JP2008038925A - コルゲート管用差込み継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】差込み継手1の継手本体10内には、コルゲート管Tの固定を行うリテーナ40と、パッキン31、35と、ストッパー70等が配置されている。ストッパー70は、縮拡径方向に弾性変形可能に構成されるとともに、コルゲート管Tの外周の環状凹部に係合する爪72を有している。コルゲート管Tを継手本体の奥まで挿入することにより、このストッパー70が管外周の環状凹部に係合し、次いで、管Tを手前側に引くことにより、ストッパー70が環状凹部に係合したまま手前側に移動し、それに伴って該リテーナ40の爪43が環状凹部に差し込まれる。施工完了状態では、ストッパー70は継手本体10内の係止段部25cに係合して奥側へと戻らなくなる。
【選択図】図6
Description
この配管例においては、建物100の外にガスメータ110が設置されており、ガスメータ110から建物100側に向かって延び出したガス配管(鋼管)103の途中に接続部(チー)103aが設けられている。この接続部103aには、差込み継手101を介してコルゲート管Tの端部が接続されている。コルゲート管Tの反対側の端部は、ガスコンセント105に繋がっている。このガスコンセント105には、例えばゴム管106を通じてガスストーブ等のガス機器107が接続され、これにより該ガス機器107にガスが供給されるようになっている。
前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
前記内孔内に配置され、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記内孔内に配置され、前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有したリテーナと、
該リテーナと係合して該リテーナが前記継手本体から抜け出すのを防止するリテーナ押さえ部材と、
前記内孔内の前記リテーナよりも奥側でスライド移動可能に配置された、拡縮径可能であり、前記コルゲート管端部が挿入された際にはその環状凹部に係合する管端係合リングと、
該管端係合リングよりも手前側に設けられた、該管端係合リングが係止される係止手段と、を備え、
前記コルゲート管を前記継手本体内の奥まで挿入した際に、前記管端係合リングが該コルゲート管端部の環状凹部に係合し、
その後、前記コルゲート管を手前側に引くことにより、前記管端係合リングが前記端部の環状凹部に係合したまま手前側に移動し、それに伴って前記リテーナの爪が前記環状凹部に係合すると共に、前記管端係合リングが前記係止手段に係止しされて奥側に戻らなくなることを特徴とする。
このような構成では、テーパー面・係止段部と管端係合リングとの組み合わせにより、管端係合リング及びリテーナを強固に継手本体内に固定することができる。
このように管端係合リングがC字型に形成されていれば、管端係合リングが拡径方向に変形しやすいものとなるため、コルゲート管を比較的小さな力でリング内を通過させることができる。このため、コルゲート管端部が継手本体内の奥(突当り面)に突き当たった際の感触と、リング通過の際の感触とに明確な差が出ることとなる。したがって、コルゲート管が管端係合リングに当たったときに、差込み完了したものと間違ってしまうおそれもない。
このように、爪の先端が環状凹部の傾斜面に略垂直に当接するようになっていることにより、コルゲート管を引っ張った際に管端係合リングが環状凹部から外れにくい。
このような構成によれば、管端係合リングが手前側に移動する際、テーパー面同士が摺動しながら前記管端係合リングが縮径するため、よりスムーズな動きが期待される。
このインジケータは、例えば、前記継手本体又は前記リテーナ押さえ部材の周壁を貫通するインジケータピンを有し、前記コルゲート管を挿入した際に、該インジケータピンが、該コルゲート管の外周の被覆チューブに当接することによって径方向外側に押されて移動するものとすることができる。
以下、本発明のコルゲート管用差込み継手の一形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、コルゲート管用差込み継手の概略を説明するための外観斜視図である。
本発明の対象である「コルゲート管用差込み継手」とは、このように、コルゲート管Tの端部を継手本体10内で固定することによって、コルゲート管Tをガス配管に接続するものである。
図2は、同差込み継手の内部構造を示す断面図であり、コルゲート管が挿入されていない初期状態を示している。図3〜図6は、この差込み継手を使用する際の一連の動作を示す図である。図3は、差込み継手内にコルゲート管Tを挿入している途中の状態を示している。図4は、コルゲート管Tが継手本体内の奥まで挿入された状態を示している。図5は、コルゲート管Tの固定を行うために、同コルゲート管Tを手前側に引き戻している途中の状態を示している。図6は、コルゲート管Tが継手本体内に最終的に固定された施工完了状態を示している。
継手本体10は、一例として銅合金で構成された筒状体であり、外径が相対的に大きい本体部10Aと、その下端に形成された、外径が相対的に小さい接続部10Bとを有している。
リテーナ押さえ部材50は、手前側が外径の相対的に大きい大径部51となっており、奥側の残り部分が、外径の相対的に小さい筒状挿入部53となっている。大径部51の外径は、継手本体10の外径とほぼ同径である。大径部51の周壁には貫通孔51gが形成されており、この貫通孔51g内に、微小多孔質材から形成された、気体は通すが固体や液体は通さない性質を有する通気部材59が密に嵌め込まれている。
以下、これらの部品について順に説明する。
図7はリテーナ単体を示す図であり、図7(A)が平面図であり、図7(B)が一部断面正面図であり、図7(C)が(B)のP部を拡大して示す拡大断面図である。
手前側に配置された気密パッキン31は、一例として、円筒状に形成されたNBR(ニトリルゴム)等製のパッキンである。気密パッキン31の内孔の上端部は面取りされており(テーパー面C31)、コルゲート管Tの端部をパッキン内に挿入しやすくなっている。
図2の初期状態では、耐火パッキン35の上面は継手本体10内の係止段部25cの端面とほぼ同じ面に揃っている。気密パッキン31の下面は、同係止段部25cの端面に当接する位置(あるいは当接直前の位置)となっている。各パッキン31、35の軸方向の長さは自然長、あるいはそれより僅かに縮られた長さとなっている。
なお、気密パッキン31及び耐火パッキン35の配置はこの例に限定されるものではなく、例えば前後逆の配置とすることも可能である。また、耐火パッキンの膨張量を確保するために、金属製のスペーサを用いて耐火パッキンを囲む構成とすることも可能である。
このストッパー70は、図8(A)に示すように、ワッシャーの外周の一部を切り欠いて(空き部71c)、C字型に形成したものである。ストッパー70は例えばステンレス製であり、このようにC字型に形成されていることにより、拡径方向及び縮径方向に弾性変形可能となっている。
さらには、このように施工完了状態でコルゲート管Tが動かなくなるということは、コルゲート管Tが固定されたことを手の感触で知ることができることを意味し、作業者にとって施工完了の確認が行いやすいという利点もある。
次に、ストッパー(管端係合リング)の他の例について図9を参照して説明する。
図9は、図2等に示した上記実施形態の差込み継手1のストッパー70を他の形状のストッパー170に変更したものである。その他の部品については、図2〜図7に示した第1の実施形態のものと同じである。
本実施形態の差込み継手を使用するにあたってはまず、第1の実施形態同様、図10に示すように、コルゲート管Tを継手本体10内に挿入する。コルゲート管Tの端部の環状凸部がストッパー170の爪172の内周域を通過する際、ストッパー170は、環状凸部により押し拡げられ、図10(B)に示すように、ストッパー収容溝24内で拡径方向に変形する。
図15は、第1の実施形態の差込み継手1のストッパー70をさらに他の形態に変更したものである。その他の部品については、図2〜図7に示した第1の実施形態のものと同じである。
図19は、同ガイドリング単体の外観斜視図である。図20(A)は同ガイドリングの平面図であり、図20(B)は正面図、図20(C)は断面図である。
なお、このガイドリング271は、樹脂製であってもよいし、金属製であってもよい。
図21(A)に示すように、このストッパー276はC字型に形成され、拡径方向及び縮径方向に弾性変形可能となっている。ストッパー276の外周には環状の溝276dが形成され、この溝276dにストップリング278(詳細下記)が嵌め込まれるようになっている。ストッパー276の内周部の上下にはテーパー面276a、276bがそれぞれ形成されており、これにより、ストッパー276の断面形状が、コルゲート管Tの環状凹部に嵌り込むような山型形状となっている(図18参照)。
なお、このストッパー276は、樹脂製であってもよいし、金属製であってもよい。
本実施形態の差込み継手を使用するにあたってはまず、第1の実施形態同様、図16に示すように、コルゲート管Tを継手本体10内に挿入する。コルゲート管端部の環状凸部がガイドリング271の内周上端のテーパー面271sに当接した状態で、同コルゲート管Tをさらに押し込むことにより、図17に示すように、ガイドリング271がストッパー276から外れて奥側に押し込まれる。なお、ガイドリング271が外れる際には、ストッパー276は僅かに拡径する。
また、拡径スペーサ279が係止段部25cに係合して、奥に戻らなくなるため、第1の実施形態同様、施工後における緩みや抜けが生じにくいものとなる。
次に、コルゲート管Tが所定位置まで入ったことを作業者に知らせるためのインジケータ手段を備えたコルゲート管用差込み継手について説明する。
この種のコルゲート管用差込み継手においては、コルゲート管Tが継手本体10内の所定位置(第1の実施形態で言えば、管の端部が継手本体10内の突当り面26に当接する位置)まで入ったことを確認しやすい構成となっていることが望ましい。
図22は、継手本体10内にインジケータ80を備えたコルゲート管用差込み継手の内部構造を示す断面図である。
この差込み継手を使用する際、図22に示すようにコルゲート管Tの端部をリテーナ押さえ部材50の内部に挿入していくと、コルゲート管Tの被覆チューブ2bの下端が、筒状ガイド81のテーパー部81sに当たる。
図25は、インジケータの他の例を示すための、コルゲート管用差込み継手の断面図である。図26は、差込み継手にコルゲート管を差し込んだ状態を示す断面図である。図27は、インジケータ単体を示す外観斜視図である。
図25に示す状態では、リテーナ押さえ部材50内にコルゲート管Tが入っているが、奥にまでは届いていない。インジケータ180の上端の鍔部181aは、リテーナ押さえ部材50の内周に形成された環状の溝51b内に入っており、インジケータ180は負荷がかかっていない自然な形状となっている。この状態が初期状態である。インジケータ180のピン部183は、リテーナ押さえ部材50の周壁の貫通孔51h内に挿入されており、その先端はリテーナ押さえ部材50の外周面とほぼ同一面となっている。
それに加えて、このインジケータ180では、コルゲート管Tを途中で引き抜いた場合に、インジケータ180がその弾性力により元の形状に戻り、ピン部183が元の位置に戻るようになっている。つまり、コルゲート管Tを手前側に引いて、コルゲート管Tの被覆チューブ2bの部分がインジケータ180から抜けると、その復元力(例えば、テーパー部181sと周壁部181との境界部分に生じていた弾性変形に対応する復元力)により、周壁部181が元の位置に弾性復帰する。これに伴って、ピン部183が内側に引かれて移動し、元の位置に戻ることとなる。
図28〜図30は、第6の実施形態のコルゲート管用差込み継手の断面図である。
図31は、同差込み継手に用いられるインジケータ280を示す外観斜視図であり、図32(A)がその平面図、図32(B)が同インジケータの断面図である。
図28の状態では、インジケータ280は負荷がかかっていない自然な形状のまま、リテーナ押さえ部材50の入り口部分に取り付けられている。インジケータ280の各鍔片283は、同リテーナ押さえ部材50の入り口部分の端面に沿うように外側に延び出している。インジケータ外周の環状の係合部289は、リテーナ押さえ部材50の内周に形成された環状の溝51b内に収まっている。なお、リテーナ押さえ部材50の内周面において、この溝51bの下方には幾らか距離をおいて他の溝51dが形成されている。これらの溝51b、51d同士の間には、環状の凸部51cが残されている。この凸部51cは、より具体的には、上側(溝51b側)がテーパー面51c1となっており、このテーパー面51c1の下端から、円筒面51c2が続いて形成されている。円筒面51c2と溝51dの底部との境界部分は段状になっている。
図33は、第7の実施形態のコルゲート管用差込み継手の断面図である。
図33に示すように、この実施形態で利用されているインジケータ380は、リテーナ押さえ部材50の周壁の貫通孔51hに挿入されたピン383と、同貫通孔51h内でこのピン383よりも外側に嵌め込まれたインジケータプレート385とを有している。
すなわち、図33(A)に示すように、コルゲート管Tを継手本体10内に挿入していくと、その被覆チューブ2bの下端がピン383の先端側のC383に当接する。この状態から、コルゲート管Tをさらに奥に差し込んでいくと、ピン383のテーパー面C383が被覆チューブ2b端部によって外側に押されて、ピン383が外側に移動する。これに伴って、ピン383の外側に嵌められていたインジケータプレート385が外側に押され、貫通孔51hから外れる。
(第8の実施形態)
インジケータは、さらに図34に示すようなものを利用することができる。図34は、第8の実施形態のコルゲート管用差込み継手の断面図である。
図34に示すように、この実施形態で利用されているインジケータ80′は、図24、図25に示したインジケータ80を一部変形させたものである。すなわち、このインジケータ80′は、コルゲート管Tを囲む筒状ガイド81′と、この筒状ガイド81′によって押されることで、リテーナ押さえ部材50の外側に飛び出る2本のインジケータピン83′とを備えている。
インジケータピン83も、図35(B)に示すように、図24、25のものとほぼ同形状であるが、軸部83b′の先端側がやや小径に形成されている点で異なっている。インジケータピン83′は、一例としてNBR材からなり、図34に示すように、リテーナ押さえ部材50の貫通孔51hに挿入された状態で、軸部83b′の基部の外周面が、同貫通孔51hの内周面に押し当たり、水密シール性を発揮するようになっている。
図36は、第9の実施形態のコルゲート管用差込み継手の断面図であり、コルゲート管Tが挿入されていない初期状態を示している。図37は、図36のコルゲート管用差込み継手の施工完了状態を示す断面図である。
この気密パッキン31′は、材質、厚み、及び外径寸法に関しては、上記気密パッキン31(図2参照)と同じである。相違点は、気密パッキン31′の内周に、コルゲート管T(図38参照)の外周の凹凸に対応して環状の凹凸(環状凸部31a)が形成されている点にある。各環状凸部31aの断面形状は、一例として、径方向内側に向かって互いに近接していく上下2つのテーパー面31sと、各テーパー面31sの先端側同士を繋ぐ垂直な円筒面31tとからなり、この円筒面31t部分を頂部とする山型形状となっている。
一方、ハンドルを操作して栓体を回し、同栓体の横穴がガス流路に連通しない状態とすることで、ガス流路が閉塞状態なり、ガスの元管とガス機器との接続が遮断される。
31、31′・・・気密パッキン、31a・・・環状凸部、33・・・金属製リング、35・・・耐火パッキン、40・・・リテーナ、42・・・円筒状支持部、43・・・爪、43a・・・スリット、45・・・爪部材、45a・・・先端、45b・・・下端テーパー面、46・・・基部、47・・・外周テーパー面、47b・・・円筒面
50・・・リテーナ押さえ部材、51・・・大径部、51a・・・パッキン溝、51b・・・溝、51c・・・凸部、51g、h・・・貫通孔、53・・・筒状挿入部、53j・・・ストップリング溝、53k・・・Oリング溝、55・・・水密パッキン、56・・・雄ネジ、57・・・内周テーパー面、59・・・通気部材
70、170・・・ストッパー、71c・・・空き部、72、172・・・爪、72a、172a・・・先端、172b・・・ストッパー下面、172c・・・C面、172s、172t・・・テーパー面、172u・・・外周面、174a・・・円筒面、174b・・・水平面
80、80′・・・インジケータ、81、81′・・・筒状ガイド、81a、81a′・・・凹部、81s・・・テーパー面、83、83′・・・インジケータピン、83a・・・基部、83b・・・軸部、180・・・インジケータ、181・・・周壁部、181a・・・鍔部、181s・・・テーパー部、183・・・ピン部
270・・・ストッパーユニット、271・・・ガイドリング、271a・・・外周部、271b・・・鍔部、271s・・・テーパー面、272・・・上鍔部、272s・・・テーパー面、276・・・ストッパー、276a、276b・・・テーパー面、276d・・・溝、278・・・ストップリング、279・・・拡径スペーサ、281・・・周壁部、283・・・鍔片、285・・・受け部、287・・・環状当接部、380・・・インジケータ
R1・・・水密Oリング、R2・・・ストップリング、S・・・隙間、T・・・コルゲート管
Claims (26)
- 外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管用の継手であって、
前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
前記内孔内に配置され、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記内孔内に配置され、前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有したリテーナと、
該リテーナと係合して該リテーナが前記継手本体から抜け出すのを防止するリテーナ押さえ部材と、
前記内孔内の前記リテーナよりも奥側でスライド移動可能に配置された、拡縮径可能であり、前記コルゲート管端部が挿入された際にはその環状凹部に係合する管端係合リングと、
該管端係合リングよりも手前側に設けられた、該管端係合リングが係止される係止手段と、を備え、
前記コルゲート管を前記継手本体内の奥まで挿入した際に、前記管端係合リングが該コルゲート管端部の環状凹部に係合し、
その後、前記コルゲート管を手前側に引くことにより、前記管端係合リングが前記端部の環状凹部に係合したまま手前側に移動し、それに伴って前記リテーナの爪が前記環状凹部に係合すると共に、前記管端係合リングが前記係止手段に係止して奥側に戻らなくなることを特徴とするコルゲート管用差込み継手。 - 前記リテーナ及び前記リテーナ押さえ部材のそれぞれには、前記継手本体の手前側に向かってすぼまるように形成された、互いに当接するテーパー面が形成されており、
前記継手本体内における、前記管端係合リングの初期位置より手前の部位には、前記係止手段として、内径が前記継手本体の手前側に向かって徐々に小さくなるリング縮径テーパー面と、該テーパ面より手前で段状に形成された係止段部とが設けられており、
前記コルゲート管を手前側に引くことにより、
前記管端係合リングが、前記リング縮径テーパー面に沿って徐々に縮径しながら手前側に移動し、
それと共に、前記リテーナが手前側に移動しながら、該リテーナの前記テーパー面が前記リテーナ押さえ部材の前記テーパー面に当接しつつ縮径されて、該リテーナの前記爪が前記コルゲート管の環状凹部に入っていき、
前記管端係合リングが前記リング縮径テーパー面を超えて前記係止段部まで至ったところで、該管端係合リングが拡径して該係止段部に係止することを特徴とする、請求項1に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記管端係合リングが、外周の一部が切り欠かれたC字型に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記管端係合リングが、径方向内側及び奥側に向かって延び出した、前記コルゲート管の環状凹部に係合する係止爪を備えており、
前記コルゲート管を手前側に引く際に、該係止爪の先端が前記環状凹部の斜面に略垂直に当接することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記管端係合リングが、径方向内側及び奥側に向かって延び出した、前記コルゲート管の環状凹部に係合する係止爪を備えており、該係止爪が、前記コルゲート管の環状凹部に対応して肉厚に形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記管端係合リングの外周部に、
前記継手本体内の前記リング縮径テーパー面と摺動し合うテーパー面が形成されていることを特徴とする、請求項5に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記管端係合リングは、外周の一部が切り欠かれたC字型に形成されたものであって、
前記管端係合リングの内側に保持された筒状のガイドリングと、
該ガイドリング及び管端係合リングの手前側で前記継手本体内に配置されたスペーサと、をさらに備え、
前記コルゲート管を前記継手本体内の奥まで挿入した際に、前記ガイドリングが奥側に押されて前記管端係合リングから外れ、それと同時に、該管端係合リングが縮径方向に変形してその内周部が前記コルゲート管の環状凹部に嵌り込み、
その後、前記コルゲート管を手前側に引くことにより、前記管端係合リング及び前記スペーサが手前側に移動し、前記スペーサが前記係止手段まで至ったところで該スペーサが拡径し、前記管端係合リングに代えて前記係止手段に係止することを特徴とする、請求項1又は2に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記管端係合リングの前記内周部が、前記コルゲート管の環状凹部に嵌り込む山型形状となっていることを特徴とする、請求項7に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記気密パッキンの奥に環状の耐火パッキンをさらに備え、
前記コルゲート管を引く力が、前記管端係合リングを介して前記耐火パッキン及び前記気密パッキンに作用し、さらに同力が両パッキンを介して前記リテーナに作用するように構成され、
前記コルゲート管を手前側に引く際に、前記管端係合リングと前記リテーナとの間で前記気密パッキンが軸方向に圧縮されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記リテーナと前記気密パッキンとの間に、該気密パッキンよりも高剛性なワッシャー状の部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記継手本体内の奥に、前記コルゲート管を挿入した際に該コルゲート管の端部が突き当たる突当り面が形成されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記気密パッキンの内周面が、前記コルゲート管の外周の凹凸に沿った凹凸状に形成されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記リテーナ押さえ部材が、前記継手本体内に入り込む筒状挿入部を有するものであって、
該筒状挿入部の外周と前記継手本体の内周とがネジ結合することにより、前記リテーナ押さえ部材が前記継手本体に固定されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のコルゲート管差込み継手。 - 前記コルゲート管が前記継手本体内の所定位置まで入ったことを作業者に知らせるインジケータをさらに備えることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載のコルゲート管用差し込み継手。
- 外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管用の継手であって、
前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
前記内孔内に配置され、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記内孔内に配置され、前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有し、前記コルゲート管を前記継手本体に固定するリテーナと、
前記コルゲート管が継手本体内の所定位置まで入ったことを作業者に知らせるインジケータと、を備えることを特徴とするコルゲート管用差込み継手。 - 前記インジケータは、前記継手本体又は前記リテーナ押さえ部材の周壁に形成された孔部に挿入されたインジケータピンを有し、
前記コルゲート管を挿入した際に、該インジケータピンが、該コルゲート管の外周の被覆チューブによって押されて径方向外側に移動することを特徴とする、請求項14又は15に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記継手本体又はリテーナ押さえ部材内に配置されたC字型の筒状ガイドをさらに備え、
前記コルゲート管を挿入した際に、前記筒状ガイドが該コルゲート管によって押し拡げられ、それに伴って前記インジケータピンが押されて径方向外側に移動することを特徴とする、請求項16に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記インジケータピンの外周と、前記継手本体又は前記リテーナ押さえ部材の周壁の前記孔部の内周との間に水密性が確保されていることを特徴とする、請求項16又は17に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記コルゲート管を、前記所定位置まで挿入する手前で引き戻したときに、前記インジケータピンが元の位置に戻ることを特徴とする、請求項16〜18のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記インジケータが、
前記継手本体又は前記リテーナ押さえ部材の周壁に形成された孔部に挿入されたピン部と、
該ピン部の根元部分に連なって形成された周壁部と、
該周壁部の上端縁に続いて形成された、上方に向かって広がるテーパー部と、を有する弾性部材であり、
前記コルゲート管を挿入したときに、前記周壁部と前記テーパー部との境界部分が弾性変形して、前記周壁部が径方向外側に移動し、
前記コルゲート管を引き戻したときに、前記弾性変形に伴う復元力により、前記周壁部及び前記ピン部が元の位置に戻ることを特徴とする、請求項14又は15に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記インジケータが、
前記継手本体又は前記リテーナ押さえ部材の周壁に形成された孔部に取外し可能に取り付けられたインジケータプレートをさらに備え、
前記コルゲート管を挿入した際に、該インジケータプレートが径方向外側に押されて該孔部から外れることを特徴とする、請求項14〜18のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記インジケータが、
前記コルゲート管の前記被覆チューブの端面が当たる円環状の受け部と、
該受け部の外周部から手前側に立ち上がった円筒状の周壁部と、
該周壁部の上端に一体的に形成され、前記リテーナ押さえ部材の上端開口部分において径方向外側に延び出した少なくとも1つの鍔片と、を備えた部材であって、
前記コルゲート管の挿入に応じて、インジケータ全体が前記継手本体内へと移動し、前記鍔片が前記リテーナ押さえ部材の孔内へと引き込まれることを特徴とする、請求項14又は15に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記鍔片が折れ曲がりながら前記リテーナ押さえ部材の孔内に引き込まれることを特徴とする、請求項22に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記インジケータの前記周壁部の少なくとも一部が、施工完了状態において、前記コルゲート管の外周と前記リテーナ押さえ部材の内周との間に挟み込まれ、前記コルゲート管の外周と前記リテーナ押さえ部材の内周との間がシールされることを特徴とする、請求項22又は23に記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記周壁部の外周面に係合部が形成されると共に、それに対応して前記リテーナ押さえ部材の内周面にも係合部が形成されており、
前記インジケータが前記継手本体内に引き込まれた際に、前記係合部同士が係合し、前記インジケータの前記リテーナ押さえ部材内からの抜けが防止される特徴とする、請求項22〜24のいずれか1項に記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記周壁部に形成された前記係合部は、該周壁部外周から外側に出した環状の鍔部であり、
前記リテーナ押さえ部材に形成された前記係合部が、前記鍔部が係合する環状の溝であることを特徴とする、請求項25に記載のコルゲート管用差込み継手。
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