JP2008006186A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な構成を必要とせず、X線撮影を行うX線照射野を広くすることができ、かつ、画質が低下することを低減させることができるX線診断装置を提供することを目的とする。
【解決手段】X線管1を傾ける傾斜駆動モータ47の駆動制御を行う傾斜制御部43と、X線検出器3で検出する複数のX線照射野の大きさに対して、X線管1が傾く複数の角度、を対応付けて記憶する傾斜記憶部25と、を備え、傾斜制御部43は、指示部21でいずれか一つのX線照射野の大きさが指示されたことに基づいて、傾斜記憶部25に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた、X線管1が傾くように傾斜駆動モータ47の駆動を制御するので、X線管1からX線が出力されると、指示部21で指示されたX線検出器3で検出するX線照射野の大きさでの検出を行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、X線管から発生され、被検体を透過したX線をX線検出器で検出し、このX線検出器で検出されたX線に基づいたX線画像を取得するX線診断装置に係り、特に、X線画像の画質を向上させる技術に関する。
従来のX線診断装置について、図6〜図7を用いて説明する。図6はX線検出器に対して、X線管を傾けていない状態を示す模式図である。図7はX線検出器に対して、X線管を傾けた状態とを示す模式図である。図6に示すように、X線管51とX線管51から出力されたX線を絞るコリメータ53と、これに対して対向して配置されたX線検出器55などを備えたものがある。このX線管51から出力され、コリメータ53のコリメータリーフ54で絞られたX線は、被検体(患者)を透過し、X線検出器55により電気信号に変換される。この電気信号を画像処理部により画像処理され、モニタにより被検体のX線画像が表示される。
また、X線管51は、熱電子を発生させるフィラメント(陰極)57、このフィラメント57から発生した熱電子が衝突してX線を出力させるターゲット(陽極)59などを備えている。これら、フィラメント57とターゲット59とは対向して配置され、ターゲット59のフィラメント57に対向した面は傾斜された傾斜面となっており、熱電子は傾斜面に衝突し、X線焦点XSからX線として出力される。また、このターゲット59のX線焦点XSからのX線は所定の範囲、例えば、図6に示すX線方向aからeの範囲に出力されるものである。ここで、X線方向cからeの範囲に出力されるX線の強度は、構造上、X線方向aからcの範囲のX線強度に比べて弱いものである。また、図6のX線方向aからcの範囲に出力されるX線に基づいて、X線検出器55で検出するX線照射野(視野サイズ)が小さい(例えば、9インチ程度)撮影を行うことができる。さらに、X線照射野が大きい(例えば、17インチ程度)撮影を行う場合には、X線方向cからeの範囲に出力されるX線を必要とするが、図6に示すような状態においては、ターゲット59の傾斜面により、X線焦点XSからの出力されるX線は、X線方向aより左側には出力されない。
したがって、図7に示すように、X線方向cからeの範囲の方向に出力されるX線をX線検出器55側に出力させるように、コリメータ53のコリメータリーフ54により形成された開口を広くし、また、X線管51およびコリメータ53を、例えば2度程度傾けて取り付けることにより、図7に示すX線方向aからeの範囲に出力されるX線の中心方向であるfをX線検出器55に対向した方向とすることで、X線方向fを中心とした、X線方向aからeの範囲であるX線照射野が大きい撮影を行うようにしている。つまり、X線照射野が大きい撮影を可能としたものには、X線管51を傾け、コリメータ95の開口を広くしたものとして固定されている。また、大きなX線照射野を確保するために、X線受像器を移動させ、それと同期させながらX線管を回転させるものがある(特許文献1参照)。
特開平7−67866号公報
しかしながら、従来のX線診断装置では、次のような問題がある。すなわち、X線照射野が大きい場合でもX線撮影が行えるように、図7に示すように、コリメータ53の開口を広くし、また、X線管51をX線検出器55に対して傾けて固定すると、X線照射野はX線検出器55の中心を基準として決められるものであり、図7において、X線照射野が小さい場合には、X線方向gとX線方向hとの範囲になる。したがって、X線強度が強いX線方向aからbのX線を用いることがなく、X線強度が低いX線を用いて撮影を行わなければならず、X線照射野が小さい場合のみX線撮影が行える場合と比べて、画質が低下するという問題があり、また、X線受像器を移動させ、それと同期させながらX線管を回転させてX線画像を得るための複雑な構成が必要であるという問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複雑な構成を必要とせず、X線撮影を行うX線照射野を広くすることができ、かつ、画質が低下することを低減させることができるX線診断装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、(A)X線を出力するX線出力手段と、(B)前記X線出力手段から出力されたX線を検出するX線検出手段と、(C)前記X線出力手段を傾ける駆動を行う傾斜駆動手段と、(D)前記傾斜駆動手段の駆動の制御を行う傾斜制御手段と、(E)前記X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさに対して、前記X線出力手段が傾く複数の角度、を対応付けて記憶する傾斜記憶手段と、(F)前記X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさについて、いずれか一つのX線照射野の大きさを指示する指示手段と、を備え、(G)前記傾斜制御手段は、前記指示手段でいずれか一つのX線照射野の大きさが指示されたことに基づいて、前記傾斜記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた角度に、前記X線出力手段が傾くように前記傾斜駆動手段の駆動を制御することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1の発明の作用は次のとおりである。
まず、傾斜記憶手段に、予め実験などにより求められたX線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさに対して、X線出力手段が傾く複数の角度、を対応付けて記憶させる。次に、X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさについて、X線照射野が大きい場合のX線撮影を行うには、指示手段からX線照射野が大きいことを示す指示を行う。傾斜制御手段は、指示手段でX線照射野が大きいことが指示されたことに基づいて、傾斜記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野が大きいことに対応付けられた角度に、X線出力手段が傾くように傾斜駆動手段の駆動を制御する。したがって、X線出力手段からX線が出力されると、X線検出手段で検出するX線照射野が大きい場合での検出を行うことができる。
次に、X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさについて、X線照射野が小さい場合のX線撮影を行うには、指示手段からX線照射野が小さいことを示す指示を行う。傾斜制御手段は、指示手段でX線照射野が小さいことが指示されたことに基づいて、傾斜記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野が小さいことに対応付けられた角度に、X線出力手段が傾くように傾斜駆動手段の駆動を制御する。したがって、X線出力手段からX線が出力されると、X線検出手段で検出するX線照射野が小さい大きさでの検出を行うことができる。
したがって、複雑な構成を必要とせず、X線照射野が大きい場合でもX線撮影を行うことができ、X線照射野が小さい場合のX線撮影では、X線照射野が大きい場合に必要なX線強度が低いX線を用いてX線撮影を行うことがなく、画質が低下することを低減させることができる。
また、請求項2に記載のX線診断装置において、前記X線出力手段は、熱電子を発生させるフィラメントと、端部に前記フィラメントで発生した熱電子が衝突する傾斜した面を設け、この傾斜した面に熱電子が衝突することで、端部より前方向で、かつ傾斜した面に沿った方向から所定の角度の範囲に、X線を出力させるターゲットと、を備え、前記傾斜記憶手段に記憶される前記X線出力手段が傾く複数の角度は、前記ターゲットの傾斜した面に沿った方向から出力されたX線が、前記X線検出手段で検出する大きさにおけるX線照射野の一方の端部に照射される角度であることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項2の発明によれば、X線出力手段は、フィラメントと、ターゲットにより構成され、フィラメントは、熱電子を発生させ、ターゲットは、端部にフィラメントで発生した熱電子が衝突する傾斜した面を設け、この傾斜した面に熱電子が衝突することで、端部より前方向で、かつ傾斜した面に沿った方向から所定の角度の範囲に、X線を出力させる。ここで、傾斜記憶手段に記憶されるX線出力手段が傾く複数の角度は、ターゲットの傾斜した面に沿った方向から出力されたX線が、X線検出手段で検出する大きさにおけるX線照射野の一方の端部に照射され、かつ、X線照射野の他方の端部には、ターゲットの傾斜した面に沿った方向から所定の角度に出力されたX線が照射される角度である。つまり、X線出力手段は、X線照射野の大きさが変化した場合でも、常にターゲットの傾斜した面に沿った方向から出力されたX線をX線照射野の一方の端部に照射し、かつ、X線照射野の他方の端部には、ターゲットの傾斜した面に沿った方向から所定の角度に出力されたX線が照射される。したがって、常にターゲットの傾斜した面に沿った方向から出力されたX線強度が強いX線を用いて撮影を行うことができ、画質が低下することを低減させることができる。
また、請求項3に記載のX線診断装置において、前記X線出力手段から出力されたX線を、開口部の大きさを可変させることで絞るX線絞り手段と、前記X線絞り手段の開口部の大きさを変化させる制御を行う絞り制御手段と、前記X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさに対して、前記X線絞り手段で可変する複数の開口部の大きさを対応付けて記憶する開口記憶手段と、を備え、前記絞り制御手段は、前記指示手段でいずれか一つのX線照射野の大きさが指示されたことに基づいて、前記開口記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた、前記X線絞り手段の開口部の大きさになるように可変する制御を行うことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項3の発明によれば、開口記憶手段に、予め実験などにより求められたX線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさに対して、X線絞り手段で可変する複数の開口部の大きさを対応付けて記憶させる。次に、X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさについて、X線照射野が大きい場合のX線撮影を行うには、指示手段からX線照射野が大きいことを示す指示を行う。絞り制御手段は、指示手段でX線照射野が大きいことを示す指示がされたことに基づいて、開口記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野が大きいことに対応付けられた、X線絞り手段の開口部の大きさになるように可変する制御を行う。したがって、X線出力手段からX線が出力されると、X線絞り手段の開口部によりX線照射野が大きい場合に合わせてX線が絞られ、X線検出手段で検出するX線照射野が大きい場合での検出を行うことができる。
次に、X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさについて、X線照射野が小さい場合のX線撮影を行うには、指示手段からX線照射野が小さいことを示す指示を行う。絞り制御手段は、指示手段でX線照射野が小さい指示されたことに基づいて、開口記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野が小さいことに対応付けられた、X線絞り手段の開口部の大きさとなるように可変する制御を行う。したがって、X線出力手段からX線が出力されると、X線絞り手段の開口部によりX線照射野が小さい場合に合わせてX線が絞られ、X線検出手段でX線照射野が小さい場合での検出を行うことができる。
したがって、X線検出手段で検出するX線照射野が大きい場合、X線照射野が小さい場合の何れの場合でのX線撮影においても、X線照射野以外の範囲にX線を照射させることがなく、X線検出手段からのX線以外の焦点外X線や散乱線など2次的な照射がされることを防ぐことができ、その結果、画質が低下することを低減させ、また、被検体に不要なX線を照射させることを低減させることができる。
本発明によれば、複雑な構成を必要とせず、X線照射野が大きい場合でもX線撮影を行うことができ、X線照射野が小さい場合のX線撮影では、X線照射野が大きい場合に必要なX線強度が低いX線を用いてX線撮影を行うことがなく、画質が低下することを低減させることができる。
X線診断装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1はX線診断装置の全体構成を示すブロック図である。図2はX線検出器に対して、X線管を傾けた状態と傾けていない状態とを示す模式図である。図3はX線管とコリメータとX線検出器との関係を示す模式図である。図4はコリメータリーフの構成を示す斜視図である。図5はX線照射野の大きさに対する、X線管が傾く傾斜角度を示した模式図である。
X線診断装置の全体の構成について図1を用いて説明する。図1に示すように、X線診断装置は、被検体(患者)MにX線を照射するX線管1と、X線管1からから出力されたX線を、開口部K(図3参照)の大きさを可変させることで絞るコリメータ2と、X線管1から出力され、コリメータ2で絞られたX線を検出するX線検出器3と、被検体Mを載置する天板5と、天板5を駆動させる天板駆動部7と、X線検出器3で検出し、A/D変換器13でデジタル信号に変換されたX線検出信号に基づいて、画像処理を行う画像処理部15と、X線診断に関する種々の制御を行う制御部17と、制御部17からの制御に基づいてX線管1の制御を行う照射制御部19と、指示が可能な指示部21と、X線画像などを表示する表示部23、種々のプログラムやデータを記憶する記憶部24、X線診断に必要な入力を行うことが可能なキーボードやマウスなどの入力装置からなる入力部27などを備える。このX線診断装置は、X線撮影(透視)を行うものである。
X線管1は、図2に示すように、熱電子を発生させるフィラメント(陰極)31、このフィラメント31から発生した熱電子が衝突してX線を出力させるターゲット(陽極)33などを備えている。フィラメント31とターゲット33とは対向して配置され、ターゲット33の端部でフィラメント31に対向した面は傾斜された傾斜面となっており、熱電子は傾斜面に衝突し、X線焦点XSからX線として出力される。なお、上述したX線管1は、本発明におけるX線出力手段に相当する。
コリメータ2は、図3に示すように、X線管1が傾けられた状態でも接触しない位置に固定されるように取り付けられている。また、このコリメータ2には、X線を絞るコリメータリーフ35が備えられている。コリメータリーフ35は、図4に示すように、X方向のX線の幅を絞るX方向コリメータリーフ37とY方向のX線の幅を絞るY方向コリメータリーフ39とで構成されている。さらに、X方向コリメータリーフ37は、2個のリーフ37a,37bで構成され、各リーフは、X方向に同期して開閉されるように構成されている。また、Y方向コリメータリーフ39においても、2個のリーフ39a,39bで構成され、各リーフは、Y方向に同期して開閉されるように構成されている。これらリーフ37a,37b,39a,39bは、鉛などのX線遮蔽部材で構成されており、X線管1内のX線焦点XSから照射されたX線は、各リーフ37a,37b,39a,39bによって遮蔽されることにより絞られる。そして、X方向コリメータリーフ37とY方向コリメータリーフ39とによって形成された開口部Kを通過したX線が被検体Mに照射される。つまり、この開口部Kの大きさを変えることによりX線検出器3に照射されるX線の視野サイズであるX線照射野を調整することができる。なお、図4中に示された斜線部は、X線管1のX線焦点XSから照射されたX線がX線検出器3において照射される範囲であるX線照射野を示すものである。なお、上述したコリメータ2は、本発明におけるX線絞り手段に相当する。
X線検出器3は、このX線検出器3に入射したX線を検出し、この入射したX線の強度に応じた大きさのX線検出信号に変換して、このX線検出信号を処理するA/D変換器13に出力するものである。例えば、X線検出器3は、この17インチ角の直接変換方式のフラットパネルディテクタ(FPD)が用いられる。このFPDは、X線検出素子が検出面に縦横に配列された構成になっており、この一つのX線検出素子が配置された領域が一つの検出領域となる。X線検出素子は、X線検出面に縦2880×横2880のマトリックスで縦横に配列されているものである。なお、上述した、X線検出器3は、本発明におけるX線検出手段に相当する。
記憶部24は、RAMやROMなどのメモリであり、傾斜記憶部25、開口記憶部26などを設けている。傾斜記憶部25は、X線検出器3で検出することが可能な複数のX線照射野の大きさに対して、X線管1が傾く複数の角度、を対応付けて記憶する。開口記憶部26は、X線検出器3で検出することが可能な複数のX線照射野の大きさに対して、コリメータ2で可変する複数の開口部Kの大きさを対応付けて記憶する。ここで、X線検出器3で検出する複数のX線照射野の大きさとしては、例えば、図5に示すような、X線照射野が小さい範囲である9インチ角(23cm×23cmの範囲)からX線照射野が大きい範囲である17インチ角(43cm×43cmの範囲)までの、1インチ毎のX線照射野の大きさがある。
また、X線検出器3で検出する1インチ毎のX線照射野の大きさに対する、X線管1が傾く複数の角度としては、ターゲット33の傾斜した面に沿った方向から出力されたX線が、X線検出器3で検出する大きさにおけるX線照射野の一方の端部に照射され、かつ、X線照射野の他方の端部には、ターゲット33の傾斜した面に沿った方向から所定の角度に出力されたX線が照射される角度であり、予め実験などの測定結果に基づいて最適な値を求めたものである。例えば、図5に示されるようなものである。具体的には、図5はX線照射野の大きさに対する、X線管1が傾く傾斜角度を示した模式図であり、X線照射野が小さい範囲である9インチ角の場合には、0°、つまり傾いていない状態であり、X線検出器3と、X線管1およびコリメータ2と、が平行な状態である。また、X線照射野が大きい範囲である17インチ角の場合には、2°X線管1とコリメータ2とが同じく共に傾くようにするものである。
また、X線検出器3で検出する1インチ毎のX線照射野の大きさに対する、コリメータ2で可変する複数の開口部Kの大きさは、図3を用いて以下に説明する。まず、図3に示されている符号について説明する。X線管1(X線管焦点XS)とコリメータ2(コリメータリーフ35)との距離をDccとし、コリメータリーフ35とX線検出器3との距離をDcdとし、コリメータリーフ35の開口部K(図4参照)の幅をDcとし、X線検出器3でのX線照射野の幅をDdとしている。ここで、X線管1とX線検出器3との間の距離はDcc+Dcdとなる。また、図3に示すようにDcとDdとは、同じ方向(ここではX方向)の幅を示すものである。
これらDcc,Dcd,Dc,Ddとの関係は、図3において、X線焦点XSを頂点とし底辺をDc、高さをDccとする三角形T1と、X線焦点XSを頂点とし底辺をDd、高さを(Dcc+Dcd)とする三角形T2とで表される。これら三角形T1と三角形T2とは相似であることから、三角形T1の高さであるDccと三角形T2の高さである(Dcc+Dcd)との比は、
Dcc:(Dcc+Dcd)=Dc:Ddとして示すことができる。
Dc=DccDd/(Dcc+Dcd)・・・(1)
となり、Dcc,Dcd,Ddは既知の値であることから(1)式によりDcを求めることができる。このDcの値をX線検出器3で検出する1インチ毎のX線照射野の大きさ(Dd)に対する、コリメータ2で可変する複数の開口部Kの大きさとする。なお、上述した、記憶部25は、本発明における記憶手段に相当する。
指示部21は、X線検出器3で検出する複数のX線照射野の大きさについて、いずれか一つのX線照射野の大きさを指示することが可能な構成となっている。ここでは、図5に示したX線照射野のうちのいずれか一つを指示することができるものであり、例えば、指示部21は、タッチパネルなど外部から入力可能なモニタ(図示省略)であり、複数のX線照射野を指示するための画面が表示され、術者(X線撮影技師など)が手で触れることにより、指示する操作が可能なものである。なお、上述した指示部21は、本発明における指示手段に相当する。
また、図1に示すように、制御部17には、絞り制御部41と傾斜制御部43とが備えられている。絞り制御部41は、指示部21でいずれか一つのX線照射野の大きさが指示されたことに基づいて、開口記憶部26に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた、コリメータ2の開口部Kの大きさになるように制御を行うものである。具体的には、絞り制御部41は、コリメータリーフ35のX方向コリメータリーフ37とY方向コリメータリーフ39との開閉駆動を行うコリメータリーフ駆動モータ45を制御することにより、これらX方向コリメータリーフ37とY方向コリメータリーフ39とによって形成された開口部Kの大きさを変化させる構成となっている。
また、傾斜制御部43は、指示部21でいずれか一つのX線照射野の大きさが指示されたことに基づいて、記憶部25に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた、X線管1を、X線管1のターゲット33のX線焦点XSを基準として傾くように、傾斜駆動モータ47を駆動制御するものである。具体的には、傾斜制御部43は、傾斜駆動モータ47の駆動を制御するものであり、この傾斜駆動モータ47からの動力をX線管1に歯車を介して伝達し、これらX線管1とコリメータ2とを傾斜させる構成となっている。なお、上述した絞り制御部41は、本発明における絞り制御手段に相当し、上述した傾斜制御部43は、本発明における傾斜制御手段に相当し、上述した傾斜駆動モータ47は、本発明における傾斜駆動手段に相当する。
また、X線管1とコリメータ2とX線検出器3は、保持装置により保持されている。例えば、保持装置は、支持基台に配設されたC型アーム移動機構が設けられている。このC型アーム移動機構のC型アーム両端の一方にはX線管18とコリメータ2、他方にはX線検出器9が取り付けられ、それぞれが対向している状態となっている。また、C型アームがアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってC型アームが移動するスライド移動、ないし、C型アーム水平に横切る水平線を回転中心としてC型アームが回転する水平周回回転をさせられる構成とされている。その結果、C型アーム移動機構によるC型アームのスライド移動や水平周回回転に伴ってX線管1とX線検出器3が被検体Mの周りを移動しながら、X線管1から被検体MにX線を照射すると共に、X線照射に伴ってX線検出器3から出力されるX線検出信号にしたがってX線画像を取得することができる。
次に、X線照射野の大きさに対して可変させる、X線管1およびコリメータ2の動作について説明する。まず、術者(X線撮影技師など)は、入力部27でのキーボードやマウスなどの入力装置の操作により、このX線照射野の大きさに対応した、X線管1が傾く複数の角度を入力する。例えば、入力部27には、図5のような内容を示す画面が表示され、この表示でのX線照射野[インチ]の欄には、X線診断装置で指示できるX線照射野として、9から17までの1インチ毎の値が表示される。次に、このX線照射野に対応した、X線管1の傾き角度をキーボードやマウスなどにより、X線照射野が「9」の場合には、「傾斜角度」の欄に「0」を入力し、X線照射野が「17」の場合には、「傾き角度」の欄に「2」を入力する。
さらに、入力部27で、X線照射野の大きさに対応したX線管1の傾き角度の入力がされると、この入力に基づいて、制御部17で処理がされ、傾斜記憶部25にX線照射野の大きさに対応したX線管1の傾き角度が記憶される。
また、X線照射野の大きさに対応した、コリメータ2で可変する複数の開口部Kの大きさは、予め計算により求められるものであり、この結果は、開口記憶部26に記憶されている。具体的には、上述した(1)式であるDc=DccDd/(Dcc+Dcd)に基づいて、X線検出器3で検出する1インチ毎のX線照射野の大きさに対する、コリメータ2で可変する複数の開口部Kの大きさが計算される。ここで、X線管1(X線管焦点XS)とコリメータ2(コリメータリーフ35)との距離Dccは、構造上予め決まっている一定の値であり開口記憶部26に記憶されており、また、コリメータリーフ35とX線検出器3との距離をDcdは、診断内容により可変するものであるが、診断前に、手動でDcdの値を測定し入力部27により入力または自動でDcdの値を測定する装置が備えられており、これら測定されたDcdの値は、開口記憶部26に記憶されている。また、X線検出器3でのX線照射野の幅Ddは、例えば、9インチ(23cm)から17インチ(43cm)までの、1インチ毎のX線照射野の大きさであり、ここでは、9つのX線照射野の大きさが設定されている。したがって、Dcc,Dcd,Ddは既知の値であり、制御部17は開口記憶部26に記憶されているDccとDcdとの値を読み出して、9つのX線照射野の大きさ毎に(1)式に基づいて、コリメータリーフ35の開口部Kの幅Dcを計算し、この結果を、X線照射野の大きさに対応付けられた、コリメータ2の開口部Kの大きさとして開口記憶部26に記憶させる。
また、X線撮影(透視)を行う前に、術者は、必要な被検体MのX線撮影範囲(X線照射野)のX線画像を得るために、X線照射野を指示部21により指示する。ここで、指示部21のモニタ(タッチパネル)には、複数のX線照射野を指示するための「X線照射野9インチ」から「X線照射野 17インチ」までの1インチ毎の9つの値が表示されており、術者は、これらのうちのいずれか一つのX線照射野を触れることにより指示する。例えば、X線照射野が小さい、9インチを指示する場合には、「X線照射野 9インチ」を指示し、X線照射野が大きい、17インチを指示する場合には、「X線照射野 17インチ」を指示する。
さらに、指示部21で所定のX線照射野が指示されると、この指示に基づいて、制御部17の絞り制御部41は、開口記憶部26に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた、コリメータ2の開口部Kの大きさを読み出し、さらに絞り制御部41は、読み出されたコリメータ2の開口部Kの大きさとなるように、コリメータリーフ駆動モータ45を制御する。この制御に基づいてコリメータリーフ駆動部17は、コリメータリーフ35を駆動し、開口記憶部26に記憶された開口部Kの大きさになる。
また、傾斜制御部43は、指示部21で所定のX線照射野が指示されると、傾斜記憶部25に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた、X線管1が傾く角度を読み出し、この角度に傾くように傾斜駆動モータ47を制御する。この制御に基づいて傾斜駆動モータ47により歯車を回転させ、傾斜記憶部25に記憶されたX線管1が傾く。
次に、X線照射野が指示された後、X線管1から出力されたX線が、コリメータ2のコリメータリーフ35の開口部Kで絞られて、X線検出器3で検出されることについて図1〜図2を用いて説明する。まず、図1に示すように、入力部27からX線撮影(透視)を行うための操作が行われると、制御部17は照射制御部19を制御する。さらに、照射制御部19はX線管1を制御する。さらに、図2に示すようにX線管1のフィラメント31から熱電子が出力され、ターゲット33に衝突し、X線焦点XSからX線として出力される。
また、図2における実線で描かれたX線管1は、X線検出器3に対して傾けた状態を示すものであり、他方の2点鎖線で描かれたX線管1は、X線検出器3に対して傾けていない状態を示すものである。まず、実線で描かれたX線管1がX線検出器に対して傾いた(2°)状態を説明する。この状態は、指示部21でX線照射野が大きい(17インチ)ことが指示された場合のX線撮影における、コリメータ2のコリメータリーフ35の状態であり、X線照射野が小さい(9インチ)場合より大きいコリメータ2の開口部Kにより絞られてX線検出器3側に出力される。具体的には、X線管1から出力されるX線は、図2に示すX線方向aからeの範囲に出力されるものである。さらに、X線はコリメータ2のコリメータリーフ35によりX線方向aからdの範囲に絞られて出力される。また、X線検出器3は、X線方向aからdの範囲のX線が検出される。ここで、X線方向aからbのX線強度の強い範囲のX線が検出され、画質が低下することを低減させたX線画像を得ることになる。
次に、指示部21でX線照射野が小さい(9インチ)ことが指示されたことに基づいて、傾斜制御部43は、X線管1をX線管1のターゲット33のX線焦点XSを基準として、2°の傾きから0°(傾いていない状態)に動くように傾斜駆動モータ47が制御され、図2の2点鎖線で描かれた状態となる。また、絞り制御部41により、コリメータリーフ駆動モータ45の駆動が制御され、コリメータリーフ35により形成された開口部Kが絞られ、X線管1から出力されたX線がX線検出器3側に出力される状態となる。具体的には、X線管1から出力されるX線は、コリメータ2によりX線方向aからcの範囲に絞られて出力される(図6参照)。また、X線検出器3は、X線方向aからcの範囲のX線が検出される。ここで、X線方向aからbのX線強度の強い範囲のX線が検出され、画質が低下することを低減させたX線画像を得ることになる。
上述したようにX線診断装置によれば、傾斜制御部43は、指示部21でX線照射野が大きいことが指示されたことに基づいて、傾斜記憶部25に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野が大きい(17インチ角)ことに対応付けられた角度(2°)に、X線管1が傾くように傾斜駆動モータ47の駆動を制御する。したがって、X線管1からX線が出力されると、X線検出器3で検出するX線照射野が大きい(17インチ角)場合での検出を行うことができる。また、傾斜制御部43は、指示部21でX線照射野が小さいことが指示されたことに基づいて、傾斜記憶部25に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野が小さい(9インチ角)に対応付けられた角度(0°)に、X線管1が傾くように傾斜駆動モータ47の駆動を制御する。したがって、X線管1からX線が出力されると、X線検出器3で検出するX線照射野が小さい(9インチ角)大きさでの検出を行うことができる。したがって、複雑な構成を必要とせず、X線照射野が大きい場合でもX線撮影を行うことができ、X線照射野が小さい場合のX線撮影では、X線照射野が大きい場合に必要なX線強度が低いX線を用いてX線撮影を行うことがなく、画質が低下することを低減させることができる。
また、X線管1は、フィラメント31と、ターゲット33により構成され、フィラメント31は、熱電子を発生させ、ターゲット33は、端部にフィラメント31で発生した熱電子が衝突する傾斜した面を設け、この傾斜した面に熱電子が衝突することで、端部より前方向で、かつ傾斜した面に沿った方向から所定の角度の範囲に、X線を出力させる。ここで、傾斜記憶部25に記憶されるX線管1が傾く複数の角度は、ターゲット33の傾斜した面に沿った方向から出力されたX線が、X線検出器3で検出する大きさにおけるX線照射野の一方の端部に照射され、かつ、X線照射野の他方の端部には、ターゲット33の傾斜した面に沿った方向から所定の角度に出力されたX線が照射される角度である。つまり、X線管1は、X線照射野の大きさが変化した場合でも、常にターゲット33の傾斜した面に沿った方向から出力されたX線をX線照射野の一方の端部に照射し、かつ、X線照射野の他方の端部には、ターゲットの傾斜した面に沿った方向から所定の角度に出力されたX線が照射される。したがって、常にターゲット33の傾斜した面に沿った方向から出力されたX線強度が強いX線を用いて撮影を行うことができ、画質が低下することを低減させることができる。
また、開口記憶部26に、絞り制御部41は、指示部21でX線照射野が大きい(17インチ角)ことを示す指示がされたことに基づいて、開口記憶部26に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野が大きい(17インチ角)ことに対応付けられた、コリメータ2の開口部Kの大きさになるように可変する制御を行う。したがって、X線管1からX線が出力されると、コリメータ2の開口部KによりX線照射野が大きい(17インチ角)場合に合わせてX線が絞られ、X線検出器3で検出するX線照射野が大きい(17インチ角)場合での検出を行うことができる。また、絞り制御部41は、指示部21でX線照射野が小さい(9インチ角)指示がされたことに基づいて、開口記憶部26に記憶されている当該指示部21で指示されたX線照射野が小さいこと(9インチ角)に対応付けられた、コリメータ2の開口部Kの大きさとなるように可変する制御を行う。したがって、X線管1からX線が出力されると、コリメータ2の開口部KによりX線照射野が小さい場合に合わせてX線が絞られ、X線検出器3でX線照射野が小さい場合での検出を行うことができる。つまり、X線検出器3で検出するX線照射野が大きい場合、X線照射野が小さい場合の何れの場合でのX線撮影においても、X線照射野以外の範囲にX線を照射させることがなく、X線検出器3からのX線以外の焦点外X線や散乱線など2次的な照射がされることを防ぐことができ、その結果、画質が低下することを低減させ、また、被検体に不要なX線を照射させることを低減させることができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例において、X線照射野の大きさを9インチ角から17インチ角までの範囲で、1インチ毎のX線照射野の大きさがあるとして説明したが、X線照射野の大きさの範囲を、これ以外の大きさの範囲としてもよく、また、1インチ毎以外の大きさとしてもよい。
(2)上述した実施例において、X線検出器3は、直接変換方式のフラットパネルディテクタ(FPD)として説明したが、間接変換方式のフラットパネルディテクタでX線を検出するようにしてもよく、また、I.I.(イメージインテンシファイア)管などにより検出するようにしてもよい。
X線診断装置の全体構成を示すブロック図である。 X線検出器に対して、X線管を傾けた状態と傾けていない状態とを示す模式図である。 X線管とコリメータとX線検出器との関係を示す模式図である。 コリメータリーフの構成を示す斜視図である。 X線照射野の大きさに対する、X線管が傾く傾斜角度を示した模式図である。 従来における、X線検出器に対して、X線管を傾けていない状態を示す模式図である。 従来における、X線検出器に対して、X線管を傾けた状態を示す模式図である。
符号の説明
1 …X線管(X線出力手段)
2 …コリメータ(X線絞り手段)
3 …X線検出器(X線検出手段)
21…指示部(指示手段)
25…傾斜記憶部(傾斜記憶手段)
26…開口記憶部(開口記憶手段)
31…フィラメント
33…ターゲット
41…絞り制御部(絞り制御手段)
43…傾斜制御部(傾斜制御手段)
47…傾斜駆動モータ(傾斜駆動手段)
K …開口部

Claims (3)

  1. (A)X線を出力するX線出力手段と、(B)前記X線出力手段から出力されたX線を検出するX線検出手段と、(C)前記X線出力手段を傾ける駆動を行う傾斜駆動手段と、(D)前記傾斜駆動手段の駆動の制御を行う傾斜制御手段と、(E)前記X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさに対して、前記X線出力手段が傾く複数の角度、を対応付けて記憶する傾斜記憶手段と、(F)前記X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさについて、いずれか一つのX線照射野の大きさを指示する指示手段と、を備え、(G)前記傾斜制御手段は、前記指示手段でいずれか一つのX線照射野の大きさが指示されたことに基づいて、前記傾斜記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた角度に、前記X線出力手段が傾くように前記傾斜駆動手段の駆動を制御することを特徴とするX線診断装置。
  2. 請求項1に記載のX線診断装置において、前記X線出力手段は、熱電子を発生させるフィラメントと、端部に前記フィラメントで発生した熱電子が衝突する傾斜した面を設け、この傾斜した面に熱電子が衝突することで、端部より前方向で、かつ傾斜した面に沿った方向から所定の角度の範囲に、X線を出力させるターゲットと、を備え、前記傾斜記憶手段に記憶される前記X線出力手段が傾く複数の角度は、前記ターゲットの傾斜した面に沿った方向から出力されたX線が、X線照射野の一方の端部に照射される角度であることを特徴とするX線診断装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のX線診断装置において、前記X線出力手段から出力されたX線を、開口部の大きさを可変させることで絞るX線絞り手段と、前記X線絞り手段の開口部の大きさを変化させる制御を行う絞り制御手段と、前記X線検出手段で検出する複数のX線照射野の大きさに対して、前記X線絞り手段で可変する複数の開口部の大きさを対応付けて記憶する開口記憶手段と、を備え、前記絞り制御手段は、前記指示手段でいずれか一つのX線照射野の大きさが指示されたことに基づいて、前記開口記憶手段に記憶されている当該指示手段で指示されたX線照射野の大きさに対応付けられた、前記X線絞り手段の開口部の大きさになるように可変する制御を行うことを特徴とするX線診断装置。
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