JP4927046B2 - 電子放出促進物質を有するMgO保護膜、その製造方法及び該保護膜を備えたプラズマディスプレイパネル - Google Patents

電子放出促進物質を有するMgO保護膜、その製造方法及び該保護膜を備えたプラズマディスプレイパネル Download PDF

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Description

本発明は、保護膜、その製造方法及びそれを備えたプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)に関し、特に、電子放出促進物質を有するMgO保護膜、その製造方法及びそれを備えたPDPに関する。電子放出促進物質を有するMgO保護膜は、プラズマイオンにより損傷されず、かつ、優れた電子放出性能を有するため、これを備えたPDPの信頼性を向上させることができる。
PDPは、画面を大型化しやすく、自発光型として表示品質が良好であり、応答速度が速いという特徴を有している。また、薄型化が可能であるため、LCD(Liquid Crystal Display)などとともに壁掛け用ディスプレイとして注目されている。
図1は、数十万個のPDPピクセルのうちの一つを示す図面である。図1を参照してPDPの構造を説明する。第1基板14の下面に第1電極15a及び金属である第2電極15bからなる維持電極15が形成されている。維持電極15は、第1誘電体層16で被覆されている。誘電体層16が放電空間に直接的に露出されると、放電特性が低下し、寿命が短縮されるため、保護膜17で覆われている。
一方、第2基板10の上面には、アドレス電極11が形成され、それを覆うように第2誘電体層12が形成されている。第1基板14と第2基板10とは、隔壁19を介して所定の間隔をおいて対向している。これにより形成された空間には、蛍光体層13が備えられており、紫外線を発生させるNe+Xeの混合ガスまたはHe+Ne+Xeの混合ガスなどが一定な圧力(例えば、450Torr)で満たされている。Xeは、真空紫外線(Vacuum Ultraviolet:VUV)(Xeイオン:147nmの原子線、Xe:173nmの分子線)を発生させる役割を行い、Neは、放電開始電圧を低めて安定化させる役割を行い、Heは、Xeの運動性を向上させてXeの分子線(173nm)の放出を向上させる役割を行う。
かかるPDPの保護膜の役割は、三つに大別される。
第1に、電極と誘電体層とを保護する役割を行う。電極あるいは誘電体層/電極のみ形成されていても、放電は起こる。しかし、電極のみがある場合、放電電流を制御し難く、誘電体層/電極のみがある場合、スパッタリングエッチングにより誘電体層の損傷が発生しうるため、誘電体層は、プラズマイオンに強い保護膜でコーティングされる必要がある。
第2に、放電開始電圧を低下させる役割を行う。放電開始電圧と直接関係する物理量は、プラズマイオンに対する保護膜をなす物質の二次電子放出係数である。保護膜から放出される二次電子の量が多いほど、放電開始電圧は低くなるので、保護膜をなす物質の二次電子放出係数は高いほど望ましい。
第3に、放電遅延時間を短縮する役割を行う。放電遅延時間は、印加電圧に対して所定の時間後に放電が起こる現象を表現する物理量であり、形成遅延時間Tfと統計遅延時間Tsとの和で表示される。形成遅延時間は、印加電圧と放電電流との時間差であり、統計遅延時間は、形成遅延時間の統計的散布である。放電遅延時間が短縮するほど、高速アドレシングが可能になってシングルスキャンが可能になり、スキャンドライブコストを低減でき、サブフィールド数を増加させ、高輝度及び高画質を具現できる。
従来のPDP保護膜は、例えば特許文献1に開示されたように、通常、単結晶MgOまたは多結晶MgOを基板に蒸着させて形成される。しかし、従来のPDP保護膜では、電圧駆動及び消費電力を十分減少させることができず、HD(High−Definition)級のシングルスキャンに要求される放電遅延時間が得られないため、その改善が必要である。
韓国公開特許第2005−0073531号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、プラズマイオンによる損傷を受けず、かつ電子放出効果が優秀な保護膜、その製造方法及びそれを備えたPDPを提供する。
前記目的を達成するために、本発明に係るMgO保護膜は、プラズマディスプレイパネルの電極上に形成されるMgO保護膜であって、電子放出促進物質を有することを特徴とする。
また、本発明に係るMgO保護膜の製造方法は、基板上にMgO保護膜を形成する工程と、前記MgO保護膜の表面に電子放出促進物質を含む電子放出促進層を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るMgO保護膜の製造方法は、基板上にMgO保護膜を形成する工程と、電子放出促進物質及び溶媒を含む混合物を準備する工程と、前記混合物を前記MgO保護膜の上部に提供し熱処理することによって、MgO保護膜の表面に前記電子放出促進物質を局部的に付着させる工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプラズマディスプレイパネルは、上記MgO保護膜を備えることを特徴とする。
本発明に係る保護膜によれば、優秀な二次電子放出特性を有するため、これを備えたPDPは、低い放電電圧及び低い消費電力を有することができる。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に係る保護膜は、電子放出促進物質を有するMgO保護膜である。望ましくは、電子放出促進物質は、MgO保護膜の表面に存在しうる。さらに望ましくは、電子放出促進物質は、MgO保護膜の表面に局部的に存在しうる。これは、電子放出促進物質がMgO保護膜の表面全体を覆うように存在する場合、PDP(Plasma Display Panel)の動作時にMgO保護膜が自身の機能を発揮しにくくなるためである。
より具体的には、電子放出促進物質は、図2に示したように、MgO保護膜の上に電子放出促進物質を含む電子放出促進層の形態で存在しうる。図2には、基板30、MgO保護膜33及び電子放出促進層36が示されている。基板30は、MgO保護膜33が形成される領域を支持する支持体であって、例えばPDPの誘電体層でありうるが、これに限定されるものではない。電子放出促進層36は、例えばストライプパターンまたはドットパターンを有することによって、図2に示したように、MgO保護膜33の表面の一部を露出させる。
一方、電子放出促進物質は、図3に示したように、MgO保護膜の表面に局部的に付着された形態で存在しうる。図3には、基板30、MgO保護膜33及び電子放出促進物質37が示されている。電子放出促進物質37は、MgO保護膜33の上部に図3に示したように局部的に付着されて、MgO保護膜33の表面の一部を露出させる。
本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜において、MgO保護膜は、単結晶のMgOペレットまたは多結晶のMgOペレットを利用して製造された従来と同様のMgO保護膜でありうる。一方、MgO保護膜は、MgO以外の物質、例えば希土類元素、アルカリ土類金属などがドーピングされたものであってもよい。従って、本明細書中の請求の範囲において「MgO保護膜」または「マグネシウム酸化物膜」という用語はMgOのみにより形成された層に限定されず、前述したように変形されたMgO膜も含む。
一方、本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜において、電子放出促進物質は、−1eVないし1eVの電子親和度(electron affinity)、望ましくは、−1eVないし0.8eV、さらに望ましくは、−0.25eVないし0.25eVの電子親和度を有する(ここで、電子放出促進物質の電子促進度として1eVは除き)。
特定の理論に限定されるものではないが、前述した範囲の電子親和度を有する電子放出促進物質を含有したMgO保護膜は、PDPに使われる放電ガスにより効果的に電子を放出できる。これは、次のようなオージェ中和理論で説明される。
図4は、ガスイオンと固体との衝突により、固体から二次電子が放出されるメカニズムであるオージェ中和理論を概略的に説明したものである。これによれば、ガスイオンが固体と衝突すれば、固体から電子がガスイオンに移動して中性ガスを生成しつつ、固体の他の電子が真空に抜けて正孔が形成される。前記関係は、下記数式(1)のように表すことができる。
Figure 0004927046
数式(1)中で、Eは、ガスイオンと衝突した固体から電子が放出される時のエネルギーであり、Eは、ガスのイオン化エネルギーであり、Eは、固体のバンドギャップエネルギーであり、χは、固体の電子親和度を表す。
このようなオージェ中和理論及び数式(1)は、PDPのうち保護膜及び放電ガスに適用できる。PDPピクセルに電圧が印加されれば、宇宙線または紫外線により生成されたシード電子が放電ガスと衝突して放電ガスイオンが生成され、放電ガスイオンは、保護膜と衝突して保護膜から二次電子が放出される。
下記表1は、放電ガスとして利用される不活性気体の共鳴発光波長及び電離電圧、すなわち放電ガスのイオン化エネルギーを示したものである。保護膜がMgOからなる場合、数式1で、固体のバンドギャップエネルギーEは、MgOのバンドギャップエネルギーである7.7eVであり、電子親和度χは、MgOの電子親和度である1.0である。
一方、PDPのうち蛍光体の光変換効率を向上させるためには、最も長い波長の真空紫外線を生成できるXe気体が適している。しかし、Xeの場合、電離電圧、すなわちイオン化エネルギーであるEが12.13eVであるところ、それを前記数式(1)に代入する場合、MgOからなる保護膜から電子が放出されるエネルギーであるE<0となるので、放電電圧が非常に高くなる。したがって、放電電圧を低めるためには、電離電圧Eの高いガスを使用しなければならない。前記数式(1)によれば、MgO保護膜に対して、Heの場合、Eは8.19eVであり、Neの場合、Eは5.17eVとなるので、放電開始電圧を低めるためには、HeまたはNeを使用することが望ましい。しかし、Heガスは、PDP放電に使われた場合、Heの運動量が大きいため、保護膜の深刻なプラズマエッチングが発生する。
Figure 0004927046
本発明に係る電子放出促進物質含有のMgO保護膜は、前述したような範囲の、低い電子親和度を有する電子放出促進物質を含むので、前記数式(1)によって保護膜から電子が真空に放出される時のエネルギーEが増加する。これにより、放電電圧を減少させるので、低電圧駆動及び低消費電力のPDPが得られる。
一方、本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜の電子放出促進物質は、0eVないし3.5eV、望ましくは、2.0eVないし3.0eVの仕事関数を有する。このような仕事関数の範囲を有する電子放出促進物質を有するMgO保護膜も、二次電子放出が増大されるが、これは、前述したオージェ中和理論で説明される。
本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜の電子放出促進物質は、1°ないし179°のβファクタ、望ましくは、30°ないし90°のβファクタを有する。βファクタは、任意の物質の形態の曲がりの程度あるいは鋭さの程度を表す記号であり、任意の物質の形態を円錐角で近似的に表現するとき、βファクタ=180°−θ(θ=円錐の頂点を形成する内角)を意味する。したがって、βファクタが大きいほど、物質の形態は細くて長い針状となりうる。このようなβファクタを有する電子放出促進物質の末端では、電界放出メカニズムによって電子放出が容易になされるので、このようなβファクタの範囲を有する電子放出促進物質を含有したMgO保護膜は、二次電子放出が増大して、放電電圧を低下させるので、低電圧駆動及び低消費電力のPDPが得られる。
一方、本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜において、電子放出促進物質は、フォトカソード形成用の材料でありうる。フォトカソード形成用の材料は、光エネルギーを電子エネルギーに転換させる材料であって、PDP駆動時に放電ガスにより発生した真空紫外線、蛍光体から発生した紫外線及び可視光線により光電子放出メカニズムによって光電子を放出できる。したがって、かかるフォトカソード形成用の材料を電子放出促進物質として有するMgO保護膜は、二次電子放出が増大するが、これにより、低電圧駆動及び低消費電力のPDPが得られる。
また、本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜において、電子放出促進物質は、電子をトラッピングできる物質または欠陥を含む物質でありうる。電子をトラッピングできる物質または欠陥を含む物質の場合、PDP駆動時に残った剰余電子がその物質の電子トラッピング可能な区域または欠陥に満たされるが、かかる過程が反復されつつ蓄積された電子は、正孔と反応しつつ発生するエネルギーによりその物質の他の電子が放出される。これをエキソ電子放出メカニズムといい、特定の電子トラッピング区域や欠陥状態に電子が持続的に蓄積される場合、一定な放電時間が経た後、蓄積された電子の中和過程を通じてさらに電子が放出される原理で要約される。したがって、このように電子をトラッピングできる物質または欠陥を含む物質を電子放出促進物質として有するMgO保護膜は、二次電子放出が増大するが、これにより、低電圧駆動及び低消費電力のPDPが得られる。
このように、本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜において、電子放出促進物質は、低い電子親和度で、小さい仕事関数で、高いβファクタで、フォトカソード形成用の材料で、電子をトラッピングできる物質または欠陥を含む物質でありうる。かかる電子放出促進物質の条件のうち一つ以上を満足させる物質としては、例えば、C−H結合を含むダイヤモンド、B−ドーピングされたダイヤモンド、N−ドーピングされたダイヤモンド、ダイヤモンド−類似カーボン(Diamond−Like Carbon:DLC)、BN、AlN、CNT、ZnOナノワイヤ、LiF、GaAs:Cs−O、GaN:Cs−O、AlN:Cs−O、CsI、GaP(Cs)、CsO、Mg欠陥および/または酸素欠陥などを含むMgOなどが含まれる。さらに具体的に、低い電子親和度を有する物質および低い仕事関数を有する物質にはC-H結合-含有ダイアモンド、B-ドーピングされたダイアモンド、N-ドーピングされたダイアモンド、ダイアモンド-類似カーボン(Diamond-Like Carbon:DLC)、BN、AlNなどが属し、高いβファクタを有する物質にはCarbon-nano-tube(CNT)、ZnOナノワイヤ(nanowire)、CsI、GaP(Cs)、CsOなどが属し、フォトカソード形成用材料にはLiF、GaAs:Cs-O、GaN:Cs-O、AlN:Cs-Oなどが含まれ、欠陥を含有した物質にはMg欠陥、酸素欠陥などのあるMgOなどが属する。また、これらうち、二つ以上を組み合わせて使用することも可能である。
そのうち、例えば、C−H結合を含むダイヤモンドは、バンドギャップエネルギーが約5.5eVであり、電子親和度が約−1.0eVであるので、放電ガスとしてXeを使用する場合、数式(1)に前記数値を代入すれば、Eは、3eVほどと非常に高い数値となる。すなわち、本発明によってC−H結合含有のダイヤモンドを有するMgO保護膜を使用する場合、二次電子放出効果が顕著に向上する。また、CsI、GaP(Cs)及びCsOは、フォトカソード形成用の材料であって、これを有するMgO保護膜は、光電子放出メカニズムによって二次電子放出を増大させるので、電子放出効果が向上する。
本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜においては、電子放出促進物質の平均粒径は、50nmないし2μm、望ましくは、100nmないし1μmでありうる。電子放出促進物質の平均粒径がこのような範囲を満足する場合、例えば、電子放出促進物質同士が凝集して行程散布を起こすことを防止できる。
このような電子放出促進物質は、MgO保護膜の表面積の10%ないし75%、望ましくは、25%ないし50%を覆うように存在する(電子放出促進物質が電子放出促進層の形態で存在する場合、及びMgO保護膜の表面に局部的に付着された場合にいずれも該当する)。電子放出促進物質がこのような範囲内でMgO保護膜の表面積を覆う場合、MgO保護膜の表面に壁電荷が少なくたまって維持放電が不可能になることを防止できる。
本発明に係る電子放出促進物質含有のMgO保護膜は、次のような多様な方法で製造される。
まず、基板上にMgO保護膜を形成する。MgO保護膜が形成される基板は、PDPの構造によって異なるが、通常のPDPの誘電体層でありうる。このとき、通常の薄膜形成技術、例えば電子ビーム蒸着、プラズマ蒸着、スパッタリング、化学気相蒸着法を利用できる。MgO保護膜の形成には、単結晶のMgOペレットまたは多結晶のMgOペレットを使用でき、MgOペレットには、希土類元素、アルカリ土類金属のような多様な不純物がさらに添加されてもよい。
次いで、MgO保護膜の表面に電子放出促進物質を含む電子放出促進層を形成する。電子放出促進層は、例えば、通常のフォトリソグラフィ法を利用して形成されるが、まず、MgO保護膜の上部にフォトレジスト膜を形成した後、その上部に通常の薄膜形成技術(例えば、電子ビーム蒸着、プラズマ蒸着、スパッタリング、化学気相蒸着法など)または通常の厚膜形成技術(例えば、スクリーンプリンティング、ゾルゲルコーティング、スピンコーティング、ディッピング、スプレー法など)を利用して電子放出促進物質を導入した後、フォトレジスト膜を除去することによって、所定のパターン(例えば、ストライプパターン、ドットパターンなど)を有する電子放出促進層を形成できる。
これとは別に、MgO保護膜を形成した後、電子放出促進物質及び溶媒を含む混合物を準備した後、それをMgO保護膜の表面に提供し熱処理することによって、MgO保護膜の表面に電子放出促進物質を局部的に付着させることができる。このとき、前記混合物は、例えば、スプレー法などを利用してMgO保護膜の表面に提供される。
電子放出促進物質及び溶媒を含む混合物において、溶媒は、エタノール、イソプロパノールなどでありうる。一方、前記熱処理温度は、溶媒の沸点、揮発性及び使われた電子放出促進物質によって異なるが、約80℃ないし350℃の範囲内で選択される。熱処理温度が前述した範囲を満足する場合、溶媒が効果的に揮発され、MgO保護膜の損傷が防止される。
本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜は、ガス放電ディスプレイデバイス、特にPDPに使われる。図5には、本発明に係る保護膜の一実施形態が備えられたPDPの具体的な構造が示されている。
図5に示すように、第1パネル210は、第1基板211、第1基板の背面211aに形成されたY電極212とX電極213とを備えた維持電極対214、維持電極対を覆う第1誘電体層215、及び第1誘電体層を覆う電子放出促進物質を有するMgO保護膜216を備える。本発明に係るPDPは、優秀な放電特性を有するので、Xe含量の増加及びシングルスキャンに適している。保護膜216に関する詳細な説明は前述したところを参照する。Y電極212及びX電極213それぞれは、ITOなどで形成された透明電極212b,213b及び導電性の良い金属で形成されたバス電極212a,213aを備える。
第2パネル220は、第2基板221、第2基板の前面221aに維持電極対と交差するように形成されたアドレス電極222、アドレス電極を覆う第2誘電体層223、前記第2誘電体層上に形成されて放電セル226を区画する隔壁224、及び前記放電セル内に配置された蛍光体層225を備える。放電セルの内部にある放電ガスは、NeにXe,N及びKrのうち選択された一つ以上を追加して形成した混合ガスであるか、またはNeにXe,He,N,Krのうち選択された二つ以上を追加して形成した混合ガスでありうる。
本発明に係る保護膜は、輝度向上のためのXe含量の増加によるNe+Xe二元混合ガスに使われ、放電電圧の上昇を補完するためにHeガスを追加したNe+Xe+He三元混合ガスでも、耐スパッタリング性に優れて寿命の短縮を防止できる。本発明は、高Xe含量による放電電圧の上昇分を低下させ、シングルスキャンに要求される放電遅延時間を満足させる保護膜を提供する。
以下、実施例を利用して本発明をさらに詳細に説明する。
[実施例1]
厚さ3mmのPDP用ガラス板上にφ8mmのAg電極、連結パッド及び30μm厚のPbO−rich SiO誘電体層が順次に形成された放電セル基板を準備した。放電セル基板の上部の誘電体層を覆うように、電子ビーム蒸着法を利用して0.7μm厚のMgO保護膜を形成した。蒸着時、基板温度は、250℃、蒸着圧力は、ガス流量制御器を通じて酸素及びアルゴンガスを入れて6×10−4torrに調節した。
次いで、C−H結合を含むダイヤモンド粒子1gをエタノール15mlに添加し、それを攪拌した後、それから得た混合物をMgO保護膜の表面にスプレーした。次いで、それを150℃の温度で熱処理して、C−H結合を含むダイヤモンド粒子をMgO保護膜の表面に部分的に付着させた。
放電セル基板を二枚準備して、厚さ120μmの石英間隔ふるいを介して対向させた後、高真空チャンバーに入れて十分な排気及びArガスのパージングにより内部の水分成分を除去した後、チャンバーの内部に放電ガスとしてネオン90%及びキセノン10%の混合ガスを注入して放電評価用セルを準備した。これをサンプル1とする。
[比較例1]
C−H結合を含むダイヤモンド粒子をMgO保護膜の表面に部分的に付着させなかったという点を除いては、実施例1と同じ方法で放電評価用セルを準備した。これをサンプルAとする。
[実施例2]
厚さ2mmのガラス材基板上に写真エッチング法を利用して銅からなるバス電極を形成した。バス電極をPbOガラスで被覆して、20μm厚の第1誘電体層を形成した。次いで、実施例1と同じ方法で第1誘電体層の上部にMgO保護膜を成膜した後、実施例1と同じ方法でMgO保護膜の上部にC−H結合を含むダイヤモンド粒子を部分的に付着させて、第1基板を製作した。
前記第1基板とあらかじめ準備しておいた第2基板とを130μmをおいて対向させてセルを形成し、このセルの内部に放電ガスとしてネオン90%及びキセノン10%の混合ガスを注入して、42インチのSD級V4 PDPを製作した。これをサンプル2とする。
[比較例2]
C−H結合を含むダイヤモンド粒子をMgO保護膜の表面に部分的に付着させなかったという点を除いては、実施例2と同じ方法でPDPを製作した。これをサンプルBとする。
[評価例1]:サンプル1及びAの放電開始電圧の評価
サンプル1及びAに対して放電開始電圧を測定して、その結果を図6に示した。
放電開始電圧の測定のために、オシロスコープ、増幅器、関数発生器、高真空チャンバー、温度変換器、I−Vパワーソース及びLCR計測器を使用した。まず、サンプルAに増幅器と関数発生器とを連結した後、放電開始電圧は、2kHzのサイン波を印加して測定し、それをサンプル1に対して反復した。
その結果を図6に示した。図6から、本発明によるサンプル1が従来のサンプルAに比べて放電開始電圧が低いということが判る。
[評価例2]:サンプル1及びAの二次電子放出係数の評価
サンプル1及びAの二次電子放出係数γを測定して、図7に示した。
二次電子放出係数は、rf−プラズマ装置を利用して測定した。具体的には、サンプルAの保護膜をrf−プラズマに露出させた後、負電圧(−100V)を保護膜に印加して保護膜の表面帯電及び二次電子放出による電流を測定し、その数値を数学的に処理して二次電子放出係数γを得た。かかる工程をサンプル1に対しても反復した。
図7から、本発明によるサンプル1の二次電子放出係数特性は、従来のサンプルAに比べて優秀であるということを確認できる。
[評価例3]:サンプル2及びBの放電遅延時間の評価
サンプル2及びBに対して温度による放電遅延時間(ns単位である)を評価して、その結果を図8に示した。図8から、本発明によるPDPであるサンプル2が従来のサンプルBに比べて放電遅延時間が短いということが判る。
これにより、本発明に係る保護膜を備えたパネル2は、放電遅延時間が短いので、Xe含量の増加及びシングルスキャンに適した放電特性を有するということが判る。
本発明は、PDP関連の技術分野に適用可能である。
PDPのピクセルの一具現例を概略的に示した垂直断面図であって、第1基板が90°回転した状態を示す図面である。 本発明に係る電子放出促進物質含有のMgO保護膜の一実施形態を示す図面である。 本発明に係る電子放出促進物質含有のMgO保護膜の一実施形態を示す図面である。 ガスイオンによる固体からの電子放出を説明するオージェ中和理論を説明する概略図である。 本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜を採用したPDPの一実施形態を示す図面である。 本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜を採用した放電評価用セル、及び従来のMgO保護膜を採用した放電評価用セルの放電開始電圧を示す図面である。 本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜を採用した放電評価用セル、及び従来のMgO保護膜を採用した放電評価用セルの二次電子放出係数を示す図面である。 本発明に係る電子放出促進物質を有するMgO保護膜を採用したPDP、及び従来のMgO保護膜を採用したPDPの放電遅延時間を示す図面である。
符号の説明
30 基板、
33 MgO保護膜、
36 電子放出促進層、
37 電子放出促進物質、
210 第1パネル、
211 第1基板、
214 維持電極、
215 第1誘電体層、
216 電子放出促進物質含有のMgO保護膜、
220 第2パネル、
221 背面基板、
222 アドレス電極、
223 第2誘電体層、
224 隔壁、
225 蛍光体層、
226 放電セル。

Claims (16)

  1. プラズマディスプレイパネルの電極上に形成されるMgO保護膜であって、
    C−H結合を含むダイヤモンド、B−ドーピングされたダイヤモンド、N−ドーピングされたダイヤモンド、ダイヤモンド−類似カーボン、表面にCs酸化物層が形成されたGaAs、表面にCs酸化物層が形成されたGaN、表面にCs酸化物層が形成されたAlN、及び表面にCs層が形成されたGaPからなる群から選択された少なくとも一つを含む電子放出促進物質を有し、
    前記電子放出促進物質は、前記MgO保護膜の表面に局部的に存在することを特徴とするMgO保護膜。
  2. 前記電子放出促進物質は、前記MgO保護膜の表面に層状の形態として存在することを特徴とする請求項1に記載のMgO保護膜。
  3. 前記電子放出促進物質は、前記MgO保護膜の表面に局部的に付着されたことを特徴とする請求項1に記載のMgO保護膜。
  4. 前記電子放出促進物質の電子親和度は、−1eVないし1eVであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のMgO保護膜。
  5. 前記電子放出促進物質の仕事関数は、0eVないし3.5eVであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のMgO保護膜。
  6. 前記電子放出促進物質のβファクタは、1°ないし179°であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のMgO保護膜。
  7. 前記電子放出促進物質は、フォトカソード形成用の材料であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のMgO保護膜。
  8. 前記電子放出促進物質は、電子をトラッピングできる物質または欠陥を有した物質であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のMgO保護膜。
  9. 前記電子放出促進物質は、C−H結合を含むダイヤモンド、B−ドーピングされたダイヤモンド、N−ドーピングされたダイヤモンド、ダイヤモンド−類似カーボン表面にCs層が形成されたGaPからなる群から選択された少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のMgO保護膜。
  10. 前記電子放出促進物質の平均粒径は、50nmないし2μmであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のMgO保護膜。
  11. 基板上にMgO保護膜を形成する工程と、
    前記MgO保護膜の表面に局部的に電子放出促進物質を含む電子放出促進層を形成する工程と、を含み、
    前記電子放出促進層は、C−H結合を含むダイヤモンド、B−ドーピングされたダイヤモンド、N−ドーピングされたダイヤモンド、ダイヤモンド−類似カーボン、表面にCs酸化物層が形成されたGaAs、表面にCs酸化物層が形成されたGaN、表面にCs酸化物層が形成されたAlN、及び表面にCs層が形成されたGaPからなる群から選択された少なくとも一つを含むことを特徴とするMgO保護膜の製造方法。
  12. 基板上にMgO保護膜を形成する工程と、
    電子放出促進物質及び溶媒を含む混合物を準備する工程と、
    前記混合物を前記MgO保護膜の上部に提供し熱処理することによって、MgO保護膜の表面に局部的に前記電子放出促進物質を局部的に付着させる工程と、
    を含み、
    前記電子放出促進層は、C−H結合を含むダイヤモンド、B−ドーピングされたダイヤモンド、N−ドーピングされたダイヤモンド、ダイヤモンド−類似カーボン、表面にCs酸化物層が形成されたGaAs、表面にCs酸化物層が形成されたGaN、表面にCs酸化物層が形成されたAlN、CsI、及び表面にCs層が形成されたGaPからなる群から選択された少なくとも一つを含むことを特徴とするMgO保護膜の製造方法。
  13. 前記溶媒は、エタノール、イソプロパノールからなる群から選択された少なくとも一つであることを特徴とする請求項12に記載のMgO保護膜の製造方法。
  14. 前記熱処理温度は、80℃ないし350℃であることを特徴とする請求項12または13に記載のMgO保護膜の製造方法。
  15. 請求項1ないし10のうちいずれか一項に記載のMgO保護膜を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  16. 第1基板と、
    前記第1基板に対向し平行に配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に配置されて発光セルを区画する隔壁と、
    一方向に配置された前記発光セル上を延び、前記第2基板上で第2誘電体層により埋め込まれたアドレス電極と、
    前記アドレス電極が延びた方向と交差する方向に延び、前記第1基板上で第1誘電体層により埋め込まれた維持電極対と、
    前記第1誘電体層の上に備えられた電子放出促進物質を有するMgO保護膜と、
    前記隔壁の内側面に塗布された蛍光体層と、
    前記発光セル内にある放電ガスと、
    を備えることを特徴とする請求項15に記載のプラズマディスプレイパネル。
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