JP2008030602A - 作業機械の燃料タンクキャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】カバー部材が正しく閉じられなかった場合にも、燃料タンク内への浸水を防止可能な作業機械の燃料タンクキャップを提供する。
【解決手段】作業機械の燃料タンクキャップ11を、キャップ本体12と、キャップ本体12に設けられたキーシリンダーケース13と、キーシリンダーケース13内に設定されたキーシリンダー14と、キーシリンダーケース13の外面に旋回可能に取り付けられたキーシリンダー14のカバー部材15と、キーシリンダー14とカバー部材15との間を密封する防水用シール部材16とをもって構成する。キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間に、防水用シール部材21を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】作業機械の燃料タンクキャップ11を、キャップ本体12と、キャップ本体12に設けられたキーシリンダーケース13と、キーシリンダーケース13内に設定されたキーシリンダー14と、キーシリンダーケース13の外面に旋回可能に取り付けられたキーシリンダー14のカバー部材15と、キーシリンダー14とカバー部材15との間を密封する防水用シール部材16とをもって構成する。キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間に、防水用シール部材21を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、油圧ショベルなどの作業機械の燃料タンクキャップに係り、特に、燃料タンク内への浸水防止手段に関する。
図4は、従来より知られている油圧ショベルの側面図であって、符号1は下部走行体、符号2は上部旋回体、符号3はブーム、符号4はアーム、符号5はバケット、符号6は運転室であるキャブ、符号7はカウンターウエイト、符号8はエンジンルーム、符号9は燃料タンクを示している。この図から明らかなように、油圧ショベルなどの作業機械においては、燃料タンク9が外部に露出した状態で設置されている。
燃料タンク9の天板9aには、円筒状の燃料注入口10が略垂直に設定されており、その開口部には、燃料タンク9からの燃料の揮発及び燃料タンク9内への異物の侵入を防止するための燃料タンクキャップ11が着脱可能に取り付けられている。
燃料タンクキャップ11は、図5に示すように、燃料注入口10に着脱可能に装着されるキャップ本体12と、キャップ本体12に設けられたキーシリンダーケース13と、キーシリンダーケース13内に設定されたキーシリンダー14と、キーシリンダーケース13の外面に取り付けられたキーシリンダー14のカバー部材15と、キーシリンダー14とカバー部材15との間を密封する防水用シール部材16とから構成されている。
カバー部材15は、図6に示すように、裏面側に突設されたピン15aを中心としてキーシリンダーケース13の外面に沿って旋回できるようになっており、カバー部材15の中心とキーシリンダーケース13の中心とがほぼ合致する位置までカバー部材15を旋回することにより、キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間のクリアランスA(図4参照)をカバー部材15にて遮蔽することができ、当該クリアランスAから燃料タンク9内への浸水を防止することができる。また、ピン15aを中心としてキーシリンダー14に設けられたキー差し込み口14aが露出する位置までカバー部材15を旋回することにより、キー差し込み口14aへのキーの差し込み、キーシリンダー14の解錠と施錠、及び燃料注入口10からの燃料タンクキャップ11の取り外しが可能になる。
前記従来構造の燃料タンクキャップ11は、キーシリンダーケース13にキーシリンダー14を覆うためのカバー部材15が備えられているので、キーシリンダーケース13及びキーシリンダー14に対してカバー部材15が正しく閉じられていれば、キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間のクリアランスAから燃料タンク9内への浸水を防止でき、燃料の劣化及び燃料タンク9の腐食を防止することができる。
しかしながら、カバー部材15は手動で開閉しなくてはならないので、作業者がカバー部材15を閉じ忘れたり、作業が面倒であるために故意にカバー部材15を閉じなかった場合には、キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間のクリアランスAから雨水や洗車時の洗浄水が燃料タンク9内に浸水し、燃料の劣化や燃料タンク9の腐食を防止することができない。
本発明は、かかる従来技術の不備を解決するためになされたものであり、その目的は、仮にカバー部材が正しく閉じられなかった場合にも、燃料タンク内への浸水を防止可能な作業機械の燃料タンクキャップを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、第1に、燃料タンクの燃料注入口に着脱可能に装着されるキャップ本体と、当該キャップ本体に設けられたキーシリンダーケースと、当該キーシリンダーケース内に設定されたキーシリンダーとを備えた作業機械の燃料タンクキャップにおいて、前記キーシリンダーケースの内面と前記キーシリンダーの外面との間に防水用シール部材を設けるという構成にした。
かかる構成によると、仮にカバー部材が正しく閉じられなかった場合にも、キーシリンダーケースの内面とキーシリンダーの外面との間に設けられた防水用シール部材によって燃料タンク内への浸水が防止されるので、燃料の劣化及び燃料タンクの腐食を防止することができる。
また、本発明は第2に、前記第1の構成の燃料タンクキャップにおいて、前記防水用シール部材がオーリング(O−ring)であるという構成にした。
オーリング(O−ring)は汎用品であり、必要なサイズを容易に入手できるので、防水用シール部材を備えた燃料タンクキャップを安価に実施できる。
また、本発明は第3に、前記第1の構成の燃料タンクキャップにおいて、前記キーシリンダーケースに、前記キーシリンダーを覆う開閉可能なカバー部材を備えるという構成にした。
かかる構成によると、従来の燃料タンクキャップをそっくり利用することができるので、防水用シール部材を備えた燃料タンクキャップを安価に実施できる。また、カバー部材によりキーシリンダーケースの内面とキーシリンダーの外面との間のクリアランスへの浸水をより確実に防止できるので、燃料タンクキャップの防水性をより一層高めることができる。
本発明によると、キーシリンダーケースの内面とキーシリンダーの外面との間に防水用シール部材を設けるので、仮にカバー部材が正しく閉じられなかった場合にも、キーシリンダーケースの内面とキーシリンダーの外面との間からの燃料タンク内への浸水が防止され、燃料の劣化及び燃料タンクの腐食を防止できる。
以下、本発明に係る作業機械の燃料タンクキャップの実施形態を図1乃至図3に基づいて説明する。図1は実施形態に係る燃料タンクキャップの断面図、図2は図1のB部拡大断面図、図3は実施形態に係る防水用シール部材の斜視図である。
図1に示すように、本例の作業機械の燃料タンクキャップ11は、全体的な構成については図5及び図6に示した従来例に係る作業機械の燃料タンクキャップと同じであり、キャップ本体12と、キャップ本体12に設けられたキーシリンダーケース13と、キーシリンダーケース13内に設定されたキーシリンダー14と、キーシリンダーケース13の外面に旋回可能に取り付けられたキーシリンダー14のカバー部材15と、キーシリンダー14とカバー部材15との間を密封する防水用シール部材16とを有している。
本例の燃料タンクキャップ11が従来例に係る燃料タンクキャップと異なる点は、キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間に、防水用シール部材21を設けたことにある。防水用シール部材21としては、図3に示すオーリング(O−ring)や、オーリング以外のリング状のゴム状弾性体などを用いることができる。オーリングは汎用品であり、必要なサイズを容易に入手できるので、防水用シール部材を備えた燃料タンクキャップを安価に実施する上で特に好適である。防水用シール部材21は、図1及び図2に示すように、キーシリンダーケース13の内面に形成されたシール収納凹部22内に収納される。これにより、防水用シール部材21を安定に保持することができ、キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間のクリアランスAへの浸水を防止できる。なお、防水用シール部材21の設定位置は、キーシリンダーケース13の内面の範囲内であれば特に制限はないが、防水用シール部材21の設定作業が容易であること、及びクリアランスA内に水が溜まらず、防水用シール部材21の耐用命数を延長できることから、なるべく外側(カバー部材15側)に近い位置に設定される。
本例の作業機械の燃料タンクキャップ11は、キーシリンダーケース13の内面とキーシリンダー14の外面との間にオーリングなどの防水用シール部材21を設けるので、仮にカバー部材15が正しく閉じられなかった場合にも、クリアランスAから燃料タンク内への浸水が防止され、燃料の劣化及び燃料タンクの腐食を防止できる。また、キーシリンダーケース13にカバー部材15を備えるので、カバー部材15を操作してクリアランスAを閉じることにより、、クリアランスAから燃料タンク内への浸水をより確実に防止することができる。
11 燃料タンクキャップ
12 キャップ本体
13 キーシリンダーケース
14 キーシリンダー
15 カバー部材
16 防水用シール部材
21 防水用シール部材
22 シール収納凹部
A クリアランス
12 キャップ本体
13 キーシリンダーケース
14 キーシリンダー
15 カバー部材
16 防水用シール部材
21 防水用シール部材
22 シール収納凹部
A クリアランス
Claims (3)
- 燃料タンクの燃料注入口に着脱可能に装着されるキャップ本体と、当該キャップ本体に設けられたキーシリンダーケースと、当該キーシリンダーケース内に設定されたキーシリンダーとを備えた作業機械の燃料タンクキャップにおいて、
前記キーシリンダーケースの内面と前記キーシリンダーの外面との間に防水用シール部材を設けたことを特徴とする作業機械の燃料タンクキャップ。 - 前記防水用シール部材がオーリングであることを特徴とする請求項1に記載の作業機械の燃料タンクキャップ。
- 前記キーシリンダーケースに、前記キーシリンダーを覆う開閉可能なカバー部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業機械の燃料タンクキャップ。
Priority Applications (2)
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JP2006206216A JP2008030602A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 作業機械の燃料タンクキャップ |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006206216A JP2008030602A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 作業機械の燃料タンクキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=39022204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006206216A Pending JP2008030602A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 作業機械の燃料タンクキャップ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103085654A (zh) * | 2013-02-18 | 2013-05-08 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种带锁芯的加油管盖 |
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JPS555358A (en) * | 1978-06-27 | 1980-01-16 | Nihon Radiator Co | Cap for fuel tank |
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JPS60123364A (ja) * | 1983-11-26 | 1985-07-02 | 株式会社東芝 | 包装用緩衝体 |
JPS60154266A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-13 | Ricoh Co Ltd | 画像記録方法 |
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2006
- 2006-07-28 JP JP2006206216A patent/JP2008030602A/ja active Pending
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2007
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Patent Citations (5)
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CN103085654A (zh) * | 2013-02-18 | 2013-05-08 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种带锁芯的加油管盖 |
CN103085654B (zh) * | 2013-02-18 | 2015-05-27 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种带锁芯的加油管盖 |
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