JP2008007169A - ヒンジキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヒンジキャップとして、キャップ基体とヒンジ部と蓋体とからなるヒンジキャップであって、キャップ基体は、頂壁と側周壁を具え、頂壁のヒンジ部側に音出し部を設け、音出し部は、頂壁上面から立設した突出板と、突出板上端部から内方、または外方に延びる弾性変形可能な音出し板とからなっており、蓋体は、側周壁と頂壁を具え、頂壁下面には、キャップ基体の頂壁の音出し板の先端部に係合する係合突部を突設した係合板が設けられており、蓋体の開閉時に、音出し部が弾性変形してクリック音を発生させることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
また、振動部材と加振部材がヒンジの近辺にあるため、音発生効果が有効でないという問題があった。
さらに、ヒンジキャップの開閉に関して、キャップ基体に蓋体の開閉をガイドするガイド部が必要であり、ヒンジキャップの構造が簡単ではないという問題があった。
また、クリック音を発生できるヒンジキャップを、簡単な構造でできるようになった。
本発明のヒンジキャップは、内容物として、シャンプー、リンス、化粧料、薬剤等の液状、またはクリーム状内容物等が充填されたボトル、チューブ等に被着されるもので、以下実施例をあげて説明する。
音出し部6は、頂壁1の上面から立設される突出板7と、突出板7の上端から中心方向に延びる音出し板8とからなっている。
側周壁3の外周のヒンジ部B側には、ヒンジ連設部10が設けられている。
下部切欠部15の上端中央には、先端を鈎状に形成した突起16が突設されている。
弾性アーム板13は、中間部で屈曲されて二つの屈曲腕部13a、13bとからなり、キャップ基体A側の屈曲腕部13aには、開蓋時にキャップ基体Aの突起16が嵌挿される嵌合孔17が穿孔されている。
側周壁18の外周には、ヒンジ部Bの反対側の下端につまみ部20が突設され、ヒンジ部B側の下端には、ヒンジ12a、12bが連設されるヒンジ連設部21が設けられている。
係合板24の外周側下端には、音出し部6の音出し板8の先端下部と係合する係合突部25が突設されている。
ヒンジキャップの開蓋にあたっては、蓋体Cのつまみ部20を上方に持ち上げ、キャップ基体Aからヒンジ部Bを支点に廻動させると、蓋体Cの側周壁18とキャップ基体Aの係合段部2との係合、および蓋体Cの密封リング23とキャップ基体Aの注出筒5との係合が外れ、開蓋が行われる。
そして、蓋体Cのある程度の廻動で、音出し部6の弾性により、音出し板8の先端下部が、係合板24の係合突部25を乗り越え、係合が外れ、振動することによって、クリック音が発生する。
容器本体を押圧し、内容物をキャップ基体Aの注出筒5から注出させて内容物を使用する。
その際、閉蓋が進み、蓋体Cがある角度まで廻動されると、蓋体Cの係合板24の係合突部25の下部がキャップ基体Aの音出し部6の音出し板8の先端上部に当接する。
さらに、開閉蓋として、閉蓋の際に、蓋体Cの係合板24とキャップ基体Aの音出し部6とが係合することにより、閉蓋状態の強度を上げることができる。
本実施例は、第1実施例の音出し部の構成を変更したもので、同一の構成については同じ符号を付して説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
頂壁1のヒンジ部Ba側には、係合板30が立設され、係合板30の内周側上端には、係合突部31が突設されている。
音出し部32は、頂壁19下面に垂設される突出板33と、突出板33の外周下端から上方に向かって延び、ヒンジキャップ閉蓋時に、先端上部がキャップ基体Aaの係合板30の係合突部31下部に係合する音出し板34とからなっている。
ヒンジキャップの開蓋にあたっては、蓋体Caの音出し部32の音出し板34の先端が、蓋体Caの係合板30と係合しており、開蓋が進むごとに、図6に示すように、音出し部32の上昇により、音出し板34の先端が係合板30の係合突部31に引っ張られ、音出し板34自体が変形していく。
そして、蓋体Caのある程度の廻動で、音出し部32の弾性により、音出し板34の先端上部が、係合板30の係合突部31を乗り越え、係合が外れ、振動することにより、クリック音が発生する。
さらに閉蓋が進むと、係合突部31の上部が音出し板34の先端下部を押し上げ、音出し板34を変形させるとともに、音出し板34の弾性により、音出し板34の先端が蓋体Caの係合突部31を乗り越え、振動し、クリック音が発生し、ヒンジキャップは閉蓋状態となる。
さらに開閉蓋として、閉蓋の際に蓋体Caの音出し部32とキャップ基体Aaの係合板30とが係合することによって、閉蓋状態の強度を上げることができる。
その他の構成は、第1実施例と同一であり、同一の作用効果を得ることができる。
その際、係合突条31を大きく突出させ、突出板30の先端部との引かかりをおおきくすれば効果的である。
本実施例は、第1実施例の音出し部の構成を変更したもので、同一の構成については同じ符号で付して説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
上部側周壁36のヒンジ部Bbの反対側の外周上部には、弾性変形可能な音出し板40が配設されている。
側周壁41のヒンジ部Bbの反対側の内周には、キャップ基体Abの上部側周壁36の音出し板40の先端下部に上部が係合する係合突部43が配設されている。
ヒンジキャップの開蓋にあたっては、蓋体Cbの側周壁41の係合突部43が、キャップ基体Abの上部側周壁36の音出し板40と係合しており、開蓋が進むごとに、図8に示すように、係合突部43の上昇により、音出し板40の先端が徐々に持ち上げられて、音出し板40自体が変形していく。
そして、蓋体Cbのある程度の廻動で、音出し板40の先端下部が弾性により係合突部43を乗り越え、係合が外れ、振動することによって、クリック音が発生する。
さらに閉蓋が進むと、係合突部43が音出し板40の先端を押し下げ、音出し板40を変形させるとともに、音出し板40の弾性により、音出し板40の先端が係合突部43を乗り越え、振動し、クリック音を発生させ、ヒンジキャップは閉蓋状態となる。
さらに開閉蓋として、閉蓋の際に、蓋体Cbの係合突部43と、キャップ基体Aの音出し板40とが係合することで、閉蓋状態の強度を上げることができる。
その他の構成は、第1実施例と同一であり、同一の作用効果を得ることができる。
上記実施例では、第1実施例におけるキャップ基体の頂壁の上部に頂壁35、上部側周壁36を設け、上部側周壁36に音出し板40を配設したが、本変形例は、図9に示すように、音出し板40を注出筒5の外周面に配設するようにしたものである。
蓋体Ccの開閉に応じて、側周壁41の係合突部43が音出し板45と係合して、上記第3実施例と同様の作用効果を得ることができる。
ヒンジ部、およびそれに係わる蓋体とキャップ基体の構成は、上記各実施例の構成に限定されない。
また、音出し板が、蓋体またはキャップ基体に係合するので、閉蓋状態の強度を上げることができるヒンジキャップとして、クリーム状の内容物、または、液状の内容物を収容した容器のヒンジキャップとして広く利用できる。
B、Ba、Bb ヒンジ部
C、Ca、Cb 蓋体
1、19、35、42 頂壁
2、38 係合段部
3、18、41 側周壁
4 注出口
5 注出筒
6、32 音出し部
7、33 突出板
8、34、40、45 音出し板
9 係合部
10、21 ヒンジ連設部
11 中央部
12a、12b ヒンジ
13 弾性アーム板
13a、13b 屈曲腕部
14 上部切欠部
15 下部切欠部
16 突起
17 嵌合孔
20 つまみ部
22 切欠け
22a 端部
23 密封リング
24、30 係合板
25、31、43 係合突部
36 上部側周壁
37 フランジ
39 下部側周壁
Claims (5)
- キャップ基体とヒンジ部と蓋体とからなるヒンジキャップであって、
キャップ基体は、頂壁と側周壁を具え、頂壁のヒンジ部側に音出し部を設け、
音出し部は、頂壁上面から立設した突出板と、突出板上端部から内方、または外方に延びる弾性変形可能な音出し板とからなっており、
蓋体は、側周壁と頂壁を具え、頂壁下面には、キャップ基体の頂壁の音出し板の先端部に係合する係合突部を突設した係合板が設けられており、
蓋体の開閉時に、音出し部が弾性変形してクリック音を発生させることを特徴とするヒンジキャップ。 - キャップ基体とヒンジ部と蓋体とからなるヒンジキャップであって、
キャップ基体は、頂壁と側周壁を具え、頂壁上面に内方、または外方に向かい突出した係合突部を設けた係合板が設けられており、
蓋体は、側周壁と頂壁を具え、頂壁のヒンジ部側に音出し部を設け、
音出し部は、頂壁下面から垂設した突出板と、突出板下端部から外方、または内方に延び、先端がキャップ基体の頂壁の係合板に係合する弾性変形可能な音出し板とが設けられており、
蓋体の開閉時に、音出し部が弾性変形してクリック音を発生させることを特徴とするヒンジキャップ。 - キャップ基体とヒンジ部と蓋体とからなるヒンジキャップであって、
キャップ基体は、頂壁と上部側周壁と、上部側周壁の外周下端から連設されるフランジと、フランジの外縁に垂設される下部側周壁とを具え、
上部側周壁のヒンジ部の反対側に外方に延びる弾性変形可能な音出し板を設け、
蓋体は、側周壁と頂壁を具え、側周壁の内周にキャップ基体の音出し板に係合する係合突部を設け、
蓋体の開閉時に、音出し板が弾性変形してクリック音を発生させることを特徴とするヒンジキャップ。 - キャップ基体とヒンジ部と蓋体とからなるヒンジキャップであって、
キャップ基体は、注出筒を立設した頂壁と側周壁とを具え、
注出筒の外周に、弾性変形可能な音出し板を連設し、
蓋体は、側周壁と頂壁を具え、側周壁の内周に、注出筒に設けた音出し板と係合する係合突部を設け、
蓋体の開閉時に、音出し板が弾性変形してクリック音を発生させることを特徴とするヒンジキャップ。 - ヒンジ部は、一対のヒンジと、ヒンジの間に設けた中間部が屈曲された弾性アーム板とからなり、
開蓋時に、弾性アーム板のキャップ基体側の屈曲腕部が、キャップ基体の側周壁に係止され、蓋体の開状態を保持可能としたことを特徴とする請求項1〜4記載のヒンジキャップ。
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