JP2008032770A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光色ごとに異なる電気光学素子の容量の影響を受けることなく、ホワイトバランスを保った画表示を実現可能にする。
【解決手段】有機EL素子31に加えて、当該有機EL素子31を駆動する駆動トランジスタ32と、入力信号電圧Vsigをサンプリングして画素内に書き込む書き込みトランジスタ33と、駆動トランジスタ32のゲートとソースとの間に接続され、書き込みトランジスタ33によって書き込まれた入力信号電圧Vsigを保持する保持容量37とを少なくとも有する画素回路11が、有機EL素子31の発光色が異なる複数色(本例では、R,G,Bの3色)を単位として配置されてなる有機EL表示装置において、保持容量37の容量値Ccsを発光色が異なる画素間で異ならせるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、特に電気光学素子を含む画素がマトリクス状(行列状)に配置されてなる表示装置に関する。
近年、画表示を行う表示装置の分野では、画素の発光素子として、流れる電流値に応じて発光輝度が変化するいわゆる電流駆動型の電気光学素子、例えば有機EL(electro luminescence) 素子を含む画素回路がマトリクス状に多数配置されてなる有機EL表示装置が開発され、商品化が進められている。有機EL表示装置は、有機EL素子が自発光素子であることから、液晶セルを含む画素によって光源(バックライト)からの光強度を制御する液晶表示装置に比べて、画像の視認性が高い、バックライトが不要、素子の応答速度が速い等の特長を持っている。
有機EL表示装置では、液晶表示装置と同様、その駆動方式として単純(パッシブ)マトリクス方式とアクティブマトリクス方式とを採ることができる。ただし、単純マトリクス方式の表示装置は、構造が簡単であるものの、大型でかつ高精細な表示装置の実現が難しいなどの問題がある。そのため、近年、電気光学素子に流れる電流を、当該電気光学素子と同じ画素回路内に設けた能動素子、例えば絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(一般には、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT))によって制御するアクティブマトリクス方式の表示装置の開発が盛んに行われている。
アクティブマトリクス方式の有機EL表示装置においては、画素(画素回路)が、有機EL素子に加えて、当該有機EL素子を駆動する駆動トランジスタと、入力信号電圧をサンプリングして画素内に書き込む書き込みトランジスタと、駆動トランジスタのゲートに接続され、書き込みトランジスタによって書き込まれた入力信号電圧を保持する保持容量とを少なくとも有する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−345722号公報
上記構成の有機EL表示装置において、駆動トランジスタは、飽和領域で動作するように設計されているために定電流源として動作する。その結果、駆動トランジスタのソースにアノード電極が接続された有機EL素子には、駆動トランジスタから次式(1)で与えられる一定のドレイン・ソース間電流Idsが供給される。
Ids=(1/2)・μ(W/L)Cox(Vgs−Vth)2 ……(1)
ここで、Vthは駆動TFT202の閾値電圧、μはキャリアの移動度、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、Coxは単位面積当たりのゲート容量、Vgsはゲート・ソース間電圧である。
複数の発光色、例えばR(赤),G(緑),B(青)の3色を単位として画素が配置されてなるカラー表示装置にあっては、各色を発光する有機EL素子の材料や膜厚が異なることによって各色を発光する有機EL素子の容量Coledが異なる。ここで、保持容量の容量値をCcs、駆動トランジスタのゲート電位の上昇分をΔVgとすると、駆動トランジスタのソース電位の上昇分ΔVsは、
ΔVs=ΔVg×{Ccs/(Coled+Ccs)} ……(2)
となる。
上記式(2)から明らかなように、R,G,Bで有機EL素子の容量Coledが異なると、駆動トランジスタのゲート電位の上昇分ΔVgがR,G,Bで同じでも、駆動トランジスタのソース電位の上昇分ΔVsがR,G,Bで異なることになる。駆動トランジスタのソース電位は有機EL素子のアノード電位でもある。したがって、R,G,Bで有機EL素子の容量Coledが異なると、有機EL素子の駆動電圧にR,G,Bで違いが生じる。
これにより、R,G,Bの各画素に同一レベル(電圧値)の信号電圧Vsigを入力したとしても、R,G,Bの各有機EL素子の駆動電圧が信号電圧Vsigに対応した電圧値にならないためにホワイトバランスが崩れる。ここに、「ホワイトバランスが崩れる」ということは、R,G,Bの各画素に白表示のための信号電圧Vsigを入力したとしても、R,G,Bの各画素による表示色が完全な白にならないと言うことである。ホワイトバランスが崩れると、自然に色合いの画表示を実現できないことになる。
そこで、本発明は、発光色ごとに異なる電気光学素子の容量の影響を受けることなく、ホワイトバランスを保った画表示を実現可能な表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、電気光学素子と、前記電気光学素子を駆動する駆動トランジスタと、入力信号電圧をサンプリングして画素内に書き込む書き込みトランジスタと、前記駆動トランジスタのゲートとソースとの間に接続され、前記書き込みトランジスタによって書き込まれた前記入力信号電圧を保持する保持容量とを有する画素が、前記電気光学素子の発光色が異なる複数色を単位として配置されてなる表示装置において、前記保持容量の容量値を発光色が異なる画素間で異ならせた構成を採っている。
上記構成の表示装置において、電気光学素子は容量を持ち、その容量値が発光色ごとに異なる。駆動トランジスタのゲートに入力信号電圧が印加されたとき、当該駆動トランジスタのソース電位は、保持容量と電気光学素子の容量との容量比によって決まる。このとき、保持容量の容量値を発光色が異なる画素間で異ならせる、具体的には電気光学素子の容量値の発光色ごとの違いに対応して各画素の保持容量の容量値を設定することで、発光色が異なる各画素への同一レベルの信号電圧の入力に対して、各色の電気光学素子の駆動電圧が入力信号電圧に対応した電圧値になるために、発光色ごとに異なる電気光学素子の容量の影響を受けることなく、ホワイトバランスを保つことができる。
本発明によれば、発光色ごとに異なる電気光学素子の容量の影響を受けることなく、ホワイトバランスを保つことができるために、より自然な色合いの画表示を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型表示装置および当該表示装置に用いられる画素回路の構成を示す回路図である。
(画素アレイ部)
図1に示すように、本実施形態に係るアクティブマトリクス型表示装置は、画素の発光素子として、デバイス流れる電流値に応じて発光輝度が変化する電流駆動型の電気光学素子、例えば有機EL素子31を用い、当該有機EL素子31を含む画素回路(画素)11がマトリクス状(行列状)に2次元配置されてなる画素アレイ部12を有している。ここでは、図面の簡略化のために、ある1つの画素回路11についてその具体的な回路構成を示している。
この画素アレイ部12において、画素回路11の各々に対して、画素行ごとに走査線13、駆動線14および第一,第二補正用走査線15,16がそれぞれ配線され、また画素列ごとにデータ線(信号線)17が配線されている。この画素アレイ部12の周囲には、走査線13を走査駆動する書き込み走査回路18と、駆動線14を走査駆動する駆動走査回路19と、第一,第二補正用走査線15,16を走査駆動する第一,第二補正用走査回路20,21と、輝度情報に応じたデータ信号(映像信号)をデータ線17に供給するデータ線駆動回路22とが配置されている。
本例では、書き込み走査回路18および駆動走査回路19が画素アレイ部12を挟んで一方側(例えば、図の右側)に配置され、その反対側に第一,第二補正用走査回路20,21が配置された構成となっている。ただし、これらの配置関係は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。書き込み走査回路18、駆動走査回路19および第一,第二補正用走査回路20,21は、走査線13、駆動線14および第一,第二補正用走査線15,16を走査駆動するに当たって、書き込み信号WS、駆動信号DSおよび第一,第二補正用走査信号AZ1,AZ2を適宜出力する。
画素アレイ部12は、通常、ガラス基板などの透明絶縁基板上に形成され、平面型(フラット型)のパネル構造となっている。画素アレイ部12の各画素回路11は、アモルファスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)または低温ポリシリコンTFTを用いて形成することができる。本実施形態では、画素回路11を低温ポリシリコンTFTで形成する場合を例に挙げて説明するものとする。低温ポリシリコンTFTを用いる場合には、書き込み走査回路18、駆動走査回路19、第一,第二補正用走査回路20,21およびデータ線駆動回路22についても、画素アレイ部11を形成するパネル上に一体的に形成することができる。
(画素回路)
画素回路11は、有機EL素子31に加えて、駆動トランジスタ32、書き込みトランジスタ33、スイッチングトランジスタ34〜36および保持容量37を構成素子として有する回路構成となっている。
この画素回路11においては、駆動トランジスタ32、書き込みトランジスタ33およびスイッチングトランジスタ35,36としてNチャネル型のTFTが用いられ、スイッチングトランジスタ34としてPチャネル型のTFTが用いられている。ただし、ここでの駆動トランジスタ32、書き込みトランジスタ33およびスイッチングトランジスタ34〜36の導電型の組み合わせは一例に過ぎず、これらの組み合わせに限られるものではない。
有機EL素子31は、カソード電極が第1の電源電位VSS(ここでは、接地電位GND)に接続されている。駆動トランジスタ32は、有機EL素子31を電流駆動するためのものであり、ソースが有機EL素子31のアノード電極に接続されてソースフォロア回路を形成している。つまり、図2に示すように、駆動トランジスタ32のソース電位(ソース電圧)は、駆動トランジスタ32と有機EL素子31との動作点で決まり、ゲート電位によって異なる電圧値を持つ。
書き込みトランジスタ33は、ソースがデータ線17に接続され、ドレインが駆動トランジスタ32のゲートに接続され、ゲートが走査線13に接続されている。スイッチングトランジスタ34は、ソースが第2の電源電位VDD(ここでは、正の電源電位)に接続され、ドレインが駆動トランジスタ32のドレインに接続され、ゲートが駆動線14に接続されている。スイッチングトランジスタ35は、ドレインが第3の電源電位Vini1に接続され、ソースが書き込みトランジスタ33のドレイン(駆動トランジスタ32のゲート)に接続され、ゲートが第一補正用走査線15に接続されている。
スイッチングトランジスタ36は、ドレインが駆動トランジスタ32のソースと有機EL素子31のアノード電極との接続ノードN11に接続され、ソースが第4の電源電位Vini2(ここでは、負の電源電位)に接続され、ゲートが第二補正用走査線16に接続されている。保持容量37は、一端が駆動トランジスタ32のゲートと書き込みトランジスタ33のドレインとの接続ノードN12に接続され、他端が駆動トランジスタ32のソースと有機EL素子31のアノード電極との接続ノードN11に接続されている。
上述した接続関係にて各構成素子が接続されてなる画素回路11において、各構成素子は次のような作用をなす。すなわち、書き込みトランジスタ33は、導通状態となることにより、データ線17を通して供給される入力信号電圧Vsigをサンプリングして画素内に書き込む。この書き込まれた信号電圧Vsigは、保持容量37に保持される。スイッチングトランジスタ34は、導通状態になることにより、電源電位VDDから駆動トランジスタ32に電流を供給する。
駆動トランジスタ32は、スイッチングトランジスタ34が導通状態にあるときに、保持容量37に保持された信号電圧Vsigに応じた電流値を有機EL素子31に供給することによって当該有機EL素子31を発光駆動する(電流駆動)。すなわち、スイッチングトランジスタ34の導通/非導通により、有機EL素子31の発光/非発光を制御するデューティ駆動が行われる。スイッチングトランジスタ35,36は、適宜導通状態になることにより、有機EL素子31の電流駆動に先立って駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthを検知し、あらかじめその影響をキャンセルするために当該検知した閾値電圧Vthを保持容量37に保持する。
この画素回路11では、正常な動作を保証するための条件として、第4の電源電位Vini2は、第3の電源電位Vini1から駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthを差し引いた電位よりも低くなるように設定されている。すなわち、Vini2<Vini1−Vthのレベル関係となっている。また、有機EL素子31のカソード電位Vcat(ここでは、接地電位GND)に有機EL素子31の閾値電圧Vthelを加えたレベルは、第3の電源電位Vini1から駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthを差し引いたレベルよりも高くなるように設定されている。すなわち、Vcat+Vthel>Vini1−Vth(>Vini2)のレベル関係となっている。
[回路動作の説明]
続いて、上記構成の画素回路11をマトリクス状に2次元配置してなるアクティブマトリクス型有機EL表示装置の回路動作について、図3のタイミング波形図を用いて説明する。
図3には、あるi行目の画素回路11を駆動する際に、書き込み走査回路18から走査線13を介して画素回路11に与えられる書き込み信号WS、駆動走査回路19から駆動線14を介して画素回路11に与えられる駆動信号DSおよび第一,第二補正用走査回路20,21から第一,第二補正用走査線15,16を介して画素回路11に与えられる第一,第二補正用走査信号AZ1,AZ2のタイミング関係、ならびに駆動トランジスタ32のゲート電位Vgおよびソース電位Vsの変化をそれぞれ示している。
ここで、書き込みトランジスタ33およびスイッチングトランジスタ35,36がNチャネル型であるために、書き込み信号WSおよび第一,第二補正用走査信号AZ1,AZ2については、高レベル(本例では、電源電位VDD;以下、「“H”レベル」と記述する)の状態をアクティブ状態とし、低レベル(本例では、電源電位VSS(GND);以下、「“L”レベル」と記述する)の状態を非アクティブ状態とする。また、スイッチングトランジスタ34がPチャネル型であるために、駆動信号DSについては、“L”レベルの状態をアクティブ状態とし、“H”レベルの状態を非アクティブ状態とする。
時刻t1で駆動信号DSが“L”レベルから“H”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ34が非導通になった状態で、時刻t2で第二補正用走査信号AZ2が“L”レベルから“H”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ36が導通状態となることにより、駆動トランジスタ32のソースにはスイッチングトランジスタ36を介して電源電位Vini2が印加される。
このとき、先述したように、Vini2<Vcat+Vthelのレベル関係にあるために、有機EL素子31は逆バイアス状態となる。したがって、有機EL素子31には電流が流れず、非発光状態にある。
次に、時刻t3で第一補正用走査信号AZ1が“L”レベルから“H”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ35が導通状態となることにより、駆動トランジスタ32のゲートにはスイッチングトランジスタ35を介して電源電位Vini1が印加される。このとき、駆動トランジスタ32のゲート・ソース間電圧Vgsは、Vini1−Vini2という値をとる。ここで、先述したように、Vofs−Vini1>Vthのレベル関係を満たしている。
(Vth補正期間)
次に、時刻t4で第二補正用走査信号AZ2が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ36が非導通状態となり、その後、時刻t5で駆動信号DSが“H”レベルから“L”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ34が導通状態となることにより、駆動トランジスタ32にはそのゲート−ソース間の電位差Vgsに応じた電流が流れる。
このとき、駆動トランジスタ32のソース電位Vsよりも有機EL素子31のカソード電位Vcat(電源電位VSS)が高く、有機EL素子31が逆バイアス状態にあり、駆動トランジスタ32から流れる電流がノードN11→保持容量37→ノードN12→スイッチングトランジスタ35→電源電位Vini1の経路で流れるために、当該電流に応じた電荷が保持容量37に充電され、またこの充電に伴って駆動トランジスタ32のソース電位Vsが電源電位Vini1から時間の経過とともに徐々に上昇する。
そして、一定時間が経過し、駆動トランジスタ32のゲート−ソース間(N11−N12間)の電位差Vgsが当該駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthと等しくなったところで、駆動トランジスタ32がカットオフし、駆動トランジスタ32に電流が流れなくなるために、駆動トランジスタ32のゲート−ソース間(N11−N12間)の電位差Vgs、即ち閾値電圧Vthが閾値補正用の電位として保持容量37に保持される。
その後、時刻t6で駆動信号DSが“L”レベルから“H”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ34が非導通状態となる。この時刻t5から時刻t6までの期間が駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthを検出して保持容量38に保持する期間である。ここでは、この一定期間t5−t6をVth補正期間と呼んでいる。次いで、時刻t7で第一補正用走査信号AZ1が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ35が非導通状態になる。
(書き込み期間)
その後、時刻t8で書き込み信号WSが“L”レベルから“H”レベルに遷移することで、書き込みトランジスタ33によって入力信号電圧Vsigがサンプリングされ、画素内に書き込まれるために、駆動トランジスタ32のゲート電位Vgが入力信号電圧Vsigになる。この入力信号電圧Vsigは保持容量37に保持される。
このとき、駆動トランジスタ32のソース電位Vsは、書き込みトランジスタ33の導通時のゲート電位Vgの振幅に対して保持容量38と有機EL素子31の容量カップリングによって上昇する。ここで、保持容量38の容量値をCcs、有機EL素子31の容量値をColed、駆動トランジスタ32のゲート電位Vgの上昇分をΔVgとすると、駆動トランジスタ32のソース電位Vsの上昇分ΔVsは、先述した式(2)の関係式で表される。
また、書き込みトランジスタ33によって書き込まれた入力信号電圧Vsigは、保持容量37に保持されている閾値電圧Vthに足し込まれる形で当該保持容量37に保持される。このとき、保持容量37の保持電圧は、Vsig−Vini1+Vthとなる。ここで、理解を容易にするために、Vini1=0Vとすると、ゲート・ソース間電圧Vgsは、Vsig+Vthとなる。
このように、保持容量38にあらかじめ閾値電圧Vthを保持しておくことで、駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthの画素ごとのバラツキや経時変化を補正することが可能になる。すなわち、信号電圧Vsigによる駆動トランジスタ32の駆動の際に、当該駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthが保持容量38に保持した閾値電圧Vthと相殺される、換言すれば、閾値電圧Vthの補正が行われるために、画素ごとに閾値電圧Vthにバラツキや経時変化があったとしても、駆動トランジスタ32による有機EL素子31の駆動に対する閾値電圧Vthの影響をキャンセルすることができるために、閾値電圧Vthにバラツキや経時変化の影響を受けることなく、有機EL素子31の発光輝度を一定に保つことができることになる。
(移動度補正期間)
その後、書き込みトランジスタ33が導通したまま、時刻t9で駆動信号DSが“H”レベルから“L”レベルに遷移し、スイッチングトランジスタ34が導通状態になることで、電源電位VDDから駆動トランジスタ32への電流供給が開始される。なお、時刻t8から時刻t9までの期間が1水平期間(1H)となる。ここで、Vini1−Vth<Vthelと設定しておくことにより、有機EL素子31が逆バイアス状態におかれる。
有機EL素子31が逆バイアス状態にあることで、当該有機EL素子31はダイオード特性ではなく単純な容量特性を示すようになる。したがって、駆動トランジスタ32に流れるドレイン・ソース間電流Idsは、保持容量37の容量値Csと有機EL素子31の容量成分の容量値Coledとを合成した容量C(=Cs+Coled)に書き込まれていく。この書き込みにより、駆動トランジスタ32のソース電位Vsが上昇する。
ソース電位Vsの上昇分ΔVsは、保持容量38に保持された駆動トランジスタ32のゲート−ソース間の電位差Vgsから差し引かれるように、換言すれば、保持容量38の充電電荷を放電するように作用することになるので、負帰還をかけられたことになる。すなわち、ソース電位Vsの上昇分ΔVsは負帰還の帰還量となる。このとき、ゲート−ソース間の電位差Vgsは、Vsig−ΔVs+Vthとなる。
このように、駆動トランジスタ32に流れる電流(ドレイン・ソース間電流Ids)を当該駆動トランジスタ32のゲート入力(ゲート−ソース間の電位差)に負帰還することで、各画素の駆動トランジスタ32のドレイン・ソース間電流Idsの移動度μに対する依存性を打ち消す、即ち駆動トランジスタ32の移動度μのバラツキを補正することが可能になる。
書き込み信号WSのアクティブ期間(“H”レベル期間)と駆動信号DSのアクティブ期間(“L”レベル期間)とがオーバーラップする期間T(t9−t10)、即ち書き込みトランジスタ33とスイッチングトランジスタ34が共に導通状態となるオーバーラップ期間を移動度補正期間とする。
ここで、移動度μが高い駆動トランジスタと移動度μが低い駆動トランジスタとを考えた場合、この移動度補正期間Tに移動度μが高い駆動トランジスタは、移動度μが低い駆動トランジスタに対してソース電位Vsが大きく上昇する。また、ソース電位Vsが大きく上昇するほど、駆動トランジスタ32のゲート−ソース間の電位差が小さくなり、電流が流れにくくなる。
つまり、移動度補正期間Tを調整することにより、移動度μの違う駆動トランジスタ32で同じドレイン・ソース間電流Idsを流すことができる。この移動度補正期間Tで決めた駆動トランジスタ32のゲート−ソース間電位差Vgsを保持容量38で維持して、当該ゲート−ソース間電位差Vgsに応じた電流(ドレイン・ソース間電流Ids)を駆動トランジスタ32が有機EL素子31に流すことによって当該有機EL素子31が発光する。
(発光期間)
時刻t10で書き込み信号WSが“L”レベルになり、書き込みトランジスタ33が非導通状態になることで、移動度補正期間Tが終了し、発光期間に入る。この発光期間では駆動トランジスタ32のソース電位Vsは、有機EL素子31の駆動電圧まで上昇する。ソース電位Vsの上昇により、駆動トランジスタ32のゲートがデータ線17から切り離されてフローティング状態にあるために、保持容量37を介してゲート電位Vgも上昇する。
このとき、駆動トランジスタ32のゲートの寄生容量をCgとすると、ゲート電位Vgの上昇分ΔVgは次式(3)で表される。
ΔVg=ΔVs×{Ccs/(Ccs+Cg)} ……(3)
その間、保持容量37に保持されたゲート−ソース間電位差Vgsは、Vsig−ΔVs+Vthの値を維持する。
そして、駆動トランジスタ32のソース電位Vsの上昇に伴い、有機EL素子31の逆バイアス状態が解消され、駆動トランジスタ32から有機EL素子31に対して先述した式(1)で与えられる一定のドレイン・ソース間電流Idsが供給されるために、有機EL素子31は実際に発光を開始する。
このときのドレイン・ソース間電流Ids対ゲート−ソース間電位差Vgsの関係は、先述した式(1)のVgsにVsig−ΔVs+Vthを代入することで、次式(4)で与えられる。
Ids=kμ(Vgs−Vth)2
=kμ(Vsig−ΔV)2 ……(4)
上記の式(4)において、k=(1/2)(W/L)Coxである。
この式(4)から明らかなように、駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthの項がキャンセルされており、駆動トランジスタ32から有機EL素子31に供給されるドレイン・ソース間電流Idsは、駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthに依存しないことが分かる。基本的に、ドレイン・ソース間電流Idsは入力信号電圧Vsigによって決まる。換言すると、有機EL素子31は、駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthのバラツキや経時変化の影響を受けることなく、入力信号電圧Vsigに応じた輝度で発光する。
また、上記の式(4)から明らかなように、入力信号電圧Vsigは、ドレイン・ソース間電流Idsの駆動トランジスタ32のゲート入力への負帰還によって帰還量ΔVsで補正されている。この帰還量ΔVsは、式(4)の係数部に位置する移動度μの効果を打ち消すように作用する。したがって、ドレイン・ソース間電流Idsは、実質的に、入力信号電圧Vsigのみに依存することになる。すなわち、有機EL素子31は、駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthのみならず、駆動トランジスタ32の移動度μのバラツキや経時変化の影響を受けることなく、入力信号電圧Vsigに応じた輝度で発光する。その結果、スジや輝度ムラのない均一な画質を得ることができる。
ここで、電流駆動型の電気光学素子である有機EL素子31を含む画素回路11がマトリクス状に配置されてなるアクティブマトリクス型表示装置においては、有機EL素子31の発光時間が長くなると、当該有機EL素子31のI−V特性が変化してしまう。それがために、有機EL素子31のアノード電極と駆動トランジスタ32のソースとの接続ノードN11の電位も変化する。
これに対して、本実施形態に係るアクティブマトリクス型有機EL表示装置では、駆動トランジスタ32のゲート−ソース間電位差Vgsが一定値に保たれているために、有機EL素子31に流れる電流は変化しない。したがって、有機EL素子31のI−V特性が劣化したとしても、一定のドレイン・ソース間電流Idsが有機EL素子31に流れ続けるために、有機EL素子31の発光輝度が変化することはない(有機EL素子31の特性変動に対する補償機能)。
また、入力信号電圧Vsigが書き込まれる前に駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthをあらかじめ保持容量37に保持しておくことで、駆動トランジスタ32の閾値電圧Vthをキャンセル(補正)し、当該閾値電圧Vthのバラツキや経時変化の影響を受けない一定のドレイン・ソース間電流Idsを有機EL素子31に流すことができるために、高画質の表示画像を得ることができる(駆動トランジスタ32のVth変動に対する補償機能)。
さらに、移動度補正期間t9−t10において、ドレイン・ソース間電流Idsを駆動トランジスタ32のゲート入力へ負帰還し、その帰還量ΔVsによって入力信号電圧Vsigを補正することで、駆動トランジスタ32のドレイン・ソース間電流Idsの移動度μに対する依存性を打ち消し、入力信号電圧Vsigのみに依存するドレイン・ソース間電流Idsを有機EL素子31に流すことができるため、駆動トランジスタ32の移動度μのバラツキや経時変化に起因するスジや輝度ムラのない均一な画質の表示画像を得ることができる(駆動トランジスタ32の移動度μに対する補償機能)。
ここまでは、複数の発光色、例えばR,G,Bの3色を単位として画素が配置されてなるカラー表示装置において、各発光色の画素に共通の技術として説明してきたが、実際には、各色を発光する有機EL素子の材料や膜厚が異なることによって各色を発光する有機EL素子の容量Coledが異なる。
図4は、有機EL素子の基本的な構成例を示す断面図である。図4に示すように、有機EL素子は、透明ガラス等からなる基板41上に、透明導電膜からなる第1の電極(例えば、陽極)42を形成し、その上にさらに正孔輸送層43、発光層44、電子輸送層45および電子注入層46を順次堆積させて有機層47を形成した後、この有機層47の上に金属からなる第2の電極(例えば、陰極)48を形成した構成となっている。そして、第1の電極42と第2の電極48との間に直流電圧Eを印加することで、発光層44において電子と正孔が再結合する際に発光するようになっている。
かかる構成の有機EL素子においては、発光層44の材料や有機EL素子47の膜厚などによって発光色が決まることになる。すなわち、R,G,Bの各色を発光する有機EL素子ごとに有機EL素子の材料や膜厚tが異なる。有機EL素子の材料や膜厚tが異なると、有機EL素子の容量Coledが変わる。すなわち、各色を発光する有機EL素子の材料や膜厚tが異なることによって各色を発光する有機EL素子の容量Coledが異なることになる。
発光する色によって有機EL素子31の容量Coledが異なると、先述した式(2)から明らかなように、駆動トランジスタ32のゲート電位の上昇分ΔVgがR,G,Bで同じでも、駆動トランジスタ32のソース電位の上昇分ΔVsがR,G,Bで異なることになる。その結果、R,G,Bの各画素に同一レベル(電圧値)の信号電圧Vsigを入力したとしても、R,G,Bの各有機EL素子の駆動電圧が信号電圧Vsigに対応した電圧値にならないためにホワイトバランスが崩れる。
そこで、本実施形態では、有機EL素子31に加えて、当該有機EL素子31を駆動する駆動トランジスタ32と、入力信号電圧Vsigをサンプリングして画素内に書き込む書き込みトランジスタ33と、駆動トランジスタ32のゲートとソースとの間に接続され、書き込みトランジスタ33によって書き込まれた入力信号電圧Vsigを保持する保持容量37とを少なくとも有する画素回路11が、有機EL素子31の発光色が異なる複数色(本例では、R,G,Bの3色)を単位として配置されてなる有機EL表示装置において、保持容量37の容量値Ccsを発光色が異なる画素間で異ならせるようにしている。
R,G,Bの3色において、波長の長短(R>G>B)の関係から有機EL素子の膜厚はR>G>Bの大小の関係にあるために、有機EL素子の容量Coledの大小関係は、膜厚と逆にBが一番大きく、B>G>Rとなる。その容量比は、一例として、R:G:B=1:1.2:1.5の関係となる。
そこで、R,G,Bの各画素の保持容量37の容量値Ccsを、R,G,Bの各有機EL素子の容量Coledの容量比に応じて決定する。好ましくは、有機EL素子の容量Coledの容量比が上記の関係(R:G:B=1:1.2:1.5)の場合は、先述した式(2)から、保持容量37の容量比もR:G:B=1:1.2:1.5となるように決定する。
このように、保持容量37の容量比については、有機EL素子の容量Coledの容量比と同じになるように決定するのに対して、保持容量37のR,G,Bごとの容量値Ccsについては、好ましくは次のようにして決定する。
保持容量37の容量値Ccsと駆動トランジスタ32のゲート−ソース間電位差Vgsとの間に、図5に示すように、容量値Ccsがある容量値Ccs0でゲート−ソース間電位差Vgsがピーク値をとり、容量値Ccsが容量値Ccs0から小さくなるにつれて、あるいは大きくなるにつれてゲート−ソース間電圧Vgsが指数関数的に小さくなる関係にある。そこで、保持容量37のR,G,Bごとの容量値Ccsについては、有機EL素子31の特性(駆動電圧や容量Coled)に合わせて、上記の容量比の関係を維持しつつ、ゲート−ソース間電圧Vgsが最も大きくなる容量値Ccs0(その近傍を含む)になるように決定するようにする。
ここで、保持容量37の容量値Ccsを発光色が異なる画素間で異なることによる作用効果について説明する。
先ず、書き込みトランジスタ33が入力信号電圧Vsigをサンプリングして画素内に書き込むときに、先述したように、駆動トランジスタ32のゲート電位Vgの振幅に対して、有機EL素子31の発光時の保持容量37と有機EL素子31の容量カップリングによってR,G,Bの各画素間で駆動トランジスタ32のソース電位Vsが異なる。このとき、先述した式(2)から明らかなように、保持容量37の容量値Ccsが小さいほど駆動トランジスタ32のソース電位Vsの上昇分ΔVsが小さいので、駆動トランジスタ32のゲート−ソース間電位差Vgsが大きくなる。
また、有機EL素子31の発光時に、駆動トランジスタ32のソース電位Vsが有機EL素子31の駆動電圧まで上昇するが、そのときの駆動トランジスタ32のゲート電位Vgの上昇量ΔVgは、先述した式(3)から明らかなように、保持容量37の容量値Ccsが大きいほどソース電位Vsの上昇量ΔVsと等しくなる。このとき、駆動トランジスタ32のゲート−ソース間電位差Vgsは、信号書き込み動作時には保持容量37の容量値Ccsが小さいほど大きくなり、有機EL素子31の発光時には保持容量37の容量値Ccsが大きいほど大きくなる。
この動作原理を用いて、保持容量37の容量値Ccsを発光色が異なる画素ごとに異ならせ、信号書き込み時のゲート−ソース間電位差Vgsと有機EL素子31の発光時のゲート−ソース間電位差Vgsとの変化分をR,G,Bの各画素間で調整することにより、同一レベルの信号電圧Vsigの入力に対して、各色の有機EL素子31の駆動電圧が入力信号電圧Vsigに対応した電圧値になるために、発光色ごとに異なる有機EL素子31の容量Coledの影響を受けることなく、ホワイトバランスを保つことができる。その結果、より自然な色合いの画表示を実現できる。
また、保持容量37の容量値Ccsを決定するに当たっては、図5を用いて説明したように、駆動トランジスタ32のゲート−ソース間電位差Vgsを最も(その近傍を含む)確保できる容量値に決定するのが好ましい。駆動トランジスタ32のゲート−ソース間電位差Vgsを最も確保できるようにすることで、その分だけ入力信号電圧Vsigの振幅を小さくできるために、信号電圧Vsigを供給するデータ線駆動回路22(図1参照)の消費電力を低減でき、もって表示装置全体の低消費電力化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、画表示の単位となる複数色を赤,緑,青の3色としたが、これら3色の組み合わせに限られるものではなく、当該3色の組み合わせにさらに例えば白を加えた4色の組み合わせとしたり、あるいは、他の色の組み合わせとしたりすることも可能である。
また、本発明が適用される有機EL表示装置の画素回路(画素)としては、図1に示した画素回路11の回路例に限られるものではなく、有機EL素子31に加えて、少なくとも、有機EL素子31を駆動する駆動トランジスタ32と、入力信号電圧Vsigをサンプリングして書き込む書き込みトランジスタ33と、駆動トランジスタ32のゲートとソースとの間にに接続され、書き込みトランジスタ33によって書き込まれる入力信号電圧Vsigを保持する保持容量37とを含む回路構成の画素回路であれば良い。
また、上記実施形態では、画素回路11の電気光学素子として、有機EL素子31を用いた有機EL表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、デバイスに流れる電流値に応じて発光輝度が変化する電流駆動型の電気光学素子(発光素子)を用いた表示装置全般に対して適用可能である。
本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型表示装置および当該表示装置に用いられる画素回路の構成を示す回路図である。 駆動トランジスタのドレイン・ソース間電圧Vds−ドレイン・ソース間電流Idsの特性図である。 アクティブマトリクス型有機EL表示装置の回路動作を説明するためのタイミング波形図である。 有機EL素子の基本的な構成例を示す断面図である。 保持容量の容量値Ccsと駆動トランジスタのゲート−ソース間電圧Vgsとの関係を示す図である。
符号の説明
11…画素回路(画素)、12…画素アレイ部、13…走査線、14…駆動線、15…第一補正用走査線、16…第二補正用走査線、17…データ線(信号線)、18…書き込み走査回路、19…駆動走査回路、20…第一補正用走査回路、21…第二補正用走査回路、22…データ線駆動回路、31…有機EL素子、32…駆動トランジスタ、33…書き込みトランジスタ、34,35,36…スイッチングトランジスタ、37…保持容量

Claims (3)

  1. 電気光学素子と、前記電気光学素子を駆動する駆動トランジスタと、入力信号電圧をサンプリングして画素内に書き込む書き込みトランジスタと、前記駆動トランジスタのゲートとソースとの間に接続され、前記書き込みトランジスタによって書き込まれた前記入力信号電圧を保持する保持容量とを有する画素が、前記電気光学素子の発光色が異なる複数色を単位として配置されてなる表示装置であって、
    前記保持容量は、発光色が異なる画素間で容量値が異なる
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記保持容量の容量値は、前記複数色をそれぞれ発光する各発光色に対応した前記電気光学素子の容量比に応じて決定される
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記保持容量の容量値は、当該容量値と前記駆動トランジスタのゲート−ソース間電位差との関係において、当該ゲート−ソース間電位差を最も確保できる値に決定される
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
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