JP4699286B2 - コルゲート管用差込み継手及びストッパー - Google Patents
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Description
この配管例においては、ガスメータ101は建物の外側に設置されている。ガスメータ101には、都市ガスの供給配管102、及び、屋内へのガス配管(メッキ鋼管)103が接続されている。鋼管103には、各部屋のガスコンセント105行き等のコルゲート管Tが接続されている。ガスコンセント105の先には、ゴム管106等を介してガスストーブ等のガス機器107が接続される。鋼管103やコルゲート管Tは、通常建物の壁内や床下等に配管されている。コルゲート管Tは、蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたフレキシブル管である。このコルゲート管Tは、めねじを有するチー103aに接続される。コルゲート管Tをチー103aに繋ぐのにコルゲート管継手110を用いる。
この特許文献1の継手の継手本体は、筒状であって、図14のチー103a等との接続部、及び、コルゲート管端部が挿入される内孔を有している。継手本体の内孔内には、コルゲート管の外面に当接するパッキンや、継手本体に対してコルゲート管を固定するリテーナが配置されている。継手本体の内孔には、リテーナ押しスリーブ(特許文献1中ではナット部材と呼称されている)がスライド可能に取り付けられている。リテーナ押しスリーブは、コルゲート管の環状凹部にリテーナの爪を差し込ませるようにリテーナを押す。
本発明は、このような要求に応えるためになされたものであって、接続作業をよりスムーズにかつ確実に行うことができる等の利点を有するコルゲート管用差込み継手を提供することを目的とする。さらに、形状自由度が大きく、コルゲート管差込み時の挿入感に優れ、また抜け止め確認時の引き抜き力に対する必要な抗力を確保できる等の利点を有するストッパーを提供することを目的とする。
この場合、コルゲート管がストッパーで抜け止めされていることを確認するため、コルゲート管を引き抜こうとするときの引き抜き力が、ストッパーの各抜け止め部からホルダーを介してパッキンに伝わる。そのため、ストッパーの金属線がパッキンに食い込んだりすることがなく、パッキンの変形を防止できる。また、ホルダーに支持されているストッパーは、金属線材単体のストッパーに比べて、継手本体内に組み込む際により安定した姿勢で配置できる。
外周支持部は、例えばストッパーのセット部の形状に沿って、ホルダーに溝を形成すること等で構成できる。
内周支持部は、例えばホルダーの内周端から半径方向外側に向けて鉤状に延び出る爪等で構成できる。
この場合、継手本体の段部にホルダーの係止部が当たり、継手本体に対して直接ストッパーを定位置に係止できる。コルゲート管抜け止め確認時において、コルゲート管を引く力は継手本体の段部に直接かかるので、ストッパーのホルダーからパッキン等の他の部材に力がかからない。したがって、コルゲート管抜け止め確認時のパッキンの変形等を防止できる。また、継手の組立時において、継手本体内にストッパーを配置する際には、段部及び係止部によってストッパーがスムーズに正しい姿勢に収まるため、組立性が向上できる。
なお、以下の説明では、特に断らない限り、上下方向は図1等において矢印に示す方向を指すものとする。コルゲート管挿入方向は図の上から下に向かう方向であり、コルゲート管引き抜き方向は図の下から上に向かう方向である。また、コルゲート管用差込み継手の手前とは図の上側を指し、奥とは図の下側を指す。
図2は、図1のコルゲート管用差込み継手のストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。
図3は、ストッパー本体を示す図である。(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は(A)のA方向から見た図である。
図4は、ホルダーを示す図である。(A)は正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。
図5は、図1のコルゲート管用差込み継手のリテーナを示す図である。(A)は正面図であり、(B)は(A)の側面一部断面図であり、(C)は(B)のA部拡大図である。
図7(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入完了状態(仮固定状態)を示す断面図であり、図7(B)は図7(A)のA部拡大断面図である。
図8(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管接続完了状態(本固定状態)を示す断面図であり、図8(B)は図8(A)のA部拡大断面図である。
なお、図6〜図8に描かれているストッパーと、図1に描かれているストッパーとは全く同一の部材(図2参照)であるが、本実施の形態における説明の都合上、図6〜図8では図2(A)のB−B線断面が描かれており、図1では図2(A)のA−A線断面が描かれている。
このコルゲート管用差込み継手1は、以下の主要部品を備えている。
(1)筒状の継手本体10。継手本体10は、コルゲート管端部が挿入される内孔11、及び、他の配管部材との接続部13を有する。
(2)継手本体10の内孔11のパッキン用内孔24内に配置されたパッキン30。
(3)継手本体10の内孔11の上内孔部21内下部に配置されたリテーナ40。
(4)継手本体10の上側にスライド可能に取り付けられたリテーナ押しスリーブ50。このリテーナ押しスリーブ50と継手本体10とは、ストップリング67で連結されている。
(5)継手本体10の内孔11の奥部に形成されているストッパー用内孔25内に配置されたストッパー70。
まず、継手本体10について説明する。
継手本体10は、銅合金製(一例)の筒状体であって、コルゲート管端部が挿入される内孔11を有する。継手本体10の下端側には、外周面におねじ13aが切られた接続部13が形成されている。この接続部13は、他の配管部材(例えば前述した図14のチー103a等)にねじ込まれる。なお、このねじ込みの際には、接続部13の上側の工具係合部10a外周にスパナ等を係合し、継手本体10全体を回す。
内孔11の上内孔部21は、最も大径であって、継手本体10の上端側に開口している。この上内孔部21の上部にはリテーナ押しスリーブ50の下側(スライドスリーブ部53)がスライド可能に内嵌され、そのスリーブ50の下にはリテーナ40が配置される。上内孔部21の上端寄り内周面には、上リング溝22及び下リング溝23がそれぞれ形成されている。
パッキン用内孔部24の奥側のストッパー用内孔部25は、パッキン用内孔部24よりも小径に形成されている。このストッパー用内孔部25内には、ストッパー70が配置される。
奥側内孔部27の奥側の下内孔部29は、奥側内孔部27内のテーパー孔27bの下側に形成されており、継手本体10の下端側に開口するように形成されている。
パッキン30は、継手本体10の内孔11のパッキン用内孔部24内に配置されている。パッキン30は、リング状の気密パッキン31を備えている。この気密パッキン31は、NBR(ニトリルゴム)等製である。気密パッキン31は、コルゲート管Tの外周面とパッキン用内孔部24の内周面との間を密にシールする(図6〜図8参照)。気密パッキン31の上端には、真鍮等製のリング33が一体にモールド成形されている。このリング33は、平面部33aと、この平面部33aの内端から立ち上がった壁面部33bとを有する断面L型状である。リング33上には、リング状の耐火パッキン35が嵌め込まれている。この耐火パッキン35は、一例でNBRに膨張黒鉛を混成した材料から形成されている。耐火パッキン35は、火災時等に高温となったときに膨張変形して、コルゲート管T外面とパッキン用内孔部24との間を密にシールする。気密パッキン31は、その外面において、パッキン用内孔部24の凸段部24aに当たって係止されて抜け止めされている。なお、火災時には、耐火パッキン35が膨張するが、その奥側への移動はリング33と凸段部24aとの当接によって阻止され、耐火パッキン35のシール性を確保できる。
リテーナ40は、継手本体10内の上内孔部21の下部に配置され、パッキン30の上側に位置している。図5にわかり易く示すように、リテーナ40は、プラスチック製のリテーナ本体41を備えている。リテーナ本体41は、リング部42と、このリング部42の下端縁に設けられた複数(この例では6つ)の分割片43とが一体形成されたものである。各分割片43は、リング部42の周方向に等間隔おきに形成されており、それぞれの間にスリット43aが存在する。各分割片43の端部には、真鍮等製の爪45がそれぞれ設けられている。各分割片43と各爪45とは、一体にモールド成形されている。各爪45の先端45aは、リング部42の半径方向内側に向けて張り出している。リテーナ本体41の各分割片43の外側には、外周テーパー面47が形成されている。各外周テーパー面47は、リング部42側に向けて内側にすぼまるように形成されている。各外周テーパー面47の下側は、ストレート面48となっている。
リテーナ押しスリーブ50は、継手本体10の上側に取り付けられている。このリテーナ押しスリーブ50は、一例で銅合金製である。リテーナ押しスリーブ50の上端部には、外周面側に張り出した張出部51が形成されている。張出部51の外径は、継手本体10の外径とほぼ等しく形成されている。リテーナ押しスリーブ50の張出部51の下側は、継手本体10の上内孔部21にスライド可能に内嵌されるスライドスリーブ部53である。
リテーナ押しスリーブ50の上端寄り内周面(張出部51の内側面)には、パッキン溝54が掘り込まれている。このパッキン溝54には、水密パッキン55が嵌め込まれている。この水密パッキン55は、リテーナ押しスリーブ50内面とコルゲート管T外面との間をシールする(図6〜図8参照)。
ストッパー70は、継手本体内孔11奥部のストッパー用内孔部25内に配置されている。このストッパー70は、コルゲート管挿入接続時において、コルゲート管端部の環状凹凸の通過時に音及び/又は感触により通過感を呈するとともに、リテーナ40によるコルゲート管T固定までの間の抜け止めの役割を果たす。図2に示すストッパー70は、大きく分けて、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった鋼等の金属線材からなるストッパー本体71と、このストッパー本体71を継手本体10の内孔11内の奥に向けて保持する樹脂製のホルダー75により構成される。このストッパー70(ストッパー本体71がホルダー75に支持されているストッパー)は、ストッパー本体71を単体で使用する場合に比べて、継手本体10に取り付ける際に安定した姿勢で配置できる。
つなげた状態の方がより形状安定性に優れる利点を有する。 図1に示す継手1へのストッパー70の組み込み状態において、各抜け止め部73の先端73aは、継手本体10内のストッパー用内孔部25の奥方向(図1の下側)且つ内方向の斜め方向に延び出ており、ホルダー75内周面より内側に突き出ている。
セット部配置溝77は、ホルダー75の外周面側に開放されており、円周方向にほぼ等間隔おきに形成されている。但し、前述したセット部74′(切れ目のあるセット部)に対応するセット部配置溝77′は、他のセット部配置溝よりも長く形成されている。
抜け止め部配置溝78は、セット部配置溝77の両端それぞれから斜めに広がるように延びており、ホルダー75の内周面側に開放されている。
図6(A)に示すように、コルゲート管Tを継手1のリテーナ押しスリーブ50の内孔を通して継手本体10内に挿入すると、コルゲート管Tの先端が、リテーナ押しスリーブ張出部51内側の水密パッキン55内→スライドスリーブ部53内→継手本体10内のリテーナ40内→継手本体10内のパッキン30内を順に通って、ストッパー70へと至る。コルゲート管Tをさらに押し込むと、図6(B)にわかり易く示すように、コルゲート管T先端の環状凸部T′がストッパー本体71の抜け止め部73に当たり、環状凸部T′の外周端部で押された抜け止め部73が奥側(継手本体10のストッパー用内孔部25底面側)に倒れるように弾性変形する。これにより、ストッパー70の内側で環状凸部T′の通路が確保されるため、コルゲート管Tの環状凸部T′はストッパー70を乗り越える。
図9は、本発明の他の実施の形態に係るストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。
図10(A)は図9のストッパーを備えるコルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入完了状態を示す断面図であり、図10(B)は図10(A)のA部拡大断面図である。
図11(A)は図9のストッパーを備えるコルゲート管用差込み継手のコルゲート管接続完了状態(本固定状態)を示す断面図であり、図11(B)は図11(A)のA部拡大断面図である。
まず、継手本体10において、内孔11のストッパー用内孔部25内の上端内周縁に、内側に張り出した内孔段部26が形成されている。この内孔段部26の内端面は、奥に向けて内側にすぼまるように形成されたテーパー面26aとなっている(図10(B)、図11(B)参照)。
そして、図9にわかり易く示すように、ストッパー70′のホルダー75′には、その外周端に係止段部76が形成されている。係止段部76は、ホルダー75′の外周面に張り出すように、各セット部配置溝77の間に形成されている。係止段部76の外周面下側のほぼ半分は、奥に向けてすぼまるように形成されたテーパー面76aとなっている(図9(B)参照)。なお、ホルダー75′の抜け止め部配置溝78の底面には、前述とは異なりテーパーが形成されていないが、図4の例のようにテーパーを形成したものであってもよい。
図12に示すストッパー80は、前述の図2、図9等に示すストッパー70、70′と比較して、ホルダー85の構成が異なる。ストッパー本体71については、前述のストッパー70、70′のものとほぼ同様である。
図13に示すストッパー本体91は、4つの抜け止め部93と、隣り合う抜け止め部93の間のセット部94を備えるものである。このように、抜け止め部93の数が比較的少ないストッパー本体91は、コルゲート管を通過させるとき、及び、コルゲート管がストッパーで抜け止めされていることを確認するためコルゲート管を引き抜こうとするときの強度が小さくて済む場合に用いることが好ましい。このようなストッパー本体91についても、前述したようなホルダーと組み合わせることができる。この場合、ホルダーは、抜け止め部93の数(4つ)に応じた4つの配置溝が形成されたものを用いる。
金属線材とすることができる。
11 内孔 13 接続部
21 上内孔部 22 上リング溝
23 下リング溝 24 パッキン用内孔部
25 ストッパー用内孔部 26 内孔段部
26a テーパー面 27 奥側内孔部
29 下内孔部
30 パッキン 31 気密パッキン
33 リング 35 耐火パッキン
40 リテーナ 41 リテーナ本体
42 リング部 43 分割片
45 爪 47 外周テーパー面
50 リテーナ押しスリーブ 51 張出部
53 スライドスリーブ部 55 水密パッキン
57 内周テーパー面 59 通気部材
60 位置決めカラー 61 分解用リング
63 Oリング 67 ストップリング
70、70′、80、 ストッパー 71、91 ストッパー本体
73、93 抜け止め部 74、94 セット部
75、75′、85 ホルダー
76 係止段部 76a テーパー面
77 セット部配置溝 78 抜け止め部配置溝
78a 溝底面(テーパー面) 79 内周支持部
76 係止段部 T コルゲート管
T′ 環状凸部 T″ 環状凹部
Claims (10)
- 蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管用の継手であって、
前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
該継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の外面に当接するパッキンと、
同じく前記継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる爪を有し、前記継手本体に対して前記コルゲート管を固定するリテーナと、
前記継手本体の内孔内の奥に配置された、前記コルゲート管端部が挿入されてその環状凹凸と係合し、前記リテーナによる前記コルゲート管固定までの間の抜け止めとなるとともに、環状凸部の通過時に音及び/又は感触によって通過感の生じるストッパーと、
を具備し、
前記ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、
前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とするコルゲート管用差込み継手。 - 蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管用の継手であって、
前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
該継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の外面に当接するパッキンと、
同じく前記継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる爪を有し、前記継手本体に対して前記コルゲート管を固定するリテーナと、
前記コルゲート管が挿入される内孔を有し、前記継手本体の内孔内でスライド可能であって、奥方向へのスライドにより前記リテーナの爪を差し込ませるように該リテーナを押すリテーナ押しスリーブと、
前記継手本体の内孔内の奥に配置された、前記コルゲート管端部が挿入されてその環状凹凸と係合し、前記リテーナによる前記コルゲート管固定までの間の抜け止めとなるとともに、環状凸部の通過時に音及び/又は感触によって通過感の生じるストッパーと、
を具備し、
前記ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、
前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とするコルゲート管用差込み継手。 - 前記ストッパーを前記継手本体の内孔内において保持するリング状のホルダーをさらに備え、
前記ストッパーの隣り合う二つの抜け止め部の間が、前記ホルダーにセットされるセット部となっていることを特徴とする請求項1又は2記載のコルゲート管用差込み継手。 - 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の外周側に当たる外周支持部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の内周側に当たる内周支持部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のコルゲート管用差込み継手。
- 前記継手本体の内孔面に、前記ホルダーを係止する段部が形成されており、
前記ホルダーの外周端に、前記段部に当接可能な係止部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のコルゲート管用差込み継手。 - 蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管を係止するためのストッパーであって、
該ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、
前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とするストッパー。 - 前記ストッパーを保持するリング状のホルダーをさらに備え、
前記ストッパーの隣り合う二つの抜け止め部の間が、前記ホルダーにセットされるセット部となっていることを特徴とする請求項7記載のストッパー。 - 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の外周側に当たる外周支持部が形成されていることを特徴とする請求項8記載のストッパー。
- 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の内周側に当たる内周支持部が形成されていることを特徴とする請求項8記載のストッパー。
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