JPH07267819A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

油中水型乳化化粧料

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JPH07267819A
JPH07267819A JP6084056A JP8405694A JPH07267819A JP H07267819 A JPH07267819 A JP H07267819A JP 6084056 A JP6084056 A JP 6084056A JP 8405694 A JP8405694 A JP 8405694A JP H07267819 A JPH07267819 A JP H07267819A
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organopolysiloxane
cosmetic
spherical powder
oil
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JP6084056A
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Hideki Takahashi
秀企 高橋
Masanori Aizawa
正典 相沢
Masayuki Naganuma
政行 長沼
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌に塗擦した時の肌なじみがよく、べたつき
がなくてさっぱりとした使用感を有する油中水型乳化化
粧料を提供する。 【構成】 平均粒子径1.0〜15.0μmのオルガノ
ポリシロキサンエラストマー球状粉体を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用時の肌なじみが良
く、さっぱりとしていてべたつきのない油中水型乳化化
粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、油中水型乳化化粧料は肌表面をオイル膜でカバーし
水分蒸発を防ぐことから肌荒れなどに効果があり、また
撥水性が有ることから化粧くずれを防ぐ効果があるので
多く用いられている。しかしながら、従来の油中水型乳
化化粧料は、油分を配合しているためにべたつきがあ
り、さらに使用時の肌へのなじみも悪いという欠点があ
った。一方、オルガノポリシロキサンエラストマー球状
粉体は、滑らかな塗擦感を有し、肌に違和感や刺激を与
えることがない化粧料用粉体として近年開発され(特開
平2−243612号公報、特公平4−17162号公
報、特公平4−66446号公報)、その好ましい特性
から種々の製品への応用が期待されてはいるものの、そ
の開発は今後の課題として残されていたものであった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
事情に鑑み、油中水型乳化組成物においてべたつきのな
い使用感触に優れた油中水型乳化化粧料を得るべく鋭意
研究の結果、平均粒子径1.0〜15.0μmのオルガ
ノポリシロキサンエラストマー球状粉体を配合した油中
水型乳化化粧料が、肌に塗布したときにべたつきがな
く、さっぱりとした使用感を有していることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0004】即ち本発明は、平均粒子径1.0〜15.
0μmのオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体
を含有してなることを特徴とする油中水型乳化化粧料で
ある。
【0005】以下に、本発明の構成について説明する。
本発明で使用される平均粒子径1.0〜15.0μmの
オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体は、本発
明の油中水型乳化化粧料の肌への塗擦感をなめらかに
し、のびの軽さ、さっぱりさ、ソフト感といった使用性
を向上させるために必要な成分である。
【0006】オルガノポリシロキサンエラストマー球状
粉体の原料となる硬化性オルガノポリシロキサン組成物
の種類は特に限定されるものでなく、けい素原子結合水
素原子含有ジオルガノポリシロキサンとけい素原子結合
ビニル基を有するオルガノポリシロキサンを白金系触媒
存在下に付加反応により硬化する付加反応硬化型オルガ
ノポリシロキサン組成物;分子鎖両末端に水酸基を有す
るジオルガノポリシロキサンとけい素原子結合水素原子
を有するジオルガノポリシロキサンを有機錫化合物の存
在下で脱水素反応させ硬化する縮合反応硬化型オルガノ
ポリシロキサン組成物;分子鎖両末端に水酸基を有する
ジオルガノポリシロキサンと加水分解性のオルガノシラ
ン類とを有機錫化合物ないしチタン酸エステル類の存在
下に縮合反応させ硬化する縮合反応硬化型オルガノポリ
シロキサン組成物(ここで縮合反応として脱水、脱アル
コール、脱オキシム、脱アミン、脱アミド、脱カルボン
酸、脱ケトンが例示される。);有機過酸化物触媒によ
り加熱硬化する過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン
エラストマー組成物;γ線、紫外線または電子照射によ
り硬化する高エネルギー線硬化型オルガノポリシロキサ
ン組成物が例示される。好ましくは、硬化速度が速いこ
とや硬化の均一性に優れる点から付加反応硬化型オルガ
ノポリシロキサン組成物である。この様な付加反応硬化
型オルガノポリシロキサン組成物として特に好ましいの
は、(A)1分子中に少なくとも2個の低級アルケニル
基を有するオルガノポリシロキサン、(B)1分子中に
少なくとも2個のけい素原子結合水素原子を有するオル
ガノポリシロキサン、および、(C)白金系触媒からな
るものである。
【0007】上述した硬化性オルガノポリシロキサン組
成物の主剤となるオルガノポリシロキサンのけい素原子
に結合する他の有機基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、オクチル基のようなアルキル
基;2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、
3,3,3−トリフルオロプロピル基のような置換アル
キル基;フェニル基、トリル基、キシリル基のようなア
リール基;エポキシ基、カルボン酸エステル基、メルカ
プト基などを有する置換一価炭化水素基が例示される。
オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体は、上述
した付加反応硬化型、縮合反応型もしくは過酸化物硬化
型オルガノポリシロキサン組成物を、ノニオン界面活性
剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤または両
性界面活性剤のような界面活性剤の存在下で水と混合
し、ホモミキサー、コロイドミル、ホモゲナイザー、プ
ロペラ型ミキサー等で均一に混合後、50℃以上の熱水
中に放出し硬化させ乾燥させて得る方法;付加反応硬化
型、縮合反応硬化型もしくは過酸化物硬化型オルガノポ
リシロキサン組成物を熱気流中に直接噴霧し硬化させて
得る方法;エネルギー線硬化型オルガノポリシロキサン
組成物を高エネルギー照射下で噴霧し硬化させて粉体を
得る方法;付加反応硬化型、縮合反応硬化型、過酸化物
硬化型もしくは高エネルギー硬化型オルガノポリシロキ
サン組成物を高エネルギー照射下で硬化させたものを、
ボールミル、アトマイザー、ニーダー、ロールミルなど
の公知の粉砕機により粉砕して粉体を得る方法等により
得られる。粒子径の均一で小さなしかも球状の粉体を得
る点から、付加反応硬化型、縮合反応硬化型、過酸化物
硬化型オルガノポリシロキサン組成物を、ノニオン界面
活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤また
は両性界面活性剤のような界面活性剤の存在下で水と混
合し、ホモミキサー、コロイドミル、ホモゲナイザー、
プロペラ型ミキサー等で均一に混合後、50℃以上の熱
水中に放出し硬化させ乾燥させて得る方法が好ましい。
【0008】本成分の詳細は特公平4−66446号公
報、特開平2−243612号公報および特公平4−1
7162号公報に記載されており、市販品としては、例
えばトレフィルE−505C,トレフィルE−506C
(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製商品
名)が挙げられる。本成分の平均粒子径は1.0〜1
5.0μm、好ましくは1.0〜10.0μmであるこ
とが本発明の油中水型乳化化粧料に滑らかさやソフト
感、および健康的で自然な色彩感を付与するために必要
である。1.0μm未満では滑らかさが低下し、15.
0μmを超えるとざらつき感がある。
【0009】本発明において、オルガノポリシロキサン
エラストマー球状粉体の配合量は0.1〜30.0重量
%、好ましくは1.0〜20.0重量%である。配合量
が0.1重量%未満では使用性の改善効果が少なく、3
0.0重量%を超えるときしみ感がある。
【0010】また本発明では、オルガノポリシロキサン
エラストマー球状粉体の他に顔料の粉末を配合すること
ができる。この場合に用いられる顔料粉末は通常化粧料
で用いられるものであれば特に限定されず、無機顔料、
有機顔料、金属顔料等、任意の顔料の粉末を配合するこ
とができる。
【0011】無機顔料としては、例えばタルク、カオリ
ン、炭酸カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化
鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、チタンコーティッドマ
イカ、オキシ塩化ビスマス、ベンガラ、粘結顔料、グン
ジョウピンク、水酸化クロム、雲母チタン、酸化クロ
ム、酸化アルミニウムコバルト、紺青、カーボンブラッ
ク、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ベントナイト、
マイカ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸マグネシウム、重質炭酸マグネシウム、
カラミン等が挙げられる。
【0012】本発明で用いる有機顔料としては、ポリエ
ステル、メタクリル酸メチル樹脂、セルロース、12ナ
イロン、6ナイロン、スチレンとアクリル酸の共重合
体、ポリプロピレン、塩化ビニル、ナイロンパウダー、
ポリエチレンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、テ
トラフルオロエチレンパウダー、窒化ボロン、魚鱗箔、
タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化
したもの、および無機顔料と有機顔料を複合化した複合
顔料などが挙げられる。
【0013】ここで顔料の粉末は、疎水化処理を施され
たものが特に好ましい。疎水化処理の方法としては、高
粘度シリコーンによって表面を処理したもの、アルキル
ハイドロジェンポリシロキサンを反応させたシリコーン
樹脂で表面をコーティングしたもの、さらにこれをアル
ケン処理したもの、カチオン性活性剤、アニオン性活性
剤、ノニオン性活性剤の1種または2種以上で処理した
もの、ワックスで表面を被覆したもの、デキストリン脂
肪酸処理したもの、パーフルオロアルキル基を有するフ
ッ素処理したもの等が例示できるが、表面が疎水性にな
っていればよく特に限定されるものではない。
【0014】本発明の油中水型乳化化粧料におけるオル
ガノポリシロキサンエラストマー球状粉体を含む粉体全
体の配合量は化粧料全量中の0.1〜60.0重量%で
あり、特に1.0〜60.0重量%が好適である。
【0015】本発明の油中水型乳化化粧料を得るには、
オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体を含む粉
体、油分および水を均一に分散配合することにより得る
ことができる。
【0016】本発明に用いられる油分としては、例え
ば、ジメチルポリシロキサン,ジメチルシクロポリシロ
キサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチルハイド
ロジェンポリシロキサン,高級脂肪酸変性オルガノポリ
シロキサン,高級アルコール変性オルガノポリシロキサ
ン,トリメチルシロキシシリケート等のシリコーン系オ
イル、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイ
ソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、イソプロ
ピルミリステート、ミリスチルオクチルドデカノール、
ジ−(2−エチルヘキシル)サクシネート、ジイソオク
タン酸ネオペンチルグリコール、モノステアリン酸グリ
セリン、イソステアリン酸トリグリセライド、ヤシ油脂
肪酸トリグリセライド、ヒマシ油、エタノール、オクチ
ルドデカノール、ヘキサデシルアルコール、セチルアル
コール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、
ポリエチレングリコール、ラウリン酸、パルミチン酸、
オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ラノリ
ン、ミツロウ、オリーブ油のような炭化水素、エステ
ル、グリセライド、低級アルコール、高級アルコール、
多価アルコール、高級脂肪酸などが例示される。このよ
うな油分の合計量は、化粧料全量中の10.0〜95.
0重量%が好ましい。
【0017】本発明において用いられる内相を形成する
水は、油中水型乳化化粧料全量中、5.0〜80.0重
量%である。
【0018】また本発明の油中水型乳化化粧料には本発
明の効果を損なわない範囲で通常化粧料に用いられる成
分を配合することができる。例えば水相成分として、多
価アルコール,ムコ多糖類(ヒアルロン酸ナトリウム
等),有機酸および有機塩類(アミノ酸、アミノ酸塩、
オキシ酸塩等)等の保湿剤、油相成分としてワセリン,
ラノリン,シリコンワックス,高級脂肪酸,高級アルコ
ール等の固型・半固型油分、スクワラン,流動パラフィ
ン,エステル油,トリグリセライド,揮発性炭化水素
油,フルオロカーボン等の流動油分、カチオン性界面活
性剤,アニオン性界面活性剤,非イオン性界面活性剤等
の界面活性剤、ビタミンE,ビタミンEアセテート等の
薬剤、収れん剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、第二リン
酸ナトリウム等のpH調整剤、粘土鉱物、増粘剤、紫外
線吸収剤等は、本発明の油中水型乳化メーキャップ化粧
料に配合可能である。上記の配合可能成分のうち、多価
アルコール、ムコ多糖類(ヒアルロン酸ナトリウム
等)、有機酸および有機塩類(アミノ酸、アミノ酸塩、
オキシ酸塩等)等の保湿効果の認められる成分を発明の
効果を損なわない範囲で配合することは水の揮発を抑制
するため好ましい。
【0019】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明の効果を説明す
るが、それによって何等本発明の範囲を限定するもので
はない。なお、実施例中の%はすべて重量%を表す。 実施例1 エモリエントクリーム (1) イオン交換水 残部 (%) (2) グリセリン 10.0 (3) メチルパラベン 0.2 (4) スクワラン 20.0 (5) セチルオクタノエート 8.5 (6) マイクロクリスタリンワックス 1.0 (7) ポリオキシエチレングリセロール トリイソステアリン酸エステル 0.2 (8) 香料 適量 (9) 有機変性粘土鉱物 1.3 (10) オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体 10.0
【0020】[製法](3)〜(9)を70℃に加熱溶解し、
油相を調整する。この油相に(10)を均一に分散する。
(1)に(2)を加え、70℃に調整した水相を、先に調整し
た(10)を分散した油相に十分に攪拌しながら添加しホモ
ミキサーで均一に混合した後、30℃まで冷却して、エ
モリエントクリームを得た。
【0021】 実施例2 乳液 (1) イオン交換水 残部 (%) (2) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (3) 流動パラフィン 20.0 (4) スクワラン 10.0 (5) ミツロウ 2.0 (6) ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (7) POE(20)ソルビタン モノオレイン酸エステル 1.0 (8) 香料 適量 (9) オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体 0.1
【0022】[製法](1),(2)を70℃に加熱調整す
る。次に(3)〜(8)を70℃に加熱溶解し、(9)を加え分
散する。先に調整した水相を徐々に加え予備乳化した
後、ホモミキサーで均一に混合した後、脱気、ろ過、冷
却して乳液を得た。
【0023】 実施例3 油中水型乳化ファンデーション (1) イオン交換水 残部 (%) (2) 95%エチルアルコール 15.0 (3) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (4) メチルパラベン 0.1 (5) ポリオキシアルキレン変性 オルガノポリシロキサン 5.0 (6) デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 (7) 香料 適量 (8) 疎水化処理粉末(フッ素処理) 20.0 (9) オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体 3.0
【0024】[製法](4)〜(7)を40℃で溶解し、油相
を調整する。この油相に(8),(9)を均一に分散し、そこ
へ(1),(2)を十分攪拌しながら添加し、ホモミキサーで
均一に混合した後、油中水型乳化ファンデーションを得
た。
【0025】 実施例4 固型状油中水型乳化ファンデーション (1) イオン交換水 残部 (%) (2) グリセリン 5.0 (3) メチルパラベン 0.1 (4) ポリオキシアルキレン変性 オルガノポリシロキサン 5.0 (5) デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 (6) ジメチルポリシロキサン 5.0 (7) パラフィンワックス 10.0 (8) 疎水化処理粉末(シリコーン処理) 30.0 (9) オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体 5.0
【0026】[製法](3)〜(7)を80℃に加熱溶解し、
この油相に(8),(9)を均一に分散する。(1),(2)を混合し
80℃に加熱した水相を、先に調整した油相に十分攪拌
しながら添加し、ホモミキサーで均一に混合した後、中
皿に流し込み30℃まで冷却して、固型状油中水型乳化
ファンデーションを得た。
【0027】 実施例5 化粧下地 (1) イオン交換水 残部 (%) (2) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (3) メチルパラベン 0.15 (4) ポリオキシアルキレン変性 オルガノポリシロキサン 3.0 (5) デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0 (6) オクチルメトキシシンナメート 5.0 (7) ジメチルポリシロキサン 10.0 (8) オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体 30.0
【0028】[製法](3)〜(7)を40℃で溶解し、そこ
へ(8)を均一に分散し油相をつくる。そこへ(1),(2)を十
分に攪拌しながら添加し、ホモミキサーで均一に混合
し、脱気、ろ過をして化粧下地を得た。
【0029】比較例1 実施例1におけるオルガノポリシロキサンエラストマー
球状粉体をイオン交換水で置換したほかは、実施例1と
同様にしてエモリエントクリームを得た。
【0030】比較例2 実施例2におけるオルガノポリシロキサンエラストマー
球状粉体をイオン交換水で置換したほかは、実施例2と
同様にして乳液を得た。
【0031】比較例3 実施例3におけるオルガノポリシロキサンエラストマー
球状粉体をイオン交換水で置換したほかは、実施例3と
同様にして油中水型乳化ファンデーションを得た。
【0032】比較例4 実施例4におけるオルガノポリシロキサンエラストマー
球状粉体をイオン交換水で置換したほかは、実施例4と
同様にして固型状油中水型乳化ファンデーションを得
た。
【0033】比較例5 実施例5におけるオルガノポリシロキサンエラストマー
球状粉体をイオン交換水で置換したほかは、実施例5と
同様にして化粧下地を得た。
【0034】次に、実施例1〜5および比較例1〜5で
得られた化粧料について、肌なじみ、さっぱりさ、
べたつき、および化粧もちを評価した。評価は、1
0名に使用したときの次に示すような基準に基づいて行
った。 ◎:10人中8人以上が良好と評価したもの。 ○:10人中6〜7人が良好と評価したもの。 △:10人中4〜5人が良好と評価したもの。 ×:10人中3人以下が良好と評価したもの。 上記の評価基準に基づく結果を表1に示す。
【0035】
【表1】 ──────────────────────────────── 試料 肌なじみ さっぱりさ べたつき 化粧もち ──────────────────────────────── 実施例1 ○ ○ ◎ ◎ 実施例2 ◎ ○ ◎ ○ 実施例3 ◎ ◎ ◎ ◎ 実施例4 ◎ ◎ ◎ ◎ 実施例5 ○ ◎ ◎ ◎ ──────────────────────────────── 比較例1 △ × × △ 比較例2 △ △ △ ○ 比較例3 ○ △ △ ◎ 比較例4 ○ ○ △ ○ 比較例5 △ ○ ○ △ ────────────────────────────────
【0036】表1から明らかな如く、実施例品は比較例
品に比べて、肌なじみが良く、さっぱりとしていてべた
つきがなく、化粧もちのよいものであった。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油中水型
乳化化粧料は肌に塗擦した時の肌なじみがよく、べたつ
きがなくてさっぱりとした使用感を有し、かつ化粧もち
の良好なものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径1.0〜15.0μmのオル
    ガノポリシロキサンエラストマー球状粉体を含有してな
    ることを特徴とする油中水型乳化化粧料。
  2. 【請求項2】 平均粒子径1.0〜15.0μmのオル
    ガノポリシロキサンエラストマー球状粉体の配合量が化
    粧料全量中の0.1〜30.0重量%である請求項1記
    載の油中水型乳化化粧料。
  3. 【請求項3】 平均粒子径1.0〜15.0μmのオル
    ガノポリシロキサンエラストマー球状粉体の配合量が化
    粧料全量中の1.0〜20.0重量%である請求項2記
    載の油中水型乳化化粧料。
  4. 【請求項4】 平均粒子径1.0〜15.0μmのオル
    ガノポリシロキサンエラストマー球状粉体を含む粉体全
    体の配合量が化粧料全量中の0.1〜60.0重量%で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の油中水型乳化化粧
    料。
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