JP2008032901A - 液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光を遮光する際に、遮光板の開口部に近い部分の発熱を除去した液晶プロジェクタ装置を提供する。
【解決手段】光源1と、光源1からの光を変調する液晶パネル22と、液晶パネル22の有効表示エリアに向かって入射する光を通過させ、かつ液晶パネル22の有効表示エリア周辺に向かう入射光を遮光する遮光板24と、液晶パネル22により変調された光を投射する投射光学手段13と、を具備する液晶プロジェクタ装置において、遮光板24は、光透過性を有する基盤部24aと、基盤部24aに設けられ液晶パネル22の有効表示エリアに対応して液晶パネル22に向けて広がる傾斜端面を有する開口部24kと、傾斜端面に設けられた反射膜30と、反射膜30で反射される液晶パネル22の有効表示エリア周辺の入射光を吸収する黒色の吸収部32と、吸収部32の熱を外部に放熱する放熱部31と、から構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶プロジェクタ装置に係り、特に液晶パネルの温度上昇を抑えるようにした液晶プロジェクタ装置に関する。
従来の液晶プロジェクタ装置は、特許文献1に記載されているように、液晶パネルの入射光側に着脱可能に配置された液晶パネルの有効表示エリアに入射する入射光を通過させ液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光を遮光する遮光板を、具備している。
そして、遮光板は、非光透過材で形成されており、液晶パネルの入射光側に所定の間隔を置いて設置され、液晶パネルの表示エリアに入射する光を通過させ、表示エリア外の入射光を非透過材からなる遮光板で遮光することにより、表示に寄与しない入射光による、液晶パネルの余分な温度上昇を抑えていた。
特開2003−43442号公報
しかしながら、上述したように、液晶パネルの入射光側に設置された非透過材からなる遮光板においては、液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光を吸収して加熱されてしまうので、この加熱による影響を液晶パネルに与える(液晶パネルの不要な温度上昇とそれに伴う変形)のを避けるために、遮光板を出来るだけ液晶パネルから遠ざけなければならない。しかしながら遮光板を液晶パネルから遠ざけると遮光効果が薄れると言う問題点があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光を遮光する際に発熱しにくい遮光板とすることにより、液晶パネルの余分な温度上昇を抑えて液晶パネルの変形を防ぎ高品位の映像を映出することができる液晶プロジェクタ装置を提供することを目的とする。
本願の第1の発明は、光源と、前記光源からの光を変調する液晶パネルと、前記液晶パネルに対する前記光の入射側に配置され前記液晶パネルの有効表示エリアに向かって入射する光を通過させ、かつ前記液晶パネルの有効表示エリア周辺に向かう入射光を遮光する遮光板と、前記液晶パネルにより変調された光を投射する投射光学手段と、を具備する液晶プロジェクタ装置において、前記遮光板は、光透過性を有する基盤部と、前記基盤部に設けられ前記液晶パネルの有効表示エリアに対応して前記液晶パネルに向けて所定角度で広がる傾斜端面を有する開口部と、前記傾斜端面に設けられた反射膜と、前記基盤部の前記反射膜に対向する端部に設けられた前記反射膜で反射される前記液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光を吸収する黒色の吸収部と、前記基盤部の前記吸収部周辺に固定され前記吸収部の熱を外部に放熱する放熱部と、を含んでから構成されることを特徴とする液晶プロジェクタ装置を提供するものである。
本願の第2の発明は、前記反射膜の前記所定角度は、前記反射膜で反射された前記反射光の方向が前記遮光板の内面における全反射角度範囲内となるよう設定されていることを特徴とする請求項1の液晶プロジェクタ装置を提供するものである。
本発明の液晶プロジェクタ装置によれば、光源と、光源からの光を変調する液晶パネルと、液晶パネルに対する光の入射側に配置され液晶パネルの有効表示エリアに向かって入射する光を通過させ、かつ液晶パネルの有効表示エリア周辺に向かう入射光を遮光する遮光板と、液晶パネルにより変調された光を投射する投射光学手段と、を具備する液晶プロジェクタ装置において、遮光板は、光透過性を有する基盤部と、基盤部に設けられ液晶パネルの有効表示エリアに対応して液晶パネルに向けて所定角度で広がる傾斜端面を有する開口部と、傾斜端面に設けられた反射膜と、基盤部の反射膜に対向する端部に設けられた反射膜で反射される液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光を吸収する黒色の吸収部と、基盤部の吸収部周辺に固定され吸収部の熱を外部に放熱する放熱部と、を含んでから構成されることにより、液晶パネルの余分な温度上昇を抑えて液晶パネルの変形を防ぎ高品位の映像を映出することができる。
以下、本発明のプロジェクタ装置について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の液晶プロジェクタ装置全体の構成を示す図である。
図2は、本発明の液晶プロジェクタ装置における液晶パネルブロックの斜視図と分解図を示す図である。
図3は、本発明の液晶プロジェクタ装置における遮光板を説明するための図であり、(A)は遮光板を正面から見た図であり、(B)は遮光板を(A)のA−A‘断面での側面を示した図である。
図4は、遮光板の内部で光が反射する状態を説明するための図であり、(A)は、反射角度が入射光に対して45度の角度を示す図であり、(B)は、反射角度αが入射光に対して45度より大きい角度を示す図であり、(C)は反射角度βが入射光に対して45度より小さい角度を示す図である。
図5は、本発明の液晶プロジェクタ装置における他の遮光板を説明するための図であり、図3(B)に相当するA−A‘断面での他の遮光板の側面を示した図である。
図1に示すように、本発明のプロジェクタ装置は、ランプ1と、コールドミラー2と、ダイクロイックミラー3、4、と、偏光ビームスプリッタ(以下PBSと略す)5と、液晶パネルブロック6と、PBS7と、液晶パネルブロック8と、全反射ミラー9と、PBS10と、液晶パネルブロック11と、合成プリズム12と、投射レンズ13と、スクリーン14と、により構成される。
(実際にはコールドミラー2とダイクロイックミラー3の間にはインテグレータ、偏光変換部品、フィールドレンズなどを含む照明系が必要であるが図1では省略してある)
ランプ1は、小型で高効率な超高圧水銀ランプを主として用い白色光を放射する。
コールドミラー2は、ランプ1で放射された白色光から赤外線等の熱線を除き、入射した白色光を全反射して方向を変える。
ダイクロイックミラー3は、ダイクロイックミラー3に入射された白色光の内、赤色(R)光を透過し、緑色(G)、青色(B)を反射して方向を変える。
ダイクロイックミラー4は、ダイクロイックミラー3で反射されたB光を透過して直進させ、G光を反射して方向を変える。
PBS5は、B光のS波成分を液晶パネルブロック6の方向に反射し、液晶パネルブロック6から戻ってきたB光のP波成分を透過して合成プリズム12の方向に出射する。
液晶パネルブロック6は、図2に示すように、液晶パネルブロック6の土台のベース21と、入射光により発熱された液晶パネル22の熱を放熱する放熱器21aと、フレキシブル電極から供給される電力と映像信号により液晶パネル部分で入射光を映像となる反射光に変換して出射する液晶パネル22と、液晶パネル22の周辺に接着剤で固定され液晶パネル22にその周囲から入ろうとする塵埃を防ぐ第1の防塵部材23と、液晶パネル22の有効表示エリア周辺の入射光を遮光する遮光板24と、周囲から入ろうとする塵埃を防ぐ第2の防塵部材25と、波長板27を保持するホルダ26と、液晶パネル22に入射される光の偏光を揃える波長板27と、第1の防塵部材23、遮光板24、第2の防塵部材25、ホルダ26、波長板27をベース21にねじ29により液晶パネル22とともに固定する保持部材28と、から構成され(以下液晶パネルブロック8,液晶パネルブロック11も同様の構成とする)、PBS5で反射されたB光のS波成分を液晶パネル22に入射し、液晶パネル22では入射したB光のS波成分をP波成分として反射させる。
PBS7は、G光のS波成分を液晶パネルブロック8の方向に反射し、液晶パネルブロック8から戻ってきたG光のP波成分を透過して合成プリズム12の方向に出射する。
液晶パネルブロック8は、PBS7で反射されたG光のS波成分が液晶パネル22に入射され、液晶パネル22ではG光のS波成分をP波成分として反射させる。
全反射ミラー9は、ダイクロイックミラー3を透過したR光を全反射して方向を変える。
PBS10は、R光のS波成分を液晶パネルブロック11の方向に反射し、液晶パネルブロック11から戻ってきたR光のP波成分を透過して合成プリズム12の方向に出射する。
液晶パネルブロック11は、PBS10で反射されたR光のS波成分を液晶パネル22に入射し、液晶パネル22ではR光のS波成分をP波成分として反射させる。
合成プリズム12は、R光とB光を反射し、G光を透過させることで、R光とG光とB光のそれぞれのP波成分を合成する。
投射レンズ13は、合成プリズム12で合成されたR光とG光とB光のそれぞれのP波成分をスクリーン14上に投影する。
スクリーン14には、投射レンズ13によりスクリーン14上に投影されたR光とG光とB光のそれぞれのP波成分により画像が形成される。
遮光板24は、図3(A)に示すように透明な材質であるポリカーボネートなどからなる光透過性を有する基盤部24aと、中央に、液晶パネル22の有効表示エリア内の入射光を通過させる開口部24kが設けられ、その開口部24kの端面は表面側(図3(A)に示される実線)から裏面側(図3(A)に示される点線)に向けて開口を拡張する傾斜面として形成され、この傾斜面には入射光L0を液晶パネル22に対して遮蔽すると共に図3(B)に示すように遮蔽版の端面側に設けられた黒色の光吸収部32の方向に反射する反射膜30が形成されている。また、反射膜30に連結しその反射膜30で反射された入射光を例えば黒色に塗装された光吸収部32で吸収される際に生ずる熱を空気中に放熱する放熱器31を備えている。
次に、本発明の液晶プロジェクタ装置の動作について説明する。
図1に示すように、ランプ1で白色光を放射しコールドミラー2ではランプ1で放射された白色光から赤外線等の熱線を除いて入射した白色光を全反射して方向を変える。
そしてダイクロイックミラー3では、入射された白色光の内、赤色(R)光を透過し、緑色(G)、青色(B)を反射して方向を変える。
ダイクロイックミラー4では、ダイクロイックミラー3で反射されたB光を透過して直進させ、G光を反射して方向を変える。
PBS5では、ダイクロイックミラー4を透過してきたB光のS波成分を液晶パネルブロック6の方向に反射して液晶パネル22に入射し、液晶パネル22では入射したB光のS波成分をP波成分として反射させるので、この液晶パネルブロック6から戻ってきたB光のP波成分をPBS5で透過して合成プリズム12の方向に出射する。
以下同様にしてG光のP波成分をPBS7から、R光のP波成分をPBS10から、合成プリズム12の方向に出射し、合成プリズム12では、R光とB光を反射し、G光を透過させることで、R光とG光とB光のそれぞれのP波成分を合成し、この合成されたP波成分の光を投射レンズ13でスクリーン14上に投影することにより、スクリーン上にカラー画像が形成される。
次に、本発明の液晶プロジェクタ装置に用いられる遮光板24を、図2〜図5を用いて詳細に説明する。なお実際の入射光は、有効表示エリアの周辺においては遮光板に対して垂直には入射してこないが、ここでは説明を簡単にするため全ての入射光が遮光板に垂直に入射するとして説明している。
図2の分解図に示すように、遮光板24は、液晶パネル22の有効表示エリア内へ向かう入射光が通過するように中央部に開口部24kが配置され、開口部24kの周辺は液晶パネル22への有効表示エリア周辺に向かう入射光を遮光する構造となっている。従って、遮光板24の開口部24kと液晶パネル22の有効表示エリアの大きさはほぼ同じである。
そして、図3(B)に示すように、液晶パネル有効表示エリア内へ到達すべき入射光L1は遮光板24の開口部24kを通過して液晶パネル22の有効表示エリアに照射され、液晶パネルの有効表示エリア周辺に達すべく入来した入射光L0は、反射膜30により液晶パネル22に届かないよう遮光されると共に反射膜30によって遮光板24の内部に向かって反射され、この遮光板24の反射膜30で反射された入射光L0は反射膜30の角度によっては遮光板24の表裏で反射されながら反射膜30と対向する光吸収部32へ進み、そして光吸収部32の黒色部分で吸収され、この時発生する熱は光吸収部32に密着固定されている放熱器31から空気中に放熱される。
このようにすれば、遮光板24の開口部24k付近で液晶パネル22の有効表示エリア周辺の入射光L0を遮光しつ、遮光板24の開口部24k付近で発生する熱を除去することができる。
次に、液晶パネル22の有効表示エリア周辺に向かう入射光L0が、反射膜30により液晶パネル22に届かないよう遮光され反射される状態をさらに詳細に説明する。
<反射膜30の反射角度が入射光L0に対して45度を示す場合>
まず、図4(A)に示すように、反射膜30の反射角度が入射光L0に対して45度の角度を示す場合、液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光L0は、遮光板24の内部に入射して反射膜30で液晶パネル22からは遮光され遮光板24の内部に反射される。この反射光は遮光板24の内部の遮光板24の表面と裏面の間を直進し、光吸収部32に到達する。
この時、反射膜30の幅W0未満である液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光L0を遮光できる。また、反射膜30は、基盤24aの表面にアルミを蒸着したもので入射光L0は透過せず全反射するので、入射光L0を遮光しても吸収はしないので熱を発生しない。
<反射膜30の反射角度が入射光L0に対して45度を超えて90度未満の角度αを示す場合>
一方、図4(B)に示すように反射膜30の反射角度αが入射光L0に対して45度を超えて90度未満の角度αを示す場合、液晶パネルの有効表示エリア周辺に向かう入射光L0は、遮光板24の内部に入射して反射膜30で液晶パネル22からは遮光され遮光板24の内部に反射される。この反射光は遮光板24の表面方向(入射面)に反射され遮光板24の表面に到達すると今度は遮光板24の裏面方向に反射されて遮光板24の裏面に到達する。そして更に遮光板24の裏面により遮光板24の表面方向に反射され、以下同様の動作を繰り返して遮光板24の内面を進み、すなわち、表裏面で全反射を繰り返しながら光吸収部32に到達する。
この時、反射膜30の幅Wmax未満である液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光L0を遮光でき、熱も発生しない。
<反射膜30の反射角度が入射光に対して45度より小さく0度より大きい角度βを示す場合>
また、図4(C)に示すように、反射膜30の反射角度βが入射光に対して45度より小さい角度を示す場合は、液晶パネル22の有効表示エリア周辺に向かう入射光L0は、遮光板24の内部に入射して反射膜30で液晶パネル22からは遮光され遮光板24の内部に反射される。この反射光は、遮光板24の裏面方向に反射され遮光板24の裏面に到達すると今度は遮光板24の表面方向(入射面)に反射され遮光板24の表面に到達すると更に遮光板24の裏面方向に反射され遮光板24の裏面に到達する。そして更に遮光板24の表面方向に反射され、以下同様の動作を繰り返して遮光板24の内面を進み、すなわち、表裏面で全反射を繰り返しながら光吸収部32に到達する。
この時、反射膜30の幅Wmin未満である液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光L0を遮光でき、熱も発生しない。
次に、遮光板24の内部での反射光が全反射する条件について説明する。
まず、入射光L0が遮光板24に入射して遮光板24の反射膜30で反射された反射光の遮光板24の表面或いは裏面への入射角γ(図4(B)参照)が、遮光板屈折率と空気屈折率で決まる臨界角より大きければ、反射光は遮光板24の表面と裏面で全反射を繰り返して、光吸収部32に到達する。
遮光板24の材質をポリカーボネートとすると、その屈折率は略1.58であり、これから臨界角を求めると略40度が得られる。
この臨界角40度から、反射角度が入射光に対して大きい角度を示す図4(B)のα>45度の場合の入射光L0に対しての反射膜30の反射角度αは、
(180度−40度)/2=70度
となり、
図4(C)の反射角度が入射光に対して小さい角度を示すβ<45度の場合の入射光L0に対しての反射膜30の反射角度βは、
40度/2=20度
となる。
従って、反射膜32の入射光L0からの入射に対する傾斜角度を、20度〜70度の範囲とすれば、遮光板24内部で臨界角40度以上が得られる。
そして、遮光する反射膜32の幅は、図4に示すように、有効表示エリア周辺の入射光L0から見たものであり、それぞれの反射膜32の幅を比較すると
Wmax(α>45度)>W0(45度)>Wmin(β<45度)
となる。
また、基盤部24aの厚さにより反射膜32の幅は定まるので、液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光L0の幅と基盤部24aの厚さとから遮蔽に必要な反射膜32の幅を得るための反射膜32の角度を、20度〜70度の範囲に設定すればよい。
図5に他の遮光板の例を示す。本発明の液晶プロジェクタ装置における他の遮光板34は、遮光板24の裏面に反射膜33を追加したものである。この反射膜33により、液晶プロジェクタ装置内部での迷光L2(もれ光や不要な乱反射光)も遮光して、液晶パネル22に侵入するのを防ぐことができる。
また、液晶パネルの有効表示エリア周辺の遮光すべき入射光L0の幅が反射膜32の幅より大きい場合にも有効であることは言うまでもない。
以上詳細に説明したように、本発明の液晶プロジェクタ装置における遮光板24は、図3(A)に示すように光透過性を有する材質であるポリカーボネートなどからなる透明な基盤部24aと、中央に液晶パネル22の有効表示エリア内の入射光を通過させる開口部24kの表面側(図3(A)に示される実線)から裏面側(図3(A)に示される点線)で示される傾斜面に形成され入射光L0を液晶パネル22から遮蔽すると共に図3(B)に示すように光吸収部32の方向に反射する反射膜30と、反射膜30で反射された入射光を黒色の光吸収部32で吸収する際に生ずる熱を空気中に放熱する放熱器31と、から構成されるので、液晶パネル22の有効表示エリア周辺の入射光を遮光するとともに、遮光板24の遮光している開口部24k周辺から離れた光吸収部32で遮光された入射光を吸収しこの時発生した熱を放熱器31で液晶パネル22から離れた場所の空気中に放熱することにより、液晶パネル22に近い遮光板24の開口部24k周辺の発熱を除去できるので、液晶パネルの(特に有効表示エリア付近の)余分な温度上昇を抑えて液晶パネルの変形を防ぎかつ遮光の効果を得ることが可能となり、もって、高品位の映像を映出することができる。
本発明の液晶プロジェクタ装置全体の構成を示す図である。 本発明の液晶プロジェクタ装置における液晶パネルブロックの斜視図と分解図を示す図である。 本発明の液晶プロジェクタ装置における遮光板を説明するための図であり、(A)は遮光板を正面から見た図であり、(B)は遮光板を(A)のA−A‘断面での側面を示した図である。 遮光板の内部で光が反射する状態を説明するための図であり、(A)は、反射角度が入射光に対して45度の角度を示す図であり、(B)は、反射角度αが入射光に対して45度以上の角度を示す図であり、(C)は反射角度βが入射光に対して45度より小さい角度を示す図である。 本発明の液晶プロジェクタ装置における他の遮光板を説明するための図であり、図3(B)に相当するA−A‘断面での他の遮光板の側面を示した図である。
符号の説明
1・・・ランプ(光源)、2・・・コールドミラー、3、4・・・ダイクロイックミラー、5・・・液晶パネルブロック、6・・・偏光ビームスプリッタ(PBSと略す)、7・・・液晶パネルブロック、8・・・PBS,9・・・全反射ミラー、10・・・液晶パネルブロック、11・・・PBS、12・・・合成プリズム、13・・・投射レンズ(投射光学手段)、14・・・スクリーン、21・・・ベース、22・・・液晶パネル、23・・・第1の防塵部材、24・・・遮光板、24a・・・基盤部、24k・・・開口部、25・・・第2の防塵部材、26・・・ホルダ、27・・・波長板(偏光板)、28・・・保持部材、29・・・ねじ、30・・・反射膜、31・・・放熱器(放熱部)、32・・・光吸収部(吸収部)、33・・・反射膜


Claims (2)

  1. 光源と、前記光源からの光を変調する液晶パネルと、前記液晶パネルに対する前記光の入射側に配置され前記液晶パネルの有効表示エリアに向かって入射する光を通過させ、かつ前記液晶パネルの有効表示エリア周辺に向かう入射光を遮光する遮光板と、前記液晶パネルにより変調された光を投射する投射光学手段と、を具備する液晶プロジェクタ装置において、
    前記遮光板は、
    光透過性を有する基盤部と、
    前記基盤部に設けられ前記液晶パネルの有効表示エリアに対応して前記液晶パネルに向けて所定角度で広がる傾斜端面を有する開口部と、
    前記傾斜端面に設けられた反射膜と、
    前記基盤部の前記反射膜に対向する端部に設けられた前記反射膜で反射される前記液晶パネルの有効表示エリア周辺の入射光を吸収する黒色の吸収部と、
    前記基盤部の前記吸収部周辺に固定され前記吸収部の熱を外部に放熱する放熱部と、
    を含んでから構成されることを特徴とする液晶プロジェクタ装置。
  2. 前記反射膜の前記所定角度は、前記反射膜で反射された前記反射光の方向が前記遮光板の内面における全反射角度範囲内となるよう設定されていることを特徴とする請求項1の液晶プロジェクタ装置。

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