JPH06153064A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH06153064A
JPH06153064A JP4314411A JP31441192A JPH06153064A JP H06153064 A JPH06153064 A JP H06153064A JP 4314411 A JP4314411 A JP 4314411A JP 31441192 A JP31441192 A JP 31441192A JP H06153064 A JPH06153064 A JP H06153064A
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actuator
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Masami Sugimori
正巳 杉森
Tatsuo Chiaki
千明  達生
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズレベルに影響されることなく防振動作
を行うことができ、このことによって省電化を達成す
る。 【構成】 振動検出手段10,11からの信号より振れ
の無い状態であることを判別した場合には、光学的補正
手段1の駆動用のアクチュエータ4を駆動してこの光学
的補正手段を所定の位置に固定し、前記アクチュエータ
への電力供給を停止する電源供給停止手段12を設け、
振れの無い状態時には、光学的補正手段駆動用のオープ
ン制御されるステッピングモータ等のアクチュエータに
より光学的補正手段を所定の位置に移動させ、そして該
アクチュエータのトルクにより光学的補正手段をこの位
置に固定し、その後該アクチュエータへの電力供給を停
止するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等に配置
され、記録される映像が手振れ等による振動の影響を受
けることを防止する防振装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、特にビデオカメラにおいて、手振
れ等の振動の影響が記録映像に及ぶことを防止する防振
装置を搭載したものが普及し始めている。
【0003】この種の防振装置の一例として、例えば特
開昭60−143330号を挙げることができる。ここ
に開示される防振装置は、手振れを電気的に処理して補
正するものである。即ち、撮像装置であるところのビデ
オカメラは像信号の蓄積と出力を繰返して連続した画像
を得ているが、この特開昭60−143330号に開示
されている防振撮影装置は、該カメラの撮像素子上に得
られた画像信号と前回得られた画像信号を比較し、撮像
素子上での像の移動を検出することにより手振れを検出
し、撮像素子上の画像信号を取出す範囲を変化させて、
手振れの影響のない画像信号を与えようとするものであ
る。
【0004】また、光学的補正手段を用いて手振れに起
因する像振れを補正する防振装置も本出願人により種々
提案されている。
【0005】この種の防振装置は、一般に、光学的補正
手段としての例えば可変頂角プリズムと、該装置が搭載
されるビデオカメラ等に加わる振動を検出する振動セン
サと、前記可変頂角プリズムの頂角(可動中心に対する
変位量)を変化させる為のアクチュエータと、前記可変
頂角プリズムの頂角を検出する変位検出センサと、前記
振動センサにて検出された振れ方向とその量のデータに
基づいて前記可変頂角プリズムの駆動信号を算出して前
記アクチュエータを駆動する制御回路とを備えた構成と
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開昭60−143330号に開示される様な電気的に
像振れ補正を行う防振装置においては、撮像素子上の所
定の範囲にて得られた信号を画像信号とするため、該撮
像素子上の全ての素子を使用できず、これは撮像素子の
密度が低下したのと等価になり、得られる画質が低下す
るという問題点があった。
【0007】また、後者の可変頂角プリズムを光学的補
正手段として備えた防振装置においては、可変頂角プリ
ズムを直接コイルに機械的に接続し、該コイルに通電し
た際に、レンズ鏡筒に固定された永久磁石とコイルとの
間に作用する電磁力により、この可変頂角プリズムの頂
角を変化させるものであるので、防振機能を切ってカメ
ラを使用する際にも、該可変頂角プリズムの頂角が外部
から加わる振動によって変化しない様、頂角を一定の状
態に保つ(可動中心に保持する)べく電流を流し続ける
等の制御(電気的ロック)が必要であり、結果として電
池の消耗を増大してしまうという問題点があった。
【0008】又、電池の消耗を避けると共に防振機能が
切られた際に可変頂角プリズムの頂角を一定の状態に保
つ目的で、ロック機構(機械的ロック手段)を設ける構
成にすることも考えられるが、この様なロック機構を設
けると、該ロック機構の大きさ分だけ該装置が搭載され
るカメラも大型化し、携帯性を損なうという問題を生じ
てしまう。
【0009】更に、上記従来例では、振動のない状態、
例えば三脚上での撮影時に、ノイズ等の影響によって画
面が微少の動きをしてしまい、画像のピントが少しずれ
てしまうといった問題点も有していた。
【0010】上記のような問題点であるピントずれを避
けるためには、防振機能を働かせないよう(防振OFF
状態)にしなければならないが、三脚上でパンニング等
の操作を行った撮影をするケースも多々あり、この際に
防振機能が働いていないということは該装置の機能が十
分に活用されていないことになる。
【0011】また、防振機能のある撮影装置は、防振機
能を働かせたままでの撮影が主になりがちで、防振機能
のない撮影装置に比べて電力の消費が激しいといった問
題点があった。
【0012】(発明の目的)本発明の目的は、ノイズレ
ベルに影響されることなく防振動作を行うことができ、
このことによって省電化を達成することのできる防振装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動検出手段
からの信号より振れの無い状態であることを判別した場
合には、光学的補正手段駆動用のアクチュエータを駆動
してこの光学的補正手段を所定の位置に固定し、前記ア
クチュエータへの電力供給を停止する電源供給停止手段
を設け、振れの無い状態時には、光学的補正手段駆動用
のオープン制御されるステッピングモータ等のアクチュ
エータにより光学的補正手段を所定の位置に移動させ、
そして該アクチュエータのトルクにより光学的補正手段
をこの位置に固定し、その後該アクチュエータへの電力
供給を停止するようにしている。
【0014】また、本発明は、所定時間、振動検出手段
からの信号より振れの無い状態であることを判別した場
合には、光学的補正手段駆動用のアクチュエータを駆動
してこの光学的補正手段を可動中心に位置させ、次に固
定手段駆動用のアクチュエータを駆動して前記光学的補
正手段を固定し、次いで前記光学的補正手段駆動用のア
クチュエータへの電力供給を停止する電源供給停止手段
を設け、振れの無い状態時には、光学的補正手段駆動用
の閉ループ制御されるアクチュエータにより光学的補正
手段を可動中心に位置させ、そして固定手段駆動用のア
クチュエータにて機械的固定手段を作動させて光学的補
正手段をこの位置で固定し、その後前記光学的補正手段
駆動用のアクチュエータへの電力供給を停止するように
している。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0016】図1乃至図5は本発明の第1の実施例の防
振装置に係る図であり、図1は防振装置の機械的構成部
分を示す分解斜視図、図2はその断面及び電気ブロック
を示す機構図、図3は図1に示した動力伝達部分の要部
断面図、図4及び図5はこの実施例における防振装置の
動作を示すフローチャートである。
【0017】上記図1乃至図3において、先ず機械的構
成部分について説明する。
【0018】1は可変頂角プリズム、2はカバー、3は
撮影レンズ、4は第1のステッピングモータ、5は第1
の動力伝達レバー、6は第2のステッピングモータ、7
は第2の動力伝達レバー、8は第1のフォトインタラプ
タ、9は第2のフォトインタラプタである。
【0019】上記可変頂角プリズム1は、第1のガラス
板1a、第2のガラス板1b、ベローズ1c、第1の保
持鏡筒1e、第2の保持鏡筒1kより成り、第1,第2
のガラス板1a,1bとベローズ1cと第1,第2の保
持鏡筒1e,1kによって密閉された内部には、例えば
シリコンオイルの様な透明な液体1dが充填されてい
る。
【0020】上記第1の保持鏡筒1eは例えばポリカー
ボネイト樹脂を成形して作られ、略円環形状を成してい
る。この第1の保持鏡筒1eの外周部分には、第1の軸
1g、第1の突出部1h、第2の軸1fが嵌合される第
1の穴f’、及び、第2の突出部1jがそれぞれ設けら
れており、前記第1の突出部1hの先端部1iは球状を
成している。又、第1及び第2の突出部1h,1jは、
第1の軸1gと第1の穴1f’を結んだ軸に対して略垂
直な方向に設けられている。
【0021】上記第2の保持鏡筒1kは例えばポリカー
ボネイト樹脂を成形して作られ、略円環形状を成してい
る。この第2の保持鏡筒1kの外周部分には、第4の軸
1qが嵌合される第2の穴1q’、不図示の第3の軸1
p(前記第1の軸1gと第2の軸1fの位置関係と同
様、前記第4の軸1qに対向した位置に設けられてい
る)、第3の突出部1r、及び、不図示の第4の突出部
1n(前記第1の突出部1hと第2の突出部1jの位置
関係と同様、第3の突出部1rに対向した位置に設けら
れている)がそれぞれ設けられており、前記第3の突出
部1rの先端部1mは球状を成している。又、第3及び
第4の突出部1r,1nは、不図示の第3の軸1pと第
4の軸1qを結んだ軸に対して略垂直な方向に設けられ
ている。
【0022】上記ベローズ1cは例えばポリエチレン樹
脂により作られ、いわゆる蛇腹形状を成している。
【0023】また、前記第1の保持鏡筒1eには、透明
なガラスで出来た第1のガラス板1aが隙間が生じない
様に接着により固定されており、前記第2の保持鏡筒1
kには、透明なガラスで出来た第2のガラス板1bが隙
間を生じない様に接着により固定されている。又、前記
ベローズ1cの一端は上記第1の保持鏡筒1eに隙間の
ない様に接着されており、他端は上記第2の保持鏡筒1
kに隙間のない様に接着されている。したがって、前述
した様に、第1の保持鏡筒1eと第1のガラス板1aと
ベローズ1cと第2の保持鏡筒1kと第2のガラス板1
bによって密閉された空間が形成され、ここにシリコン
オイルの様な液体1dが充填される。
【0024】上記カバー2は例えばポリカーボネイト樹
脂で作られ、略円環形状をなし、第1の軸受け部2a、
第2の軸受け部2b、第3の軸受け部2cと、第4の軸
受け部2d、第1のスリット部2e、第2のスリット部
2f、第1の穴2g、第2の穴2h、第1乃至第4の取
付けリブ2i,2j,2k,2r(2j,2k,2rは
2iと同一の形状をしており、図1では図示せず)、及
び、第1,第2のピン2m,2nを有する。
【0025】前記第1乃至第4の取付けリブ2i,2
j,2k,2rには、それぞれビス穴が設けられてい
る。また、第1の軸受け部2aと第2の軸受け部2bを
結んだ方向と、第3の軸受け部2cと第4の軸受け部2
dを結んだ方向は、光軸に垂直で且つ互いに垂直になる
様になっている。
【0026】また、前記第1の軸受け部2aは所定の深
さを有する穴であり、前記第2の軸受け部2bはカバー
2の内径側と外形側を貫通する穴である。そして、前記
第1の軸受け部2aには可変頂角プリズム1の第1の軸
1gが嵌合され、前記第2の軸受け部2bには可変頂角
プリズム1の第2の軸1f(尚、該第2の軸1fは第1
の穴1f’に圧入等の手段により固定される)が嵌合さ
れる。この様な状態において、前記第2の軸受け部2b
よりカバー2の外部へ露出した第2の軸1fの頭部は、
図2に示すように、カバー2に固定された第1の板バネ
1sによりその軸方向に付勢されている。この第1の板
バネ1sは、カバー2に設けられたピン2mにその穴1
s’が嵌合され、熱カシメを行う等の手段により固定さ
れている。
【0027】また、前記第3の軸受け部2cは上記第1
の軸受け部2aと同様に所定の深さを有する穴であり、
前記第4の軸受け部2dは上記第2の軸受け部2bと同
様にカバー2の内径側と外径側を貫通する穴である。そ
して、前記第3の軸受け部2cには可変頂角プリズム1
の第3の軸1p(不図示)が嵌合され、前記第4の軸受
け部2dには可変頂角プリズム1の第2の軸1q(尚、
該第4の軸1qは第2の穴1q’に圧入等の手段により
固定される)が嵌合される。この様な状態において、前
記第4の軸受け部2dよりカバー2の外部へ露出した第
4の軸1qの頭部は、上記第2の軸1fの頭部と同様、
カバー2に固定された第2の板バネ1tによりその軸方
向に付勢されている。この第2の板バネ1sは、カバー
2に設けられたピン2nにその穴1t’が嵌合され、熱
カシメを行う等の手段により固定されている。
【0028】上記第1のフォトインタラプタ8はカバー
2の第1の穴2gに嵌め込まれ、接着等の手段により固
定されている。そして、該第1のフォトインタラプタ8
のスリット部は可変頂角プリズム1の第1の保持鏡筒1
eに設けられた第2の突出部1jが通る様に構成されて
おり、更に該突出部1jは可変頂角プリズム1の水平方
向の頂角が0度の近傍でフォトインタラプタ8の発光部
と受光部の間を「遮光する」,「遮光しない」各状態に
切り換えることが可能な寸法形状となっている。
【0029】また、上記第2のフォトインタラプタ9は
カバー2の第2の穴2hに嵌め込まれ、接着等の手段に
より固定されている。そして、該第2のフォトインタラ
プタ9のスリット部は可変頂角プリズム1の第2の保持
鏡筒1kに設けられた不図示の第4の突出部1nが通る
様に構成されており、更に該突出部1nは可変頂角プリ
ズム1の垂直方向の頂角が0度の近傍でフォトインタラ
プタ9の発光部と受光部の間を「遮光する」,「遮光し
ない」各状態に切り換えることが可能な寸法形状となっ
ている。
【0030】以上の様な構成にすることにより、可変頂
角プリズム1の第1の保持鏡筒1eは第1及び第2の軸
1g,1fを介してカバー2により略垂直方向に軸支さ
れ、また、第2の保持鏡筒1kは第3,第4の軸1p,
1qを介してカバー2により略水平方向に軸支され、前
記第1の保持鏡筒1eの第1の突出部1hに光軸と平行
な方向の力が作用すると、可変頂角プリズム1の水平方
向の頂角(以下、ヨー角と記す)が変化し、水平方向の
頂角が変化することにより光軸が水平方向に曲がり、撮
像素子上の像も水平方向に移動する。また、前記第2の
保持鏡筒1kに設けられた第3の突出部1rに光軸と平
行な方向の力が作用すると、可変頂角プリズム1の垂直
方向の頂角(以下、ピッチ角と記すが変化し、垂直方向
の頂角が変化することにより光軸が垂直方向に曲がり、
撮像素子上の像も垂直方向に移動する。
【0031】上記撮影レンズ3は、レンズ鏡筒3a、撮
影光学系3s,3t,3u,3v(図2参照)、絞り3
w、不図示の変倍用アクチュエータ、及び、不図示のピ
ント合せ用アクチュエータを有する周知の撮影レンズで
ある。
【0032】前記レンズ鏡筒3aの前方部分の外周部に
は第1乃至第4のフランジ3i,3j,3k,3r(3
iは不図示)が設けられ、これら第1n乃至第4のフラ
ンジ3i,3j,3k,3rには穴が設けられており、
不図示のビスをこれら穴に貫通させ、前記カバー2に設
けられた第1乃至第4の取付けリブ2i,2j,2k,
2r(図2i以外は不図示)に設けられたネジ穴に締め
る事により、前述の可変頂角プリズム1が装着されたカ
バー2は該レンズ鏡筒3aに固定されるされることにな
る。また、該レンズ鏡筒3aには第1,第2のステッピ
ングモータ4,5を固定するための穴3b,3c,3
d,3eが設けられており、該穴3b,3c,3d,3
eにビスを介して第1及び第2のステッピングモータ
4,6が固定される。さらにレンズ鏡筒3aにはCCD
ホルダ部3mが設けられ、固体撮像素子(CCD)が固
定される。
【0033】上記第1のステッピングモータ4は、周知
のPM型ステッピングモータであるモータ部4a、該モ
ータ部4aのロータの回転軸に一体で設けられたリード
スクリュ4b、該リードスクリュ4bを軸支する軸受け
を有する取付けアングル4f、該取付けアングル4fに
固定されたガイドバー4c、及び、該ガイドバー4cと
嵌合するスリーブを有し且つ前記リードスクリュ4bと
嵌合するネジ部を有するリードナット部4dにより構成
されている。そして、前記リードナット4dは前記モー
タ部4aのロータの回転に応じて光軸方向に移動する。
【0034】上記第1の動力伝達レバー5は例えばポリ
アセタール樹脂を成形して作られており、第1の軸受け
部5aと第2の軸受け部5bを有する。
【0035】前記第1の軸受け部5aは、前述の第1の
ステッピングモータ4のリードナット部4dに設けられ
た球状をした先端部4eをガタなく軸支し、前記第2の
軸受け部5bは、前述の可変頂角プリズム1の第2の保
持鏡筒1kに設けられた第3の突出部1rの球形状を成
す先端部1mをガタなく軸支する。
【0036】ここで、図3により前記第1の動力伝達レ
バー5の第1及び第2の軸受5a,5bと可変頂角プリ
ズム1の第3の突出部1rの先端部1m、及び、第1の
ステッピングモータ4のリードナット部4dに設けられ
た球状の先端部4eの関係について説明する。
【0037】なお、図3においては、動力伝達レバー5
の第2の軸受部5bと可変頂角プリズム1の第3の突出
部3rに設けられた球形の先端部1mの関係のみを示し
ているが、動力伝達レバー5の第1の軸受部5aと第1
のステッピングモータ4のリードナット部4dに設けら
れた球状の先端部4eの関係も全く同様である。
【0038】図3に示す様に、動力伝達レバー5の第2
の軸受部5bには、第1乃至第4のバネ部5b1 ,5b
2 ,5b3 ,5b4 (5b2 ,5b4 は不図示)、球面
状の摺動部5b5 、及び、顎部5b6 が設けられてお
り、前記顎部5b6 の内径は可変頂角プリズム1の第3
の突出部1rの球状の先端部1mの外径よりも所定の量
だけ小さく、また、前記球面状の摺動部5b5 の径は上
記第3の突出部1rの球状の先端部1mの径と同じであ
る。
【0039】この様な寸法形状であるために、可変頂角
プリズム1の第3の突出部1rの先端部1mは、動力伝
達レバー5の第2の軸受部5bに圧入により取付けられ
る。そして、組立て状態において、動力伝達レバー5の
第1乃至第4のバネ部5b1,5b2 ,5b3 ,5b4
は可変頂角プリズム1の第3の突出部1rの球状部1m
を該動力伝達レバー5の球面状の摺動部5b5 に付勢す
る働きを持つ。
【0040】上記の様な構成であるために、動力伝達レ
バー5は可変頂角プリズム1の第3の突出部1rの先端
部1mを中心として、いずれの方向にも回転自由度を有
する。また、同様に、動力伝達レバー5は第1のステッ
ピングモータ4のリードナット部4dに設けられた球状
の先端部4eを中心として、いずれの方向にも回転自由
度を有する。
【0041】この様に、第1のステッピングモータ4の
リードナット部4dと可変頂角プリズム1の第2の保持
鏡筒1kが動力の損失を生じず、且つ、ガタなく連結さ
れるために、第1のステッピングモータ4の回転に応じ
て正確に可変頂角プリズム1のピッチ角が変化する。
【0042】上記第2のステッピングモータ6は、周知
のPM型ステッピングモータであるモータ部6a、該モ
ータ部6aのロータの回転軸に一体で設けられたリード
スクリュ6b、該リードスクリュ6bを軸支する軸受け
を有する取付けアングル6f、該取付けアングル6fに
固定されたガイドバー6c、及び、該ガイドバー6cと
嵌合するスリーブを有し且つ前記リードスクリュ6bと
嵌合するネジ部を有するリードナット部6dにより構成
されている。そして、前記リードナット6dは前記モー
タ部6aのロータの回転に応じて光軸方向に移動する。
【0043】上記第1の動力伝達レバー7は例えばポリ
アセタール樹脂を成形して作られており、第1の軸受け
部6aと第2の軸受け部6bを有する。
【0044】前記第1の軸受け部6aは、前述の第2の
ステッピングモータ6のリードナット部6dに設けられ
た球状をした先端部6eをガタなく軸支し、前記第2の
軸受け部6bは、前述の可変頂角プリズム1の第1の保
持鏡筒1eに設けられた第1の突出部1hの球形状を成
す先端部1iをガタなく軸支する。
【0045】上記の様な構成であるために、動力伝達レ
バー7は可変頂角プリズム1の第1の突出部1hの先端
部1iを中心として、いずれの方向にも回転自由度を有
する。また、同様に、動力伝達レバー7は第2のステッ
ピングモータ6のリードナット部6dに設けられた球状
の先端部6eを中心として、いずれの方向にも回転自由
度を有する。
【0046】この様に、第2のステッピングモータ6の
リードナット部6dと可変頂角プリズム1の第1の保持
鏡筒1eが動力の損失を生じず、且つ、ガタなく連結さ
れるために、第2のステッピングモータ6の回転に応じ
て正確に可変頂角プリズム1のヨー角が変化する。
【0047】次に、本発明の第1の実施例における防振
装置の回路構成について、図2を用いて説明する。
【0048】図2において、10,11は振動センサで
あるところの例えば第1,第2の振動ジャイロであり、
第1の振動ジャイロ10は、レンズ鏡筒3aもしくは不
図示のビデオカメラ本体に、図1に示すピッチ方向にレ
ンズが揺れた場合のみに該レンズが揺れる速度に応じた
電圧を出力するべく固定されており、第2の振動ジャイ
ロ11は、同じくレンズ鏡筒3aもしくは不図示のビデ
オカメラ本体に、図1に示すヨー方向にレンズが揺れた
場合のみに該レンズが揺れる速度に応じた電圧を出力す
るべく固定されている。
【0049】12は上記振動ジャイロ10,11からの
角速度信号がバッファアンプ15,16を介して入力さ
れるマイクロコンピュータ等の制御回路であり、第1乃
至第4の入力端子12a,12b,12c,12dと第
1乃至第4の出力端子12e,12f,12g,12h
を有する。
【0050】そして、前記第1の入力端子12aは前記
第1の振動ジャイロ10の出力を増幅するバッファアン
プ15の出力端子に接続されており、第2の入力端子1
2bは前記第2のフォトインタラプタ9の出力端子に接
続されている。又、前記第3の入力端子12cは前記第
2の振動ジャイロ11の出力を増幅するバッファアンプ
16の出力端子に接続されており、第4の入力端子12
dは前記第1のフォトインタラプタ8の出力端子に接続
されている。
【0051】また、前記制御回路12の第1の出力端子
12eは第1の駆動回路13の第1の入力端子13aに
接続され、第2の出力端子12fは第1の駆動回路13
の第2の入力端子13bに接続されている。又、制御回
路12の第3の出力端子12gは第2の駆動回路14の
第1の入力端子14aに接続され、第4の出力端子12
hは第1の駆動回路14の第2の入力端子14bに接続
されている。
【0052】前記第1の駆動回路23の第1乃至第4の
出力端子13c,13d,13e,13f(図2では1
3d〜13fは不図示)は第1のステッピングモータ4
に接続されている。また、第2の駆動回路14の第1乃
至第4の出力端子14c,14d,14e,14f(1
4d〜14fは不図示)は第2のステッピングモータ6
(図1には不図示)に接続されている。これら第1,第
2の駆動回路13,14は周知の駆動回路であり、第1
の入力端子13a,14aの出力がハイレベルかローレ
ベルかでステッピングモータの回転方向が決定され、第
2の入力端子13b,14bにパルスが入力する毎にス
テッピングモータを回転せしめるものである。
【0053】上記防振動作は防振スイッチ18がONし
ている時に行われ、この防振動作時には、防振制御中で
あることを示す表示器17bを点灯させるため、制御回
路12はバッファ17aに出力する。
【0054】次に、上記構成における防振装置の本発明
に係る部分について、図4及び図5のフローチャートに
したがって説明する。なお、図4は本実施例の防振装置
の防振動作(以下、メインループと呼ぶ)を示すフロー
チャートであり、図5は図4のメインループに割込み、
メインループの情報に基づいてモータ駆動させる割込み
処理を示すプログラムである。
【0055】図2に示す制御回路12に電源が投入され
ることにより、図4のステップ100からの制御を開始
する。 [ステップ100] 第1,第2の駆動回路13,14
を介してヨー,ピッチのステッピングモータ4,6を初
期位置(リセット位置)に移動させる。このリセット動
作は、可変頂角プリズムを他の部材にぶつけないため
に、リセット位置からある所定の範囲内で可変頂角プリ
ズムを制御するために行う。 [ステップ101] ヨー,ピッチのカウンタをリセッ
トする。 [ステップ102] 防振スイッチ18がONか否かを
判別し、ONであれば防振動作中であることを知らせる
ために表示器16bを点灯させてステップ107へ進
み、OFFであればステップ103へ進む。 [ステップ103] 上記のステップ100と同様、第
1,第2の駆動回路13,14を介してヨー,ピッチの
ステッピングモータ4,6を初期位置(リセット位置)
に移動させる。 [ステップ104] ヨー,ピッチのカウンタをリセッ
トする。 [ステップ105] 上記ヨー,ピッチのステッピング
モータ4,6の駆動を停止する。 [ステップ106] 防振スイッチ18がONか否かを
判別し、OFFであればONになるまでこのステップに
留まり、ONになることによりステップ107へ進む。 [ステップ107] 振動ジャイロ10,11よりバッ
ファアンプ15,16を通してヨー,ピッチ方向の角速
度信号を取り込み、内蔵するA/D変換部にてA/D変
換する。 [ステップ108] 上記ステップ107でA/D変換
したヨー,ピッチ方向の角速度信号を積分し、角変位信
号に変換する。
【0056】ここで、上記角変位信号はステッピングモ
ータ4,6の位置情報であり、これにしたがって該ステ
ッピングモータ4,6を駆動することにより、上記の様
にして可変頂角プリズム1のヨー角、ピッチ角が設定さ
れ、後述するようにして防振が可能となる。 [ステップ109] ヨー,ピッチ方向の角速度信号が
共に定数C(任意)以下であればステップ110へ進
み、そうでなければステップ118へ進む。 [ステップ110] ストップカウンタの値を1つアッ
プさせる。 [ステップ111] 上記ストップカウンタの値が定数
B(任意)と等しいか否かを判別し、等しければステッ
プ112へ進み、等しくなければステップ119へ進む [ステップ112] 第1,第2の駆動回路13,14
を介してヨー,ピッチのステッピングモータ4,6をリ
セット位置に移動させる。 [ステップ113] ヨー,ピッチのカウンタをリセッ
トする。 [ステップ114] 上記ヨー,ピッチのステッピング
モータ4,6の駆動を停止する。また、この際、防振ス
イッチ18はON状態であるが、振れの状態が所定のレ
ベル以下であるので防振動作を停止していることを知ら
せるため、表示器17bの表示を点灯状態から点滅状態
に切り換える。 [ステップ115] 再び振動ジャイロ10,11より
バッファアンプ15,16を通してヨー,ピッチ方向の
角速度信号を取り込み、内蔵するA/D変換部にてA/
D変換する。 [ステップ116] 上記ステップ115でA/D変換
したヨー,ピッチ方向の角速度信号を積分し、角変位信
号に変換する。 [ステップ117] ヨー,ピッチ方向の角速度信号が
共に定数C以下であればステップ114へ進み、そうで
なければ防振動作を開始したことを知らせるために表示
器17bを再び点灯状態にしてステップ118へと戻
る。 [ステップ118] ストップカウンタをクリアする。 [ステップ119] ここではヨー方向の角変位信号と
ヨーカウンタの値とを比較し、等しければステップ12
3へ進み、等しくなければステップ120へ進む。 [ステップ120] ここではヨー方向の角変位信号が
ヨーカウンタの値よりも大きいか否かを判別し、大きけ
ればステップ121へ進み、そうでなければステップ1
22へ進む。 [ステップ121] ヨー方向の角変位信号がヨーカウ
ンタの値よりも大きいので、ヨー方向駆動用のステッピ
ングモータ6を時計回りに駆動する。そしてステップ1
24へ進む。 [ステップ122] ヨー方向の角変位信号がヨーカウ
ンタの値に等しいか小さいため、ヨー方向駆動用のステ
ッピングモータ6を反時計回りに駆動する。そしてステ
ップ124へ進む。 [ステップ123] ヨー方向の角変位信号とヨーカウ
ンタの値が等しいため、ヨー方向駆動用のステッピング
モータ6は所望の位置にあるとして、該ステッピングモ
ータ6を停止させる。そしてステップ124へ進む。 [ステップ124] ここではピッチ方向の角変位信号
とピッチカウンタの値とを比較し、等しければステップ
128へ進み、等しくなければステップ125へ進む。 [ステップ125] ここではピッチ方向の角変位信号
がピッチカウンタの値よりも大きいか否かを判別し、大
きければステップ126へ進み、そうでなければステッ
プ127へ進む。 [ステップ126] ピッチ方向の角変位信号がピッチ
カウンタの値よりも大きいので、ピッチ方向駆動用のス
テッピングモータ4を時計回りに駆動する。そしてステ
ップ129へ進む。 [ステップ127] ピッチ方向の角変位信号がピッチ
カウンタの値に等しいか小さいため、ピッチ方向駆動用
のステッピングモータ4を反時計回りに駆動する。そし
てステップ129へ進む。 [ステップ128] ピッチ方向の角変位信号とピッチ
カウンタの値が等しいため、ピッチ方向駆動用のステッ
ピングモータ4は所望の位置にあるとして、該ステッピ
ングモータ4を停止させる。そしてステップ129へ進
む。 [ステップ129] サンプリングタイム1msecを経過
したか否かを判別し、経過していなければこのステップ
に留まり、経過することによりステップ102へ戻り、
再び同様の動作を繰り返す。
【0057】次に、図5を用いてピッチ,ヨー方向の駆
動を行うステッピングモータ4,6を実際に駆動する為
の信号を作成する割込み処理について説明する。
【0058】図5に示す割込み処理は、前述の通り、図
4に示されるメインループの情報によってモータを駆動
するクロックパルスを作ると共に、ヨー,ピッチのカウ
ンタをアップダウンカウントさせるものであり、図4に
示すメインループの任意のタイミングに所定の時間間隔
で発生する。なお、この図5はヨー方向の防振動作のみ
を示すフローチャートであるが、ピッチ方向の防振動作
も全く同様にしておこなわれるため、ここでは省略して
いる。 [ステップ200] ヨー方向駆動の割込みが入ったか
否かを判別し、割込みがあった場合にはステップ201
へ進む。 [ステップ201] ヨー方向のメインループで作られ
た駆動情報がステッピングモータ6を停止させるべく情
報であるか否かを判別し、そうであった場合にはステッ
プ202へ進み、そうでなければステップ203へ進
む。 [ステップ202] ここではヨー方向のメインループ
で作られた駆動情報がステッピングモータ6を停止させ
るべく情報であるため、該ステッピングモータ6を停止
させる。これは、図2の制御回路12の出力端子12f
から駆動回路13の入力端子13bへの駆動パルスを停
止することにより実現される。そしてステップ212へ
進む。 [ステップ203] ここではヨー方向のメインループ
で作られた駆動情報がステッピングモータ6を駆動させ
るべく情報であるため、次にこの駆動方向が時計回りで
あるか否かの判別を行う。この結果、時計回りであれば
ステップ204へ進み、反時計回りであればステップ2
08へ進む。 [ステップ204] ステッピングモータ6を時計回り
に回転させる。これは、制御回路12の出力端子12e
から駆動回路13の入力端子13aへ出力する駆動方向
信号をローレベルにし、制御回路12の出力端子12f
から駆動回路13の入力端子13bへ駆動パルスを出力
することにより実現される。 [ステップ205] ヨー割込みカウンタの値を1つア
ップさせる。 [ステップ206] 上記ヨー割込みカウンタの値が任
意の定数Aに達したか否かを判別し、≠Aであるならば
ステップ213へ進み、任意の定数Aに達した、つまり
=Aであるならばステップ207へ進む。 [ステップ207] ヨーカウンタの値を1つアップさ
せる。
【0059】上記ステップ203においてステッピング
モータ6を反時計回りに駆動させることが判別された場
合には、前述した様にステップ208へと進む。 [ステップ208] ステッピングモータ6を反時計回
りに回転させる。これは、制御回路12の出力端子12
eから駆動回路13の入力端子13aへ出力する駆動方
向信号をハイレベルにし、制御回路12の出力端子12
fから駆動回路13の入力端子13bへ駆動パルスを出
力することにより実現される。 [ステップ209] ヨー割込みカウンタの値を1つア
ップさせる。 [ステップ210] 上記ヨー割込みカウンタの値が任
意の定数Aに達したか否かを判別し、≠Aであるならば
ステップ213へ進み、任意の定数Aに達した、つまり
=Aであるならばステップ211へ進む。 [ステップ211] ヨー駆動方向が反時計回りなの
で、ヨーカウンタの値を「1」ダウンさせる。 [ステップ212] メインループで作られた駆動情報
(モータ駆動方向、モータ停止)を割込みプログラムに
取り込む。 [ステップ213] ヨーモータを駆動するためのクロ
ックを作る次の割込みまでの時間を設定する。
【0060】以上の動作を割込みが入った毎に行う。ま
た、前述した様に、ピッチ方向の駆動もヨー方向とタイ
ミングのずれた同様の割込み処理によって行われる。
【0061】以上の図4及び図5の一連の動作を行う事
によって防振が行われるが、図6,図7(a),(b)
を用いて上記防振装置の動作を概説すると、以下の様に
なる。
【0062】図6,図7(a),(b)のそれぞれ横軸
は時間を、図6の縦軸は電圧を、又図7(a),(b)
の縦軸は可変頂角プリズム1の頂角(可動中心よりの変
位角)を、それぞれ表している。
【0063】ビデオカメラに手振れ等により振動が加わ
ると、第1又は第2の振動ジャイロ10,11は図6の
様な電圧(角速度信号)を出力する。すると、これを受
ける制御回路12は内部で積分処理を行い、これにて生
成される変位信号を第1又は第2の駆動回路13,14
へ出力し、時刻に対し図7(a)に実線で示す位置に可
変頂角プリズム1を動かす為に第1又は第2のステッピ
ングモータ4,6を制御するべく通常は行われる。
【0064】これに対し、この第1の実施例では、図7
(a)の様に角速度信号の積分によって得られる変位信
号そのままにしたがって第1又は第2のステッピングモ
ータ4,6を駆動して防振制御を行うのではなく、図7
(b)の様に角変位信号があるレベル(ノイズレベル)
以下(実施例では定数C以下)であり、かつ、所定時間
この状態が継続した場合(実施例では定数Bにストップ
カウンタの値に達した時)、該モータへの通電を停止す
る、つまりこの間は防振制御は停止するようにしてい
る。そして、角変位信号が再びあるレベルを超えた場合
には、第1又は第2のステッピングモータ4,6への通
電を再開し、防振制御を再開させるようにしている。
【0065】以上述べたように、上記の第1の実施例で
は、所定の時間角変位信号が所定のレベル以下(振動が
ないとみなせるレベル以下)になり、その後上記角変位
信号が所定のレベルを超えるまでの間は、ステッピング
モータへの通電を一旦停止し、可変頂角プリズムを所定
の位置(可動中心)に固定するようにしている為、防振
ON時にもノイズレベルに影響されることなくクリアな
映像を撮影することが可能となる。
【0066】また、上記のような防振制御を行うため、
省電化を達成することができる。
【0067】また、防振動作中における表示器17bの
表示形態と振れの状態が所定以下である為に防振動作を
一時的に停止している時の表示形態を変えているため、
容易に撮影者にその時々の防止制御状態を知らしめるこ
とができ、使い勝手の良いものとすることができる。
【0068】(第2の実施例)上記の第1の実施例で
は、ステッピングモータへの通電を停止してから一度で
も所定のレベルの角変位信号が得られると、直ちに防振
制御を再開するようにしていたが、モータ通電停止の条
件と同様の判断によって防振制御を再開させるようにす
ることも可能である。以下、これを第2の実施例として
説明する。
【0069】図8は本発明の第2の実施例における主要
部分の動作を示すフローチャートであり、第1の実施例
と同じ部分は省略してある。 [ステップ117] ヨー,ピッチ方向の角速度信号が
共に定数C以下であればステップ117dへ進み、そう
でなければステップ117aへ進む。 [ステップ117a] ヨー,ピッチ方向の角速度信号
が定数Cよりも大きい値であるので、ここではモータ駆
動カウンタの値を1つアップさせ、ステップ117bへ
進む。 [ステップ117b] 上記モータ駆動カウンタの値が
定数D(任意)と等しいか否かの判別を行い、等しけれ
ばステップ114へ戻って防振制御を再開し、等しくな
ければステップ117cへ進む。 [ステップ117c] 上記モータ駆動カウンタをクリ
アし、ステップ118へ進む。 [ステップ117d] ここではヨー,ピッチ方向の角
速度信号が共に定数C以下であるので、上記モータ駆動
カウンタをクリアし、ステップ114へ戻って防振制御
を再開する。
【0070】上記の図8を図4のフローチャートに付け
加えることによって該第2の実施例は実現されるが、こ
こで図9,図10(a),(b)を用いて該防振装置の
動作を概説すると、以下の様になる。
【0071】図6,図7と同様、図9,図10(a),
(b)のそれぞれ横軸は時間を、図9の縦軸は電圧を、
又図10(a),(b)の縦軸は可変頂角プリズム1の
頂角(可動中心よりの変位角)を、それぞれ表してい
る。
【0072】ビデオカメラに手振れ等により振動が加わ
ると、第1又は第2の振動ジャイロ10,11は図9の
様な電圧(角速度信号)を出力する。すると、これを受
ける制御回路12は内部で積分処理を行い、これにて生
成される変位信号を第1又は第2の駆動回路13,14
へ出力し、時刻に対し図10(a)に実線で示す位置に
可変頂角プリズム1を動かす為に第1又は第2のステッ
ピングモータ4,6を制御するべく通常は行われる。
【0073】これに対し、この第2の実施例では、図1
0(a)の様に角速度信号の積分によって得られる変位
信号そのままにしたがって第1又は第2のステッピング
モータ4,6を駆動して防振制御を行うのではなく、図
10(b)の様に角変位信号があるレベル(ノイズレベ
ル)以下(実施例では定数C以下)であり、かつ、所定
時間この状態が継続した場合(実施例では定数Bにスト
ップカウンタの値に達した時)、該モータへの通電を停
止する、つまりこの間は防振制御は停止するようにして
いる。そして、角変位信号が再びあるレベルを超えた時
間が所定の時間(実施例では定数D)経過したら、第1
又は第2のステッピングモータ4,6への通電を再開
し、防振制御を再開させるようにしている。
【0074】以上述べたように、上記の第2の実施例で
は、所定の時間の角変位信号が所定のレベル以下(振動
がないとみなせるレベル以下)になり、その後角変位信
号が再びあるレベルを超えた時間がある時間経過するま
での間は、ステッピングモータへの通電を一旦停止し、
可変頂角プリズムを所定の位置(可動中心)に固定する
ようにしている為、防振ON時にもノイズレベルに影響
されることなくクリアな映像を撮影することが可能とな
る。
【0075】この第2の実施例では、図7(b)と図1
0(b)との比較から明らかなように、第1の実施例に
比べてモータの通電停止時間が長くなっている。これ
は、上記の様に、角変位信号が所定のレベルを超えたら
直ちに防振制御を再開するのではなく、この状態が所定
の時間継続することで初めて行うようにしているからで
ある。従って、省電という面からみると、この第2の実
施例の方がよりその効果を得ることができる。
【0076】(第3の実施例)以上の第1及び第2の実
施例においては、可変頂角プリズムを駆動するアクチュ
エータにオープン制御が可能なステッピングモータを用
いたが、可変頂角プリズムを直接コイルに機械的に接続
し、該コイルに通電することによって防振制御を行う構
成にすることも可能である。
【0077】図11はこの様な構成から成る、本発明の
第3の実施例を示す防振装置の概略構成を示すものであ
る。
【0078】第1の実施例と異なる点は、ステッピング
モータ4,6がトルカー4’,6’になり、リセット位
置検出素子であるフォトインタラプタ9が光学式位置エ
ンコーダ(PSD等)9’になり、可変頂角プリズム1
を固定する機械的ロック機構17a,該機械的ロック機
構17aを駆動するアクチュエータ17b、該アクチュ
エータ17bを駆動するための駆動回路17cが追加さ
れた点だけである。
【0079】この実施例において、振動が所定のレベル
以下になった際には、まずトルカー4’,6’と光学式
位置エンコーダ9’により可変頂角プリズム1を可動中
心に位置させ、この状態(電気的ロックをかけた状態)
で駆動回路19cを介してアクチュエータ19bを駆動
し、機械的ロック機構19aを作動させて可変頂角プリ
ズム1を固定し、その後前記トルカー4’,6’への電
力供給を停止することになる。
【0080】なお、図11の様な構成にした場合、可変
頂角プリズム1を駆動するアクチュエータ7bの通電を
停止すると、該可変頂角プリズム1の自重でハの時にな
ってしまい、最適な状態で可動中心に固定することがで
きない。
【0081】そこで、機械的ロック機構19aの凹部を
矢印の方向に回転させてから可変頂角プリズム1を固定
し、その後アクチュエータ7bへの通電を停止し、可変
頂角プリズム1を図示の様に可動中心に固定するように
している。これにより、可変頂角プリズムの構成要素で
ある二枚のガラス板を平行に保持することができ、この
状態での撮影に何ら悪影響を与えることはない。
【0082】また、この実施例の場合、一度機械的ロッ
ク機構19aが作動して所定時間が経過することによ
り、防振動作の不可の状態とし、再度防振スイッチ18
がONされない限り防振動作を許可しない構成とするこ
とができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動検出手段からの信号より振れの無い状態であること
を判別した場合には、光学的補正手段駆動用のアクチュ
エータを駆動してこの光学的補正手段を所定の位置に固
定し、前記アクチュエータへの電力供給を停止する電源
供給停止手段を設け、振れの無い状態時には、光学的補
正手段駆動用のオープン制御されるステッピングモータ
等のアクチュエータにより光学的補正手段を所定の位置
に移動させ、そして該アクチュエータのトルクにより光
学的補正手段をこの位置に固定し、その後該アクチュエ
ータへの電力供給を停止するようにしている。
【0084】また、所定時間、振動検出手段からの信号
より振れの無い状態であることを判別した場合には、光
学的補正手段駆動用のアクチュエータを駆動してこの光
学的補正手段を可動中心に位置させ、次に固定手段駆動
用のアクチュエータを駆動して前記光学的補正手段を固
定し、次いで前記光学的補正手段駆動用のアクチュエー
タへの電力供給を停止する電源供給停止手段を設け、振
れの無い状態時には、光学的補正手段駆動用の閉ループ
制御されるアクチュエータにより光学的補正手段を可動
中心に位置させ、そして固定手段駆動用のアクチュエー
タにて機械的固定手段を作動させて光学的補正手段をこ
の位置で固定し、その後前記光学的補正手段駆動用のア
クチュエータへの電力供給を停止するようにしている。
【0085】よって、ノイズレベルに影響されることな
く防振動作を行うことができ、このことによって省電化
を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における防振装置の機械
的部分を示す分解斜視図である。
【図2】図1の防振装置の断面及び電気ブロックを示す
機構図である。
【図3】図1の動力伝達レバーと可変頂角プリズムの突
出部との関係を示す断面図である。
【図4】図1の防振装置の本発明に係る部分の動作を示
すフローチャートである。
【図5】同じく図1の防振装置の本発明に係る部分の動
作を示すフローチャートである。
【図6】図1の防振装置にて得られる角速度信号を示す
図である。
【図7】図6の角速度信号を積分して得られる角変位信
号と実際にモータ駆動に用いる角変位信号を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例における防振装置におけ
る主要部分の動作を示すフローチャートである。
【図9】図8の防振装置にて得られる角速度信号を示す
図である。
【図10】図9の角速度信号を積分して得られる角変位
信号と実際にモータ駆動に用いる角変位信号を示す図で
ある。
【図11】本発明の第3の実施例における防振装置の断
面及び電気ブロックを示す機構図である。
【符号の説明】
1 可変頂角プリズム 4,6 第1及び第2のステッピングモー
タ 10,11 振動ジャイロ 12,31,51 制御回路 13,14 第1及び第2の駆動回路 4’,6’ トルカー 19a 機械的ロック機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】 前記第1の駆動回路13の第1乃至第4
の出力端子13c,13d,13e,13f(図2では
13d〜13fは不図示)は第1のステッピングモータ
4に接続されている。また、第2の駆動回路14の第1
乃至第4の出力端子14c,14d,14e,14f
(14d〜14fは不図示)は第2のステッピングモー
タ6(図1には不図示)に接続されている。これら第
1,第2の駆動回路13,14は周知の駆動回路であ
り、第1の入力端子13a,14aの出力がハイレベル
かローレベルかでステッピングモータの回転方向が決定
され、第2の入力端子13b,14bにパルスが入力す
る毎にステッピングモータを回転せしめるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】 なお、図11の様な構成にした場合、可
変頂角プリズム1を駆動するアクチュエータ9’の通電
を停止すると、該可変頂角プリズム1の自重でハの
なってしまい、最適な状態で可動中心に固定することが
できない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】 そこで、機械的ロック機構19aの凹部
を矢印の方向に回転させてから可変頂角プリズム1を固
定し、その後アクチュエータ9’への通電を停止し、可
変頂角プリズム1を図示の様に可動中心に固定するよう
にしている。これにより、可変頂角プリズムの構成要素
である二枚のガラス板を平行に保持することができ、こ
の状態での撮影に何ら悪影響を与えることはない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 該装置に加わる振れを検出する振動検出
    手段と、前記振れに起因する撮像面上での像振れを補正
    する為の光学的補正手段と、該光学的補正手段が所定の
    位置に来たことを検出するリセット位置検出手段と、前
    記光学的補正手段の駆動用のアクチュエータと、前記振
    動検出手段からの信号より前記光学的補正手段の駆動量
    を算出し、この算出結果及び前記リセット位置検出手段
    にて検出された所定の位置情報に基づいて前記アクチュ
    エータの駆動を制御する制御手段とを備えた防振装置に
    おいて、前記制御手段内に、前記振動検出手段からの信
    号より振れの無い状態であることを判別した場合には、
    前記アクチュエータを駆動して前記光学的補正手段を所
    定の位置に固定し、このアクチュエータへの電力供給を
    停止する電源供給停止手段を設けたことを特徴とする防
    振装置。
  2. 【請求項2】 該装置に加わる振れを検出する振動検出
    手段と、前記振れに起因する撮像面上での像振れを補正
    する為の光学的補正手段と、該光学的補正手段の位置を
    常時検出する位置検出手段と、前記光学的補正手段の駆
    動用の第1のアクチュエータと、前記振動検出手段から
    の信号より前記光学的補正手段の駆動量を算出し、この
    算出結果及び前記位置検出手段にて検出された位置情報
    に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御する制御手
    段と、前記光学的補正手段を可動中心に固定する固定手
    段と、該固定手段を駆動する第2のアクチュエータとを
    備えた防振装置において、前記制御手段内に、所定時
    間、前記振動検出手段からの信号より振れの無い状態で
    あることを判別した場合には、前記第1のアクチュエー
    タを駆動して前記光学的補正手段を可動中心に位置さ
    せ、次に前記第2のアクチュエータを駆動して前記光学
    的補正手段を固定し、次いで前記第1のアクチュエータ
    への電力供給を停止する電源供給停止手段を設けたこと
    を特徴とする防振装置。
  3. 【請求項3】 防振動作を許可するスイッチ手段と、防
    振動作時にはその旨を知らせる表示手段とを設けると共
    に、電源供給停止手段にて補正光学手段を駆動するアク
    チュエータへの電源供給が停止された場合には、前記表
    示手段による表示形態を、防振動作時は異ならせる表示
    制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の防振装置。
  4. 【請求項4】 制御手段内に、電源供給停止手段にて補
    正光学手段を駆動するアクチュエータへの電源供給が停
    止されている状態において、振動検出手段からの信号よ
    り振れが生じたことをことを判別した場合には、直ちに
    光学的補正手段用のアクチュエータを駆動して防振動作
    を再開させる防振再開手段を具備したことを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の防振装置。
  5. 【請求項5】 制御手段内に、電源供給停止手段にて補
    正光学手段を駆動するアクチュエータへの電源供給が停
    止されている状態において、所定時間、振動検出手段か
    らの信号より振れが生じたことを判別した場合には、光
    学的補正手段用のアクチュエータを駆動して防振動作を
    再開させる防振再開手段を具備したことを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の防振装置。
  6. 【請求項6】 電源供給停止手段にて補正光学手段を駆
    動するアクチュエータへの電源供給が停止されてから所
    定時間経過した場合、防振スイッチ手段による防振動作
    再開の指示がなされるまでは該防振動作を不許可とする
    防振不許可手段を具備したことを特徴とする請求項3記
    載の防振装置。
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