JP2008035395A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の固体撮像装置と比較して、S/N比が高い画像信号を得ることができ、且つダイナミックレンジの広い固体撮像装置を提供する。
【解決手段】画素部10は、フォトダイオード110と、第1の電荷検出部301と、第2の電荷検出部302とを含む。第2の電荷検出部302は、第2のコンデンサ114と、ゲート電極にその閾値電圧より大きな電圧が印可され、フォトダイオードから第2のコンデンサ114へ電荷を転送する第2の転送トランジスタ112とからなる。本発明に係る固体撮像装置は、第2の転送トランジスタのゲート電極に常に一定のバイアス電圧を印可することで、フォトダイオード110に蓄積できない過大な信号電荷を第2のコンデンサ114に蓄積することができる。そして、フォトダイオード110に蓄積されている信号電荷と、第2の電荷検出部に蓄積されている信号電荷とを加算する。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像装置に関し、特にMOS型のイメージセンサの画像信号読出し部と駆動回路に関する。
図11は、従来から知られているMOS型固体撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。
図11に示す固体撮像装置は、行方向及び列方向にマトリクス状に配列される複数の画素部201と、垂直シフトレジスタ202と、複数の雑音抑圧回路203と、複数の列選択トランジスタ204と、水平シフトレジスタ205と、出力アンプ206とを備える。複数の画素部201の各々は、複数のMOSトランジスタと、フォトダイオードとを中心に構成され、電荷検出部207の電位に応じた信号を出力する。
垂直シフトレジスタ202は、同一行に配列されている画素部201を選択する。垂直シフトレジスタ202によって選択された画素部201は、画像信号を雑音抑圧回路203に出力する。雑音抑圧回路203は、画素部201から出力された画像信号に含まれる雑音を抑圧する。雑音が抑圧された画像信号は、水平シフトレジスタ205によって選択された列選択トランジスタ204と、出力アンプ206とを通じて外部へ出力される。
図11に示すような従来から知られている固体撮像装置では、1つの画素部201は、1つの電荷検出部207のみを備えているためダイナミックレンジが低く、且つ、S/N比を高くできないという問題がある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、電荷検出部207をリセットする前に、フォトダイオードから漏れ出る過剰な電荷を垂直信号線に読み出すための構成を備える固体撮像装置が開示されている。
図12は、特許文献1に開示されている固体撮像装置の構成を示す図である。図12に示す固体撮像装置は、画素210と、フォトダイオード211と、フローティングディフュージョン部212(以下、FD部212という)と、増幅トランジスタ213と、垂直信号線214と、リセットゲート215と、2つの雑音抑圧回路203a及び203bとを備える。
フォトダイオード211に蓄積されている電荷は、FD部212をリセットした後にFD部212に転送される。増幅トランジスタ213は、FD部212に転送された電荷に応じた電圧を垂直信号線214を通じて雑音抑圧回路203aに出力する。
ここで、入射光の強度が高く、入射光に応じた電荷の量が、フォトダイオード211が蓄積できる電荷の量に対して過大な場合、その過大な電荷はFD部212に溢れ出る。図12に示す固体撮像装置は、FD部212をリセットする前にこの溢れ出た電荷に応じた電圧を垂直信号線214を通じて雑音抑圧回路203bに出力する。同じ行に配列された画素210毎にこのような動作を行い、その後にこれらの画素210の各々に含まれるFD部212の各々をリセットする。
これにより、強度の高い光が入射した場合にも、フォトダイオード211から溢れた電荷によってFD部212が飽和することを防ぐことができ、且つ入射光量に対して直線的に変化する電圧を得ることができる。
特開2003−87665号公報
しかしながら、上記の従来の固体撮像装置は以下の4つの課題を有していた。
第1の課題として、各画素の各々は1つの信号電荷検出部のみを使用するため、大きなダイナミックレンジを得ることが困難であるということが挙げられる。第1の課題の主な原因として、信号電荷検出部には、電圧増幅度を高めるために小さい容量にて設計されたコンデンサが一般的に用いられることが挙げられる。そして、同一のコンデンサを用いてダイナミックレンジを拡大したとしても、図12に示す固体撮像装置は、2つの雑音抑圧回路のみを備えているため、二倍程度のダイナミックレンジしか得られない。
第2の課題として、従来から知られている固体撮像装置が検出できる光量は、フォトダイオードが生成した電荷がオーバーフローするまでの範囲、すなわちフォトダイオードの出力が飽和するレベルまでの範囲に限られるということが挙げられる。
第3の課題として、信号電荷検出部で検出した電荷がオーバーフローするまでの範囲までしかダイナミックレンジを拡大することができないということが挙げられる。
第4の課題として、例えば、絞りやシャッター速度を被写体の暗い部分に合わせた場合、被写体の明るい部分の光を受光するフォトダイオードが飽和するため、撮影された映像の一部が真っ白になることが挙げられる。このような場合、従来の固体撮像装置は、被写体に忠実な映像を得ることができない。
それ故に、本発明は、被写体に明度の低い部分が含まれる場合でも、高いS/N比を有する画像信号を得ることでき、且つ従来の固体撮像装置と比較した場合、広いダイナミックレンジを有する固体撮像装置を提供することを目的とする。また、本発明は、カラー画像を出力する固体撮像装置において容易に白バランスを調整することができる固体撮像装置を提供することも目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、固体撮像装置であって、行方向及び列方向にマトリクス状に配列される複数の画素と、画素の各々に電気的に接続される複数の垂直信号線と、水平信号線と、垂直信号線の各々に出力された信号を順に水平信号線に出力する水平選択回路とを備え、画素の各々は、入射光の強度に応じた電荷を蓄積するフォトダイオードと、フォトダイオードに蓄積された電荷を検出する第1の電荷検出部と、フォトダイオードの蓄積容量を超えて生成された電荷を検出する第2の電荷検出部と、第1の電荷検出部によって検出された電荷に応じて第1の画素信号を出力し、第2の電荷検出部によって検出された電荷に応じて第2の画素信号を出力する増幅部とを含むものである。
第2の発明は、第1の発明において、第1の電荷検出部は、第1の電荷蓄積部と、フォトダイオードから第1の電荷蓄積部へ電荷を転送する第1の転送トランジスタとを含み、第2の電荷検出部は、第2の電荷蓄積部と、ゲート電極にその閾値電圧より大きな電圧が印可され、フォトダイオードから第2の電荷蓄積部へと電荷を転送する第2の転送トランジスタと、第2の電荷蓄積部と増幅トランジスタとに接続される過大信号読み出しトランジスタとを含むものである。
第3の発明は、第2の発明において、ある行に整列する画素の各々から出力される第1の画素信号と、他の行に整列する画素の各々から出力される第2の画素信号とを加算し、加算された画素信号を出力する加算部を更に備えるものである。
第4の発明は、第2の発明において、ある行に整列する画素の各々から出力される第1の画素信号を保持する第1の信号保持部と、ある行に整列する画素の各々から出力される第2の画素信号を保持する第2の信号保持部とを含む雑音抑圧回路を更に備えるものである。
第5の発明は、第4の発明において、第1の信号保持部は、第1の電荷検出部によって検出された電荷に応じた電荷を蓄積する第1の信号保持キャパシタと、第1の信号保持キャパシタに蓄積されている電荷を出力する第1のスイッチとを含み、第2の信号保持部は、第2の電荷検出部によって検出された電荷に応じた電荷を蓄積する第2の信号保持キャパシタと、第2の信号保持キャパシタに蓄積されている電荷を出力する第2のスイッチとを含むものである。
第6の発明は、第5の発明において、第1及び第2のスイッチの各々は、第1及び第2の信号保持キャパシタに蓄積されている電荷の各々を同時に出力するように制御されることを特徴とするものである。
第7の発明は、第2の発明において、第1及び第2の転送トランジスタの各々に個別にパルスを供給する垂直シフトレジスタと、第1及び第2の転送トランジスタの各々に個別にパルスを供給する電子シャッター用垂直シフトレジスタとを更に備えるものである。
第8の発明は、第1〜7の発明において、画素の各々は、赤、青及び緑色のいずれか1つのカラーフィルタを更に含み、同じ色のカラーフィルタを含む画素毎に、第2の転送トランジスタのゲート電極に印可する電圧を制御するバイアス制御部を更に備えるものである。
本発明によれば、S/N比が高く、且つダイナミックレンジが広い固体撮像装置を実現することができる。
また、本発明によれば、赤、緑及び青色の光を検出する画素毎に、それらの画素の各々が備える複数の電荷検出部へ出力する電荷の分配基準レベルを変化させることができる。これにより、赤、緑及び青色の各々の光を検出する画素の各々の出力信号特性を均一にすることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置とその駆動方法について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成を説明する図である。図1に示す固体撮像装置は、行方向及び列方向のマトリクス状に配列される複数の画素部10と、画素の各々に電気的に接続される複数の垂直信号線11と、水平信号線12と、雑音抑圧回路13と、出力アンプ14と、加算回路15と、画素列を順に選択する水平選択回路(図示せず)とを備える。尚、図1では、1つの画素部10のみが示されているが、実際の本発明の固体撮像装置は、行方向及び列方向のマトリクス状に複数の画素部10が配列されている。
画素部10は、入射光の強度に応じた電荷を蓄積するフォトダイオード110と、フォトダイオード110に蓄積された電荷を検出する第1の電荷検出部301と、フォトダイオード110の蓄積容量を超えて生成された電荷を検出する第2の電荷検出部302と、リセットトランジスタ116と、第1の電荷検出部301の検出電荷に応じた信号と、第2の電荷検出部302の検出電荷に応じた信号とのそれぞれを垂直信号線11上に出力する増幅トランジスタ117と、バイアストランジスタ118と、アドレストランジスタ119とを含む。
第1の電荷検出部301は、増幅トランジスタ117のゲートに接続される第1のコンデンサ113と、フォトダイオード110から第1のコンデンサ113へと電荷を転送する第1の転送トランジスタ111とを含む。
また、第2の電荷検出部302は、第2のコンデンサ114と、フォトダイオード110から第2のコンデンサ114へと電荷を転送する第2の転送トランジスタ112と、第2の転送トランジスタ112のドレインと、増幅トランジスタ117のゲートとの間に接続される過大信号読み出しトランジスタ115とを含む。第2の転送トランジスタ112のゲートには、その閾値電圧より大きな電圧が印加されており、フォトダイオード110の蓄積容量を超えて生成された電荷は、第2の転送トランジスタ112を通じて、逐次、第2のコンデンサ114に蓄積される。尚、フォトダイオード110による蓄積電荷と、第1の電荷検出部301及び第2の電荷検出部302との関係の詳細については後述する。
雑音抑圧回路13は、サンプルコンデンサ120と、サンプルトランジスタ121と、クランプトランジスタ122と、信号レベル保持コンデンサ123とを含む。雑音抑圧回路13は、画素部10から出力された信号に雑音抑圧処理を施し、処理済みの信号を一時的に保持する。そして、雑音抑圧回路13は、水平選択回路(図示せず)による水平選択トランジスタ124の選択に従い、一時的に保持する信号を水平信号線12を介して出力アンプ14に出力する。
加算回路15は、1行分の画素信号を保持するラインメモリを含み、出力アンプ14から出力されるn行目の画素信号の各々をラインメモリに一時的に保持する。次に、加算回路15は、一時的に保持するn行目の画素信号の各々と、出力アンプ14から出力される(n+1)行目の画素信号との各々とを加算し、加算した信号を後段の回路等へ出力する。
ここで、フォトダイオード110の蓄積電荷と、第1の電荷検出部301及び第2の電荷検出部302との関係について、更なる詳細を説明する。
図2は、フォトダイオードと、第1及び第2の電荷検出部との電位の関係を示す模式図である。
フォトダイオード110は、第1の転送トランジスタ111のローレベル電位Vbによって規定される電位深さまで信号電荷を蓄積する。ただし、本実施形態においては、第2の転送トランジスタ112のゲート電極には、第2の転送トランジスタ112の閾値電圧より大きな電圧が印加されているので、第2の転送トランジスタ112のローレベル電位Vaは、第1の転送トランジスタ111のローレベル電位Vbより高い電位に保持されている。
したがって、フォトダイオード110には、第2の転送トランジスタ112のローレベル電位Vaによって規定される蓄積量の信号電荷Q1が蓄積され、当該蓄積量を超えて生成された電荷は、導通状態の第2の転送トランジスタ112を通じて、第2のコンデンサ114に蓄積される(電荷Q2)。尚、フォトダイオード110の蓄積容量(すなわち、Q1の大きさ)は、第2の転送トランジスタ112のゲートに印加される電圧に応じて可変である。この点については後述する。
図3は、図1に示される固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。より詳細には、図3には、図1の矢印で示される各部に供給されるパルスa〜iが並べて図示されている。以下、図3と図1とを併せて参照しながら、本実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を説明する。
初めに、nHラインに接続されている端子の各々にパルスa〜iの各々を加えるタイミングを説明する。
まず、アドレストランジスタ119にアドレスパルスaが供給されることによって、n行目の画素部10が選択される。n行目の画素部が選択された状態で、サンプルトランジスタ121のゲートと、クランプトランジスタ122のゲートと、リセットトランジスタ116のゲートとに、図3に示されるパルスb〜dのそれぞれを供給する。これにより、増幅トランジスタ117の雑音レベルが、クランプトランジスタ122に記憶される。
次に、第1の転送トランジスタ111のゲートにパルスfが供給されることによって、フォトダイオード110に蓄えられた信号電荷Q1は、第1のコンデンサ113に転送される。第1のコンデンサ113の電位変化に応じて、増幅トランジスタ117は、信号電荷Q1に対応する第1の画素信号を雑音抑圧回路13へ出力する。第1の画素信号は、雑音抑圧回路13内において、電荷として信号レベル保持コンデンサ123に蓄積される。
信号レベル保持コンデンサ123に電荷として蓄えられた第1の画素信号は、水平シフトレジスタ(図示せず)によって選択された水平選択トランジスタ124を通じて、出力アンプ14に出力される(図3の出力信号j)。
次に、(n+1)行目の画素部から画素信号を読み出すために、図3に示されるように、パルスa〜dが供給される。尚、(n+1)H行目の画素信号の読み出し動作においても、増幅トランジスタ117の雑音レベルをクランプトランジスタ122に記憶させるまでの処理(以下、暗時雑音抑圧処理という)は、上述したnHラインと同様であるので繰り返しの説明を省略する。
既に説明したように、第2の転送トランジスタ112のゲートには、所定のバイアス電圧(DC電圧)が常時印加されている。したがって、フォトダイオード110の蓄積容量を超える過大な信号電荷は、第2の転送トランジスタ112によって転送され、第2のコンデンサ114に蓄えられている。
(n+1)行目の画素部に含まれる過大信号読み出しトランジスタ115のゲートにパルスhを供給することによって、第2のコンデンサ114と増幅トランジスタ117のゲートとが導通する。したがって、増幅トランジスタ117は、第2のコンデンサ114の電位に応じた第2の画素信号を雑音抑圧回路13に出力する。第2の画素信号は、雑音抑圧回路13内において、信号電荷として信号レベル保持コンデンサ123に保持される。
信号レベル保持コンデンサ123に電荷として蓄えられた第2の画素信号は、水平シフトレジスタ(図示せず)によって選択された水平選択トランジスタ124を通じて出力アンプ14に出力される(図3の出力信号i)。
そして、加算回路15は、n行目の画素部から出力され、ラインメモリに一時的に保持される第1の画素信号と、(n+1)行目の画素部から出力された第2の画素信号とを加算し、加算した信号を後段の回路に出力する(図3の加算信号k)。
以上より、第1の実施形態に係る固体撮像装置は、図3に示すタイミングチャートに示される駆動方法に従って、フォトダイオード110内に蓄えられている信号電荷Q1と、フォトダイオード110の蓄積容量を超えて生成された信号電荷Q2とを、それぞれ異なるタイミングで独立して読み出すことができる。そして、加算回路15は、異なるタイミングで読み出された信号電荷Q1と、信号電荷Q2との各々に対応する画像信号を加算することができる。これにより、第1の実施形態に係る固体撮像装置は、1つのフォトダイオード及び1つの電荷検出部(すなわち、フローティングディフュージョンに相当する構成)によって規定されるダイナミックレンジよりも広いダイナミックレンジを得ることができる。
更に、図4を参照しながら、第1の実施形態に係る固体撮像装置の入射光量ー出力信号特性を制御する方法を説明する。
図4は、入射光量と出力信号との関係を示す図である。図4に示されるように、入射光量−出力信号特性は、折れ点を有する折れ線によって表される。ここで、折れ点は、フォトダイオードの蓄積容量によって規定される。図2で説明したように、本実施形態において、フォトダイオードの蓄積容量は、第2の転送トランジスタ112のローレベル電位、すなわち、第2の転送トランジスタ112のゲートに印可されている電圧の大きさ(図3のパルスiのレベル)によって変化する。
そして、第2の転送トランジスタ112のゲートに印加される電圧(パルスiのレベル)は、外部から任意の値に制御自在である。例えば、図2の例において、第2の転送トランジスタ112のゲート電位をVaからVcへと大きくすると、入射光量−出力信号特性は、図4の破線から実線へと変化する。すなわち、第2の転送トランジスタ112のゲート電位(パルスiのレベル)が大きくなるにつれて、折れ点によって示されるフォトダイオードの蓄積容量が低下する。
このように、第1の実施形態に係る固体撮像装置は、第2の転送トランジスタ112のゲート電位によって、フォトダイオード110の蓄積容量を調整することができるので、受光量に応じて、出力信号のダイナミックレンジを制御することが可能となる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る固体撮像装置では、フォトダイオード内に蓄積されている電荷を検出する第1の電荷検出部301と、フォトダイオードの蓄積容量を超えた過大な電荷を検出する第2の電荷検出部302とを備える。これにより、第1の実施形態に係る固体撮像装置は、フォトダイオードの蓄積電荷に応じた第1の画素信号に加えて、フォトダイオードから溢れ出した電荷に応じた第2の画素信号を出力することができるので、従来の固体撮像装置と比較して広いダイナミックレンジを得ることができる。
また、第1の実施形態に係る固体撮像装置は、フォトダイオード110から溢れた信号電荷を蓄積する第2のコンデンサ114を設けることにより、フォトダイオード110の受光量の飽和レベルよりも高い光量を検出できる。これにより、第1の実施形態に係る固体撮像装置は、強度の強い光を受光した場合でも、画素部10の出力が飽和することなく被写体に忠実な画像を得ることができる。
尚、第1の実施形態に係る固体撮像装置における第2の転送トランジスタ112は、必ずしもゲート電極を有する必要はなく、必要な電位を有するチャネルを形成することによっても同様の効果を得ることができる。これは、フォトダイオード110の周囲を囲んでいるチャネルストッパの一部の電位を他のチャネルストッパの電位よりも高くすることで容易に実現できる。
また、第1の実施形態では、信号電荷を蓄積するコンデンサが2個(第1のコンデンサ113及び第2のコンデンサ114)の場合について説明した。しかし、信号電荷を蓄積するコンデンサの数は、必ずしも2個でなくともよく、2以上の数のコンデンサを備えてもよい。これにより、本発明に係る固体撮像装置は、コンデンサの数に応じてダイナミックレンジを拡大することが可能である。
更に、第1の実施形態では、1つの増幅トランジスタを有する構成について説明したが、増幅トランジスタの数は必ずしも1つでなくともよく、信号電荷を蓄積するコンデンサの数にあわせて増幅トランジスタを設けても良い。
更に、本発明に係る固体撮像装置は、第1のコンデンサ113の容量と、第2のコンデンサ114の容量との比を変化させることによってダイナミックレンジを拡大することが可能である。一例として、第1のコンデンサ113の容量をより小さくし、第2のコンデンサ114の容量をより大きくすることが考えられる。
更に、本発明に係る固体撮像装置を3板式のカラーカメラに適応する場合、各色毎(赤、緑及び青)の画素の感度に応じて、各色毎の画素の第2の転送トランジスタ112の端子に印可するバイアス電圧を変化させることにより、白バランス処理後の色ずれを防ぐことができる。白バランス処理後の色ずれを防ぐ方法の詳細については、後述する。
更に、サンプルコンデンサ120の前段にカラムアンプを設けることにより信号電荷Q1と、信号電荷Q2との出力を切り替えてもよい。あるいは、ゲインの異なるカラムアンプをサンプルコンデンサ120の前段に設け、それらのカラムアンプをスイッチによって切り替えて使い分けてもよい。この方法を用いても、ダイナミックレンジを拡大することが可能である。
(第2の実施形態)
図5を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置とその駆動方法について説明する。図5は、第2の実施形態に係る固体撮像装置の構成を説明する図である。
図5に示す第2の実施形態に係る固体撮像装置の構成と、図1に示す第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成との相違点は、図1の加算回路15に代えて雑音抑圧回路内に加算回路に相当する構成を有している点である。
より具体的には、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、第1の電荷検出部301による検出電荷に応じた信号レベルを保持する第1の信号レベル保持コンデンサ128と、第2の電荷検出部302による検出電荷に応じた信号レベルを保持する第2の信号レベル保持コンデンサ129と、第1の信号レベル保持コンデンサ128に蓄積されている電荷を出力する第1のクランプトランジスタ130と、第2の信号レベル保持コンデンサ129に蓄積されている電荷を出力する第2のクランプトランジスタ131とを備えている。これらの構成を備えている点が、第1の実施形態に係る固体撮像装置との相違点である。したがって、第2の実施形態に係る固体撮像装置の説明において、図1に示す固体撮像装置と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
第2の実施形態に係る固体撮像装置の動作と、第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作との相違点は、次の通りである。第1の実施形態に係る固体撮像装置は、n行目と、(n+1)行目との2つの行の各々から出力される画素信号の各々を用いて広いダイナミックレンジを有する画像信号を生成していた。これに対し、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、1つの行のみを用いて、広いダイナミックレンジを有する画像信号を生成する点である。
より詳細には、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、第1のクランプトランジスタ130のゲートと、第2のクランプトランジスタ131のゲートとに同時にパルスを供給することによって、第1の信号レベル保持コンデンサ128と、第2の信号レベル保持コンデンサ129との各々に蓄積されている信号電荷を同時に出力することができる。これにより、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、第1の画素信号と、第2の画素信号とを加算することができる。
図6は、図5に示される固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。より詳細には、図6には、図5の矢印で示される各部に供給されるパルスa〜iが、並べて図示されている。以下、図6と図5とを併せて参照しながら、本実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を説明する。尚、本実施形態に係る固体撮像装置の増幅トランジスタ117の暗時雑音抑圧処理は、第1の実施形態に係る固体撮像装置と同様であるので繰り返しの説明を省略する。
図6に示すパルスaは、図5に示すアドレストランジスタ119のゲートに供給される。また、図6に示すパルスbは、サンプルトランジスタ121のゲートに供給される。アドレストランジスタ119と、サンプルトランジスタ121との各々のゲートに同時にパルスが供給されている期間に画素部10から第1又は第2の画素信号が読み出される。
図6に示す期間taにおいて、第1のクランプトランジスタ130のゲートにパルスeを供給した状態で、第1の転送トランジスタ111のゲートにパルスfを供給する。これにより、フォトダイオード110に蓄積されている信号電荷Q1が、第1の信号レベル保持コンデンサ128に読み出される。
次に、図6に示す期間tbにおいて、第2のクランプトランジスタ131のゲートにパルスgを供給した状態で、過大信号読み出しトランジスタ115のゲートにパルスhを供給する。これにより、第2のコンデンサ114に蓄積されている信号電荷Q2が、第2の信号レベル保持コンデンサ129に読み出される。
第1の信号レベル保持コンデンサ128と、第2の信号レベル保持コンデンサとのそれぞれに信号電荷Q1と、信号電荷Q2とが読み出された状態で、期間tbにおける時刻tで第1のクランプトランジスタ130と、第2のクランプトランジスタ131とのそれぞれのゲートにパルスeと、パルスgとのそれぞれのパルスを供給する。
これにより、図6に示す期間tcにおいて、第1の信号レベル保持コンデンサ128に蓄積されている第1の画素信号に対応する電荷と、第2の信号レベル保持コンデンサ129に蓄積されてい第2の画素信号に対応する電荷とを加算した信号電荷に対応する画素信号が、水平選択トランジスタ124を通じて出力アンプ14に出力される。出力アンプ126は、水平選択トランジスタ124を通じて出力された画素信号を出力する。
以上より、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、図6に示すタイミングチャートに示される駆動方法に従って駆動されることにより、第1の画素信号と、第2の画素信号とのそれぞれを第1の信号レベル保持コンデンサ128と、第2の信号レベル保持コンデンサ129とに独立して蓄積することができる。そして、本実施形態に係る固体撮像装置は、第1の信号レベル保持コンデンサ128に蓄積されている第1の画素信号に対応する電荷と、第2の信号レベル保持コンデンサに蓄積されている第2の画素信号に対応する電荷とを同一列毎に加算することができる。これにより、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、1つの行のみを用いて高いダイナミックレンジを有する信号を作成することができる。
更に、図7を参照しながら、第2の実施形態に係る固体撮像装置の入射光量―出力信号特性を制御する方法を説明する。
図7は、電子シャッター用垂直シフトレジスタを用いて、フォトダイオードの入射光量―出力信号特性の内、折れ点位置よりも高い領域の入射光量―出力信号特性を制御する方法を説明する図である。
第2の実施形態に係る固体撮像装置は、第2のコンデンサ114の容量を変化させることで、図7に示す入射光量―出力信号特性の内、折れ点より高いレベルの入射光量―出力信号特性を変えることができる。この理由は、第2のコンデンサ114の容量を変えると、第1のコンデンサ113の容量と、第2のコンデンサ114の容量との比が変化する。そして、第1のコンデンサ113と、第2のコンデンサ114との容量の比が変化すると、第1のコンデンサ113から出力される電圧と、第2のコンデンサ114から出力される電圧との増幅トランジスタ117におけるゲインの比が変化するためである。
以上説明したように、第2の実施形態に係る固体撮像装置では、フォトダイオード内に蓄積されている電荷を検出する第1の電荷検出部301と、フォトダイオードの蓄積容量を超えた過大な電荷を検出する第2の電荷検出部302とを備える。これにより、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、フォトダイオードの蓄積電荷に応じた第1の画素信号に加えて、フォトダイオードから溢れ出した電荷に応じた第2の画素信号を出力することができるので、従来の固体撮像装置と比較して広いダイナミックレンジを得ることができる。
また、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、フォトダイオード110から溢れた信号電荷を蓄積する第2のコンデンサ114を設けることにより、フォトダイオード110の受光量の飽和レベルよりも高い光量を検出できる。これにより、第2の実施形態に係る固体撮像装置は、強度の強い光を受光した場合でも、画素部10の出力が飽和することなく被写体に忠実な画像を得ることができる。
(第3の実施形態)
図8を参照しながら、第3の実施形態に係る固体撮像装置の入射光量―出力信号特性を制御する方法を説明する。
図8は、入射光量―出力信号特性の内、入射光量と、第1の画素信号及び第2の画素信号との各々の関係を独立して制御する方法を示す図である。
図9は、図8に示すように入射光量―出力信号特性を制御するためのタイミングチャートである。図9は、一例として、第1のフレーム(nフレーム)と、第2のフレーム(n+1)との2つのフレームを示している。
図9において、パルスaは、第1の転送トランジスタ111のゲートに供給される。パルスbは、第1の転送トランジスタ111のゲートと、リセットトランジスタ116のゲートとに供給される。パルスcは、過大信号読み出しトランジスタ115のゲートに供給される。パルスdは、過大信号読み出しトランジスタ115のゲートと、リセットトランジスタ116のゲートとに供給される。
パルスa及びパルスcは、垂直シフトレジスタ(図示せず)から出力される。パルスb及びパルスdは、電子シャッター用垂直シフトレジスタから出力される。
尚、電子シャッター用垂直シフトレジスタは必ずしもパルスbと、パルスdとの両方を出力する必要はなく、パルスbと、パルスdとの各々を異なる電子シャッター用垂直シフトレジスタが出力しても良い。
図9において、フォトダイオードが電荷を蓄積する時間は、第1の転送トランジスタ111のゲートと、リセットトランジスタ116のゲートとにパルスbが供給されてから、第1の転送トランジスタ111のゲートにパルスaが供給されるまでの時間t1となる。また、第2のコンデンサ114が電荷を蓄積する時間は、過大信号読み出しトランジスタ115のゲートと、リセットトランジスタ116のゲートとにパルスdが供給されてから、過大信号読み出しトランジスタ115のゲートにパルスcが供給されるまでの時間t2となる。
第3の実施形態に係る固体撮像装置は、電子シャッター用垂直シフトレジスタを用いて時間t1を制御することにより、図8に示す入射光量−出力信号特性の内、入射光量と第1の画素信号との関係を制御することができる。また、本発明に係る固体撮像装置は、電子シャッター用垂直シフトレジスタを用いて時間t2を制御することにより、図8に示す入射光量―出力信号特性の内、入射光量と第2の画素信号との関係を制御することができる。尚、入射光量と第1の画素信号との関係とは、入射光量に対するフォトダイオードの感度のことである。また、入射光量と第2の画素信号との関係とは、入射光量に対する第2のコンデンサ114の感度のことである。
ダイナミックレンジを制御する方法の一例として、例えば被写体の全体が暗い場合には、時間t1及びt2を長くすることで感度を高くすることができる。また、他の一例として、例えば被写体の全体が明るい場合には、時間t1及びt2を短くすることで被写体に忠実な画像を得ることができる。更に、他の一例として、暗い被写体の内、一部が明るい場合には、時間t1を長くし、時間t2を短くすることで被写体に忠実な画像を得ることができる。
より簡潔に説明すると、第3の実施形態に係る固体撮像装置は、フォトダイオードが受光した光に対して、フォトダイオード110の感度と、第2のコンデンサ114の感度とを独立して制御でき、且つ入射光量−出力信号特性の折れ点位置をも制御することができる。これにより、第3の実施形態に係る固体撮像装置は、広いダイナミックレンジを有することができ、コントラストの高い画像を撮影する場合でも、撮影した画像が白く飛ぶことを防ぐことができる。
(第4の実施形態)
次に、図10を参照しながら、第4の実施形態として、上記第1〜第3の実施形態に係る固体撮像装置にベイヤー配列のカラーフィルタを組み合わせた場合について説明する。図10は、各画素の各々にRGB(赤、緑及び青)の各々のカラーフィルタを組み合わせた固体撮像装置の一例を示す図である。
図10に示す固体撮像装置では、各画素の各々に色の異なるカラーフィルタが取り付けられているため、各画素の感度が異なる。そのため、各画素の後段に設けられている信号処理回路で各色の画素毎のゲインを制御して白バランスを調節する方法が、一般的に用いられている。
しかし、各色毎の画素の各々の入射光量―出力信号特性の折れ点が互いに同じ場合、一般的に用いられている方法を用いて白バランスを調節すると、色ずれが生じてしまう。
本発明に係る固体撮像装置は、図1及び4に示す第2の転送トランジスタ112に印可するパルスiのレベルを各色の画素毎に制御することにより、色ずれを生じさせることなく白バランスを調節することができる。
パルスiのレベルを制御する方法の一例として、例えば、色温度が3200Kの場合における白バランスの調節の方法を説明する。色温度が3200Kの場合、赤色の感度が一番高く、青色の感度が一番低くなる。したがって、赤色のフィルタを備える画素部10の第2の転送トランジスタ112に印可するパルスiのレベルを低く設定し、青色のフィルタを備える画素部10の第2の転送トランジスタ112の端子に印可するパルスiのレベルを高く設定すると、色ずれを生じさせることなく白バランスを調節することができる。
以下、各色の画素毎の第2の転送トランジスタ112の各々のゲートに供給するパルスiをそれぞれ、iR制御信号、iG制御信号及びiB制御信号と呼ぶこととする。
iR制御信号、iG制御信号及びiB制御信号は、被写体の色温度によって、自由に制御することができる。例えば、色温度検出トランジスタからのフィードバック信号によって制御しても良いし、画素部10の外部に接続されている信号処理回路から出力される赤色、緑色及び青色の各々に対応する信号の各々のレベルの差をフィードバックして制御しても良い。
本発明に係る固体撮像装置によれば、高いS/N比を有する画像信号を得ることができ、且つ広いダイナミックレンジを得ることができる。したがって、本発明に係る固体撮像装置は、特にデジタルカメラやデジタルスチルカメラなどの撮影機器の分野に有用である。
第1の実施形態に係る固体撮像装置を説明する図 フォトダイオード、第1及び第2の転送トランジスタの詳細な構成を説明する図 第1の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャート 第1の実施形態に係る固体撮像装置の入射光量ー出力信号特性を制御する方法を説明する図 第2の実施形態に係る固体撮像装置を説明する図 第2の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャート 第2の実施形態に係る固体撮像装置の入射光量ー出力信号特性を制御する方法を説明する図 第3の実施形態に係る固体撮像装置の入射光量ー出力信号特性を制御する方法を説明する図 第3の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャート 白バランスを適切に調節するための構成を示すブロック図 従来の固体撮像装置を説明する図 従来の固体撮像装置を説明する図
符号の説明
10 画素部
11 垂直信号線
12 水平信号線
13 雑音抑圧回路
14 出力アンプ
15 加算回路
21 雑音抑圧回路
110 フォトダイオード
111 第1の転送トランジスタ
112 第2の転送トランジスタ
113 第1のコンデンサ
114 第2のコンデンサ
115 過大信号読み出しトランジスタ
116 リセットトランジスタ
117 増幅トランジスタ
118 バイアストランジスタ
119 アドレストランジスタ
120 サンプルコンデンサ
121 サンプルトランジスタ
122 クランプトランジスタ
123 信号レベル保持コンデンサ
124 水平選択トランジスタ
125 水平信号線
128 第1の信号レベル保持コンデンサ
129 第2の信号レベル保持コンデンサ
130 第1のクランプトランジスタ
131 第2のクランプトランジスタ
301 第1の電荷検出部
302 第2の電荷検出部

Claims (8)

  1. 固体撮像装置であって、
    行方向及び列方向にマトリクス状に配列される複数の画素と、
    画素の各々に電気的に接続される複数の垂直信号線と、
    水平信号線と、
    前記垂直信号線の各々に出力された信号を順に前記水平信号線に出力する水平選択回路とを備え、
    前記画素の各々は、
    入射光の強度に応じた電荷を蓄積するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードに蓄積された電荷を検出する第1の電荷検出部と、
    前記フォトダイオードの蓄積容量を超えて生成された電荷を検出する第2の電荷検出部と、
    前記第1の電荷検出部によって検出された電荷に応じて第1の画素信号を出力し、前記第2の電荷検出部によって検出された電荷に応じて第2の画素信号を出力する増幅部とを含む、固体撮像装置。
  2. 前記第1の電荷検出部は、
    第1の電荷蓄積部と、
    前記フォトダイオードから前記第1の電荷蓄積部へ電荷を転送する第1の転送トランジスタとを含み、
    前記第2の電荷検出部は、
    第2の電荷蓄積部と、
    ゲート電極にその閾値電圧より大きな電圧が印可され、前記フォトダイオードから前記第2の電荷蓄積部へと電荷を転送する第2の転送トランジスタと、
    前記第2の電荷蓄積部と前記増幅トランジスタとに接続される過大信号読み出しトランジスタとを含む、請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. ある行に整列する画素の各々から出力される第1の画素信号と、他の行に整列する画素の各々から出力される第2の画素信号とを加算し、加算された画素信号を出力する加算部を更に備える、請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. ある行に整列する画素の各々から出力される第1の画素信号を保持する第1の信号保持部と、
    前記ある行に整列する画素の各々から出力される第2の画素信号を保持する第2の信号保持部とを含む雑音抑圧回路を更に備える、請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1の信号保持部は、
    前記第1の電荷検出部によって検出された電荷に応じた電荷を蓄積する第1の信号保持キャパシタと、
    前記第1の信号保持キャパシタに蓄積されている電荷を出力する第1のスイッチとを含み、
    前記第2の信号保持部は、
    前記第2の電荷検出部によって検出された電荷に応じた電荷を蓄積する第2の信号保持キャパシタと、
    前記第2の信号保持キャパシタに蓄積されている電荷を出力する第2のスイッチとを含む、請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1及び第2のスイッチの各々は、前記第1及び第2の信号保持キャパシタに蓄積されている電荷の各々を同時に出力するように制御されることを特徴とする、請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第1及び第2の転送トランジスタの各々に個別にパルスを供給する垂直シフトレジスタと、
    前記第1及び第2の転送トランジスタの各々に個別にパルスを供給する電子シャッター用垂直シフトレジスタとを更に備える、請求項2に記載の固体撮像装置。
  8. 前記画素の各々は、赤、青及び緑色のいずれか1つのカラーフィルタを更に含み、
    同じ色のカラーフィルタを含む前記画素毎に、前記第2の転送トランジスタのゲート電極に印可する電圧を制御するバイアス制御部を更に備える、請求項1〜7に記載の固体撮像装置。

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