JP2008044901A - 水中油型メイクアップ化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】みずみずしく、なめらかな使用感を有し、自然な止まり感で隠蔽性のある均一な化粧膜を得られる水中油型メイクアップ化粧料を提供する。
【解決手段】水中油型メイクアップ化粧料において、内油相中に成分(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、成分(B)粉体を含有し、外水相中に成分(C)粉体を含有し、且つ全水中油型メイクアップ化粧料中の成分(A)〜(C)の配合量が、成分(A)1〜10質量%、成分(B)5〜30質量%、成分(C)1〜15質量%であることを特徴とする水中油型メイクアップ化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】水中油型メイクアップ化粧料において、内油相中に成分(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、成分(B)粉体を含有し、外水相中に成分(C)粉体を含有し、且つ全水中油型メイクアップ化粧料中の成分(A)〜(C)の配合量が、成分(A)1〜10質量%、成分(B)5〜30質量%、成分(C)1〜15質量%であることを特徴とする水中油型メイクアップ化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明は、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、及び粉体を含有する水中油型メイクアップ化粧料に関するものであり、より詳細には、みずみずしく、なめらかなのびの使用感に優れながら、内油相、及び外水相の両相に粉体を含有させることにより、自然な止まり感と隠蔽性のある均一な化粧膜を得ることができる水中油型メイクアップ化粧料に関するものである。
部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、シリコーン油等の油剤に混合分散すると、粘稠性を帯びたゲル状となり、このゲルは、べたつきが少なく、なめらかな伸びに優れるため、従来から、種々の化粧料に汎用されてきた(特許文献1〜3参照)。
また、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を、水中油型化粧料の内油相に含有させて、なめらかな感触だけでなく、みずみずしさも得る検討もなされていた。例えば、外水相を水膨潤性のポリマーでゲル化させ、部分架橋型オルガノポリシロキサンエラストマーを内油相に含有させる技術(特許文献4参照)や、水中油型エマルジョンにエラストマー性オルガノポリシロキサンと特定の親油性誘導体を配合する組成物の提案(特許文献5参照)、更にエラストマー性固体オルガノポリシロキサンとフィラーと低級アルコールとシリコーンポリマーの水性分散液を配合する化粧品組成物の提案(特許文献6参照)があった。
また、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を、水中油型化粧料の内油相に含有させて、なめらかな感触だけでなく、みずみずしさも得る検討もなされていた。例えば、外水相を水膨潤性のポリマーでゲル化させ、部分架橋型オルガノポリシロキサンエラストマーを内油相に含有させる技術(特許文献4参照)や、水中油型エマルジョンにエラストマー性オルガノポリシロキサンと特定の親油性誘導体を配合する組成物の提案(特許文献5参照)、更にエラストマー性固体オルガノポリシロキサンとフィラーと低級アルコールとシリコーンポリマーの水性分散液を配合する化粧品組成物の提案(特許文献6参照)があった。
さらに、粉体を多量に含む化粧料の提案としては、外水相に寒天及び、又はゼラチンと特定の親油性界面活性剤を配合する水系固形化粧料の提案(特許文献7参照)、特定の薄片状シリカを配合するメーキャップ化粧料の提案(特許文献8参照)、油相に酸化亜鉛を配合しアクリルアミド系ポリマーと特定の界面活性剤を配合する化粧料の提案(特許文献9参照)等があった。
特許文献7に開示された方法によれば、外水相を寒天等の水系固化剤で固化させ、内油相に部分架橋型オルガノポリシロキサンを分散し、みずみずしさ等の使用感と保湿効果を得る化粧料の提案である。ここでは、粉体を外水相のみに配合した実施例が開示されているが、それらの状態では、なめらかなのびは得られるものの、化粧膜が形成されていく段階で、外相の水等の揮発成分が揮発すると、組成中の粉体比率が高まって、のび広がりが悪くなり、化粧膜がほぼ完成する段階の「止まり」と呼ばれる時点で、急激なのびの重さを感じることになるのであった。また、特許文献8に開示された方法によれば、薄片状シリカを用いて均一な化粧膜を得るという技術であるが、ここでも、粉体を外水相のみに配合した実施例が記載されており、同様に、化粧膜が完成する「止まり」際に、急激なのびの重さを感じることになるのであった。
特許文献9に開示された方法によれば、酸化亜鉛を内油相に分散して、透明性に優れた化粧料を得るという技術であるが、隠蔽性のある均一な化粧膜を得るという技術とは、まったく技術的思想が異なるものであった。
すなわち、内油相中に部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有し、粉体を多量に含む水中油型メイクアップ化粧料において、みずみずしく、なめらかな使用感でありながら、自然な止まり感で、隠蔽性のある均一な化粧膜を得られる化粧料は、開発されていないのであった。
特許文献9に開示された方法によれば、酸化亜鉛を内油相に分散して、透明性に優れた化粧料を得るという技術であるが、隠蔽性のある均一な化粧膜を得るという技術とは、まったく技術的思想が異なるものであった。
すなわち、内油相中に部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有し、粉体を多量に含む水中油型メイクアップ化粧料において、みずみずしく、なめらかな使用感でありながら、自然な止まり感で、隠蔽性のある均一な化粧膜を得られる化粧料は、開発されていないのであった。
かかる実情を鑑み、本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、特定量の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を内相に含有する水中油型メイクアップ化粧料において、内油相、及び外水相の両相に、特定量の粉体を配合した化粧料が、みずみずしく、なめらかなのびの使用感を有しながら、自然な止まり感で、隠蔽性のある均一な化粧膜を得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、内油相中に成分(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、成分(B)粉体を含有し、外水相中に成分(C)粉体を含有し、且つ全水中油型メイクアップ化粧料中の成分(A)〜(C)の配合量が、成分(A)1〜10質量%、成分(B)5〜30質量%、成分(C)1〜15質量%である水中油型メイクアップ化粧料である。
また、成分(B)が二二酸化チタンである水中油型メイクアップ化粧料である。
さらに、成分(C)が二二酸化チタンである水中油型メイクアップ化粧料である。
さらに、予め内油相中に成分(A)及び(B)を分散し、これを成分(C)が分散されている外水相中に添加、混合して得られる水中油型メイクアップ化粧料である。
さらに、メイクアップ化粧料がファンデーション又はコンシーラーである水中油型メイクアップ化粧料である。
また、成分(B)が二二酸化チタンである水中油型メイクアップ化粧料である。
さらに、成分(C)が二二酸化チタンである水中油型メイクアップ化粧料である。
さらに、予め内油相中に成分(A)及び(B)を分散し、これを成分(C)が分散されている外水相中に添加、混合して得られる水中油型メイクアップ化粧料である。
さらに、メイクアップ化粧料がファンデーション又はコンシーラーである水中油型メイクアップ化粧料である。
本発明の水中油型メイクアップ化粧料は、みずみずしく、なめらかな使用感を有し、自然な止まり感で隠蔽性のある均一な化粧膜を得られる化粧料である。
本発明に用いられる成分(A)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、油剤に対し、優れたゲル化能を示し、なめらかな使用感を得る目的で配合するものである。具体的には架橋型メチルポリシロキサンであるジメチコン/ビニルジメチコン・クロスポリマー(INCI収載名)、架橋型メチルフェニルポリシロキサンであるジメチコン/フェニルジメチコン・クロスポリマー(INCI収載名)、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、であるジメチコン/PEG・クロスポリマー、架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーンであるPEG/ラウリルジメチコン・クロスポリマー等が用いられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。市販されているものとしては、KSG−5、KSG−6、KSG−8(信越化学工業社製)、また油剤への分散処理物としてKSG−15、KSG−16、KSG−18、KSG−20、KSG−21、KSG−31、KSG−32、KSG−33、KSG−34、KSG−41、KSG−42、KSG−43、KSG−44(信越化学工業社製)等が挙げられる。
本発明に用いられる成分(A)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、全水中油型メイクアップ化粧料中1〜10質量%(以下質量%は「%」と略す)であれば良く、1%未満であるとなめらかな感触を得られず、10%を超えると伸びが良すぎて、均一な化粧膜を得られない。
本発明に用いられる成分(B)の粉体は、肌を隠蔽して均一な化粧膜を得る目的で配合されるものであり、一般に化粧料に使用されるものであればよく、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等いずれのものでもよい。また、組成分類も無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等を挙げることができる。具体的には、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、コンジョウ、タール色素、天然色素、雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができ、未処理のまま用いても良く、通常公知の方法で表面処理されているものを用いても良い。表面処理の方法としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、トリメチルメトキシケイ酸等のシリコーン化合物による処理、パーフルオロポリエーテルリン酸やパーフルオロアルキルリン酸、弗素変性シリコーン等の弗素化合物による処理、ラウリン酸亜鉛等の金属石鹸処理、N−長鎖アシルアミノ酸等のアミノ酸処理、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス等の油剤処理等が挙げられる。
なかでも、屈折率が高く、隠蔽性を得られやすいという観点から、二酸化チタンを好ましいものとすることができ、二酸化チタンは結晶型もアナターゼ型、ルチル型のいずれのものでもよいが、屈折率の高いルチル型の方がさらに好ましく、その粒径も0.2〜0.4μmであると高い隠蔽性が得られるため好ましい。
なかでも、屈折率が高く、隠蔽性を得られやすいという観点から、二酸化チタンを好ましいものとすることができ、二酸化チタンは結晶型もアナターゼ型、ルチル型のいずれのものでもよいが、屈折率の高いルチル型の方がさらに好ましく、その粒径も0.2〜0.4μmであると高い隠蔽性が得られるため好ましい。
本発明に用いられる成分(B)の粉体は、全水中油型メイクアップ化粧料中5〜30%であれば良く、5%未満であると隠蔽性のある化粧膜を得られず、30%を超えるとなめらかな感触を得られない。
本発明には、成分(A)及び成分(B)を分散し、水中油型メイクアップ化粧料の内油相を構成する成分として、油性成分を用いる。
本発明に用いられる油性成分は、通常の化粧料に使用されるものであればいずれのものでもよく、性状も常温で固形、ペースト、液状のいずれのものも使用することができる。具体的には、液状の油剤としては、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、オリーブ油、キョウニン油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、大豆油、トウモロコシ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、綿実油、ヤシ油、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル等、スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン酸、アジピン酸2−ヘキシルデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセライド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセライド、モノステアリン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられ、例えばペースト油としては、カカオ脂、シアバター、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、ラノリン、ワセリン、モノステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、マカデマナッツ油脂肪酸フィトステリル等が挙げられ、例えば固形油としては、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、ミツロウ、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミチン酸セチル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、トリベヘン酸グリセリル、ステアリル変性ポリシロキサン等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
なかでも、成分(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、及び成分(B)粉体を分散しやすく、且つなめらか感触に優れた、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の室温にて液状のシリコーン油を好ましいものとすることができる。
本発明に用いられる油性成分は、通常の化粧料に使用されるものであればいずれのものでもよく、性状も常温で固形、ペースト、液状のいずれのものも使用することができる。具体的には、液状の油剤としては、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、オリーブ油、キョウニン油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、大豆油、トウモロコシ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、綿実油、ヤシ油、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル等、スクワラン、スクワレン、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン酸、アジピン酸2−ヘキシルデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセライド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセライド、モノステアリン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられ、例えばペースト油としては、カカオ脂、シアバター、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、ラノリン、ワセリン、モノステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、マカデマナッツ油脂肪酸フィトステリル等が挙げられ、例えば固形油としては、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、ミツロウ、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミチン酸セチル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、トリベヘン酸グリセリル、ステアリル変性ポリシロキサン等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
なかでも、成分(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、及び成分(B)粉体を分散しやすく、且つなめらか感触に優れた、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の室温にて液状のシリコーン油を好ましいものとすることができる。
本発明に用いられる油性成分は、全水中油型メイクアップ化粧料中5〜30%が好ましく、5%未満であると、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、及び粉体を分散できない場合があり、30%を超えると、のびが良すぎて均一な化粧膜が得られない場合がある。
本発明に用いられる成分(C)の粉体は、肌を隠蔽して均一な化粧膜を得る目的で含有されるものであり、成分(B)の粉体と同一であっても相違していてもよいものである。
本発明に用いられる成分(C)の粉体は、一般に化粧料に使用されるものであればいずれのものでもよく、成分(B)と同様の形状、粒子径、粒子構造等であり、組成分類も同様である。具体的な粉体も成分(B)と同様であり、隠蔽性を得られやすいという観点から、二酸化チタンを好ましいものとすることができる。
本発明に用いられる成分(C)の粉体は、一般に化粧料に使用されるものであればいずれのものでもよく、成分(B)と同様の形状、粒子径、粒子構造等であり、組成分類も同様である。具体的な粉体も成分(B)と同様であり、隠蔽性を得られやすいという観点から、二酸化チタンを好ましいものとすることができる。
本発明に用いられる成分(C)の粉体は、全水中油型メイクアップ化粧料中1〜15%であればよく、1%未満であると、隠蔽性のある均一な化粧膜を得られず、15%を超えると、みずみずしさと自然な止まり感を得ることができない。
本発明においては、成分(B)の粉体が内油相に、成分(C)の粉体が外水相に含有されていることが必須である。また、特に限定されるものではないが、内油相中の粉体量と外水相中の粉体との質量比B/Cが1/1〜5/1であると、特に自然な止まり感が得られ好ましい。
本発明の水中油型メイクアップ化粧料には、粉体を分散、あるいは、油性成分を乳化する目的で界面活性剤を用いる。
本発明に用いられる界面活性剤は、一般に化粧品に用いられるものであれば、いずれのものも使用することができ、具体的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、非イオン界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。また、アニオン界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。更に、カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。更にまた、両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプの硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型、及びリン脂質等を挙げることができ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
なかでも、乳化安定性と粉体分散性に優れるという点で、ステアリン酸、ラウリン酸のような高級脂肪酸の、ナトリウム、カリウム、カルシウム等の無機塩及びトリエタノールアミン等の有機塩を好ましいものとすることができる。
本発明に用いられる界面活性剤は、一般に化粧品に用いられるものであれば、いずれのものも使用することができ、具体的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、非イオン界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。また、アニオン界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。更に、カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。更にまた、両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプの硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型、及びリン脂質等を挙げることができ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
なかでも、乳化安定性と粉体分散性に優れるという点で、ステアリン酸、ラウリン酸のような高級脂肪酸の、ナトリウム、カリウム、カルシウム等の無機塩及びトリエタノールアミン等の有機塩を好ましいものとすることができる。
本発明に用いられる界面活性剤は、配合する油性成分量、及び粉体量により、相違するものであるが、概ね1〜10%の含有量であれば、安定的に乳化をすることができるものである。
また、本発明の水中油型メイクアップ化粧料には、みずみずしさを得る目的と、油性成分及び粉体の分散媒として水を用いる。
本発明に用いられる水の量は、全水中油型メイクアップ化粧料中20〜50%が好ましく、20%未満であるとみずみずしい感触を得られない場合があり、50%を超えると自然なとまり感を得られない場合がある。
本発明に用いられる水の量は、全水中油型メイクアップ化粧料中20〜50%が好ましく、20%未満であるとみずみずしい感触を得られない場合があり、50%を超えると自然なとまり感を得られない場合がある。
本発明の化粧料には、上記成分の他に通常化粧品や医薬部外品、医薬品等に用いられる各種成分を必要に応じて適宜配合することができる。このような成分としては、例えば、アルコール類、保湿剤、増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、香料、薬効成分等を挙げることができる。
本発明の化粧料は、常法に従って製造することができるが、予め油相中に成分(A)及び(B)を分散し、これを成分(C)が分散されている水相中に添加、混合して得ることができる。なお、油相中に成分(A)、(B)と界面活性剤とを混合分散し、これを水相中に添加して、水中油型エマルションを得る製法が、粉体の均一分散性と保存安定性に優れた化粧料を得ることができ、好ましい。
本発明の化粧料は、その性状は特に限定されず、用途に応じて選択することができる。なかでも、肌への塗布が容易であり、均一な化粧膜を得られやすいという理由から、液状〜クリーム状のものが好ましく、概ね25℃における粘度(B型粘度計により測定)が、10000〜100000mPa・sの範囲のものである。また、具体的な剤型は、ファンデーション、コンシーラー、コントロールカラー、下地料、アイシャドウ等が挙げられる。なかでも、ファンデーション、コンシーラーのような、高い隠蔽性が必要な剤型において、本発明の効果を得られやすく、好ましい。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
本発明品1〜10及び比較品1〜6 水中油型ファンデーション
下記表1、2に示す組成の水中油型ファンデーションを調製し、使用感(みずみずしさ、なめらかさ、自然な止まり感、隠蔽性のある均一な化粧膜)について下記の方法により評価し、結果を併せて表1、2に示した。
下記表1、2に示す組成の水中油型ファンデーションを調製し、使用感(みずみずしさ、なめらかさ、自然な止まり感、隠蔽性のある均一な化粧膜)について下記の方法により評価し、結果を併せて表1、2に示した。
(製造方法)
A:成分1〜7を70℃に加熱し、成分8〜12を加えてディスパーにて均一に分散し、70℃に保温する。
B:成分13〜23をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、24、25を添加し、乳液状の水中油型ファンデーションを得る。
A:成分1〜7を70℃に加熱し、成分8〜12を加えてディスパーにて均一に分散し、70℃に保温する。
B:成分13〜23をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、24、25を添加し、乳液状の水中油型ファンデーションを得る。
[評価項目及びその評価方法]
化粧歴10年以上の女性20名をパネルとし、使用感(みずみずしさ、なめらかさ、自然な止まり感、隠蔽性のある均一な化粧膜)に関する評価項目について、下記の評価基準にて5段階評価し、さらにサンプルごとの評価項目の平均点から、判定した。
化粧歴10年以上の女性20名をパネルとし、使用感(みずみずしさ、なめらかさ、自然な止まり感、隠蔽性のある均一な化粧膜)に関する評価項目について、下記の評価基準にて5段階評価し、さらにサンプルごとの評価項目の平均点から、判定した。
(評価基準)
5点:非常に良好
4点:良好
3点:普通
2点:不良
1点:非常に不良
(判定)
◎:平均点4.5点以上
○:平均点3.5点以上4.5点未満
△:平均点2.5点以上3.5点未満
×:平均点2.5点未満
5点:非常に良好
4点:良好
3点:普通
2点:不良
1点:非常に不良
(判定)
◎:平均点4.5点以上
○:平均点3.5点以上4.5点未満
△:平均点2.5点以上3.5点未満
×:平均点2.5点未満
表1に示した結果より、本発明の水中油型ファンデーションは、みずみずしくなめらかなのびを有し、自然な止まり感で隠蔽性のある均一な化粧膜を得られるものであった。一方、成分(A)の配合量が適切でない比較品1,2、成分(B)の配合量が適切でない比較品3,4、成分(C)の配合量が適切でない比較品5,6は、すべての評価項目において、満足のいくものは得られなかった。
水中油型コンシーラー
(成分) (%)
1.セトステアリルアルコール 3
2.ステアリン酸 2
3.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1
4.ミリスチン酸オクチル 7
5.PEG−15/ラウリルジメチコン・クロスポリマー
流動パラフィン分散物(固型分30%) *3 5
6.メチルハイドロジェンポリシロキサン処理(2%)
二酸化チタン(粒径0.27μm) 20
7.デカメチルシクロペンタシロキサン 10
8.ステアロイルメチルタウリンナトリウム 2
9.水酸化ナトリウム 0.5
10.精製水 残量
11.アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチル
タウリンナトリウム・コポリマー分散物 *4 2
12.グリセリン 4
13.ブチレングリコール 8
14.ポリエチレングリコール 5
15.水添レシチン処理(0.02%)二酸化チタン 8
(粒径0.7μm)
16.ベンガラ 0.3
17.黄酸化鉄 2
18.香料 適量
*3:KSG−310(信越化学工業社製)
*4:SIMULGEL EG(SEPPIC社製)
(成分) (%)
1.セトステアリルアルコール 3
2.ステアリン酸 2
3.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1
4.ミリスチン酸オクチル 7
5.PEG−15/ラウリルジメチコン・クロスポリマー
流動パラフィン分散物(固型分30%) *3 5
6.メチルハイドロジェンポリシロキサン処理(2%)
二酸化チタン(粒径0.27μm) 20
7.デカメチルシクロペンタシロキサン 10
8.ステアロイルメチルタウリンナトリウム 2
9.水酸化ナトリウム 0.5
10.精製水 残量
11.アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチル
タウリンナトリウム・コポリマー分散物 *4 2
12.グリセリン 4
13.ブチレングリコール 8
14.ポリエチレングリコール 5
15.水添レシチン処理(0.02%)二酸化チタン 8
(粒径0.7μm)
16.ベンガラ 0.3
17.黄酸化鉄 2
18.香料 適量
*3:KSG−310(信越化学工業社製)
*4:SIMULGEL EG(SEPPIC社製)
(製造方法)
A:成分1〜4を70℃に加熱し、成分5〜8を加えてディスパーにて均一に分散し、70℃に保温する。
B:成分9〜17をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、18を添加し、クリーム状の水中油型コンシーラーを得る。
A:成分1〜4を70℃に加熱し、成分5〜8を加えてディスパーにて均一に分散し、70℃に保温する。
B:成分9〜17をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、18を添加し、クリーム状の水中油型コンシーラーを得る。
実施例2の水中油型コンシーラーは、みずみずしくなめらかなのびを有し、自然な止まり感で隠蔽性のある均一な化粧膜を得られるものであった。
水中油型コントロール料
(成分) (%)
1.二酸化チタン(粒径0.28μm) 2
2.ジメチルポリシロキサン 20
3.ステアリン酸 1.5
4.パルミチン酸オクチル 1.5
5.アクリル酸アルキル/ジメチコン・コポリマー
シリコーン分散物 *5 2
6.ジメチコン/フェニルジメチコン・クロスポリマー
シリコーン分散物(固型分15%) *6 10
7.ヒドロキシプロピルセルロースナトリウム(1%)水溶液 3
8.精製水 10
9.トリエタノールアミン 0.5
10.エタノール 5
11.プロピレングリコール 2
12.二酸化チタン(20%)被覆マイカ 9
13.メチルパラベン 0.2
14.香料 0.5
*5:KP−545(信越化学工業社製)
*6:KSG−18(信越化学工業社製)
(成分) (%)
1.二酸化チタン(粒径0.28μm) 2
2.ジメチルポリシロキサン 20
3.ステアリン酸 1.5
4.パルミチン酸オクチル 1.5
5.アクリル酸アルキル/ジメチコン・コポリマー
シリコーン分散物 *5 2
6.ジメチコン/フェニルジメチコン・クロスポリマー
シリコーン分散物(固型分15%) *6 10
7.ヒドロキシプロピルセルロースナトリウム(1%)水溶液 3
8.精製水 10
9.トリエタノールアミン 0.5
10.エタノール 5
11.プロピレングリコール 2
12.二酸化チタン(20%)被覆マイカ 9
13.メチルパラベン 0.2
14.香料 0.5
*5:KP−545(信越化学工業社製)
*6:KSG−18(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分1〜6をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
B:成分7〜12をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、13、14を添加し、乳液状の水中油型コントロ−ル料を得る。
A:成分1〜6をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
B:成分7〜12をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、13、14を添加し、乳液状の水中油型コントロ−ル料を得る。
実施例3の水中油型コントロール料は、みずみずしくなめらかなのびを有し、自然な止まり感で隠蔽性のある均一な化粧膜を得られるものであった。
水中油型凹凸補正料
(成分) (%)
1.ステアリン酸 1.5
2.ジメチコン/ビニルジメチコン・クロスポリマー
シリコーン分散物(固型分5%) *7 15
3.ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン・クロスポリマー
シリコーン分散物(固型分30%) *8 15
4.ポリメタクリル酸メチルパウダー 10
5.二酸化チタン(粒径0.03μm) 5
6.精製水 残量
7.ジプロピレングリコール 8
8.二酸化チタン(20%)被覆合成マイカ 3
9.アルキル変性カルボキシビニルポリマー(1%)水溶液 15
10.水酸化ナトリウム 0.5
11.アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム(1%)水溶液 1
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.香料 適量
*7:KSG−15(信越化学工業社製)
*8:KSG−43 信越化学工業社製
(成分) (%)
1.ステアリン酸 1.5
2.ジメチコン/ビニルジメチコン・クロスポリマー
シリコーン分散物(固型分5%) *7 15
3.ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン・クロスポリマー
シリコーン分散物(固型分30%) *8 15
4.ポリメタクリル酸メチルパウダー 10
5.二酸化チタン(粒径0.03μm) 5
6.精製水 残量
7.ジプロピレングリコール 8
8.二酸化チタン(20%)被覆合成マイカ 3
9.アルキル変性カルボキシビニルポリマー(1%)水溶液 15
10.水酸化ナトリウム 0.5
11.アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム(1%)水溶液 1
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.香料 適量
*7:KSG−15(信越化学工業社製)
*8:KSG−43 信越化学工業社製
(製造方法)
A:成分1〜5をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
B:成分6〜11をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、12、13を添加し、乳液状の水中油型凹凸補正料を得る。
A:成分1〜5をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
B:成分6〜11をディスパーにて均一に混合し、70℃に加熱する。
C:BにAを添加し乳化する。
D:Cを40℃まで冷却し、12、13を添加し、乳液状の水中油型凹凸補正料を得る。
実施例4の水中油型凹凸補正料は、みずみずしくなめらかなのびを有し、自然な止まり感で隠蔽性のある均一な化粧膜を得られるものであった。
Claims (5)
- 水中油型メイクアップ化粧料において、内油相中に成分(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、成分(B)粉体を含有し、外水相中に成分(C)粉体を含有し、且つ全水中油型メイクアップ化粧料中の成分(A)〜(C)の配合量が、成分(A)1〜10質量%、成分(B)5〜30質量%、成分(C)1〜15質量%であることを特徴とする水中油型メイクアップ化粧料。
- 成分(B)が二二酸化チタンであることを特徴とする請求項1記載の水中油型メイクアップ化粧料。
- 成分(C)が二二酸化チタンであることを特徴とする請求項1又は2記載の水中油型メイクアップ化粧料。
- 予め油相中に成分(A)及び(B)を分散し、これを成分(C)が分散されている水相中に添加、混合して得られることを特徴とする請求項1〜3の何れかの項記載の水中油型メイクアップ化粧料。
- メイクアップ化粧料がファンデーション又はコンシーラーであることを特徴とする請求項1〜4の何れかの項記載の水中油型メイクアップ化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006223115A JP2008044901A (ja) | 2006-08-18 | 2006-08-18 | 水中油型メイクアップ化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006223115A JP2008044901A (ja) | 2006-08-18 | 2006-08-18 | 水中油型メイクアップ化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008044901A true JP2008044901A (ja) | 2008-02-28 |
Family
ID=39178980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006223115A Pending JP2008044901A (ja) | 2006-08-18 | 2006-08-18 | 水中油型メイクアップ化粧料 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286748A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Shiseido Co Ltd | 水中油型乳化化粧料 |
JP2010001271A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
JP2011207766A (ja) * | 2010-03-27 | 2011-10-20 | Nippon Menaade Keshohin Kk | 粉体含有水中油型乳化化粧料 |
JP2013001691A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Lion Corp | 皮膚化粧料 |
JP2013053145A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-03-21 | Kao Corp | 乳化組成物 |
US8673329B2 (en) | 2009-11-06 | 2014-03-18 | Kao Corporation | Oil-in-water-type emulsion cosmetic |
JP2016193843A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 小林製薬株式会社 | 外用組成物 |
JP2017137300A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-10 | 株式会社コーセー | 水中油型乳化化粧料 |
WO2020128557A1 (en) | 2018-12-19 | 2020-06-25 | L V M H Recherche | Oil-in-water cosmetic and method for producing the same |
-
2006
- 2006-08-18 JP JP2006223115A patent/JP2008044901A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009286748A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Shiseido Co Ltd | 水中油型乳化化粧料 |
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WO2020128557A1 (en) | 2018-12-19 | 2020-06-25 | L V M H Recherche | Oil-in-water cosmetic and method for producing the same |
CN113645942A (zh) * | 2018-12-19 | 2021-11-12 | Lvmh研究公司 | 水包油化妆品及其制备方法 |
JP2022516239A (ja) * | 2018-12-19 | 2022-02-25 | エルブイエムエイチ レシェルシェ | 水中油型化粧料及びその製造方法 |
CN113645942B (zh) * | 2018-12-19 | 2024-03-22 | Lvmh研究公司 | 水包油化妆品及其制备方法 |
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