JP2008185802A - 雲台装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、チルト角度の変化によるモータの必要起動トルクの変化を少なく抑え、モータのトルク制御を容易に行うことができる雲台装置を提供する。
【解決手段】雲台装置10において、チルト機構の駆動源となるチルト駆動用のモータ36の動力を、楕円ギア40と楕円ギア46とが組み合わされて構成された可変減速機構を介して、デジタルカメラ1が装着された雲台台座3に伝達してデジタルカメラ1をチルト駆動する。
【選択図】図8

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置が装着可能でチルトやパン等を電動で行う雲台装置に関する。
近年、デジタルカメラの普及に伴い、デジタルカメラのメーカーは、性能アップや多機能化、小型化等でしのぎを削り、早いサイクルでモデルチェンジを行っている。その結果、各家庭で数台のデジタルカメラを所有することが普通となり、使われなくなったデジタルカメラが各家庭で眠っている状況になりつつある。
一方、セキュリティーへの関心、重要性の増加に伴い、監視カメラがオフィス、店舗内、駐車場、野外、さらには家庭内へも浸透しだしている。家庭用の監視カメラとしては、簡単に設置して手軽に使用することができ、例えば、ペット等の監視、別室の幼児、老人の見守り等の目的で人体センサーを備えた人を検知して携帯電話等に通報する等の簡易監視カメラが提案されている。
そこで、デジタルカメラをパンやチルトが可能な回転式の雲台装置に取り付けて、簡易監視カメラとして使う用途が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−60937号公報
しかしながら、上述のように、デジタルカメラを簡易監視カメラとして使用する場合、雲台装置側にパンやチルトを行うための駆動機構やモータが必要となるが、構造やデザインに制約等があってそれらの設計は容易ではない。
特に、デジタルカメラを雲台装置に装着してチルト駆動させる場合、デジタルカメラの重心とチルト機構の回転軸との距離が大きくなってしまうと、チルト動作時に必要な起動トルクを得るために駆動モータを高トルク化すなわち大型化する必要がある。
例えば、図12に示すように、雲台台座102に接続されたデジタルカメラ101の重心の位置aと当該デジタルカメラ101をチルト駆動させる雲台本体103のチルト回転軸bとの距離をrとしたときの駆動モータに必要な起動トルクについて説明する。
モータの必要起動トルクTは、デジタルカメラなど撮像装置や雲台台座等で構成されるチルト部の慣性モーメントをJ、軸や空気などによる粘性抵抗をC、撮像装置と台座の重力による回転モーメントをTgとすると、概略的にT=J+C+Tgで表される。なお、粘性抵抗Cについては、慣性モーメントJや回転モーメントTgに対して無視できる量であることから、T≒J+Tgとして説明する。
図12において、デジタルカメラ101の重心位置aとチルトの回転軸bとの距離rが大きく離れている場合、必然的に慣性モーメントJが大きくなり、結果的にモータの必要起動トルクTが大きくなる。例えば、図13に示すように、デジタルカメラ101が大きく傾いた位置から水平位置へ向かってチルト駆動させる場合、回転モーメントTgの影響を大きく受けることになる。回転モーメントTgは、デジタルカメラ101の重量をWとすると、Tg=r×Wsinθ(θ:重心位置aの鉛直方向からの回転角=チルト角度(チルト方向に駆動する角度))=r×W1となる。
通常、雲台台座の水平位置を0°とすると、デジタルカメラのチルト可能角度については後方45°〜前方45°程度の場合が多く、これより、チルト角度θが最大となる位置(例えば、後方又は前方45°にチルトした位置)でTgが最大になる。このとき、sin0°=0、sin45°≒0.7とすると、Tgは、水平位置でTg=0、後方又は前方45°にチルトした位置でTg≒0.7rWとなる。この結果、回転モーメントTgの値は、チルト角度0°〜45°の範囲で0〜0.7rWとなり、チルトしたときの停止位置角度の違いにより、モータの必要起動トルクTが大きく変化し、最適なモータ起動トルクの制御が必要になる。これに対応するために、大きなトルクを発生させる大型のモータを使用する必要があり、コストアップとなる。
また、モータの必要起動トルクの変化に対する厳密な制御も必要となり、モータのドライバ回路等の規模も増すことになる。さらに、結果的に、モータやドライバ回路等の収納に大きなスペースを必要とし、装置の重量も増す。これらは、デザイン上の制約又は雲台の設計上の制約となり、商品性を著しく損なうおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、チルト角度の変化によるモータの必要起動トルクの変化を少なく抑え、モータのトルク制御を容易に行うことができる雲台装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の雲台装置は、撮像装置を装着可能な台座と、前記台座に装着された撮像装置をチルト駆動するチルト機構とを備えた雲台装置において、前記チルト機構の駆動源となるチルト駆動モータと前記台座とが減速機を介して伝達駆動されると共に、前記減速機の減速比を可変としたことを特徴とする。
本発明によれば、チルト機構の駆動源となるチルト駆動モータと台座とが減速機を介して伝達駆動されると共に、減速機の減速比を可変とした。これにより、チルト角度の変化によるモータの必要起動トルクの変化を少なく抑え、モータのトルク制御を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る雲台装置の外観を示す斜視図である。
図1に示す雲台装置10には、デジタルカメラ1が装着されている。デジタルカメラ1にはアタッチメント2が取り付けられ、それが雲台装置10の雲台台座3へ取り付けられている。雲台台座3には、デジタルカメラ1に取り付けられたアタッチメント2を保持する保持機構を備える一方、当該保持機構を解除し、雲台台座3からアタッチメント2を取り外すためのリリースボタン4が設けられている。保持機構は、鍵状のフック等で構成される。
また、雲台台座3は、不図示のチルトベース板金に保持されており、チルト回転軸を中心に前方へ45°又は後方へ45°までチルト回転する。パンカバー5は、チルトベース板金に取り付けられていて、パン回転軸(図示せず)を中心に左右それぞれ170°ずつパン回転する。
本体外装6には、CF(CompactFlash)カードなどのカード型記憶媒体が着脱可能なメモリーカード挿入口7が設けられている。また、本体外装6には、iVDR(Information Versatile Disk for Removable usage)などのリムーバブルHDDを着脱可能なHDD挿入口8が設けられている。図示例では、1.8インチiVDR9が装着されている。
図2は、図1の雲台装置10に装着可能なデジタルカメラ1の斜視図であり、(a)は底面から見た図、(b)は上面から見た図である。
図2(a)において、デジタルカメラ1には、その底面に電池交換用の電池蓋14と、三脚固定用のネジ穴15とが設けられている。また、デジタルカメラ1は、その側面に、図2(b)に示すような、撮影信号や制御信号をやりとりするUSBコネクタ16を備える。
図3は、図1のアタッチメント2の斜視図である。
アタッチメント2は、雲台台座3に設けられた保持機構と連携して着脱自在となる中間介在体であり、デジタルカメラ1の側面と底面を覆うようにL字形状をしている。デジタルカメラ1の側面に接合される部分の内側には、デジタルカメラ1側のUSBコネクタ16と接合するコネクタ17を備える。
また、アタッチメント2は、底面に雲台台座3と接合するためのコネクタ18を備える。コネクタ17とコネクタ18は内部で結線されていて、電気的に信号のやりとりが行えるようになっている。
また、アタッチメント2は、デジタルカメラ1と一体に固定するための三脚ネジ19を備える。この三脚ネジ19がデジタルカメラ1側の三脚固定用のネジ穴15に螺合することにより、アタッチメント2がデジタルカメラ1に固定される。さらに、アタッチメント2は、アタッチメント2を取り付けたままでもデジタルカメラ1本体への電池交換が可能なように設けられた電池蓋20と、雲台台座3とのロック結合部21a〜21dとを備える。
図4は、アタッチメント2が装着されたデジタルカメラ1の斜視図である。
図4では、三脚ネジ19が三脚固定用のネジ穴15に螺合することにより、アタッチメント2がデジタルカメラ1に固定されている。これを雲台装置10の雲台台座3に取り付けることにより、デジタルカメラ1と雲台装置10との間でコネクタ18を介して撮影信号や制御信号のやりとりが行われる。
このように、デジタルカメラ1は、アタッチメント2を装着して雲台台座3へ取り付けられる。このとき、アタッチメント2が装着されたデジタルカメラ1は、雲台台座3のロック機構(図示せず)により固定され、リリースボタン4により取り外される構成になっている。なお、デジタルカメラ1は、アタッチメント2を装着することなく、そのままの状態で雲台台座3へ装着することが可能で、ロック機構により固定され、さらに、リリースボタン等で脱着できる構成であってもよい。
次に、図1の雲台装置10内部のチルト機構について図5〜図7を参照して説明する。
図5は、雲台装置10内部のチルト機構の斜視図であり、図6は、雲台装置10内部のチルト機構の側面図である。
チルトベース板金35は、パン回転機構部(図示せず)に取り付けられていて、パン軸(図示せず)を中心に回動可能に嵌合する。チルトベース板金35には、チルト駆動用のモータ36が取り付けられており、そのモータ36の駆動軸上にモータプーリ37が固定されている。
また、チルトベース板金35からモータ36の駆動軸と並行に植立された軸(図示せず)に楕円ギア40が回動可能に嵌合されている。さらに、チルトベース板金35の両側の立ち起こし部42,43には、軸受け44,45(図7参照)が設けられ、これらに軸26,27(図7参照)が回転可能に貫装している。
軸26には、楕円ギア46が圧入されており、楕円ギア40と噛み合っている。また、楕円ギア40の中心軸上の小ギアとモータプーリ37との間には、タイミングベルト38がかけられている。これより、モータ36の動力が、モータプーリ37、タイミングベルト38、楕円ギア40、楕円ギア46を介して雲台台座3へ伝えられ、回転可能となる。
また、チルトベース板金35には、回路基板が取り付けられ、これにフォトセンサー47がハンダ付けされている。これらで構成される検知部が雲台台座3に取り付けられ、雲台台座3と連動して動作するフラグ部(図示せず)が移動し、雲台台座3のホームポジションを検出している。図示例では、チルト状態ではなく正面水平を向いた状態を示している。
図7は、雲台装置10内部のチルト機構を他方から見たときの斜視図である。
チルトベース板金35の立ち起こし部43には軸受け45が設けられ、これに軸部27が貫装している。また、立ち起こし部43には、板バネ48がビス止めされており、雲台台座3のスラスト軸方向のガタを取る機能を果している。
基板54は、チルト駆動用のモータ36のドライバ回路が実装された回路基板であり、チルトベース板金35にビス止めされている。目隠し部材55は、雲台台座3がチルト回転したときの内部構造を隠す部材である。
以後、雲台台座3が図6の示す状態を水平位置とし、矢印A方向へ回転することを+(プラス)方向(前方)へ回転、矢印B方向へ回転することを−(マイナス)方向(後方)へ回転と定義する。
パン機構部については詳細を図示、説明をしないが、チルト機構部と同様に、モータに取り付けられたギア、パン回転部に付けられたギア等により減速、回転させるような構造となっている。
次に、チルト機構部の動作の詳細な説明を図8を参照して説明する。
図8は、チルト機構部の概念図である。
チルトベース板金(図示せず)に固定されたモータ36の動力は、モータプーリ37からタイミングベルト38を介して、楕円ギア40の中心軸上に設けられた小ギア40bへ伝達される。楕円ギア40は、チルトベース板金へ植立された軸61に回動可能に貫装されている。
楕円ギア46は、図5及び図6に示す軸26に相当する軸62へ圧入され、雲台台座3と一体となり動作する。また、楕円ギア46は、楕円ギア40と噛み合っている。
楕円ギア40の長径をD1、短径をD2とし、それぞれの半径をr1,r2とする。楕円ギア46の長径をD3、短径をD4とし、それぞれの半径をr3,r4とする。軸61から軸62までのピッチ間距離Dは、D=r1+r4となっている。
デジタルカメラ1、アタッチメント2、雲台台座3などで構成されるチルト部の重心位置aの慣性モーメントをJ、重量をWとすると、チルト部の回転モーメントTgはTg=r×Wsinθであらわされる。θは重心位置の鉛直方向からの回転角である。
ここで楕円ギア40,46のそれぞれのピッチ円をD1=15mm、D2=10mm、D3=22.5mm、D4=15mmとすると、r1=7.5、r4=7.5となり、D=7.5+7.5=15mmとなる。このとき、楕円ギア40から楕円ギア46の減速比uは、u=r4/r1=7.5/7.5=1となる。
次に、チルト部が0°(水平)⇒15°⇒30°⇒45°と傾いていく状態を図9(a)〜図9(d)に示す。
図9(a)〜図9(d)において、チルト部の重心位置aにかかる重量Wによる回転モーメントTgは、上述したように、Tg=r×Wsinθ(θ:重心位置の鉛直方向からの回転角)=r×W1となる。sin0°=0、sin45°≒0.7とすると、水平位置でTg=0、チルト角度45°の位置で、Tg≒0.7rWとなる。
図9(a)〜図9(d)より、チルト部が各チルト角度の位置にあるときの楕円ギア40と楕円ギア46のピッチ円半径を求める。それをもとに、楕円ギア40,46の減速比uを求める。
図9(a)に示すように、チルト角度θ=0°の場合、r1a=7.5,r4a=7.5であることから、u=7.5/7.5=1となる。
図9(b)に示すように、チルト角度θ=15°の場合、r1b=7.4,r4b=7.6であることから、u=7.6/7.4=1.03となる。
図9(c)に示すように、チルト角度θ=30°の場合、r1c=7.0,r4c=8.0であることから、u=8.0/7.0=1.14となる。
図9(d)に示すように、チルト角度θ=45°の場合、r1d=6.1,r4d=8.9であることから、u=8.9/6.1=1.46となる。
そして、各チルト角度位置における回転モーメントTgと、減速比を考慮したギア40上の負荷トルクTg’(=Tg/u)の変化をグラフへプロットすると図10に示すようになる。ここで、簡略化するために、W,rはそれぞれ定数として無視している。
図10において、従来のチルト機構では、ギア40〜ギア46の減速比を1として、ギア46上の負荷トルク値が0〜0.7の間で変化する。一方、本実施の形態では、一対の楕円ギア列である楕円ギア46,40の可変減速比機構を使用することで、負荷トルク値が0〜0.5(弱)となり、トルク負荷として30%程度改善されていることがわかる。このように、雲台台座3に装着されたデジタルカメラ1をチルト駆動することにより生ずる、デジタルカメラ1を含む雲台台座3の回転モーメントTgの変化に応じて減速比を変えるので、トルク負荷を改善することができる。また、雲台台座3に装着されたデジタルカメラ1の傾斜(チルト)角度の増加に応じて減速比を大きくし、チルト駆動用のモータ36によるチルト機構の駆動に要する負荷トルクTg’の変動を0〜0.5に平準化した。したがって、チルト駆動用モータ36の必要起動トルクの変化を少なく抑えることができる。
上記実施の形態によれば、チルト機構の駆動源となるチルト駆動用のモータ36の動力を、楕円ギア40,46が組み合わされた可変減速機構を介して、デジタルカメラ1が装着された雲台台座3に伝達してデジタルカメラ1をチルト駆動する。これにより、雲台台座3に装着されたデジタルカメラ1をチルト駆動する場合において、チルト角度の変化によるチルト駆動用モータ36の必要起動トルクの変化を少なく抑え、当該モータ36のトルク制御を容易に行うことができる。
また、大きなトルクを発生する大型モータを使用することなく、モータ36の小型化、省スペース化を図ることできる。さらに、モータ36等のコストを削減することができ、安価な雲台装置を設計することができる。
なお、上記第1の実施の形態では、図8において、小ギア40bを便宜上小さく図示しているが、これに限らず、全体の減速比、構成等により、小ギア40bのピッチ円直径を楕円ギア40の長径D1より、大きくすることも可能である。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施の形態に係る雲台装置は、モータ、モータプーリ、ベルト等は、上記第1の実施に係る雲台装置と同じように配置されており、上記第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
本第2の実施の形態では、上記第1の実施形態における楕円ギア40,46に代えて、セクタギア65,63で構成される可変減速機構が適用されている。
各セクタギアのピッチ円半径が、周方向に連続的に変化している例である。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る雲台装置に適用されたチルト機構部のチルト時の状態を示す図であり、(a)は水平(0°)時、(b)は−45°傾斜時を示す。
第1のセクタギア63は、軸64(軸62に相当)に回動可能に嵌合している。第2のセクタギア65は、軸66に回動可能に嵌合している。第1及び第2のセクタギア1,2の軸間ピッチDは、第1及び第2のセクタギア1,2のピッチ円半径が周方向に連続的に変化しており、r1=r2、r1+r2=Dの関係にある。さらに、r1’+r2’=Dというように、ギアの噛み合い点で、第1のセクタギアと第2のセクタギアのピッチ円半径の和がDとなるように配置されている。
このように、チルト機構において、一対のセクタギアで構成され、各セクタギアのピッチ円半径が周方向に連続的に変化している可変減速比機構を使用する。これにより、水平(チルト角度θ=0°)時は、第1のセクタギア、第2のセクタギアの減速比が1であり、さらに、+方向へ回転又は−方向へ回転していくと、減速比が変化していき、上記第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る雲台装置の外観を示す斜視図である。 図1の雲台装置に装着可能なデジタルカメラの斜視図であり、(a)は底面から見た図、(b)は上面から見た図である。 図1のアタッチメントの斜視図である。 アタッチメントが装着されたデジタルカメラの斜視図である。 雲台装置内部のチルト機構の斜視図である。 雲台装置内部のチルト機構の側面図である。 雲台装置内部のチルト機構を他の方向から見たときの斜視図である。 チルト機構部の概念図である。 チルト(傾斜)時のチルト機構部の概念図であり、(a)は水平(0°)時、(b)は15°傾斜時、(c)は30°傾斜時、(d)は45°傾斜時を示す。 各チルト角度位置における回転モーメントTgと減速比を考慮したギア40上の負荷トルクTg’の変化を比較した図である。 本発明の第2の実施形態に係る雲台装置に適用されたチルト機構部のチルト時の状態を示す概念図であり、(a)は水平(0°)時、(b)は−45°傾斜時を示す。 従来の雲台装置の外観を示す正面図である。 デジタルカメラに装着された雲台台座がチルトした状態にある雲台装置の側面図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 アタッチメント
3 雲台台座
10 雲台装置
35 チルトベース板金
36 モータ
37 モータプーリ
38 タイミングベルト
40 楕円ギア1
46 楕円ギア2
61,62 軸

Claims (7)

  1. 撮像装置を装着可能な台座と、前記台座に装着された撮像装置をチルト駆動するチルト機構とを備えた雲台装置において、
    前記チルト機構の駆動源となるチルト駆動モータと前記台座とが減速機を介して伝達駆動されると共に、前記減速機の減速比を可変としたことを特徴とする雲台装置。
  2. 前記チルト機構は、前記台座に装着された撮像装置をチルト駆動することにより生ずる、前記撮像装置を含む台座の回転モーメントの変化に応じて減速比を変える可変減速比機構を備えることを特徴とする請求項1記載の雲台装置。
  3. 前記可変減速比機構は、前記台座に装着された撮像装置の傾斜角度の増加に応じて前記減速比を大きくし、前記チルト駆動モータによるチルト機構の駆動に要するトルク変動を平準化したことを特徴とする請求項2記載の雲台装置。
  4. 前記可変減速比機構は、少なくとも一対の楕円ギア列で構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の雲台装置。
  5. 前記可変減速比機構は、少なくとも一対のセクタギアで構成され、各セクタギアのピッチ円半径が周方向に連続的に変化していることを特徴とする請求項2又は3記載の雲台装置。
  6. 前記台座は、前記撮像装置を着脱自在に保持する保持機構を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の雲台装置。
  7. 前記撮像装置は、前記台座に設けられた保持機構と連携して着脱自在となる中間介在体の装着が可能であることを特徴とする請求項6記載の雲台装置。
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