JP2007315549A - コルゲート管用差込み継手及びストッパー - Google Patents

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Abstract

【課題】 形状自由度が大きく、コルゲート管差込み時の挿入感に優れ、また抜け止め確認時の引き抜き力に対する必要な抗力を確保できる等の利点を有するストッパーを備えたコルゲート管用差込み継手を提供する。
【解決手段】 コルゲート管Tを継手本体10内に挿入し、環状凸部T′がストッパー70のストッパー本体71の各抜け止め部73に当たると、各抜け止め部73が奥側に倒れるように弾性変形する。環状凸部T′がストッパー70内側を乗り越えると、各抜け止め部73が弾性で元の状態に復帰する。この際に、コルゲート管Tを挿入している作業者には音及び/又は感触によって通過感が得られ、この通過感をもって環状凸部T′がストッパー70内を通過したことを確認できる。環状凸部T′が各抜け止め部73を乗り越えた後は、環状凹部″に各抜け止め部73が入り込み、コルゲート管固定までの抜け止め(仮固定)が実現される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、鋼製配管等に蛇腹状のコルゲート管を接続する際に用いるコルゲート管用差込み継手に関する。さらに、そのような継手等内で蛇腹状のコルゲート管を係止するためのストッパーに関する。
図14は、建物のガス配管の例を模式的に示す図である。
この配管例においては、ガスメータ101は建物の外側に設置されている。ガスメータ101には、都市ガスの供給配管102、及び、屋内へのガス配管(メッキ鋼管)103が接続されている。鋼管103には、各部屋のガスコンセント105行き等のコルゲート管Tが接続されている。ガスコンセント105の先には、ゴム管106等を介してガスストーブ等のガス機器107が接続される。鋼管103やコルゲート管Tは、通常建物の壁内や床下等に配管されている。コルゲート管Tは、蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたフレキシブル管である。このコルゲート管Tは、めねじを有するチー103aに接続される。コルゲート管Tをチー103aに繋ぐのにコルゲート管継手110を用いる。
この種のコルゲート管継手110の公知文献としては、例えば本出願人等により特許文献1(特開2003−176888号公報)に開示されたものがある。
この特許文献1の継手の継手本体は、筒状であって、図14のチー103a等との接続部、及び、コルゲート管端部が挿入される内孔を有している。継手本体の内孔内には、コルゲート管の外面に当接するパッキンや、継手本体に対してコルゲート管を固定するリテーナが配置されている。継手本体の内孔には、リテーナ押しスリーブ(特許文献1中ではナット部材と呼称されている)がスライド可能に取り付けられている。リテーナ押しスリーブは、コルゲート管の環状凹部にリテーナの爪を差し込ませるようにリテーナを押す。
継手本体の内孔内の奥には、ストッパーが配置されている。ストッパーは、コルゲート管が挿通されるリング部、及び、リング部の内側で周方向に等間隔おきに設けられた複数の係合片を具備し、弾性を有する材料(例えば樹脂や金属等)から形成されている。ストッパーの各係合片は、リング部の軸心方向に対して所定角度(例えば45°)傾斜している。ストッパーは、コルゲート管端部の環状凹凸が通過する際に通過感を呈するとともに、リテーナによるコルゲート管固定までの間の抜け止めの役割を果たす。
この特許文献1の継手によれば、リテーナ押しスリーブ(ナット部材)の内孔内から継手本体の内孔内に向けてコルゲート管を挿入すると、コルゲート管端部の環状凸部がリテーナ及びパッキンを通過してストッパーに至る。コルゲート管をさらに挿入すると、環状凸部で押されたストッパーの各係合片が開くように弾性変形する。そして、環状凸部が各係合片を乗り越えた後には、係合片が弾性で元に復帰し、この際の通過感(係合片がコルゲート管の外面をはじくような感触が伝わる、又は、係合片がはじく音が聞こえる等)でコルゲート管の挿入を確認できるとともに、各係合片がコルゲート管の環状凹部に差し込まれてコルゲート管固定までの間の抜け止めが実現される。
特開2003−176888号公報
前述した特許文献1のコルゲート管継手は、充分にユーザーニーズに応えられる優れたものである。しかし、さらに改良された、形状自由度が大きく、コルゲート管差込み時の挿入感に優れ、また抜け止め確認時の引き抜き力に対する抗力を確保できる等の利点を有するストッパーを具備した差込み継手が求められている。
本発明は、このような要求に応えるためになされたものであって、接続作業をよりスムーズにかつ確実に行うことができる等の利点を有するコルゲート管用差込み継手を提供することを目的とする。さらに、形状自由度が大きく、コルゲート管差込み時の挿入感に優れ、また抜け止め確認時の引き抜き力に対する必要な抗力を確保できる等の利点を有するストッパーを提供することを目的とする。
本発明の第1のコルゲート管用差込み継手は、蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管用の継手であって、 前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、 該継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の外面に当接するパッキンと、 同じく前記継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる爪を有し、前記継手本体に対して前記コルゲート管を固定するリテーナと、 前記継手本体の内孔内の奥に配置された、前記コルゲート管端部が挿入されてその環状凹凸と係合し、前記リテーナによる前記コルゲート管固定までの間の抜け止めとなるとともに、環状凸部の通過時に音及び/又は感触によって通過感の生じるストッパーと、を具備し、 前記ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、 前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とする。
本発明の第2のコルゲート管用差込み継手は、蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管用の継手であって、 前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、 該継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の外面に当接するパッキンと、 同じく前記継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる爪を有し、前記継手本体に対して前記コルゲート管を固定するリテーナと、 前記コルゲート管が挿入される内孔を有し、前記継手本体の内孔内でスライド可能であって、奥方向へのスライドにより前記リテーナの爪を差し込ませるように該リテーナを押すリテーナ押しスリーブと、 前記継手本体の内孔内の奥に配置された、前記コルゲート管端部が挿入されてその環状凹凸と係合し、前記リテーナによる前記コルゲート管固定までの間の抜け止めとなるとともに、環状凸部の通過時に音及び/又は感触によって通過感の生じるストッパーと、を具備し、 前記ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、 前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とする。
本発明のコルゲート管用差込み継手によれば、継手本体の内孔内に(又はリテーナ押しスリーブから継手本体の内孔内に)コルゲート管を挿入すると、コルゲート管端部の環状凸部がリテーナを通過し、パッキン内周に当接しながら通過してストッパーに至る。コルゲート管をさらに挿入すると、管外周の環状凸部で押されたストッパーの各抜け止め部が奥方向に倒れるように弾性変形する。そして、環状凸部が抜け止め部を乗り越えた後には、抜け止め部が弾性で元に復帰し、この際の通過感(抜け止め部がコルゲート管の外面をはじくような感触が伝わる、又は、抜け止め部がはじく音が聞こえる等)でコルゲート管の正常な挿入を確認できるとともに、抜け止め部がコルゲート管の環状凹部に差し込まれてコルゲート管固定までの間の抜け止めが実現される。
このコルゲート管用差込み継手のストッパーは、三次元的に折れ曲がった金属線材で成形されているため、形状自由度が大きく、コルゲート管差込み時の挿入感に優れ、温度変化による強度の変動が少ない。また、本ストッパーは、コルゲート管を通過させるとき、及び、コルゲート管がストッパーで抜け止めされていることを確認するためコルゲート管を引き抜こうとするときの最適な強度を、線材の径や抜け止め部の数に基づき容易に設定することができる。コルゲート管抜け止め確認時において、ストッパーが金属線材製であり、所要の引き抜き抗力が確保できるので、抜け止め確認作業が行いやすくなる。
本発明のコルゲート管用差込み継手においては、前記ストッパーを前記継手本体の内孔内において保持するリング状のホルダーをさらに備え、 前記ストッパーの隣り合う二つの抜け止め部の間が、前記ホルダーにセットされるセット部となっているものとすることができる。
この場合、コルゲート管がストッパーで抜け止めされていることを確認するため、コルゲート管を引き抜こうとするときの引き抜き力が、ストッパーの各抜け止め部からホルダーを介してパッキンに伝わる。そのため、ストッパーの金属線がパッキンに食い込んだりすることがなく、パッキンの変形を防止できる。また、ホルダーに支持されているストッパーは、金属線材単体のストッパーに比べて、継手本体内に組み込む際により安定した姿勢で配置できる。
本発明のコルゲート管用差込み継手においては、前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の外周側に当たる外周支持部が形成されているものとすることができる。
外周支持部は、例えばストッパーのセット部の形状に沿って、ホルダーに溝を形成すること等で構成できる。
本発明のコルゲート管用差込み継手においては、前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の内周側に当たる内周支持部が形成されているものとすることができる。
内周支持部は、例えばホルダーの内周端から半径方向外側に向けて鉤状に延び出る爪等で構成できる。
本発明のコルゲート管用差込み継手においては、前記継手本体の内孔面に、前記ホルダーを係止する段部が形成されており、 前記ホルダーの外周端に、前記段部に当接可能な係止部が形成されているものとすることができる。
この場合、継手本体の段部にホルダーの係止部が当たり、継手本体に対して直接ストッパーを定位置に係止できる。コルゲート管抜け止め確認時において、コルゲート管を引く力は継手本体の段部に直接かかるので、ストッパーのホルダーからパッキン等の他の部材に力がかからない。したがって、コルゲート管抜け止め確認時のパッキンの変形等を防止できる。また、継手の組立時において、継手本体内にストッパーを配置する際には、段部及び係止部によってストッパーがスムーズに正しい姿勢に収まるため、組立性が向上できる。
本発明のストッパーは、蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管を係止するためのストッパーであって、 該ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、 前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とする。
本発明のストッパーにおいては、前記ストッパーを保持するリング状のホルダーをさらに備え、 前記ストッパーの隣り合う二つの抜け止め部の間が、前記ホルダーにセットされるセット部となっているものとすることができる。
本発明のストッパーにおいては、前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の外周側に当たる外周支持部が形成されているものとすることができる。
本発明のストッパーにおいては、前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の内周側に当たる内周支持部が形成されているものとすることができる。
本発明によれば、形状自由度が大きく、コルゲート管差込み時の挿入感に優れ、また抜け止め確認時の引き抜き力に対する必要な抗力を確保できる等の利点を有するストッパー、及び、そのようなストッパーを備えるコルゲート管用差込み継手を提供することができる。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明では、特に断らない限り、上下方向は図1等において矢印に示す方向を指すものとする。コルゲート管挿入方向は図の上から下に向かう方向であり、コルゲート管引き抜き方向は図の下から上に向かう方向である。また、コルゲート管用差込み継手の手前とは図の上側を指し、奥とは図の下側を指す。
図1は、本発明に係るコルゲート管用差込み継手の全体構成(施工前状態)を示す断面図である。
図2は、図1のコルゲート管用差込み継手のストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。
図3は、ストッパー本体を示す図である。(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は(A)のA方向から見た図である。
図4は、ホルダーを示す図である。(A)は正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。
図5は、図1のコルゲート管用差込み継手のリテーナを示す図である。(A)は正面図であり、(B)は(A)の側面一部断面図であり、(C)は(B)のA部拡大図である。
図6(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入中の状態を示す断面図であり、図6(B)は図6(A)のA部拡大断面図である。
図7(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入完了状態(仮固定状態)を示す断面図であり、図7(B)は図7(A)のA部拡大断面図である。
図8(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管接続完了状態(本固定状態)を示す断面図であり、図8(B)は図8(A)のA部拡大断面図である。
なお、図6〜図8に描かれているストッパーと、図1に描かれているストッパーとは全く同一の部材(図2参照)であるが、本実施の形態における説明の都合上、図6〜図8では図2(A)のB−B線断面が描かれており、図1では図2(A)のA−A線断面が描かれている。
まず、図1を参照して、コルゲート管用差込み継手の全体構成を説明する。
このコルゲート管用差込み継手1は、以下の主要部品を備えている。
(1)筒状の継手本体10。継手本体10は、コルゲート管端部が挿入される内孔11、及び、他の配管部材との接続部13を有する。
(2)継手本体10の内孔11のパッキン用内孔24内に配置されたパッキン30。
(3)継手本体10の内孔11の上内孔部21内下部に配置されたリテーナ40。
(4)継手本体10の上側にスライド可能に取り付けられたリテーナ押しスリーブ50。このリテーナ押しスリーブ50と継手本体10とは、ストップリング67で連結されている。
(5)継手本体10の内孔11の奥部に形成されているストッパー用内孔25内に配置されたストッパー70。
以下、各部の詳細を説明する。
まず、継手本体10について説明する。
継手本体10は、銅合金製(一例)の筒状体であって、コルゲート管端部が挿入される内孔11を有する。継手本体10の下端側には、外周面におねじ13aが切られた接続部13が形成されている。この接続部13は、他の配管部材(例えば前述した図14のチー103a等)にねじ込まれる。なお、このねじ込みの際には、接続部13の上側の工具係合部10a外周にスパナ等を係合し、継手本体10全体を回す。
継手本体10の内孔11は、段付きの円筒孔であって、上側から順に、上内孔部21、パッキン用内孔部24、ストッパー用内孔部25、奥側内孔部27、下内孔部29に大別される。
内孔11の上内孔部21は、最も大径であって、継手本体10の上端側に開口している。この上内孔部21の上部にはリテーナ押しスリーブ50の下側(スライドスリーブ部53)がスライド可能に内嵌され、そのスリーブ50の下にはリテーナ40が配置される。上内孔部21の上端寄り内周面には、上リング溝22及び下リング溝23がそれぞれ形成されている。
上リング溝22は、角溝22aと、この角溝22aの下端縁から下側に向けてすぼまるように形成されたテーパー溝22bとを有する。角溝22aには、図1の施工前状態において、ストップリング67が入り込んでいる。角溝22aの深さは、ストップリング67の芯線の径よりも小さい。一方、下リング溝23は、上リング溝22のテーパー溝22bの下方に形成されており、小径の上角溝23aと大径の下角溝23bとが段付き状に連なって形成されている。上角溝23aには、コルゲート管接続完了状態(図8参照)において、ストップリング67が入り込む。下角溝23bには、コルゲート管接続後の分解時(後述)にストップリング67が入り込む。上角溝23aの深さは、ストップリング67の芯線の径よりも小さく、下角溝23bの深さは、ストップリング67の芯線の径よりも大きい。
上内孔部21の奥側のパッキン用内孔部24は、上内孔部21よりも小径に形成されている。このパッキン用内孔部24内には、パッキン30が配置される。このパッキン用内孔部24の内周面には、内側に張り出した爪状の凸段部24aが形成されている。
パッキン用内孔部24の奥側のストッパー用内孔部25は、パッキン用内孔部24よりも小径に形成されている。このストッパー用内孔部25内には、ストッパー70が配置される。
ストッパー用内孔部25の奥側の奥側内孔部27は、ストッパー用内孔部25よりも小径に形成されている。この奥側内孔部27内には、コルゲート管Tの挿入・接続完了時(図7、図8参照)において、コルゲート管Tの端部が位置する。奥側内孔部27は、上内孔27aと、この上内孔27aの下端縁から下側に向けてすぼまるように形成されたテーパー孔27bとを有する。
奥側内孔部27の奥側の下内孔部29は、奥側内孔部27内のテーパー孔27bの下側に形成されており、継手本体10の下端側に開口するように形成されている。
次に、パッキン30について説明する。
パッキン30は、継手本体10の内孔11のパッキン用内孔部24内に配置されている。パッキン30は、リング状の気密パッキン31を備えている。この気密パッキン31は、NBR(ニトリルゴム)等製である。気密パッキン31は、コルゲート管Tの外周面とパッキン用内孔部24の内周面との間を密にシールする(図6〜図8参照)。気密パッキン31の上端には、真鍮等製のリング33が一体にモールド成形されている。このリング33は、平面部33aと、この平面部33aの内端から立ち上がった壁面部33bとを有する断面L型状である。リング33上には、リング状の耐火パッキン35が嵌め込まれている。この耐火パッキン35は、一例でNBRに膨張黒鉛を混成した材料から形成されている。耐火パッキン35は、火災時等に高温となったときに膨張変形して、コルゲート管T外面とパッキン用内孔部24との間を密にシールする。気密パッキン31は、その外面において、パッキン用内孔部24の凸段部24aに当たって係止されて抜け止めされている。なお、火災時には、耐火パッキン35が膨張するが、その奥側への移動はリング33と凸段部24aとの当接によって阻止され、耐火パッキン35のシール性を確保できる。
次に、リテーナ40について説明する。
リテーナ40は、継手本体10内の上内孔部21の下部に配置され、パッキン30の上側に位置している。図5にわかり易く示すように、リテーナ40は、プラスチック製のリテーナ本体41を備えている。リテーナ本体41は、リング部42と、このリング部42の下端縁に設けられた複数(この例では6つ)の分割片43とが一体形成されたものである。各分割片43は、リング部42の周方向に等間隔おきに形成されており、それぞれの間にスリット43aが存在する。各分割片43の端部には、真鍮等製の爪45がそれぞれ設けられている。各分割片43と各爪45とは、一体にモールド成形されている。各爪45の先端45aは、リング部42の半径方向内側に向けて張り出している。リテーナ本体41の各分割片43の外側には、外周テーパー面47が形成されている。各外周テーパー面47は、リング部42側に向けて内側にすぼまるように形成されている。各外周テーパー面47の下側は、ストレート面48となっている。
リテーナ40は、図1の施工前状態では、その自然な形である各分割片43が開いた形態をしており、各爪45の先端45aのなす円がコルゲート管Tの環状凸部の径より大きくなっている。この状態では、コルゲート管は、リテーナ本体41内側を挿通自在である。そして、図8のコルゲート管の接続完了時においては、各分割片43は、後述するリテーナ押しスリーブ50下端の内周テーパー面57によって内方向に押され、各爪45の先がすぼまる。この状態では、各爪45がコルゲート管Tの環状凹部を挟持しつつ、継手本体10にコルゲート管Tを固定する。
次に、リテーナ押しスリーブ50について説明する。
リテーナ押しスリーブ50は、継手本体10の上側に取り付けられている。このリテーナ押しスリーブ50は、一例で銅合金製である。リテーナ押しスリーブ50の上端部には、外周面側に張り出した張出部51が形成されている。張出部51の外径は、継手本体10の外径とほぼ等しく形成されている。リテーナ押しスリーブ50の張出部51の下側は、継手本体10の上内孔部21にスライド可能に内嵌されるスライドスリーブ部53である。
リテーナ押しスリーブ50の上端寄り内周面(張出部51の内側面)には、パッキン溝54が掘り込まれている。このパッキン溝54には、水密パッキン55が嵌め込まれている。この水密パッキン55は、リテーナ押しスリーブ50内面とコルゲート管T外面との間をシールする(図6〜図8参照)。
スライドスリーブ部53の下端内周縁には、内周テーパー面57が形成されている。この内周テーパー面57は、スライドスリーブ部53下端から軸方向上側に向けて内側にすぼまるように形成されている。前述した通り、この内周テーパー面57は、コルゲート管Tの接続完了時(図8参照)において、リテーナ40の外周テーパー面47と接触する。内周テーパー面57は、リテーナ40とコルゲート管Tとの中心位置合わせを行うとともに、リテーナ40を強固にコルゲート管Tに押し付ける役割も果たす。
スライドスリーブ部53の上端部(張出部51との境界段部付近)の一部には、同部53の側壁を内外に貫通する貫通孔58が開けられている。この貫通孔58内には、通気部材59が密に嵌め込まれている。通気部材59は、高分子ポリエチレン等製の微小多孔質材から形成され、気体は通すが固体や液体は通さない性質を有する。この性質により、例えば作業者の釘打ちミス等でコルゲート管に穴が開いた場合は、この穴から漏れたガスが、コルゲート管の金属管部とその外面に被覆された樹脂被覆C(図6〜図8参照)の間を通って継手1内部に流入し、リテーナ押しスリーブ50内から通気部材59を通って外部に放出されることとなる。このような場合に、継手1の外側から通気部材59付近にガス漏れ検知器を近づけることで、ガス漏れを検知することができる。
スライドスリーブ部53の上端側外周面には、位置決めカラー(スペーサ)60及び分解用リング61が着脱自在に嵌められている。位置決めカラー60と分解用リング61とは別体であって、位置決めカラー60の内側に分解用リング61が配置されている。位置決めカラー60は、樹脂等製のC型リング状部材である。位置決めカラー60は、リテーナ押しスリーブ50の張出部51下端と継手本体10上端との間に介在する。位置決めカラー60を外すと、リテーナ押しスリーブ50を継手本体10奥側(図1の下側)に向けてスライドさせることができる。分解用リング61は、樹脂等製のリング状部材であり、位置決めカラー60よりも厚みが薄く、また、一部が薄肉となった切り離し部が形成されている。分解用リング61は、コルゲート管の接続完了後に、継手1からコルゲート管を抜き取って分解する際に、切り離し部で切断して外側に広げて取り外す。
スライドスリーブ部53の外周面において、通気部材59の下側にはOリング溝62が掘り込まれている。このOリング溝62内には、Oリング63が嵌め込まれている。このOリング63は、スライドスリーブ部53と継手本体10の上内孔部21内面との間をシールする。さらに、スライドスリーブ部53の外周面において、Oリング溝62の下側にはストップリング溝65が掘り込まれている。このストップリング溝65内には、ストップリング67が係合している。ストップリング溝65の深さは、ストップリング67の芯線の径よりも大きい。
位置決めカラー60を外し、リテーナ押しスリーブ50を継手本体10奥方向にスライドさせると、ストップリング67がストップリング溝65内に押し込まれ、リテーナ押しスリーブ50が継手本体10内をスライドする。さらに、図8に示すように、ストップリング67が継手本体10の上内孔部21内面の下リング溝23にまでくると、ストップリング67自身が弾性で拡径して、継手本体10とリテーナ押しスリーブ50とが連結されて固定される。
次に、ストッパー70について説明する。
ストッパー70は、継手本体内孔11奥部のストッパー用内孔部25内に配置されている。このストッパー70は、コルゲート管挿入接続時において、コルゲート管端部の環状凹凸の通過時に音及び/又は感触により通過感を呈するとともに、リテーナ40によるコルゲート管T固定までの間の抜け止めの役割を果たす。図2に示すストッパー70は、大きく分けて、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった鋼等の金属線材からなるストッパー本体71と、このストッパー本体71を継手本体10の内孔11内の奥に向けて保持する樹脂製のホルダー75により構成される。このストッパー70(ストッパー本体71がホルダー75に支持されているストッパー)は、ストッパー本体71を単体で使用する場合に比べて、継手本体10に取り付ける際に安定した姿勢で配置できる。
図2及び図3に示すように、ストッパー本体71は、全体としてリング状であり、三次元的に折れ曲がった金属線材で成形されている。同ストッパー本体71は、山形に折れ曲がって内周側に突き出た複数の(この例では6つの)抜け止め部73と、隣り合う二箇所の抜け止め部73の間で外周側に折れ曲がったセット部74を備えている。各セット部74のうちの一つ(符号74′)は途中で切れているが、これは素材の金属線の切れ目である。この切れ目は切れた状態でも良いし、例えば点溶接等によりつなげた状態でも良い。
つなげた状態の方がより形状安定性に優れる利点を有する。 図1に示す継手1へのストッパー70の組み込み状態において、各抜け止め部73の先端73aは、継手本体10内のストッパー用内孔部25の奥方向(図1の下側)且つ内方向の斜め方向に延び出ており、ホルダー75内周面より内側に突き出ている。
このようなストッパー本体71は、形状自由度が大きく、コルゲート管差込み時の挿入感に優れ、温度変化による強度の変動が少ない。さらに、このようなストッパー本体71は、コルゲート管を通過させるとき、及び、コルゲート管がストッパーで抜け止めされていることを確認するためコルゲート管を引き抜こうとするときの最適な強度を、線材の径を変えたり抜け止め部の数を増減する等して容易に設定することができる。
図2及び図4に示すように、ホルダー75はリング状をしている。ホルダー75の下側端面には、ストッパー本体71の各セット部74が収められるセット部配置溝77と、各抜け止め部73の付け根付近が収められる抜け止め部配置溝78が形成されている。
セット部配置溝77は、ホルダー75の外周面側に開放されており、円周方向にほぼ等間隔おきに形成されている。但し、前述したセット部74′(切れ目のあるセット部)に対応するセット部配置溝77′は、他のセット部配置溝よりも長く形成されている。
抜け止め部配置溝78は、セット部配置溝77の両端それぞれから斜めに広がるように延びており、ホルダー75の内周面側に開放されている。
図4(B)にわかり易く示すように、抜け止め部配置溝78の溝底面78aは、ストッパー本体71の各抜け止め部73の突き出る方向に沿って傾斜したテーパー面となっている。図2に示すように、抜け止め部配置溝78の溝底面78a上には、抜け止め部73の付け根73b付近が当たって支持される。この溝底面78aのテーパーにより、各抜け止め部73の付け根付近が一定長さにわたって支持されるので、コルゲート管抜け止め確認時の引き抜き力が働いたときの各抜け止め部73の変形が抑えられることで、より高い引き抜き荷重を得ることが可能となる。
さらに、ホルダー75の内周端縁において、抜け止め部配置溝78の間には、それぞれ内周支持部79が形成されている。図4(B)にわかり易く示すように、各内周支持部79は、ホルダー75の内周端から半径方向外側に向けて断面L型の鉤状(爪状)に延び出ている。図2に示すように、内周支持部79の内側79aには、ストッパー本体71のセット部74の内周側が当たって支持される。また、セット部74が前述のセット部配置溝77つば部の下に潜り込む形でセットされるため、内径側に縮径する力と共に、軸方向(図2(A)の紙面垂直方向)にもストッパー本体71はホルダー75に拘束されている。したがって、ホルダー75との一体感が増し、継手への組み付けが容易になると共に、管挿入時の挿入力の安定化が計られ、引き抜き力作用時の拘束力を高めることになる。
次に、前述の構成を有するコルゲート管用差込み継手1の作用及び使用方法を、主に図6〜図8に基づき説明する。
図6(A)に示すように、コルゲート管Tを継手1のリテーナ押しスリーブ50の内孔を通して継手本体10内に挿入すると、コルゲート管Tの先端が、リテーナ押しスリーブ張出部51内側の水密パッキン55内→スライドスリーブ部53内→継手本体10内のリテーナ40内→継手本体10内のパッキン30内を順に通って、ストッパー70へと至る。コルゲート管Tをさらに押し込むと、図6(B)にわかり易く示すように、コルゲート管T先端の環状凸部T′がストッパー本体71の抜け止め部73に当たり、環状凸部T′の外周端部で押された抜け止め部73が奥側(継手本体10のストッパー用内孔部25底面側)に倒れるように弾性変形する。これにより、ストッパー70の内側で環状凸部T′の通路が確保されるため、コルゲート管Tの環状凸部T′はストッパー70を乗り越える。
次いで、図7(A)に示すように、コルゲート管Tの環状凸部T′がストッパー70内側を乗り越え、コルゲート管Tの先端が内孔11の奥側内孔部27内に至る。この状態では、ストッパー本体71の各抜け止め部73が元の状態に復帰している。各抜け止め部73が弾性で元に復帰する際に、コルゲート管Tを挿入している作業者には、抜け止め部73が跳ね返る、あるいはコルゲート管Tの外面をはじくような感触が伝わる、又は、抜け止め部73がはじく音が聞こえる等によって通過感が得られ、この通過感をもって環状凸部T′がストッパー70を通過したことを確認できる。
環状凸部T′が抜け止め部73を乗り越えた後は、図7(B)にわかり易く示すように、環状凹部T″(乗り越えた環状凸部T′の次の環状凹部)にストッパー抜け止め部73が入り込んで、抜け止め(仮固定)が実現される。コルゲート管Tのこれ以上の挿入は、管先端が奥側内孔部27に当たるので阻止される。但し、奥側内孔部27の内径や長さを変更することでコルゲート管の挿入深さは調節することが可能である。
ここで、コルゲート管Tの環状凸部T′がストッパー70を確実に乗り越えているか否かを確認するため、コルゲート管Tを軽く手前方向に引く。このとき、コルゲート管を引く力が、ストッパー70の各抜け止め部73からホルダー75を介してパッキン30に伝わる。そのため、ストッパー本体71の金属線がパッキン30に食い込んだりすることがなく、パッキン30の変形を防止できる。なお、引き抜きの際には、ストッパー本体71が金属線材製であり、所要の引き抜き抗力が確保できる。
次いで、リテーナ押しスリーブ張出部51下端と継手本体10上端との間に介在させている位置決めカラー60を外し(図7→図8参照)、リテーナ押しスリーブ50を継手本体10の奥側に向けてスライドさせつつ押し込む。すると、リテーナ押しスリーブ50に外嵌しているストップリング67が、継手本体10の上内孔部21内の上リング溝22において、角溝22aからテーパー溝22bへと滑りつつ押し縮められ、リテーナ押しスリーブ50と継手本体10との連結状態が一旦解除される。そして、図8に示すように、ストップリング67が継手本体10の上内孔部21内の下リング溝23にまで至ると、ストップリング67自身が弾性で拡径して下リング溝23の上角溝23aに入り込み、リテーナ押しスリーブ50と継手本体10とが再び連結される。
この際、リテーナ押しスリーブ50の下端内周縁の内周テーパー面57が、リテーナ40の各分割片43の外周テーパー面47を内側に押す。すると、リテーナ40の各分割片43が内径方向に縮まって、各爪45の先が徐々にすぼまっていき、最終的には、スライドスリーブ部53の内周テーパー面57と各分割片43の外周テーパー面47とが全面で接触した状態となり、各爪45がコルゲート管Tの環状凹部に係合する。この時点で、リテーナ40、リテーナ押しスリーブ50及びストップリング67によって、継手本体10からコルゲート管Tが抜き出し不能に固定(本固定)される。
なお、コルゲート管Tを継手1に接続した後で、同コルゲート管Tを抜き取らなければならないような場合には、図8において分解用リング61を切断して取り外し、リテーナ押しスリーブ50を継手本体10の奥側に向けてさらに押し込む。すると、ストップリング67が継手本体10の上内孔部21内の下リング溝23において、上角溝23aから下角溝23bに入り込み、ストップリング67がリテーナ押しスリーブ50のストップリング溝65内から外れる。これで、継手本体10とリテーナ押しスリーブ50との連結が解除され、コルゲート管Tを上側から抜き取ることができる。
以下、本発明に係るストッパーの他の形態について述べる。
図9は、本発明の他の実施の形態に係るストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。
図10(A)は図9のストッパーを備えるコルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入完了状態を示す断面図であり、図10(B)は図10(A)のA部拡大断面図である。
図11(A)は図9のストッパーを備えるコルゲート管用差込み継手のコルゲート管接続完了状態(本固定状態)を示す断面図であり、図11(B)は図11(A)のA部拡大断面図である。
図10及び図11に示す継手1′は、前述の継手1と比較して、以下の点で大きく異なる。
まず、継手本体10において、内孔11のストッパー用内孔部25内の上端内周縁に、内側に張り出した内孔段部26が形成されている。この内孔段部26の内端面は、奥に向けて内側にすぼまるように形成されたテーパー面26aとなっている(図10(B)、図11(B)参照)。
そして、図9にわかり易く示すように、ストッパー70′のホルダー75′には、その外周端に係止段部76が形成されている。係止段部76は、ホルダー75′の外周面に張り出すように、各セット部配置溝77の間に形成されている。係止段部76の外周面下側のほぼ半分は、奥に向けてすぼまるように形成されたテーパー面76aとなっている(図9(B)参照)。なお、ホルダー75′の抜け止め部配置溝78の底面には、前述とは異なりテーパーが形成されていないが、図4の例のようにテーパーを形成したものであってもよい。
これらストッパー用内孔部25内の内孔段部26と、ホルダー75′の係止段部76とは、ストッパー70′を継手本体10内の定位置に直接係止する係止部を構成する。図10及び図11に示すストッパー70′の組み込み状態において、係止段部76は、内孔段部26の下側に位置している。なお、継手1′の他の構成は、前述した継手1と同一である。
このような継手1′においては、コルゲート管Tの環状凸部T′がストッパー70′を確実に乗り越えているか否かを確認するため、コルゲート管Tを軽く手前方向に引いたとき、ホルダー75′の係止段部76がストッパー用内孔部25の内孔段部26に当たり、コルゲート管を引く力が内孔段部26に直接かかる。そのため、ストッパー70′のホルダー75′からその上側に配置されているパッキン30等へと力がかからない。したがって、パッキン30の変形を防止できる。
図12は、本発明の他の実施の形態に係るストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。
図12に示すストッパー80は、前述の図2、図9等に示すストッパー70、70′と比較して、ホルダー85の構成が異なる。ストッパー本体71については、前述のストッパー70、70′のものとほぼ同様である。
ストッパー80のホルダー85は、リング状をしている。このホルダー85の下側端面には、ストッパー本体71の各セット部74が収められるセット部配置溝87と、各抜け止め部73の付け根付近が収められる抜け止め部配置溝88が形成されている。前述したホルダー75のセット部配置溝77(図2や図9等参照)は、ホルダー75の外周面側に開放されていたが、このセット部配置溝87は、ホルダー85の下側端面に掘り込まれており(図12(B)参照)、円周方向にほぼ等間隔おきに形成されている(図12(A)参照)。抜け止め部配置溝88は、セット部配置溝87の両端それぞれから斜めに広がるように形成されており、ホルダー85の内周面側に開放されている。この抜け止め部配置溝88の溝底面88aは、前述と同様のテーパー面となっている。
このストッパー80は、ストッパー本体71の各セット部74の外周側が、ホルダー85のセット部配置溝87の外周側端面に当たって支持される。したがって、ストッパー本体71は、セット部74が外径側に拡がる力でホルダー85と一体化する。このようなストッパー80も、前述のストッパー70、70′と同様の作用を有する。なお、このストッパー80においても、図9に示すストッパー70′の係止段部76と同様に、ホルダー85の外周面に係止段部を形成することが可能である。
図13は、本発明の他の実施の形態に係るストッパー本体を示す図である。(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は(A)のA方向矢視図である。
図13に示すストッパー本体91は、4つの抜け止め部93と、隣り合う抜け止め部93の間のセット部94を備えるものである。このように、抜け止め部93の数が比較的少ないストッパー本体91は、コルゲート管を通過させるとき、及び、コルゲート管がストッパーで抜け止めされていることを確認するためコルゲート管を引き抜こうとするときの強度が小さくて済む場合に用いることが好ましい。このようなストッパー本体91についても、前述したようなホルダーと組み合わせることができる。この場合、ホルダーは、抜け止め部93の数(4つ)に応じた4つの配置溝が形成されたものを用いる。
以上、本実施の形態では、ストッパーについて、ストッパー本体の抜け止め部の数が4つ又は6つの場合について説明したが、これ以外にも、抜け止め部の数が3つや5つ、あるいはそれ以上等、必要に応じて選定することができる。そして、それらの場合には、抜け止め部の数に応じた配置溝を有するホルダーを組み合わせて用いることができる。また、ストッパー本体全体の折り曲げ形状等についても、他の様々の変形が可能である。さらに、例えばリテーナ押しスリーブのないタイプの継手においても、本発明のストッパー及びそれによる通過・抜け止め機構を応用することができる。
また、本実施の形態では、ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなる場合について説明したが、これ以外にも、二次元的に折れ曲がった
金属線材とすることができる。
本発明に係るコルゲート管用差込み継手の全体構成(施工前状態)を示す断面図である。 図1のコルゲート管用差込み継手のストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。 ストッパー本体を示す図である。(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は(A)のA方向から見た図である。 ホルダーを示す図である。(A)は正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。 図1のコルゲート管用差込み継手のリテーナを示す図である。(A)は正面図であり、(B)は(A)の側面一部断面図であり、(C)は(B)のA部拡大図である。 図6(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入中の状態を示す断面図であり、図6(B)は図6(A)のA部拡大断面図である。 図7(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入完了状態(仮固定状態)を示す断面図であり、図7(B)は図7(A)のA部拡大断面図である。 図8(A)は本コルゲート管用差込み継手のコルゲート管接続完了状態(本固定状態)を示す断面図であり、図8(B)は図8(A)のA部拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。 図10(A)は図9のストッパーを備えるコルゲート管用差込み継手のコルゲート管挿入完了状態を示す断面図であり、図10(B)は図10(A)のA部拡大断面図である。 図11(A)は図9のストッパーを備えるコルゲート管用差込み継手のコルゲート管接続完了状態(本固定状態)を示す断面図であり、図11(B)は図11(A)のA部拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るストッパー(ストッパー本体及びホルダー)を示す図である。(A)は奥側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るストッパー本体を示す図である。(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は(A)のA方向矢視図である。 建物のガス配管の例を模式的に示す図である。
符号の説明
1 コルゲート管用差込み継手 10 継手本体
11 内孔 13 接続部
21 上内孔部 22 上リング溝
23 下リング溝 24 パッキン用内孔部
25 ストッパー用内孔部 26 内孔段部
26a テーパー面 27 奥側内孔部
29 下内孔部
30 パッキン 31 気密パッキン
33 リング 35 耐火パッキン
40 リテーナ 41 リテーナ本体
42 リング部 43 分割片
45 爪 47 外周テーパー面
50 リテーナ押しスリーブ 51 張出部
53 スライドスリーブ部 55 水密パッキン
57 内周テーパー面 59 通気部材
60 位置決めカラー 61 分解用リング
63 Oリング 67 ストップリング
70、70′、80、 ストッパー 71、91 ストッパー本体
73、93 抜け止め部 74、94 セット部
75、75′、85 ホルダー
76 係止段部 76a テーパー面
77 セット部配置溝 78 抜け止め部配置溝
78a 溝底面(テーパー面) 79 内周支持部
76 係止段部 T コルゲート管
T′ 環状凸部 T″ 環状凹部

Claims (10)

  1. 蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管用の継手であって、
    前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
    該継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の外面に当接するパッキンと、
    同じく前記継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる爪を有し、前記継手本体に対して前記コルゲート管を固定するリテーナと、
    前記継手本体の内孔内の奥に配置された、前記コルゲート管端部が挿入されてその環状凹凸と係合し、前記リテーナによる前記コルゲート管固定までの間の抜け止めとなるとともに、環状凸部の通過時に音及び/又は感触によって通過感の生じるストッパーと、
    を具備し、
    前記ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、
    前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とするコルゲート管用差込み継手。
  2. 蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管用の継手であって、
    前記コルゲート管端部が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
    該継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の外面に当接するパッキンと、
    同じく前記継手本体の内孔内に配置された、前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる爪を有し、前記継手本体に対して前記コルゲート管を固定するリテーナと、
    前記コルゲート管が挿入される内孔を有し、前記継手本体の内孔内でスライド可能であって、奥方向へのスライドにより前記リテーナの爪を差し込ませるように該リテーナを押すリテーナ押しスリーブと、
    前記継手本体の内孔内の奥に配置された、前記コルゲート管端部が挿入されてその環状凹凸と係合し、前記リテーナによる前記コルゲート管固定までの間の抜け止めとなるとともに、環状凸部の通過時に音及び/又は感触によって通過感の生じるストッパーと、
    を具備し、
    前記ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、
    前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とするコルゲート管用差込み継手。
  3. 前記ストッパーを前記継手本体の内孔内において保持するリング状のホルダーをさらに備え、
    前記ストッパーの隣り合う二つの抜け止め部の間が、前記ホルダーにセットされるセット部となっていることを特徴とする請求項1又は2記載のコルゲート管用差込み継手。
  4. 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の外周側に当たる外周支持部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のコルゲート管用差込み継手。
  5. 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の内周側に当たる内周支持部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のコルゲート管用差込み継手。
  6. 前記継手本体の内孔面に、前記ホルダーを係止する段部が形成されており、
    前記ホルダーの外周端に、前記段部に当接可能な係止部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のコルゲート管用差込み継手。
  7. 蛇腹状の環状凹凸が外面に形成されたコルゲート管を係止するためのストッパーであって、
    該ストッパーは、全体としてリング状の三次元的に折れ曲がった金属線材からなり、その内周部には、前記継手本体の内孔の奥方向且つ内方向に向かう斜め方向に突き出た複数の部分が形成されていて、該部分は前記コルゲート管の環状凹部に差し込まれる抜け止め部となっており、
    前記コルゲート管を挿入する際に、該管の環状凸部で押された前記抜け止め部が前記奥方向に弾性変形し、環状凸部が前記抜け止め部を乗り越えた後には、該抜け止め部が弾性で元に復帰して前記通過感が生じるとともに、該抜け止め部が環状凹部に差し込まれて前記コルゲート管が抜け止めされることを特徴とするストッパー。
  8. 前記ストッパーを保持するリング状のホルダーをさらに備え、
    前記ストッパーの隣り合う二つの抜け止め部の間が、前記ホルダーにセットされるセット部となっていることを特徴とする請求項7記載のストッパー。
  9. 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の外周側に当たる外周支持部が形成されていることを特徴とする請求項8記載のストッパー。
  10. 前記ホルダーに、前記ストッパーのセット部の内周側に当たる内周支持部が形成されていることを特徴とする請求項8記載のストッパー。

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