JP2011256154A - 化粧料 - Google Patents

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Yayoi Oda
弥生 小田
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Abstract

【課題】ムース状を呈し、ふんわりとした独特の軽い使用感、清涼感に優れた化粧料を提供すること。
【解決手段】アクリル酸Naグラフトデンプンを含有することで、ムース状を呈し、ふんわりとした独特の軽い使用感、清涼感に優れた化粧料を得ることができ、さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、アクリル酸Naグラフトデンプンを含有することで、ムース状を呈し、ふんわりとした独特の軽い使用感、清涼感に優れた化粧料に関する。さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる。
従来、気泡を含有する化粧料として、様々な剤形が提案されている。例えば、疎水化無水ケイ酸を含有するホイップト水性化粧料(特許文献1)や、ジェランガムを含有する気泡含有化粧料(特許文献2)、ゲル化剤を含有したホイップトO/W型乳化化粧料(特許文献3〜4)、高分子化合物を含有したO/W型気泡含有化粧料(特許文献5)、特定の油分を含有するホイップト化粧料(特許文献6)、アシル化アミノ酸塩とL−リジンもしくはL−グルタミンとの縮合物にて表面処理された粉体を含有する油中水型または水中油型ホイップ状化粧料(特許文献7)等が提案されている。これら気泡を含んだ状態で、容器に充填されたムース状製品は、なめらかで軽い独特の使用感を有するため、食品分野だけでなく、化粧品分野でも多く開発がなされている。
特開2004−59456 特開2000−355517 特開2002−145720 特開2002−145734 特開2008−239590 特許1473460 特開2010−90095
しかしながら従来の気泡含有化粧料は、疎水化無水ケイ酸を含有するため、使用感の点で満足のいくものではなかったり、O/W型乳化化粧料に関しては、外相が水相のため、ロングラスティング効果という点では満足いくものでなかったり、また油性ホイップト化粧料に関しては、高融点ワックスを用いて気泡安定性を保つため、使用感の点で、満足のいくものではなかった。また、アシル化アミノ酸塩とL−リジンもしくはL−グルタミンとの縮合物にて表面処理された粉体を含有する油中水型または水中油型ホイップ状化粧料に関しては、表面処理粉体を一定量以上含有する必要があり、スキンケアのような、粉体含有量の少ない化粧料を調整することは困難であった。
そこで、本発明人は鋭意検討した結果、アクリル酸Naグラフトデンプンを含有することで、ムース状を呈し、ふんわりとした独特の軽い使用感、清涼感に優れた化粧料を得る事ができ、さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる事を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、アクリル酸Naグラフトデンプンを含有することで、ムース状を呈し、ふんわりとした独特の軽い使用感、清涼感に優れた化粧料に関する。さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができる。
以上説明するように、アクリル酸Naグラフトデンプンを含有することで、ムース状を呈し、ふんわりとした独特の軽い使用感、清涼感に優れた化粧料を得る事ができ、さらに、表面処理粉体を使用することで、粉体の分散性向上、撥水、撥油性付与によるロングラスティング効果、肌への密着性など、様々な優れた特徴を得る事ができることは明らかである。
以下、上記本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧料で用いるアクリル酸Naグラフトデンプンは、水溶性高分子のゲル化剤であり、市販品として、MAKIMOUSSE12、MAKIMOUSSE25[大東化成工業株式会社製社製]を用いる事ができる。MAKIMOUSSE12の平均粒子径は12.9μm(レーザー回折式粒度分布計を用いて測定)、COVACRYL MV60の平均粒子径は25.8μm(レーザー回折式粒度分布計を用いて測定)、外観は白色であり、走査型電子顕微鏡観察したところ、図1、図2に示すような不定形の粒子形状を有していた。MAKIMOUSSE12はより滑らかなムースを形成し、MAKIMOUSSE25はよりパウダリーなムースを形成するため、用途に応じて、選択することができる。
本発明の化粧料では上記アクリル酸Naグラフトデンプンを化粧料の総量に対して、0.1〜50質量%の範囲で配合することが可能である。
本発明の化粧料で用いる粉体とは、従来公知のものが使用でき、その形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば無機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体、有色顔料、パール顔料、金属粉末顔料等があげられ、具体的には、無機粉体としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、シリコーンレジンパウダー、シリコーンエラストマー粉体、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、アクリルパウダー、アクリルエラストマー、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジン等;界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、微粒子酸化チタン、微粒子酸化セリウム、微粒子酸化亜鉛等の微粒子粉体、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等から選ばれる粉体が挙げられる。また、タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、萸色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる顔料が挙げられる。
これらの粉体は従来公知の表面処理がされていてもいなくても構わないが、好ましい例として、疎水性表面処理、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン処理、シリコーンレジン処理、シリコーンガム処理、アクリルシリコーン処理、フッ素化シリコーン処理などのオルガノシロキサン処理、ステアリン酸亜鉛、アシル化アミノ酸金属塩処理などの金属石鹸処理、シランカップリング剤処理、アルキルシラン処理などのシラン処理、有機チタネート処理、有機アルミネート処理、パーフルオロアルキルシラン、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩、パーフルオロポリエーテル処理などのフッ素化合物処理、N−ラウロイル−L−リジン処理などのアミノ酸処理、スクワラン処理などの油剤処理又はアクリル酸アルキル処理などのアクリル処理などが挙げられ、特に好ましくは、アシル化アミノ酸塩とL−リジンもしくはL−グルタミンとの縮合物による、表面処理であり、この表面処理粉体を組み合わせることにより、より安定したムース剤形を得る事ができる。これらの1種以上を組み合わせて使用することが可能である。また親水性表面処理も好ましく、その例として、PEGシランカップリング剤処理、寒天処理、デオキシリボ核酸処理、レシチン処理、ポリアクリル酸処理、シリカ処理、アルミナ処理又はジルコニア処理、特に好ましくはセルロース処理が挙げられ、これらの1種以上を組み合わせて使用することが可能である。
本発明の化粧料では上記粉体を化粧料の総量に対して、0.1〜50質量%の範囲て配合することが可能である。
本発明における化粧料では、通常、化粧料に用いられる防腐剤、香料、保湿剤、紫外線吸収剤、塩類、溶媒、樹脂、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活性成分等の各種成分を、本発明の目的を損なわない範囲で使用することができる。
油剤の例としては、例えばアボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、キョウニン油、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、トコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)等;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、イソノナン酸イソノニル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル;シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、ビフェニルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン、アルキル変性シリコーン、フルオロシリコーン等が挙げられる。また、グリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、ジグリセリン、マルチトール、マルビット液などの多価アルコールも挙げられる。
本発明の化粧料としては、メイクアップ化粧料としては、ファンデーション、化粧下地料、白粉、口紅、口紅下地料、コンシーラー、ブラッシャー、アイシャドー、アイシャドー下地料など、スキンケア化粧料としては、化粧水、乳液、クリーム、洗顔料、クレンジング、など、頭髪化粧料として、シャンプー、リンス、ヘアーコンディショナー、スタイリング剤がなど好ましいものとして挙げられる。
以下に実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。各実施例、比較例における評価は、女性パネラー10名を用いて、試験品を使用してもらい、使用感をアンケート形式で回答してもらい、評価が悪い場合を0点、評価が良い場合を5点とし、パネラーの平均点数を以って評価結果とした。従って、点数が高い程評価に優れていることを示す。
〔実施例1〜2、比較例1〜2〕
表1の処方と製造方法に従ってO/Wムース状ファンデーションを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2011256154
製造方法
成分A、Cを80℃に加温し、均一に混合した成分Bを成分Aに添加し、よく混合した。成分AとBの混合物を成分Cに攪拌しながら添加し、よく混合した。徐冷して製品を得た。
表1の結果より、本発明の実施例1、2はムース状を呈し、軽い使用感、清涼感に優れ、また、ロングラスティング効果、肌への密着性に優れていた。特に、実施例2では、撥水撥油性表面処理顔料を使用していることで、特にロングラスティング効果に優れていた。これに対して比較例3はムース状を呈しているものの、未処理顔料を用いているため、ロングラスティング効果、密着性という点で、劣っていた。比較例4は、ムース状を呈さず、軽い使用感の項目が実施例に比べて、かなり低くなった。実施例1、2のO/Wムース状ファンデーションは、ふんわりとした独特の軽い使用感、清涼感、ロングラスティング効果、肌への密着性の全てにおいて優れていた。
〔実施例3、比較例3〜5〕
表2の処方と製造方法に従ってW/Oムース状ファンデーションを試作した。尚、配合暈の単位は質量%である。
Figure 2011256154
Figure 2011256154
製造方法
成分Bを均一によく混合した。成分BをAに添加し、よく混合した。成分Cを成分AとBの混合物に攪拌しながら添加し、よく混合した。容器に充填し、製品を得た。
表2の結果より、本発明の実施例3は各評価項目において優れた特性を示していることが判る。実施例3は、ムース状を呈し、軽い使用感、清涼感に優れ、また、撥水性表面処理顔料を使用していることで、ロングラスティング効果、肌への密着性に優れていた。これに対して比較例3は、アシル化アミノ酸塩とL−リジンもしくはL−グルタミンとの縮合物表面処理のみでムース状を呈しているため、軽い使用感の点で、劣っていた。また、比較例4は、ムース状を呈さず、軽い使用感の項目が実施例に比べて、かなり低くなった。比較例5では、ムース状を呈しているものの、未処理顔料を用いているため、ロングラスティング効果、肌への密着性という点で、劣っていた。
〔実施例4〕
表3の処方と製造方法に従ってW/Oムース状サンスクリーンを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2011256154
製造方法
成分Bを均一によく混合した。成分BをAに添加し、よく混合した。成分Cを成分AとBの混合物に攪拌しながら添加し、よく混合した。容器に充填し、製品を得た。
このW/Oムース状サンスクリーンは、ムース状を呈し、ふんわりとした軽い独特の使用感、清涼感、ロングラスティング効果、肌への密着性の全てにおいて優れていた。
〔実施例5〕
表4の処方と製造方法に従って水性ムース状アイシャドーを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2011256154
製造方法
成分Aを均一に混合し、成分Bに攪拌しながら添加してよく混合し、成分Cを添加して、よく混合する。得られたムース状混合物を容器に充填して製品を得た。
この水性ムース状アイシャドーはムース状を呈し、ふんわりとした軽い独特の使用感、清涼感、ロングラスティング効果、肌への密着性の全てにおいて優れていた。
〔実施例6〕
表5の処方と製造方法に従って水性ムース状ブラッシャーを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2011256154
Figure 2011256154
製造方法
成分Aを均一に混合し、成分Bに攪拌しながら添加してよく混合し、成分Cを添加して、よく混合する。得られたムース状混合物を容器に充填して製品を得た。
この水性ムース状ブラッシャーはムース状を呈し、ふんわりとした軽い独特の使用感、清涼感、ロングラスティング効果、肌への密着性の全てにおいて優れていた。
〔実施例7〕
表6の処方と製造方法に従ってムース状スキンクリームを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2011256154
製造方法
成分AとCを80℃に加温し、成分Bを成分Aに添加した。成分Cを成分AとBの混合物に攪拌しながら添加し、よく混合した。ムース状混合物を容器に充填し、徐冷して製品を得た。
このムース状スキンクリームはムース状を呈し、ふんわりとした軽い独特の使用感、清涼感、肌への密着性の全てにおいて優れていた。また、セルロース処理された粉体は、優れた分散性を示した。
〔実施例8〕
表7の処方と製造方法に従って水性ムース状クレンジングを試作した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2011256154
製造方法
成分Aを良く混合し、成分Bに攪拌下に添加してよく混合した後、得られたムース状混合物を容器に充填して製品を得た。
この水性ムース状クレンジングはムース状を呈し、なめらかで軽い独特の使用感、清涼感の全てにおいて優れていた。
〔実施例9〕
表8の処方と製造方法にてムース状ヘアークリームを製造した。尚、配合量の単位は質量%である。
Figure 2011256154
製造方法
成分A、Bを80℃に加温し、成分AをBに添加し、よく混合した。得られたムース状混合物を容器に充填し、徐冷して製品を得た。
この水性ムース状ヘアークリームはムース状を呈し、なめらかで軽い独特の使用感、清涼感の全てにおいて優れていた。
大東化成工業株式会社製MAKIMOUSSE12の走査型電子顕微鏡写真の例 大東化成工業株式会社製MAKIMOUSSE25の走査型電子顕微鏡写真の例

Claims (5)

  1. アクリル酸Naグラフトデンプンを含有することを特徴とするムース状化粧料。
  2. さらに粉体を含有することを特徴とする請求項1記載のムース状化粧料。
  3. 請求項2記載の粉体が表面処理粉体であることを特徴とする請求項1〜2記載のムース状化粧料。
  4. 水性、O/WまたはW/O型エマルションであることを特徴とする請求項1〜3記載のムース状化粧料。
  5. 下記一般式(1)にて示されるアシル化アミノ酸塩とL−リジンもしくはL−グルタミンとの縮合物にて表面処理された粉体を含有することを特徴とする請求項1〜4記載のムース状化粧料。
    Figure 2011256154
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