JP2008010349A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯電防止膜を設けずとも、簡易な構成で絶縁性基板の表面の帯電を抑制することのできる画像表示装置を提供する。
【解決手段】基板1上の絶縁層4上に電子放出素子5を配置してなる画像表示装置において、アノード電極6の正射影領域であって、絶縁層4の露出面の直下に所定の金属種を含む導電層8を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】基板1上の絶縁層4上に電子放出素子5を配置してなる画像表示装置において、アノード電極6の正射影領域であって、絶縁層4の露出面の直下に所定の金属種を含む導電層8を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子放出素子と、該電子放出素子からの電子ビームが入射するアノード基板とを備えた画像表示装置に関する。
電子放出素子としては、電界放出型(以下、「FE型」という。)や、金属/絶縁層/金属型(以下、「MIM型」という。)や、表面伝導型の電子放出素子等がある。電子放出素子を絶縁基板上に多数配列した電子源に対向してアノード電極を設けて画像表示装置を構成することが提案されている(特許文献1〜4)。
上記画像表示装置では、電子放出素子を設けた絶縁性基板の絶縁部分が露出していると、この部分でチャージアップ現象が生じる。このチャージアップへの対策が何ら採られていない場合には、電子放出素子を安定に長時間駆動する事が困難になったり、電子放出素子から放出される電子ビームの軌道が乱されてしまい電子放出特性が経時的に変化する場合がある。
このようなチャージアップによる影響を低減する手段として、例えば、特許文献4に開示されるように、絶縁性基板表面に帯電防止膜と呼ばれる高抵抗な膜を被覆する必要があった。
絶縁性基板表面の帯電を抑制するために帯電防止膜を配置すると、成膜工程やパターニング工程など画像表示装置の製造工程が増加したりプロセスが煩雑になってしまう場合が多かった。又、電子放出素子の電子放出部に帯電防止膜の材料が付着するなどすると、電子放出特性の変動をきたしてしまう場合があった。
本発明の課題は、帯電防止膜を設けずとも、簡易な構成で絶縁性基板の表面の帯電を抑制することのできる画像表示装置を提供することにある。
本発明は、(A)絶縁層と該絶縁層上に設けられた電子放出素子とを備えた第1基板と、(B)上記電子放出素子に対向するように配置されたアノード電極と発光体層とを備え、上記第1基板に対向配置された第2基板と、を備えた画像表示装置であって、
上記第1基板における上記アノード電極に対向する領域内であって、上記絶縁層の露出面の少なくとも一部の直下に導電層を有し、該導電層が、元素周期表の第3周期に属する金属からなる第1群と、第4周期に属する金属からなる第2群と、第5及び第6周期に属する金属とからなる第3群の中の少なくとも二つの群のそれぞれから選択された金属を含むことを特徴とする画像表示装置である。
上記第1基板における上記アノード電極に対向する領域内であって、上記絶縁層の露出面の少なくとも一部の直下に導電層を有し、該導電層が、元素周期表の第3周期に属する金属からなる第1群と、第4周期に属する金属からなる第2群と、第5及び第6周期に属する金属とからなる第3群の中の少なくとも二つの群のそれぞれから選択された金属を含むことを特徴とする画像表示装置である。
本発明においては、下記の構成を好ましい態様として含む。
前記導電層が、前記第1群と第2群と第3群のそれぞれから選択された金属を含む。
前記発光体層が、ZnSを主成分とする蛍光体と、Y2O2Sを主成分とする蛍光体とを備えており、前記導電層が、Alと、NiとFeとTiの中から選択された少なくとも一種と、PtとTaの中から選択された少なくとも一種とを含む。
本発明においては、電子放出素子の周囲に露出した絶縁層の少なくとも一部の直下に導電層を配したことにより、駆動時に電子放出素子近傍の絶縁層の帯電が抑制され、安定した照射電流が得られ、表示特性に優れた画像表示装置が提供される。
先ず、本発明の原理について説明する。
図2は本発明に係る画像表示装置内部における帯電を説明するための断面模式図である。1は絶縁性の基板(リアプレート)であり、5は電子放出素子である。7は基板(フェースプレート)であり、6はアノード電極である。基板7と基板1との間の空間は、大気圧よりも低い圧力(理想的には真空)に維持されている。尚、画像表示装置では、基板7側に、アノード電極6の他に、蛍光体などの発光体を備えるが、説明を簡略化するために、便宜上、図2では省略してある。
電子放出素子5が配置された絶縁性基板1の表面の帯電要因としては、図2に示すように、
(I)電子放出素子5からの電子ビームにて、画像表示装置内部に存在するガスがイオン化し、このイオンの基板への突入、
(II)電子ビームがアノード電極6に照射されることで発生する反射電子の基板1への入射による2次電子発生、
(III)電子ビームがアノード電極6に衝突した際に発生したX線が基板に入射して光電子が発生(光電効果)、
といった要因が原理的に考えられる。
(I)電子放出素子5からの電子ビームにて、画像表示装置内部に存在するガスがイオン化し、このイオンの基板への突入、
(II)電子ビームがアノード電極6に照射されることで発生する反射電子の基板1への入射による2次電子発生、
(III)電子ビームがアノード電極6に衝突した際に発生したX線が基板に入射して光電子が発生(光電効果)、
といった要因が原理的に考えられる。
本発明者は、上記帯電要因のうち、(III)の前記X線による光電子の発生が、基板1の帯電に大きく寄与している事をつきとめた。
X線(フォトン)は物質(基板1の構成物質)内に入射すると物質(基板1の構成物質)との相互作用により減衰していく。この減衰の程度は物質によって、又フォトンのエネルギーによって異なる。
入射するフォトン量をI0とすると物質内の深さtの位置におけるフォトン量Iは
I=I0・exp(−t/μ) 〔1〕
で表される。
I=I0・exp(−t/μ) 〔1〕
で表される。
ここで、μは各物質のX線減衰長であり、物質及びフォトンエネルギー、入射角によって決まる値である。
一方物質内で電子が動く距離Rは、
R=250(A/ρ)(E/Z0.5)n 〔2〕
n=1.2/(1−0.29LogZ)
で表される。
R=250(A/ρ)(E/Z0.5)n 〔2〕
n=1.2/(1−0.29LogZ)
で表される。
A:平均原子番号
ρ:質量密度
Z:1分子あたりの電子数
E:電子のエネルギー
ρ:質量密度
Z:1分子あたりの電子数
E:電子のエネルギー
X線が物質に入射し、発生した光電子が物質表面から脱出する程度δXeは次の式で表現できる。
δXe=(R/μ)/4 〔3〕
基板1から電子が失われ、その後電子供給が行なわれないと、上記〔3〕の程度に依存した正の帯電が基板1の表面に生じる。
よって、電子放出素子や配線などの基板1上に設けられる互いに異なる電位が供給される導体同士を電気的に分離するために露出する絶縁性部分は正に帯電してしまう。
この帯電を低減するために、本発明では、図1のようにアノード電極6に対して露出する絶縁層4の表面の少なくとも一部の直下に導電層8を設けて、上記光電効果により電子の失われた絶縁層4に、下部の導電層8から、光電効果を用いて電子を注入させる。
尚、ここでは、基板1と絶縁層4とを別部材で構成した例を示しているが、基板1と絶縁層4とが別部材で構成されなくてもよい。即ち、絶縁性基板1の内部に導電層8が埋め込まれた形態であってもよい。
次に本発明による絶縁性基板1表面の帯電抑制効果について説明する。
図1に示す様に、アノード電極6に対する絶縁層4の露出面の直下に導電層8を配置した構成では、フォトンの照射によって絶縁層4から失われる電子量と、フォトンの照射によって下部の導電層8から放出される電子量は、それぞれ以下の式により見積もられる。
t(Ins)<R(Ins)の時
Ge(Ins)=Ie{1−exp(−t(Ins)/μ(Ins))} 〔4〕
t(Ins)≧R(Ins)の時
Ge(Ins)=Ie{1−exp(−R(Ins)/μ(Ins))} 〔5〕
t(con)<R(con)の時
Ge(con)=(Ie−Ge(Ins))・{1−exp(−t(con)/μ(con))} 〔6〕
t(con)≧R(con)の時
Ge(con)=(Ie−Ge(Ins))・{1−exp(−R(con)/μ(con))} 〔7〕
Ge(Ins)=Ie{1−exp(−t(Ins)/μ(Ins))} 〔4〕
t(Ins)≧R(Ins)の時
Ge(Ins)=Ie{1−exp(−R(Ins)/μ(Ins))} 〔5〕
t(con)<R(con)の時
Ge(con)=(Ie−Ge(Ins))・{1−exp(−t(con)/μ(con))} 〔6〕
t(con)≧R(con)の時
Ge(con)=(Ie−Ge(Ins))・{1−exp(−R(con)/μ(con))} 〔7〕
Ge(Ins.):フォトンの照射によって絶縁層4から失われる電子量
Ge(con.):フォトンの照射によって下部の導電層8から放出される電子量
Ie:アノード7から絶縁層4表面に入射するフォトン量
t:それぞれの層の厚さ
R:それぞれの電子飛程
Ge(con.):フォトンの照射によって下部の導電層8から放出される電子量
Ie:アノード7から絶縁層4表面に入射するフォトン量
t:それぞれの層の厚さ
R:それぞれの電子飛程
又、ここでは式を簡便にするために、アノード7からのフォトンの入射角度を90°、光電効果によりフォトン1個あたり発生する電子の数を1個とする。
上記のような帯電量の見積り方法をもとに、絶縁層4(この例では酸化シリコン)の厚さを変化させた際に、導電層8の材料に依存して絶縁層4表面の帯電の程度が、どのように変化するかを図3に示す。図3(a)と図3(b)ではフォトンエネルギーを変化させている。
図3(a),(b)の縦軸の値は、上式の条件を前提としているので、絶対値を含め実際の値とは若干異なる程度であり、導電層8の材料の選定及び各層の厚さの設定の基準として問題ない。
図3のように、フォトンのエネルギーにもよるが絶縁層4の厚みが極端に薄い場合を除き、絶縁層4からの放出電子(Ge(SiO2))のほうが、導電層8から絶縁層4に注入される電子(Ge(Metal))よりも多く見積もられる事がわかる。よって下部に配置する導電層8としては、できるだけ電子注入能力の大きい(つまり式〔3〕におけるδXeの値が大きい)材料を選択する事が絶縁層4の表面の帯電抑制効果を得るために望ましい。
ところで、画像表示装置のフェースプレート(基板7)は、アノード電極6と、蛍光体などの発光体とを少なくとも備える。そのため、電子放出素子から放出された電子は、アノード電極6だけでなく、発光体にも照射される。そのため、このような2種類の材料をフェースプレート側に備えた画像表示装置では少なくとも2種類のエネルギーのフォトンがフェースプレート側から発生することになる。このような場合には、フェースプレート側から発生するフォトンのエネルギーの分布に応じて少なくとも2種類以上の材料を組み合わせて導電層8を構成することが、絶縁層4の表面の帯電を抑制する上で重要である。
例えば、図4の、Fe、Al、Ptの組合せや、Ni、Al、Ptの組み合わせで導電層8を構成すれば、広範囲のエネルギーのフォトンに対して絶縁層8の帯電抑制効果が得られることがわかる。勿論、Ni、Fe、Al、Ptの組合せを用いることも可能である。
図5は、アノード電極6としてAlとTiの積層体を、赤色の発光を得る蛍光体としてY2O2S:Euを用い、アノード電極6の8kVの電圧を印加した時に発生するフォトンのエネルギー分布を模式的に示している。Y2O2S:Euはブラウン管用に広く好適に用いられている。そして、図6には、AlとPtの2種類からなる導電層8を構成した場合における、AlとPtのδXeを示している。この組合せを用いれば、絶縁層4にフェースプレート側から発生する各エネルギー帯のフォトンに応じて絶縁層8に電子を供給できることがわかる。
又、図7は、アノード電極6としてAlとTiの積層体を用い、緑色の発光を得る蛍光体としてZnS:Cu,Alを用い、アノード電極6に8kVの電圧を印加した時に発生するフォトンのエネルギー分布を模式的に示している。ZnS:Cu,Alはブラウン管用に広く好適に用いられている。そして、図8には、Ni、Al、Ptの3種類からなる導電層8を構成した場合における、Ni、Al、PtのδXeを示している。この組合せを用いれば、絶縁層4に各エネルギー帯のフォトンに対応して電子を供給できることがわかる。
このように、少なくともAlを含むアノード電極6と、ZnSとY2O2Sをそれぞれ主成分とする蛍光体とを含む蛍光体層と、を備えるフェースプレートを用いた場合には、Ni、Al、Ptの3種類の金属を少なくとも含む導電層8を用いる。これにより、絶縁層4の帯電を抑制することができることがわかる。ZnSを主成分とする蛍光体としては他に、青色の発光を得る蛍光体としてブラウン管用に広く好適に用いられている蛍光体であるZnS:Agがある。従って、赤色の発光体としてY2O2S:Euを用い、青色の発光体としてZnS:Agを用い、緑色の発光体としてZnS:Cu,Alを用いた場合、Ni、Al、Ptの導電層を用いれば絶縁層4の帯電を抑制することができる。
尚、NiとFeとTiは、元素周期表の第4周期に属し、そのδXeが似通っているので、上記した組み合わせにおけるFeをNi又はTiで置き換えることもできる。勿論、Ni、Fe、Al、Ptの組合せや、Ti、Fe、Al、Ptの組合せや、Ni、Ti、Al、Ptの組合せや、Ni、Fe、Ti、Al、Ptの組合せの導電層8を用いることも可能である。又、PtとTaは、元素の周期表の第6周期に属し、そのδXeが似通っているので、上述した組合せにおけるPtをTaに置き換えることもできるし、又、上記組合せにTaを更に加えることもできる。
このように、導電層8を、少なくとも、互いに属する周期が異なる2種類の金属材料を組合せて構成することにより、絶縁層4の帯電を抑制することができる。
図4に、各金属のδXeの値を示す。図4に示すように各物質のδXeの値はフォトンエネルギーに依存し、フォトンのエネルギーによりδXeが最大となる物質が異なることがわかる。δXeの値は、各金属の周期表の所属周期によって、おおまかに分けることができる。例えば、第3周期に属するAlと、第4周期に属するNi、Fe、Tiと、第6周期に属するPt、Taとでは、そのδXeが最大となるフォトンのエネルギーにかなりの差がある。即ち、第3周期に属する金属同士は似通ったδXe特性を示し、第4周期に属する金属同士は似通ったδXe特性を示す。尚、第5周期に属する金属と第6周期に属する金属同士も似通ったδXe特性を示す。
そのため、第3周期に属する金属から構成される第1群と、第4周期に属する金属から構成される第2群と、第5及び第6周期に属する金属から構成される第3群の中の少なくとも二つの群のそれぞれから選択された少なくとも2種の金属を含む導電層8を用いる。係る二つの群のそれぞれから選択される金属はそれぞれ1種或いは2種以上でも良い。これにより、広範囲のエネルギーのフォトンによる絶縁層8の帯電を抑制することができる。そして、特に好ましくは、上記第1乃至第3群のそれぞれから少なくとも1つづつ選択された少なくとも3種の金属を含む導電層8を用いる。これにより、より広範囲のエネルギーのフォトンによる絶縁層8の帯電を抑制することができる。
図9を用いて、本発明の画像表示装置における導電層8の形状の一例について説明する。図9(a)は図9(b)におけるA−A’断面であり、図9(b)はアノード電極6側から見た電子源の一部平面図である。図1で説明した部材と同じ部材には図1と同じ番号を付してある。
ここで説明する例では、電子放出素子として表面伝導型電子放出素子を用いている。2は第1電極、3は第2電極である。9は間隙を備える導電性膜であり、両端の一方が第1電極2に接続され、他方が第2電極3に接続されている。72と73は、電極2,3に電位を供給するための配線である。本発明の画像表示装置に用いることのできる電子放出素子としては、前述した電界放出型や、MIM型や、表面伝導型など公知の電子放出素子を用いることができる。
基板1は、石英ガラス、Na等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、シリコン基板等にスパッタ法等により酸化シリコンを積層した積層体、アルミナ等のセラミックスの絶縁性基板を用いることができる。
絶縁層4の材料としては酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミ、フッ化カルシウムなどの高電界に絶えられる耐圧の高い材料であることが望ましい。絶縁層4は、スパッタ法等の一般的な真空成膜法、熱酸化法、陽極酸化法、塗布法等で形成することができる。絶縁層の厚さdは小さい方が導電層8から絶縁層4への電子の注入能力は上がるが、薄すぎると画像表示装置を駆動させた場合に、電子放出素子(電極2、3)と導電層8との間の容量が大きくなってしまう。実用的には、100nm以上から10μm以下の範囲から選択され、更に好ましくは0.5μm以上1μm以下の範囲から選択される。
電極2及び電極3の材料は、例えば、Be、Mg、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W、Al、Cu、Ni、Cr、Au、Pt、Pd等の金属又は合金材料、Si、Ge等の半導体等の導電性材料から適宜選択される。間隙を備える導電性膜9の材料としては、例えばカーボンや金属或いはこれらの混合物を用いることができる。電極2と電極3との間に、配線72と73を介して電圧を印加することで、導電性膜9の一部に設けられた間隙から電子が放出される。
絶縁層4の露出している部分の少なくとも一部の下に導電層8を配置すれば本発明の効果を奏することができる。しかしながら、本発明の効果を顕著に奏するためには、図9(a)のように、絶縁層4の露出している部分(導電性部材で表面が覆われていない部分)の下には、全て、電荷注入層としての役割をする導電層8を配置することが好ましい。但し、アノード6の直下(アノードに対向する領域)から外れた位置にある、絶縁層4の露出している部分の下には導電層8を配置しなくてもよい。典型的には、アノード電極6の正射影の領域(アノード電極6の真下)から外れた部分の絶縁層4の下には導電層8を配置しなくてもよい。
又、上記容量の問題を極力無くすために、絶縁層8の露出している部分の下にのみ導電層8を配置し、絶縁層8上に設けられた導電部材(電極2、3や配線72、73)と導電層8とが上下で重ならないようにするのが好ましい。尚、前述したdの値や駆動条件によっては導電層8を全面に配置することもできる。
もし、製造プロセスの都合などで図10のようにアノード電極6の正射影領域で絶縁層4の露出面直下に導電層8が存在しない領域10を設ける必要がある場合は、係る領域の幅Wを、50μm以下にする事が望ましい。Wが大きくなるほど帯電の影響が大きくなる。
本発明における導電層8は、前述した組合せの金属を含んでいればよく、上記組み合わせの金属同士が合金となっていても良いし、それぞれ独立した金属元素の塊が混在しているような状態でもよい。導電層8は、好ましくは、上述した組合せの金属のみで構成されるが、導電層8を構成する主成分が上述した組合せの金属であればよい(導電層8の50質量%が上述した組合せの金属で占められていればよい)。
又、上記組合せのそれぞれの金属の層が積層されることで構成された積層体を上記導電層8として用いることもできる。但し、積層体で導電層8を構成する場合は、最下層(最も基板1側に位置する層)を除いた層の膜厚が、最下層を除いた残りの層の厚みを、電子飛程Rよりも薄く設定する。
導電層8の形成方法は、スパッタ等の一般的な真空成膜法、有機金属溶液の塗布法、CVD法、分散塗布法、ディッピング法、スピンナー法、インクジェット法等の公知の手法から適宜選択される。
本発明では、電子放出素子を複数個配列して電子源を構成することができる。電子放出素子の配列については、種々のものが採用できる。
図11を用いて電子放出素子の配列の一例であるマトリクス配列について説明する。図11において、71は基板(リアプレート)、72はX方向配線、73はY方向配線である。74は電子放出素子である。電子放出素子74はX方向及びY方向に行列状に複数個配され、同じ行に配された複数の電子放出素子の電極の一方は1つのX方向の配線72に共通に接続され、同じ列に配された複数の電子放出素子の電極の他方は1つのY方向の配線に共通に接続される。
m本のX方向配線72は,Dx1,Dx2…Dxmからなり,真空蒸着法,印刷法,スパッタ法等を用いて形成された導電性金属等で構成することができる。配線の材料、膜厚、巾は、適宜設計される。Y方向配線73は,Dy1,Dy2…Dynのn本の配線よりなり,X方向配線72と同様に形成される。これらm本のX方向配線72とn本のY方向配線73との間には、不図示の層間絶縁層が設けられており、両者を電気的に分離している(m,nは,共に正の整数)。
このような単純マトリクス配置の電子源を用いて構成した画像形成装置について図12を用いて説明する。図12は、画像形成装置の表示パネルの一例を示す模式図であり、図12において、71は電子源基板(リアプレート)、86はガラス基体83の内面に蛍光体などの発光体膜84とアノード電極であるメタルバック85等が形成されたフェースプレートである。82は、支持枠であり該支持枠82には、リアプレート71、フェースプレート86がフリットガラス等の接着材を用いて接続されている。88は外囲器であり、内部が大気圧よりも低い圧力(好ましくは10-7Pa以上の真空度)に維持されている。74は電子放出素子に相当し、72、73は、電子放出素子の一対の電極(2,3)と接続されたX方向配線及びY方向配線である。5は電子放出部である。
各電子放出素子74に、配線72、73を介して電圧を印加することにより、電子放出素子74から電子が放出する。高圧端子87を介してメタルバック85に5kV以上30kV以下(好ましくは10kV以上25kV以下)の高電圧を印加する。電子放出素子から放出された電子は、発光体膜84に衝突し、発光が生じて画像が表示される。尚、フェースプレート86と基板71との間隔は1mm以上5mm以下、更に好ましくは1mm以上3mm以下に設定される。この様にする事で、選択した電子放出素子から放出された電子は、メタルバック85を透過し、発光体膜84に衝突する。そして蛍光体を励起・発光させることで画像を表示する。
又、図12を用いて説明した本発明の外囲器(ディスプレイパネル)88を用いて情報表示再生装置を構成することができる。
具体的には、受信装置と、受信した信号を選曲するチューナーと、選曲した信号に含まれる信号を、ディスプレイパネル88に出力してスクリーンに表示又は再生させる。上記受信装置は、テレビジョン放送などの放送信号を受信することができる。又、上記選曲した信号に含まれる信号としては、映像情報、文字情報及び音声情報の少なくとも1つを指す。尚、上記「スクリーン」は、図12で示したディスプレイパネル88においては、発光体膜84に相当すると言うことができる。この構成によりテレビジョンなどの情報表示再生装置を構成することができる。勿論、放送信号がエンコードされている場合には、本発明の情報表示再生装置はデコーダーも含むことができる。又、音声信号については、別途設けたスピーカーなどの音声再生手段に出力して、ディスプレイパネル88に表示される映像情報や文字情報と同期させて再生する。
又、映像情報又は文字情報をディスプレイパネル88に出力してスクリーンに表示及び/或いは再生させる方法としては、例えば以下のように行うことができる。まず、受信した映像情報や文字情報から、ディスプレイパネル88の各画素に対応した画像信号を生成する。そして生成した画像信号を、ディスプレイパネル(C11)の駆動回路(C12)に入力する。そして、駆動回路に入力された画像信号に基づいて、駆動回路からディスプレイパネル88内の各電子放出素子に印加する電圧を制御して、画像を表示する。
図13は、本発明の画像表示装置を用いたテレビジョン装置のブロック図である。受信回路(C20)は、チューナーやデコーダ等からなり、衛星放送や地上波等のテレビ信号、ネットワークを介したデータ放送等を受信し、復号化した映像データをI/F部(インターフェース部)(C30)に出力する。I/F部(C30)は、映像データを表示装置の表示フォーマットに変換して上記ディスプレイパネル(C11)に画像データを出力する。画像表示装置(C10)は、ディスプレイパネル(C11)、駆動回路(C12)及び制御回路(C13)を含む。制御回路は、入力した画像データに表示パネルに適した補正処理等の画像処理を施すとともに、駆動回路(C12)に画像データ及び各種制御信号を出力する。駆動回路(C12)は、入力された画像データに基づいて、ディスプレイパネル(C11)の各配線(図12のDox1乃至Doxm、Doy1乃至Doyn参照)に駆動信号を出力し、テレビ映像が表示される。受信回路(C20)とI/F部(C30)は、セットトップボックス(STB)として画像表示装置(C10)とは別の筐体に収められていてもよいし、又画像表示装置(C10)と同一の筐体に収められていてもよい。
又、インターフェースには、プリンター、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ハードディスクドライブ(HDD)、デジタルビデオディスク(DVD)などの画像記録装置や画像出力装置に接続することができる構成とすることもできる。そして、このようにすれば、画像記録装置に記録された画像をディスプレイパネル(C11)に表示させることもできる。又、ディスプレイパネル(C11)に表示させた画像を、必要に応じて加工し、画像出力装置に出力させることもできる情報表示再生装置(又はテレビジョン)を構成することができる。
以下に、実施例を挙げて、本発明を更に詳述する。
(実施例1)
本実施例では以下、図14を用いて、本実施例の電子表示装置の基本的な構成及び製造方法を説明する。
本実施例では以下、図14を用いて、本実施例の電子表示装置の基本的な構成及び製造方法を説明する。
〈工程−a〉
清浄化したガラス基板1上に、Ni、Al、Ptのターゲットを用いて、同時スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより3元素からなる導電層8を50nmの厚さで形成した。
清浄化したガラス基板1上に、Ni、Al、Ptのターゲットを用いて、同時スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより3元素からなる導電層8を50nmの厚さで形成した。
〈工程−b〉
次にスパッタ法により、絶縁層4としてSiO2を500nmの厚さで形成した。
次にスパッタ法により、絶縁層4としてSiO2を500nmの厚さで形成した。
〈工程−c〉
次に、スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより、Ptからなる電極2、3を、形成した。電極間の間隔は10μmとした。ここで電極2、3は導電層8に対して位置合わせを行い、図14に示すように電極2、3は導電層8に重ならないように形成した。
次に、スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより、Ptからなる電極2、3を、形成した。電極間の間隔は10μmとした。ここで電極2、3は導電層8に対して位置合わせを行い、図14に示すように電極2、3は導電層8に重ならないように形成した。
〈工程−d〉
続いて、工程−cまでを経た上記基板上に、Pd膜を基板上に形成したのち、パターニングを施して導電性膜9を形成した。
続いて、工程−cまでを経た上記基板上に、Pd膜を基板上に形成したのち、パターニングを施して導電性膜9を形成した。
〈工程−e〉
次に、上記工程−a乃至dを経た基板を図14のように真空装置11に設置し、内部を1×10-6Paの真空度まで排気した。その後、電源12を用いて電極2と電極3との間に電圧を印加し、導電性膜9の一部に間隙を形成した。続いて、公知の「活性化」処理を行った。以上の工程で電子放出素子を形成した。
次に、上記工程−a乃至dを経た基板を図14のように真空装置11に設置し、内部を1×10-6Paの真空度まで排気した。その後、電源12を用いて電極2と電極3との間に電圧を印加し、導電性膜9の一部に間隙を形成した。続いて、公知の「活性化」処理を行った。以上の工程で電子放出素子を形成した。
〈工程−g〉
続いて、図14に示すように、アノード電極6を備える基板7を配置した。アノード電極6と基板7との間には発光体層17を設けた。図14のアノード電極6にはAl膜/Ti膜を用い、発光体層17はZnS:CuAlからなる蛍光体で構成した。真空装置11内の圧力は1×10-8Paに維持した。
続いて、図14に示すように、アノード電極6を備える基板7を配置した。アノード電極6と基板7との間には発光体層17を設けた。図14のアノード電極6にはAl膜/Ti膜を用い、発光体層17はZnS:CuAlからなる蛍光体で構成した。真空装置11内の圧力は1×10-8Paに維持した。
本装置を駆動するために、アノード電極6と電子放出素子の間の距離Hを2mmとし、
高圧電源(Va)によりアノード電極6に8kVの電位を与えた。この状態で、電極2、3間に駆動電圧を印加すると間隙から放出された電子ビームがアノード電極6に入射しIeが観測された。
高圧電源(Va)によりアノード電極6に8kVの電位を与えた。この状態で、電極2、3間に駆動電圧を印加すると間隙から放出された電子ビームがアノード電極6に入射しIeが観測された。
アノード電極6に入射した電子はアノード電極6を透過して発光体層7にも達し、発光するとともに、X線が発生した。図7には本実施例の条件で電子ビームを照射した時に、アノード及び蛍光体から発生するX線のエネルギー分布を示した。又図8には本実施例で用いた導電層8の各X線エネルギーに対するδXeの値を示す。図8からわかるように本実施例の条件で発生するエネルギーのX線に対して、導電層8は効率よく光電効果による電子を放出する。
本装置の駆動時にアノード側から発生したX線により絶縁層4から光電効果による電子が弾き出されるが、同時に導電層8から電子が絶縁層4に注入される。そのため、本装置では、従来必要としていた帯電防止膜を用いずに、長時間の駆動に対しても良好な電子放出特性を保つ事が可能であった。
(実施例2)
本実施例は図15を用いて説明する。
本実施例は図15を用いて説明する。
〈工程−a〉
清浄化したガラス基板1上に、Al、Ptのターゲットを用いて、同時スパッタ法及びフォトリソグラフィー法により2元素からなる導電層8を30nmの厚さで基板1上に全面に形成した。
清浄化したガラス基板1上に、Al、Ptのターゲットを用いて、同時スパッタ法及びフォトリソグラフィー法により2元素からなる導電層8を30nmの厚さで基板1上に全面に形成した。
〈工程−b〉
次にスパッタ法により、絶縁層4としてSiO2を1μmの厚さで形成した。
次にスパッタ法により、絶縁層4としてSiO2を1μmの厚さで形成した。
〈工程−c〉
次に、スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより、Ptからなる電極2、3を形成した。電極間の間隔は10μmとした。
次に、スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより、Ptからなる電極2、3を形成した。電極間の間隔は10μmとした。
〈工程−d〉乃至〈工程−f〉
実施例1の工程−d乃至fと同様な手法で電子放出素子を備えた基板1を形成した。
実施例1の工程−d乃至fと同様な手法で電子放出素子を備えた基板1を形成した。
続いて、図15に示した装置を構成した。図15のアノード電極6にはAl膜/Ti膜を用い、発光体層17はY2O2S:Euからなる蛍光体で構成した。以下実施例1と同様に装置を駆動した。尚、本実施例では、導電層8を接地電位にした。図5には本実施例の条件で電子放出素子から放出された電子ビームをアノード電極6に照射したときに、アノード電極及び蛍光体から発生するX線のエネルギー分布を示した。又図6には本実施例で用いた導電層8の各X線エネルギーに対するδXeの値を示す。図6からわかるように本実施例の条件で発生するエネルギーのX線に対して、導電層8は効率よく光電効果による電子を放出する。
本装置の駆動時にアノード側から発生したX線により絶縁層4から光電効果による電子が弾き出されるが、同時に導電層8から電子が絶縁層4に注入される。そのため、本装置では、従来必要としていた帯電防止膜を用いずに、長時間の駆動に対しても良好な電子放出特性を保つ事が可能であった。但し、実施例1の装置と比べると電子放出の応答速度が下がった。これは、電極2,3の直下にも導電層8が存在するためと思われる。
(実施例3)
本実施例では図16を用いて説明する。図16(b)は本実施例のアノード側から見た平面図、図16(a)は図16(b)のA−A’断面である。
本実施例では図16を用いて説明する。図16(b)は本実施例のアノード側から見た平面図、図16(a)は図16(b)のA−A’断面である。
〈工程−a〉
清浄化したガラス基板1上に、Al、Ptのターゲットを用いて、同時スパッタ法により2元素からなる導電層8を30nmの厚さで基板1全面に形成した。その後、後の工程で形成する電極2,3と配線72、73の外周から10μmの間隔を空けるように導電層8をパターニングした。
清浄化したガラス基板1上に、Al、Ptのターゲットを用いて、同時スパッタ法により2元素からなる導電層8を30nmの厚さで基板1全面に形成した。その後、後の工程で形成する電極2,3と配線72、73の外周から10μmの間隔を空けるように導電層8をパターニングした。
〈工程−b〉
次にスパッタ法により、絶縁層4としてSiO2を1μmの厚さで形成した。
次にスパッタ法により、絶縁層4としてSiO2を1μmの厚さで形成した。
〈工程−c〉
次に、スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより、Ptからなる電極2、3を、導電層8との位置合わせを行い、導電層8と電極との位置関係が図16のように間隔Wが空くように形成した。ここで図16のWは10μmとした。電極2と電極3の間隔は10μmとした。
次に、スパッタ法及びフォトリソグラフィーにより、Ptからなる電極2、3を、導電層8との位置合わせを行い、導電層8と電極との位置関係が図16のように間隔Wが空くように形成した。ここで図16のWは10μmとした。電極2と電極3の間隔は10μmとした。
以下、実施例1の工程−d乃至fと同様な手法で装置を作製し、駆動すると、長時間の駆動に対しても良好なIeとIfの関係を保つことができ、実施例1より高速の駆動が可能であった。
1 基板(リアプレート)
4 絶縁層
5 電子放出素子
6 アノード電極
7 基板(フェースプレート)
8 導電層
17 発光体層
4 絶縁層
5 電子放出素子
6 アノード電極
7 基板(フェースプレート)
8 導電層
17 発光体層
Claims (3)
- (A)絶縁層と該絶縁層上に設けられた電子放出素子とを備えた第1基板と、(B)上記電子放出素子に対向するように配置されたアノード電極と発光体層とを備え、上記第1基板に対向配置された第2基板と、を備えた画像表示装置であって、
上記第1基板における上記アノード電極に対向する領域内であって、上記絶縁層の露出面の少なくとも一部の直下に導電層を有し、該導電層が、元素周期表の第3周期に属する金属からなる第1群と、第4周期に属する金属からなる第2群と、第5及び第6周期に属する金属とからなる第3群の中の少なくとも二つの群のそれぞれから選択された金属を含むことを特徴とする画像表示装置。 - 前記導電層が、前記第1群と第2群と第3群のそれぞれから選択された金属を含む請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記発光体層が、ZnSを主成分とする蛍光体と、Y2O2Sを主成分とする蛍光体とを備えており、前記導電層が、Alと、NiとFeとTiの中から選択された少なくとも一種と、PtとTaの中から選択された少なくとも一種とを含む請求項1又は2に記載の画像表示装置。
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