JPH0641242Y2 - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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Publication number
JPH0641242Y2
JPH0641242Y2 JP2590387U JP2590387U JPH0641242Y2 JP H0641242 Y2 JPH0641242 Y2 JP H0641242Y2 JP 2590387 U JP2590387 U JP 2590387U JP 2590387 U JP2590387 U JP 2590387U JP H0641242 Y2 JPH0641242 Y2 JP H0641242Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
mask
ray
ray tube
shafts
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2590387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63132952U (ja
Inventor
渉 宮本
武志 井上
竜司 谷車
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、フィルムの露光サイズを規制するマスクを
備えたX線傾斜透視撮影装置に関する。
〔従来の技術〕
近時、X線透視撮影装置を多目的に使用する観点から斜
方向撮影や断層撮影機能を備えた透視撮影台が要求され
ている。即ち、第4図に示すように、X線管を取付けた
支柱3をフィルムの一点または被検者の一点を中心とし
て平行移動したり回転揺動させ、被検者の断層各部や斜
方向からの映像情報をフィルムに撮影するものである。
このような断層撮影や斜方向撮影においてはフィルム上
に余分なX線が入射するのを遮断し、露光サイズを正確
に規制するためマスクをフィルムの上部近傍に配置して
撮影するようになっている。従来からフィルム並びにマ
スクは速写装置等の撮影装置内に収容されており、前記
マスクはフィルムに対して合致する状態で固定されてい
るのが普通である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記するように速写撮影が可能なX線透視撮影装置にお
いては、第5図に示すように、特に斜方向撮影時、マス
ク5とフィルム4Aとの間にはある程度の距離dがあるた
め有効な映像情報を持った照射X線束のマスク5透過部
分とフィルム4Aの撮影部分とが合致しなくなることがあ
る。そのため必要撮影部分Pがフィルムからはみ出した
り、互いに重合する部分Qが生じたりして分割撮影され
た写真の分割の区切りがぼやけフィルム上の有効な映像
情報領域が減少し見にくい写真となるという欠点があ
る。
〔考案の目的〕
この考案は上記する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところはX線束中心線の入射角度に
かかわらず、常に焦点、マスク中心、フィルム中心が一
直線上に来るようにX線束の入射方向に応じてマスクを
フィルムに対して相対移動させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、この考案は上記する問題点を解決するためにX線
速写撮影装置に装着したフィルムと、フィルム上方近傍
にマスクとを平行に設置し、前記フィルムと対向配設さ
れたX線管を支持する支持柱を移動及び傾斜させて斜方
向からの撮影を可能としたX線透視撮影装置において、 前記マスクの延長線上に設けた軸と、前記フィルム
面の延長線上に設けた軸と、前記X線管支持柱の動き
に一致しX線速写撮影装置に対して平行移動する軸、の
三つの軸を嵌挿するレバーであって、前記三つの軸の
いずれか一つを回転軸とすると共に他の二つの軸を摺動
可能に嵌挿する長溝をそれぞれ穿設したレバーを、X
線束中心線上に配置したことを特徴とする。
〔作用〕
X線管支持柱が回転するとレバーに嵌挿された軸の一つ
は、このX線管支持柱の回転角度と一致して回転する。
そして他の二つの軸は長溝に摺動可能に嵌挿されている
からレバーが傾斜するに従って摺動しマスクとフィルム
とは相対的に移動する。しかしこのマスクとフィルム及
びベースとのそれぞれの平面間の距離は変わらない。そ
してX線管支持柱が傾斜すればマスクの開口面も傾斜方
向に移動し、フィルムに対して傾斜方向からX線束を照
射する状態となる。従って、マスクがX線束を遮蔽した
り、或いはフィルム面にX線束が重畳して照射されるこ
とはなくなる。
〔実施例〕
以下この考案の具体的実施例について図面を参照して説
明する。
第1図はこの考案にかかるX線透視撮影装置のX線管及
びその支柱部とマスク、フィルムの駆動機構要部を示
し、(1)は側面図で(2)は正面図である。また、第
2図は第1図(1)のA部拡大図である。これらの図に
おいて、1はX線管、2は先端部に前記X線管を装着し
後述するX線管支持柱に固定された片持梁、3は前記X
線管1を片持梁2を介して保持するX線管支持柱であ
る。4は速写撮影装置であり、4Aは該速写撮影装置に装
着されたフィルムである。X線管支持柱3はX線焦点と
速写撮影装置内のフィルム4Aの中心を結ぶ線上に回転中
心を持っているが、本実施例では回転中心をフィルム面
上においている。
5はマスク、6はベースであり、このマスク5とベース
6とは速写撮影装置4に対してX線管支持柱3の傾斜方
向に相対移動可能なように取付けられる(具体的には後
述する)。
7はレールであって前記X線管支持柱3に固定される。
8は前記ベース6の端部に固定された軸であり、前記レ
ール7と摺動可能に取付けられる。また、9は前記ベー
ス6中央部近傍に固定された軸であり、該軸9と前記軸
8とは同一直線上にある。10はレバーであって、第2図
に示すように長溝10Aと長溝10Bとが穿設されている。
11は前記マスク5の延長線上に固定された軸、12はフィ
ルムの延長線上にあり速写撮影装置に対して固定された
軸である。そして前記レバー10は上端部近傍で前記軸11
に回転可能に枢着されると共に、長溝10Aには前記軸12
が、長溝10Bには前記軸9が摺動可能に嵌挿される。
而して、X線管支持柱3がフィルム延長線上にある軸12
を中心として回転し傾斜すると、ベース6はレール7上
を軸8を介して移動する。即ち、ベース6は速写撮影装
置4に対しても平行移動することになる。更にベース6
と軸9を介して接続されているレバー10は、回転軸12回
りにX線管支持柱3と常に同じ角度だけ傾斜する。故
に、フィルム4A面とマスク5との平行関係は常に維持さ
れると共にマスク5はレバー10に押されて、X線焦点、
フィルム中心、マスク中心が常に一直線上に来るように
相対移動することになる。従って、第3図に示すように
マスク5が相対的に移動すれば、マスクで規制された露
光サイズとフィルム上の露光サイズが一致するので必要
なX線束が遮蔽されたり、各部の撮影部分とが重畳する
こともなくなる。この関係は機械的に維持されるので断
層撮影時にX線管支持柱3が連続的に傾斜するような場
合でも常に成立する。
この考案の一つの具体的実施例は以上のようであるが、
この考案の技術的範囲は図示例の場合に限定されない。
例えば、ベース6とマスク5とを接続するレバー10はマ
スク5の延長線上であって該マスク内の軸11に回転可能
に枢着したが、ベース6上の軸9あるいはフィルム4Aの
延長線上の軸12に回転可能に枢着し、他の軸とは摺動可
能な長溝を穿設するようにしても良い。またベース6を
介さずマスク5の端部に軸を取付け、この軸をレール7
に嵌挿し、X線管支持柱3の傾斜により直接マスク5を
移動させても良い。また、同一直上の軸8と9は一つに
してしまっても良い。
〔考案の効果〕
以上詳述したようにこの考案は,X線管を支持する支持柱
を移動及び傾斜させて斜方向からの撮影を可能としたX
線透視撮影装置において、マスク延長線方向の軸とフィ
ルム延長線方向の軸とベース延長線方向の軸の三つの軸
を嵌挿すると共にマスクとベースとを接続するレバーで
あって、前記三つの軸のいずれか一つを前記X線管支持
柱の回転軸と一致する回転軸とし、他の二つの軸を摺動
可能とする長溝を穿設したレバーをX線束中心線上に配
置したので、斜方向撮影及び断層撮影時において有効な
X線束がマスクで遮蔽されたり分割撮影に際してはマス
クの端が重畳されたりすることがなくなり見やすい分割
写真が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるX線透視撮影装置のX線管及
びその支柱部とマスク、フィムルの駆動機構要部を示
し、(1)は側面図で(2)は正面図である。第2図は
第1図(1)のA部拡大図である。第3図はこの考案に
かかるX線透視撮影装置を傾斜させた場合のマスクとフ
ィルムとの相対移動及びX線束の照射状態を示す。第4
図はX線透視撮影装置の外観正面略図であり、第5図は
従来のX線透視撮影装置を傾斜させた場合のマスクとフ
ィルムとの相互の移動関係及びX線束の照射状態を示す
図である。 1……X線管、3……X線管支持柱 4……X線速写撮影装置、4A……フィルム 5……マスク、6……ベース 7……レール、8……レール摺動軸 9……ベース延長線上の軸、10……レバー 11……マスク延長線上の軸 12……フィルム延長線上の軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線速写撮影装置に装着したフィルムと、
    該フィルム上方近傍にマスクとを平行に設置し、前記フ
    ィルムと対向配設されたX線管を支持する支持柱を移動
    及び傾斜させて斜方向からの撮影を可能としたX線透視
    撮影装置において、 前記マスクの延長線上に設けた軸と、 前記フィルム面の延長線上に設けた軸と、 前記X線管支持柱の動きに一致し前記X線速写撮影装置
    に対して平行移動する軸、 の三つの軸を嵌挿するレバーであって、前記三つの軸の
    いずれか一つを回転軸とすると共に他の二つの軸を摺動
    可能に嵌挿する長溝をそれぞれ穿設したレバーをX線束
    中心線上に配置したことを特徴とするX線透視撮影装
    置。
JP2590387U 1987-02-24 1987-02-24 X線透視撮影装置 Expired - Lifetime JPH0641242Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2590387U JPH0641242Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 X線透視撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2590387U JPH0641242Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 X線透視撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63132952U JPS63132952U (ja) 1988-08-31
JPH0641242Y2 true JPH0641242Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=30826489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2590387U Expired - Lifetime JPH0641242Y2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 X線透視撮影装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0641242Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000585A (ja) * 2001-06-11 2003-01-07 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ctシステム及びその制御方法並びに記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003000585A (ja) * 2001-06-11 2003-01-07 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ctシステム及びその制御方法並びに記憶媒体

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JPS63132952U (ja) 1988-08-31

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