JP3181119B2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP3181119B2
JP3181119B2 JP33120792A JP33120792A JP3181119B2 JP 3181119 B2 JP3181119 B2 JP 3181119B2 JP 33120792 A JP33120792 A JP 33120792A JP 33120792 A JP33120792 A JP 33120792A JP 3181119 B2 JP3181119 B2 JP 3181119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等に配置
され、記録される映像が手振れ等による振動の影響を受
けることを防止する防振装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、特にビデオカメラにおいて、手振
れ等の振動の影響が記録映像に及ぶことを防止する防振
装置を搭載したものが普及し始めている。
【0003】この種の防振装置の一例として例えば特開
昭60−143330号を挙げることができる。ここに
開示される防振装置は、手振れを電気的に処理して補正
するものである。即ち、撮像装置であるところのビデオ
カメラは像信号の蓄積と出力を繰返して連続した画像を
得ているが、この特開昭60−143330号に開示さ
れている防振撮影装置は、該カメラの撮像素子上に得ら
れた画像信号と前回得られた画像信号を比較し、撮像素
子上での像の移動を検出することにより手振れを検出
し、撮像素子上の画像信号を取出す範囲を変化させて、
手振れの影響のない画像信号を与えようとするものであ
る。
【0004】また、光学的補正手段を用いて手振れに起
因する像振れを補正する防振装置も本出願人により種々
提案されている。
【0005】この種の防振装置は、一般に、光学的補正
手段としての例えば可変頂角プリズムと、該装置が搭載
されるビデオカメラ等に加わる振動を検出する振動セン
サと、前記可変頂角プリズムの頂角(可動中心に対する
変位量)を変化させる為のアクチュエータと、前記可変
頂角プリズムの頂角を検出する変位検出センサと、前記
振動センサにて検出された振れ方向とその量のデータに
基づいて前記可変頂角プリズムの駆動信号を算出して前
記アクチュエータを駆動する制御回路とを備えた構成と
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開昭60−143330号に開示される様な電気的に
像振れ補正を行う防振装置においては、撮像素子上の所
定の範囲にて得られた信号を画像信号とするため、該撮
像素子上の全ての素子を使用できず、これは撮像素子の
密度が低下したのと等価になり、得られる画質が低下す
るという問題点があった。
【0007】さらに、特開昭60−143330号に開
示される様な電気的に像振れ補正を行う防振装置におい
ては、撮像素子の画素を最小単位として像振れ補正を行
うものである為、大型のテレビモニタで像振れ補正を行
った画像を見ると、不連続な像振れ補正が行われるよう
な、不自然な画像になってしまうといった問題点があっ
た。
【0008】また、後者の光学的に像振れ補正を行う防
振装置においては、振動に対する追従性を向上させよう
とすると発振し易くなるために、振動に対する高い追従
性を得るのが困難であるという欠点があった。この点に
鑑み、本願出願人は、オープン制御が可能なステッピン
グモータ等の駆動源を用いて光学的補正手段を駆動し、
振動に対する高い追従性を得ることを可能とする装置を
先願(未公開)している。
【0009】しかしながら、上記の先願装置において
も、光学的補正手段の駆動はパルス制御により行われる
ため、1パルス当りの像振れ補正量によっては像振れ補
正を行った際に得られる画像が、前記した電気的に像振
れ補正を行う装置と同様に、大型のテレビモニタで像振
れ補正を行った画像を見ると、不連続な像振れ補正が行
われるような、不自然な画像になってしまうといった問
題点があった。
【0010】(発明の目的)本発明の目的は、像振れ補
正を行った際に得られる画像が、ぎくしゃくした不自然
なものではなく、滑らかで自然な画像となるようにする
ことのできる防振装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明は、該装置に加わる振れを検出する振動検
出手段と、前記振れに起因する固体撮像素子面上での像
振れを補正する為の光学的補正手段と、パルス信号によ
り制御される、前記光学的補正手段の駆動用のアクチュ
エータと、前記振動検出手段からの信号より前記光学的
補正手段の駆動量を算出し、この算出結果に基づいて前
記アクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備えた
防振装置であって、前記制御手段は、前記アクチュエー
タを介して行う前記光学的補正手段の最小制御量を、
記固体撮像素子上での結像位置変化に換算した際、該
撮像素子の画素ピッチ以下とする防振装置とするもの
である。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1乃至図7は本発明の一実施例の防振装
置に係る図であり、図1は防振装置の機械的構成部分を
示す分解斜視図、図2はその断面及び電気ブロックを示
す機構図、図3は図1に示した動力伝達部分の要部断面
図、図4は可変頂角プリズムの頂角変化とCCD上の像
位置変化に関して説明するための図、図5及び図6はこ
の実施例における防振装置の動作を示すフローチャー
ト、図7は動作説明を助けるための信号波形を示す図で
ある。
【0014】上記図1乃至図3において、先ず機械的構
成部分について説明する。
【0015】1は可変頂角プリズム、2はカバー、3は
撮影レンズ、4は第1のステッピングモータ、5は第1
の動力伝達レバー、6は第2のステッピングモータ、7
は第2の動力伝達レバー、8は第1のフォトインタラプ
タ、9は第2のフォトインタラプタ、70は固体撮像素
子(以下、CCDと記す)である。
【0016】上記可変頂角プリズム1は、第1のガラス
板1a、第2のガラス板1b、ベローズ1c、第1の保
持鏡筒1e、第2の保持鏡筒1kより成り、第1,第2
のガラス板1a,1bとベローズ1cと第1,第2の保
持鏡筒1e,1kによって密閉された内部には、例えば
シリコンオイルの様な透明な液体1dが充填されてい
る。
【0017】 上記第1の保持鏡筒1eは例えばポリカ
ーボネイト樹脂を成形して作られ、略円環形状を成して
いる。この第1の保持鏡筒1eの外周部分には、第1の
軸1g、第1の突出部1h、第2の軸1fが嵌合される
第1の穴1f’、及び、第2の突出部1jがそれぞれ設
けられており、前記第1の突出部1hの先端部1iは球
状を成している。又、第1及び第2の突出部1h,1j
は、第1の軸1gと第1の穴1f’を結んだ軸に対して
略垂直な方向に設けられている。
【0018】上記第2の保持鏡筒1kは例えばポリカー
ボネイト樹脂を成形して作られ、略円環形状を成してい
る。この第2の保持鏡筒1kの外周部分には、第4の軸
1qが嵌合される第2の穴1q’、不図示の第3の軸1
p(前記第1の軸1gと第2の軸1fの位置関係と同
様、前記第4の軸1qに対向した位置に設けられてい
る)、第3の突出部1r、及び、不図示の第4の突出部
1n(前記第1の突出部1hと第2の突出部1jの位置
関係と同様、第3の突出部1rに対向した位置に設けら
れている)がそれぞれ設けられており、前記第3の突出
部1rの先端部1mは球状を成している。又、第3及び
第4の突出部1r,1nは、不図示の第3の軸1pと第
4の軸1qを結んだ軸に対して略垂直な方向に設けられ
ている。
【0019】上記ベローズ1cは例えばポリエチレン樹
脂により作られ、いわゆる蛇腹形状を成している。
【0020】また、前記第1の保持鏡筒1eには、透明
なガラスで出来た第1のガラス板1aが隙間が生じない
様に接着により固定されており、前記第2の保持鏡筒1
kには、透明なガラスで出来た第2のガラス板1bが隙
間を生じない様に接着により固定されている。又、前記
ベローズ1cの一端は上記第1の保持鏡筒1eに隙間の
ない様に接着されており、他端は上記第2の保持鏡筒1
kに隙間のない様に接着されている。したがって、前述
した様に、第1の保持鏡筒1eと第1のガラス板1aと
ベローズ1cと第2の保持鏡筒1kと第2のガラス板1
bによって密閉された空間が形成され、ここにシリコン
オイルの様な液体1dが充填される。
【0021】上記カバー2は例えばポリカーボネイト樹
脂で作られ、略円環形状をなし、第1の軸受け部2a、
第2の軸受け部2b、第3の軸受け部2cと、第4の軸
受け部2d、第1のスリット部2e、第2のスリット部
2f、第1の穴2g、第2の穴2h、第1乃至第4の取
付けリブ2i,2j,2k,2r(2j,2k,2rは
2iと同一の形状をしており、図1では図示せず)、及
び、第1,第2のピン2m,2nを有する。
【0022】前記第1乃至第4の取付けリブ2i,2
j,2k,2rには、それぞれビス穴が設けられてい
る。また、第1の軸受け部2aと第2の軸受け部2bを
結んだ方向と、第3の軸受け部2cと第4の軸受け部2
dを結んだ方向は、光軸に垂直で且つ互いに垂直になる
様になっている。
【0023】また、前記第1の軸受け部2aは所定の深
さを有する穴であり、前記第2の軸受け部2bはカバー
2の内径側と外形側を貫通する穴である。そして、前記
第1の軸受け部2aには可変頂角プリズム1の第1の軸
1gが嵌合され、前記第2の軸受け部2bには可変頂角
プリズム1の第2の軸1f(尚、該第2の軸1fは第1
の穴1f’に圧入等の手段により固定される)が嵌合さ
れる。この様な状態において、前記第2の軸受け部2b
よりカバー2の外部へ露出した第2の軸1fの頭部は、
図2に示すように、カバー2に固定された第1の板バネ
1sによりその軸方向に付勢されている。この第1の板
バネ1sは、カバー2に設けられたピン2mにその穴1
s’が嵌合され、熱カシメを行う等の手段により固定さ
れている。
【0024】 また、前記第3の軸受け部2cは上記第
1の軸受け部2aと同様に所定の深さを有する穴であ
り、前記第4の軸受け部2dは上記第2の軸受け部2b
と同様にカバー2の内径側と外径側を貫通する穴であ
る。そして、前記第3の軸受け部2cには可変頂角プリ
ズム1の第3の軸1p(不図示)が嵌合され、前記第4
の軸受け部2dには可変頂角プリズム1の第2の軸1q
(尚、該第4の軸1qは第2の穴1q’に圧入等の手段
により固定される)が嵌合される。この様な状態におい
て、前記第4の軸受け部2dよりカバー2の外部へ露出
した第4の軸1qの頭部は、上記第2の軸1fの頭部と
同様、カバー2に固定された第2の板バネ1tによりそ
の軸方向に付勢されている。この第2の板バネ1tは、
カバー2に設けられたピン2nにその穴1t’が嵌合さ
れ、熱カシメを行う等の手段により固定されている。
【0025】上記第1のフォトインタラプタ8はカバー
2の第1の穴2gに嵌め込まれ、接着等の手段により固
定されている。そして、該第1のフォトインタラプタ8
のスリット部は可変頂角プリズム1の第1の保持鏡筒1
eに設けられた第2の突出部1jが通る様に構成されて
おり、更に該突出部1jは可変頂角プリズム1の水平方
向の頂角が0度の近傍でフォトインタラプタ8の発光部
と受光部の間を「遮光する」,「遮光しない」各状態に
切り換えることが可能な寸法形状となっている。
【0026】また、上記第2のフォトインタラプタ9は
カバー2の第2の穴2hに嵌め込まれ、接着等の手段に
より固定されている。そして、該第2のフォトインタラ
プタ9のスリット部は可変頂角プリズム1の第2の保持
鏡筒1kに設けられた不図示の第4の突出部1nが通る
様に構成されており、更に該突出部1nは可変頂角プリ
ズム1の垂直方向の頂角が0度の近傍でフォトインタラ
プタ9の発光部と受光部の間を「遮光する」,「遮光し
ない」各状態に切り換えることが可能な寸法形状となっ
ている。
【0027】以上の様な構成にすることにより、可変頂
角プリズム1の第1の保持鏡筒1eは第1及び第2の軸
1g,1fを介してカバー2により略垂直方向に軸支さ
れ、また、第2の保持鏡筒1kは第3,第4の軸1p,
1qを介してカバー2により略水平方向に軸支され、前
記第1の保持鏡筒1eの第1の突出部1hに光軸と平行
な方向の力が作用すると、可変頂角プリズム1の水平方
向の頂角(以下、ヨー角と記す)が変化することによ
り、光軸が水平方向に曲がり、CCD70上の像も水平
方向に移動する、また、前記第2の保持鏡筒1kに設け
られた第3の突出部1rに光軸と平行な方向の力が作用
すると、可変頂角プリズム1の垂直方向の頂角(以下、
ピッチ角と記す)が変化するすることにより、光軸が垂
直方向に曲がり、CCD70上の像も垂直方向に移動す
る。
【0028】上記撮影レンズ3は、レンズ鏡筒3a、撮
影光学系3s,3t,3u,3v(図2参照)、絞り3
w、不図示の変倍用アクチュエータ、及び、不図示のピ
ント合せ用アクチュエータを有する周知の撮影レンズで
ある。
【0029】 前記レンズ鏡筒3aの前方部分の外周部
には第1乃至第4のフランジ3i,3j,3k,3r
(3iは不図示)が設けられ、これら第1乃至第4のフ
ランジ3i,3j,3k,3rには穴が設けられてお
り、不図示のビスをこれら穴に貫通させ、前記カバー2
に設けられた第1乃至第4の取付けリブ2i,2j,2
k,2r(2i以外は不図示)に設けられたネジ穴に締
める事により、前述の可変頂角プリズム1が装着された
カバー2は該レンズ鏡筒3aに固定されることになる。
また、該レンズ鏡筒3aには第1,第2のステッピング
モータ4,5を固定するための穴3b,3c,3d,3
eが設けられており、該穴3b,3c,3d,3eにビ
スを介して第1及び第2のステッピングモータ4,6が
固定される。さらにレンズ鏡筒3aにはCCDホルダ部
3mが設けられ、CCD70が固定される。
【0030】 上記第1ステッピングモータ4は、周知
のPM型ステッピングモータであるモータ部4a、該モ
ータ部4aのロータの回転軸に一体で設けられたリード
スクリュー4b、該リードスクリュー4bを軸支する軸
受けを有する取付けアングル4f、該取付けアングル4
fに固定されたガイドバー4c、及び、該ガイドバー4
cと嵌合するスリーブを有し且つ前記リードスクリュー
4bと嵌合するネジ部を有するリードナット部4dによ
り構成されている。そして、前記リードナット4dは前
記モータ部4aのロータの回転に応じて光軸方向に移動
する。
【0031】上記第1の動力伝達レバー5は例えばポリ
アセタール樹脂を成形して作られており、第1の軸受け
部5aと第2の軸受け部5bを有する。
【0032】前記第1の軸受け部5aは、前述の第1の
ステッピングモータ4のリードナット部4dに設けられ
た球状をした先端部4eをガタなく軸支し、前記第2の
軸受け部5bは、前述の可変頂角プリズム1の第2の保
持鏡筒1kに設けられた第3の突出部1rの球形状を成
す先端部1mをガタなく軸支する。
【0033】ここで、図3により前記第1の動力伝達レ
バー5の第1及び第2の軸受5a,5bと可変頂角プリ
ズム1の第3の突出部1rの先端部1m、及び、第1の
ステッピングモータ4のリードナット部4dに設けられ
た球状の先端部4eの関係について説明する。
【0034】 なお、図3においては、動力伝達レバー
5の第2の軸受部5bと可変頂角プリズム1の第3の突
出部1rに設けられた球形の先端部1mの関係のみを示
しているが、動力伝達レバー5の第1の軸受部5aと第
1のステッピングモータ4のリードナット部4dに設け
られた球状の先端部4eの関係も全く同様である。
【0035】図3に示す様に、動力伝達レバー5の第2
の軸受部5bには、第1乃至第4のバネ部5b1 ,5b
2 ,5b3 ,5b4 (5b2 ,5b4 は不図示)、球面
状の摺動部5b5 、及び、顎部5b6 が設けられてお
り、前記顎部5b6 の内径は可変頂角プリズム1の第3
の突出部1rの球状の先端部1mの外径よりも所定の量
だけ小さく、また、前記球面状の摺動部5b5 の径は上
記第3の突出部1rの球状の先端部1mの径と同じであ
る。
【0036】この様な寸法形状であるために、可変頂角
プリズム1の第3の突出部1rの先端部1mは、動力伝
達レバー5の第2の軸受部5bに圧入により取付けられ
る。そして、組立て状態において、動力伝達レバー5の
第1乃至第4のバネ部5b1,5b2 ,5b3 ,5b4
は可変頂角プリズム1の第3の突出部1rの球状部1m
を該動力伝達レバー5の球面状の摺動部5b5 に付勢す
る働きを持つ。
【0037】上記の様な構成であるために、動力伝達レ
バー5は可変頂角プリズム1の第3の突出部1rの先端
部1mを中心として、いずれの方向にも回転自由度を有
する。また、同様に、動力伝達レバー5は第1のステッ
ピングモータ4のリードナット部4dに設けられた球状
の先端部4eを中心として、いずれの方向にも回転自由
度を有する。
【0038】この様に、第1のステッピングモータ4の
リードナット部4dと可変頂角プリズム1の第2の保持
鏡筒1kが動力の損失を生じず、且つ、ガタなく連結さ
れるために、第1のステッピングモータ4の回転に応じ
て正確に可変頂角プリズム1のピッチ角が変化する。
【0039】 上記第2のステッピングモータ6は、周
知のPM型ステッピングモータであるモータ部6a、該
モータ部6aのロータの回転軸に一体で設けられたリー
スクリュー6b、該リードスクリュー6bを軸支する
軸受けを有する取付けアングル6f、該取付けアングル
6fに固定されたガイドバー6c、及び、該ガイドバー
6cと嵌合するスリーブを有し且つ前記リードスクリュ
6bと嵌合するネジ部を有するリードナット部6dに
より構成されている。そして、前記リードナット6dは
前記モータ部6aのロータの回転に応じて光軸方向に移
動する。
【0040】上記第1の動力伝達レバー7は例えばポリ
アセタール樹脂を成形して作られており、第1の軸受け
部6aと第2の軸受け部6bを有する。
【0041】前記第1の軸受け部6aは、前述の第2の
ステッピングモータ6のリードナット部6dに設けられ
た球状をした先端部6eをガタなく軸支し、前記第2の
軸受け部6bは、前述の可変頂角プリズム1の第1の保
持鏡筒1eに設けられた第1の突出部1hの球形状を成
す先端部1iをガタなく軸支する。
【0042】上記の様な構成であるために、動力伝達レ
バー7は可変頂角プリズム1の第1の突出部1hの先端
部1iを中心として、いずれの方向にも回転自由度を有
する。また、同様に、動力伝達レバー7は第2のステッ
ピングモータ6のリードナット部6dに設けられた球状
の先端部6eを中心として、いずれの方向にも回転自由
度を有する。
【0043】この様に、第2のステッピングモータ6の
リードナット部6dと可変頂角プリズム1の第1の保持
鏡筒1eが動力の損失を生じず、且つ、ガタなく連結さ
れるために、第2のステッピングモータ6の回転に応じ
て正確に可変頂角プリズム1のヨー角が変化する。
【0044】次に、上記構成から成る防振装置の単位補
正量について、図4を用いて説明する。
【0045】図4は、上記図1において可変頂角プリズ
ム1の頂角が0°の状態から第1のステッピングモータ
4が所定量だけ回転し、ピッチ方向の頂角がθ°になっ
た状態を示している。
【0046】図4において、3xは撮影レンズ3の撮影
光学系3s,3t,3u,3vを総じて表している。x
はCCD70の画素ピッチである。
【0047】可変頂角プリズム1のピッチ方向の頂角が
θ°になると、光軸はψ°だけ曲げられる。このθとψ
は、可変頂角プリズム1の中に充填される液体の屈折率
によって決まる定数をαとするとψ=αθなる関係にな
る。
【0048】また、撮影光学系3xの焦点距離をfとす
ると、可変頂角プリズム1のピッチ方向の頂角がθ°に
なると、光軸はψ°だけずれ、CCD70上で無限遠の
物体の像は「f tanψ」だけずれた位置に像を結ぶ。
【0049】本実施例による防振装置においては、ステ
ッピングモータを1ステップ回転させた時の像の位置の
ずれ量がCCD70の1画素ピッチx以下になるよう
に、第1及び第2のステッピングモータ4,6のそれぞ
れのリードスクリュー4b,6bのピッチが設定されて
いる。
【0050】次に、本実施例における防振装置の回路構
成について、図2を用いて説明する。
【0051】図2において、10,11は振動センサで
あるところの例えば第1,第2の振動ジャイロであり、
第1の振動ジャイロ10は、レンズ鏡筒3aもしくは不
図示のビデオカメラ本体に、図1に示すピッチ方向にレ
ンズが揺れた場合のみに該レンズが揺れる速度に応じた
電圧を出力するべく固定されており、第2の振動ジャイ
ロ11は、同じくレンズ鏡筒3aもしくは不図示のビデ
オカメラ本体に、図1に示すヨー方向にレンズが揺れた
場合のみに該レンズが揺れる速度に応じた電圧を出力す
るべく固定されている。
【0052】12は上記振動ジャイロ10,11からの
角速度信号がバッファアンプ15,16を介して入力さ
れるマイクロコンピュータより成る制御回路であり、第
1乃至第4の入力端子12a,12b,12c,12d
と第1乃至第4の出力端子12e,12f,12g,1
2hを有する。
【0053】 そして、前記第1の入力端子12aは前
記第1の振動ジャイロ10の出力を増幅するバッファア
ンプ15の出力端子に接続されており、第2の入力端子
12bは前記第2のフォトインタラプタ9の出力端子に
接続されている。又、前記第3の入力端子12cは前記
第2の振動ジャイロ11の出力を増幅するバッファアン
プ16の出力端子に接続されており、第4の入力端子1
2dは前記第1のフォトインタラプタ8の出力端子に接
続されている。
【0054】 また、前記制御回路12の第1の出力端
子12eは第1の駆動回路13の第1の入力端子13a
に接続され、第2の出力端子12fは第1の駆動回路1
3の第2の入力端子13bに接続されている。又、制御
回路12の第3の出力端子12gは第2の駆動回路14
の第1の入力端子14aに接続され、第4の出力端子
2hは第1の駆動回路14の第2の入力端子14bに接
続されている。
【0055】 前記第1の駆動回路13の第1乃至第4
の出力端子13c,13d,13e,13f(図2では
13d〜13fは不図示)は第1のステッピングモータ
4に接続されている。また、第2の駆動回路14の第1
乃至第4の出力端子14c,14d,14e,14f
(14d〜14fは不図示)は第2のステッピングモー
タ6(図2には不図示)に接続されている。これら第
1,第2の駆動回路1314は周知の駆動回路であ
り、第1の入力端子13a,14aへの入力がハイレベ
ルかローレベルかでステッピングモータの回転方向が決
定され、第2の入力端子13b,14bにパルスが入力
する毎にステッピングモータを回転せしめるものであ
る。
【0056】次に、上記構成における防振装置の本発明
に係る部分の動作について、図5及び図6のフローチャ
ートにしたがって説明する。なお、図5は本実施例の防
振装置の防振動作(以下、メインループと呼ぶ)を示す
フローチャートであり、図6は図5のメインループに割
込み、メインループの情報に基づいてモータ駆動させる
割込み処理を示すプログラムである。
【0057】図2に示す制御回路12に電源が投入され
ることにより、図5のステップ100からのピッチ,ヨ
ーのステッピングモータ4,6の制御を行う。[ステッ
プ100] 第1,第2の駆動回路13,14を介して
ピッチ,ヨーのステッピングモータ4,6を初期位置
(リセット位置)に移動させる。このリセット動作は、
可変頂角プリズムを他の部材にぶつけないために、リセ
ット位置からある所定の範囲内で可変頂角プリズムを制
御するために行う。また、防振を切る場合には、リセッ
ト位置に可変頂角プリズムを移動させ、リセット位置に
静止させる。 [ステップ101] ピッチ,ヨーカウンタをリセット
する。 [ステップ102] 振動ジャイロ10,11よりバッ
ファアンプ15,16を通してヨー,ピッチ方向の角速
度信号を取り込み、内蔵するA/D変換部にてA/D変
換する。 [ステップ103] 上記ステップ102でA/D変換
したヨー,ピッチ方向の角速度信号を積分し、角変位信
号に変換する。
【0058】ここで、上記角変位信号はステッピングモ
ータ4,6の位置情報であり、これにしたがって該ステ
ッピングモータ4,6を駆動することにより、上記の様
にして可変頂角プリズム1のヨー角、ピッチ角が設定さ
れ、後述するようにして防振が可能となる。 [ステップ104] ここではヨー方向の角変位信号と
ヨーカウンタの値とを比較し、等しければステップ10
8へ進み、等しくなければステップ105へ進む。 [ステップ105] ここではヨー方向の角変位信号が
ヨーカウンタの値よりも大きいか否かを判別し、大きけ
ればステップ106へ進み、そうでなければステップ1
07へ進む。 [ステップ106] ヨー方向の角変位信号がヨーカウ
ンタの値よりも大きいので、ヨー方向駆動用のステッピ
ングモータ6を時計回りに駆動する。そしてステップ1
09へ進む。 [ステップ107] ヨー方向の角変位信号がヨーカウ
ンタの値に等しいか小さいため、ヨー方向駆動用のステ
ッピングモータ6を反時計回りに駆動する。そしてステ
ップ109へ進む。 [ステップ108] ヨー方向の角変位信号とヨーカウ
ンタの値が等しいため、ヨー方向駆動用のステッピング
モータ6は所望の位置にあるとして、該ステッピングモ
ータ6を停止させる。そしてステップ109へ進む。 [ステップ109] ここではピッチ方向の角変位信号
とピッチカウンタの値とを比較し、等しければステップ
113へ進み、等しくなければステップ110へ進む。 [ステップ110] ここではピッチ方向の角変位信号
がピッチカウンタの値よりも大きいか否かを判別し、大
きければステップ111へ進み、そうでなければステッ
プ112へ進む。 [ステップ111] ピッチ方向の角変位信号がピッチ
カウンタの値よりも大きいので、ピッチ方向駆動用のス
テッピングモータ4を時計回りに駆動する。そしてステ
ップ114へ進む。 [ステップ112] ピッチ方向の角変位信号がピッチ
カウンタの値に等しいか小さいため、ピッチ方向駆動用
のステッピングモータ4を反時計回りに駆動する。そし
てステップ114へ進む。 [ステップ113] ピッチ方向の角変位信号とピッチ
カウンタの値が等しいため、ピッチ方向駆動用のステッ
ピングモータ4は所望の位置にあるとして、該ステッピ
ングモータ4を停止させる。そしてステップ114へ進
む。 [ステップ114] サンプリングタイム1msecを経過
したか否かを判別し、経過していなければこのステップ
に留まり、経過することによりステップ102へ戻り、
再び同様の動作を繰り返す。
【0059】次に、図6を用いてピッチ,ヨー方向の駆
動を行うステッピングモータ4,6を実際に駆動する為
の信号を作成する割込み処理について説明する。
【0060】図6に示す割込み処理は、前述の通り、図
5に示されるメインループの情報によってモータを駆動
するクロックパルスを作ると共に、ヨー,ピッチのカウ
ンタをアップダウンカウントさせるものであり、図5に
示すメインループの任意のタイミングに所定の時間間隔
で発生する。なお、この図6はヨー方向の防振動作のみ
を示すフローチャートであるが、ピッチ方向の防振動作
も全く同様にしておこなわれるため、ここでは省略して
いる。 [ステップ200] ヨー方向駆動の割込みが入ったか
否かを判別し、割込みがあった場合にはステップ201
へ進む。 [ステップ201] ヨー方向のメインループで作られ
た駆動情報がステッピングモータ6を停止させるべく情
報であるか否かを判別し、そうであった場合にはステッ
プ202へ進み、そうでなければステップ203へ進
む。 [ステップ202] ここではヨー方向のメインループ
で作られた駆動情報がステッピングモータ6を停止させ
るべく情報であるため、該ステッピングモータ6を停止
させる。これは、図2の制御回路12の出力端子12f
から駆動回路13の入力端子13bへの駆動パルスを停
止することにより実現される。そしてステップ212へ
進む。 [ステップ203] ここではヨー方向のメインループ
で作られた駆動情報がステッピングモータ6を駆動させ
るべく情報であるため、次にこの駆動方向が時計回りで
あるか否かの判別を行う。この結果、時計回りであれば
ステップ204へ進み、反時計回りであればステップ2
08へ進む。 [ステップ204] ステッピングモータ6を時計回り
に回転させる。これは、制御回路12の出力端子12e
から駆動回路13の入力端子13aへ出力する駆動方向
信号をローレベルにし、制御回路12の出力端子12f
から駆動回路13の入力端子13bへ駆動パルスを出力
することにより実現される。 [ステップ205] ヨー割込みカウンタを「1」アッ
プさせる。 [ステップ206] 上記ヨー割込みカウンタの値が任
意の定数Aに達したか否かを判別し、≠Aであるならば
ステップ213へ進み、任意の定数Aに達した、つまり
=Aであるならばステップ207へ進む。 [ステップ207] ヨーカウンタの値を「1」アップ
させる。
【0061】上記ステップ203においてステッピング
モータ6を反時計回りに駆動させることが判別された場
合には、前述した様にステップ208へと進む。 [ステップ208] ステッピングモータ6を反時計回
りに回転させる。これは、制御回路12の出力端子12
eから駆動回路13の入力端子13aへ出力する駆動方
向信号をハイレベルにし、制御回路12の出力端子12
fから駆動回路13の入力端子13bへ駆動パルスを出
力することにより実現される。 [ステップ209] ヨー割込みカウンタを「1」アッ
プさせる。 [ステップ210] 上記ヨー割込みカウンタの値が任
意の定数Aに達したか否かを判別し、≠Aであるならば
ステップ213へ進み、任意の定数Aに達した、つまり
=Aであるならばステップ211へ進む。 [ステップ211] ヨー駆動方向が反時計回りなの
で、ヨーカウンタの値を「1」ダウンさせる。 [ステップ212] メインループで作られた駆動情報
(モータ駆動方向、モータ停止)を割込みプログラムに
取り込む。 [ステップ213] ヨーモータを駆動するためのクロ
ックを作る次の割込みまでの時間を設定する。
【0062】以上の動作を割込みが入った毎に行う。ま
た、前述した様に、ピッチ方向の駆動もヨー方向とタイ
ミングのずれた同様の割込み処理によって行われる。
【0063】以上の図5及び図6の一連の動作を行う事
によって防振が行われるが、図7(a),(b)を用い
て上記防振装置の動作を概説すると、以下の様になる。
【0064】図7(a),(b)のそれぞれ横軸は時間
を、図7(a)の縦軸は電圧を、又図7(b)の縦軸は
可変頂角プリズム1の頂角(可動中心よりの変位角)
を、それぞれ表している。
【0065】ビデオカメラに手振れ等により振動が加わ
ると、第1又は第2の振動ジャイロ10,11は図7
(a)の様な電圧(角速度信号)を出力する。すると、
これを受ける制御回路12は内部で積分処理を行い、こ
れにて生成される変位信号を第1又は第2の駆動回路1
3,14へ出力し、時刻に対し図7(b)に実線で示す
位置に可変頂角プリズム1を動かす為に第1又は第2の
ステッピングモータ4,6を制御する。ことにより、図
7(b)に破線で示すように可変頂角プリズム1の頂角
が変化し、防振動作が行われる。
【0066】本実施例では、第1又は第2のステッピン
グモータ4,6の駆動制御にカウントを用いており、そ
して、この制御は該カウントのリセット値(可変頂角プ
リズムが可動中心時における値及びこれより防振動作中
に変化した値を含む)と角変位信号とによって行い、可
変頂角プリズムの頂角制御を行うようにしている。
【0067】以上述べて来た様に、この第1の実施例で
は、可変頂角プリズム1を振動センサ(振動ジャイロ1
0,11)の出力に基づいてステッピングモータ4,6
で動力伝達レバー5,7で動かし、防振を行う構成のた
め、撮影環境等の変化により可変頂角プリズム1を動か
すのに必要な力が変化しても制御系の発振を招くことな
く、防振撮影を行う事が可能である。
【0068】また、光軸と平行になる様に配設されたス
テッピングモータ4,6の回転を光軸方向の動きに変換
して可変頂角プリズム1を動かしているため、防振機能
を切った際には該モータに通電を行ったり、特別なロッ
ク機構を設けなくても、可変頂角プリズム1を所定の位
置(可動中心位置)に保持することが可能となる。
【0069】(変形例)本実施例では、光学的補正手段
として可変頂角プリズムを用いているが、これに限定さ
れるものではなく、撮影光軸に対して垂直方向の異なる
2方向にシフトして防振を行うシフト光学系や、慣性を
利用して防振を行う光学系を用いたものであっても同様
の効果を得ることができる。
【0070】また、光学的補正手段(可変頂角プリズ
ム)を駆動する為の動力源としてステッピンモータを用
いているが、これに限定されるものではなく、直流モー
タや超音波モータのようなアクチュエータでも良い。
【0071】また、本実施例では、マイクロコンピュー
タより成る制御回路12の内部で処理される1パルスは
ステッピングモータの1ステップに相当しているが、該
制御回路12の内部で処理される1パルスをステッピン
グモータの1パルスよりも小さくして、例えば該制御回
路12から2パルス駆動する命令が来ると、ステッピン
グモータが1ステップ歩進するようにすれば、ステッピ
ングモータの駆動方向の反転時や微少な振動が加わった
時等においても、より自然で滑らかな画像を得ることが
できる。
【0072】さらに又、本実施例の防振装置をズームレ
ンズとの組み合わせで使用する際には、焦点距離に応じ
て最小制御ピッチが変化するようにすれば、各焦点距離
で最適な防振効果を得ることができる。
【0073】本実施例によれば、ステッピングモータ
4,6を介して可変頂角プリズム1を駆動して像振れ補
正を行う際の、可変頂角プリズム1の最小制御量(最小
光軸変化角度)を、CCD70上での画素ピッチ以下に
するようにしているため、防振動作中においても滑らか
で自然な画像を得ることが可能となる。
【0074】尚、上記の如き装置と一見類似した技術が
特開平3−276981号にて開示されているが、該特
開平3−276981号にて開示された技術は、撮像素
子の画素間にできる像を、透明屈折板を回転させる事で
画素に導き、画素間の映像信号を得て解像度を高めよう
とするものであり、本発明は上記した様に、像振れ補正
を行う際に、光学的補正手段の最小制御単位を、撮像素
子上の結像位置変化に換算した際に、撮像素子の画素ピ
ッチ以下にして、光学的補正手段を最小制御単位だけ動
かした時に、像が大きく飛んでしまうのを防止し、滑ら
かで自然な画像を得られるようにしたものであり、その
目的、技術内容共に全く異なるものであるのは明らかで
あろう。
【0075】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、像振れ補正を行った際に得られる画像が、ぎくしゃ
くした不自然なものではなく、滑らかで自然な画像とな
るようにすることができる防振装置を提供できるもので
ある。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における防振装置の機械
的部分を示す分解斜視図である。
【図2】図1の防振装置の断面及び電気ブロックを示す
機構図である。
【図3】図1の動力伝達レバーと可変頂角プリズムの突
出部との関係を示す断面図である。
【図4】図1の防振装置において可変頂角プリズムの頂
角変化とCCD上の像位置変化について説明するための
図である。
【図5】図1の防振装置の本発明に係る部分の動作を示
すフローチャートである。
【図6】同じく図1の防振装置の本発明に係る部分の動
作を示すフローチャートである。
【図7】図1の防振装置の概略動作を説明するための信
号波形を示す図である。
【符号の説明】
1,40 可変頂角プリズム 4,6 第1及び第2のステッピングモー
タ 5,7 第1及び第2の動力伝達レバー 8,9 第1及び第2のフォトインタラプ
タ 10,11 振動ジャイロ 12 制御回路 13,14 第1及び第2の駆動回路 70 CCD
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 G03B 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 該装置に加わる振れを検出する振動検出
    手段と、前記振れに起因する固体撮像素子面上での像振
    れを補正する為の光学的補正手段と、パルス信号により
    制御される、前記光学的補正手段の駆動用のアクチュエ
    ータと、前記振動検出手段からの信号より前記光学的補
    正手段の駆動量を算出し、この算出結果に基づいて前記
    アクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備えた防
    振装置であって、前記制御手段は、前記アクチュエータ
    を介して行う前記光学的補正手段の最小制御量を、前記
    固体撮像素子上での結像位置変化に換算した際、該固体
    撮像素子の画素ピッチ以下とすることを特徴とする防振
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、撮影レンズの焦点距離
    をf,固体撮像素子の画素ピッチをxとした時、前記
    学的補正手段を最小制御量だけ駆動した際の光軸変化角
    度ψ f tanψ≦x となるように前記アクチュエータを制御することを特徴
    とする請求項1記載の防振装置。
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