JP2008033151A - 雲台装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型のモータでデジタル・カメラ等の撮像装置のチルト駆動、動作が可能であり、さらに、その位置の変化によるトルク変動においても、モータのトルク制御を簡単に行うことができる雲台装置を提供する。
【解決手段】雲台装置100は、チルト回転中心を通る鉛直線と、撮像装置重心と前記チルト回転中心を結んだ線とのなす角が増大するに従い、チルト台座3を鉛直方向へ戻す戻し力を増大させ、チルトモータのチルト部駆動に要するトルク変動を抑制する回転トルク調整機構を備える。回転トルク調整機構は、チルトモータ36とチルト台座軸部26、27との間の減速機構(ギア37、40、46)と、減速機構に取り付けられチルト台座3を水平位置に付勢する負荷装置(板バネ48、49)からなる。
【選択図】図8

Description

本発明は、デジタル・カメラ等の撮像装置を装着し、チルト/パン等を行う電動の雲台装置に関する。
近年、デジタル・カメラが非常な勢いで普及し、各家庭に浸透している。さらに、各メーカーとも、年々、性能アップ、機能アップ、小型化等、早いサイクルでモデルチェンジを行っている。その結果、各家庭に数台のデジタル・カメラの所有は普通となり、使われないで放置されるデジタル・カメラも多い状況となっている。
また、昨今、セキュリティへの関心、重要性の増加に伴い、監視カメラがオフィス、店舗内、駐車場、野外、さらには家庭内へも浸透し出している。家庭用としては、簡単に設置でき、手軽に使用でき、ペット等を監視し、別室の幼児や老人を見守り、人体センサを備え人を検知して携帯電話等に通報する、等の役割を果たす簡易監視カメラが提案されている。
そこで、使わなくなったデジタル・カメラの使用方法、または、日常において、使わないときのデジタル・カメラの使用方法として、それらのカメラをパンチルト回転雲台に取り付けて、簡易監視カメラとして使いたいと言う要望がある。
以上の要望に対しての提案として、特許文献1記載の技術がある。
特開2003−60937号公報
しかしながら、上記従来例では、図12に示すように、構造上、デザイン上の制約等により、デジタル・カメラの重心と、チルトの回転軸との距離rが大きくなってしまう場合が多々ある。
ここで、符号101は、デジタル・カメラ、102は雲台台座、103は雲台本体を示している。さらに、図中のaは、デジタル・カメラ101の縦方向の重心の位置、bは、雲台本体103のチルト回転軸を示している。
一般的に、モータの必要起動トルクTは概略的に、T=J+C+Tgで表される。Jは、デジタル・カメラなど撮像装置、台座等を含んだチルト系の慣性モーメントを示し、Cは軸、空気などによる粘性抵抗、さらに、Tgはデジタル・カメラなどの撮像装置と台座の重力による回転モーメントを示している。ここで、Cについては、J、Tgに比較して無視できる量であり、ここでの説明は省略する。
図12に示すように、デジタル・カメラなどの撮像装置の重心とチルトの回転軸との距離rが大きく離れている場合、必然的にJが大きくなり、結果的にTも大きく必要となる。
さらに、例えば図13に示すように、デジタル・カメラが大きく傾いた位置から水平位置へ向かってチルトを駆動開始させる場合、回転モーメントTgの影響を大きく受けることになる。ここで、回転モーメントTgはデジタル・カメラの重量をWとすると、r×Wsinθとなる。
この場合、チルト角度θが最大で、Tgが最大になる。このとき、雲台台座の停止位置の角度による、モータ起動トルクの変化は図14のようになり、停止位置(角度)により、最適なモータ起動トルクの制御が必要になる。
また、デジタル・カメラが大きく傾いた位置からチルト駆動を開始し、水平位置を通過し、さらに、逆側に大きくチルトする場合、モータトルクの負荷変動は、例えば図15に示すように、大きな変化となり、水平位置を通過して逆側へチルトしている範囲では、逆にブレーキトルクが必要となる。このように、さらにモータの負荷変動が大きくなり、トルク制御が困難になる。
これに対応するために、大きなトルクを発生させる、大型のモータを使用する必要があり、コストアップとなる。また、モータのトルク負荷変動に対する厳密な制御も必要となり、モータのドライバ回路等の規模も増すことになる。さらにこれらのことよりモータ、ドライバ回路等の収納に大きなスペースを必要とし、装置の重量も増し、これらは、デザイン上の制約、また、雲台の設置上の制約となり、商品性を著しく損なう。
また、チルト駆動機構部のギアのバックラッシガタにより、装着したデジタル・カメラがガタつき、撮影した映像がガタついて見えてしまうという不具合がある。
本発明の目的は、小型のモータでデジタル・カメラ等の撮像装置のチルト駆動、動作が可能であり、さらに、その位置の変化によるトルク変動においても、モータのトルク制御を簡単に行うことができる雲台装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の雲台装置は、撮像装置が装着されるチルト台座を有する雲台装置において、チルト回転中心を通る鉛直線と、前記撮像装置重心と前記チルト回転中心を結んだ線とのなす角が増大するに従い、前記チルト台座を鉛直方向へ戻す戻し力を増大させ、チルトモータのチルト部駆動に要するトルク変動を抑制する回転トルク調整機構を備えることを特徴とする。
雲台装置は、チルト回転中心を通る鉛直線と、撮像装置重心と前記チルト回転中心を結んだ線とのなす角が増大するに従い、チルト台座を鉛直方向へ戻す戻し力を増大させ、チルトモータのチルト部駆動に要するトルク変動を抑制する回転トルク調整機構を備える。
チルトモータのチルト部駆動に要するトルク変動を抑制することができるので、小型のモータでデジタル・カメラ等の撮像装置のチルト駆動、動作が可能であり、さらに、その位置の変化によるトルク変動においても、モータのトルク制御を簡単に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る雲台装置にデジタル・カメラが取り付けられた状態を示す外観斜視図である。
アタッチメント2は、デジタル・カメラ1に取り付けられ、さらに、雲台装置100のチルト台座3へ取り付けられる。チルト台座3には、デジタル・カメラ1とアタッチメント2を取り外すリリースボタン4が設けてある。
さらに、チルト台座3は、後述するチルトベース板金部に保持されており、同じく後述するチルト回転軸を中心に、この例では前方向へ45度、後ろ方向へ45度、チルト回転する。パンカバー5は、チルトベース板金部に取り付けられていて、パン回転軸(図示せず)を中心に、左右それぞれ170度、パン回転する。
また、雲台装置Aは、本体外装6、CFカードなどのメモリカードを着脱する着脱口7、iVDRなどのリムーバブルHDDを着脱する着脱口8を有する。着脱口8には、この例では1.8インチiVDR9が装着されている。
図2は、図1におけるデジタル・カメラの外観斜視図であり、(a)は、下方から見た図、(b)は、上方から見た図である。
(a)に示すように、デジタル・カメラ1は、電池交換用の蓋14、三脚固定用ネジ穴15を有する。また、(b)に示すように、デジタル・カメラ1は、撮影信号、制御信号をやりとりするUSBコネクタ16を有する。
図3は、図1におけるアタッチメントの外観斜視図である。
図3において、アタッチメント2は、17はデジタル・カメラ1と接合するコネクタを17と、チルト台座3と接合するコネクタ18とを有する。コネクタ17とコネクタ18は内部で結線されていて、電気的に信号のやりとりが行えるようになっている。
また、アタッチメント2は、デジタル・カメラ1に合体するための三脚ネジ19を有し、三脚ネジ19は、デジタル・カメラ1の三脚固定用ネジ穴15に締め付けられる。さらに、アタッチメント2は、アタッチメント2を取り付けたままでも、デジタル・カメラ1本体の電池を交換できるように取り付けられた電池蓋20、チルト台座3とのロック結合部21a〜21dを有する。
図4は、図1における合体したデジタル・カメラとアタッチメントの外観斜視図である。
図4において、三脚ネジ19が三脚固定用ネジ穴15に締め付けられ、デジタル・カメラ1とアタッチメント2が結合される。そして、デジタル・カメラ1とアタッチメント2をチルトベース台座にロックさせることにより、デジタル・カメラ1の撮影信号、制御信号は、コネクタ18を介して、雲台本体とやりとりされる。
この例のように、デジタル・カメラ1は、アタッチメント2を装着して、チルト台座3へ取り付けられる。このとき、アタッチメント2を装着されたデジタル・カメラ1は、チルト台座3のロック機構(図示せず)により固定され、逆に、リリースボタン4により、取り外されることが可能になっている。
あるいは、デジタル・カメラ1は、アタッチメント2を装着せずそのままの状態で、チルト台座3へ装着、ロックされ、さらに、着脱されることも可能である。
図5は、図1の雲台装置の要部であるチルト部機構の斜め正面上方からの外観斜視図である。
図5において、チルトベース板金35は、パン回転機構部(図示せず)に取り付けられていて、パン軸(図示せず)を中心に回動可能に嵌合する。チルトベース板金35のモータ取り付け部に、モータ36が取り付けられ、さらにその軸上に、モータギア37がビスで固定されている。
さらに、チルトベース板金35に軸39が植立され、それに、二段ギア40が自由に回動可能に嵌合され、Eリング41で抜けないように固定されている。さらに、チルトベース板金35の両側の立ち起こし部42、43に、軸受け44、45(図6に示す)が固定されていて、チルト台座3のチルトベース台座軸部26、27(図6に示す)が回転可能に嵌合している。
さらに、軸部26には、ギア46が圧入されており、二段ギア40の小ギア部と噛み合っている。これより、モータ36の動力が、モータギア37、二段ギア40、ギア46を介して、チルト台座3へ伝えられ、チルト台座3は回転可能となる。
また、チルトベース板金35には、基板が取り付けられ、これにフォトセンサ47がハンダ付けされている。この検知部にギア46のフラグ部46bが移動し、チルト台座3のホームポジションを検出している。この図ではちょうど、正面水平を向いた位置をフォトセンサ47が検出したところを示している。
図6は、図1の雲台装置の要部であるチルト部機構の斜め背面上方からの外観斜視図である。
図6は、チルトベース板金35の立ち起こし部43に軸受け45を取り付け、チルト台座3のチルトベース台座軸部27が嵌合している状態を示している。また、立ち起こし部43には、板バネ48がビス止めされている。さらに、チルトベース台座軸部27には、円形プレート60が取り付けられており、円形プレート60は、チルトベース台座軸部27と一体となり回転動作をする。
図7は、図1の雲台装置の要部であるチルト部機構の側面図である。
図7において、円形プレート60上に、ピン61、62が植立されており、ピン61、ピン62の間に、板バネ48が挟まれて配置されている。
ここで、チルト台座3が図6、図7に示す状態にあるとき、チルト台座3が水平位置であるとし、矢印A方向へ回転することを+(プラス方向)へ回転、矢印B方向へ回転することを−(マイナス)方向へ回転と言うこととする。
また、チルト駆動用モータのドライバ回路を実装した基板54は、チルトベース板金35にビス止めされている。さらに、チルト台座3が、チルト回転した時の内部構造を隠す目隠し部材55がある。
パン機構部については詳細を図示、説明しないが、チルト機構部同様に、モータに取り付けられたギア、パン回転部に付けられたギア等により減速、回転させるような構造となっている。
ここで、図6、図7の状態は、チルト台座3が水平位置で停止している状態であり、前述したように、モータ36の動力を減速して伝達させるための減速ギア列、モータギア37、二段ギア40、ギア46を介して、モータ36とチルトベース台座軸部26、27が連結されている。通常、前記減速ギア列には、バックラッシガタがあり、チルト台座3をガタ付かせてしまう。
本実施の形態では、チルト台座3のチルトベース台座軸部27に取り付けられている円形プレート60上に植立されたピン61、ピン62の間に、板バネ48を配置する。このことで、板バネ48のバネ荷重により、チルト台座3のギア列のバックラッシによるガタ付きを吸収し、チルト台座3を中立位置(水平一)へ保持することができる。
即ち、図7において、チルト台座3が、A方向へバックラッシガタ分で傾こうとした場合、板バネ48により、B方向へ付勢される。さらに、チルト台座3が、B方向へ傾こうとした場合、板バネ48により、A方向へ付勢される。これにより、チルト台座3は水平位置を保つことができる。
図8は、図5のチルト部機構におけるチルト台座ガタ付き抑止機構の第1の例を示す説明図である。
モータ36に取り付けられたモータギア37は、二段ギア40を介して間接的にギア46へ噛み合っている。しかし、説明を簡略化するために、モータギア37は、1段の減速でギア46へ噛み合い、ギア46は、チルトベース台座軸部26、もしくは27へ嵌合し、チルトベース台座軸部26、27を回転中心にチルト台座3が回動するとする。
さらに、ギア46上に、ピン61、ピン62(図示せず)が植立され、板バネ48により、図中D方向へ付勢されている。
ここで、板バネ48により発生し、ピン61をギア46の接線方向へ付勢する力をFとし、ギア46上のピン61の位置の半径をRとすると、ギア46には、T=FRという回転モーメント(トルク)Tが発生している。
チルト台座3にロックされているデジタル・カメラ1のチルト系の重心位置のギア46の中心からの距離をrとし、デジタル・カメラ1のチルト系の重量によるギア46の接線方向の力の分力をfとする。このとき、デジタル・カメラを含むチルト系のチルト台座ベースを回転させようとする回転モーメント(トルク)tは、t=frとなる。
さらに、モータ36は、超音波モータ(USM)であるので、停止時の保持トルクTmが発生する。それは、モータギア37のピッチ円の半径をMrとし、モータギア37のピッチ円接線上の力をMfとすると、Tm=Mf・Mrとなる。
ここで、図8は、チルト台座3が図中C方向へ45°傾いて停止した状態を示す。このとき、デジタル・カメラ1の重量による、チルト台座3(ギア46)を図中C方向へ回転させる回転モーメントtは、板バネ48で発生するギア46を図中D方向へ回転させる回転モーメントTより大きい。
さらに、このように停止している状態では、ギア46上において、デジタル・カメラ1の重量によるギア46をC方向へ回転させる回転モーメントtと、ギア46が板バネ48により回転させられようとする回転モーメントTとの差(t−T)よりも、モータ36の保持トルクTmが大きい必要がある。
これを式で表すと、ギア46とモータギア37の速比をuとした場合、
Tm×u>(t−T) という関係が必要であり、また t>Tより、
Tm×u>t>T となる。
また、ここで、板バネ48がギア46を回転させるトルクTは、ギア46のピッチ円半径をR’とし、ピッチ円に接する力をF’とすると、T=FR=F’R’となる。また、u=R’/Mrであるので、上式は、
Mf・Mr×(R’/Mr)>fr>(FR=F’R’) という関係になる。
この状態のとき、図に示すように、ギア46のギア歯46bとモータギア37のギア歯37bが当接し、上記の力(トルク)の釣り合い関係が成り立ち、チルト台座3は停止されている。
この図では、C方向での傾きで説明しているが、逆にD方向に傾いても、ピン62(図示せず)により、全く同じ関係が成り立つ。
このように、前述したように、チルト角度0度(水平位置)の状態は板バネ48の付勢力によりガタ付きを抑えることができる。さらに、水平位置からプラスマイナスいずれの位置にチルトしていても、板バネ48の付勢力、デジタル・カメラ1の重力による回転モーメント、さらに、USMの保持トルクにより、チルト台座3のガタ付きを抑えることができる。
ここで、この状態より、図中D方向へ駆動を開始しようとしているとする。図14で前述したように、チルトの位置角度により、モータの必要起動トルクは大きく変化する。ここで、図9に示すように、板バネ48の荷重分を回転モーメント(トルク)としてグラフへ重ねてプロットする。モータの必要起動トルクと板バネ荷重分より、補正されたモータ起動必要トルクを算出する。
この例では、グラフが示すように、チルトの位置角度の違いによる、モータの必要起動トルクの差は、板バネの追加により、大幅に改善されることがわかる。ここでは、Y軸の目盛り数でカウントすると、従来形では、モータの必要起動トルクは、2〜9まで変化するのに対して、本実施の形態のように、板バネで補正する場合は、変化が2〜4.5程度となっている。
次に、例えば、マイナス45°位置から起動開始して、水平位置を通過して、プラス35°位置まで移動し、停止した場合を考える。これも、図15で前述したように、起動時に最大トルクが必要となり、その後は、水平位置に行くに従いトルクは減少していき、さらにプラス側へチルトしていくと、ある時点よりモータトルクはマイナスとなる。つまり、ブレーキが必要となる。
ここで、図10では図9と同様に、板バネ48の荷重分を回転モーメント(トルク)としてグラフへ重ねてプロットする。さらに同様に、モータの駆動トルクと板バネ荷重分より、補正されたモータ駆動トルクを算出する。
この例でも、チルト角度の変化によるチルトモータの必要トルク(負荷変動トルク)は、板バネの追加により大幅に改善される。ここでも変動トルクの差は、従来形では、65〜−35程度の負荷変動に対して、板バネを追加することにより、20〜0までとなる。
水平位置からさらにプラスへのチルト動作に対して、従来型では、ブレーキが必要になる。一方、板バネ追加による本実施の形態では、板バネの荷重が、水平よりプラス方向では、ブレーキとして働き、負のモータ必要トルク分を、板バネのブレーキ力により相殺していることがわかる。
図11は、図5のチルト部機構におけるチルト台座ガタ付き抑止機構の第2の例を示す説明図である。
図11は、チルト台座3が水平に保たれている状態を示す。また、図8の第1の例と同様に、モータギア37は、1段の減速で、ギア46へ噛み合い、ギア46は、チルトベース台座軸部26、もしくは27へ嵌合し、チルト台座軸部26、27を回転中心にチルト台座3が回動するものとする。
さらに、ギア46上に、ピン61、ピン62が植立され、板バネ48、板バネ49が、ピン61、ピン62を、それぞれ図中D方向、C方向へ付勢している。
これより、チルト台座3が図中C方向、D方向へガタ分で傾こうとした場合、板バネ48でD方向へ、板バネ49によりC方向へ付勢され、チルト台座3のギア列のバックラッシによるガタ付きを抑止し、チルト台座3を中立位置へ保持することができる。
ここで、モータ36の駆動により、ギア46が図中C方向へ回動して行くと、ある時点(角度)より、ピン62と板バネ49の圧接が解除され、これ以降は、図8の第1の例と同じ効果を得ることができる。図中C方向へ大きくチルトした状態からモータが駆動するときも、同じ効果が得られる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、チルト台座を水平位置に付勢するための負荷装置として、板バネを使用したが、これに限らず、引っ張りコイルバネ、ねじりコイルバネ等の他のバネを用いてもよいし、これらを組合せて使用してもよい。
本発明の実施の形態に係る雲台装置にデジタル・カメラが取り付けられた状態を示す外観斜視図である。 図1におけるデジタル・カメラの外観斜視図である。 図1におけるアタッチメントの外観斜視図である。 図1における合体したデジタル・カメラとアタッチメントの外観斜視図である。 図1の雲台装置の要部であるチルト部機構の斜め正面上方からの外観斜視図である。 図1の雲台装置の要部であるチルト部機構の斜め背面上方からの外観斜視図である。 図1の雲台装置の要部であるチルト部機構の側面図である。 図5のチルト部機構におけるチルト台座ガタ付き抑止機構の第1の例を示す説明図である。 図5におけるモータの起動トルクのチルト位置による変化を示すグラフである。 図5におけるモータの、チルト位置による負荷変動を示すグラフである。 図5のチルト部機構におけるチルト台座ガタ付き抑止機構の第2の例を示す説明図である。 従来例に係る雲台装置がカメラを装着した状態を示す正面図である。 図12の雲台装置とカメラの側面図である。 従来例に係る雲台装置のモータ起動トルクのチルト位置による変化を示すグラフである。 従来例に係る雲台装置のチルト位置によるモータ負荷変動を示すグラフである。
符号の説明
1 デジタル・カメラ
2 アタッチメント
3 チルト台座
4 リリースボタン
5 パンカバー
6 本体外装
7 メモリカードを着脱する着脱口
8 リムーバブルHDDを着脱する着脱口
9 1.8インチiVDR
14 電池交換用の蓋
15 三脚固定用のネジ穴
16 USBコネクタ
17 デジタル・カメラ1側と接合するコネクタ
18 雲台台座3側と接合するコネクタ
119 三脚ネジ
20 電池蓋
21 ロック結合部
26 チルトベース台座軸部
27 チルトベース台座軸部
35 チルトベース板金
36 モータ
37 モータギア
39 軸
40 二段ギア
41 Eリング
42 立ち起こし部
43 立ち起こし部
44 軸受け
45 軸受け
46 ギア
47 フォトセンサ
48 板バネ
49 板バネ
54 チルト駆動用モータのドライバ回路を実装した基板
55 目隠し部材
60 円形プレート
61 ピン
62 ピン

Claims (5)

  1. 撮像装置が装着されるチルト台座を有する雲台装置において、チルト回転中心を通る鉛直線と、前記撮像装置重心と前記チルト回転中心を結んだ線とのなす角が増大するに従い、前記チルト台座を鉛直方向へ戻す戻し力を増大させ、チルトモータのチルト部駆動に要するトルク変動を抑制する回転トルク調整機構を備えることを特徴とする雲台装置。
  2. 前記回転トルク調整機構は、前記チルトモータとチルト台座軸部との間の減速機構と、前記減速機構に取り付けられ前記チルト台座を水平位置に付勢する負荷装置とを備えることを特徴とする請求項1記載の雲台装置。
  3. 前記チルトモータは超音波モータであり、前記チルト台座軸部上において、超音波モータの保持トルク>前記撮像装置の自重による回転モーメント>前記負荷装置による回転モーメントを満たす関係にあることを特徴とする請求項2記載の雲台装置。
  4. 前記負荷装置は、板バネ、引っ張りコイルバネ、ねじりコイルバネを含むバネであることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の雲台装置。
  5. 前記チルト台座に装着された前記撮像装置を取り外すリリースボタンを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の雲台装置。
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