JP2001245213A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001245213A
JP2001245213A JP2000051134A JP2000051134A JP2001245213A JP 2001245213 A JP2001245213 A JP 2001245213A JP 2000051134 A JP2000051134 A JP 2000051134A JP 2000051134 A JP2000051134 A JP 2000051134A JP 2001245213 A JP2001245213 A JP 2001245213A
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Juichi Yoneyama
寿一 米山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破壊読出し撮像素子を使用し、広いダイナミ
ックレンジを有する撮像装置を実現する。 【解決手段】 アレイ状に配列され入射光を蓄積して画
像情報信号に変換して出力する光電変換素子11および
該光電変換素子11から異なる蓄積時間の第1と第2の
画像情報信号群を読み出す読出し制御手段12,13を
有する撮像素子10と、前記第1と第2の画像情報信号
群をそれぞれ別個に記憶する記憶部23,33と、該記
憶部23,33に記憶された第1および第2の画像情報
信号群のいずれか一方の画像情報信号群出力レベルが予
め定められた適正レベル範囲内であるか否かを判定し、
判定された画像情報信号群に適正レベル範囲外の出力レ
ベルの画像情報信号がある場合には、他方の画像情報信
号群の対応する画像情報信号に置換して出力する画像信
号合成部40とを備えた撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
特に広いダイナミックレンジを有し例えば輝度差の大き
い画像等を的確に撮像することができる撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の一般的な撮像装置の概略
的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、
従来の撮像装置は、アレイ状に配列された複数の光電変
換素子2と読出し制御部3とを備えた撮像素子1と、記
憶処理部を構成するA/D変換部4と記憶部5、制御部
6、および信号処理部8とD/A変換部9とを備えた画
像表示部7等によって構成されている。
【0003】撮像素子1は、各光電変換素子2によって
入射光を対応する電荷に変換して蓄積する。入射光を対
応する電荷に変換して蓄積することを露光と言い、蓄積
する時間を露光時間と称する。蓄積された電荷を読出し
制御部3によって画像信号として順次時系列的に読み出
し、読み出された画像信号を順次A/D変換部4に供給
する。
【0004】A/D変換部4は、撮像素子1の読出し制
御部3から送出されるアナログ信号である画像情報信号
群をデジタル信号に変換する。記憶部5は、A/D変換
部4によってデジタル信号に変換された画像情報信号を
記憶する。
【0005】画像表示部7は、前記記憶部5から読み出
された画像情報信号を必要に応じて例えば信号処理部8
でγ補正、解像度補正や色度の補正等を行なう。D/A
変換部9は信号処理部8で得られた補正後のデジタル画
像情報信号をアナログ信号に戻し、図示しないCRT表
示装置や液晶表示器等の表示機構によって表示画像が再
現される。なお、制御部6は、上記各部に作動指令信号
あるいは作動条件等を示す信号を与え、各部の動作が上
述のように行なわれるよう制御する。
【0006】図5に示される撮像装置を、例えば、ビデ
オカメラに使用した場合、ある一定時間露光した後に読
出し動作に入るが、その時同時に次の画面の露光を行な
う。この露光時間は、通常のテレビジョン方式に採用さ
れているNTC方式では1/30秒になっている。ま
た、撮像装置に電子シャッタ機能を持たせ、露光時間を
通常より短くして使用する場合もあるが、このような場
合でも一連の画像信号を読み出すために必要な時間は通
常と変わらない。即ち、露光時間と対応して画像信号を
読み出すための読出し時間を短くすることは困難であ
り、読出し時間と露光時間との差の残りの時間の画像信
号はそのまま捨てられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の撮像装置に
おいては、1画面の露光動作によって得られる画像信号
をすべての光電変換素子2について1回だけしか読み出
さないため、撮像装置のダイナミックレンジを広くする
ことができないという問題点があった。これを図6を用
いて説明する。図6は、それぞれ異なった照度の入射光
を受ける光電変換素子A,B,C,Dの出力レベル、即
ち出力電圧値、と露光時間との関係を示す出力電圧−露
光時間特性グラフである。
【0008】図6に示されるように、例えば画像信号を
読み出すための露光時間を時刻0から時刻T1までとし
た場合、光電変換素子Aと光電変換素子Bの出力レベル
VA1,VB1は雑音レベルVNLを充分に越えてい
る。また、光電変換素子Cの出力レベルVC1も若干で
はあるが雑音レベルVNLを越えている。従って、光電
変換素子A,B,Cによる画像信号は的確に読み出すこ
とができる。しかしながら、光電変換素子Dの出力レベ
ルVD1は、雑音レベルVNLに達していないため、光
電変換素子Dによる画像信号を正確に読み出すことはで
きない。
【0009】逆に、露光時間を時刻0〜T1よりも長い
時刻0〜T2として画像信号を読み出すようにすると、
光電変換素子Dによる画像信号の出力レベルVD2は、
雑音レベルVNLを越えるようになり、時刻T1では読
み出すことができなかった光電変換素子Dによる画像信
号を読み出すことができる。また、光電変換素子B,C
による画像信号の出力レベルVB2,VC2も飽和レベ
ルVSAT以下であり、従ってこれらの光電変換素子B
およびCの画像信号も的確に読み出すことができる。し
かしながら、光電変換素子Aによる画像信号VA2は途
中で飽和しており、従って、光電変換素子Aによる画像
信号を正確には読み出すことができない。
【0010】即ち、露光時間が短いと、光の弱い、即ち
暗い領域では雑音レベルによって制限されるため光電変
換素子A〜Cの照度範囲の撮像しかすることができず、
また露光時間が長いと、光の強い、即ち明るい領域では
飽和レベルによって制限されるため光電変換素子B〜D
の照度範囲の撮像しかすることができない。従って、す
べての光電変換素子A〜Dの照度範囲を含むより広い照
度範囲にわたり的確に撮像を行なうことができないとい
う不都合があった。
【0011】即ち、従来の撮像装置では、入射光の強
い、即ち明るい領域では飽和レベルによって制限を受
け、入射光の弱い、即ち暗い領域では雑音レベルによっ
て制限を受けるため、撮像装置のダイナミックレンジを
広くすることができないという問題点があった。
【0012】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、より広範囲のレベルの入射光に対
し的確に撮像を行なうことができる、即ち広いダイナミ
ックレンジを有する撮像装置を実現することを目的とす
る。
【0013】本発明の他の目的は、撮像装置において、
被写体の移動の有無および明るさ等の状況に応じて最適
の露光条件を選択し、もって被写体条件の広範囲の変化
に対しても的確な撮像ができるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1の態様に係わる撮像装置では、アレイ状に
配列され入射光を蓄積して画像情報信号に変換し破壊読
出しで出力する複数の光電変換画素と、前記複数の光電
変換画素から互いに異なる第1および第2の蓄積時間で
蓄積した信号電荷に対応する第1および第2の画像情報
信号群を読み出す信号読出し制御手段と、前記第1およ
び第2の画像情報信号群に対応する信号をそれぞれ別個
に記憶する第1および第2の記憶手段と、前記第1およ
び第2の記憶手段に記憶された第1および第2の画像情
報信号群のいずれか一方の画像情報信号群の出力レベル
が予め定められたレベル範囲内であるか否かを判定する
判定手段と、前記第1および第2の画像情報信号群のい
ずれか一方または双方のレベルを変換して前記第1およ
び第2の画像情報信号群が共通の蓄積時間に相当するレ
ベルを持つようレベル変換を行なうレベル変換手段と、
前記判定手段により判定された画像情報信号群に前記レ
ベル範囲外の出力レベルの画像情報信号が検出された場
合には、他方の画像情報信号群の対応する画像情報信号
に置換して出力する画像信号合成手段とを設けた構成と
する。
【0015】このような構成に係わる撮像装置では、前
記判定手段によって、前記第1および第2の記憶手段に
記憶された第1および第2の画像情報信号群のいずれか
一方の画像情報信号群にその出力レベルが予め定められ
たレベル範囲内でない画像情報信号があるものと判定さ
れた場合には、前記画像信号合成手段が前記レベル範囲
外の出力レベルの画像情報信号を含む画像情報信号群と
は別の画像情報信号群に対応する画像情報信号に置換し
て出力する。また、前記第1および第2の記憶手段に記
憶された第1および第2の画像情報信号群は、前記信号
読出し制御手段によって互いに異なる蓄積時間で蓄積し
た信号電荷に対応するものであるため、それぞれの画像
情報信号群の取り得る出力レベル範囲が異なっている。
従って、一方の画像情報信号群に前記予め定められたレ
ベル範囲内にない画像情報信号がある場合は、他方の画
像情報信号群の対応する画像情報信号は前記予め定めら
れたレベル範囲内にある可能性が高くなる。従って、前
記判定手段により一方の画像情報信号群に前記レベル範
囲外の出力レベルの画像情報信号か検出された場合に、
前記画像信号合成手段によってその画像情報信号を他方
の画像情報信号群の対応する画像情報信号に置換して出
力することにより、前記レベル範囲外の広い範囲にわた
り的確に撮像を行なうことが可能になり、広いダイナミ
ックレンジを得ることができる。
【0016】この場合、前記判定手段は、前記第1およ
び第2の画像情報信号群の内、蓄積時間の短い方の画像
情報信号群の信号レベルが予め設定されたレベル以上で
あるか否か、または前記蓄積時間の長い方の画像情報信
号群の信号レベルが予め設定されたレベル以下であるか
否かを判定する機能を有すると好都合である。
【0017】前記第1および第2の画像情報信号群の
内、蓄積時間の短い方の画像情報信号群の下限はノイズ
レベルで決定される。従って、蓄積時間の短い方の画像
情報信号群の信号レベルが例えばノイズレベルあるいは
該ノイズレベルに近い予め設定されたレベル以上である
か否かを判定することにより、得られた画像情報信号群
が適切な撮像により得られたものであるか否かが判定で
きる。また、蓄積時間の長い方の画像情報信号群の信号
レベルは通常、回路の飽和レベルによって決定されるか
ら、蓄積時間の長い方の画像情報信号群の信号レベルが
この飽和レベルあるいは飽和レベルに近い予め設定され
たレベル以下であるか否かを判定することにより得られ
た画像情報信号群が適切な撮像によって得られたもので
あるか否かが判定される。従って、このような判定によ
って適切な範囲内にないものと判定された画像情報信号
を適切なレベル範囲内の対応する画像情報信号に置換し
て出力することにより前述のように広いダイナミックレ
ンジを実現することが可能になる。
【0018】また、前記判定手段は、前記レベル変換手
段により共通の蓄積時間に相当するレベルに変換された
双方の画像情報信号群のレベル差が予め設定されたレベ
ル以下であるか否かを判定する機能を有するものとする
こともできる。
【0019】このような判定により、被写体が静止物体
であるかあるいは移動物体であるかを知ることができ
る。従って、例えば双方の画像情報信号群のレベル差が
予め設定されたレベル以下である場合は、前記第1およ
び第2の蓄積時間の内長い時間の蓄積時間の画像情報信
号を採用して適切な撮像を行なうこともできる。これに
対して、前記双方の画像情報信号群のレベルさが予め設
定されたレベルより大きい場合は、短い蓄積時間に対応
する画像情報信号群または画像情報信号を採用すること
によりほぼ静止した移動物の画像を得ることもできる。
【0020】また、前記第1および第2の記憶手段は、
前記信号読出し制御手段によって読み出された第1およ
び第2の画像情報信号群を前記レベル変換手段により互
いに同じ蓄積時間に相当するレベルに変換した後に前記
第1および第2の画像情報信号群を記憶するよう構成す
ると好都合である。
【0021】あるいは、前記レベル変換手段は、前記第
1および第2の記憶手段から読み出した画像情報信号群
を互いに同じ蓄積時間に相当するレベルに変換して前記
信号合成手段に供給するよう構成することもできる。
【0022】第1および第2の画像情報信号群を予め同
じ蓄積時間に相当するレベルに変換した後に第1および
第2の記憶手段に記憶させておけば、該記憶手段から読
み出した画像情報信号群を使用して直ちに画像合成を行
なうことができ、構成および処理が単純化される。ま
た、第1および第2の記憶手段から読み出した後に画像
情報信号群を互いに同じ蓄積時間に相当するレベルに変
換する場合は、画像情報信号群の内必要な部分のみのレ
ベル変換を行なうよう構成することもでき、信号処理を
簡略化し処理速度を向上させることができる。
【0023】さらに、前記第1および第2の記憶手段に
記憶する前に、前記信号読出し制御手段によって読み出
された前記第1および第2の画像情報信号群をデジタル
信号に変換する第1および第2のA/D変換手段を備
え、該A/D変換手段の少なくとも一方にA/D変換利
得を設定変更可能な調整手段を設けることもできる。
【0024】この場合、前記第1および第2のA/D変
換手段の分解能が互いに異なるものとすることもでき
る。
【0025】前記第1および第2の記憶手段に記憶する
画像情報信号群をデジタル信号に変換する第1および第
2のA/D変換手段を使用し、これらA/D変換手段の
少なくとも一方のA/D変換利得を設定変更可能な調整
手段を設けることにより、第1および第2の画像情報信
号群を互いに同じ蓄積時間に相当するレベルに変換する
場合に、前記第1および第2の蓄積時間の比率が任意の
値であっても適切に対処することができる。
【0026】また、第1および第2のA/D変換手段の
分解能を互いに異ならせ、露光時間の違いによる出力レ
ベルの粗さを補正することによって、各蓄積時間によっ
て得られた画像情報信号の出力レベルの粗さを均一化す
ることができる。
【0027】また、相関二重サンプリング手段を更に設
けて、光電変換画素より出力される信号電荷からノイズ
成分を差分し第1および第2の記憶手段に出力すれば、
各画素で生ずる固定パターンノイズやランダムノイズを
減算することができ、これによって、SN比を向上させ
ることが可能となる。
【0028】また、本発明の第2の態様に係わる撮像装
置では、アレイ状に配列され入射光を蓄積して画像情報
信号に変換し破壊読出しで出力する複数の光電変換画素
と、前記複数の光電変換画素から、1画面分の読出し時
間内で第1の蓄積時間および該第1の蓄積時間より長い
第2の蓄積時間に分割し、該第1および第2の蓄積時間
に対応する第1および第2の画像情報信号群を読み出す
ための信号読出し制御手段と、前記信号読出し制御手段
によって読み出された第1および第2の画像情報信号群
をA/D変換し、かつ共通の蓄積時間に相当するレベル
に変換した後それぞれ記憶する第1および第2の記憶手
段と、前記判定手段によって、前記第1および第2の記
憶手段に記憶された第1および第2の画像情報信号群に
適正レベル範囲外の出力レベルの画像情報信号がある場
合には、他方の画像情報信号群の対応する画像情報信号
に置換して出力する画像信号合成手段とを設ける。
【0029】この場合、前記第1の記憶手段は前記読出
し制御手段により読み出された第1の画像情報信号群を
前記第1の蓄積時間に対する前記第2の蓄積時間の倍数
で乗算したものを記憶し、前記判定手段によって前記第
2の記憶手段に記憶された第2の画像情報信号群の出力
レベルが所定レベルを超えているものと判定された場合
に、前記画像信号合成手段は前記第1の記憶手段に記憶
された対応する画像情報信号を選択出力するよう構成す
ることもできる。
【0030】また、前記第1および第2の記憶手段に記
憶され、共通の蓄積時間に相当するレベルに変換した画
像情報信号群のレベル差が所定の値より大きい場合は、
前記画像信号合成手段は前記第1の記憶手段に記憶され
た画像情報信号を選択出力するよう構成することもでき
る。
【0031】あるいは、前記第2の記憶手段は、前記信
号読出し制御手段から読み出された第2の画像情報信号
群を前記第1の蓄積時間に対する前記第2の蓄積時間の
倍数で除算して記憶し、前記第1の画像情報信号群の内
に所定のノイズレベルより低い画像情報信号がある場合
には、第2の記憶手段に記憶された対応する画像情報信
号を選択出力するよう構成してもよい。
【0032】また、光電変換画素は垂直信号線に接続さ
れ、垂直信号線は2つに分岐して各々にサンプルホール
ド回路を配置し、各々のサンプルホールド回路はそれぞ
れ独立した水平信号線と接続され、一方の水平信号線は
第1の記憶手段と接続され、他方の水平信号線は第2の
記憶手段と接続されるように構成することもできる。
【0033】サンプルホールド回路には、各光電変換画
素から1フレームにおいて2度信号が読み込まれる。一
方の読出しで画素から暗信号が読み出される。これは固
定パターンノイズやランダムノイズによる信号である。
他方の読出しで画素から光電荷に対応する明信号が読み
出される。しかし、この信号にも一方の信号と同じ固定
パターンノイズやランダムノイズが含まれる。そして、
サンプルホールド回路では、一方の信号と他方の信号と
の差分処理を行う。換言すれば、サンプルホールド回路
とは、差分処理回路と言える。
【0034】このような構成とすれば、各画素で生ずる
固定パターンノイズやランダムノイズを減算することが
でき、これによって、SN比を向上させることが可能と
なる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
わる撮像装置につき説明する。図1は、本発明の1実施
形態に係わる撮像装置の概略の構成を示す。図1に示さ
れる撮像装置は、撮像素子10と、第1および第2の記
憶処理部20および30と、画像信号合成部40と、画
像表示部50と、制御部60とを備えている。
【0036】撮像素子10は、アレイ状に配列された複
数の光電変換素子11および第1と第2の信号読出し制
御手段12,13を備えている。第1の記憶処理部20
は、前記撮像素子10の第1の読出し制御部12からの
読出し信号を受けてデジタル信号に変換する第1のA/
D変換部21と、A/D変換部21の出力を所定の露光
時間に対応するレベルに変換する第1のレベル変換部2
2と、第1の記憶部23とを備えている。第2の記憶処
理部30は、前記撮像素子10の第2の読出し制御部1
3からの信号を受けてデジタル信号に変換する第2のA
/D変換部31と、A/D変換部31の出力を所定の露
光時間に対応するレベルに変換する第2のレベル変換部
32と、第2の記憶部33とを備えている。
【0037】また、画像信号合成部40は、前記第1の
記憶処理部20の記憶部23からの読出し出力および第
2の記憶処理部30の第2の記憶部33からの読出し信
号を受けるレベル判定部41と、該レベル判定部41の
判定に従って第1および第2の記憶部23,33のいず
れか一方の読出し信号を選択して出力する出力信号選択
部42を備えている。
【0038】また、画像表示部50は、出力信号選択部
42から供給された出力信号に必要なγ補正等を行なう
視覚補正部51と、該視覚補正部51から出力されたデ
ジタル映像信号をアナログ信号に変換するD/A変換部
52とを備えている。また、画像表示部50は、図示し
ないCRTディスプレイのような画像表示装置あるいは
プリンタ等を備えていてもよく、あるいはこれらの表示
装置またはプリンタ等を画像表示部50のD/A変換部
の出力に接続しても良い。また、視覚補正部51とD/
A変換部52との順序は逆でも良く、画像信号合成部4
0の出力をD/A変換部52で受けてアナログ信号に変
換し、その後視覚補正部51で視覚補正を行なってもよ
い。
【0039】制御部60は、上記各部に制御信号等を供
給して各部の動作を制御するものである。なお、前記第
1の記憶処理部20におけるレベル変換部22と、第2
の記憶処理部30におけるレベル変換部32は、一方の
みを設け、他方を省略することもできる。また、各レベ
ル変換部22,32を記憶部23および33の後に設
け、各記憶部23,33から読出したデータに対してレ
ベル変換を行なうよう構成することもできる。
【0040】図1の構成において、撮像素子10は、各
光電変換素子11によって入射光に応じた電荷を蓄積し
て画像信号に変換すると共に、それぞれの画素に対し第
1と第2の読出し制御部12,13によって蓄積時間が
短い画像信号(以下、「短露光時間信号」と称する)、
および露光が長い画像信号(以下、「長露光時間信号」
と称する)をそれぞれ並列に読み出す。
【0041】第1の記憶処理部20は、撮像素子10の
第1の読出し制御手段12から出力された、アナログ信
号である短露光時間信号を第1のA/D変換部21でデ
ジタル信号に変換し、第1のレベル変換部22を経て、
第1の記憶部23に記憶させる。また、第2の記憶処理
部30は、撮像素子10の第2の読出し制御部13から
読み出された、アナログ信号である長露光時間信号を第
2のA/D変換部31でデジタル信号に変換し、第2の
レベル変換部32を経て第2の記憶部33に記憶させ
る。そして、第1および第2のレベル変換部22および
32は、各A/D変換部21および31から供給され
る、互いに異なる蓄積時間によって得られた短露光時間
信号と長露光時間信号を、同一の蓄積時間とした場合
に、各画像信号が取り得る出力レベルに演算することに
よってレベル変換を行なう。従って、各記憶部23,3
3に記憶された画像信号は互いに同じ蓄積時間とした場
合に得られる信号レベルを有する信号となる。但し、記
憶部23,33に記憶される各画像信号の出力レベルの
比を予め定められた所定の比率にしておくこともでき
る。また、各レベル変換部22,32の前段のA/D変
換部21,31の利得と合わせてレベル変換を行なうよ
うにすることもできる。
【0042】画像信号合成部40の、レベル判定部41
は、前記第2の記憶部33に記憶された長露光時間信号
の画像信号の出力レベルが飽和しているか否か、あるい
は第1の記憶部23に記憶された短露光時間信号の画像
信号の出力レベルがノイズレベル以上か否かを判定す
る。あるいは、レベル判定部41は、第1および第2の
記憶部23,33から読み出した画像信号の差を演算し
てその差が所定値以上であるか否かを判定し、被写体の
動きを検出することもできる。
【0043】出力信号選択部42は、このようなレベル
判定部41の判定結果に基づき第1および第2の記憶部
23,33からの読出し信号の内いずれか一方の信号を
選択して画像表示部50に出力する。出力信号選択部4
2は、後に詳細に説明するように種々の方法で信号選択
を行なうことができる。例えば、出力信号選択部42
は、記憶部33から読み出された長露光時間の信号を主
信号として採用して通常出力し、該長露光時間信号群の
出力の内出力レベルが飽和した画像信号のみを記憶部2
3から読み出した対応する画素の短露光時間の画像信号
で置き換えて出力することができる。
【0044】あるいは、出力信号選択部42は、記憶部
23から読み出した短露光時間の画像信号を主信号とし
て通常出力し、該短露光時間の画像信号群の内規定のノ
イズレベル以下の信号を記憶部33から読み出した対応
する画素の長露光時間信号に置き換えることもできる。
【0045】あるいは、出力信号選択部42は、主信号
として例えば、記憶部33から読み出した長露光時間信
号群を採用し、記憶部23から読み出した短露光時間信
号群と記憶部33から読み出した長露光時間信号群との
差が所定値より大きい画素については短露光時間信号に
置き換えることもでき、この場合は移動物のほぼ静止し
た画像を得ることができる。
【0046】次に、画像表示部50は、前記画像信号合
成部40の出力信号選択部42から与えられた画像信号
を視覚補正部51によって、必要に応じてγ補正、解像
度補正、色度の補正、その他を行ない、D/A変換部5
2でアナログ信号に変換した後、図示しないCRTディ
スプレイ装置や液晶表示装置等の表示機構によって画像
を表示する。あるいは、画像表示機構としては、プリン
タ等を使用することもできる。また、視覚補正部51と
D/A変換部52とは順序を逆に配置しても良く、例え
ばD/A変換部52によってアナログ信号に変換した後
の信号に対して視覚補正を行なうこともできる。
【0047】制御部60は、以上の各部に駆動信号、動
作指令信号、タイミング信号、その他を与え、上記各部
の動作を制御する。
【0048】次に図2を参照して図1の撮像装置の動作
をさらに具体的に説明する。図2は、それぞれ異なった
照度の入射光即ち画像光を受ける光電変換素子A,B,
C,Dから出力される短露光時間および長露光時間の画
像信号の出力レベル、即ち出力電圧VA1,VA2;V
B1,VB2;VC1,VC2;VD1,VD2と露光
時間との関係を示す出力電圧−露光時間特性グラフであ
る。なお、各光電変換素子A,B,C,Dは、図1にお
いて参照数字11で総称的に示された光電変換素子群に
含まれるものである。
【0049】本発明においては、各光電変換素子として
破壊読出しのものを想定しているため、前記短露光時間
信号と長露光時間信号とを順次読み出すようにする。即
ち、1画面分の読出し時間内で、露光時間を0からT1
までの短露光時間と、それより例えば64倍長い長露光
時間、即ちT1〜T2、に分割する。
【0050】まず、短露光時間信号の読出しを行なうた
め、時刻T1において、制御部60から撮像素子10に
読出し命令を与え、光電変換素子A,B,C,Dが時刻
0〜T1まで入射光を蓄積して得られた画像信号即ち短
露光時間信号を読出し制御部12によって読み出す。そ
して、読み出した短露光時間信号群を記憶処理部20に
おいて、A/D変換部21によりデジタル信号に変換
し、レベル変換部22により例えば64倍して記憶部2
3に記憶させる。この読出し動作により、光電変換素子
A,B,C,Dの電荷はリセットされてゼロになり、再
び画像電荷の蓄積を開始する。なお、レベル変換部22
において、入力信号を64倍する動作は、A/D変換部
21から出力された信号を例えばシフトレジスタにより
6ビットシフトすることによって行なわれる。
【0051】各光電変換素子A,B,C,Dの電荷は時
刻T1から蓄積を開始し時刻T2まで蓄積される。そし
て、時刻T2において長露光時間信号を読み出すため、
制御部60から撮像素子10に読出し命令を与える。こ
れによって、前記光電変換素子A,B,C,Dが時刻T
1からT2まで入射光を蓄積して得られた画像信号、即
ち長露光時間信号が第2の読出し制御部13によって読
み出される。読出し制御部13から出力された長露光時
間信号群は記憶処理部30において、A/D変換部31
によりデジタル信号に変換され、記憶部33にそのまま
のレベルで記憶される。
【0052】即ち、この場合には、前記第1のレベル変
換部22において、短露光時間信号を64倍して記憶部
23に記憶しているから、第2のレベル変換部32は省
略しあるいはレベル変換動作を行なわないものとするこ
とができる。
【0053】以上の動作によって、記憶部23および記
憶部33に記憶された画像信号群は共通の蓄積時間、即
ち長露光時間T1〜T2に対応するレベルに揃えられて
いる。なお、時刻T2において各光電変換素子A,B,
C,Dに蓄積された入射光に応じた電荷はリセットされ
各光電変換素子A,B,C,Dの蓄積電荷はゼロとな
る。
【0054】このようにして各記憶部23,33に蓄積
された短露光時間信号と長露光時間信号とは画像信号合
成部40において、レベル判定部41によって所定のレ
ベル範囲内にあるか否かが判定され、その判定結果に基
づき出力信号選択部42が記憶部23,33のいずれか
一方の読出し信号を出力する。レベル判定部41の判定
は、この場合は、例えば、第2の記憶部33から読み出
した長露光時間信号が飽和レベルを越えているか否かを
判定し、もし越えておればその画素に対応する記憶部2
3からの読出し信号を出力する。図2の例では、光電変
換素子Aの長露光時間信号VA2が所定の飽和レベルV
SATに達しているため、この光電変換素子Aについて
は短露光時間信号VA1を64倍したものを使用する。
【0055】これによって、一般に長露光時間の信号は
短露光時間の信号に比べてS/Nが良好であるため、長
露光時間の信号を主信号とし、飽和した光電変換素子の
み短露光時間の信号で置換することにより、撮像装置の
ダイナミックレンジを拡大しかつ良好な画像を得ること
ができる。
【0056】なお、前記長露光時間信号が飽和レベルに
達していないかどうかを判定する場合には、記憶部33
から読み出したデジタル化された長露光時間信号が、量
子化誤差等を考慮して予め定められた規定飽和レベルを
越えているか否かで判定する。
【0057】この結果、光電変換素子A,B,C,Dか
ら出力されるすべての画像信号を正確に読み出すことが
でき、撮像装置のダイナミックレンジを64倍拡大する
ことができる。従って、撮像素子10が本来有するダイ
ナミックレンジを、例えば、1000倍(60デシベ
ル)とした場合、撮像装置全体としては64000倍
(96デシベル)のダイナミックレンジを得ることがで
きる。
【0058】ところで、図2を用いて説明した撮像装置
の動作は、1画面分のみの説明であり、実際のビデオカ
メラ等では、この1画面が順次連続することになる。即
ち、通常のテレビジョンの走査時間は、1画面分の読出
し時間が例えば1/30秒と規定されており、本発明に
おいてもこの時間内に短露光時間信号と長露光時間信号
の双方の信号を読み出す必要がある。しかしながら、前
記従来の技術において説明したように、露光時間を短く
しても光蓄積時間と対応して画像信号を読み出すための
読出し時間を短くすることは難しく、1画面中で短露光
時間の画面と長露光時間の画面を個別の2回に分けて読
み出すことは困難である。このため、短露光時間画像信
号の読出し動作と、長露光時間画像信号の読出し動作と
は時間的に位相をずらして行ない、読み出した信号をそ
れぞれ第1と第2の記憶部23,33に記憶させてお
き、これら記憶部23,33から信号を読み出す時に位
相を揃えるよう構成すればよい。
【0059】従来の撮像素子においては、アレイ状に配
置された各行の画素を読み出して、一時蓄積手段に画像
信号を一時的に記憶させ、水平走査回路を走査して一時
蓄積手段に記憶されている信号を順次時系列的に読み出
していた。各画素は一時蓄積手段に記憶させた後は一旦
リセットされ、次の画面の画像情報を蓄積を開始する。
各行を一回りして再度同一行に戻って来るまでの時間が
標準的な露光時間であった。本発明においては、一時蓄
積手段を2組設け、即ち記憶部23,33を設け、各行
を一回りして来る途中で、当該行をもう一度読み出すこ
とができるようにしている。
【0060】従来の走査方式として日本における標準テ
レビジョン方式のNTSC式方式では、飛越し走査方式
が採用されており、撮像素子においてはまず第1行目の
信号を読み出した次は第3行目、その次は第5行目、…
のようにまず奇数行目を順次読み出して最後の行迄読み
出し、奇数フィールドの読出し信号を得る。次に、第2
行目、第4行目、第6行目、…というように偶数行目を
順次読み出し、偶数フィールドの読出し信号を得る。
【0061】このようにして1画面分の画素を読み出し
た後に再度第1行目に戻る。以上のようにして元の行に
戻ってくるまでの時間は1/30秒となっており、この
時間が標準的な露光時間である。各行の読出し時間は、
水平同期信号の周期の63.5マイクロ秒となってい
る。さらに詳細には、水平同期信号の周期である63.
5マイクロ秒の一部は、水平帰線期間として利用されて
おり、この間は画像信号はない。この水平帰線期間を利
用し、各画素の電荷を一時蓄積手段に一時記憶させ、一
時記憶された信号を水平読出し期間に順次時系列的に読
み出すようになっている。
【0062】このような従来の走査方式に対し、本発明
においても、同様に奇数フィールドにおいては、第1行
目、第3行目、第5行目、…のように奇数行目を順次読
み出す。但し、本発明では、第17行目を読み出す時に
再度第1行目を読み出す。即ち、水平帰線期間の前半で
1行目を読み出して、第1の一時蓄積手段に記憶し、さ
らに、水平帰線期間の後半で17行目を読み出して第2
の一時蓄積手段に記憶する。そして、水平読出し期間で
は、前記第1と第2の一時蓄積手段に記憶されている信
号を同時に読み出して、それぞれ第1の記憶部23と第
2の記憶部33に記憶させる。
【0063】このようにすると、最初に1行目を読み出
し、次に17行目と同時に1行目を読み出すまでの1行
目の画素の蓄積時間は水平同期信号クロック8個分であ
るので、 8×63.5マイクロ秒=508マイクロ秒 となり、これが短露光時間信号となる。
【0064】また、最初に1行目を読み出し、再度1行
目に戻ってくる時間は、最初からは、1/30秒(3
3,333マイクロ秒)後であるが、途中で一度読み出
されているので蓄積時間は 33,333−508=3
2,825マイクロ秒となり、これが長露光時間信号と
なる。
【0065】従って、長露光時間信号と短露光時間信号
との比は、 32825/508=64.6 となる。
【0066】以上の動作を繰り返して、3行目と19行
目、5行目と21行目、…を順次読み出す。さらに、偶
数フィールドでは、2行目と18行目、4行目と20行
目、…を同時に順次読み出すことにより約1対64の露
光時間の比の1画面分の短露光時間と長露光時間の画像
信号が得られる。露光時間の比の端数は後述のようにA
/D変換部のゲインの微調整で補正し、結果として1対
64の比を得ることができる。
【0067】また、別の実施形態として、奇数フィール
ドでは、例えば、1行目と33行目、3行目と35行
目、…を同時に順次読み出し、偶数フィールドでは2行
目と34行目、4行目と36行目、…を同時に順次読み
出す。この場合は、短露光時間と長露光時間の露光時間
比が1対31.8となり、端数をA/D変換部のゲイン
で調整して1対32の比率の画像を得ることができる。
なお、NTSC方式以外の方式、例えば、HDTV、P
AL方式においても同時に読み出す行の組合わせを変え
ることにより同様に適切な比を持った画像信号を得るこ
とができる。
【0068】このようにして第1および第2の記憶部2
3,33に記憶された信号を順次読み出す。前述のよう
に、第1および第2の記憶部23,33に記憶する時に
は、例えば17行目と1行目と言うように異なった画素
の信号を記憶させており、同一画素の信号が同時に記憶
されるのではない。即ち記憶時には位相がずれている。
これに対し、記憶部23,33に記憶された短露光時間
信号と長露光時間信号を読み出す時には位相を揃えて、
即ち対応する同一の画素の信号を同時に読み出す。位相
がずれて記憶された信号を位相を揃えて読み出すこと
は、汎用の半導体メモリ(RAM)を使用しても容易に
達成できるが、最近では画像処理用としてこの種の動作
が特に容易な半導体メモリも市販されている。
【0069】以上のようにして記憶部23,33から読
み出された信号に基づき、前述のように画像信号合成部
40においてレベル判定および出力信号選択が行なわ
れ、広いダイナミックレンジにわたり適切に入射光のレ
ベルに対応した画像信号を得ることができる。
【0070】以上説明した実施形態では、長露光時間信
号群の出力を主信号として、採用し、出力レベルが飽和
した信号、例えば図2の信号VA2、のみを対応する短
露光時間の信号、例えばVA1、によって置換する構成
とした。このような構成によって、一般的には、長露光
時間の信号は短露光時間の信号に比べてS/Nが良く、
良好な画質が得られるため、高画質かつ広いダイナミッ
クレンジを有する撮像装置が実現できる。
【0071】これに対し、短露光時間の画像信号を主信
号とする構成も考えられる。例えば、撮像時に手振れ等
が生じた場合等には、露光時間が長い方が手振れ等によ
る影響が大きく現れるため、短露光時間の画像信号を主
信号とした方が手振れ等の影響が少なく良好な画質が得
られる。このような場合には、主信号である短露光時間
信号がノイズレベルを越えているか否か、即ち第1の記
憶部23の出力レベルが、量子化雑音等を考慮して予め
定められた規定ノイズレベル以上か否かを判定し、規定
ノイズレベル以下の信号を長露光時間信号に置換する。
【0072】この時は、第2の記憶処理部30における
第2のレベル変換部32によって長露光時間信号を1/
64倍に演算して第2の記憶部33に記憶させておく。
そして、第1の記憶部23の出力レベルが規定ノイズレ
ベル以下の画像信号を、第2の記憶部33から読み出し
た対応する画像信号と置き換えることによりダイナミッ
クレンジを拡大し、しかも手振れ等の影響が少なくなっ
た良好な品質の画像を得ることができる。図2の例で
は、短露光時間の画像信号VD1がノイズレベル以下で
あるので、対応する長露光時間の画像信号VD2を1/
64倍にして置換する。
【0073】なお、撮像装置の手振れ等を検出する方法
としては、例えば撮像して得られた画像の周辺部即ちエ
ッジの画像信号で判定する方法や、加速度センサや角速
度センサ等で検出する方法が知られており、これらの方
法を使用して、あるいは露光時間の長短により、主信号
を自動あるいは手動で短露光時間信号と長露光時間信号
に切り換えて採用してもよい。
【0074】以上から明らかなように、長露光時間信号
を主信号としても、また短露光時間信号を主信号として
も、撮像装置のダイナミックレンジを拡大することがで
きる。
【0075】以上までの説明では、レベル判定部41
(図1)は、飽和している画素あるいはノイズレベル以
下の画素の検出を行なうものとして説明した。レベル判
定部41は、このような機能のみではなく、短露光時間
信号と長露光時間信号の差を求める機能をもたせること
ができ、これによって移動物体の検出機能等を実現する
ことでがきる。
【0076】即ち、静止物を撮像した場合には、短露光
時間場面と長露光時間画面には同一の画像が撮像されて
おり、両方の画像信号が等しいので、その差を演算する
とゼロになるが、移動物体の場合は、短露光時間画面と
長露光時間画面の画像は異なっているので両者の差を演
算してもゼロにはならない。従って、短露光時間信号と
長露光時間信号の差を演算して差がゼロであれば、対応
画素は背景を撮像していることが分かる。また、これら
の差がゼロではない画素は、短露光時間画面では移動被
写体のほぼ静止した画像、長露光時間画面では軌跡を含
めた移動物を撮像していることになる。
【0077】従って、主信号として例えば長露光時間信
号を採用し、上述の差がゼロでない画素については短露
光時間信号に置換すれば、ほぼ静止した移動物の画像が
得られる。これに対し、短露光時間信号を主信号として
採用し、上述の差がゼロでない画素については長露光時
間信号に置換すれば、例えば、静止した背景部分を移動
した移動物が尾を引いたようになり、移動物の移動状態
を強調した画像が得られる。
【0078】以上のように、同一の画素から得られた短
露光時間信号と長露光時間信号とを種々の方法で組合わ
せることにより、短露光時間信号によって得られる画面
と長露光時間信号によって得られる画面とを種々の態様
で組合わせることができ、例えば移動物を撮像した場
合、撮像装置の用途や撮像目的に応じた所望の画像を得
ることができる。
【0079】次に、図1の撮像装置におけるA/D変換
部につき詳細に説明する。図1に示された撮像装置にお
いて、第1のA/D変換部21と第2のA/D変換部3
1の分解能が同一である場合には、例えば短露光時間信
号の出力レベルを前述のように64倍にした場合、この
短露光時間信号の出力レベルは、0,64,128,…
の飛び飛びの値、即ち離散的な値しか存在しないので長
露光時間信号の出力レベルに比較して取り得る出力レベ
ルが粗くなる。
【0080】画像信号の出力レベルが粗くなることを防
止するには、第1のA/D変換部21の分解能を予め第
2のA/D変換部31の分解能より細かくしておくこと
が望ましい。この例では、短露光時間と長露光時間との
比が64であり、理想的には、第1のA/D変換部21
の分解能が64倍(6ビット)細かいことが望ましい。
しかしながら、現実的には、このような値に限定される
ことなく、A/D変換器の入手のし易さや経済性等を考
慮し、例えば第1のA/D変換部21の分解能を12ビ
ット程度とし、第2のA/D変換部22の分解能を8ビ
ット程度としても実用上充分な画質でダイナミックレン
ジの拡大効果を得ることができる。
【0081】また、A/D変換部21,31のA/D変
換ゲインを微調整することによって回路構成の簡略化を
図ることもできる。即ち、前述のように長露光時間と短
露光時間との画像信号を置換して合成する際に、短露光
時間と長露光時間との比が2,4,8,…,64,…と
いうように2の巾乗になっている場合には、第1および
第2のA/D変換部21,31によってデジタル変換さ
れた画像信号をレベル補正する際に単純にシフトするだ
けで良い。従って、レベル変換部22,32を例えばシ
フトレジスタによって構成できる等回路構成を簡略化す
ることができる。しかしながら、一般に使用されている
NTSC方式等のテレビジョン方式では、水平帰線期間
の位置等が規定されており、短露光時間と長露光時間と
の比を2の巾乗とすることが困難な場合が多い。勿論、
デジタル乗算器等を使用して小数点以下を含めた演算を
すれば正確な画像合成は可能ではあるが、回路構成が複
雑で高価になるという問題点が生じる。
【0082】このような問題点を解決するためには、例
えばレベル補正手段、即ちレベル変換部22,32、は
2の巾乗のレベル補正を行なうものに限定しておき、第
1および第2のA/D変換部21,31のゲイン(利
得)を自由に変えることができるようにすれば回路構成
が簡単で安価にすることができる。一般に、市販されて
いるA/D変換器のゲインは可変抵抗器等で可変・微調
整ができるので、これは容易に実現できる。例えば、前
述のように長露光時間が短露光時間の64.6倍になっ
ている時には、第1のA/D変換部21のゲインを6
4.6/64=1.01倍としておき、デジタル乗算を
2の巾乗である64倍とすればよい。これによって、レ
ベル変換部22はシフトレジスタ等によって構成し、単
純に2進データのシフトを行なうものとすることがで
き、回路構成が簡略化することができる。
【0083】図3は図1の撮像装置において使用するこ
とができる撮像素子10の一例を示す概略的回路図であ
る。図3に示される撮像素子は図2を用いて前に説明し
た画像信号の読出し動作を行なうものである。なお、図
3においては、説明の簡略化のために3行×3列の合計
9個の画素S11〜S33のみを示している。
【0084】図3の撮像素子は、前述のようにマトリク
ス状に配置された複数の画素Sij(i=1,2,3;
j=1,2,3)を備えており、Sijはi行j列の
画素を示している。
【0085】各画素Sijは、光電変換素子であるフォ
トダイオードPDij、例えば接合型FETからなる増
幅素子QAij、前記フォトダイオードPDijの電荷
を増幅素子QAijのゲートに転送するMOSFETか
らなる転送素子QTij、増幅素子QAijの制御電極
の電荷をリセットするためのMOSFETからなるリセ
ット用スイッチ素子QRSTijを備えている。
【0086】各フォトダイオードPDijのカソードは
共通に高レベル側の電源VDDに接続され、アノードは
転送素子QTijのソースに接続されている。転送素子
QTijのドレインは増幅素子QAijのゲートおよび
プリセット用スイッチ素子QRSTijのソースに接続
されている。増幅素子QAijのドレインは電源VDD
に接続され、ソースはそれぞれの列の垂直信号線LVj
に接続されている。転送素子QTijのゲートは各行の
転送制御ラインに接続され、後に説明する第1の垂直駆
動回路VSR1および第2の垂直駆動回路VSR2から
それぞれ転送制御信号φTRLiおよびφTRSiを受
ける。さらに、各プリセット用スイッチ素子QRSTi
jのドレインは各行のプリセット制御線を介して前記第
1および第2の垂直駆動回路VSR1,VSR2からそ
れぞれプリセット信号φRDLiおよびφRDSiを受
ける。
【0087】また、図3において、LVjは前述のよう
にj列目の垂直信号線であり(j=1,2,3)であ
り、各垂直信号線LVjに接続されたQRVjは該垂直
信号線LVjのリセットを行なうためのMOSFETか
らなるスイッチ素子である。各列のスイッチ素子QRV
jのゲートは共通に接続されリセット制御信号φRST
Vが供給できるように構成されている。各垂直信号線L
Vjと低レベル側の電源VEEとの間には選択された増
幅素子QAijの負荷となる低電流源CSVjが接続さ
れている。従って、垂直駆動回路VSR1,VSR2で
選択され画素の増幅素子QAijはソースフォロアとし
て動作する。
【0088】なお、各々のプリセット用スイッチ素子Q
RSTijのゲートは共通に接続されてプリセット制御
信号φRGを受ける。
【0089】次に、Hjはj列目の水平読出し回路であ
り、各列ごとに設けられ、それぞれMOSFETからな
る水平読出しスイッチQHSj,QHLjと、第1およ
び第2の蓄積容量CTSj,CTLjと、転送素子QT
Sj,QTLjを備えている。各転送素子QTSjおよ
びQTLjのソースは共に対応する垂直信号線LVjに
接続され、ドレインはそれぞれ水平読出しスイッチQH
Sj,QHLjのソースにそれぞれ接続されている。各
列の転送素子QTSjのゲートは共通に接続されて短露
光時間信号用の転送制御信号φTSを受ける。また、各
列の転送素子QTLjのゲートは共通に接続されて長露
光時間信号用の転送制御信号φTLを受ける。
【0090】各転送素子QTSjのドレインとグランド
間には第1の蓄積容量、即ち短露光時間蓄積容量CTS
jが接続されている。また、転送素子QTLjのドレイ
ンとグランド間には第2の蓄積容量、即ち長露光時間蓄
積容量CTLjが接続されている。
【0091】各水平読出しスイッチQHSj,QHLj
のゲートは各列ごとに共通に接続されて水平駆動回路H
SRからの水平選択信号を受けるよう構成されている。
また、各列の水平読出しスイッチQHSjのドレインは
共通に接続されて短露光時間用水平信号線を介して短露
光時間信号出力SOUTに接続されている。また、他の
水平読出しスイッチQHLjのドレインも共通に接続さ
れて長露光時間信号用水平信号線を介して長露光時間信
号出力LOUTに接続されている。
【0092】次に、VSR1は、第1の垂直駆動回路で
あり、行ごとに各画素を選択して短露光時間信号を読み
出すための駆動信号φTRLi,φRDLiを出力す
る。また、VSR2は、第2の垂直駆動回路であり、行
ごとに各画素を選択駆動して長露光時間信号を読み出す
ための駆動信号φTRSi,φRDSiを出力する。こ
れら第1および第2の垂直駆動回路VSR1,RSR2
はそれぞれクロック信号φV1,φV2に基づき、順次
各行を選択駆動する。
【0093】また、HSRは水平駆動回路であり、各列
ごとに順次水平走査信号φHjを出力して水平読出し回
路Hjの水平読出しスイッチ素子QHSj,QHLjの
ゲートに供給し、各蓄積容量CTSj,CTLjの蓄積
電荷に対応する信号を順次各出力端子SOUT,LOU
Tに接続する働きをなす。
【0094】次に、図3の撮像素子の動作を説明する。
この場合、水平帰線期間に短露光時間行であるi行目
と、長露光時間行であるj行目を読み出すものとして説
明する。
【0095】まず、短露光時間行であるi行目の信号を
読み出して、蓄積容量CTSjに一時蓄積する。即ち、
ゲートリセットパルスφRGをローレベルにして、全画
素のリセット素子QRSTijをオンにする。この時、
選択行のリセット素子QRSTijのドレインに第2の
垂直駆動回路VRS2から供給されるドレインリセット
信号φRDSiを高レベルの電圧VDHとし、非選択行
のリセット素子QRSTijのドレインリセット信号は
低レベルの電圧VDLとする。ここで、VDHは画素部
の増幅素子QAijがオンになる電圧、VDLはオフに
なる電圧である。
【0096】次に、ゲートリセットパルスφRGをハイ
にして全リセットトランジスタQRSTijをオフにす
る。全リセットトランジスタQRSTijをオフにして
も、増幅素子QAijの浮遊容量等で選択画素の増幅素
子はオン、非選択画素の増幅素子はオフに保たれる。次
に、第2の垂直駆動回路VSR2から供給される選択行
の転送パルスφTRSiをローレベルにして、選択行の
転送素子QTijをオンにすると、画素部の光電変換素
子PDijに蓄積されていた短露光時間の信号電荷が増
幅素子QAijのゲートに転送される。その結果、増幅
素子QAijのソース電圧、即ち垂直読出しラインLV
jの電圧が上昇する。この時、短露光時間転送パルスφ
TSによって、短露光時間信号転送素子QTSjをオン
にし、短露光時間信号を第1の蓄積容量CTSjに充電
する。
【0097】次に、長露光時間行のj行目の信号を読み
出して、第2の一時蓄積容量CTLjに充電する。即
ち、再度、ゲートリセットパルスφRGをローレベルに
して、全画素のリセット素子QRSTijをオンにす
る。この時、選択行のリセット素子QRSTijのドレ
インに第1の垂直駆動回路VSR1から加えられるドレ
インリセット信号φRDLiを高レベルのVDHとし、
非選択行のリセット素子QRSTijのドレインリセッ
ト信号φRDLiは低レベルの電圧VDLとする。ここ
で、VDHは画素部の増幅素子QAijがオンになる電
圧、VDLはオフになる電圧である。
【0098】次にφRGをハイにしてリセット素子QR
STijをオフにする。リセット素子QRSTijをオ
フにしても、増幅素子QAijの浮遊容量等で選択画素
の増幅素子はオン、非選択画素の増幅素子はオフに保た
れる。次に、第1の垂直駆動回路VSR1から選択行の
転送素子QTijに加えられる転送パルスφTRLiを
ローレベルとして、選択行の転送素子QTijをオンに
する。これによって、画素部の光電変換素子PDijに
蓄積されていた信号電荷が増幅素子QAijのゲートに
転送され該ゲートの電圧が上昇する。この結果、増幅素
子QAijのソース電圧、即ち垂直読出しラインLVj
の電圧が上昇する。
【0099】この時、長露光時間信号転送パルスφTL
によって、長露光時間信号転送素子QTLjをオンに
し、垂直読出しラインLVjからの長露光時間信号を第
2の蓄積容量である長露光時間蓄積容量CTLjに充電
する。
【0100】以上のようにして、短露光時間信号と長露
光時間信号が、それぞれの一時蓄積用の容量CTSjと
CTLjに蓄積される。従って、水平読出し期間に、水
平駆動回路HSRを水平クロックφHにより、走査し
て、水平転送パルスφHjを順次発生させ、短露光時間
用と長露光時間用の水平読出しスイッチQHSjとQH
Ljを順次オンにする。これによって、短露光時間の画
像信号はSOUT端子に長露光時間の画像信号はLOU
T端子にそれぞれ時系列信号として出力される。
【0101】図4は図1の撮像装置において使用するこ
とができる撮像素子10の別の例を示す概略回路図であ
る。図4においても簡略化のために3行×3列の合計9
個の画素のみを示している。
【0102】この撮像素子は、第1と第2のサンプルホ
ールド回路を有している点を除き図3の撮像素子と同様
であるので、同様な点に関しては説明を省略する。各画
素は、垂直信号線LVjに接続されている。また、垂直
信号線LVjは、途中で2つに分岐している。一方の垂
直信号線は長時間露光による信号を出力するための回路
であって、長時間用水平信号線を介して長時間用信号出
力端子LOUTに接続される。他方の垂直信号線は短時
間露光による信号を出力するための回路であって、短時
間用水平信号線を介して短時間用信号出力端子SOUT
に接続される。
【0103】分岐したそれぞれの垂直信号線には、サン
プルホールド回路が接続されている。長時間用のサンプ
ルホールド回路は、転送素子QTLj、明信号用容量C
SLj、暗信号用容量CTLj、容量リセットスイッチ
QRLj、水平読出しスイッチQHLjからなる。短時
間用のサンプルホールド回路は、転送素子QTSj、明
信号用容量CSSj、暗信号用容量CTSj、容量リセ
ットスイッチQRSj、水平読出しスイッチQHSjか
らなる。
【0104】次に、図4の撮像素子の動作を説明する。
ここでも、水平帰線期間に短露光時間行であるi行目
と、長露光時間行であるj行目を読み出すものとして説
明する。
【0105】まず、短露光時間行であるi行目の暗信号
を読み出して、暗信号用容量CTSjに一時蓄積する。
即ち、転送素子QTSjと容量リセットスイッチQRS
jをオン状態とし、ゲートリセットパルスφRGをロー
レベルにして、全画素のリセット素子QRSTijをオ
ンにする。この時、選択行のリセット素子QRSTij
のドレインに第2の垂直駆動回路VRS2から供給され
るドレインリセット信号φRDSiを高レベルの電圧V
DHとし、非選択行のリセット素子QRSTijのドレ
インリセット信号は低レベルの電圧VDLとする。ここ
で、VDHは画素部の増幅素子QAijがオンになる電
圧、VDLはオフになる電圧である。この動作によっ
て、リセットされた増幅素子QAijのノイズ信号が暗
信号用容量CTSjに蓄積される。このノイズ信号は、
固定パターンノイズやランダムノイズであり、ここでは
暗信号と称す。
【0106】次いで容量リセットスイッチQRSjをオ
フにして、また、ゲートリセットパルスφRGをハイに
して全リセットトランジスタQRSTijをオフにす
る。全リセットトランジスタQRSTijをオフにして
も、増幅素子QAijの浮遊容量等で選択画素の増幅素
子はオン、非選択画素の増幅素子はオフに保たれる。
【0107】次に、短時間露光であるi行目の明信号を
読み出して、明信号用容量CSSjに一時蓄積する。即
ち、第2の垂直駆動回路VSR2から供給される選択行
の転送パルスφTRSiをローレベルにして、選択行の
転送素子QTijをオンにすると、画素部の光電変換素
子PDijに蓄積されていた短露光時間の信号電荷が増
幅素子QAijのゲートに転送される。その結果、増幅
素子QAijのソース電圧、即ち垂直読出しラインLV
jの電圧が上昇する。この時、短露光時間転送パルスφ
TSによって、短露光時間信号転送素子QTSjをオン
にし、短露光時間信号を明信号用容量CSSjに充電す
る。この明信号には、光電変換素子PDijにて光電変
換された信号電荷による成分と、上記暗信号による成分
が含まれている。
【0108】次に、長露光時間行のj行目の暗信号を読
み出して、暗信号用容量CTLjに充電する。即ち、転
送素子QTLjと容量リセットスイッチQRLjをオン
状態とし、ゲートリセットパルスφRGをローレベルに
して、全画素のリセット素子QRSTijをオンにす
る。この時、選択行のリセット素子QRSTijのドレ
インに第1の垂直駆動回路VSR1から加えられるドレ
インリセット信号φRDLiを高レベルのVDHとし、
非選択行のリセット素子QRSTijのドレインリセッ
ト信号φRDLiは低レベルの電圧VDLとする。ここ
で、VDHは画素部の増幅素子QAijがオンになる電
圧、VDLはオフになる電圧である。この動作によっ
て、リセットされた増幅素子QAijのノイズ信号が暗
信号用容量CTLjに蓄積される。
【0109】次いで容量リセットスイッチQRLjをオ
フにして、また、φRGをハイにしてリセット素子QR
STijをオフにする。リセット素子QRSTijをオ
フにしても、増幅素子QAijの浮遊容量等で選択画素
の増幅素子はオン、非選択画素の増幅素子はオフに保た
れる。
【0110】次に、長時間露光であるj行目の明信号を
読み出して、明信号用容量CSLjに一時蓄積する。即
ち、第1の垂直駆動回路VSR1から選択行の転送素子
QTijに加えられる転送パルスφTRLiをローレベ
ルとして、選択行の転送素子QTijをオンにする。こ
れによって、画素部の光電変換素子PDijに蓄積され
ていた信号電荷が増幅素子QAijのゲートに転送され
該ゲートの電圧が上昇する。この結果、増幅素子QAi
jのソース電圧、即ち垂直読出しラインLVjの電圧が
上昇する。
【0111】この時、長露光時間信号転送パルスφTL
によって、転送素子QTLjをオンにし、垂直読出しラ
インLVjからの長露光時間信号を明信号用容量CSL
jに充電する。
【0112】次に、各サンプルホールド回路に蓄積され
た明信号と暗信号の差分処理を行いながら水平信号線に
読み出す。即ち、水平駆動回路HSRから各列ごとに順
次水平走査信号φHjを出力してサンプルホールド回路
の水平読出しスイッチQHSj、QHLjのゲートに供
給し、これらのスイッチをオンにする。この動作によっ
て、短時間露光の信号は、短時間用の水平信号線を介し
て出力端子LOUTに、また、長時間露光の信号は、長
時間用の水平信号線を介して出力端子SOUTに導かれ
る。この時、水平信号線上に出力される信号は、明信号
用容量(CSSj,CSLj)に蓄積された明信号から
暗信号用容量(CTSj,CTLj)に蓄積された暗信
号を減算したものとなる。即ち、いわゆる相関二重サン
プリングと称されている信号処理をここでは行ってい
る。
【0113】なお、上記の動作は一つの列について説明
した。次の列を読み出すときには、その前にφRHによ
って水平信号線リセットトランジスタをオンすることに
より、水平信号線をリセットする。
【0114】以上のようにして、ノイズを削除された短
露光時間の画像信号はSOUT端子に、ノイズを削除さ
れた長露光時間の画像信号はLOUT端子にそれぞれ時
系列信号として出力される。
【0115】図4の撮像素子においては、暗信号用容量
を垂直信号線と直列に接続した。しかし、これに限ら
ず、明信号用容量と同様に垂直信号線と並列的に接続し
て差分用のアンプを配置させても良い。或いは、端子L
OUT、SOUTに相関二重サンプリング回路を接続
し、これらの端子から信号を出力させた後に差分処理を
行っても構わない。
【0116】なお、本発明に係わる撮像装置は、上述の
ようにビデオカメラに適用する場合のみならず、電子ス
チルカメラその他の装置にも適用できることは明らかで
ある。
【0117】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、撮像素
子の性能に制約されることなく、撮像素子本来のダイナ
ミックレンジを越える広いダイナミックレンジを有する
撮像素子を容易に実現することが可能になる。
【0118】また、例えば主信号として長露光時間の信
号を使用し出力レベルが飽和した信号部分のみを短露光
時間の信号によって置換する場合には、広いダイナミッ
クレンジを確保しながら、良好なS/N比の撮像を行な
うことができる。従って、高品質かつ広いダイナミック
レンジを有する高性能の撮像装置が容易に実現できる。
【0119】また、例えば短露光時間の信号を主信号と
し、規定ノイズレベル以下の信号を長露光時間信号に置
換する場合には、撮像時における手振れ等の影響を軽減
し、しかも広いダイナミックレンジを有する撮像装置が
実現できる。
【0120】さらに本発明によれば、短露光時間信号と
長露光時間信号との差を求めることにより、静止した移
動物の画像を得、あるいは移動物の移動状態を強調した
画像を得ることができる等、移動物を撮像した場合、用
途や目的に応じた多様な撮像を行なうことが可能にな
り、極めて広い応用範囲を有する撮像装置が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係わる撮像装置の概略的
構成を示す説明的ブロック図である。
【図2】異なった照度の画像光を受ける画素の出力電圧
と露光時間との関係を示す出力電圧−露光時間特性グラ
フである。
【図3】図1の撮像装置で使用される撮像素子の一例を
示す概略的回路図である。
【図4】図1の撮像装置で使用される撮像素子の別の例
を示す概略回路図である。
【図5】従来の撮像装置の概略の構成を示す説明的ブロ
ック図である。
【図6】従来の撮像装置における画素の出力電圧と露光
時間との関係を示す出力電圧−露光時間特性グラフ。
【符号の説明】
10 撮像素子 11 光電変換素子 12 第1の信号読出し制御部 13 第2の信号読出し制御部 20 第1の記憶処理部 21 第1のA/D変換部 22 第1のレベル変換部 23 第1の記憶部 30 第2の記憶処理部 31 第2のA/D変換部 32 第2のレベル変換部 33 第2の記憶部 40 画像信号合成部 41 レベル判定部 42 出力信号選択部 50 画像表示部 51 視覚補正部 52 D/A変換部 60 制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイ状に配列され入射光を蓄積して画
    像情報信号に変換し破壊読み出しで出力する複数の光電
    変換画素と、 前記複数の光電変換画素から互いに異なる第1および第
    2の蓄積時間で蓄積した信号電荷に対応する第1および
    第2の画像情報信号群を読み出す信号読出し制御手段
    と、 前記第1および第2の画像情報信号群に対応する信号を
    それぞれ別個に記憶する第1および第2の記憶手段と、 前記第1および第2の記憶手段に記憶された第1および
    第2の画像情報信号群のいずれか一方の画像情報信号群
    の出力レベルが予め定められたレベル範囲内であるか否
    かを判定する判定手段と、 前記第1および第2の画像情報信号群のいずれか一方ま
    たは双方のレベルを変換して前記第1および第2の画像
    情報信号群が共通の蓄積時間に相当するレベルを持つよ
    うレベル変換を行なうレベル変換手段と、 前記判定手段により判定された画像情報信号群に前記レ
    ベル範囲外の出力レベルの画像情報信号が検出された場
    合には、他方の画像情報信号群の対応する画像情報信号
    に置換して出力する画像信号合成手段と、 を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記第1および第2の
    画像情報信号群の内、蓄積時間の短い方の画像情報信号
    群の信号レベルが予め設定されたレベル以上であるか否
    か、または前記蓄積時間の長い方の画像情報信号群の信
    号レベルが予め設定されたレベル以下であるか否かを判
    定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記レベル変換手段に
    より共通の蓄積時間に相当するレベルに変換された双方
    の画像情報信号群のレベル差が予め設定されたレベル以
    下であるか否かを判定することを特徴とする請求項1記
    載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の記憶手段は、前記
    信号読出し制御手段によって読み出された第1および第
    2の画像情報信号群を前記レベル変換手段により互いに
    同じ蓄積時間に相当するレベルに変換した後に前記第1
    および第2の画像情報信号群を記憶することを特徴とす
    る請求項1に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記レベル変換手段は、前記第1および
    第2の記憶手段から読み出した画像情報信号群を互いに
    同じ蓄積時間に相当するレベルに変換して前記信号合成
    手段に供給することを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の記憶手段に記憶す
    る前に、前記信号読出し制御手段によって読み出された
    前記第1および第2の画像情報信号群をデジタル信号に
    変換するA/D変換手段を備え、該A/D変換手段の少
    なくとも一方にA/D変換利得を設定変更可能な調整手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のA/D変換手段の
    分解能が互いに異なることを特徴とする請求項6に記載
    の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記信号電荷に含まれるノイズを削除す
    るための相関二重サンプリング手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 複数の光電変換画素と、 前記複数の光電変換画素から、1画面分の読出し時間内
    で第1の蓄積時間および該第1の蓄積時間より長い第2
    の蓄積時間に分割し、該第1および第2の蓄積時間に対
    応する第1および第2の画像情報信号群を読み出すため
    の信号読出し制御手段と、 前記信号読出し制御手段によって読み出された第1およ
    び第2の画像情報信号群をA/D変換し、かつ共通の蓄
    積時間に相当するレベルに変換した後それぞれ記憶する
    第1および第2の記憶手段と、 前記第1および第2の記憶手段に記憶された第1および
    第2の画像情報信号群のいずれか一方の画像情報信号群
    の出力レベルが予め定められた適正レベル範囲内である
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって、前記第1および第2の記憶手段
    に記憶された第1および第2の画像情報信号群に適正レ
    ベル範囲外の出力レベルの画像情報信号がある場合に
    は、他方の画像情報信号群の対応する画像情報信号に置
    換して出力する画像信号合成手段と、 を具備することを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の記憶手段は前記読出し制御
    手段により読み出された第1の画像情報信号群を前記第
    1の蓄積時間に対する前記第2の蓄積時間の倍数で乗算
    したものを記憶し、 前記判定手段によって前記第2の記憶手段に記憶された
    第2の画像情報信号群の出力レベルが所定レベルを超え
    ているものと判定された場合に、前記画像信号合成手段
    は前記第1の記憶手段に記憶された対応する画像情報信
    号を選択出力することを特徴とする請求項9に記載の撮
    像装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の記憶手段に記憶
    され、共通の蓄積時間に相当するレベルに変換した画像
    情報信号群のレベル差が所定の値より大きい場合は、前
    記画像信号合成手段は前記第1の記憶手段に記憶された
    画像情報信号を選択出力することを特徴とする請求項9
    に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の記憶手段は、前記信号読出
    し制御手段から読み出された第2の画像情報信号群を前
    記第1の蓄積時間に対する前記第2の蓄積時間の倍数で
    除算して記憶し、 前記第1の画像情報信号群の内に所定のノイズレベルよ
    り低い画像情報信号がある場合には、第2の記憶手段に
    記憶された対応する画像情報信号を選択出力することを
    特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の光電変換画素は垂直信号線
    に接続され、前記垂直信号線に接続された第1のサンプ
    ルホールド回路及び第2のサンプルホールド回路を有
    し、前記第1及び第2のサンプルホールド回路は、各画
    素より出力される光信号からノイズ信号を差分して水平
    信号線に出力することを特徴とする請求項9に記載の撮
    像装置。
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