JP2008007430A - ゲル状化粧料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の化粧料以上に、刺激感、べたつきがなく、しっとり感、柔らかな皮膜感及び経日安定性に優れたゲル状化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】成分(a)としてホスファチジルコリン含有量が50質量%以上、且つ酸性リン脂質含有量がホスファチジルコリン含有量に対して10質量%以上である水素添加リン脂質、成分(b)として室温で固形である高級アルコール、及び成分(c)として水を含有することを特徴とする化粧料により課題を解決できる。さらに、成分(d)として多価アルコールを含有することができる。さらに、成分(e)としてカルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーを含有することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、ゲル状化粧料及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、均一な外観を有し、刺激感、べたつきがなく、しっとり感、柔らかな皮膜感、経日安定性に優れたゲル状化粧料及びその製造方法に関するものである。
従来、医薬品、化粧料において剤形保持及び感触向上のための増粘を目的として、様々なゲル状組成物が用いられてきた(例えば、特許文献1、2参照。)。しかし、これらゲル状組成物は、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩や長鎖アシルスルホン酸塩型陰イオン性界面活性剤を含有しており、これらに特有の刺激感及びべたつき感が感じられ、柔らかな皮膜感を付与させることは困難であった。
また、最近では、刺激性が少なく使用感にも優れたリン脂質を用いたゲル状化粧料が提案されている(例えば、特許文献3、4参照。)。しかし、これらリン脂質を用いたゲル状化粧料も界面活性剤との組み合わせが多いため、刺激性が高くなり、又ぬめり感も増え、柔らかな皮膜感を付与させることは出来なかった。
一方、高級アルコールは、独特の感触、特に固体の高級アルコールの場合には固体特有の皮膜を形成させるため、これまでにも化粧料に配合されてきた。
また、最近では、天然成分であるリン脂質を用いて化粧料を調製する試みもなされている。例えば、レシチンと常温で液状の高級アルコールとグリセリンを併用したクリームは、安全性が高く、肌への親和性、保湿性に優れた乳化化粧料が紹介されている(例えば、特許文献5参照。)。
特許第3523009号公報 特開2005−132808号公報 特許第2660540号公報 特開2005−320285号公報 特許第2944258号公報
本発明はこのような従来の問題点を解決するためになされたもので、従来以上に、均一な外観を有し、刺激感が少なく、べたつきがなく、さらにしっとり感、柔らかな皮膜感、経日安定性に優れたゲル状化粧料を提供することを目的とするものである。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の水素添加リン脂質と、特定の高級アルコールと、水との相乗効果で形成された、これまでに報告されておらず本発明によって初めて明らかにされたゲルにより、従来以上に、刺激感、べたつきがなく、さらにしっとり感、柔らかな皮膜感に優れたゲル状化粧料が得られることを見い出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、成分(a)としてホスファチジルコリン含有量が50質量%以上、且つ酸性リン脂質含有量がホスファチジルコリン含有量に対して10質量%以上である水素添加リン脂質、成分(b)として室温で固形である高級アルコール、及び成分(c)と
して水を含有することを特徴とするゲル状化粧料である。
また、上記成分(a)水素添加リン脂質のホスファチジルコリン含有量は、60〜80質量%であることがより好ましい。
また、上記成分(a)水素添加リン脂質の酸性リン脂質含有量は、ホスファチジルコリン含有量に対して10〜30質量%であることがより好ましい。
また、上記成分(a)水素添加リン脂質と上記成分(b)高級アルコールの比率が、モル比で1:1〜1:12であることが好ましい。
また、上記成分(a)水素添加リン脂質と上記成分(b)高級アルコールの比率が、モル比で1:2〜1:3であることがより好ましい。
また、上記成分(a)水素添加リン脂質と上記成分(b)高級アルコールの総量が1〜15質量%であることが好ましい。
また、本発明のゲル状化粧料は、更に成分(d)として多価アルコールを含有することが好ましい。
また、上記成分(d)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールであることが好ましい。
また、本発明のゲル状化粧料は、粘度が25℃において、1000〜20000cpsであることが好ましい。
また、本発明のゲル状化粧料は、pHが、5.0〜8.0であることが好ましい。
また、本発明のゲル状化粧料は、更に成分(e)としてカルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーを含有することが好ましい。
また、本発明のゲル状化粧料の油含有量は、3%未満であることが好ましい。
また、本発明のゲル状化粧料は、化粧料としての外観上、半透明状であることが好ましい。
本発明によれば、均一な外観を有し、刺激感、べたつきがなく、さらにしっとり感、柔らかな皮膜感、経日安定性に優れたゲル状化粧料を提供できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のゲル状化粧料において、成分(a)である水素添加リン脂質と、成分(b)である高級アルコールは、成分(c)である水中で会合体を形成し、この会合体が水相中に均一に分散することにより均一なゲルを形成することができる。
上記成分(a)である水素添加リン脂質は、熱や酸化安定性が高く、ゲル形成能の高いものを用いる。すなわち、ホスファチジルコリン(以下、PCと称す。)を50質量%以上含有し、且つ酸性リン脂質をPC含有量に対して10質量%以上含有することを必須と
する水素添加リン脂質である。
上記成分(a)水素添加リン脂質におけるPC含量が50質量%未満の場合では、均一な分散状態にはなるものの、成分(b)高級アルコールとの会合体形成において増粘機構に乏しく十分なゲル構造は得られず、ゲル状の化粧料は得られない。従って、ゲル形成の観点から、均一な分散状態のゲル状化粧料と得るために、PC含有量としては50質量%以上が必要であり、より好ましくは60〜80質量%、さらに好ましくは65〜75質量%である。
さらに、上記成分(a)水素添加リン脂質における酸性リン脂質の含有量が、PC含有量に対して10質量%未満の場合でも、成分(b)高級アルコールとの会合体を水相に均一に分散することができず、凝集を起こし、均一なゲルは形成されない。従って、ゲル形成の観点から、均一な分散状態のゲル状化粧料を得るために、酸性リン脂質の含有量としては、成分(a)水素添加リン脂質におけるPC含有量に対する質量比として、10質量%以上が必要であり、10〜30質量%であるとより好ましい。
上記酸性リン脂質として具体的には、ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール及びこれらのリゾ体が挙げられる。これらは、単独で成分(a)水素添加リン脂質に配合されていても良いが、これらの酸性リン脂質を含む大豆レシチン、卵黄レシチン等の群より選択することもできる。これらは、1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明で用いられる上記成分(a)水素添加リン脂質は、通常化粧料原料として用いられるものであればよく、大豆、卵黄、トウモロコシ、ナタネ等の動植物、大腸菌等の微生物から抽出される天然のレシチンの水素添加物、並びに合成のレシチンの水素添加物が挙げられる。具体的には、大豆レシチン、卵黄レシチンの水素添加物、並びにホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリンの混合物等が挙げられる。この中で、化粧品原料として安定的に入手しやすいことから、水素添加大豆レシチンが最も好ましい。
上記成分(a)水素添加リン脂質は、1種単独又は2種以上を組み合わせて化粧料に配合することができ、その配合量は、特に限定されないが、使用感及び保湿感の観点から、化粧料の総量を基準として、0.1〜10質量%が好ましく、特に好ましくは1〜5質量%である。
本発明で用いられる成分(b)としての室温で固形である高級アルコールとしては、ゲル形成能及び使用感、保湿感の観点から、室温で固体であることを必須とする。ここでいう室温とは、20℃である。上記高級アルコールとして、好ましくは、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられ、最も好ましくはセチルアルコールである。またこれらの高級アルコールは1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記成分(b)高級アルコールは、特に限定されないが、使用感の観点から、化粧料の総量を基準として、0.1〜10質量%が好ましく、さらに好ましくは1〜5質量%である。
本発明のゲル状化粧料における成分(a)水素添加リン脂質と、成分(b)高級アルコール及び成分(c)水とによる会合体の形成は、水素添加リン脂質と高級アルコールとのモル比率により変わるため、会合体が水相に分散することにより形成されるゲル状態も変
化する。成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールが、水中で会合体を形成し、この会合体が水相に均一に分散することにより均一なゲルを形成するためには、少なくとも1:1〜1:12程度が望ましく、より良好な配合比はモル比で1:1〜1:5であり、さらに好ましくは1:2〜1:5であり、特に好ましくは1:2〜1:3である。
上記望ましいモル比は、ゲル状化粧料の昇温過程におけるDSC曲線の吸熱ピークの頂点を相転移温度として分析するとともに、ゲル状化粧料の結晶性凝集物の有無を観察することにより得られる。
すなわち、成分(a)水素添加リン脂質のみの場合に観察される吸熱ピークに対し、成分(b)高級アルコールのモル比が増えるに従い、徐々に会合体の吸熱ピークが現れる。成分(b)高級アルコールのモル比がさらに増えると、より高温側に吸熱ピークがシフトし、吸熱ピークも徐々にシャープになり始める。さらに成分(b)高級アルコールのモル比が増えると単一ピークが観察され始め、より高温側にシフトし、ピークも徐々に大きくなる。そして、特定のモル比付近で最大の単一ピークとなり、また、その近傍で、最もシャープな単一ピークとなる。
さらにこれより成分(b)高級アルコールのモル比が増えると、会合体のピークに加え、成分(b)高級アルコール単独の相転移ピークが徐々に観察される。
上記吸熱ピークにおいて、上記会合体は、モル比が成分(a):成分(b)=3:2付近から徐々に形成され始め、成分(a):成分(b)=1:2〜1:3付近で最大となる。
また、成分(b)高級アルコールのモル比の増加に伴い、粘度が上昇し、モル比が約1:2〜1:5では外観上において良好なゲルが観察される。モル比が1:5より上になると、白色ゲル状となり、しっとり感も低減し、結晶性の凝集物が観察されるようになる。DSC測定からも、モル比が1:5より上になると成分(b)高級アルコールの水和結晶ピークが観察される事から、この凝集体は成分(b)高級アルコール単独の水和結晶であると確認される。さらに、モル比が約1:2〜1:3においては、全く結晶性の凝集物が観察されず、均一にゲルが形成される。
また、会合体の相転移温度は、成分(a)水素添加リン脂質単独の相転移温度及び成分(b)高級アルコール単独の相転移温度よりも高温側に存在し、この会合体はこの相転移温度以下での変化が少なくなるため、これらを単独で配合した場合に比べ高温安定性に優れたゲル状化粧料を得ることができる。
本発明のゲル状化粧料は、更に成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールの総量が1〜15%であることが好ましく、より好ましくは、1〜6%である。これ以下であると、粘性に乏しく、逆にこれ以上であると感触的に重くなり柔らかな皮膜感が得られない傾向にある。
本発明のゲル状化粧料は、上記成分(a)水素添加リン脂質、成分(b)高級アルコール、及び成分(c)水に加え、成分(d)として多価アルコールを含有することが好ましい。
上記成分(d)多価アルコールは、成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールを均一に溶解させるために用い、成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールを成分(d)多価アルコールに溶解後、成分(c)水を添加し、ゲルを形成させ
ることが好ましい。
本発明で用いられる成分(d)多価アルコールとしては、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ソルビトール等が挙げられるが、化粧料製造時の分散性及び使用感の観点からジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールがより好ましく、ジプロピレングリコールが特に好ましい。
上記成分(d)多価アルコールは、1種単独又は2種以上を組み合わせて化粧料に配合することができ、その配合量は、特に限定されないが、化粧料製造時の分散性及び使用感の観点から、化粧料の総量を基準として、0.1〜30質量%が好ましく、特に好ましくは1〜20質量%である。
本発明のゲル状化粧料の粘度は、使用感の観点から25℃において1000〜20000cpsであることが好ましい。
本発明のゲル状化粧料のpHは、ゲルの会合体の高温での長期安定性の観点から5.0以上であることが好ましく、リン脂質の安定性の面から8.0以下であることが好ましい。さらに、好ましくはpH6.0〜7.0である。これは、pHが小さくなると、高温に長期保存することにより、会合体のピークが低温側にシフトし、安定性が低下する傾向があり、逆に、pHが大きくなるとリン脂質自体の安定性が低下する傾向にあるためである。
本発明のゲル状化粧料は、成分(a)水素添加リン脂質、成分(b)高級アルコール、成分(c)水、及び成分(d)多価アルコールに加え、成分(e)としてカルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーのうち少なくとも一方又は両方を含有することが好ましい。これらを配合することにより、pHの安定性が向上する傾向にある。
本発明のゲル状化粧料の油含有量は、3%未満であることが望ましく、さらに好ましくは、1%未満である。油の含有量が多くなるとゲル構造を壊してしまい、粘度が低下し、安定性が悪くなる。
本発明のゲル状化粧料は、化粧品の外観上、半透明状であることが望ましい。
本発明のゲル状化粧料には、上記の各成分以外に、通常化粧料に用いられる油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、界面活性剤、粘剤、樹脂、防腐剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を含む。UV−A、Bのいずれに対応していても構わない)、溶媒、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分、保湿剤、塩類、酸化防止剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤等の成分を適宜配合することができる。
油剤としては、通常化粧料に用いられる揮発性及び不揮発性の油剤、溶剤、並びに樹脂等が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体のいずれであっても構わない。油剤の例としては、例えばイソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリル、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル類、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロウ、セレシン、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス等のロウ、ミンク油、ヤシ油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ
油、オリーブ油等の油脂、ポリエチレンワックス、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー、エチレンプロピレンポリマー等が挙げられる。
粉体の例としては、赤色104号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、赤色202号、黄色4号、黒色401号等の色素、青色1号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色203号バリウムレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等が挙げられ、またこれらを従来公知の表面処理、例えば、N−アシル化リジン処理、アミノ酸処理、親水性高分子処理、油剤処理、シリコーン処理、金属石鹸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等を施したものを使用することも可能である。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)に特に制限はない。粉体の大きさとしては、5nm〜100μmの範囲に入るものが好ましく、さらに好ましくは10nm〜25μmである。これらの粉体は単独で処理しても、混合物を形成し、それをまとめて処理しても構わない。また、混合物の色を肌色等に調整したものを処理することも可能である。さらに、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等の紫外線散乱成分を使用することで紫外線防御機能を有する処理粉体とすることも可能である。
界面活性剤としては、例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。より詳しくは脂肪酸石鹸、α−アシルスルホン酸塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤、ラウリン酸アルカノールアミド、POE(ポリオキシエチレン、以下同じ)ソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコーン等のノニオン性界面活性剤、カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等の両性界面活性剤が挙げられる。また、サポニン、糖系界面活性剤等の天然系界面活性剤を用いることもできる。
粘剤、樹脂の例としては、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸カルシウム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸共重合体、ビニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換アクリルアミド系ポリマー、カチオン化ガーガム等のカチオン系ポリマー、ジメチルアクリルアンモニウム系ポリマー、POE/POP(ポリオキシプロピレン、以下同じ)共重合体、ポリビニルアルコール、プルラン、デオキシリボ核酸及びその塩、コンドロイチン硫酸等の酸性ムコ多糖類及びその塩、タマリンド種子多糖類、寒天、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビアゴム、結晶セ
ルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、ヒアルロン酸及びその塩、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン、セルロース、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、合成ラテックス等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば安息香酸、安息香酸ナトリウム、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸又はその塩、デヒドロ酢酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル等の有機酸及びその誘導体、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、チモール、パラクロロフェノール、フェニルエチルアルコール、フェニルフェノール、フェニルフェノールナトリウム、フェノキシエタノール、フェノキシジグリコール、フェノール、ベンジルアルコール等のフェノール類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルイソキノリウム、臭化ドミフェノン等の4級アンモニウム塩、茶エキス、ヒノキチオール、リンゴエキス等の植物抽出液、また、クロラミンT、クロルヘキシジン、ジンクピリチオン等を挙げることができる。
有機系紫外線吸収剤の例としては、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸 ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。
溶媒の例としては、精製水、環状シリコーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、次世代フロン等が挙げられる。
天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイ
タイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
本発明のゲル状化粧料は、通常の方法によって製造することができ、ローション、乳液、クリーム、エッセンス、ジェル、パック等の基礎化粧料、ファンデーション、口紅等のメイクアップ化粧料、シャンプー、リンス、ヘアトリートメント、ヘアクリーム、ヘアトニック、ヘアリクイド、セットジェル、ヘアムース、セットローション、ヘアスプレー、育毛剤等の毛髪化粧料、及び入浴剤等として適用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、配合量は全て質量%である。
(実施例1〜3、比較例1〜2)
本発明のゲル状化粧料における成分(a)水素添加リン脂質、及び成分(b)高級アルコールとして、水素添加大豆リン脂質A〜Eとセチルアルコールを用いた例を表1に示す。また、各実施例のゲル形成、及び均一分散性の評価結果も併せて記す。
(調整方法)
成分(1)〜(5)のいずれかの水素添加大豆リン脂質A〜Eと(6)セチルアルコール、及び(7)ジプロピレングリコールを80℃にて混合溶解し、80℃の(8)精製水を投入、攪拌後、冷却し、実施例1〜3、比較例1〜2の化粧料を得た。
<ゲル形成性評価>
実施例及び比較例の化粧料を、目視により判定、以下の評価基準により評価した。
◎:粘性あり
○:やや粘性あり
×:粘性なし
<均一分散性評価>
実施例及び比較例の化粧料を、目視により判定、以下の評価基準により評価した。
◎:分離なし、均一
○:分離なし、やや均一
×:分離、不均一
Figure 2008007430
表1から明らかなように、PC含有量が50質量%未満の比較例2では、均一な分散状態にはなるものの、高級アルコールとの会合体形成において増粘機構に乏しく十分なゲル構造は得られず、ゲル状の化粧料は得られなかった。
さらに、成分(a)水素添加リン脂質における酸性リン脂質の割合が、PC含有量に対して10質量%未満である比較例1の場合、高級アルコールとの会合体を水相に均一に分散することができず、凝集を起こし、均一なゲルは形成されなかった。
さらに、実施例1及び2から分かるように、成分(a)水素添加リン脂質における酸性リン脂質のPC含有量に対する質量比が、10〜30質量%であると、ゲル形成性が特に良好であった。
次に、成分(a)としての水素添加大豆リン脂質、成分(b)としてのセチルアルコール及び成分(c)としての水とによる会合体の形成を示差走査熱量計(以下DSC)測定によって、観察した。なお、水素添加大豆リン脂質として、PC含有量75%、酸性リン脂質10%(PCに対する酸性リン脂質の割合は13.3%)の水素添加大豆リン脂質Fを使用した。
図1に、水素添加大豆リン脂質Fとセチルアルコールとジプロピレングリコール、水からなる系において、水素添加大豆リン脂質Fとセチルアルコールのモル比を変化させて調製した化粧料(比較例3〜5、実施例4〜6,及び実施例8)のDSC測定結果を示す。また、その組成を実施例7,実施例9〜13,及び比較例6とともに表2に示す。あわせて、比較例3〜6、及び実施例4〜13の化粧料の性状、粘度、偏光顕微鏡観察結果も表2に示す。
比較例3〜6、及び実施例4〜13の化粧料は、水素添加大豆リン脂質Fとセチルアル
コール及びジプロピレングリコールを80℃にて混合溶解し、80℃の精製水を投入、攪拌後、冷却して得たものである。
また、本実施例におけるDSC測定には、具体的にDSC6220(SIIナノテクノロジー(株)社製)を用いて行い、昇温過程におけるDSC曲線の吸熱ピークの頂点を相転移温度とした。
図1において、成分(a)である水素添加大豆リン脂質Fのみの場合(比較例3)には、約52℃、57℃にピークが観察されるが、成分(b)であるセチルアルコールのモル比が増えるに従い、徐々に会合体のピークが現れる。モル比が成分(a):成分(b)=1:1付近(実施例4)からより高温側にピークがシフトし、ピークも徐々にシャープになり始める。さらにモル比が成分(a):成分(b)=1:1.6付近(実施例5)から単一ピークが観察され始め、より高温側にシフトし、ピークも徐々に大きくなる。さらには、モル比が成分(a):成分(b)=1:2〜1:3付近(実施例6〜実施例8)で最大の単一ピークとなる。また、モル比が成分(a):成分(b)=1:2の時が最もシャープな単一ピークとなる。
さらにこれより成分(b)のモル比が増えると、会合体のピークに加え、セチルアルコール単独の相転移ピークが徐々に観察される。
このことから、この会合体は、モル比が成分(a):成分(b)=3:2付近(比較例5)から徐々に形成され始め、成分(a):成分(b)=1:2〜1:3付近で最大となる事がわかる。さらに、セチルアルコールのモル比を増やしていくと、会合体のピークとは別に、セチルアルコールの吸熱ピークが52℃付近に観察されるようになり、会合体とは別に、単独のセチルアルコールが存在する事がわかる。この会合体のピークが最大で67℃付近にあることから、60℃以下においては安定な会合体が形成されていることがわかる。
Figure 2008007430
表2における、性状、粘度及び偏光顕微鏡観察に関する測定方法を次に示す。
<性状>
外観を肉眼観察した。
<粘度測定方法>
芝浦システム株式会社製、単一円筒型回転粘度計(ローターNo.3、25℃、12rpm及びローターNo.4、25℃、12rpm)にて測定した。
<偏光顕微鏡観察>
株式会社ニコン社製、偏光顕微鏡ECLIPSE E600W POLにて偏光下において観察し、以下の評価基準により評価した。
○:結晶性凝集物なし
△:若干凝集物あり
×:結晶性凝集物あり
表2からわかるように、セチルアルコールの配合量の増加に伴い、粘度が上昇し、モル比が約1:2〜1:5では外観上において良好なゲルが観察された(実施例6〜10)。モル比が1:5より上になると、白色ゲル状となり、しっとり感も低減し、偏光顕微鏡観察からは、結晶性の凝集物が観察された(実施例11〜13)。DSC測定からも、モル比が1:5より上になるとセチルアルコールの水和結晶ピークが観察される事から、この凝集体はセチルアルコール単独の水和結晶であると確認される。さらに、モル比が約1:2〜1:3においては、偏光顕微鏡において全く結晶性の凝集物が観察されず、均一にゲルが形成されていることが観察された(実施例6〜8)。
以上のことから、水素添加大豆リン脂質とセチルアルコールは水中で会合体を形成し、この会合体が水相に均一に分散することにより均一なゲルを形成していると考えられる。本発明において、図1のDSC結果及び表2の結果を総合的に考えると、良好な配合比はモル比で1:1〜1:5であり、さらに好ましくは1:2〜1:5であり、特に好ましくは1:2〜1:3であることがわかる。
また、今回の会合体の相転移温度は約68℃となり、水素添加大豆リン脂質単独の相転移温度(約52℃、57℃)及びセチルアルコール単独の相転移温度(約37℃、約52℃)よりも高温側に存在し、この会合体はこの相転移温度以下での変化が少なくなるため、これらを単独で配合した場合に比べ高温安定性に優れたゲル状化粧料を得ることができる。
次に、この水素添加大豆リン脂質とセチルアルコールのモル比を、1:2に固定し、pHを変化させて調製した実施例14〜20のゲル状化粧料を表3に示す。さらに45℃に4ヶ月保存した際のDSC測定における会合体のピーク温度の変化率を合わせて示す。
<pH測定>
堀場製作所製、pHメーター(F−55)にて測定を行った。
<ピーク温度の変化率評価>
◎:変化率5%以下
○:変化率5〜10%以下
×:変化率10%以上
Figure 2008007430
表3からわかるように、pHの増加に伴い、ピーク温度のシフトが抑制され、pH5.0以上においては、4ヶ月、45℃に保存した後もピークのシフトは少なく、会合体は変化していない。さらにpH6.0以上においては、ピークのシフトはほとんどなく安定な会合体が保持されていることがわかる。
(実施例21〜28 ゲル状美容液)
表4に示す組成のゲル状美容液を調製し、使用感、保湿感、及び安定性に関して評価を行った。
Figure 2008007430
(調製方法)
1.成分(1)〜(5)を80℃にて、混合、溶解する(a)。
2.成分(6)〜(10)を80℃にて、混合、溶解する(b)。
3.(a)に(b)を添加して攪拌し、冷却後、ジェルを得た。
<使用感評価方法>
専門評価パネラー20名により、刺激感のなさ、べたつきのなさ、しっとり感、柔らかな皮膜感について5段階評価し、更にその平均点から下記基準により判定した。
5段階評価
5点:非常に良い
4点:良い
3点:普通
2点:やや悪い
1点:悪い
判定
◎:平均点が4.5点以上
○:平均点が3.5点以上4.5点未満
△:平均点が2.5点以上3.5点未満
×:平均点が2.5点未満
<安定性試験>
実施例21〜28のゲル状美容液を、0℃、室温、40℃に保存し、1か月後の外観及び粘度変化を測定、以下の評価基準により評価した。
◎:分離なし、10%以上の粘度変化なし
○:分離なし、10〜20%の粘度変化あり
×:分離あり
表4に示すとおり、本発明の化粧料は刺激感がなく、べとつかず、しっとり感、柔らかな皮膜感、経日安定性に優れたものであることは明らかである。
(実施例29 ゲル状乳液)
成分名 配合量(質量%)
(1)ステアリン酸 1.0
(2)ステアリン酸グリセリンエステル 1.0
(3)セチルアルコール 1.0
(4)コレステロール 0.5
(5)流動パラフィン 0.2
(6)メチルポリシロキサン 0.4
(7)スクワラン 0.1
(8)ブチルパラベン 微 量
(9)水素添加大豆レシチン(*) 1.0
(10)アシルグルタミン酸塩 0.5
(11)キサンタンガム 0.5
(14)グリセリン 2.0
(15)ジプロピレングリコール 3.0
(16)水酸化カリウム 適 量
(17)エデト酸二ナトリウム 0.01
(18)精製水 残 量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計 100.0
水素添加大豆レシチン(*) PC含有量70%、酸性リン脂質14%(対PC20%)
(調製方法)
1.成分(1)〜(9)を80℃にて、混合、溶解する(a)。
2.成分(10)〜(18)を80℃にて、混合、溶解する(b)。
3.(a)に(b)を添加して攪拌し、冷却後、乳液を得た。
(実施例30 ゲル状化粧水)
成分名 配合量(質量%)
(1)エタノール 10.0
(2)POE(60)硬化ヒマシ油 0.5
(3)水素添加大豆レシチン(**) 0.5
(4)ベヘニルアルコール 0.4
(5)グリセリン 3.0
(6)1,3−ブチレングリコール 7.0
(7)ジプロピレングリコール 3.0
(8)ポリエチレングリコール1500 1.0
(9)水酸化ナトリウム 適 量
(10)リン酸塩 微 量
(11)メチルパラベン 微 量
(12)エデト酸四ナトリウム 0.01
(13)精製水 残 量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計 100.0
水素添加大豆レシチン(**) PC含有量80%、酸性リン脂質10%(対PC12.5%)
(調製方法)
1.成分(1)〜(8)を50℃にて、混合、溶解する(a)。
2.成分(9)〜(13)を混合、溶解する(b)。
3.(b)に(a)を添加して攪拌し、冷却後、化粧水を得た。
(実施例31 ゲル状クリーム)
成分名 配合量(質量%)
(1)ステアリン酸 1.0
(2)モノイソステアリン酸ソルビタン 1.0
(3)ステアリルアルコール 3.0
(4)ベヘニルアルコール 1.0
(5)オレイルアルコール 0.5
(6)コレステロール 0.5
(7)フィトステロール 0.2
(8)スクワラン 1.0
(9)ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0
(10)メチルシクロポリシロキサン 1.0
(11)ブチルパラベン 微 量
(12)水素添加大豆レシチン(***) 4.0
(13)ジプロピレングリコール 20.0
(14)キサンタンガム 0.1
(15)グリセリン 7.0
(16)1,3−ブチレングリコール 5.0
(17)ジイソプロパノールアミン 適 量
(18)エデト酸二カリウム 0.05
(19)フェノキシエタノール 0.02
(20)精製水 残 量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計 100.0
水素添加大豆レシチン(***) PC含有量60%、酸性リン脂質20%(対PC約33%)
(調製方法)
1.成分(1)〜(13)を80℃にて、混合、溶解する(a)。
2.成分(15)〜(20)を80℃にて、混合、溶解する(b)。
3.(a)に(b)を添加して攪拌し、冷却後、クリームを得た。
(実施例32 サンスクリーン)
成分名 配合量(質量%)
(1)エタノール 8.0
(2)微粒子酸化チタン 5.0
(3)酸化亜鉛 5.0
(4)メトキシケイ皮酸オクチル 2.0
(5)POE/POP(*1) 変性ジメチルポリシロキサン 1.0
(6)1,3−ブチレングリコール 15.0
(7)メチルシクロポリシロキサン 0.5
(8)ジメチルポリシロキサン 0.3
(9)水素添加卵黄レシチン(*) 3.5
(10)ミリスチルアルコール 3.0
(11)メチルパラベン 0.1
(12)精製水 残 量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計 100.0
(*1)ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン
水素添加卵黄レシチン(*) PC含有量55%、酸性リン脂質11%(対PC約20%)
(調製方法)
1.成分(4)〜(10)を80℃にて、混合、溶解する(a)。
2.成分(11)〜(12)を80℃にて、混合、溶解する(b)。
3.(a)に(b)を添加して攪拌し、冷却する(c)。
4.(c)に成分(1)〜(3)を添加し、攪拌後、サンスクリーンを得た。
(実施例33 ゲル状美容液)
成分名 配合量(質量%)
(1)水素添加卵黄レシチン(**) 1.2
(2)ステアリルアルコール 0.5
(3)ミリスチルアルコール 0.2
(4)エタノール 8.0
(5)ジプロピレングリコール 7.0
(6)ポリエチレングリコール4000 4.0
(7)キサンタンガム 0.1
(8)メチルセルロース 0.05
(9)エデト酸二カリウム 0.02
(10)精製水 残 量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計 100.0
水素添加卵黄レシチン(**) PC含有量85%、酸性リン脂質12%(対PC約14%)
(調製方法)
1.成分(1)〜(5)を60℃に加熱し、均一溶解する(a)。
2.成分(6)〜(10)を混合し、溶解する(b)。
3.(b)に(a)を添加して攪拌し、冷却後、美容液を得た。
(実施例34 美白ジェル)
成分名 配合量(質量%)
(1)水素添加大豆レシチン(****) 5.0
(3)セチルアルコール 2.0
(4)ステアリルアルコール 2.0
(5)ベヘニルアルコール 2.0
(6)フィトステロール 0.5
(7)プロピレングリコール 9.0
(8)アスコルビン酸グルコシド 2.0
(9)アルブチン 3.0
(10)ポリエチレングリコール1000 1.0
(11)ソルビトール 3.0
(12)マルチトール 4.0
(13)ジイソプロパノールアミン 適 量
(14)水酸化カリウム 適 量
(15)カルボキシビニルポリマー 0.1
(16)エデト酸二ナトリウム 0.04
(17)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(18)フェノキシエタノール 0.2
(19)精製水 残 量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計 100.0
水素添加大豆レシチン(****) PC含有量75%、酸性リン脂質24%(対PC32%)
1.成分(1)〜(7)を80℃にて、混合、溶解する(a)。
2.成分(8)〜(19)を80℃にて、混合、溶解する(b)。
3.(a)に(b)を添加して攪拌し、冷却後、美白ジェルを得た。
(実施例35 抗老化ジェル)
成分名 配合量(質量%)
(1)水素添加大豆レシチン(*****) 5.0
(3)セチルアルコール 2.0
(4)ステアリルアルコール 2.0
(5)ベヘニルアルコール 2.0
(6)フィトステロール 0.5
(7)パルミチン酸レチノール 0.1
(8)ニコチン酸dl−α−トコフェロール 0.1
(9)ユビデカレノン 0.03
(10)グリセリン 3.0
(11)ポリエチレングリコール600 1.0
(12)ジプロピレングリコール 15.0
(13)ソルビトール 2.0
(14)マルチトール 2.0
(15)ジイソプロパノールアミン 適 量
(16)水酸化カリウム 適 量
(17)カルボキシビニルポリマー 0.1
(18)エデト酸二ナトリウム 0.04
(19)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(20)フェノキシエタノール 0.2
(21)精製水 残 量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
計 100.0
水素添加大豆レシチン(*****) PC含有量62.5%、酸性リン脂質20%(対PC32%)
1.成分(1)〜(12)を80℃にて、混合、溶解する(a)。
2.成分(13)〜(21)を80℃にて、混合、溶解する(b)。
3.(a)に(b)を添加して攪拌し、冷却し、美白ジェルを得た。
実施例29〜35の化粧料を試料とし、上記最終処方における使用感評価方法及び経日安定性方法による評価試験を行った結果、刺激感、べたつきがなく、しっとり感、柔らかな皮膜感及び経日安定性に優れていた。
本発明のゲル状化粧料におけるDSC測定結果を示す図である。
符号の説明
1 水素添加リン脂質のみのDSC曲線(比較例3)
2 水素添加リン脂質:セチルアルコール=3:1のDSC曲線(比較例4)
3 水素添加リン脂質:セチルアルコール=3:2のDSC曲線(比較例5)
4 水素添加リン脂質:セチルアルコール=1:1のDSC曲線(実施例4)
5 水素添加リン脂質:セチルアルコール=1:1.6のDSC曲線(実施例5)
6 水素添加リン脂質:セチルアルコール=1:2のDSC曲線(実施例6)
7 水素添加リン脂質:セチルアルコール=1:3のDSC曲線(実施例8)

Claims (14)

  1. 成分(a)としてホスファチジルコリン含有量が50質量%以上、且つ酸性リン脂質含有量がホスファチジルコリン含有量に対して10質量%以上である水素添加リン脂質、成分(b)として室温で固形である高級アルコール、及び成分(c)として水を含有することを特徴とするゲル状化粧料。
  2. 成分(a)水素添加リン脂質のホスファチジルコリン含有量が、60〜80質量%である請求項1に記載のゲル状化粧料。
  3. 成分(a)水素添加リン脂質の酸性リン脂質含有量が、ホスファチジルコリン含有量に対して10〜30質量%である請求項1又は2のいずれか一項に記載のゲル状化粧料。
  4. 成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールの比率が、モル比で1:1〜1:12である請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲル状化粧料。
  5. 成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールの比率が、モル比で1:2〜1:3である請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲル状化粧料。
  6. 成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールの総量が、1〜15質量%である請求項1〜5のいずれか一項に記載のゲル状化粧料。
  7. 更に成分(d)として多価アルコールを含有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のゲル状化粧料。
  8. 成分(d)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールである請求項1〜7のいずれか一項に記載のゲル状化粧料。
  9. ゲル状化粧料の粘度が、25℃において、1000〜20000cpsである請求項1〜8のいずれか一項に記載の化粧料。
  10. ゲル状化粧料のpHが、5.0〜8.0である請求項1〜9のいずれか一項に記載の化粧料。
  11. 更に成分成分(e)としてカルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーを含有する請求項1〜10のいずれか一項に記載のゲル状化粧料。
  12. ゲル状化粧料の油含有量が、3%未満である請求項1〜11のいずれか一項に記載の化粧料。
  13. ゲル状化粧料の外観が、半透明状である請求項1〜12に記載の化粧料。
  14. 成分(d)多価アルコールに、成分(a)水素添加リン脂質と成分(b)高級アルコールを溶解させた後に、成分(c)水を添加することによって調製することを特徴とするゲル状化粧料の製造方法。
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