JP2008019687A - 連続桁橋の施工方法、合成床版および連続桁橋 - Google Patents

連続桁橋の施工方法、合成床版および連続桁橋 Download PDF

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Abstract

【課題】 支点の付近で発生する負の曲げモーメント(の絶対値)を小さくすることができるなど、好ましい連続桁橋の施工方法とそれに使用し得る合成床版、およびそれらによって施工される連続桁橋を提供する。
【解決手段】 i)単純桁橋をなすように支点(橋脚)1間に合成床版10を架設し、支点1間の各合成床版10に床版コンクリート11を施工したのち、ii)支点1上の上記合成床版10の間を、コンクリート4の充填によって結合する。
【選択図】 図1

Description

請求項に係る発明は、道路橋・鉄道橋等として使用される連続桁橋の施工方法と、それに用いることのできる合成床版、および施工された連続桁橋に関するものである。
連続桁橋は、不連続点のない桁が複数の支点にて支えられたもので、伸縮継手等を含む継目を少なくすることができるため、維持・管理が容易であるうえ、車両等の走行時に振動や騒音の発生が少ないという利点がある。しかし、図4(a)に示すように、連続桁橋においては、桁40等の自重(死荷重)および走行車両等の重量(活荷重)に基づき、中間の支点1の付近で桁40に大きな負の曲げモーメントが発生する。図4(b)は桁40に発生する曲げモーメントの分布を示している。負の曲げモーメントが生じる箇所では桁40の上面付近に相当の引張力が作用するため、合成桁であって上部に床版コンクリートが施工されている場合等には、支点1の付近の床版コンクリートにひび割れが発生することがある。
連続桁橋における支点上での負の曲げモーメントを小さくしてコンクリートのひび割れを防止することを提案した刊行物として、下記の特許文献1がある。特許文献1に記載された技術は、図5に示すように、縦桁(主桁)3’を含む合成パネル1’を、橋脚(支点部)18’上の横梁12’に対して図示のように連結するという内容である。すなわち、床版コンクリート5’および支点部の横梁12’の側面と合成パネル1’の端部間にコンクリート33’を打設する際、支点上で合成パネル1’をせん断部材25’と添設板27’のボルト結合(ヒンジ)とした単純梁の状態としているため、支点部に負の曲げモーメントが生じなく床版コンクリート5’に引張り力が働かないためひび割れが発生しない(特許文献1中の段落0059、0063、0071等参照)、というものである。
特開2004−137686号公報
特許文献1に記載の技術によっては、連続桁橋として完成したのちの橋において負の曲げモーメントの発生が小さいかどうか、必ずしも明らかではない。支点部上の横梁12’と縦桁3’とを上記のボルト結合(ヒンジ)のみによって接続している間は、たしかに、合成パネル1’に負の曲げモーメントが生じることはないと考えられる。しかし、上記のように支点部の横梁12’の側面と合成パネル1’の端部間にコンクリート33’を打設したのちは、硬化したそのコンクリート33’や支圧板10’等の作用により支点部において両側の縦桁3’は剛結されるため、支点部付近で負の曲げモーメントが発生し得る。したがって、当該コンクリート33’が硬化したとき以降に、たとえば合成パネル1’に床版コンクリート5’を打設すれば、それによる死荷重が、のちに加わる活荷重とともに作用して支点部付近に大きな負の曲げモーメントを発生させる。特許文献1ではコンクリート33’の打設時期について特定されていないため、上記の理由により、負の曲げモーメントがつねに小さくなるとは限らないのである。
また、特許文献1の技術では、合成パネル1’の縦桁3’同士を連結する目的で、支点部上に横梁12’を設けるとともに、横梁12’と縦桁3’とを上記のとおりボルト(図5中の符号31’)にて締結している。しかし、各支点部に横梁12’を設けることは相当のコストアップを招くほか、多数の結合箇所において図5のように相当数のボルト・ナットを使用することは、施工期間および作業負担の点できわめて不利になる。
請求項に係る発明は、支点の付近で発生する負の曲げモーメント(の絶対値)を小さくすることができるなど、好ましい連続桁橋の施工方法とそれに使用し得る合成床版、およびそれらと関連をもつ施工ずみ連続桁橋を提供するものである。
請求項に係る連続桁橋の施工方法は、
i) 単純桁橋をなすように支点(橋脚)間に桁を架設し、支点間の桁(単純桁橋を構成する各単純桁)に床版コンクリートを施工したのちに、
ii) 支点上の上記桁の間を(つまり隣り合う桁同士を)結合する(曲げモーメントに抗することのできるいわゆる剛結構造にする)ことを特徴とする。
すなわち、たとえば、図1(1)(a)のように単純桁橋をなすように桁を架設し床版コンクリートも設けたうえで、図1(2)(a)のように支点上の上記の桁を結合し、いわばパーシャルな連続桁橋を構成するのである。なお、支点上の桁を結合する際に起重機等にて桁の一部または全部を持ち上げたりすることはしない。また、桁の架設と床版コンクリートの施工とのうちいずれを先に行うかは任意である。
単純桁橋をなすように支点間に桁を架設したのち支点上の桁を結合すると、あらかじめ結合した連続桁を架設する場合とは違って、桁自身の重量によって支点の付近で発生する負の曲げモーメントはゼロである(つまり図1(1)(b)の状態と同じである)。そしてその後、支点間において桁の重量が増したり橋を利用する車両等の活荷重が加わったりすると、それらに応じた大きさの負の曲げモーメントが支点付近に発生する(つまり図1(2)(b)のようになる)。
請求項に係るこの施工方法は、支点上での桁の結合を、支点間の桁に床版コンクリートを設けたのちに行うのであるから、床版コンクリートの重量に基づいて支点付近に負の曲げモーメントが生じることがない。したがって、橋の自重(死荷重)のうちほとんどの荷重は負の曲げモーメントの発生を招くことがない。支点上の桁を結合したのちに加わる、たとえば仕上げ舗装の材料や道床・鉄道軌道、および車両等の重量は支点付近に負の曲げモーメントを発生させるが、床版コンクリートの重量が除かれることからその大きさは十分に抑制される。したがって、この施工方法にて構成されるパーシャルな連続桁橋では、支点間での正の曲げモーメントは単純桁橋よりも小さく、支点付近での負の曲げモーメント(の絶対値)は、通常の連続桁橋におけるもの(図4参照)よりも小さくなる。負の曲げモーメントが小さいために、桁の上部に設けられる床版コンクリートにひび割れの発生することは効果的に防止される。
上記の施工方法については、とくに、
・ 支点間の桁として、上記床版コンクリート用の型枠を兼ねる底鋼板と橋軸方向に延びた鉄骨とを含む合成床版を架設し、
・ 上記底鋼板上への床版コンクリートの打設後に、支点上の合成床版間(床版同士)を結合するのが好ましい。
合成床版は、圧縮に強いコンクリートと引張に強い鋼板・鉄骨とが一体であることによって好ましい強度を発揮する。合成床版における床版コンクリートは、路面に近い上方部位に施工されるため、この発明の施工方法に採用するととくに有利である。発明の施工方法にて構成されるパーシャルな連続桁橋は、支点間に発生する正の曲げモーメントは通常の連続桁橋よりも大きめとなるため、支点間の上方部位に生じる圧縮力がやや高めになるのに対し、床版コンクリートがそのような圧縮力に抗しやすいからである。
また合成床版は、上記のとおり底鋼板を備えているため、床版コンクリートの打設時に必要な型枠がきわめて少ない(または不要である)。したがって、上記のように合成床版を使用すれば、架設現場において必要な部品数を少なくし、また当該現場での作業を簡単化することができ、もって工事期間を短縮することが可能になる。
そのほか、合成床版を採用すると桁高を小さくすることが可能である。上記の鉄骨(鋼桁)の数を多くして橋軸方向に並設すると桁高はとくに小さくなる。したがって上記のように合成床版を架設すると、立体交差させる橋梁等の施工にもきわめて有利である。
発明の施工方法においては、
・ 上記の合成床版として、a)複数の貫通孔を含む水平フランジ(概ね水平なものでよい)を上方部位(最上部またはそれに近い部分)に有する鉄骨が上記底鋼板上に固定されているとともに、b)底鋼板上の他の部分に、上記鉄骨の上記水平フランジよりも低い部位にまで軽量樹脂部材(発泡ウレタンや発泡スチロール等からなるもの)が配置されたものを使用し、
・ 上記した床版コンクリートの打設を、当該軽量樹脂部材の上に、上記フランジよりも高い部位にまでコンクリートを充填することにより行う----のがよい。
そのようにすれば以下のような利点がある。すなわち、
・ 底鋼板上に軽量樹脂部材を配置するので、合成床版の重量増を抑制するとともに、橋の水密性および防音性を向上させることができる。
・ 底鋼板上に固定した鉄骨の上部には、複数の貫通孔を含む水平フランジを設けるので、軽量樹脂部材と当該水平フランジとの間のスペースへも床版コンクリートの充填を円滑かつ確実に行うことができる。また、軽量樹脂部材の上に当該フランジより高い部位にまで充填するコンクリートに対し、上記の貫通孔がずれ止めの作用をなすので、スタッドボルトなど、コンクリートと鉄骨との間のずれ止めのための手段が不要である。
発明の施工方法においては、さらに、
・ 上記の合成床版として、a)床版コンクリート用の型枠の一部となるよう上記底鋼板に続く橋軸方向の両端部に設けられた端鋼板を有するとともに、b)当該端鋼板より外向きに結合用部材(コンクリートとの結合に適した各種のジベルやスタッド等)が突出したものを使用し、
・ 支点上の合成床版間の結合を、上記結合用部材が埋設されるよう、支点上において上記端鋼板の外側(つまり支点上で隣接する合成床版の間)にコンクリートを打設することにより行う----のがよい。
このようにすれば、上記したパーシャルな連続桁橋の施工はとくに簡単になる。支点間に架設する各合成床版に、底鋼板および端鋼板を利用することによって型枠を使用せずに(または使用数を削減して)床版コンクリートを打設し、そののち、支点上において上記端鋼板の外側にコンクリートを打設すれば合成床版間の結合が行えるからである。その場合、底鋼板および端鋼板の利用により床版コンクリートの打設が簡単に行えるとともに、合成床版間の結合のために鉄骨同士を溶接したりボルトで締結したりする必要がなくなる(または溶接箇所やボルトの締結数を削減できる)ため、連続桁橋の施工は大幅に簡単化される。
請求項に係る合成床版は、
・ 隣り合う二つの支点間に架設し得るよう、床版コンクリートとその型枠を兼ねた底鋼板と橋軸方向に延びた鉄骨とを一体にしたもので、
・ 上記底鋼板には、橋幅方向の両側に設けた側鋼板(サイドプレート)と、橋軸方向の両端部に設けた端鋼板(エンドプレート)とを付属させていて、端鋼板の外側に、隣り合う他の合成床版に対する結合手段を設けたこと----を特徴とする。結合手段としては、ジベルやスタッドといったコンクリートとの結合用部材のほか、溶接またはボルト締結による結合をなすための継手等を採用することができる。
この合成床版は、支点間に架設されてまずは単純桁橋の各単純桁をなすが、底鋼板に側鋼板と端鋼板とが付属しているため、各桁の間を結合する前(支点間に架設される前でもよい)にそれぞれに床版コンクリートを打設することがきわめて容易である。そして、支点間への架設と各合成床版への床版コンクリートの打設とが終わると、端鋼板の外側に設けられた結合手段を使用して、支点上で隣接する合成床版同士を結合することができる。すなわち、この合成床版を使用すると、上記した連続桁橋の施工方法(とくに請求項1・2に記載のもの)を円滑に実施できることとなる。
上記の合成床版についてはさらに、
・ 上記鉄骨として、複数の貫通孔を含む水平(概ね水平なものでよい)フランジを上方部位に有するものを底鋼板上に固定し、
・ 底鋼板上の他の部分に、上記鉄骨の上記フランジよりも低い部位にまで軽量樹脂部材(発泡ウレタンや発泡スチロール等からなるもの)を配置し、
・ 床版コンクリートを、当該軽量樹脂部材を覆って上記フランジよりも高い部位にまで充填したものとするのが好ましい。
このような合成床版によれば、底鋼板上に配置する軽量樹脂部材のために、軽量化がはかれるとともに橋梁の水密性および防音性が向上する。また、複数の貫通孔を含む水平フランジを鉄骨の上部に設けるので、軽量樹脂部材と当該水平フランジとの間にも床版コンクリートが円滑かつ確実に充填されるほか、その貫通孔が床版コンクリートのずれ止めの機能を果たすといった利点がある。つまり、こうした合成床版は、上記した連続桁橋の施工方法(とくに請求項3に記載のもの)を実施するのに適している。
合成床版についてはさらに、上記の結合手段として、上記の端鋼板より外向きにコンクリートとの結合用部材(各種のジベルやスタッド等)を突出させて設けるとよい。
このようにすれば、まずは単純桁として架設した合成床版同士を支点上において結合することが容易になる。隣接する合成床版の端鋼板の間(支点上の部分)にコンクリートを打設すれば、そのコンクリートと上記の結合用部材との結合により合成床版の結合が行われ、合成床版の鉄骨同士を溶接したりボルトで締結したりする必要がない(または溶接箇所やボルトの締結数を削減できる)からである。なお、結合の強度を高くするには、上記の結合用部材は、橋軸方向に延びた上記鉄骨に直結させるのが望ましい。
請求項に係る連続桁橋は、上記いずれかに記載した施工方法によって施工したことを特徴とするものである。
上記の施工方法によって施工することから、この連続桁橋には、支点付近での負の曲げモーメントが小さいため床版コンクリートにひび割れが発生しにくいという利点がある。また、支点間の強度についても有利であるほか、床版コンクリートの打設など架設現場での作業を簡単化できる、桁高を小さくすることができる、水密性や防音性を向上させられる、床版コンクリートの打設を円滑化できる、合成床版の結合が容易に行える----といった利点を付加することも可能である。
請求項の連続桁橋は、上記した合成床版が支点間に架設されるとともに支点上で互いに結合されたものとするのも好ましい。
こうした連続桁橋(パーシャルな連続桁橋)は、容易に施工される低コストの橋として構成できるからである。
請求項に係る連続桁橋の施工方法によれば、施工される連続桁橋において支点付近に生じる負の曲げモーメント(の絶対値)が小さくなり、桁の上部に設けられる床版コンクリートにひび割れの発生することが効果的に防止される。支点間に架設する桁として合成床版を採用することにより、強度上の利点を得たり、工事期間を短縮したり、桁高を小さくしたりすることが可能になる。合成床版として特定の構造のものを使用する等により、橋梁の水密性・防音性を向上させたり、床版コンクリートの充填を円滑化し、または合成床版の結合を容易にしたりすることもできる。
請求項に係る合成床版によれば、床版コンクリートの打設を容易に行うことができ、またはさらに支点上での合成床版の結合が容易になる。そしてそのために、請求項に係る連続桁橋の施工方法を円滑に実施できることになる。
請求項に係る連続桁橋には、支点付近での負の曲げモーメントが小さいために床版コンクリートにひび割れが発生しにくいなどの利点がある。合成床版を使用するものには、短期間に施工され、コストが低い等のメリットがある。
図1〜図3に、発明の実施に関する形態を示す。図1は、合成床版10を用いて構成する連続桁橋の施工手順を示す模式図であり、図1(1)は施工の第一段階を、同(2)は施工の第二段階を示している。図2は、合成床版20により構成した連続桁橋の構造を示す図であって、図2(a)は全体側面図、同(b)は同(a)におけるb−b断面図、同(c)は同(b)におけるc部の詳細を示す斜視図、同(d)は同(a)におけるd部の詳細を示す断面図である。また図3(a)・(b)は、合成床版間の結合用部材について図1・図2に示したもの以外の例を示す図である。
図1に基づいて連続桁橋の施工手順を説明するとつぎのようになる。
まず、図1(1)(a)のように、単純桁橋をなすように合成床版10を架設する。すなわち、間隔をおいて立てられた複数の支点(橋脚)1のうち隣り合う各二点の間に一本ずつ、合成床版10を架け渡す。合成床版10は、図1(1)(c)のように、鉄骨(図1には表れない)等を含む底鋼板12の上部に床版コンクリート11を一体的に設けたもので、それぞれの各端部を、支点1上に設けた支承2の上に載せる。床版コンクリート11は、合成床版10を架設したのちその架設現場で打設するとよいが、架設する前に、底鋼板12等を製造する工場等で施工しておくこともできる。
架設され、床版コンクリート11の打設が終わったのちの各合成床版10には、図1(1)(b)に示すような曲げモーメント(正の曲げモーメントのみ)が発生する。支点1上に置かれる各合成床版10の端部には、図1(1)(c)のように結合用部材17(たとえば図示のように複数の貫通孔が設けられたずれ止め用鋼板ジベル)を設けているが、この段階では合成床版10同士の間は結合しないでおく。
つぎに、図1(2)(a)に示すように、支点1上において合成床版10同士を結合する。その結合は、図1(2)(c)のように、各合成床版10の端部に設けた端鋼板(エンドプレート)12bの外側面が対向する空間内に、コンクリート(充填コンクリート)4を充填することにより行う。このコンクリート4には上記した結合用部材17が埋設されて、当該部材17の作用でコンクリートとの間のずれ止めがなされるため、溶接やボルトの締結等によることなく合成床版10同士を結合でき、もって連続桁橋が完成する。ただし、はじめから連続した桁を設けるのではないため、いわばパーシャルな連続桁橋となる。なお、充填コンクリート4の上部には、両側の床版コンクリート11をつなぐように仕上のコンクリート5を施工する。
橋の完成後は、上面を車両等が通行することによる活荷重が作用するので、図1(2)(b)のように支点1の上にいくらかの負の曲げモーメントが発生するが、床版コンクリート11等の死荷重(合成床版10同士の結合までに生じた死荷重)による負の曲げモーメントは加算されないため、その値は大きくない。したがって、床版コンクリート11にひび割れが発生する可能性はきわめて小さいといえる。
合成床版による連続桁橋の詳細な構造は、図2に基づいて説明することができる。図2(a)に例示する連続桁橋も、先に単純桁橋をなすように(つまり図1(1)(a)と同様に)合成床版20を各支点1間に架設したうえ、合成床版20間を結合してパーシャルな連続桁橋としたものである。
図2の連続桁橋に使用した合成床版20は、隣り合う支点1間に架設される長さを有するもので、それぞれつぎのように構成したものである。すなわち、図2(b)のように、橋の全幅に及ぶ幅寸法を有する底鋼板22の上面に、H形鋼を半分に割った形をしていて橋軸方向に延びる鉄骨23を複数本平行に溶接し、それらのうえに床版コンクリート21を充填する。床版コンクリート21の充填を容易にするとともに壁高欄26を形成しやすいように、底鋼板22の両側には側鋼板(サイドプレート)22aを一体に設けている。また、合成床版20の軽量化をはかり、水密性、防音性を向上させる目的で、底鋼板22の内部のうち底部付近には、軽量樹脂部材24として発泡ウレタンを注入しブロック化させている。そのほか、底鋼板22の上面には防錆のためにゴムラテックスモルタルを吹き付け、床版コンクリート21および壁高欄26の表面にも、防水性能を高める目的でゴムラテックスモルタルを吹き付けている。
上記した鉄骨23の上端部には水平フランジ23aが一体化されているが、このフランジ23aには図2(c)のように多数の貫通孔23cを形成しておき、また、上記した軽量樹脂部材24を設けた際にそれらの上にフランジ23aが出るようにする。なお、側鋼板22aの内側にも同様のフランジ23bを溶接し、同様に貫通孔を設けるとともに軽量樹脂部材24の上に位置させる。そのようにしたうえで合成床版20に床版コンクリート21を充填すると、貫通孔23cをコンクリートや空気が通るためにフランジ23a(および23b)と軽量樹脂部材24との間にも床版コンクリート21を円滑かつ確実に充填することができる。また、貫通孔23cが施工後の床版コンクリート21とフランジ23aとのずれ止めをなすので、他のずれ止め手段がなくとも、コンクリートと鋼とが一体となって好ましい強度を発揮するという合成床版20のメリットを引き出すことができる。なお、この例では、底鋼板22と各鉄骨23の一体化、および底鋼板22上へのゴムラテックスモルタルの吹き付けまでを工場内で行い、それ以降の作業である、底鋼板22上への軽量樹脂部材24の注入や床版コンクリート21の打設等を、橋の架設現場において支点1上に合成床版20を架設した状態で行うこととしている。
各合成床版20の端部には、図2(d)に示すとおり、底鋼板22とつながるよう、幅方向および上下方向に延びた端鋼板(エンドプレート)22bを設けている。床版コンクリート21を施工する際には、そうした端鋼板22bを型枠として利用し、また図示のように上部に鉄筋21aを配置したうえでコンクリートを充填する。鉄筋21aは橋軸方向および橋幅方向に設け、橋軸方向には上下2段に配置することとし、下段のものは上記端鋼板22b(に設けた孔)を貫通させて配置するのがよい。
各合成床版20における端鋼板22bの外側には、図示のとおり鋼板ジベル27をそれぞれ複数枚溶接して取り付けている。鋼板ジベル27は、前記の鉄骨23(のウェブ)の延長線上に設けたもので、後述するコンクリート4と結合するよう、複数の貫通孔27aを形成している。
支点1上で隣り合う二つの合成床版20の結合は、それら各合成床版20への床版コンクリート21の打設が終わったのち、つぎの要領で行う。すなわち図2(d)のように、単純桁橋をなす状態では支点1上の仮支承2aにそれぞれ設置されている二つの合成床版20の間に、まず支承2bを設置し、その上に鋼板製の埋設型枠3を取り付けて各底鋼板22と連結する。二つの合成床版20にはさまれた空間内に鉄筋4aを配置し、その一部は、上記した鋼板ジベル27の貫通孔27aにも通しておく。合成床版20の幅方向の両端部にも、埋設型枠3の幅方向端部につながるように別の型枠(図示省略)を配置したうえ、二つの合成床版20間の空間内にコンクリート(充填コンクリート)4を充填する。そのコンクリート4が硬化すると、鋼板ジベル27の作用により、そのコンクリート4を介して二つの合成床版20が結合(剛結)されることとなる。
図1に示した結合用部材17や図2に示した鋼板ジベル27に代えて、たとえば図3(a)・(b)に示す結合用部材を採用することも可能である。図3(a)のものは、貫通孔37bを有する鋼板ジベル37aである点で図2(d)のものと同様だが、隣り合う合成床版の各端鋼板に設けた鋼板ジベル37aについて、互いの橋軸方向の位置が重なるように設ける点に特徴がある。図3(b)のものは、合成床版の端鋼板に、鋼板ではなく複数のスタッド(先端部に太めの頭部を有する棒状体)37cを溶接にて取り付けるものである。
発明の実施形態として、合成床版10を用いて構成する連続桁橋の施工手順を示す模式図であり、図1(1)は施工の第一段階を、同(2)は施工の第二段階を示している。図1(1)および同(2)のそれぞれにおいて、(a)は全体側面図、(b)は曲げモーメントの分布図、(c)は合成床版10の端部の状態(1c部または2c部の詳細)を示す側面図である。 発明の実施形態として合成床版20により構成した連続桁橋の構造を示す図であって、図2(a)は全体側面図、同(b)は同(a)におけるb−b断面図、同(c)は同(b)におけるc部の詳細を示す斜視図、そして同(d)は、同(a)におけるd部の詳細を示す断面図である。 図3(a)・(b)は、合成床版間の結合用部材について図1・図2に示したもの以外の例を示すもので、同(a)は側面図、同(b)は別の例についての側面図である。 一般的な連続桁橋について示す図で、図4(a)は全体側面図、同(b)は曲げモーメントの分布図である。 特許文献1に記載された従来の連続桁橋における支点上の結合部分を示す側面図である。
符号の説明
1 支点(橋脚)
4 コンクリート(充填コンクリート)
10・20 合成床版
11・21 床版コンクリート
12・22 底鋼板
22a 側鋼板
22b 端鋼板
23 鉄骨
23a 水平フランジ
24 軽量樹脂部材
17・27 結合用部材

Claims (9)

  1. 単純桁橋をなすように支点間に桁を架設し、支点間の桁に床版コンクリートを施工したのち、支点上の上記桁の間を結合することを特徴とする連続桁橋の施工方法。
  2. 支点間の桁として、上記床版コンクリート用の型枠を兼ねる底鋼板と橋軸方向に延びた鉄骨とを含む合成床版を架設し、
    上記底鋼板上への床版コンクリートの打設後に、支点上の合成床版間を結合することを特徴とする請求項1に記載した連続桁橋の施工方法。
  3. 上記の合成床版として、複数の貫通孔を含む水平フランジを上方部位に有する鉄骨が上記底鋼板上に固定されているとともに、底鋼板上の他の部分に、上記鉄骨の上記水平フランジよりも低い部位にまで軽量樹脂部材が配置されたものを使用し、
    上記した床版コンクリートの打設を、当該軽量樹脂部材の上に、上記フランジよりも高い部位にまでコンクリートを充填することにより行うことを特徴とする請求項2に記載した連続桁橋の施工方法。
  4. 上記の合成床版として、床版コンクリート用の型枠の一部となるよう上記底鋼板に続く橋軸方向の両端部に端鋼板を有するとともに、当該端鋼板より外向きに結合用部材が突出したものを使用し、
    支点上の合成床版間の結合を、上記結合用部材が埋設されるよう、支点上において上記端鋼板の外側にコンクリートを打設することにより行うことを特徴とする請求項2または3に記載した連続桁橋の施工方法。
  5. 床版コンクリートとその型枠を兼ねた底鋼板と橋軸方向に延びた鉄骨とが一体になり、隣り合う二つの支点間に架設される合成床版であって、
    上記底鋼板には、橋幅方向の両側に設けられた側鋼板と、橋軸方向の両端部に設けられた端鋼板とが付属していて、端鋼板の外側に、他の合成床版に対する結合手段が設けられていることを特徴とする合成床版。
  6. 上記鉄骨として、複数の貫通孔を含む水平フランジを上方部位に有するものが底鋼板上に固定されているとともに、底鋼板上の他の部分に、上記鉄骨の上記フランジよりも低い部位にまで軽量樹脂部材が配置されていて、床版コンクリートが、当該軽量樹脂を覆って上記フランジよりも高い部位にまで充填されていることを特徴とする請求項5に記載の合成床版。
  7. 上記の結合手段として、上記端鋼板より外向きにコンクリートとの結合用部材が突出していることを特徴とする請求項5または6に記載の合成床版。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載した連続桁橋の施工方法によって施工されたことを特徴とする連続桁橋。
  9. 請求項5〜7のいずれかに記載した合成床版が、支点間に架設されるとともに支点上で互いに結合されてなることを特徴とする連続桁橋。
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