JP2008031126A - ハンドクリームおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【効果】本発明によれば、防腐剤の配合量が少なく、配合した防腐剤に即効性があり、配合した防腐剤の有する殺菌性を長時間維持することができる。
【選択図】なし
Description
従って、使用される防腐剤は、皮膚刺激や経口毒性の低いものが望ましいが、これらの防腐剤は一般に水に対する溶解性が低いものが多く、通常の場合このような防腐剤は主として油剤中に溶解される。
ハンドクリームなどにおいて、細菌は水相に生息し繁殖するが、防腐剤の大部分が油相に含有されている場合、細菌の繁殖によるハンドクリームの腐敗を防止するという防腐剤本来の作用効果を奏しているのは、水との接触により油相から僅かに水相に溶出する極一部の防腐剤に過ぎない。
具体的には、防腐剤として広汎に使用さているパラヒドロキシ安息香酸エステル誘導体などを水中油分散型のエマルジョンに配合しても、ほとんどが油相に溶解してしまう。さらに水相にパラヒドロキシ安息香酸エステル誘導体を添加しても、水相にある防腐剤が、時間の経過と共に溶解度の高い油相に移行してしまい、防腐剤の即効性が持続しないという問題がある。
さらに、本発明は、仮に誤飲したとしても生体に対する影響が低く、しかも配合した防腐剤の有する即効性を長期間維持ことができるハンドクリームを提供することを目的とし
ている。
このような防腐剤として、本発明では、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピルおよび、パラオキシ安息香酸イソプロピルよりなる群から選ばれる少なくとも1種類のパラオキシ安息香酸アルキルエステルを用いることが好ましい。
図1は、本発明のハンドクリームを製造する方法の例の工程図である。
この減圧装置付きの混合容器には、容器内を減圧にするための減圧装置と、内容物を混合するためのパドルと、添加物を強攪拌するためのホモミキサーとが備え付けられている。また、この混合容器には、加熱手段、冷却手段が設けられており、これらは内容物を所望の温度に調整可能に形成されている。さらに、この混合容器には各種原料成分を添加する配合口が設けられている。
に攪拌しながら、水性保湿剤である多価アルコールもしくは糖類に増粘剤を分散させる。
さらに、この増粘剤を分散させた水性保湿剤に難溶性防腐剤を配合して溶解させる。
0重量%程度である。
本発明で使用する難水溶性防腐剤は、25℃の水(100重量部)に対する溶解度が0.04〜0.20重量部の防腐剤であり、このような難水溶性防腐剤の具体的な例としては、パラオキ
シ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸イソプロピルなどのパラオキシ安息香酸アルキルエステルを挙げることができ、これらの防腐剤を単独で或いは組み合わせて使用することができる。
この精製水を配合する際の温度は通常は60〜80℃、好ましくは60〜70℃の範囲内の温度に調整される。
製水は、成分微調整用あるいは他の成分を配合する際の溶媒あるいは共洗用溶媒として使用する。
通常は、パドルを用いて100〜1000rpm、好ましくは700〜900rpmの速度で安定になるまで混合し、難水溶性防腐剤含有水性溶液を得る。
このような減圧装置付き混合装置に調製された水性溶液とは別に、この減圧装置付き混合装置に次に配合される油性基材の混合物(混合油剤)を別の攪拌装置付き混合容器で調製する。
即ち、本発明で使用可能な油性基材としては、無極性油性基材と極性油性基材とがあるが、本発明のハンドクリームの水相に溶解している難水溶性防腐剤を安定に水相に留置して油相に移行させないためには、油相を構成する油性基材の極性が低いことが望ましく、本発明では無極性油性基材を、使用する油性基材の総量(100重量%)の60重量%以上、
好ましくは60〜90重量%の範囲内の量で使用することが望ましい。
このような無極性油性基材は単独で或いは組み合わせて使用することができる。
本発明では上記のような無極性油性基材と共に、極性油性基材を用いることができる。従って、本発明で使用することができる極性油性基材の量は、使用する油性基材の総量(100重量%)の40重量%以下、好ましくは10〜40重量%の範囲内の量である。
本発明で使用することができる極性油性基材の例としては、ホホバ油、ヤシ油、オリーブ油、アーモンド油、カカオ油、サフラワー油、ゴマ油、大豆油、トウモロコシ油、グレープシード油、ナタネ油、パーム油、ヒマワリ油の植物性油;牛脂脂肪酸エステル、卵黄油などの動物性油;ミツロウ、カウナバロウ、キャンデラロウ、ライスワックスなどの各種ロウ類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ウンデカン酸などの脂肪酸類;トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、カプリル酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコールなどの脂肪酸エステル類などを挙げることができる。
本発明で使用される上記無極性油性基剤および極性油性基材は、可食化合物であることが好ましい。
本発明のハンドクリームを構成する油性基材が、無極性油性基材と極性油性基材とからなることが好ましく、この中で無極性油性基材が流動パラフィンであることが特に好ましく、極性油性基材が高級脂肪酸トリグリセリド、高級脂肪酸、高級脂肪酸ポリグリセリドを含むものであることが特に好ましい。
上記のような混合油剤には、上述の乳化剤、必要により水不溶性防腐剤などの油溶性防腐剤を配合して、均一に溶解させる。
このような水不溶性防腐剤を併用することにより、本発明のハンドクリームにおける防腐性能を長期間維持することができる。
本発明で使用することができる乳化剤は、使用する油性基材に応じて適宜選択して使用することができる。
;ショ糖脂肪酸エステル;ソルビタン脂肪酸エステル(例:ステアリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、パルミチン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン)のような非イオン性界面活性剤、ステアリン酸ナトリウムのような陰イオン性界面活性剤などを挙げることができる。
このように乳化剤として可食化合物を使用することにより、本発明のハンドクリーム自体の安全性が高くなり、仮に誤飲したとしても、生体に対する影響は極めて小さい。
本発明において、上記のような界面活性剤の使用量は、得られるハンドクリーム100重量部中に通常は5〜15重量部、好ましくは5〜10重量部の範囲内にある。
本発明では乳化剤として上記のような界面活性剤の少なくとも一部を、上記攪拌装置付き混合容器に投入する。
て、全体を均一にする。
このような消泡剤、香料などは、混合油剤を水性溶液中に投入する直前に混合油剤に配合されることが好ましい。
即ち、混合容器に備え付けられている減圧装置を稼動させて、混合容器内の圧力を、通常は0.01〜0.09MPa程度の減圧、好ましくは0.03〜0.05MPa程度の減圧にした後、上記のようにして別途調製した混合油剤を水性溶液中に導入することにより、水性溶液中に油剤成分が分散したエマルジョンを形成することができる。
上記のように混合油剤を水性溶液中に分散させてエマルジョンを形成する際には混合油
剤が固化しないように、混合油剤中に含有される成分の融点以上の温度に水性溶液を加熱することが好ましく、水性溶液の温度を通常は75〜95℃、好ましくは80〜90℃の範囲内の温度にする。
また、上記のような混合油剤を水性溶液中に分散させる際には、高速攪拌下に混合油剤を水性溶液中に分散させることが好ましく、通常は2000〜3000rpm、好ましくは
2000〜2500rpmの速度でホモミキサーを回転させながら、通常は10〜30rpm、好ましくは20〜30rpmの速度でパドルを回転させて混合油剤を水性溶液に分散させて
エマルジョンを形成する。
こうして減圧下に混合油剤を水性溶液中に添加したエマルジョンを形成した後、さらにこのエマルジョンが安定するまで減圧状態を維持したまま、攪拌を続ける。
000〜2500rpmであり、またパドルの回転速度は通常は10〜30rpm、好ましくは20〜30rpmである。
こうして10分間〜60分間攪拌を続けてエマルジョンを安定させる。
このようにして攪拌することにより相当に稠度の高いエマルジョンが形成され、ホモミキサーの回転を停止して、パドルで攪拌しながらエマルジョンの温度を30〜50℃に冷却する。このように冷却する際に混合容器内を常圧に戻しても良いし、減圧状態を維持してもよい。
さらに水を加えて全体量が100重量部になるように調整した後、パドルを用いて10〜30rpmの速度で攪拌しながら室温まで冷却する。
上記のようにして得られたエマルジョンは、濾過工程を経て容器に充填されてハンドクリームとなる。
しかも水性溶液中に分散されている油剤中における無極性油性基材の含有率が高いために、水相の難水溶性防腐剤が油相に移行しにくくされており、従って難水溶性防腐剤が水性溶液中に溶解された状態を、長期間にわたり、安定に維持することができる。
ハンドクリームにおける細菌の繁殖は、主として水性溶液中で生ずる現象であり、本発明のハンドクリームのように防腐剤を水性溶液中に安定に保持することにより、防腐剤の量を少なくしても確実に細菌の繁殖を抑制することができる。
にわたって維持される。
本発明のハンドクリームでは、水性溶液中に溶解されている防腐剤が有効に作用し、油相にある防腐剤が水相に溶出して作用するのではないので、防腐作用に即効性があり、この防腐剤の即効性が長期間維持される。
加えて、本発明のハンドクリームを可食化合物で形成すれば、このハンドクリームを誤飲したとしても、生体に及ぼす影響は小さく、従って本発明のハンドクリームは極めて安全性が高い。
〔実施例1〕
減圧装置付き混合容器に125.5kgの水を入れて60〜70℃の温度に加熱しながらパドルを用いて775rpmの回転速度で攪拌した。
このようにしてキサンタンガム、カルボキシルメチルセルロースナトリウムが投入された混合容器中の水性媒体を24rpmの攪拌速度でパドルを用いて攪拌しながら常温まで冷
却し、一晩静置した。
した。
上記の減圧装置付き混合容器とは別に、精製水120kgにプロピレングリコール6kg、農グリセリン25kg、ソルビトール25kg、難水溶性防腐剤であるパラオキシ安息香酸エチル2.0kg、保湿剤であるイノシトール5.0kgを加えて、78〜82℃に加熱して5
75rpmに強攪拌して、難水溶性防腐剤であるパラオキシ安息香酸エチルを完全に溶解さ
せた。この水性溶液を上記の減圧装置付き混合容器に投入して80℃に加熱してパドルで19rpmの速度で攪拌することにより均一な水性溶液を得た。
減圧装置付き混合容器とは別の容器に、無極性油性基材である流動パラフィン85kgを採り、バルセーターで975rpmの速度で攪拌しながら、83℃に加熱した。この流動パ
ラフィンに、極性油性基材であるトリ(カプリル/カプリン)酸デカグリセリル(商品名:ココナードMT、花王(株)製)13.5kg、極性油性基材であるホホバ油15kg、水不溶性防腐剤であるポリオキシ安息香酸ブチル0.5kg、さらに乳化剤であるモノミリスチン酸デカグリセリル(商品名:SフェイスM-1001、花王(株)製)、極性油性基材であるサラ
シミツロウ(三木化学工業(株)製)25kg、乳化剤である自己乳化型モノステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:NIKKOL MGS-FSEV、日光ケミカルズ(株)製)15kg、モノステ
アリン酸ソルビタン(商品名:NIKKOL SS-10V、日光ケミカルズ(株)製)15kg加えて溶解させた。これらの成分が均一に溶解したことを確認した後、これに消泡剤であるシリコーン樹脂(商品名:SH5500、東レダウコーニング(株)製)1.5kgおよび香料であるオレンジオイル1.5kgを加えて混合油剤を調製した。さらに、水を加えて全体を500kgとした。
混合容器中の水性溶液(温度80℃)中に強攪拌下に30分かけて投入してエマルジョンを調製した。
得られたエマルジョンを、さらに78℃に加熱して、350mmHgの減圧下にパドル回転速度14rpm、ホモミキサー回転速度2450rpmで5分間攪拌を続けた。
次いで、パドルで攪拌しながら700mmHgで再減圧し、その後常圧に戻し、さらに得られた混合容器内のエマルジョン500kgを濾過しながら所定の容器に充填してハンドクリームを製造した。
上記のようにして調製したハンドクリームの水相を分離してポリオキシ安息香酸エチルの含有量を分析した結果、水性媒体中に溶解したポリオキシ安息香酸エチルがほとんどそのまま、水性媒体中に溶存されていた。
〔実施例2〜5〕
実施例1に準じて、表1に記載の成分を用いてハンドクリームを製造し、緑膿菌(Ps)の48時間後の残存菌数、カンジタ(Ca)の48時間後の残存菌数を調べて、水性媒体中の難水溶性抗菌剤(ポリオキシ安息香酸エチル=エチルパラペン)の殺菌性と油性基材の極性について調べた。結果を表1に併せて記載する。
〔実施例6,7〕
実施例1に準じて、表2に記載の成分を用いてハンドクリームを製造し、大腸菌(E.cili)緑膿菌の24時間および48時間の残存菌数、緑膿菌(Ps)の24時間および48時間後の残存菌数、カンジタ(Ca)の24時間および48時間後の残存菌数を調べて、水性媒体中の難水溶性抗菌剤(ポリオキシ安息香酸エチル=エチルパラペン)の殺菌性と油性基材(トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル=極性油性基材)の極性について調べた
。結果を表2に併せて記載する。
〔実施例9〕
図2に示すように、強攪拌下に、保湿剤であるプロピレングリコール15kgに、増粘剤であるキサンタンガム1.5kg、保湿剤であるイノシトール0.5kgを加え溶解させる。この水性媒体を60℃に加熱し、乳化剤であるモノラウリン酸グリセリル(商品名:サンソフトNo.750,太陽化学(株)製)2.5kg、モノステアリン酸ポリグリセリル(商品名:NIKKOL Decaglyn1-SV、日光ケミカルズ(株)製)7.5kgを加えて溶解させる。さらに加温を
続け水性媒体が80℃以上になったら、80℃に加熱したプロピレングリコール8kgに難水溶
性防腐剤であるパラオキシ安息香酸エチル2kgを溶解した難水溶性防腐剤含有プロピレングリコール溶液を加え、溶解させる。減圧装置付きの混合容器に移して、パドルを用いて19〜21rpmの速度で攪拌する。なお、ここで使用した難水溶性防腐剤であるパラオキ
シ安息香酸エチルは、25℃の水100gに0.11gの割合で溶解する。
た、この混合容器には、加熱装置を有すると共に、容器自体が密閉可能にされており、この容器を密閉した後、吸引することにより、混合装置内を減圧に維持することができるようにされている。
材であるトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:ココナメードMT、花王(
株)製)35kg、不溶性防腐剤であるパラオキシ安息香酸ブチル0.5kg、乳化剤である
モノステアリン酸ポリグリセリル(商品名NIKKOL Decaglyn 1-SV、日光ケミカル(株)製)1.5kg、モノカプリン酸グリセリル(商品名:サンソフトQ-10D、太陽工業(株)製)1kg、モノステアリン酸ソルビタン(商品名:NIKKOL SS-10V、日光ケミカルズ(株)製)7
.5kg、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:NIKKOL MGS-FSEV、日
光ケミカルズ(株)製)15kgを加えて83〜87℃に加熱してパルセーターにより970rpmの速度で攪拌して均一な混合油剤を調製する。さらに、全体が均一になった後に、消
泡剤であるシリコーン樹脂(商品名:SH5500、東レダウコーニング(株)製)0.50kgを加える。
に対する溶解度が0.02g以下であり水不溶性防腐剤である。
上記のようにして調製した混合油剤を、82℃で、混合容器内の水性媒体中に30分かけて投入する。
ている。
まま、さらに82℃の温度で、ホモミキサーの回転速度2500rpm、パドルの回転速度
30rpmで15分間攪拌を続けた後、パドルを20rpmの回転速度でさらに15分間攪拌しする。その後パドルの回転速度20rpmで、エマルジョンの温度が45℃になるまで冷却する。
らに19rpmの回転速度のパドルで攪拌しながら、水の量を調整して全体量を500kgと
し、さらにエマルジョンの温度を25℃に冷却する。
なお、上記のハンドクリームの製造で使用した原料は、全て可食性化合物である。
僅かに溶解するという特性を有しており、この特性を利用すると共に、水に多価アルコールなどの水酸基含有化合物を併用して、さらに加熱することによりこの難水溶性防腐剤を一旦水性媒体に溶解させた後、この溶液を多量の水性媒体中に加えて難水溶性防腐剤を水性媒体に溶解させる。さらに、この水性媒体中に添加してエマルジョンを形成する油剤は、無極性油性基材を多量に含有しているために、水性媒体中に溶解した難水溶性防腐剤が油相に移行しにくく、このために難水溶性防腐剤を長期間にわたって水性媒体中に溶解した状態を維持することができる。
Claims (10)
- 水性成分中に油性基材が分散されたハンドクリームであって、該ハンドクリームの水性成分中に難水溶性防腐剤が含有されていると共に、該油性基材の60重量%以上が無極性油性基材であることを特徴とするハンドクリーム。
- 上記難水溶性防腐剤の25℃の水に対する溶解度が0.04〜0.20重量%の範囲内にあることを特徴とする請求項第1項記載のハンドクリーム。
- 上記難水溶性防腐剤が、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸イソプロピルよりなる群から選ばれる少なくとも1種類のパラオキシ安
息香酸アルキルエステルであることを特徴とする請求項第1項記載のハンドクリーム。 - 上記油性基材として用いられる無極性油性基材が流動パラフィンであることを特徴する請求項第1項記載のハンドクリーム。
- 上記油性基材が無極性油性基材と極性油性基材とからなり、無極性油性基材が流動パラフィンであり、極性油性基材が高級脂肪酸トリグリセリド、高級脂肪酸、高級脂肪酸ポリグリセリドを含み、油性基材中における無極性油性基材と極性油性基材との配合重量比が、60:40〜99:1の範囲内にあることを特徴とする請求項第1項または第4項記載のハンドクリーム。
- 上記ハンドクリーム中における油性基材の含有率が、40重量%以下であることを特徴とする請求項第1項記載のハンドクリーム。
- 上記ハンドクリームが、プロピレングリコールおよび/またはグリセリンを15重量%以下の量で含有することを特徴とする請求項第1項記載のハンドクリーム。
- 上記ハンドクリームが、該ハンドクリームを構成する油性基材中に、25℃の水に対する溶解度が0.04重量%未満である水不溶性防腐剤を含有することを特徴とする請求項第1項記載のハンドクリーム。
- 上記ハンドクリームを構成する全成分が可食化合物からなるものであることを特徴とする請求項第1項乃至第8項の何れかの項記載のハンドクリーム。
- 加熱下に、水酸基含有化合物を含む水性溶液に、難水溶性防腐剤の少なくとも一部を溶解させた難水溶性防腐剤溶液を、多量の水性成分中に添加して防腐剤含有水性溶液を調製し、別途油性基材に乳化剤を溶解させた混合油剤を該防腐剤含有水溶液中に加えて該混合油剤を防腐剤含有水溶液に分散させることを特徴とするハンドクリームの製造方法。
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