JP3326922B2 - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JP3326922B2
JP3326922B2 JP28747893A JP28747893A JP3326922B2 JP 3326922 B2 JP3326922 B2 JP 3326922B2 JP 28747893 A JP28747893 A JP 28747893A JP 28747893 A JP28747893 A JP 28747893A JP 3326922 B2 JP3326922 B2 JP 3326922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体の斜入方向か
らX線を照射してX線撮影(斜入角撮影)やX線透視
(斜入角透視)を行う機能を備えたX線診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のX線診断装置は、図17
に示すように、X線管1と、速写撮影装置2、イメージ
インテンシファイア装置(以下、「I.I装置」とい
う)3とが、天板4に仰臥された被検体Mを挟んで配置
され構成されている。速写撮影装置2は、例えば、カセ
ッテレス速写撮影装置で構成され、各種のサイズのフィ
ルムがフィルムマガジン2aに収納されており、撮影時
に所定のフィルムFが撮影位置(点線で示すフィルムF
が配置されている位置)に搬送されセットされる。ま
た、I.I装置3にはテレビカメラ5が接続され、I.
I装置3で可視光に倍増変換されたX線透視像がテレビ
カメラ5で撮影され、図示しないモニタに表示される。
【0003】X線管1は支柱6に支持されている。支柱
6は撮影位置のフィルムF上を紙面に垂直方向に延びる
軸(回動中心軸)CPを中心として揺動自在に構成され
ている。この支柱6の揺動動作によって、X線管1は、
被検体Mの体軸Jに直交する軸に平行な軸(紙面に垂直
な軸:CP)周りに回動され、被検体Mに斜入方向から
X線が照射できるようになっている。
【0004】また、X線管1の下方にはコリメータ7が
配置され、コリメータ7内のX線絞りリーフ8によって
被検体Mに照射されるX線が絞られている。この絞り量
は、例えば、X線撮影時において、X線管1が被検体M
の垂直上方にある状態で、撮影位置のフィルムFの有効
視野内にX線が照射されるように調整されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。例えば、X線撮影時において、X線管1が回動さ
れ、被検体Mに斜入方向からX線が照射されるとき、フ
ィルムの有効視野内に入射しないX線が照射され、その
ような不要なX線が被検体Mに照射されるという問題が
ある。これを、図18(a)を参照して説明する。
【0006】図18(a)は、X線管1内のX線焦点X
Sから撮影位置のフィルムFにX線が照射される状態を
簡略化して描いたものである。X線絞りリーフ8は、X
線管1がフィルムF面に垂直(被検体の垂直上方)にあ
る状態で、フィルムFの有効視野内にX線を照射するよ
うにX線絞り量が調整されている。図に示すように、X
線管1がフィルムF面に垂直にある状態では、照射され
るX線XRは、フィルムFの有効視野内に入射される。
しかし、X線管1が回転された状態では、照射されたX
線XRはフィルムFの左右に拡がり、照射されるX線の
一部は、フィルムFの有効視野内に入射されない。すな
わち、X線管1を回転させた状態でX線撮影(斜入角撮
影)を行なう場合、X線撮影には不要なX線(BX領域
に照射されるX線)が被検体Mに照射され、被検体への
X線曝射線量が不必要に増加するという問題がある。
【0007】また、図18(b)に示すように、X線管
1を回転させた状態でX線透視(斜入角透視)を行なう
場合においても、I.I装置3のX線検出面の有効視野
IX内に入射しないX線が被検体Mに照射されるとい
う、上述と同様の問題が発生する。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、斜入角撮影や斜入角透視の際にも、
X線撮影やX線透視に不要なX線を被検体に照射しない
X線診断装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1記載の発明は、被検体が仰臥される天板
と、X線管と、前記天板上に仰臥された被検体を透過し
た透過X線をフィルムに撮影するX線撮影手段または/
および前記透過X線を検出しX線透視像を得るX線透視
手段とを備え、かつ、前記X線管を前記被検体の体軸に
直交する軸に平行な所定の軸(回動中心軸)周りに回動
自在に構成して、前記天板上に仰臥された被検体およ
び、前記X線撮影手段のフィルム面または/および前記
X線透視手段のX線検出面に対して斜入方向からX線を
照射可能に構成されたX線診断装置において、前記X線
管から照射されるX線を絞るX線絞り手段と、前記X線
絞り手段によるX線の絞り量を調整するX線絞り調整手
段と、前記X線管の回動時の回転角度情報を取り込む角
度情報取込み手段と、前記角度情報取込み手段で取り込
まれた回転角度情報に基づき、前記X線管から照射され
るX線を、前記フィルム面の有効視野内または前記X線
透視手段のX線検出面の有効視野内に略入射させるのに
必要な前記X線絞りの調整量を求めるX線絞り調整量特
定手段と、前記X線絞り調整量特定手段で求められた調
整量に基づき、前記X線絞り調整手段を駆動制御するX
線絞り制御手段とを備え、かつ、前記X線撮影手段また
は/および前記X線透視手段を前記被検体の体軸と平行
な方向に水平移動自在に構成し、X線を斜入方向から照
射して撮影する際に、前記X線撮影手段または/および
前記X線透視手段の有効視野の一端部が、照射されるX
線の一端部に一致するように、前記X線撮影手段または
/および前記X線透視手段を水平移動させ、さらに、前
記X線撮影手段または/および前記X線透視手段の有効
視野の他端部において、前記有効視野に入射しないX線
を前記X線絞り手段で絞るように調整することを特徴と
する。
【0010】また、請求項2記載の発明は、被検体が仰
臥される天板と、X線管と、前記天板上に仰臥された被
検体を透過した透過X線をフィルムに撮影するX線撮影
手段または/および前記透過X線を検出しX線透視像を
得るX線透視手段とを備え、かつ、前記X線管を前記被
検体の体軸に直交する軸に平行な所定の軸(回動中心
軸)周りに回動自在に構成して、前記天板上に仰臥され
た被検体および、前記X線撮影手段のフィルム面または
/および前記X線透視手段のX線検出面に対して斜入方
向からX線を照射可能に構成されたX線診断装置におい
て、前記X線管から照射されるX線を絞るX線絞り手段
と、前記X線絞り手段によるX線の絞り量を調整するX
線絞り調整手段と、前記X線管の回動時の回転角度情報
を取り込む角度情報取込み手段と、前記角度情報取込み
手段で取り込まれた回転角度情報に基づき、前記X線管
から照射されるX線を、前記フィルム面の有効視野内ま
たは前記X線透視手段のX線検出面の有効視野内に略入
射させるのに必要な前記X線絞りの調整量を求めるX線
絞り調整量特定手段と、前記X線絞り調整量特定手段で
求められた調整量に基づき、前記X線絞り調整手段を駆
動制御するX線絞り制御手段とを備え、かつ、前記X線
撮影手段または/および前記X線透視手段を前記被検体
の体軸と平行な方向に水平移動自在に構成し、X線を斜
入方向から照射して撮影する際に、前記X線絞り手段に
よるX線絞り量が両端部で同じ調整量になるように、前
記X線撮影手段または/および前記X線透視手段を水平
移動させ、さらに、前記X線撮影手段または/および前
記X線透視手段の有効視野の両端側でそれぞれ入射しな
いX線を、前記X線絞り手段の両端部のX線絞り量をそ
れぞれ同じ量だけ同期させて調整することにより絞るこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。角度情報
取込み手段は、X線管の被検体の体軸に直交する軸に平
行な回動中心軸周りへの回動時の回転角度情報を取り込
む。X線絞り調整量特定手段は、角度情報取込み手段で
取り込まれた回転角度情報に基づき、X線管から照射さ
れるX線を、フィルム面の有効視野内(X線撮影時)、
または、X線透視手段のX線検出面の有効視野内(X線
透視時)に略入射させるのに必要なX線絞りの調整量を
求める。X線絞り制御手段は、X線絞り調整量特定手段
で求められた調整量に基づき、X線絞り調整手段を駆動
制御して、X線絞り手段による照射X線の絞り量を調整
する。
【0012】これにより、斜入角撮影においては、フィ
ルム面の有効視野内に入射しないX線はX線絞り手段で
ほとんど、または、全て絞られるので、X線撮影に不要
なX線が被検体に照射されるのが防止できる。また、斜
入角透視時においても、同様にX線透視手段のX線検出
面の有効視野内に入射しない、X線透視に不要なX線が
被検体に照射されるのが防止できる。
【0013】特に、請求項1記載の発明は、X線を斜入
方向から照射して撮影する際に、前記X線撮影手段また
は/および前記X線透視手段の有効視野の一端部が、照
射されるX線の一端部に一致するように、前記X線撮影
手段または/および前記X線透視手段が水平移動し、さ
らに、前記X線撮影手段または/および前記X線透視手
段の有効視野の他端部において、前記有効視野に入射し
ないX線が前記X線絞り手段で絞られる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、X線を斜
入方向から照射して撮影する際に、前記X線絞り手段に
よるX線絞り量が両端部で同じ調整量になるように、前
記X線撮影手段または/および前記X線透視手段が水平
移動し、さらに、前記X線撮影手段または/および前記
X線透視手段の有効視野の両端側でそれぞれ入射しない
X線が、前記X線絞り手段の両端部のX線絞り量をそれ
ぞれ同じ量だけ同期させて調整することにより絞られ
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。 (第1参考例) 図1(a)は、この発明の第1参考例に係るX線診断装
置の概略構成を示す正面図であり、図1(b)は、その
側面図である。この第1参考例、および以下の各実施例
および参考例では、フィルムへのX線撮影とX線透視と
が行えるX線透視撮影装置を例に採り説明するが、X線
撮影のみが行えるX線撮影装置やX線透視のみが行える
X線透視装置にも同様に適用することが可能である。
【0016】図に示すように、この第1参考例装置は、
X線管1と、速写撮影装置2、I.I装置3とが、天板
4に仰臥された被検体Mを挟んで配置され構成されてい
る。X線撮影手段としての速写撮影装置2は、例えば、
カセッテレス速写撮影装置で構成され、各種のサイズの
フィルムがフィルムマガジン2aに収納されており、撮
影時に所定のフィルムFが撮影位置(点線で示すフィル
ムFが配置されている位置)に搬送されセットされる。
【0017】また、I.I装置3にはテレビカメラ5が
接続され、I.I装置3で可視光に倍増変換されたX線
透視像がテレビカメラ5で撮影され、図示しないモニタ
に表示される。これらI.I装置3、テレビカメラ5等
は、この発明におけるX線透視手段に相当する。
【0018】これら速写撮影装置2、I.I装置3、天
板4は、扇形ラック10とともに、主枠11に固定支持
されている。また、扇形ラック10には回動軸12が固
設されている。扇形ラック10は、この回動軸12の中
心が、速写撮影装置2の撮影位置にセットされたフィル
ムFを通る軸CPと一致するように主枠11に支持さて
いる。
【0019】また、X線管1を支持する支柱6は、回動
軸12に回動自在に嵌め付けられ、扇形ラック10に噛
合するピニオン13が、支柱6から導出されている。こ
のピニオン13は、支柱6内に備えられたモータ14の
回転が減速器15を介して伝動され、正逆方向に回転さ
れる構成である。
【0020】モータ14を正逆方向に回転することによ
り、ピニオン13は扇形ラック10に噛合しながら、支
柱6を軸CPを中心として左右に揺動させる。これによ
り、支柱6に支持されたX線管1は、被検体Mの体軸J
に直交する軸に平行な軸(紙面に垂直な軸:CP)周り
に回動され、被検体Mに斜入方向からX線が照射できる
ようになっている。
【0021】X線管1の回転角度は、操作者により設定
装置16から設定される。設定された回転角度は、回転
数特定部17に与えられる。回転数特定部17では、回
転角度に応じたモータ14の回転数を特定する。そし
て、回転モータ駆動制御部18が、その回転数でモータ
14を回転するように駆動制御する。
【0022】また、X線管1の下方にはコリメータ7が
配置されている。コリメータ7内には被検体Mに照射さ
れるX線を絞るX線絞り機構20が設けられている。こ
のX線絞り機構20の構成を図2を参照して説明する。
【0023】X線絞り機構20は、図2(a)、(b)
に示すように、X線絞りリーフ21、22、23とで構
成されている。X線絞りリーフ21には、X線が通過す
る開口部21aが設けられている。このX線リーフ21
の側部には、体軸Jと平行なY方向に延びたラック21
bが設けられ、そのラック21bに噛合するピニオン2
1cがコリメータ7に固設されたモータ21dの回転軸
に接続されている。モータ21dの回転により、X線絞
りリーフ21はY方向に移動されるように構成されてい
る。
【0024】また、X線絞りリーフ22も、X線絞りリ
ーフ21と同様の構成で、モータ22dの回転により、
X線絞りリーフ21とは独立してY方向に移動されるよ
うに構成されている。
【0025】さらに、X線絞りリーフ23は、2個のリ
ーフ23a、23bがY方向に同期して移動されるよう
に構成されている。すなわち、プーリ23c、23dに
掛けられたワイヤー23eが各リーフ23a、23bに
Pa、Pbにおいて連結されており、ワイヤー23eが
移動されることにより、各リーフ23a、23bがY方
向に同期して移動される。ワイヤー23eは、モータ2
3fの回転により移動される。
【0026】このように構成し、モータ21d、22
d、23fをそれぞれ独立して駆動することにより、Y
方向のX線絞り量を左右独立して調整することができ
る。例えば、図2(b)、(c)に示すように、X線絞
りリーフ23で、例えば、フィルムに応じた絞り量に調
整し、X線絞りリーフ21でX線のY方向右側の絞り量
を、X線絞りリーフ22でX線のY方向左側の絞り量を
それぞれ調整することが可能となる。なお、図中、XS
は、X線管1内のX線焦点を示す。
【0027】これらモータ21d、22d、23fは後
述するX線絞り制御部により駆動制御される。なお、こ
のX線絞り機構20は、この発明におけるX線絞り手段
に相当し、モータ21d、22d、23fは、この発明
におけるX線絞り量調整手段に相当する。
【0028】ところで、Y方向のX線絞り量を左右独立
して調整するための構成は、上記以外にも、例えば、図
3に示すように構成してもよい。図3のX線絞りリーフ
24は、2個のリーフ24a、24bがそれぞれワイヤ
ー24c、24dとPa、Pb部分で連結され、モータ
24e、24fで絞り量を独立して調整したものであ
る。このように構成し、モータ24e、24fをそれぞ
れ独立して駆動することにより、Y方向のX線絞り量を
左右独立して調整することができる。
【0029】図1に戻り、設定装置16からは、上述し
たように、支柱6を揺動、すなわち、X線管1を被検体
Mの体軸Jに直交する軸に平行な回動中心軸CP周りに
回動される回転角度が、操作者により設定される。この
ように設定された回転角度は、回転角度情報として、X
線絞り調整量特定部31に与えられる。この設定装置1
6は、この発明における角度情報取込み手段に相当す
る。
【0030】なお、この参考例では、X線管1の回転角
度情報を設定装置16からの設定値で取り込むように構
成したが、例えば、X線管1が回転された状態における
回転角度を角度検出器等で検出して取り込むように構成
してもよい。このときの角度検出器としては、例えば、
支柱6を揺動させるモータ14の回転数をロータリーエ
ンコーダで検出し、検出された回転数に、1回転当たり
の揺動角度を掛け合わせて回転角度を求めるように構成
してもよいし、ポテンショメータから取り込むように構
成してもよい。
【0031】なお、設定装置16からは、回転角度以外
にも、装置を駆動するための各種の情報、例えば、撮影
時のフィルムサイズ等の情報も設定され、その情報に基
づき、装置全体が駆動される。
【0032】X線絞り調整量特定部31は、設定装置1
6で設定された回転角度情報に基づき、後述するような
手順で、X線管1から照射されるX線を、フィルム面の
有効視野内(X線撮影時)またはI.I装置3のX線検
出面の有効視野内(X線透視時)に入射させるのに必要
なX線絞り機構20の調整量を求める。このX線絞り調
整量特定部31は、この発明におけるX線絞り調整量特
定手段に相当する。
【0033】そして、X線絞り制御部32では、X線絞
り調整量特定部31で求められた調整量に基づき、X線
絞り機構20のモータ21d、22d、23fの駆動制
御を行なう。このX線絞り制御部32は、この発明にお
けるX線絞り制御手段に相当する。
【0034】次に、上述ような構成を有する第1参考例
装置の動作を説明する。まず、X線撮影時の動作を図4
を参照して説明する。図4は、X線管1内のX線焦点X
Sから撮影位置のフィルムFにX線が照射される状態を
簡略化して描いたものである。
【0035】まず、X線管1がフィルムFに垂直な位置
(回転角度が0°)において、フィルムFの有効視野内
にX線が入射されるように、X線絞り機構20のX線絞
り量が調整される。すなわち、設定装置16から回転角
度(0°)と、撮影に用いられるフィルムFのサイズが
設定されると、その情報に基づき、X線絞り調整量特定
部31では、X線絞りリーフ21、22、23のX線絞
り調整量を求める。このとき、図2(b)に示すよう
に、X線絞りリーフ21、22では、X線の絞りを行な
わない状態に、また、X線絞りリーフ23で、用いられ
るフィルムFの有効視野内にX線が入射されるように、
各X線絞りリーフ21、22、23のモータ21d、2
2d、23fの駆動量を求める。そして、X線絞り制御
部32は、その駆動量で、各モータ21d、22d、2
3fを駆動してX線の絞り量を調整する。図4では、X
線焦点XSから左右にα°開かれた状態に調整されてい
る。なお、撮影に用いられるフィルムFの有効視野のY
方向の長さはaとする。この状態でX線が照射される
と、照射されたX線は全てフィルムFの有効視野内に入
射される。
【0036】次に、X線管1を例えば、右側にθ°回転
させる。このとき、X線焦点XSから左右にα°開かれ
た状態で、X線が照射されると、X線の一部がフィルム
Fに入射しなくなる。そこで、図の点線で示すように、
X線を照射するようにX線絞りリーフ21、22で照射
されるX線を調整する。その手順を以下に説明する。
【0037】すなわち、X線管1の回転角度θ°に基づ
き、X線絞り調整量特定部31では、X線絞りリーフ2
1、22の調整量を例えば、以下のようにして求める。
【0038】まず、図4(a)において、γL は以下の
ようにして求めることができる。 L1 =L2 +a/2 L2 =L・sinθ L3 =L・cosθ βL =arctan(L1 /L3 ) γL =(θ−α)−βL なお、Lは、X線焦点XSと回転中心CP間の長さ(図
1参照)であり、装置の設計時に決まる。また、αは、
上記したようにX線絞りリーフ23の絞り量で決まり、
aは、上記したようにフィルムFの有効視野のY方向の
長さである。従って、γL は、θが決まると一義的に決
まる。
【0039】一方、γR は、以下のようにして求めるこ
とができる。 L4 =L2 −a/2 βR =arctan(L4 /L3 ) ここで、図4(a)のように、照射されるX線の右端
が、フィルムFの有効視野より右にくる場合、すなわ
ち、(θ−α)<βR の場合には、 γR =βR −(θ−α) で求められ、一方、図4(b)のように、(θ’−α)
<βR の場合には、 γR =(θ’−α)−βR で求められる。なお、(θ−α)=βR の場合には、 γR =0 である。従って、このγR は、θが決まると一義的に決
まる。
【0040】上記で求めたγL 、γR に基づき、X線絞
りリーフ21、22の調整量を求める。例えば、図5に
示すように、X線絞りリーフ22の調整量Sは以下のよ
うにしめ求めることができる。 S=S1 −S2 S1 =D・tanα S2 =D・tan(α−γL ) ここで、Dは、X線焦点XSからX線絞りリーフ22ま
での長さであり、装置の設計時に決まる。従って、Sは
既知の値D、αと上記で求めたγL とにより求めること
ができる。なお、X線絞りリーフ21の調整量も同様に
して求めることができる。
【0041】X線絞り調整量特定部31では、回転角度
θに基づき、上述のような手順でX線絞りリーフ21、
22の調整量を求める。なお、図4では、X線管1を右
側に回転させた場合を示しているが、左側に回転させた
場合も同様の手順でX線絞りリーフ21、22の調整量
を求めることができる。また、X線絞り調整量特定部3
1に、回転角度θに対応したX線絞りリーフ21、22
の調整量をテーブルとして記憶しておいてもよい。
【0042】そして、X線絞り制御部32は、X線絞り
調整量特定部31で求められた調整量でX線絞りリーフ
21、22を調整するように、モータ21d、22dを
駆動制御する。
【0043】このようにX線の絞りを制御することによ
り、X線撮影に不要なX線を被検体Mに照射しないよう
にすることができる。なお、斜入角撮影では、X線管1
の回転方向と反対方向において、より多くのX線がフィ
ルムFの有効視野内に入射しないことになる。例えば、
図4では、X線管1を右方向に回転しているので、フィ
ルムFの左側で、より多くのX線がフィルムFの有効視
野内に入射しない。従って、このより多くのX線がフィ
ルムFの有効視野内に入射しない方(図4では左側)の
X線をX線絞り機構20で絞るように構成してもよい。
このように構成しても、充分効果的に、不要なX線の照
射を防止できる。また、特に、図4(b)のような場合
には、フィルムFの右側では、フィルムFの有効視野内
に入射しているので、X線絞りリーフ21によるX線絞
りは特に不要であるが、上記のようにX線絞りリーフ2
1によるX線絞りを調整することにより、フィルムFの
右側においても有効視野全体にX線が照射されるので好
ましい。
【0044】次に、X透視時の動作を図6を参照して説
明する。X線透視時においても、X線管1を回転させて
X線透視(斜入角透視)を行なう場合に、図6に示すよ
うに、X線撮影時と同様にX線透視に不要なX線が被検
体Mに照射されることになる。なお、図6は、図4に準
じて描かれており、図中、符号IXは、I.I装置3の
X線検出面の有効視野を示す。また、このI.I装置3
のX線検出面の有効視野IXは、Y方向にbの長さを有
するものとする。
【0045】この際のX線絞りリーフ21、22の調整
を上述の斜入角撮影時と同様の手順で行なうことができ
る。ずなわち、図6において、γL は以下のようにして
求めることができる。 L1 =L2 −b/2 L2 =L・sinθ L5 =L3 +w L3 =L・cosθ βL =arctan(L1 /L5 ) γL =(θ−α)−βL なお、wは、回転中心CPとI.I装置3のX線検出面
との間の長さであり、装置の設計時に決まる。従って、
θが決まれば、γL が一義的に求まる。
【0046】一方、γR は以下のようにして求めること
ができる。 L4 =L2 −b/2 βR =arctan(L4 /L5 ) γR =(θ−α)−βR 従って、θが決まれば、γR が一義的に求まる。
【0047】これらγL 、γR に基づき、X線絞りリー
フ21、22の調整量を図5に示す手順と同様にして求
めることができる。X線絞り調整量特定部31では、設
定装置16から取り込んだ回転角度に応じて、X線絞り
リーフ21、22の調整量を求め、X線絞り制御部32
が、その調整量に基づき、モータ21d、22dを駆動
制御する。これにより、斜入角透視時おいても、X線透
視に不要なX線を被検体Mに照射しないようにすること
ができる。
【0048】なお、この場合も、斜入角撮影と同様に、
より多くのX線がI.I装置3のX線検出面の有効視野
内に入射しない方(図6では左側)のX線をX線絞り機
構20で絞るように構成してもよい。
【0049】(第1実施例) 次に、この発明の第1実施例装置の構成を説明する。こ
の第1実施例装置は、X線絞り機構の構成を図7に示す
ように構成し、かつ、速写撮影装置2とI.I装置3
(テレビカメラ4を含む)をY方向に移動自在に構成し
たこと以外は上記第1参考例装置と同じ構成である。
【0050】この実施例のX線絞り機構は、図7に示す
ように、第1参考例のX線絞り機構20の内、X線絞り
リーフ22、23のみで構成した。そして、X線管1の
回転角度が0°のときに、フィルムサイズに応じて、照
射されるX線がフィルムの有効視野内に入射するよう
に、X線絞りリーフ23でX線を絞り、また、X線絞り
リーフ22で、Y方向のX線絞り量を左右いずれか一方
のみの調整を行なうように構成した。なお、この実施例
では、X線絞りリーフ22、23で構成されるX線絞り
機構が、この発明におけるX線絞り手段に相当し、モー
タ22d、23fが、この発明におけるX線絞り調整手
段に相当する。
【0051】速写撮影装置2は、図8に示すように、一
端がY方向に延びたネジ軸51に螺合され、その反対側
がガイド軸52に摺動自在に支持されている。そして、
ネジ軸51を回転させるモータ53の回転により、速写
撮影装置2がY方向に移動される。
【0052】また、I.I装置3(テレビカメラ5を含
む)も、X線速写装置2と同様に、一端がY方向に延び
たネジ軸54に螺合され、その反対側がガイド軸55に
摺動自在に支持されている。そして、ネジ軸54を回転
させるモータ56の回転により、I.I装置3等がY方
向に移動される。
【0053】なお、ネジ軸51、54、ガイド軸52、
55、モータ53、56は、(図9では図示を省略して
いる)装置の主枠11に支持されている。
【0054】モータ53、56の駆動制御は、移動量特
定部57で求められた移動量に基づいて、移動制御部5
8が行なうように構成されている。移動量特定部57で
の移動量の特定手順は後述する。
【0055】なお、上記以外の構成で、速写撮影装置2
とI.I装置3等をY方向に移動自在に構成してもよ
い。
【0056】次に、この実施例の動作を斜入角撮影を例
に採り、図9を参照して説明する。この実施例では、斜
入角撮影の場合のフィルムFの有効視野に入射しないX
線を左右のいずれかで調整する。すなわち、X線速写装
置2を左側に移動させて、フィルムFの有効視野の左端
部を、照射されるX線の左端部に一致させ、フィルムF
の有効視野の右側において入射しないX線をX線絞りリ
ーフ22で絞るように調整するか(図9(a))、また
は、それと反対に、X線速写装置2を右側に移動させ
て、フィルムFの有効視野の右端部を、照射されるX線
の右端部に一致させ、フィルムFの有効視野の左側にお
いて入射しないX線をX線絞りリーフ22で絞るように
調整する(図9(b))。
【0057】例えば、図9(a)の場合の速写撮影装置
2の移動量YSは、以下のようにして求めることができ
る。 YS=L6 −L1 L6 =L3 tan(θ+α) ただし、L1 、L3 は、上記第1参考例(図4)と同じ
で、θを変数とした関数であり、L、αは、上記第1参
考例(図4)と同じである。従って、YSは、θが決ま
れば求められる。
【0058】移動量特定部57では、設定装置16から
設定される回転角度(θ)に応じた速写撮影装置2の移
動量を上記のようにして求めることができる。なお、回
転角度に応じた移動量をテーブルとして記憶しておいて
もよい。
【0059】一方、γR は、以下のようにして求めるこ
とができる。 γR =arctan((YS+L4 )/L3 ) ただし、YSは、上記と同様の手順で求められ、L4
は、上記第1参考例(図4)と同じであり、いずれもθ
を変数とした関数である。従って、γR は、θが決まれ
ば求められる。
【0060】X線絞り調整量特定部31では、回転角度
に応じて求められるこのγR に基づき、X線リーフ22
の調整量(X線の右側の絞り量)を求めることができ
る。なお、回転角度に応じたX線リーフ22の調整量を
テーブルとして記憶しておいてもよい。
【0061】また、図9(b)の場合の速写撮影装置2
の移動量YSは、以下のようにして求めることができ
る。 YS=L4 −L9 L9 =L3 tan(θ−α) ただし、L3 、L4 は、θを変数とした関数である。従
って、YSは、θが決まれば求められる。
【0062】一方、γL は、以下のようにして求めるこ
とができる。 βL =arctan((L1 −YS)/L3 ) γL =(θ+α)−βL ただし、YS、L1 は、θを変数とした関数である。従
って、γL は、θが決まれば求められる。
【0063】移動量特定部57では、速写撮影装置2の
移動量YSを移動制御部58に与え、X線絞り調整量特
定部31では、X線リーフ22の調整量をX線絞り制御
部32に与える。移動制御部58では、与えられた移動
量を移動させるためにモータ53を駆動制御し、X線絞
り制御部32は、調整量に基づきモータ22dを駆動制
御する。
【0064】なお、図9(a)のようにX線速写撮影装
置2をY方向左側に移動させるとき、I.I装置3等が
邪魔になるときには、I.I装置3等も、例えばX線速
写装置2の移動量と同じ移動量だけ、Y方向左側に移動
させるように、移動制御部58でモータ56を駆動させ
ればよい。
【0065】また、例えば、図4(b)のような場合
で、フィルムFの右端部と、照射X線の右端部とを合わ
せるときには、以下の移動量YSだけ左側に移動し、ま
た、以下のような調整量に応じた角度γL でX線絞りリ
ーフ22を駆動すればよい。
【0066】 YS=L9 −L4 βL =arctan((L1 +YS)/L3 ) γL =(θ+α)−βL
【0067】これにより、X線撮影に不要なX線を被検
体Mに照射しないようにすることができる。また、X線
絞り機構の構成を第1参考例装置に比べて簡単にするこ
とができる。X線絞り機構は、比較的小さな形状のコリ
メータ7内に設けられるので、その構造は簡単なものが
好ましい。その点からもこの実施例装置では、X線絞り
機構の構成を簡単にできるという効果が得られる。
【0068】なお、X線透視時においても上記X線撮影
と同様に、I.I装置3の左右にいずれかの端部と照射
されるX線の端部を一致させるようにI.I装置3等を
Y方向に移動させ、移動方向と反対側において、X線を
まとめて絞るように制御することにより、X線透視に不
要なX線を被検体Mに照射しないようにすることができ
る。なお、このときのI.I装置3等の移動量やX線絞
りリーフ22の調整量はθが決まれば一義的に決まる。
【0069】(第2実施例) 次に、この発明の第2実施例装置の構成を説明する。こ
の第2実施例装置は、X線絞り機構の構成を図10に示
すように構成したこと以外は上記第1実施例装置と同じ
構成である。
【0070】この実施例のX線絞り機構は、図11に示
すように、上記第1参考例のX線絞り機構20の内、X
線絞りリーフ23のみで構成し、Y方向のX線絞り量を
左右同期させて調整するように構成した。
【0071】次に、この実施例の動作を斜入角撮影を例
に採り、図11を参照して説明する。この実施例では、
斜入角撮影時、X線速写装置2をY方向に所定量移動さ
せ、フィルムFの有効視野に入射しないX線を、X線絞
りリーフ23の左右のリーフ23a、23bによる調整
量を同じにして照射X線を絞るようにした。
【0072】X線絞りリーフ23の左右のリーフ23
a、23bによる調整量を同じにするためには、図11
に示すように、左右のX線絞り調整量に応じた左右の調
整角γL 、γR を同じにしてやればよい。また、左右の
X線絞り調整量に応じた左右の調整角γL 、γR が同じ
になるような移動量YSでX線速写装置2をY方向に移
動させればよい。
【0073】まず、右の調整角γR は以下のように表す
ことができる。 YS=L12−L4 L12=L3 tan(θ−α+γR ) YS=L3 tan(θ−α+γR )−L4 (θ−α+γR )=arctan((YS+L4 )/L3 ) γR =arctan((YS+L4 )/L3 )−θ+α ただし、L3 、L4 は、θの関数であり、L、αは既知
の値(なお、aも既知の値、以下同じ)である。従っ
て、γR は、YSとθを変数とした関数として表すこと
ができる。これを以下に示す。 γR =f(YS,θ) ……… (1)
【0074】一方、左の調整角γL は以下のように表す
ことができる。 YS=L13−L6 L13=L3 tan(θ+α−γL ) YS=L3 tan(θ+α−γL )−L6 (θ+α−γL )=arctan((YS+L6 )/L3 ) γL =−arctan((YS+L6 )/L3 )+θ+α ただし、L6 は、θの関数である。従って、γL は、Y
Sとθを変数とした関数として表すことができる。これ
を以下に示す。 γL =g(YS,θ) ……… (2)
【0075】ここで、γR とγL を同じにするのである
から、(1)、(2)式より f(YS,θ)=g(YS,θ) となり、θが決まれば、YSが一義的に決まる。
【0076】移動量特定部57では、回転角度(θ)に
応じた移動量を上述のようにして求めることができる。
なお、回転角度に応じた移動量をテーブルとして記憶し
ておいてもよい。
【0077】また、上述のようにして求めた移動量YS
を(1)式または(2)式に代入することによりX線絞
りリーフ23の調整角γR (γL も同じ値)が求まる。
従って、このγR (γL )に基づく、X線絞りリーフ2
3の調整量を求めることができる。
【0078】X線絞り調整量特定部31では、回転角度
(θ)に応じたX線絞りリーフ23の調整量を上述のよ
うにして求めることができる。なお、回転角度に応じた
調整量をテーブルとして記憶しておいてもよい。
【0079】移動量特定部57では、速写撮影装置2の
移動量YSを移動制御部58に与え、また、X線絞り調
整量特定部31では、X線絞りリーフ23の調整量をX
線絞り制御部32に与える。
【0080】移動制御部58では、与えられた移動量を
移動させるためにモータ53を駆動制御し、また、I.
I装置3等が邪魔であれば、モータ56も同じ移動量Y
Sで駆動する。X線絞り制御部32では、調整量に基づ
きモータ23fを駆動制御する。
【0081】これにより、X線撮影に不要なX線を被検
体Mに照射しないようにすることができる。また、X線
絞り機構として、第1実施例装置に比べてその構成をよ
り簡単にすることができるという効果も得られる。
【0082】なお、X線透視時においても上記X線撮影
と同様に、左右のX線絞り調整量に応じた左右の調整角
が同じになるようにI.I装置3等をY方向に移動さ
せ、X線絞りリーフ23の左右のリーフ23a、23b
を左右同期させてX線絞りを調整するように制御するこ
とにより、X線透視に不要なX線を被検体Mに照射しな
いようにすることができる。なお、このときの、I.I
装置3等の移動量やX線絞りリーフ23の調整量も、回
転角度が決まれば一義的に求められる。
【0083】(第2参考例) 次に、この発明の第2参考例装置の構成を説明する。こ
の第2参考例装置は、X線絞り機構の構成を図10に示
すように構成し、X線管1の回転中心CPをフィルムF
よりも下方向にずらせられるように構成したこと以外は
上記第1参考例装置と同じ構成である。
【0084】X線管1の回転中心CPをフィルムFより
も下方向にずらせることを可能にするため、この参考例
では、図13に示すように、主枠11に対して、扇形ラ
ック10を垂直方向に移動自在に構成した。
【0085】図13では、扇形ラック10を、主枠11
に回動自在に支持されたネジ軸61に螺合させるととも
に、主枠10に、前記ネジ軸61と平行に支持された図
示しないガイド軸に摺動自在に支持させた。そして、モ
ータ62の回転により、ネジ軸61を回転させ、扇形ラ
ック10を主枠11に対して垂直方向に移動可能とし
た。この扇形ラック10の移動により、回転軸12、支
柱6、X線管1等が垂直方向に移動され、回転中心をフ
ィルムFよりも下方向に、すなわち、CPからCP’に
ずらせることができる。なお、上記以外の構成で、X線
管1の回転中心CPをフィルムFよりも下方向にずらせ
るようにしてもよい。
【0086】モータ62の駆動制御は、移動量特定部6
3により求められた移動量に基づいて、移動制御部64
が行なうように構成されている。移動量特定部63での
移動量の特定手順は後述する。
【0087】次に、この参考例の動作を斜入角撮影を例
に採り、図13を参照して説明する。この参考例では、
斜入角撮影時、回転中心をフィルムFよりも下方向にず
らせ、フィルムFの有効視野に入射しないX線を、X線
絞りリーフ23の左右のリーフ23a、23bによる調
整量を同じにして照射X線を絞るようにした。
【0088】X線絞りリーフ23の左右のリーフ23
a、23bによる調整量を同じにするためには、図13
に示すように、左右のX線絞り調整量に応じた左右の調
整角γL 、γR を同じにしてやればよい。また、左右の
X線絞り調整量に応じた左右の調整角γL 、γR が同じ
になるように、回転中心をフィルムFよりも下方向にず
らせて、X線管1を回転させてやればよい。ただし、回
転中心をずらせてX線管1を回転しているので、フィル
ムFへのX線の入射角をθ、すなわち、上記第1参考
例、第1および第2実施例において、X線管1をθ回転
させてX線照射したのと同じにするには、回転角度を
θ’にしなければならない。
【0089】回転角度(θ)に応じた回転時に回転させ
る角度θ’と、回転中心をずらせる移動量L’と、X線
絞りリーフ23の左右の調整量に応じた調整角γL 、γ
R の算出手順を以下に説明する。
【0090】まず、θ’は以下のように表すことができ
る。 L34=L33sinθ=L・sinθ’ なお、 L33=L32・secθ L32=L31−L’ L31=L・cosθ 従って、θ’は、θとL’を変数とした関数として表す
ことができる。これを以下に示す。 θ’=f(θ,L’) ……… (3)
【0091】一方、右の調整角γR は以下のように表す
ことができる。L34=a/2+L35 L35=L32・tan(θ’−α+γR ) 従って、γR は、θとθ’とL’を変数とした関数とし
て表すことができる。これを以下に示す。 γR =g1 (θ,θ’,L’) ……… (4)
【0092】また、左の調整角γL は以下のように表す
ことができる。 L36=L34+a/2 L36=L32・tan(θ’+α−γL ) 従って、γL は、θとθ’とL’を変数とした関数とし
て表すことができる。これを以下に示す。 γL =g2 (θ,θ’,L’) ……… (5)
【0093】ここで、γR とγL を同じにするのである
から、(4)、(5)式から g1 (θ,θ’,L’)=g2 (θ,θ’,L’) となり、θ’は、θとL’を変数とした関数として表す
ことができる。これを以下に示す。 θ’=g(θ,L’) ……… (6)
【0094】(3)、(6)式とから、 f(θ,L’)=g(θ,L’) となり、θが決まれば、L’が決まる。
【0095】また、上記により求めたL’と(決められ
た)θを(6)式に代入することにより、θ’が求めら
れる。さらに、θとL’とθ’とが決まれば、それらを
(4)式(または(5)式)に代入することにより、γ
R (γL )を求めることができる。
【0096】回転数特定部17では、回転角度(θ)に
応じた角度(θ’)を上述ようにして算出し、それに応
じたモータ14の回転数を特定する。また、移動量特定
部63では、回転角度(θ)に応じた移動量L’を上述
のように特定する。さらに、X線絞り調整量特定部31
では、回転角度(θ)に応じたX線絞りリーフ23の調
整量を上述のように特定する。なお、各特定部17、6
3、31に、回転角度(θ)に応じたモータ14の回転
数、移動量L’、X線絞りリーフ23の調整量をテーブ
ルとして記憶しておいてもよい。
【0097】回転モータ駆動制御部18では、回転数特
定部17から与えられる回転数で、モータ14を駆動す
る。また、移動量制御部64では、移動量特定部63か
ら与えられる移動量L’で、モータ62を駆動する。さ
らに、X線絞り制御部32では、X線絞り調整量特定部
31から与えられるX線絞りリーフ23の調整量でモー
タ23fを駆動する。
【0098】これにより、X線撮影に不要なX線を被検
体Mに照射しないようにすることができる。また、X線
絞り機構として、第1参考例、第1実施例装置に比べて
その構成が簡単にすることができるという効果も得られ
る。
【0099】なお、速写撮影装置2を垂直方向に移動自
在に構成し、図14に示すように、上記の移動量と同じ
移動量L’だけ垂直方向に上昇させてやっても同様に、
X線絞りリーフ23の左右の調整量を同じ(γR =γL
)にすることができる。
【0100】また、X線透視時においても上記X線撮影
と同様に、左右のX線絞り調整量に応じた左右の調整角
が同じになるように回転中心をずらせ、X線絞りリーフ
23の左右のリーフ23a、23bを左右同期させてX
線絞りを調整するように制御することにより、X線透視
に不要なX線を被検体Mに照射しないようにすることが
できる。なお、このときの回転中心をずらせる移動量
L’や回転時の角度θ’、X線絞りリーフ23の調整量
は、回転角度(θ)が決まれば一義的に求められる。
【0101】(第3参考例) 次に、この発明の第3参考例装置の構成を説明する。こ
の第3参考例装置は、X線管1の回転中心CPをフィル
ムFよりも下方向のCP’にずらせて回転させる際、フ
ィルムF上のCPからX線焦点までの長さを一定に保つ
ように構成したこと以外は上記第四実施例装置と同じ構
成である。
【0102】すなわち、この参考例では、図15に示す
ように、X線管1を支柱6に対して垂直方向に移動自在
に構成した。図15では、X線管1を、支柱6に回動自
在に支持されたネジ軸71に螺合させるとともに、支柱
6に、前記ネジ軸71と平行に支持された図示しないガ
イド軸に摺動自在に支持させた。そして、モータ72の
回転により、ネジ軸71を回転させ、X線管1を支柱6
に対して垂直方向に移動可能とした。X線管1の移動に
より、X線管1の回転中心CPをフィルムFよりも下方
向のCP’にずらせて回転させる際、フィルムF上のC
PからX線焦点までの長さを一定の保つことが可能とな
る。なお、上記以外の構成、例えば、支柱6を伸縮自在
に構成して、X線管1の回転中心CPをフィルムFより
も下方向のCP’にずらせて回転させる際、フィルムF
上のCPからX線焦点までの長さを一定の保つようにし
てもよい。
【0103】モータ72の駆動制御は、移動量特定部6
3により求められた移動量に基づいて、X線管移動制御
部74が行なうように構成されている。
【0104】次に、この参考例の動作を斜入角撮影を例
に採り、図16を参照して説明する。この参考例では、
斜入角撮影時、フィルムF上のCPからX線焦点までの
長さを一定に保ちつつ、回転中心をフィルムFよりも下
方向にずらせることにより、フィルムFの有効視野に入
射しないX線を、X線絞りリーフ23の左右のリーフ2
3a、23bによる調整量を同じにして照射X線を絞る
ようにした。
【0105】X線絞りリーフ23の左右のリーフ23
a、23bによる調整量を同じにするためには、図16
に示すように、左右のX線絞り調整量に応じた左右の調
整角γL 、γR を同じにしてやればよい。また、左右の
X線絞り調整量に応じた左右の調整角γL 、γR が同じ
になるように、回転中心をフィルムFよりも下方向にず
らせて、X線管1を回転させてやればよい。さらに、フ
ィルムF上のCPからX線焦点までの長さを一定の保つ
ために、回転中心をフィルムFよりも下方向にずらせた
分だけ、X線管1を支柱6に対して上昇移動させてやれ
ばよい。ただし、この参考例においても、回転中心をず
らせてX線管1を回転しているので、フィルムFへのX
線の入射角をθにするには、回転角度をθ’にしなけれ
ばならない。
【0106】回転角度(θ)に応じた回転時の角度θ’
と、回転中心をずらせる移動量L’(X線管1の上昇移
動の移動量も同じ)と、X線絞りリーフ23の左右の調
整量に応じた調整角γL 、γR の算出手順を以下に説明
する。
【0107】 L21=L・sinθ=L20・tanθ’ L20=L3 +L’ =Lcosθ+L’ 従って、θ’は、θとL’を変数とした関数として表す
ことができる。これを以下に示す。 θ’=f(θ,L’) ……… (7)
【0108】一方、右の調整角γR は以下のように表す
ことができる。 L21=a/2+L22 L21=L・sinθ L22=L3 ・tan(θ’−α+γR ) 従って、γR は、θ’とθを変数とした関数として表す
ことができる。これを以下に示す。 γR =g1 (θ’,θ) ……… (8)
【0109】また、左の調整角γL は以下のように表す
ことができる。 L23=L21+a/2 L23=L3 ・tan(θ’+α−γL ) 従って、γL は、θ’とθを変数とした関数として表す
ことができる。これを以下に示す。 γL =g2 (θ’,θ) ……… (9)
【0110】ここで、γR とγL を同じにするのである
から、(8)、(9)式から g1 (θ’,θ)=g2 (θ’,θ) となり、θ’は、θを変数とした関数として表すことが
できる。これを以下に示す。 θ’=g(θ) ……… (10)
【0111】(7)、(10)式とから、 f(θ,L’)=g(θ) となり、θが決まれば、L’が決まる。
【0112】また、上記により求めたL’と(決められ
た)θを(7)式に代入することにより、θ’が求めら
れる。さらに、θとθ’とが決まれば、それらを(8)
式(または(9)式)に代入することにより、γR (γ
L )を求めることができる。
【0113】回転数特定部17では、回転角度(θ)に
応じた角度(θ’)を上述のようにして算出し、それに
応じたモータ14の回転数を特定する。また、移動量特
定部63では、回転角度(θ)に応じた移動量L’を上
述のように特定する。さらに、X線絞り調整量特定部3
1では、回転角度(θ)に応じたX線絞りリーフ23の
調整量を上述のように特定する。なお、各特定部17、
63、31に、回転角度(θ)に応じたモータ14の回
転数、移動量L’、X線絞りリーフ23の調整量をテー
ブルとして記憶しておいてもよい。
【0114】回転モータ駆動制御部18では、回転数特
定部17から与えられる回転数で、モータ14を駆動す
る。また、移動制御部64では、移動量特定部63から
与えられる移動量L’で、モータ62を駆動する。さら
に、X線管移動制御部74でも、移動量特定部63から
与えられる移動量L’で、モータ72を駆動する。そし
て、X線絞り制御部32では、X線絞り調整量特定部3
1から与えられるX線絞りリーフ23の調整量でモータ
23fを駆動する。
【0115】これにより、X線撮影に不要なX線を被検
体Mに照射しないようにすることができる。また、X線
絞り機構として、第1参考例、第1実施例装置に比べて
その構成が簡単にすることができるという効果も得られ
る。さらに、斜入角撮影時、常にX線焦点とフィルムF
との距離を一定に保つことができる。
【0116】なお、X線透視時においても上記X線撮影
と同様に、左右のX線絞り調整量に応じた左右の調整角
が同じになるように回転中心をずらせるとともに、X線
焦点とフィルムFとの距離を一定に保ち、X線絞りリー
フ23の左右のリーフ23a、23bを左右同期させて
X線絞りを調整するように制御することにより、X線透
視に不要なX線を被検体Mに照射しないようにすること
ができる。このときの回転中心をずらせる移動量L’や
回転時の角度θ’、X線絞りリーフ23の調整量は、回
転角度(θ)が決まれば一義的に求められる。
【0117】なお、上述の各実施例および各参考例で
は、フィルム面にX線管1の回動中心がある装置につい
て説明したが、その他の位置に回動中心がある装置にも
同様に適用することができる。
【0118】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、回転角度に応じて、フィルム面の有効視野
内(X線撮影時)、または、X線透視手段のX線検出面
の有効視野内(X線透視時)に略入射させるのに必要な
X線絞りの調整量で照射X線を絞るように構成したの
で、斜入角撮影や斜入角透視においても、フィルム面の
有効視野内またはX線透視手段のX線検出面の有効視野
内に入射しないX線はX線絞り手段でほとんど、また
は、全て絞られ、X線撮影に不要なX線が被検体に照射
されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1参考例に係るX線診断装置の概
略構成を示す図である。
【図2】第1参考例装置のX線絞り機構の構成を示す図
である。
【図3】X線絞り機構の変形例の構成を示す図である。
【図4】第1参考例装置による斜入角撮影時の動作を説
明するための図である。
【図5】X線絞り機構の調整量を求める手順を説明する
ための図である。
【図6】第1参考例装置による斜入角透視時の動作を説
明するための図である。
【図7】第1実施例装置のX線絞り機構の構成を示す図
である。
【図8】第1実施例装置の要部構成を示す図である。
【図9】第1実施例装置による斜入角撮影時の動作を説
明するための図である。
【図10】第2実施例装置のX線絞り機構の構成を示す
図である。
【図11】第2実施例装置による斜入角撮影時の動作を
説明するための図である。
【図12】第2参考例装置の構成を示す図である。
【図13】第2参考例装置による斜入角撮影時の動作を
説明するための図である。
【図14】第2参考例の変形例による斜入角撮影時の動
作を説明するための図である。
【図15】第3参考例装置の構成を示す図である。
【図16】第3参考例装置による斜入角撮影時の動作を
説明するための図である。
【図17】従来例に係るX線診断装置の構成を示す図で
ある。
【図18】従来例の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 … X線管 2 … 速写撮影装置 3 … I.I装置 4 … 天板 5 … テレビカメラ 16 … 設定装置 20 … X線絞り機構 21d、22d、23f … X線絞りリーフ調整用の
モータ 31 … X線絞り調整量特定手段 32 … X線絞り制御部 M … 被検体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体が仰臥される天板と、X線管と、
    前記天板上に仰臥された被検体を透過した透過X線をフ
    ィルムに撮影するX線撮影手段または/および前記透過
    X線を検出しX線透視像を得るX線透視手段とを備え、
    かつ、前記X線管を前記被検体の体軸に直交する軸に平
    行な所定の軸(回動中心軸)周りに回動自在に構成し
    て、前記天板上に仰臥された被検体および、前記X線撮
    影手段のフィルム面または/および前記X線透視手段の
    X線検出面に対して斜入方向からX線を照射可能に構成
    されたX線診断装置において、前記X線管から照射され
    るX線を絞るX線絞り手段と、前記X線絞り手段による
    X線の絞り量を調整するX線絞り調整手段と、前記X線
    管の回動時の回転角度情報を取り込む角度情報取込み手
    段と、前記角度情報取込み手段で取り込まれた回転角度
    情報に基づき、前記X線管から照射されるX線を、前記
    フィルム面の有効視野内または前記X線透視手段のX線
    検出面の有効視野内に略入射させるのに必要な前記X線
    絞りの調整量を求めるX線絞り調整量特定手段と、前記
    X線絞り調整量特定手段で求められた調整量に基づき、
    前記X線絞り調整手段を駆動制御するX線絞り制御手段
    とを備え、かつ、前記X線撮影手段または/および前記
    X線透視手段を前記被検体の体軸と平行な方向に水平移
    動自在に構成し、X線を斜入方向から照射して撮影する
    際に、前記X線撮影手段または/および前記X線透視手
    段の有効視野の一端部が、照射されるX線の一端部に一
    致するように、前記X線撮影手段または/および前記X
    線透視手段を水平移動させ、さらに、前記X線撮影手段
    または/および前記X線透視手段の有効視野の他端部に
    おいて、前記有効視野に入射しないX線を前記X線絞り
    手段で絞るように調整することを特徴とするX線診断装
    置。
  2. 【請求項2】 被検体が仰臥される天板と、X線管と、
    前記天板上に仰臥された被検体を透過した透過X線をフ
    ィルムに撮影するX線撮影手段または/および前記透過
    X線を検出しX線透視像を得るX線透視手段とを備え、
    かつ、前記X線管を前記被検体の体軸に直交する軸に平
    行な所定の軸(回動中心軸)周りに回動自在に構成し
    て、前記天板上に仰臥された被検体および、前記X線撮
    影手段のフィルム面または/および前記X線透視手段の
    X線検出面に対して斜入方向からX線を照射可能に構成
    されたX線診断装置において、前記X線管から照射され
    るX線を絞るX線絞り手段と、前記X線絞り手段による
    X線の絞り量を調整するX線絞り調整手段と、前記X線
    管の回動時の回転角度情報を取り込む角度情報取込み手
    段と、前記角度情報取込み手段で取り込まれた回転角度
    情報に基づき、前記X線管から照射されるX線を、前記
    フィルム面の有効視野内または前記X線透視手段のX線
    検出面の有効視野内に略入射させるのに必要な前記X線
    絞りの調整量を求めるX線絞り調整量特定手段と、前記
    X線絞り調整量特定手段で求められた調整量に基づき、
    前記X線絞り調整手段を駆動制御するX線絞り制御手段
    とを備え、かつ、前記X線撮影手段または/および前記
    X線透視手段を前記被検体の体軸と平行な方向に水平移
    動自在に構成し、X線を斜入方向から照射して撮影する
    際に、前記X線絞り手段によるX線絞り量が両端部で同
    じ調整量になるように、前記X線撮影手段または/およ
    び前記X線透視手段を水平移動させ、さらに、前記X線
    撮影手段または/および前記X線透視手段の有効視野の
    両端側でそれぞれ入射しないX線を、前記X線絞り手段
    の両端部のX線絞り量をそれぞれ同じ量だけ同期させて
    調整することにより絞ることを特徴とするX線診断装
    置。
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