JPH061695Y2 - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JPH061695Y2
JPH061695Y2 JP2541888U JP2541888U JPH061695Y2 JP H061695 Y2 JPH061695 Y2 JP H061695Y2 JP 2541888 U JP2541888 U JP 2541888U JP 2541888 U JP2541888 U JP 2541888U JP H061695 Y2 JPH061695 Y2 JP H061695Y2
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ray tube
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ray
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fluoroscopic
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宏之 竹内
治 関口
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、X線透視撮影装置を用いてリーダ撮影を簡
単に行うことができるようにしたX線撮影装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般に、X線透視撮影装置は、被検者にX線を照射し
て、消化管等の透視及び撮影を合理的に行うための装置
であり、現在ではX線テレビジョン方式が用いられてい
る。
このX線透視撮影装置の一般的構造としては、X線を放
射するX線管装置と、このX線管装置に対向して設けら
れた天板(寝台部)と、この天板の下方に設けられたフ
ィルム撮影部,撮像管,テレビカメラ等からなる受像系
部とから構成されており、前記天板上に被検者を載置
し、天板の上下,左右の移動によって被検者の所望の部
位にX線を照射し、前記フィルム撮影部によって撮影を
行ったり、また別に設けられたCRT上に透視像を表示
するようになっている。
また、同様にX線を用いた医療用の撮影装置として、胸
部撮影を行うためのリーダ撮影装置があり、このリーダ
装置も前記同様にX線管装置,リーダ撮影台等を有し、
主に被検者を立体状態にしてX線撮影を行うものであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記のように、X線透視撮影及びリーダ撮影には、どち
らもX線管装置を必要とするので、透視撮影装置のX線
管装置を、リーダ撮影のX線管装置として用いることが
よく行われる。
この際、周知のように、X線管の焦点は所定の大きさを
有しているため、焦点−受像面が近い程、撮影像に幾何
学的ぼけが生じる。そのため消化管等の透視撮影を行う
場合に比べ、より詳細な撮影像が必要となる胸部撮影を
行う場合ではX線管と被検者間のスパン、つまり焦点−
受像面間距離(SID)を大きくすることが望ましい。
そこで、従来の装置において透視撮影装置のX線管装置
を用いて胸部撮影を行う場合は、透視撮影台とX線管の
スパンよりも広いスパンとなるような位置にリーダ撮影
台を別個に設置し、前記透視撮影台のX線管を回転させ
てリーダ撮影台と対向させ、胸部撮影を行うようにして
いる。
このように、従来のX線透視撮影装置を用いてリーダ撮
影を行う場合、撮影の度にリーダ撮影台とX線管とのス
パンを所定の距離に設定し、またX線管の照射中心とリ
ーダ撮影台の受光面の中心とを合わせるという作業が必
要になってくる。さらに、前記スパンを広げると、被検
者の位置ではX線の照射面積は広くなるので、無用のX
線被曝を避ける等のために、これを絞る必要が生じる。
このX線照射面積の制限は、前記X線管装置に装着され
た絞り装置(コリメータ)によって行われるが、前記ス
パンの変更等に伴ってこのコリメータの照射野をリーダ
撮影台の受光面に絞らなければならない等の作業も必要
になり、これらの作業が非常に面倒であるという問題が
あった。
この考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、X線透
視撮影装置を用いてリーダ撮影を行う場合の作業の煩雑
さを解消することのできるX線撮影装置を得ることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るX線撮影装置は、照射中心が回転可能に
構成されたX線管,X線絞り装置,及び透視撮影台を有
するものにおいて、前記透視撮影台に、受光中心が前記
X線管が所定角度回転したときの照射中心と一致するよ
う、かつ前記X線管とのスパンが透視撮影台のそれより
広くなるよう装着されたリーダ撮影装置と、前記X線管
の回転状態を検出する回転検出手段と、この回転検出結
果により前記X線絞り装置の照射野を透視撮影用又はリ
ーダ撮影用に自動的に設定するための絞り制御手段とを
設けたものである。
〔作用〕
この考案においては、X線透視撮影台にリーダ撮影装置
を取りつけているから、常にX線管とリーダ撮影部との
距離が一定になり、またX線管の照射中心とリーダ撮影
装置の受光中心とを各撮影毎に一致させるための作業が
不要となる。さらに、コリメータの照射野を、自動的に
透視撮影系とリーダ撮影系とで切り換えて適切なものに
設定でき、照射野設定の作業も不要となる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。第1図
は本考案の一実施例によるX線撮影装置の概略構成図で
ある。図において、1はX線管装置であり、陰極及び陽
極がガラス管内に収納されたX線管,その支持機構等か
ら構成されている。そしてこのX線管装置1は図示しな
い保持装置に、首振り機構を介して回転可能に装着され
ている。このX線管装置1には、絞り装置(コリメー
タ)2が装着されており、該コリメータ2には電動で作
動させることのできる羽根(リーフ)21が設けられ、
これを移動させてX線の照射面積が選定できるようにな
っている。
また、前記X線管装置1に対向する側には、所定のスパ
ンを有して撮影台としての天板3が設けられ、この天板
3は被検者を載置して上下,左右に移動可能となってい
る。天板3の下方には、透視撮影台4が配設され、この
透視撮影台4には、フィルム等の他に、X線TV装置と
して、撮像管,光学系等の装置が設けられている。そし
て、前記透視撮影台4の側方には、リーダ撮影台及び受
像系からなるリーダ撮影装置5が折りたたみ自在に装着
されている。このリーダ撮影装置5は、その受光中心
が、前記X線管装置1が図中の二点鎖線で示す位置で回
転したときの照射中心と一致するように、またSID
が、前記透視撮影台4のそれより大きくなるように配設
されている。
また、6は前記X線管装置1の回転状態を検出するため
の回転検出センサであり、X線管装置1に取りつけられ
たリミットスイッチ等により構成されている。7はこの
センサ6の検出結果に応じ天板3等を制御するための制
御部、8は制御部7からの信号により、即ち前記X線管
装置1の回転位置に応じてコリメータ2の絞りを制御す
るコリメータ制御部、9はX線管装置1を制御するX線
制御器である。
次に動作について説明する。各透視撮影、またリーダ撮
影そのものの動作については、従来のそれぞれの動作と
同様であるのでここでは省略し、以下その切り換え時の
動作について説明する。
透視撮影からリーダ撮影に切り換える時は、被検者を天
板3の上からリーダ撮影装置5側に移動させる。そし
て、X線管装置1を第1図の二点鎖線で示すリーダ撮影
時の位置に回転させる。この回転が、リミットスイッチ
等のセンサ6により検出され、該検出信号は制御部7に
送出される。制御部7からは、この信号に基づいてコリ
メータ制御部8に制御信号が送出され、該コリメータか
ら絞り制御信号がコリメータ2に対して送出される。こ
れにより、コリメータ2のリーフ21が移動されて照射
面積が絞られ、リーダ撮影装置1に応じた照射野に設定
される。また、制御部7からリーダ撮影に適した撮影条
件制御信号がX線制御器9に送出され、管電圧,管電流
が設定される。
即ち、第2図の模式図で示すように、透視撮影系のSI
Dに比較してリーダ撮影装置1のSIDの方が大きいの
で、同じ被検者10に対しての必要最小限のX線照射範
囲は、透視撮影系の範囲θよりも、リーダ撮影系の範
囲θの方が小さくなる。そこで、コリメータ2のリー
フ21を移動させて絞り径を透視撮影時より小さくし
て、無用のX線被曝を避けるとともに、被検者内部で発
生する散乱線を極力少なくして、画質を良好にする。
また、X線管装置1の回転と同時に、天板3がリーダ撮
影装置5の照射野にかかる場合があるので、このため制
御部7から天板3に対して退避信号が出力され、天板3
が退避させられる。このようにして、自動的に照射野の
設定,天板の退避等を行った後、リーダ撮影が行われ
る。
このような本実施例では、透視撮影台4のリーダ撮影装
置5を装着するとともに、透視撮影系からリーダ撮影系
に切り換える際、X線管装置1の回転を検出して照射野
の設定等を自動的に行うようにしたので、従来のよう
に、X線管の照射中心とリーダ撮影装置の受光中心とを
一致させたり、照射野の設定等を行う必要がなく、撮影
時の省力化を図ることができる。
また、別個にリーダ撮影台を設置する必要がなく、コン
パクトになり、全体としての設置スペースを節約するこ
とができる。さらに、リーダ撮影装置5と透視撮影台4
とは一体で移動することになるので、被検者を移動させ
ることなく透視撮影及びリーダ撮影を行うことができ、
車いすの被検者等にとっても有効な装置となる。
なお、前記実施例ではX線管装置の回転を、リミットス
イッチ等で構成したが、この回転の検出のための構成は
これに限定されるものではなく、他のセンサ、例えばX
線管装置への回転指令信号を検出する等の構成でもよ
く、前記実施例と同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、その照射中心が回転
可能に構成されたX線管,X線絞り装置,及び透視撮影
台を有するX線撮影装置において、前記透視撮影台に、
受光中心が前記X線管が所定角度回転したときの照射中
心と一致するよう、かつSIDがX線透視撮影台のそれ
より大きくなるようリーダ撮影装置を装着するととも
に、前記X線管の回転状態を検出して、この検出結果に
より前記X線絞り装置の照射野を透視撮影用又はリーダ
撮影用に自動的に設定するようにしたので、従来装置に
おけるリーダ撮影時の各種作業が不要となり、省力化が
達成できるとともに、装置全体としての設置スペースを
節約できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるX線撮影装置の概略構
成図、第2図はそのコリメータ制御を説明するための図
である。 1…X線管装置、2…コリメータ、3…天板、4…透視
撮影台、5…リーダ撮影装置、6…回転検出センサ、7
…制御部、8…コリメータ制御部、9…X線制御器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】首振り機構により、その照射中心が回転可
    能に構成されたX線管と、このX線管から放射されるX
    線の照射野を決定するためのX線絞り手段と、前記X線
    管に対向して第1の間隔を有して配設された透視撮影台
    と、前記X線管が所定角度回転したときの照射中心に受
    光中心が一致するよう、かつ該X線管との間隔が前記第
    1の間隔より広くなるよう前記透視撮影台に装着された
    リーダ撮影装置と、前記X線管の回転状態を検出する回
    転検出手段と、この回転検出手段の検出結果に応じて前
    記X線絞り手段の照射野を、透視撮影用照射野又はリー
    ダ撮影用照射野に設定するための絞り制御手段とを備え
    たことを特徴とするX線撮影装置。
JP2541888U 1988-02-26 1988-02-26 X線撮影装置 Expired - Lifetime JPH061695Y2 (ja)

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JP2541888U JPH061695Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26 X線撮影装置

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JP2541888U JPH061695Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26 X線撮影装置

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Publication Number Publication Date
JPH01130312U JPH01130312U (ja) 1989-09-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01130312U (ja) 1989-09-05

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