JP2002360553A - X線透視撮影台 - Google Patents

X線透視撮影台

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JP2002360553A
JP2002360553A JP2001176447A JP2001176447A JP2002360553A JP 2002360553 A JP2002360553 A JP 2002360553A JP 2001176447 A JP2001176447 A JP 2001176447A JP 2001176447 A JP2001176447 A JP 2001176447A JP 2002360553 A JP2002360553 A JP 2002360553A
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ray tube
photographing
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Mikihiko Kato
三紀彦 加藤
Katsuhiro Masuo
克裕 増尾
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜入透視から斜入撮影、または、断層撮影を
行っても、撮影装置上でずれを生じないX線透視撮影台
を提供する。 【解決手段】 斜入透視を行うときは、図(a)の正面
の位置SにあるX線管1が、支柱2が天板4の左側に移
動し、図(b)の斜入透視、斜入撮影の位置Pから、
I.I.3bのI.I.中心7方向に回転する。撮影を
行うときは、X線像検出部3(スポット撮影装置3a+
I.I.3b)が透視位置Fから撮影位置Rまで移動し
てから、斜入撮影が行われる。図(c)の直線断層撮影
においても同様に、X線管1が位置Pから位置Qまで移
動する間、X線像検出部3が撮影準備位置Aから撮影ス
タート位置Bまで移動し、撮影スタート位置BからX線
が放射され撮影終了位置CでX線放射が停止され、撮影
完了位置Dまで移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線透視撮影台に
係わり、特に、斜入透視、斜入撮影及び断層撮影を行う
X線透視撮影台に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、被検者のX線による透視撮影を行
う時、X線透視撮影台の天板に被検者を載せ、X線管と
天板上の被検者を挟んで対向して設けられたX線像検出
部を用いて行われる。このX線透視撮影台は、被検者を
透過したX線をX線像検出部(スポット撮影装置、イメ
ージインテンシファイア、フラットパネルディテクタ撮
像装置等)によって撮影したり、電気信号に変換し撮像
して、モニタに表示したり記憶したりするものである。
その時、被検者の関心部位(患部)が体内のどの位置
に、どれだけの大きさで存在しているかを診断するため
に、被検者に対してX線の入射方向を斜めにした斜入透
視又は斜入撮影が行われ、また、裁断面高さを変えて複
数枚の断層撮影が行われる。単純撮影によって得られた
X線撮影の画像は、撮影部位のX線方向のすべての組
織、器官が重なった状態で一枚のフィルムに示されてお
り、また、断層撮影では見ようとする面のX線像のみが
鮮明に描写され、その前後の層の像がぼかされて、裁断
面に近いX線像のみが得られる。そして、断層撮影法で
は、X線管、被検者、及びX線像検出部のうち二つを同
期して運動させることにより断層像が得られるが、通
常、被検者を固定し、X線管とX線像検出部(スポット
撮影装置等)を移動させる方法が多く用いられている。
図3に、斜入射の透視および撮影ができるX線透視撮影
台を示す。X線透視撮影台は、基台6の主支柱5に保持
部5aを設けて天板4を保持し、X線管1と、そのX線
管1を支持した支持アーム2c、支柱2と、被検者を透
過したX線を検出するX線像検出部3とを備え、X線管
1とX線像検出部3とは対向保持されており、支柱2を
電動モータにより水平移動し、X線管1の保持機構が回
転して、または、支柱2内の電動モータにより支柱2を
傾斜させ機械的な機構によって対向位置を保持し、X線
束がX線像検出部3の方向に向くようになる。そして、
X線管1が被検者に対して異なる斜入角度に回転し、天
板4の下部に設けられたX線像検出部3によって斜入透
視、または斜入撮影を行うことができる。また、被検者
を載せた天板4を長手方向に移動することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線透視撮影台
は以上のように構成されており、図4(a)に示すよう
に、正面から被検者を透視すると、スポット撮影装置3
aに撮影される中央の位置はI.I.(イメージインテ
ンシファイア)3bの中央の位置に投影されるが、X線
管1が斜めに位置すると、図4(b)に示すように、ス
ポット撮影装置3aとI.I.3bが上下に固定されて
いるため、被検者のX線透過像の中心がX線像検出部3
のI.I.中心7に投影されても、その投影像の中心は
スポット撮影装置3aの撮影装置上I.I.中心9とな
って撮影される。そのため、透視したX線像と撮影した
X線画像の中心がずれてしまうという問題がある。斜入
角動作を行うことにより撮影部位が斜入角に応じた距離
だけX線像検出部3上でずれてしまうため、目的とする
撮影部位の透視、撮影ができなくなり、再度、撮影部位
を撮影装置中心8に撮影されるように、天板4を移動さ
せ、又は、X線管1を取付けた支柱2を移動させて、位
置決めする必要が生じ、診断効率が低下するという問題
がある。上記の撮影位置のずれを機械的に補正(パララ
ックス補正)する機構が提案されており、図5にその機
構を示す。(a)は正面撮影、(b)は斜入撮影、
(c)は断層撮影の原理を示す。(b)の斜入撮影で
は、X線管1を支持している支柱2、スポット撮影装置
3a、I.I.3bが、それぞれ天板4に対して平行に
移動する機構を備え、X線管1の位置Pに対応して撮影
装置中心8及びI.I.中心7が常に一直線上になるよ
うに、各部が駆動される。また、(c)の断層撮影で
は、X線管1の位置P、撮影装置中心8、I.I.中心
7が常に一直線上になって、支点10aを中心に回転
し、断層面10の断層撮影を行うことができる。しか
し、X線管1の位置P、撮影装置中心8、I.I.中心
7が常に一直線上になるようにするためには、従来のス
ポット撮影装置3aとI.I.3bが一体に固定されて
いたX線像検出部3に、それぞれ別の駆動機構を設けな
ければならなくなり、さらにパララックス補正のため水
平移動距離の演算部を必要とし、その機構部分が複雑に
なるという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、斜めからX線を被検者に照射する斜入
透視及び斜入撮影、または、断層撮影を行っても、X線
像検出部上でずれを生じないX線透視撮影台を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のX線透視撮影台は、被検者の体軸の方向に
回転傾斜するX線管と、そのX線管を支持した支柱と、
前記X線管と天板を挟んで対向してスポット撮影装置と
イメージインテンシファイアが一体として配置されたX
線像検出部とを備え、X線管、支柱、X線像検出部がそ
れぞれ独立した駆動制御手段によって動作し、斜入透
視、斜入撮影及び断層撮影ができるX線透視撮影台にお
いて、X線の斜入射によって生じる透視像の中心位置と
撮影像の中心位置のずれを補正し一致させるために、前
記スポット撮影装置による斜入撮影及び断層撮影の前後
に前記X線像検出部を前記ずれの分だけ平行移動させて
撮影を開始及び終了するものである。
【0006】本発明のX線透視撮影台は上記のように構
成されており、X線管、支柱、X線像検出部が、それぞ
れ独立した駆動部と制御部によってそれぞれ動作し、ス
ポット撮影装置による斜入撮影及び断層撮影の前後に、
X線像検出部を斜入射によって生じる透視像の中心位置
と撮影像の中心位置のずれの分だけ平行移動させてから
撮影を開始及び終了する。そのため、斜入角動作を行っ
ても撮影したい関心部位が斜入角に応じてずれる距離だ
け、X線像検出部を移動させるので、常に関心部位をX
線像検出部のスポット撮影装置の中央に撮影することが
できる。そして、X線管を回転傾斜し、斜入角動作を行
う時に生じる被検者の撮影部位のずれを、撮影開始前に
X線像検出部をずれの分だけ移動させてから撮影を開始
し、支柱に取付けられたX線管とX線像検出部とを、天
板を挟んで反対方向に平行移動を行い、撮影終了後さら
にX線像検出部をずれの分だけ移動させて、直線軌道方
式による断層撮影を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のX線透視撮影台の一実施
例を、図1、図2を参照しながら説明する。図1は本発
明のX線透視撮影台による(a)正面透視・撮影、
(b)斜入射の透視および撮影、(c)X線管1とX線
像検出部3が平行な直線運動を行って断層撮影を行う模
式図を示す。図2は本X線透視撮影台の制御ブロック図
を示す。本X線透視撮影台は、支柱2の端部(図3に示
す支柱2の上部から手前に設けられた支持アーム2cの
端部)で回転するX線管1と、そのX線管1を支持し天
板4に平行に移動する支柱2と、被検者を透過したX線
を天板4の下部でX線管1に対応し移動して検出するX
線像検出部3と、被検者に対して異なる斜入角度にX線
管1が天板4に対して平行移動して回転し、それに対向
して、平行移動する前記X線像検出部3とによる斜入透
視又は斜入撮影を行うことができる駆動制御手段(X線
管回転駆動部1a、X線管回転制御部1b、/支柱駆動
部2a、支柱制御部2b、/X線像検出部駆動部3c、
X線像検出部制御部3d、/CPU11)と、撮影指令
を与える撮影スイッチ12と、X線管1に高電圧を供給
する高電圧発生装置14と、透視及び撮影時にX線像検
出部3からの出力信号を取込み処理してX線画像を記憶
及び表示する画像処理装置13とから構成されている。
【0008】本X線透視撮影台と従来のX線透視撮影台
と異なる点は、従来のX線透視撮影台では、斜入透視時
の状態で撮影が行われ、透視像と撮影像がずれた状態に
なっていたのに対し、本X線透視撮影台では、X線管
1、支柱2、X線像検出部3が、それぞれ独立した駆動
部(X線管回転駆動部1a、支柱駆動部2a、X線像検
出部駆動部3c)と制御部(X線管回転制御部1b、支
柱制御部2b、X線像検出部制御部3d)によってそれ
ぞれ動作し、スポット撮影装置3aによる斜入撮影及び
断層撮影の前後に、X線像検出部3を斜入射によって生
じる透視像の中心位置(I.I.中心7)と撮影像の中
心位置(撮影装置中心8)のずれ(透視位置Fと撮影位
置Rの距離)の分だけ平行移動させてから撮影を開始及
び終了して、透視像と撮影像のずれが生じないようにし
ている点にある。
【0009】正面撮影は、図1(a)に示すように、X
線像検出部3の真上に支柱2に保持されたX線管1が位
置Sに位置し、I.I.3bの中心とスポット撮影装置
3aの中心が一致しているので、透視像と撮影像のずれ
を生じない。斜入撮影は、図1(b)に示すように、支
柱2が図の左側に移動してX線管1がP位置で、I.
I.3bのI.I.中心7の方向に回転して向き、透視
像は被検者の関心部位を中央に位置して診断できるが、
このままの状態で斜入撮影を行うと、透視像の中心位置
(I.I.中心7)と撮影像の中心位置(撮影装置中心
8)のずれ(透視位置Fと撮影位置Rの距離)の分だ
け、撮影像がずれることになる。本X線透視撮影台は撮
影スイッチ12を押すと、X線像検出部3が透視位置F
から撮影位置Rに移動しその位置で撮影が行われ、撮影
終了後、X線像検出部3は元の透視位置Fに戻る。この
動作をすることによって被検者の関心部位をスポット撮
影装置3aの中心に撮影することができる。そして、透
視像と撮影像のずれを無くすることができる。断層撮影
は、図1(c)に示すように、断層面10を撮影する場
合、支点10aを中心にX線管1が位置Pから位置Qま
で天板4に平行に移動し、それと同期対向してX線像検
出部3が撮影準備位置Aから撮影完了位置Dまで移動す
る。断層撮影をするときには、切換スイッチ(図示せ
ず)の断層撮影を選択し、撮影スイッチ12を押すと、
X線像検出部3が撮影準備位置Aから移動をはじめ、撮
影スタート位置BでX線照射が始まり、撮影終了位置C
でX線照射が停止され、撮影完了位置DでX線像検出部
3は停止する。これにより透視像(I.I.3bで得ら
れるX線像)で得られるデジタル断層画像とスポット撮
影装置3aで得られる断層画像が同一の断層面10を捕
らえることができる。
【0010】斜入透視撮影のための駆動制御手段は、図
2に示すように、X線管1自体を回転させるX線管回転
駆動部1aとそのX線管回転制御部1bと、支柱2を天
板4に平行に移動させる支柱駆動部2aとその支柱制御
部2bと、X線像検出部3を天板4の下部でX線管1の
動きに対応させて移動させるX線像検出部駆動部3cと
そのX線像検出部制御部3dと、X線管1、支柱2、X
線像検出部3の独立した駆動制御手段に指令を出して制
御するCPU11と、撮影スイッチ12と高電圧発生装
置14と、得られた信号から画像処理してX線透過像を
表示する画像処理装置13とから構成されている。そし
て、X線管1、支柱2、X線像検出部3は各々独立した
駆動部(1a、2a、3c)と制御部(1b、2b、3
d)の駆動制御手段によって制御される。
【0011】本X線透視撮影台は、従来のX線透視撮影
台のように支柱2の傾斜動はできないが、図3に示すよ
うに、基台6に主支柱5を立て保持部5aに、天板4
と、アーム先端にX線管1を取付けた支柱2と、天板4
の下方に設けられたX線像検出部3とが保持されてい
る。そして、支柱2が、天板4の長手方向に電動モータ
による支柱駆動部2aにより移動し、それに応じてX線
管1が、支柱2の支持アーム2cの先端に設けられた電
動モータによるX線管回転駆動部1aにより被検者の撮
影部位方向に向くように駆動される。また、X線像検出
部3は上部のX線管1の移動に応じて対応する位置に電
動モータによるX線像検出部駆動部3cによって駆動さ
れる。この状態で斜入透視または撮影が行われる。ま
た、X線管1とX線像検出部3が互いに反対方向に連続
して平行移動することで断層撮影を行うことができる。
【0012】次に、本X線透視撮影台の駆動される各部
の動作について説明する。撮影の手法として、被検者の
頭部方向から斜入透視又は撮影を行う場合は、制御装置
(図示せず)に設けられた斜入透視撮影のレバーを頭部
方向に倒す。CPU11は支柱制御部2bから支柱駆動
部2aに信号を送り、支柱2を、図1(b)に示す左側
の位置Pにまで移動させる。同時に、CPU11はX線
管回転制御部1bからX線回転駆動部1aに信号を送
り、X線管1自体が左回りに回転して、そのX線放射口
がX線像検出部3のI.I.3bのI.I.中心7に向
けられる。そして、透視スイッチ(図示せず)を押す
と、高電圧発生装置14からX線管1に高電圧が印加さ
れX線が被検者に照射され、関心領域がI.I.中心7
に投影されてX線透過像を見ることができる。そして、
この関心部位を撮影するときは、撮影スイッチ12を押
すと、CPU11がX線像検出部制御部3dからX線像
検出部駆動部3cに信号を送り、X線像検出部駆動部3
cがX線像検出部3を透視位置Fから撮影位置Rまで移
動させる。撮影位置Rに移動したことをCPU11が確
認すると、CPU11は、高電圧発生装置14からX線
管1に高電圧が印加され、あらかじめ設定された撮影条
件によって、撮影位置Rで斜入撮影が行われる。そして
撮影が完了すると、X線像検出部駆動部3cはX線像検
出部3を元の透視位置Fにまで移動させ、撮影完了とな
る。
【0013】直線断層撮影を行う場合は、天板4から上
方にセットされた断層面10を、支点10aを中心にし
て、X線管1とX線像検出部3が、天板4に平行に移動
して撮影される。その断層面10は、支点10aを含む
天板4に平行な面となる。そして、裁断撮影する断層面
10の設定は、制御装置の操作卓上で設定することがで
きる。そして、断層撮影のときは、まず、操作卓上(図
示せず)に設けられた断層面10の設定を行い、断層撮
影の撮影準備状態に設定する。CPU11は支柱制御部
2bから支柱駆動部2aに信号を送り、支柱2を、図1
(c)に示す左側の位置Pにまで移動させる。同時に、
CPU11はX線管回転制御部1bからX線回転駆動部
1aに信号を送り、X線管1自体が左回りに回転して、
そのX線放射口がX線像検出部3のI.I.3bのI.
I.中心7に向けられ、同時に、CPU11はX線像検
出部制御部3dからX線像検出部駆動部3cに信号を送
り、支点10aを中心にした撮影準備位置AにX線像検
出部3を移動させて位置する。そして、撮影スイッチ1
2を押すと、CPU11は各制御部1b、2b、3dか
ら各駆動部1a、2a、3cに信号を送り、支点10a
を中心にして各部(X線管1、支柱2、X線像検出部
3)が対向して天板4に平行に移動する。そして、X線
像検出部3が撮影スタート位置Bに移動したときに、C
PU11の指令によって、高電圧発生装置14からX線
管1に高電圧が印加され、X線管1から予め設定された
断層撮影条件でX線が放射され、支点10aを中心にし
て各部(X線管1、支柱2、X線像検出部3)が対向し
て天板4に対して、さらに平行移動する。そして、X線
像検出部3が撮影終了位置Cに位置したとき、CPU1
1は高電圧発生装置14からの高電圧を遮断してX線管
1からのX線発生を停止させ、撮影完了位置DにまでX
線像検出部3を移動させ、断層撮影を完了する。
【0014】上記の実施例では、X線像検出部3とし
て、スポット撮影装置3aとI.I.3bで構成される
もので説明したが、I.I.3bは、被検者の透過X線
を受けて、X線画像を形成するイメージインテンシファ
イアであるが、これを半導体フラットパネルの撮像装置
に置き換えて構成しても良い。半導体フラットパネルの
撮像装置として、通常X線を光に変換するX線変換膜
と、その直下に行列状に配置されたフォトダイオードア
レイと、各フォトダイオードアレイに接続されたスイッ
チング素子によって構成され、X線照射後、各スイッチ
ング素子を順次ONすることで、各画素に蓄積された信
号電荷を読み出して、X線画像を形成するタイプのもの
と、放射線に感応し入射線量に対応した電荷信号を直接
出力する変換膜からなる放射線センサーアレイを有し、
その直下に行列状に配置された電極にスイッチング素子
が接続され、照射時に各スイッチング素子を順次ONす
ることで、各画素に蓄積された信号電荷を読み出し、X
線画像を形成するタイプの2種類のものがある。何れの
タイプでもデータ記憶装置を内蔵してOFFラインで画
像構成されるものや、X線像検出部3からONラインで
信号を送るものがある。この半導体フラットパネルを用
いると、イメージインテンシファイアのような空間を占
有することがないので、X線透視撮影台がコンパクトに
なる。
【0015】
【発明の効果】本発明のX線透視撮影台は、上記のよう
に構成されており、X線管、支柱、X線像検出部が、そ
れぞれ独立して動作し、X線像検出部としてスポット撮
影装置の下にイメージインテンシファイアが取付けられ
上下に位置しているが、斜入透視から斜入撮影、断層撮
影を行う前後に、X線像検出部を斜入射によって生じる
透視像の中心位置と撮影像の中心位置のずれの分だけ平
行移動させてから撮影を開始及び終了しているので、常
に関心部位をX線像検出部のスポット撮影装置の中央に
撮影することができる。そのため診断効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のX線透視撮影台の一実施例を示す図
である。
【図2】 本発明のX線透視撮影台の制御系統を示す図
である。
【図3】 X線管とX線像検出部が天板に対して平行移
動するX線透視撮影台を示す図である。
【図4】 従来のX線透視撮影台の透視状態と撮影状態
の中心ずれを説明するための図である。
【図5】 従来のX線透視撮影台の斜入撮影及び断層撮
影における原理を説明するための図である。
【符号の説明】
1…X線管 2、2d…支柱 2a…支柱駆動部 2b…支柱制御部 2c…支持アーム 3…X線像検出部 3a…スポット撮影装置 3b…I.I. 3c…X線像検出部駆動部 3d…X線像検出部制御部 4…天板 5…主支柱 5a…保持部 6…基台 7…I.I.中心 8…撮影装置中心 9…撮影装置上I.I.中心 10…断層面 10a…支点 11…CPU 12…撮影スイッチ 13…画像処理装置 14…高電圧発生装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H013 AA23 AA30 4C093 AA11 EA02 EB02 EB12 EB13 EC23 EC24 EC33

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検者の体軸の方向に回転傾斜するX線管
    と、そのX線管を支持した支柱と、前記X線管と天板を
    挟んで対向してスポット撮影装置とイメージインテンシ
    ファイアが一体として配置されたX線像検出部とを備
    え、X線管、支柱、X線像検出部がそれぞれ独立した駆
    動制御手段によって動作し、斜入透視、斜入撮影及び断
    層撮影ができるX線透視撮影台において、X線の斜入射
    によって生じる透視像の中心位置と撮影像の中心位置の
    ずれを補正し一致させるために、前記スポット撮影装置
    による斜入撮影及び断層撮影の前後に前記X線像検出部
    を前記ずれの分だけ平行移動させて撮影を開始及び終了
    することを特徴とするX線透視撮影台。
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