能となる。ただし、情報のコード化は必ずしも必須ではなく、例えばプリンタ装置1側でOCR(Optical Character Reader)機能を備えていれば、テキストのよる情報送受信および画像表示を行うようにしても構わない。
また、本実施形態で説明したように、プリンタ装置1でのジョブの処理実行を終了すると、そのジョブの処理依頼元であるジョブ発行者が操作するホスト装置2宛(またはジョブ発行者が利用する携帯端末装置宛)に、当該ジョブが処理終了した旨の情報を送信すれば、ジョブ発行者がジョブの処理実行を終了したこと、すなわち印刷物受領者が電子ドキュメントについての印刷出力結果を受け取ったことを認識し得るようになる。したがって、印刷物受領者が印刷出力結果を受け取ったか否かについて、当該印刷物受領者に直接問い合わせなくとも分かるようになるので、例えば確認を必要とする場合であっても問い合わせ等を行う必要がなくなり、この点でも利用者の利便性を高めることができる。
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例について説明したが、本発明はその
内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、本実施形態では、印刷出力ジョブを実行する場合を例に挙げて説明したが、他のジョブについても同様に適用可能であることは勿論である。
また、例えば、本実施形態では、携帯端末装置3が一つの場合を例に挙げたが、複数に対してメール同胞送信を行うといったことも考えられる。
さらに、セキュリティプリント機能を利用する上での機密保持技術については、公知技術を用いれば良いため、本実施形態では特に詳細には説明していないが、印刷可能な枚数や期日等を制限したり、追跡情報やウォータマーク等を付加して印刷するようにしたり、処理待ち状態にあるジョブに関する情報や当該ジョブに係る画像データ等を暗号化して保持蓄積する、といったことを行っても構わない。
本発明が適用されたプリンタ装置および当該装置が用いられるシステムの概略構成例を示すブロック図である。 本発明に係るジョブ処理方法の一具体例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…プリンタ装置、2…ホスト装置、3…携帯端末装置、11…ジョブ制御手段、12…コード化手段、13…情報送信手段、14…情報読取手段、15…デコード手段、16…認証手段、17…ジョブ実行手段、21…モード・アドレス指定手段、22…ジョブ発行手段、23…メール受信手段、31…メール受信手段、32…画像表示手段

Claims (5)

  1. ジョブの処理依頼を受け付けると当該ジョブに関する情報を生成するとともに当該ジョブを処理待ち状態にするジョブ制御手段と、
    前記ジョブ制御手段が生成したジョブに関する情報を指定された携帯端末装置へ送信する情報送信手段と、
    前記携帯端末装置による前記ジョブに関する情報についての表示画像を読み取る情報読取手段と、
    前記情報読取手段が画像読み取りを行うと処理待ち状態にあるジョブの中から当該画像読み取りによって特定されるジョブの処理を実行するジョブ実行手段と
    を備えることを特徴とするジョブ処理装置。
  2. 前記ジョブ制御手段が生成したジョブに関する情報をコード画像に変換して当該コード画像を前記情報送信手段に送信させるコード化手段を備えるとともに、
    前記情報読取手段は、前記コード画像について画像読み取りを行うものである
    ことを特徴とする請求項1記載のジョブ処理装置。
  3. 前記情報送信手段は、前記ジョブ実行手段がジョブの処理実行を終了すると当該ジョブの処理依頼元に対して当該ジョブが処理終了した旨の情報を送信するものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載のジョブ処理装置。
  4. コンピュータを、
    ジョブの処理依頼を受け付けると当該ジョブに関する情報を生成するとともに当該ジョブを処理待ち状態にするジョブ制御手段と、
    前記ジョブ制御手段が生成したジョブに関する情報を指定された携帯端末装置へ送信する情報送信手段と、
    前記携帯端末装置による前記ジョブに関する情報についての表示画像を読み取る情報読取手段と、
    前記情報読取手段が画像読み取りを行うと処理待ち状態にあるジョブの中から当該画像読み取りによって特定されるジョブの処理を実行するジョブ実行手段
    として機能させることを特徴とするジョブ処理プログラム。
  5. ジョブの処理依頼を受け付けると当該ジョブに関する情報を生成するとともに当該ジョブを処理待ち状態にするジョブ制御ステップと、
    前記ジョブ制御ステップで生成したジョブに関する情報を指定された携帯端末装置へ送信する情報送信ステップと、
    前記携帯端末装置による前記ジョブに関する情報についての表示画像を読み取る情報読取ステップと、
    前記情報読取ステップで画像読み取りを行うと処理待ち状態にあるジョブの中から当該画像読み取りによって特定されるジョブの処理を実行するジョブ実行ステップと
    を備えることを特徴とするジョブ処理方法。
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