JP3445298B2 - 透視撮影装置 - Google Patents

透視撮影装置

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JP3445298B2
JP3445298B2 JP03786093A JP3786093A JP3445298B2 JP 3445298 B2 JP3445298 B2 JP 3445298B2 JP 03786093 A JP03786093 A JP 03786093A JP 3786093 A JP3786093 A JP 3786093A JP 3445298 B2 JP3445298 B2 JP 3445298B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、天板上の被検者に対し
X線等の放射線を曝射して透視撮影を行える透視撮影装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の透視撮影装置として、例
えば図21に概略構成で示すように、X線を曝射する管
球101が天板102上の被検者Pに対し斜め方向から
X線を曝射し得るように管球101を斜入させる管球斜
入機構103を持つスポット撮影装置104と、このス
ポット撮影装置104を天板102を支える寝台105
の長手方向に移動させるスポット長手動機構106とを
有するものがある。 【0003】従来、このような透視撮影装置において、
管球斜入機構103とスポット長手動機構106とは各
々独立した機能と考えられていた。そのため、管球斜入
機構103による管球101の斜入動作(図22参照)
と、スポット長手動機構106によるスポット撮影装置
104の天板(寝台)長手方向への移動(図23参照)
とは、各々単独の操作スイッチのスイッチ操作に応じて
別々に行われていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
スポット斜入機構の回転中心は、スポット撮影装置の受
像面(フィルム面)と一致させている。このため、図2
4に示す関係で管球101の斜入角θが大きくなるにつ
れて注目部位がイメージインテンシファイア(I.
I.)107の中心から外れていき、これにともないモ
ニタ中心から注目部位が外れていくことになる。 【0005】また、フィルムチェンジャと組合せた撮影
の場合、図25,26に示すように天板102の下に台
車109に載せたフィルムチェンジャ108を配置する
ため、撮影部位及びフィルムチェンジャの位置決めを光
照射野で行うことになり、その作業はたいへん面倒であ
った。 【0006】更に、被検者について断層撮影を行う場
合、断層撮影用の機構が別に必要であった。 【0007】本発明は、上記した事情に着目してなされ
たものであり、その第1の目的とするところは、管球の
斜入状態を変化させてもX線ビーム中心と注目部位との
一致状態が常に自動的に得られる透視撮影装置を提供す
ることである。第2の目的とするところは、フィルムチ
ェンジャを用いて透視,撮影を行う際、撮影中心とフィ
ルム中心との一致状態が常に自動的に得られる透視撮影
寝台を提供することにある。第3の目的とするところ
は、特別な断層撮影機構を設けることなく被検者を断層
撮影することができる透視撮影装置を提供することにあ
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、放射線を曝射する放射線源をその焦点を
中心に回転させる線源回転機構、天板上の被検者に対し
て斜め方向から放射線を曝射し得るように前記放射線源
を斜入させる線源斜入機構、及び前記被検者を透過した
放射線を検出する放射線検出部とを有する撮影部と、前
記撮影部を前記天板の長手方向に移動させる撮影部長手
動機構と、フィルムチェンジャを前記撮影部における前
記放射線検出部の前記天板の長手方向の側面に折り畳み
可能に支持するセット機構と、前記セット機構を駆動す
る駆動手段とを備え、前記フィルムチェンジャ撮影が必
要な場合、前記駆動手段により前記セット機構を駆動さ
せて前記放射線検出部及び前記フィルムチェンジャが前
記天板の長手方向に沿った状態にして前記放射線検出部
による透視により撮影位置を決め、次に決められた前記
撮影位置にフィルムチェンジャの撮影中心が一致するよ
うに、前記線源回転機構、前記線源斜入機構、前記撮影
部長手動機構、前記支持機構のうちの少なくともいずれ
かを制御することを特徴とするものである。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【作用】前記撮影部にフィルムチェンジャを移動配置可
能に支持する支持機構を備えると共に、フィルムチェン
ジャ撮影が必要な場合、放射線検出部による透視位置と
フィルムチェンジャによる撮影位置とが一致するよう
に、線源回転機構、線源斜入機構、撮影部長手動機構、
支持機構のうちの少なくともいずれかを制御するので、
透視にて撮影部位を確認後、フィルムチェンジャの撮影
中心をその確認位置に自動的に一致させることができ
る。 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【実施例】図1は、本発明が適用された第1実施例の透
視撮影装置の全体正面図、図2はその透視撮影装置の側
面図である。 【0018】この第1実施例の透視撮影装置は、大別す
るとスポット撮影装置1と寝台2とからなる。スポット
撮影装置1は、X線を曝射する管球3が天板4上の被検
者(ここでは不図示)に対し斜め方向からX線を曝射し
得るように管球3を斜入させる管球斜入機構5を備えて
いる。この管球斜入機構5は、回転中心をスポット撮影
装置1の受像面(フィルム面)のX点として回転自由な
構造の支柱6と、この支柱6内に内蔵されるモータ7,
ベルト8,減速機9からなる駆動手段と、この駆動手段
の動力で支柱6をX点中心に回転動作させるために、減
速機9の出力軸に設けた歯車11及びこの歯車11に噛
合わせる歯型部材12を備えている。従って、モータ7
を駆動することにより管球3を支柱6ごと傾ける管球斜
入を行えるものである。 【0019】一方、寝台2は、天板4を支える構造のも
のであって、天板4の長手方向(寝台2の長手方向)に
スポット撮影装置1を移動させるためにスポット長手動
機構13を備えている。このスポット長手機構13は、
ガイドレール14によりスポット撮影装置1を天板(寝
台)の長手方向に移動可能に保持し、この状態でモータ
15を駆動することによりベルト16を介して減速機1
7にその駆動を伝えるようにし、また減速機17の出力
軸に設けたスプロケット18によりチェーン19を介し
てスポット撮影装置1に結合している。従って、このス
ポット長手動機構8によりスポット撮影装置1を天板4
の長手方向に移動できる。なお、図1,図2中、20は
I.I.である。 【0020】更に、スポット撮影装置1に設けた管球斜
入機構5と、寝台2に設けたスポット長手動機構8とを
以下述べるように連動させるものとしている。 【0021】スポット斜入機構5により天板4上の被検
者に対し管球3を斜入させるスポット斜入を行うと、従
来の如くスポット斜入機構とスポット長手動機構との連
動がない場合、図3の如く、スポット斜入がフィルム2
0aと一致した点Xを回転中心として行われるため、被
検者Pの注目部位とI.I.20の中心は、X線ビーム
中心と一致しなくなる。既知の技術では、X線ビーム中
心にI.I.20の中心が一致するように、図4の如く
I.I.20を2点鎖線の位置まで移動させていた。と
ころが、ここのままではX線ビーム中心と注目部位は一
致できず、例えばフィルムからlの距離にある部位はl
×tanθだけズレることになる。 【0022】そこで本実施例にあっては、管球斜入動と
同時に、スポット上下動によりスポット撮影装置1を天
板4の長手方向に管球3の斜入角に対応させて移動させ
るものである。即ち、図5のようにスポット斜入動と同
時にl×tanθだけ被検者Pの足側に管球3及びI.
I.20を移動させるスポット上下動(スポット長手動
機構8によるスポット撮影装置1の天板4の長手方向へ
の移動)を行うものである。 【0023】本実施例の一例では、図5に示す関係が得
られるように管球斜入機構5とスポット長手動機構6と
を連動させるため、図6に示すように制御系を構築し
た。即ち、図6において、21は管球斜入機構5の制御
部、22はスポット長手動機構13の制御部であり、こ
れらの制御部21,22をシステム全体の制御中枢とな
るホストCPU23からの指令で関連を持たせて制御動
作させるとともに、ホストCPU23では、操作パネル
24の操作内容を受付けて制御部21,22に対する指
令を出すことができる。この場合、操作者により操作パ
ネル24上で天板から注目部位までの距離hについての
入力がなされると、ホストCPU23は管球3の斜入角
θと距離hとの関係から距離lとl×tanθとを演算
で求め、制御部21に対し管球3の斜入角をθとすべき
旨の制御指令を出すと同時に、制御部22に対してl×
tanθの関係が得られるようにスポット撮影装置1を
天板の長手方向へ移動すべき旨の制御指令を出す。こう
して被検者Pのいかなる部位も管球斜入によりモニタ中
心から外れないように斜入操作することができる。以上
説明したように、上記第1実施例の透視撮影装置によれ
ば、管球斜入機構による放射線源の斜入角に対応してス
ポット長手動機構によるスポット撮影装置の移動量が変
化するように管球斜入機構とスポット長手動機構とを連
動させるので、管球の斜入角が変化して放射線曝射の中
心と、被検者の注目部位がずれても、これらが補正され
るようにスポット撮影装置が移動される。従って、管球
の斜入状態が変化されても放射線ビーム中心と注目部位
との一致状態が常に自動的に得られることになる。 【0024】図7は、本発明が適用された第2実施例の
透視撮影装置の側面図である。 【0025】この第2実施例の透視撮影装置は、上記の
第1実施例について説明した図1及び図2の各部の他
に、図7に示す如く寝台2に天板4を天板の長手方向に
移動させるための天板長手動機構31を備えている。こ
の天板長手動機構31は、モータ32からベルト33を
介して減速機34に駆動を伝えることにより、天板の長
手方向に天板4を移動させるものである。即ち、減速機
34の出力軸には歯車35とスプロケット36とが付い
ており、歯車35が歯車37に噛合されているので、天
板4の左右に配設された天板レール38内にあるスプロ
ケット39を同期させて駆動させることにより、歯車3
7と同一軸のスプロケット37aからチェーン40を介
して天板レール38内のスプロケット39に駆動を伝
え、スプロケット39にて回動されるチェーンにより天
板4をその長手方向に移動させることができるものであ
る。 【0026】このように寝台2に天板長手動機構31を
設けておくことにより、上記の第1実施例で動作させて
いたスポット長手動機構の代りに天板長手動機構31を
図1、図2で説明した管球斜入機構5と連動させる。即
ち、図8のように、管球斜入動と同時に、天板4をその
長手方向へ管球3の斜入角に対応させて移動させるもの
である。この場合、管球斜入動と同時にl×tanθだ
け天板4がその長手方向に移動するため、図5に示した
第1実施例の関係と等価となる。以上説明したように、
上記第2実施例の透視撮影装置によれば、管球斜入機構
による管球の斜入角に対応して天板長手動機構による天
板の移動量が変化するように管球斜入機構と天板長手動
機構と連動させているので、管球の斜入角が変化して曝
射するX線ビームの中心と、被検者の注目部位がずれて
も、これらが補正されるように天板が移動される。従っ
て、第1実施例と同様に、管球の斜入状態が変化しても
X線ビームの中心と注目部位との一致状態が常に自動的
に得られることになる。 【0027】図9は、本発明が適用された第3実施例の
透視撮影装置の概略を示す全体正面図である。 【0028】この第3実施例の透視撮影装置は、上記第
1実施例について説明した図1及び図2の各部を基本的
に備えている。更に、スポット撮影装置1における天板
4の長手方向の一方の側面に血管造影撮影用のフィルム
チェンジャ41を搭載してこのフィルムチェンジャ41
と管球撮影装置1とに幾何学的な関連性を持たせるとと
もに、スポット長手動機構13と、管球斜入機構5と、
図10及び図11に示すような管球回転機構42との連
動により、天板4上の被検者(ここでは不図示)に対す
るI.I.20による透視位置とフィルムチェンジャ4
1による撮影位置とを一致させる。なお、図10及び図
11に図示される管球回転機構42において、モータ4
3の駆動力はベルト44を介して減速機45に入り、歯
車付きの出力軸46に伝達される。この出力軸46の歯
車は、管球焦点と中心を同じくする歯車47と噛ってい
る。よって、モータ43を駆動することにより、管球3
の焦点を中心に管球3を回転させることができる。 【0029】図12,図13,図14に本実施例の透視
撮影装置での一連の動きを示す。通常、I.I.透視と
スポット撮影においては、図12の状態にある。つま
り、フィルムチェンジャ41はパーク位置にある。次に
血管造影などフィルムチェンジャ撮影が必要な場合、図
13にようにフィルムチェンジャ41をセット位置に配
置する。この状態でI.I.20による透視により撮影
位置を決める。次に撮影モードに入ることによりスポッ
ト長手動機構13によるスポット上下動(天板4に沿う
方向への管球の移動)、管球斜入機構5による管球斜入
(管球の斜入動作)、管球回転機構42による管球回転
が連動し、図14のように先に決めた撮影位置にX線中
心をもってくることができる。 【0030】つまり、スポット長手動機構13によるス
ポット上下はXmm、斜入及び管球の各回転はθ度回転
し、I.I.による透視により決めた撮影位置にフィル
ムチェンジャ41の撮影中心を自動的に一致させること
ができる。さて、ここで、フィルムチェンジャ41のセ
ット動作の機構を説明する。図15,図16にそのセッ
ト動作機構の詳細構成図を示す。モータ48の駆動力
は、ベルト49を介して減速機50に入り、歯車付きの
出力軸51に伝達される。この出力軸51の歯車はラッ
クレール52と噛合っている。ラックール52は長手方
向へ移動自在にガイドローラ53にて保持されている。
ラックレール52の一端には回転自在にリンクプレート
54がピン結合されており、そのリングプレート54の
他端はフィルムチェンジャ支持アーム55に同様にピン
結合されている。フィルムチェンジャ支持アーム55
は、スポット撮影位置1に固定された支持アーム56に
ピン結合されている。 【0031】このような構成において、モータ48を駆
動するとラックレール52が左に移動し、それによりリ
ングプレート54がフィルムチェンジャ支持アーム55
を押し上げフィルムチェンジャ41をセット位置に配置
させる。なお、図17に示すように駆動歯車57に大歯
車58を噛合せ、大歯車58による回転動作でフィルム
チェンジャ支持アーム55を引き上げフィルムチェンジ
ャ41をセット位置に配置させるようにセット動作機構
を構築してもよい。以上説明したように、上記第3実施
例の透視撮影装置によれば、フィルムチェンジャをスポ
ット撮影装置に必要な場合にセット位置に配置させるよ
うにセット動作機構により支持させるとともに、天板上
の被検者に対する透視位置と撮影位置とが一致するよう
にスポット長手動機構、管球斜入機構、管球回転機構を
連動させているので、透視にて撮影部位を確認後、フィ
ルムチェンジャの撮影中心をその確認位置に自動的に一
致させることができる。 【0032】図18は、本発明が適用された第4実施例
の透視撮影装置の概略を示す全体正面図である。 【0033】この第4実施例の透視撮影装置は、上記第
1実施例について説明した図1及び図2の各部を基本的
に備えている。更に、スポット長手動機構13と、管球
斜入機構7と、図19に示すようにアーム6に内蔵され
た管球前後動機構61との連動により、スポット撮影装
置1におけるフィルム面と管球3とを天板4上の被検者
Pの撮影対象断面を中心に天板に沿って互いに逆方向に
平行移動させる。これによりある仮想点を中心にプラニ
ー方式の断層撮影を行う。なお、図19に示される管球
前後動機構61において、モータ62の駆動力はベルト
63を介してボールスクリュー64に伝達される。この
ボールスクリュー64は、管球保持フレーム65に固定
されたナット66と噛合っている。また、管球保持フレ
ーム65はガイドレール67により前後方向移動可能に
保持されている。よって、モータ62を駆動することに
より管球3を前後方向に(天板4上の被検者Pに対する
管球3の遠近を調整と得るように)移動させることがで
きる。 【0034】本実施例によりある仮想点を中心にプラニ
ー方式の断層撮影を行う場合の原理図を図20に示す。 【0035】図20において、位置Aを管球3とフィル
ム70とのセット位置とすると、管球3が位置A,位置
B,位置C,位置Dの順番で移動するにともない、管球
焦点と仮想点Q及びフィルム中心が常に一直線上にあれ
ば、撮影対象断面部分の放射線はフィルムに対し、幾何
学的に移動が無く、他の部分では移動が生じるようにし
て不要部分をぼかすことにより達成されるプラニー方式
の断層撮影による断層写真が得られる。この時、点Qを
含む平面が撮影対象断面となる。 【0036】例えば図20において、位置Aから位置B
へと管球3が移動する際、位置Aでの斜入角がθ0 であ
り、位置Bでは斜入角がθとなったとする。この時、X
線焦点と点Q及びフィルム中心が一直線上に並ぶために
は、スポット長手動機構によるスポット上下動(天板4
に沿う方向への管球の移動)が距離xだけ移動すればよ
い。距離xの値は数学的に求められ次式の通りとなる。 【0037】x=l1 ×(tanθ0 −tanθ) 但し、l1 :点Qからフィルム移動軌跡位置までの垂線
が示す距離 また、位置Aから位置Bへ管球3が移動する時,管球3
を天板4と平行な軌跡をとらなければならない。このた
めには、管球前後動にて管球3を距離S移動させなけれ
ばならない。この距離Sの値も数学的に求められ次式の
通りとなる。 【0038】 S=l2 ×(1/cosθ0 −1/cosθ) 但し、l2 :管球移動軌跡位置からフィルム移動軌跡
位置までの垂線が示す距離。以上により斜入角θに応じ
たスポット長手動機構によるスポット上下、管球前後動
機構による管球前後に対する必要移動距離が求められ
る。即ち、これらの関係を満すように3つの動きを制御
することにより、プラニー方式にて断層像を得る撮影を
行える。なお、撮影対象断面のスライス位置を変えるに
はxの値、即ち、l1 を変えればよい。以上説明した
ように、上記第4実施例の透視撮影装置によれば、スポ
ット撮影装置における受像部(フィルム面)と管球とが
天板上の被検者の撮影対象断面を中心に互いに逆方向に
平行移動するように、スポット長手動機構、管球斜入機
構、管球前後動機構を連動させているので、特別な断層
撮影機構を別途設けることなく、天板上の被検者に対し
てある仮想点を中心にプラニー方式の断層撮影を行うこ
とができる。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルムチェンジャと組み合わせた撮影の場合に、透視
にて撮影部位を確認後、フィルムチェンジャの撮影中心
を透視にて確認した撮影部位に自動的に一致させること
ができるため、煩わしい位置決め作業が不要となり、診
断効率を向上させることができる。 【0040】 【0041】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明が適用された第1実施例の透視撮影装置
の全体正面図である。 【図2】本発明が適用された第1実施例の透視撮影装置
の側面図である。 【図3】管球斜入と注目部位との関係を説明するために
用いた図である。 【図4】管球斜入時における従来の問題点を説明するた
めに用いた図である。 【図5】管球斜入時における本発明の第1実施例の動作
を説明するために用いた図である。 【図6】本発明の一実施例で管球斜入機構とスポット長
手動機構とを連動させる制御系の一例を示すブロック図
である。 【図7】本発明が適用された第2実施例の透視撮影装置
の側面図である。 【図8】管球斜入時における本発明の第2実施例の動作
を説明するために用いた図である。 【図9】本発明が適用された第3実施例の透視撮影装置
の概略を示す全体正面図である。 【図10】本発明の第3実施例に備わる管球回転機構の
上面図である。 【図11】本発明の第3実施例に備わる管球回転機構の
側面図である。 【図12】本発明の第3実施例での一連の動きを説明す
るために用いた図である。 【図13】本発明の第3実施例での一連の動きを説明す
るために用いた図である。 【図14】本発明の第3実施例での一連の動きを説明す
るために用いた図である。 【図15】本発明の第3実施例で備わるフィルムチェン
ジャの動作機構のパーク状態を示す機構図である。 【図16】本発明の第3実施例で備わるフィルムチェン
ジャの動作機構のセット状態を示す機構図である。 【図17】フィルムチェンジャの動作機構の変形例を示
す機構図である。 【図18】本発明が適用された第4実施例の透視撮影装
置の概略を示す全体正面図である。 【図19】本発明の第4実施例に備わる管球前後動機構
の側面図である。 【図20】本発明の第4実施例の構成でプラニー方式の
断層撮影を行う場合の原理図である。 【図21】従来の透視撮影装置の概略を示す正面図であ
る。 【図22】管球斜入動を示す図である。 【図23】スポット上下動を示す図である。 【図24】従来における管球斜入時を説明するために用
いた図である。 【図25】従来におけるフィルムチェンジャとの組合せ
例を説明するために用いた図である。 【図26】従来におけるフィルムチェンジャとの組合せ
例を説明するために用いた図である。 【符号の説明】 1 スポット撮影装置 2 寝台 3 管球 4 天板 5 管球斜入機構 6 支柱 7 モータ 8 ベルト 9 減速機 11 歯車 12 歯型部材 13 スポット長手動機構 14 ガイドレール 15 モータ 16 ベルト 17 減速機 18 スプロケット 19 チェーン 20 I.I. 21 制御部 22 制御部 23 ホストCPU 24 操作パネル 31 天板長手動機構 32 モータ 33 ベルト 34 減速機 35 歯車 36 スプロケット 37 歯車 38 天板レール 39 スプロケット 40 チェーン 41 フィルムチェンジャ 42 管球回転機構 43 モータ 44 ベルト 45 減速機 46 出力軸 47 歯車 48 モータ 49 ベルト 50 減速機 51 出力軸 52 ラックレール 53 ガイドローラ 54 リンクプレート 55 フィルムチェンジャ支持アーム 56 支持アーム 61 管球前後動機構 62 モータ 63 ベルト 64 ボールスクリュー 65 管球保持フレーム 66 ナット 67 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/00 - 6/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】放射線を曝射する放射線源をその焦点を中
    心に回転させる線源回転機構、天板上の被検者に対して
    斜め方向から放射線を曝射し得るように前記放射線源を
    斜入させる線源斜入機構、及び前記被検者を透過した放
    射線を検出する放射線検出部とを有する撮影部と、 前記撮影部を前記天板の長手方向に移動させる撮影部長
    手動機構と、フィルムチェンジャを前記撮影部における前記放射線検
    出部の前記天板の長手方向の側面に折り畳み可能に支持
    するセット機構 と、前記セット機構を駆動する駆動手段と を備え、 前記フィルムチェンジャ撮影が必要な場合、前記駆動手
    段により前記セット機構を駆動させて前記放射線検出部
    及び前記フィルムチェンジャが前記天板の長手方向に沿
    た状態にして前記放射線検出部による透視により撮影
    位置を決め、次に決められた前記撮影位置にフィルムチ
    ェンジャの撮影中心が一致するように、前記線源回転機
    構、前記線源斜入機構、前記撮影部長手動機構、前記支
    持機構のうちの少なくともいずれかを制御することを特
    徴とする透視撮影装置。
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